2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
今年最後のブログのテーマは「子吹き烏羽玉」。子吹き烏羽玉といっても烏羽玉の中にそういう種があるわけではなく、多くの烏羽玉の実生苗の中から特に子を多く吹く性質を持っている苗をそのように呼んでいます。とはいっても、多少は子を多く吹く性質の系統があるようですが…。で、これまで1000本以上の烏羽玉を実生してきましたが、それらの中からピックアップして育てている「子吹き烏羽玉」たちの画像です。1000本以上...
2013年春に実生したストロンボカクタス属の「菊水」。一人前の大きさに育っています。前半の二本は「白花」、後半の二本は「赤花」の菊水です。実生当時はこのサボテンの実生の独特の要領が分からず、苦労しました。種子や幼苗が微小で、普通の他のサボテンのように扱うとすぐに消えてゆきます。結局のところ、「播種してから三年間植え替えず、播種する用土はそれを前提に構成する。」ということに落ち着きました。具体的な播...
うちの温室に30年以上君臨しているエリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」です。群生の直径は60cmに近い。一時期群生の大きさ拡大を抑制するため、出てきた子株を次々に掻き落としました。その結果大玉ばかりの群生が出来上がり、その姿が何となく不自然であったため、3年前に子株の掻き落としを止めました。その結果、大玉の間に小さな子株がうじゃうじゃと発生してきました。これはこれでまたかなり不自然な姿です。...
リト・コノ以外のメセンもあります、ということで今日の主役はフェネストラリア。2021年秋に実生した「ファイアアース」です。三年間でかなりの大株になりました。晩秋の今オレンジ色の大輪になる蕾を上げています。かなり丈夫なメセンだと思いますが、他のリト・コノとは年間の成長リズムが違うようで、同じように管理していると(そのようにせざるをえないのですが…)いつの間にか消えてゆく株があります。天辺に窓がある望...
2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生したアズテキウム属「ヒントニー」です。実生難物の上成長が極めて遅く、11年後の今小さな二本の苗が生き残っています。大きな方の苗でも球体直径は4cm前後です。しかしさすがに実生して11年も経過した苗たち。数年前から開花が始まっています。濃いピンク色の予想外に美しい花です。開花の時期に合わせて稜線上に茶色の太い刺を生やし始めています。二本しかないのでなかな...
昨年秋から今年の春にかけて袖ケ浦の台に多くの苗を接ぎました。年末になりましたのでその総括です。11月に接ぎ降し、温室内で発根管理中の苗たち。:主に(白刺)黒王丸、ギガンティア、菊水(綴化)、銀冠玉(錦)、天平丸、竜角牡丹、フラビスピナなどなど。ルートン(発根促進剤)、ベンレート(殺菌剤)のお世話になっています。穂の成長が今一で台に載ったまま年越しする苗たち。通風型栽培室に置いているものたち。黒王丸、...
2013年春に実生した「青磁花牡丹」。多くの苗の中から異形の苗二本が現れました。そのまま今日まで大事に育てています。疣が異常に短く、その疣の稜線上に綿毛が連なるのが特徴です。草姿全体としては通常の花牡丹よりかなり扁平です。その扁平で短い疣の姿から私は「ダルマ」と名付けています。このダルマさんたち、今年の秋はしっかりと開花しておりましたので交配しておきました。来春には多くの種が得られると思います。実...
2013年春に実生したフェロカクタス属の「日の出丸」。今年は三本ある苗のうち二本に蕾が上がってきました。通常の年ならばこの時期には三本とも開花しているはずですが、今年はその時期がずれているようです。現在蕾を上げていない苗も球体を見る限り調子は悪くなさそうですので、そのうち蕾を上げてくると楽観しています。これらの苗は札幌カクタスクラブさんから入手した種子を実生したもので、同一ロットの近い血筋の苗が出...
