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アレオーレのブログ https://areole.blog.fc2.com/

サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。

中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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2022/01/28

  • 「陽炎」実生一年目の植え替え

    マミラリア属の「陽炎」実生1年生を植え替えました。昨年2月に播種し、秋に第一回目の植え替えを行っています。成長がよろしくこの春には鉢一杯になってきました。総勢23本ありましたが、3本は既に枯れていました。残る20本の苗を3つの鉢に分けて植え付けました。早熟なこの小さなマミラリア属のサボテンはすでに開花しているものもあります。来年の春までに直径は二倍ぐらいに育つはず。その直径3~4cmぐらいがこのサボ...

  • メロカクタスたち、この冬の耐寒性総括

    今年の冬は温室内でのプチプチシートによる内張を廃止し、昨年まで行っていた小規模な加温も停止しました。そこで気にしなければならなかったのが一般には寒さに弱いと言われているメロカクタス属のサボテンたち。特にすでに花座を形成している大人の苗たちは本来の”耐寒性が弱い”性質が表に出てくる可能性が高いとみて、要注意でした。といってもやることは限られていて、温室北側においてあるサボテンの北側をプチプチシートで覆...

  • アロンソイ大株たち

    今日のブログのテーマはツルビニカルプスの「アロンソイ」です。1994年に発見された比較的新種のサボテンで、2013年にサボテン趣味を再開した私にとって目新しいものでした。早速苗や種子を入手しました。この苗は、2013年春にヤフオクで小苗を入手したもので、推定実生13年生です。次の苗は2013年春に実生した苗で、実生10年生になります。この苗は2015年に実生したもので、実生8年生です。アロンソイはツ...

  • サボテン(メセン)と苔との共生

    実生苗を育成中は成長をよくするため用土を湿らせ気味にすることが多いです。さらに成長促進のため液肥を与えると用土表面には盛んに苔が繁茂してくることをよく経験します。下の画像は、アガベ牡丹幼苗の寄せ植え鉢表面にびっしりと生えた苔です。この苔はサボテンに取り立てて害を及ぼさないとみています。サボテン体表に張り付く気配もないし、根もサボテンの根とは異なる深さにありうまく住み分けているように見えます。一方害...

  • 金鯱の種子差し上げます。

    40年近く育てている金鯱。直径50cmを超えてきました。昨年18個の蕾が開花しました。これらが一年を経て結実してきました。一つの種鞘を開いてみました。一つの種鞘に100個近くの種子を内包しているようです。下の画像は同じ苗から3年前に採取した種を蒔いたものです。やはり充実した親苗からは良い種子、苗が採れるものです。*******************************************************************ご希望の方にこの金鯱種...

  • センペルビウムの蕾はボートのオール

    2面ほど前に砂漠仙人さんから頂いたセンペルビウムたち。もともとヨーロッパアルプスなどに自生する高山植物で、耐寒性に優れていることが知られていますが、逆に日本の蒸し暑い夏はどうかという危惧がありました。幸い昨年春に新設した通風型栽培室で良い環境が得られると判断。直射日光の当たらない日陰に置いていますが機嫌よく育っています。ちなみに用土は肥料分をほとんど入れていません。最近になり、多くの苗に蕾が上がっ...

  • アズテキウムヒントニーが開花

    今宵の主役はアズテキウム属の「ヒントニー」。うちで一番大きな苗は2013年春にメサガーデンから入手した種子を蒔いたもの。10年かかって球体の直径はやっと4cm弱になりましたが、今年の春はきれいな花を見せてくれています。同属の花籠の花はお世辞にもきれいとは言えませんが、このヒントニーの花は結構きれいに感じます。残念ながら同期のもう一本は育ちが遅く、今年も開花は見送りで交配できずです。自家産の種子を採...

  • 今年は早めにカーテン設置

    毎年連休前後に温室の東西面に遮光のためレースのカーテンを設置しています。今年は少し早めに4月中旬の今日設置しました。天面(画像上側)及び南北面(画像左右)は既にプチプチシートを張り渡しています。レースのカーテンを設置したのは画像正面側です。<第一温室西側><第一温室東側> この東側は強刺類を多く置いていますのでカーテン設置はせず、素ガラス越しの強光を入れています。<第二温室西側><第二温室東側>こ...

  • アザラシ群生株

    マミラリア属のアザラシ二株。2013年に入手した際は単頭株でしたが、その後何度か分頭し現在は3頭/4頭株になっています。マミラリア属のサボテンは普通子を吹いて群生株になってゆきますが、一部のマミラリアはこのように分頭して多頭株に変化してゆくようです。今はまさに春の開花時期。分頭した各頭に蕾を上げてきました。理想を言えばきれいな花輪を形成するように多くの蕾を出してほしいのですが、現状は画像の通りまば...

  • ツルビニ大株2種が開花

    2013年春に播種したツルビニカルプス属のサボテン2種が今年も開花しました。実生10年生になるこれらの株、自根で育っていますが、球体の高さ10cm、径4cm程度とツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなり大きく育っています。<黄棘長城丸> この株は群生株に育っていましたが2年前に子株を外し、現在単幹で育てています。今年は成長点にエネルギーが集中して多くの蕾を上げてきました。まだ5分咲き程度ですが、所...

  • 大豪丸が開花しました。

    エキノプシスの大豪丸が開花しました。実生8年生の(当然)自根株です。エキノプシス特有の純白の清楚な花です。この大豪丸、一昨年までは温室内で栽培しておりましたが、昨年春から通風型栽培室に置いています。元来丈夫な性質のサボテンなのでしょう。栽培場所の変更にもかかわらずずっと元気に成長しています。もとは接ぎ木の台として実生した苗の中から成長のよろしい苗数本を選抜して、標本球?としたものでしたが、この選択...

  • 秋と春とを間違えた、亀甲牡丹狂い咲き

    昨年夏に袖ケ浦の台に接いだ亀甲牡丹。春なのに蕾が上がってきました。そして今日、ついに開花しました。接ぎ木されたこと、及び苗の置き場所(昨秋は露天の縁側、この冬は通風型栽培室、この春は露天の縁側)などが要因となって昨年秋に咲いていたべきものが、遅ればせながらこの春に開花してきたものと思われます。この接ぎ木苗自体は秋まで肥培して穂を大きくし、その後接ぎ降ろす予定です。ご訪問くださりありがとうございます...

  • 生き延びたルエッティーが開花しました。

    袖ケ浦の台上にあった群生株に腐りが入り、一部を掻き落として挿し木し延命を図ったマミラリア属の「ルエッティー」。無事に根付いたようで、先月末には蕾が上がってきたのがはっきりと見えるようになりました。そして今日、久しぶりの開花です。これがマミラリア?と思わせるような大きく美しい花です。もちろん自根株となった現在、袖台上の群生株であった当時のド派手な大群開は望むべくもありませんが、これはこれで十分に美し...

  • 花籠実生苗、今年もつつましく開花

    実生して10年のアズテキウム属「花籠」です。随分多くの種をまいたのですが、その中でわずかに残った9本の苗を寄せ植えしています。実生10年生といっても大きな苗で直径2.5cm程度。気の遠くなるような成長の遅さです。まあ、成長が遅いといっても実生10年生。数年前からポツポツと開花するものが出始めました。今年は画像左下の苗が一番に開花しました。高級種と言われる花籠ですが、いわゆる駄物と言われるエキノプシス...

  • 群生株の整形:エスコバリア「ダシアカンサ」

    エスコバリア属の「ダシアカンサ」。6年ほど前に譲っていただいた株ですが、どんどん子を吹き群生の姿が重く感じるようになってきました。子を二段に吹いています。下部一段目の子を外して、身軽に成形しました。8つの子を外しました。子を外して成型した株を植え付けました。子が一段だけになり身軽になりましたので同じ大きさの鉢に植えました。外した8個の子株は挿し木して発根を図ります。これでこのガラス質の刺を持つ優良...

  • 精巧殿古株:子吹きのち分頭

    約35年ほど前に二和園さんで入手した精巧殿。根はキリンウチワあるいは袖が浦です。9年ほど前赤ダニにたかられ、その影響で子を二つ吹きました。そして最近気が付くと主頭が分頭しています。サボテン本来の美しさである回転対称形からはかけ離れた姿になりました。もう40年近く生きてきたサボテンですので、子を外して整形するする等の小手先の変更はこの際避けたいと思います。この株の個性としてこのまま今後どのように変化...