6年ほど前に仙友から頂いたフェロカクタス属の「紫禁城」。長い年月を要しながら1mを超える巨大な大きさになるサボテンです。自根の苗ですが、この6年で球体の大きさは4cmから8cm程に成長しました。富士山の山頂を目指して田子の浦港を出発点として動き始めたのですが、まだ富士市内をうろうろしているような状況。私の生きている間に一合目まで到達できるでしょうか。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
袖ケ浦の台に載せた竜角牡丹の三本の苗。接ぎ降ろしてもう5年ほど経つはずです。三者三様の姿に育っています。疣の形状にそれぞれの個性が出ているようです。痩せて尖っていたり、湾曲したり、皴を寄せたりと。同じロットの実生苗を接いだはずでしたが、どうもいろいろな血が混ざっているようでした。ここ数年毎年秋になると多くの花を咲かせ、交互に交配しています。春になると大量の種子を提供してくれます。兄弟苗ではなくいろ...
2013年春に苗で入手した金冠竜x鯱頭の交配種。当時からの変化を画像で時系列に辿ってみましょう。<2013年><2018年><2024年(現在)>球体の大きさに関しては、2013年当時直径4cm(棘を含まず。)、現在8cm程であり、意外に大きくなっていません。球体形状に関してはもう少し縦長になってくるものと予想していましたが、現在まで真球形を保っています。刺色に関しても意外な状況です。若い頃は赤刺が...
今日のブログはディンテランサスの「南蛮玉」について。2020年11月にメサガーデンから入手した種子を実生した苗です。(SB2343)何と言ってもこの南蛮玉の特徴は大きくなること。現在の球体直径は7cm程度。草姿はリトープスに大変良く似ていますが、大きさはこのディンテランサスの方がかなり上です。ディンテランサスとしては他に稜耀玉、幻玉、妖玉、春桃玉などを育てていますが、大きさの点ではこの南蛮玉の右に出るもの...
今年の冬は厳しい寒波は来ないので、温室の内張は不要と高をくくっていましたが、今朝は予想外の冷え込み。久しぶりに温室内につるしておいた最高最低温度計をチェックしてみると…最高温度38℃、最低温度1℃、現在温度7℃となっています。しばらくの間この温度計をリセットしていませんでしたので、最高温度は初秋の時期のものですが最低温度はこのところの推移からから今朝のものと思われます。12月中旬にしてこの低温は少し予...
今日のブログの主役は約30年前に実生したフェロカクタス属の「真珠」です。親株は五十鈴園さん由来で、この親から採取した種子を恐る恐る実生した私の実生初体験の苗です。案ずるより産むがやすしというか、ビギナーズラックというか、とにかく何本かが育ち、そのうちの一本を現在維持しています。最近の画像を二つ並べてみました。<2019年> <2024年(現在)>ラグビーボールのような形の球体がここ数年ずん胴型に変化し...
毎年、年明けに一斉に開花するツルビニカルプス属の「精巧殿」と「バラ丸」ですが、今年は少し様子が違うようです。<精巧殿><バラ丸> いずれも実生11年生の自根苗群です。一部開花している株もあれば、蕾を抱いている株もあれば、全然それらの気配のない株もあります。今年の夏の異常気象で体内の時計(季節感)に狂いを生じているのでしょうか。春の訪れまで水遣りや植替えを控え、安全運転で行こうと思います。ご訪問くだ...
「温室の冬支度」といってもここ横浜は温暖の地。最近は大した支度はしなくなりました。3年前までは冬季温室内にプチプチシートの内張を行っていました。しかし当地の冬季最低温度はー3℃程度であり、地球温暖化の傾向も相まって、プチプチシート内張の効果に疑問が出てきました。温室内の多くの鉢を移動させる必要もあり、内張は結構大変な仕事でしたので、これをなくすことができるなら大変に助かります。その代わりの対策とし...
温室棚の敷き砂中にこぼれた種から育ったアストロフィツム属の「般若」。18年を経て大きな株に育ちました。球体の径13cm、高さ20cm程になっています。ぼれ種から出た苗の存在に気が付いたのは2009年のことでした。その頃の画像です。その姿から発芽したのは2006年頃と推定されます。(画像がピンボケで申し訳ございません。)さらにこの苗の親の記録をたどると、40年ほど前に入手したものであることが分かりま...
本日のブログの主役はフェロカクタス属の「黄刺金冠竜」です。40年ほど前、名古屋に出張した際ついでに犬山方面に出向き、五十鈴園さんに立ち寄りました。温室内に立ち並ぶ金冠竜の中からこの一本を選びました。当時から球体高さが15cmほどありましたので自宅まで送っていただきました。龍神木の台に載っており、当時は球体下に龍神木らしき姿が見えていましたが、現在は完璧に木質化して龍神木の名残はありません。では、画像...