  • スクレロカクタス属「彩虹山」春の成長

    2014年に実生したスクレロカクタス属の「彩虹山」がしっかりとした春の成長を見せています。いわゆる難物サボテンと言われている彩虹山。実生してから根腐れし、袖ケ浦に救済接ぎし二本の苗を維持していましたが袖接ぎのままの苗は腐りました。早めに降ろした一本がこの苗で、唯一の生き残りです。根は自根です。この苗はこれまで未開花でしたが、今回の成長で蕾らしきものが見えてきました。12時と7時の位置に二つです。美しい花...

  • ジョンストニア 春の成長

    フェロカクタス属の「ジョンストニア」が春のこの時期、盛んな成長を見せています。強刺類としてはまだそれほど大きな苗ではありませんが、毎年春のこの時期に確実に球体の大きさを膨らませています。新刺は薄いピンク色を帯びていますが、やがて本来の薄黄色の刺に変化してゆきます。この美しい刺を保ちつつ巨大な球体になった時、どのような印象のサボテンになるのでしょうか。なかなか想像がつかない姿です。ご訪問くださりあり...

  • 烏羽玉錦の実生株

    5年前にヤフオクで入手した「烏羽玉錦」の種子。20粒ほどを蒔いて斑入り苗が2本出てきました。御覧の通り2苗とも群生株、というよりはむしろ「子吹き烏羽玉」ともいうべき姿に育っています。一本は子を吹いたうちのいくつかが斑入り苗になったもの、もう一本は主頭に斑が入っておりさらに吹いた子苗たちのいくつかにも斑入り苗が出てきたものです。斑の色は微妙です。黄色の斑のあるものは斑が球体上に散って今後好ましい形態...

  • 宇宙殿レイエシーが今年も開花

    2013年春に実生したエキノケレウス属「宇宙殿レイエシー」が今年も開花しました。いつ見ても目を引く花色ですね。なんとなくお釈迦様を連想させる仏教的な色彩を感じます。普段は全く目立たないサボテンですが、一年に一回だけ温室内の主役を演じてくれます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバ...

  • 火口原湖を接着剤で埋める

    懸案であった銀牡丹群生株の天辺にあった火口原湖のような大穴を埋める工事を行いました。改めて火口原湖の様子です。火口原湖の内面には殺菌剤ベンレートを厚く塗布しておりました。球体内面の乾燥によりひび割れができています。仙友さんのアドバイスで当初シリコーン系シーラントを埋め込む予定でしたが、これまで接ぎ木で使用していた木工用ボンドが手許にありこれでも行けそうだとの判断してこのボンドを使用することにしまし...

  • 銀牡丹実生苗が開花します

    実生6年生のペレキフォラ属「銀牡丹」が今年も開花寸前です。3本の苗が育っていますが、そのうち二本が開花します。これらの苗、昨年が初開花でした。苗も種子もあまり市場に出回らない銀牡丹ですが、ヤフオクに種子が出品されていた時多少価格が高いことには目をつぶり落札しました。発芽してもなかなか成長しないサボテンで、実生6年経過しても球体の直径は2~3cm程度です。ただ一定の大きさになりさえすれば結構丈夫なサボ...

  • 綿毛を吹き出してきた:大人のしるし

    10年前に実生したアズテキウム属「ヒントニー」、そしてゲオヒントニア属「メキシカーナ」が申し合わせたように成長点から綿毛を吹き上げてきました。<ヒントニー><メキシカーナ>いずれも非常に成長の遅いサボテンですが、さすがに実生して10年も経つとそれなりの大きさに。画像の鉢は一辺7cmのプレステラ鉢ですので、球体は5cm程度まで育っているようです。二株とも既に初開花しておりますが、この綿毛の吹き出しは「私...

  • 不思議な色彩:リネフィルム「ムイリー」

    にくたまやさんからのおまけで種子を頂いたハマミズナ科リネフィルム属「ムイリー」DT4938です。実生してから3年ほど経ちますが、今春蕾を上げてきました。何本かの苗の寄せ植えのように見えますが、一つの根からつながる一本の苗です。サボタニ関係では珍しいブルー系の色彩を帯びているところに注目しています。あと数日で、このブルーを帯びた蕾から白い花が咲くらしいです。楽しみにしています。ご訪問くださりありがとうござ...