9年前我が家にやってきたフェロカクタス属の「ピロサス」です。「赤鳳」の変種とされています。急激に気温が下がってきたこの時期、苗全体が赤みを増してきました。二本の苗を維持しています。通風型栽培室に入れてから3年ようやく当初の狙いが実現してきたようです。この1年、球体はそれほど大きくなりませんでしたがその分刺が目立つようになり、また新刺の赤い色が鮮やかに変化してきました。球体はこれまでになく赤く染まっ...
今日の主役はツルビニカルプス属最大種の「アロンソイ」です。サボテン栽培を久しぶりに再開した2013年。栽培ブランクの間に新たに見つかったサボテンで、とりあえず種子を入手して実生しました。その時の苗が自根で3本残っています。******二本の苗は疣がらせん状に配列されていて、見た目が心地よいです。特に中断にある苗は球体が扁平に育ち、大変に落ち着いた面持ちを保っています。球体の大きさは直径5cm程度で、ツル...
いつもご覧くださりありがとうございます。小旅行のため、このブログを3日間休載させていただきます。12月12日(木)から再開させていただきますので、よろしくお願いいたします。リトープス「紫福来玉」にほんブログ村 にほんブログ村...
40年ほど前に五十鈴園さんから通販で入手したツルビニカルプスの「昇竜丸」。30年近く生き延び、2020年6月の時点では5頭立ての群生株になっていました。昇竜丸の群生は割と珍しく、自慢の株でしたが好事魔多し。上の画像が群生株の”遺影”になってしまいました。主頭に腐りが入り、子株たちをばらして挿し木し何株が発根して生き残りました。そのうちの二株の今日の姿です。ようやく一本の株として充実してきました。この...
2021年3月に実生したコノフィツムのフィシフォルメ。4年後の今年10本以上の苗が育っていますが、この秋大半の苗が開花しました。咲き始めはピンク色をした筆のような見かけですが、開ききると白色の大きな花になります。花の中心部を拡大しました。雌蕊や雄蕊の存在が定かでない見かけ。しかし数日すると…花粉があふれ出ています。雌蕊の存在は定かではありませんが、まあこんなもんなんでしょうね。とりあえず交配作業を...
このところ関東地方では晴れの日が続いています。液肥を満たしたプラ舟中で肥育していた接ぎ木苗たちもそろそろ接ぎ降しの適期と思っていたところでしたので、接ぎ降しを決行しました。接ぎ降し候補の苗たちの一部です。黒王丸、菊水、太平丸など。台の部分を3~4cmほどつけて、カットしました。切断面にはベンレートを塗布してそのまま乾燥させました。名前や接ぎ木時期を記載したラベルを間違いないよう添付。台木(袖ケ浦)は...
2013年春に実生したアリオカルプス属の「白花姫牡丹」です。このサボテンは直径が3~4cmぐらいが成長の限界の様です。初開花は実生6年目ごろでした。今年も元気に開花しています。「白花」の名がありますが現実は画像のように白地にピンク色が射した花です。業界ではこの程度のピンク色の昆入は許して「白花姫牡丹」を呼んでいるようです。昨年から交配して次世代の養成を図っています。今年の春に採取して実生した幼苗を袖台に...
今年の7月に播種したユーベルマニア属の「ペクチニフェラ錦」。なかなか思ったようには大きくなってくれません。空き家の二階窓際に置いて晩秋の陽を浴びています。コメントは特にありません。面白い画像の数々をご覧ください。様々な色の苗がありますが、どれが斑入りの苗に化けてゆくのでしょうか。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブ...
アストロフィツム属の「恩塚ランポー玉」を実生すると、割と頻繁にまんまる坊主の苗が出現してきます。例えばこんな具合。二本の「坊主苗」が見えます。(三行3・4列目)この坊主苗たち、意外と頑固で自根で育てていると何年経っても小さな坊主苗のままです。そこで物は試しと、この坊主を袖ケ浦の台の接いで無理やり成長させてみました。途中経過は省略して、三年後の今日接ぎ降しのためカットしたのでその画像をご覧に入れます...
11年前に「赤花三角牡丹」として入手した種子を実生した苗が二本残っています。一本は「赤花」、他の一本は「白花」でした。実生して開花するまでは両者とも細く断面が長円形の疣形状や、灰緑色の疣の特徴が一般的な三角牡丹とは異なり、さすがは赤花三角牡丹と悦に入っていました。しかし花が咲いてみると御覧の通り小さな方の苗は「赤花」、大きな方は「白花」と明暗、いや紅白が分かれました。草姿が酷似していることから、親...
今日は長いこと付き合っている「新天地」について。もう記憶も定かではない領域ですが、およそ40年ほど前に千葉県茂原市の道端でマグニフィカスや般若とともに購入した苗です。当時はデジカメなどはなく画像は残っていませんが球体直径は10cm程であったと思います。その後デジカメを入手、最初の画像はそれから20年ほど後の2002年のものでした。サイズは15cm程でしょうか。きれいに育っています。次は2013年。少し日当たりが強...
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2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
うちの温室内に数十年居付いているエリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」今年も開花しています。花弁から雄蕊雌蕊まで全身黄色の美しい花です。この大群生株、群生の直径が80cmを超えるほどの大きさのため、もう10年以上植替えできずにいます。棚上の敷き砂上に置いているのですが、鉢底から四方に伸びた根が敷き砂中に張り巡らされています。しかし、10年以上放置しているため敷き砂もカチカチの状態です。例年に...
何やら物騒な名前のフェロカクタス属「火剣峰」。2018年に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいた種子を実生したものです。3年前から通風型栽培室で管理していますが、この一年ほどで良い刺が出てきました。球体の感じや刺の色彩など「黄刺金冠竜」によく似たところがありますが、本種は刺が長く、その刺の反り(ねじれ)も強いようです。現在球体は高さ10cm、径6cm程度ですがこの先どれだけ大きくなってゆくのか、興...
昨年秋に交配したアリオカルプス属の「亀甲牡丹錦」に種鞘が上がってきました。現在はっきりと見えている種鞘は2~3個ですが、例年の様子からするとあと4~5個の種鞘が上がってきそう。種子は200粒ほど採れそうです。採れた種子の半分ほどは自家で実生しています。発芽率はよろしいのですが、うまく斑の乗った苗は育ちが悪く、袖台に実生接ぎして育てているのが現状です。この種鞘から採れた種子由来の幼苗を利用する秋の実生...
2013年春に一斉に播種したエキノカクタス属の太平丸類。成長は遅いですが、12年後の今それぞれの特徴らしきものが見えてきました。<雷帝> 刺の色が黒っぽいです。<花王丸> 白っぽくて太い刺‥<小平丸> その名の通り?棘が太平丸より貧しい。<太平丸> 代表種。騒がしい刺<翠平丸> 花王丸に似ているように見えます。夫々を見比べても球体は皆同じに見えます。やはり棘に特徴が出てくるようです。しかし花王丸と...
ギムノカリキウム属の「闘鷲玉」が今年も開花しました。2014年春の実生で12年生の自根苗です。昨年は6月に開花していましたが、今年の開花は少し早いようです。ギムノカリキウム族のサボテンは、本来あまり陽光が強い場所は好まないとされています。しかし、本種はその見どころが刺ということもあり強刺を発達させるため、陽光が降りそそぐ通風型栽培室に置いています。球体の色や刺の出方を見る限り、現在の住まいが気に入...
ウイギンシア属の「地久丸」が親子そろって開花しました。<親株> 2013年に実生した12年生の自根苗です。球体下部には茶膜が目立ち、年季を感じさせます。<子株> 上の親株から採取した種子を4年前に実生した苗たちです。球体の緑色が新鮮で美しいです。花は相対的に黄色ですが花底と雌蕊の柱頭のみ赤です。おしゃれな色の組み合わせですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サ...
2013年春に実生したエキノケレウス属の「紫太陽」。今年も派手に開花しました。いつも”開き過ぎ”の感がある本種。特に今日は外気温が5月としては異例の30℃以上あり、温室内の温度は昼過ぎには45℃を超えていました。御覧の通り花は開き過ぎて外側に反り返っています。まあこれもいかにも「紫太陽」らしい姿ではあります。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」...
昨年秋に袖ケ浦の台に載せた黒牡丹の実生苗たち。厳寒の冬を無事過ごし、春の本格的な成長を始めました。それぞれ勝手な形態で成長を見せています。この苗は胴体(球体の下部)に台からの栄養を集中させているようです。さらに台と穂との界面付近から子を吹き始めました。この苗は台と穂との界面から吹いた多くの子たちの成長に力を注いでいるようです。胴体の膨らみはありませんが本体は成長中です。この苗はカットした穂の株を接...
今日のブログの主役はフェロカクタス属の「ジョンストニア」です。昨日の「紫禁城」と同じくこのジョンストニアも7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたものです。王冠竜の台に載っているとのことですが同じフェロカクタス属の台であるせいか、あまり台付きである違和感は感じられません。現在球体の直径は7.5cmぐらい、高さは11cm程度です。新刺はピンク色が差していますがじきにアイボリーホワイトの本来の刺色に...
7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたフェロカクタス属の「紫禁城」自根苗です。3年前から通風型栽培室に置いております。現在球体の直径は8cm程度(刺を含まず。)です。現地では数十年、数百年をかけて1mを超える巨大な球体になる本種です。まだ幼苗というより赤子の段階であるといえるかもしれません。私が体力がなくなりサボテン栽培を断念するまで、このきれいな球体を保ち次の栽培者に気持ちよく引き継げる...
2013年春に実生したツルビニカルプス属の「アロンソイ」。自根で二本の苗を維持しています。ヤフオクで入手した同一ロットの種子から実生したものですが、綿毛の発達の程度が異なりかなり違った印象の苗たちになっています。球体の直径はいずれも8cmほど。ツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなりの大柄です。大きくなるほどに球体は扁平になってきました。二本とも右巻き渦巻き型配列の疣の並びです。昨年は開花の時期...
2014年春に実生したギムノカリキウム属の「天平丸」。実生11年生の自根苗です。多くの苗が育ちましたが譲渡したり枯れたりで、残るはこの一本のみです。灰緑色の扁平な球体上に飴色の刺が映えています。現在の球体直径は8cmぐらい。10cmを超えてくると重厚さも加わって、見ごたえのあるギムノに変身すると思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に...
2018年春に実生したエキノカクタス属の「春雷」です。二本の苗を維持しています。このサボテンの見どころはその鋭い刺ですが、その刺の発達の前に球体を充実させたいため現在湿度の高い温室内に置いております。一時刺の発達を重視して湿度の低い通風型温室に置いていましたが、球体がやせて貧弱な姿になってきましたので、温室内の栽培に切り替えました。ようやく縦長の球体が真球形に近づいてきましたので、もう一年ほど温室...
昨日のブログ「再び大群開へ」でご紹介した”那須の夜明け”が予想通り今朝開花していました。よくぞここまで多くの花を一斉に咲かせてくれました。温室内が一気にパッと明るくなりました。ただ高温のこの時期、開花は半日で終了です。美人薄命、ですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援...
先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
2023年6月に袖台に逆さ接ぎした菊水。一年後、ようやく菊水らしい姿が見えてきました。そしてさらに一年後の現在の姿です。直径2cm程の球体が8個ほど重なる多頭株になっています。実生すると大変に成長が遅くイライラする菊水ですが、逆さ接ぎしてもこの通り成長はゆったりです。でも接ぎ木の際に捨ててしまうであろう”下半身”の根の部分を有効活用できることを考えれば、今後とも機会があればやってみる価値ある手法です...
実生12年生のフェロカクタス属「レコンテ玉」が成長期を迎えて、赤い強刺をバリバリと出してきました。通風、低湿度、陽光十分の通風型栽培室に入れて三年、ようやく本来の刺を出してきたようです。このフェロカクタス属の強刺サボテン、私には赤刺金冠竜や刈穂玉などと区別がつきにくいです。種子入手時の名前に頼るほかありません。画像左奥に見える斑入りの苗も同期実生のレコンテ玉です。これだけの赤い強刺を出してくれれば...
昨年6月に実生したロフォフォラ属の「烏羽玉」。ずっと空き家二階の室内窓際にて育てています。30粒ほど蒔いたはずですが、生き残っているのは10本前後。サボテンの実生としてはまあこんなものでしょう。球体の直径は1cmほど。3月ごろからムクムクと大きくなってきました。烏羽玉の種は毎年多量に採れますが、これらの苗の親は特別なものです。約40年前に中学時代の友人から譲り受けた小さな烏羽玉の苗5本。40年育て...
うちの温室ではロビビア属のサボテンは殆どありませんが、わずかに二本だけ存在するそのロビが開花しようとしています。これらのロビの正式名称は「ロビビア、アラクナカンサ v バレグランデンシス R184(Lobivia arachnacantha var.vallegandensis R184)」。11年前に小さな苗を入手しました。その頃から球体の大きさはあまり変わっていませんが、主頭の周りに多くの子を吹いてきました。もともと小型種で、このように群...
エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」が今年も開花しました。まずは開花前日の”大群開”を予感させる画像です。40年ほど前に入手した小さな群生株でしたが、年月を経てこのような大群生株になりました。各頭の頂部に複数の蕾を膨らませています。そして今日、一斉に開花しました。うれしくなってたくさんの画像を撮りました。この黄色の多くの花で温室内が一度にパッと明るくなりました。この英冠丸、年に数回このよう...
今日の主役は2013年春に実生したアリオカルプス属の「三角牡丹チキータ」です。奈良の業者さんからおまけで頂いた種子を由来とするものです。3本の苗を維持しています。「チキータ」とは小さいという意味らしいですが、なるほど同時に実生した三角牡丹の半分ほどの大きさ、直径6cm程度です。実生当初の頃は「チキータ」といっても、将来のイメージがわきませんでした。そのうち普通の三角牡丹と区別がつかないものになって...
40年ほど前に友人より譲り受けたロフォフォラ属の「ディフューザ(翠冠玉)」。寄る年なみによるものなのか、あるいは温暖化の影響か、あちこちに異常な成長を見せ始めました。<成長点の乱れ> 綴れ始めたのか、それとも二頭化/三頭化の前触れでしょうか。いずれにせよ基本形の「点」ではなくなりつつあります。<おめでた!!> 視線を球体の根ぎわに転じると、球体下部の片側が大きく膨らみ、姿勢が45°ほど傾いています。ロ...
たにさぼ実生倶楽部さんの種プレで頂いたフェロカクタス属の「カルメン玉」。2021年12月の播種ですからもうすでに2年半経過しています。発芽が揃わないこともありましたが結局10本程度が芽を出し、その後次第に消滅する苗が増えて現在は3本の苗が元気に育っています。枯れた苗や枯れかけた苗も記念に?そのまま寄せ植えにしていますが、今後生き残っていくのは右側の大きな苗三本だけと見ています。その三本を拡大してみましょう。...
ロフォフォラ属の銀冠玉や烏羽玉は普通に群生し、また斑入りの苗が出現することも珍しくありません。ですから、銀冠玉錦や烏羽玉錦の群生株があっても何ら不思議ではないわけです。ということで…。<銀冠玉錦群生><烏羽玉錦群生>いずれも実生自根株で、彼らの欲するままに育ててきました。ばらして個別の株にして育てても大したものにはなりそうもない姿です。これ等の株は「斑入り群生株」なる新ジャンル?で群生株の姿で観賞...
太平丸類の実生苗が順調に育ちつつあります。2022年の4月と9月にヤフオクでまとめて入手した種子を実生しました。クエン酸処理した種子はおよその発芽率50%。なにも処理せず実生した場合に比べ良い発芽率でした。太平丸類は種子のサイズが大きなため、いったん発芽に成功するとその後は野垂れ死にする苗は少なく、割と良い生育を見せてくれます。で、二年経過した現在の様子です。二鉢のそれぞれに寄せ植えしています。鉢の...
一昨日のブログで「再び大群開へ」で記載したロビプシの群生株二種。昨日は車の整備で横浜の温室を訪れることができませんでした。やきもきした気持ちで今朝温室の扉を開けると…。間に合いました。「壬生の夕日」の大群開です。これを見たいために群生を大きく育て、鉢増をし、用土も肥沃なものにしてきたものです。この株は今年二度目の群開です。あと何度かこんな姿を見せてくれそうです。ただ、気温の高いこの時期、温室内での...
ディスコカクタス属の「ギガンティア」。実生10年生の苗を維持しています。本種は成長すると花座を形成すると言われていますが、なかなかその気配が見えません。今年二月の画像です。花座はありませんが漆黒の強刺がバリバリと出ていて、そちらの観点からの見ごたえがありそうです。そのギガンティア、この5月になり微妙な変化が。通常ならこの時期に現れてくる新刺が見えず、代わりに綿毛が怪しげに増えてきました。これはひょっ...
5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
連休も終わり、梅雨入りまでにはまだ間があるこの時期、プシスたちが一斉に開花を開始しています。<黄花短毛丸><花盛丸><大豪丸>黄花、ピンク花、純白の花と、いずれも大きく美しい花で、花サボテン(ロビプシ)の素材にされたのも十分頷ける姿です。同じプシスでも、露天栽培で機嫌よく育つものや温室内で元気なものなど、種類により最適な環境が異なることも分かってきました。駄物といわれているプシスですが、駄物はその...
5月6日の記事(何故かそろわぬフロッコサ)で、交配したいにもかかわらず開花が揃わぬことをお伝えしたフロッコサの苗二本。蕾を付けなかったもう一本の苗にも蕾が上がってきて期待していたのですが…。本日一本だけ開花しました。本当にこいつら仲が悪い。普通同種のサボテンが温室内に隣接しておいてあれば開花が揃うものですが。花粉を冷凍保存する手もありますが、今回はそこまですることもないでしょう。秋までの間何回か開花...
昨年秋に花咲いた牡丹類。約半年過ぎて忘れた今頃に種鞘を揚げてきました。<玉牡丹><竜角牡丹><黒牡丹>鞘の部分はまだみずみずしいものもありますが、中にはすでに熟した漆黒の種子が詰まっています。綿毛の多い玉牡丹や竜角牡丹はその中にまだ多くの種鞘が埋もれています。待っていると忘れたころにニュッと現れてきます。これ等の種子、次世代の養成に使用し、余剰のものはヤフオクに出品する予定です。ご訪問くださりあり...
昨年秋に袖台に逆さ接ぎした菊水。1,3,4の各月にその後の経過を記事にしております。ちなみに4月の記事はこちら。今日は5月中旬の状態について。ようやく瘤のようなものが菊水らしくなってきました。画像ではあっち側とこっち側とを撮っていますが、それぞれに2つずつ瘤があり、合計4つの子を吹いているようです。これからは接ぎ木の威力でどんどん大きくなってゆくでしょうから、実生するよりは効率が良さそうです。ただ、...
2013年春に播種したフェロカクタス属の「日の出丸」。種子の入手先は札幌カクタスクラブさんです。現在3本の苗を維持しています。球体の直径は10~13cm前後です。二年前から温室栽培を通風型栽培室に移し、刺の発達を目指して栽培中です。日ノ出丸に特有のあの幅広な刺には少し及びませんが、傾向としては次第に”強刺”に近づいているような気がします。この日ノ出丸たち、真冬に開花します。丁度今日上の画像を撮影する直前に...
露天で台木として養成していた袖ケ浦が動き出しました。昨年播種して適度に大きく成長した幼苗の接ぎ木の好機到来です。手始めにエキノカクタス「ニコリーx雷帝」を俎上に載せました。球体直径は未だ4mm程度です。画像は載せてから4日後。この間ポリ袋を被せ室内に静置していました。どうやら一次試験はパスしているようです。ポリ袋を撤去して徐々に乾燥に慣らしてゆきます。このぐらいの幼苗の大きさになると、穂として上半身...
2月11日のブログで”肥料切れか”と心配していた実生11年生の「海王丸」。当時の姿です。球体の下半分が黄色に変色し、いかにも健康状態が悪そうな見かけでした。この直後に植え替えて用土を更新しました。そして現在の姿は…。黄色だった部分の大半が緑色に戻りました。普通に開花もしています。球体が黄変した原因が肥料切れなのか、寒さのせいだったのか確定はできませんが、とにかく結果はオーライです。夏までに未だに少し...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...