  • 菊水綴化苗の着雷率

    2019年6月に播種した菊水綴化の苗たちについてです。ヤフオクで「菊水綴化」の名称の種子100粒を入手して蒔きました。元気の良い種子だったようで、勢い良く発芽しその後も元気に成長しています。現在総数53本の苗が育っています。すべての画像を掲載します。53本の苗のうち、綴れたのは12本でした。実生4年目の今年、画像でお分かりのように一部の苗で初開花が始まりました。蕾を上げてきたのは53本の苗のうち、16本です。ここで...

  • 何とかしたい「火口原湖」:銀牡丹群生株

    主頭が腐り、水圧洗浄して天辺に大きな穴が開いた銀牡丹群生株。完全に腐敗してしまった主頭を切除するため高圧水を噴射しましたら、群生の頭に大きな穴が開いてしまいました。穴の内部にベンレートを塗布して乾燥させ何とか腐敗の進行は食い止めたようです。春になり、子株たちの成長点が動き始めました。群生内部の腐敗は止まっているようです。問題はこの株に頭上潅水するとこの穴に水が溜まってしまう事です。今のところ無事に...

  • ロフォフォラ属の植え替え(4)烏羽玉群生株

    ロフォフォラ属の植え替えシリーズ、今回が最終回です。第四夜の今宵は「烏羽玉群生株」すなわち子吹き烏羽玉の植え替えです。この株は「銀冠玉錦」と称する種子を実生した苗の中から出てきたものです。幼苗の頃からどう見ても烏羽玉に見えますのでその名で育ててきました。そのうち子をどんどん吹き始めました。その後袖ケ浦の台に載せて肥育、接ぎ降し。多くの子を持つ群生株に育ってきました。さて、植え替えの様子です。鉢を持...

  • ロフォフォラ属の植え替え(3)銀冠玉大苗

    ロフォフォラ属の植え替えシリーズ第三夜の今宵は「銀冠玉大苗」の植え替えです。この苗は「白肌小疣銀冠玉」と称する種子を実生し、袖ケ浦の台に接いだ後接ぎ降ろしたものです。植替え前の姿です。球体の直径は12cm程と銀冠玉にしてはかなり大きめです。丁度開花中ですが、無視して植え替え決行しました。抜き上げたところ。子株をいくつか吹いています。根張りはまあまあでした。用土を落としました。球体下部に袖ケ浦の台がい...

  • ロフォフォラ属の植え替え(2)烏羽玉大苗古株

    ロフォフォラ属の植え替え第二回の今宵は30年ほど前に中学生時代の友人Y君から譲り受けた「烏羽玉」です。もちろん自根苗。もう毎年大きさは変わらなくなりましたが、球体直径は10cmほどに育っています。5本の苗を保持していますが、今日はそのうちの二本の植え替えの様子について。まずは植え替え前の姿です。一株は開花中、もう一株は種鞘を揚げつつ開花中です。老いてますます盛んですな。ここ数年頭上潅水を止めています...

  • ロフォフォラ属の植え替え(1)ディフューザ

    3月中旬のこの時期はサボテン植替えの最盛期です。今日から数回に分けてロフォフォラ属の植え替えの様子を記事にしてみます。第一日目の今日はディフューザ(翠冠玉)の植え替えです。この株は6年前に実生した苗をプシスに接ぎ、その後短い台付きで接ぎ降ろしたものです。植替え前の様子です。根際のグルリに丸々とした子を吹いています。鉢から抜き上げました。昨年2月に植え替えましたが既に根が鉢内に回っています。子が外れ...

  • 鶴巣丸も開花

    10年前に実生したテロカクタス属の「鶴巣丸」も開花しました。3本の苗を維持しています。下の画像の苗が一番機嫌が良いようです。次の画像の苗は開花はしておりますが、水遣りを開始しても球体が膨らんできません。根の調子が悪いようです。植え替えの際に根の状態を調べてみます。下の画像の苗は昨年根の調子を崩し、根の全体をカットして再生させたものです。どうやら根は再生したようです。これらの鶴巣丸を含め、うちの温室で...

  • 太白丸が開花

    テロカクタス属の「太白丸」がやっと開花しました。7年ほど前に譲っていただいた二本の苗を育てています。すでに開花株になっており毎年綺麗な花を見せてくれていますが、今年は蕾を見せていたものの中々開花しませんでした。2月27日の様子です。刺の間から蕾が顔を出してきました。3月11日です。蕾が膨らんできました。本日(3月16日)朝、開花が始まりました、10:30には4輪とも完全に開花しました。期待通りのピンク...

  • 王冠竜 やる気なさそうに開花

    ひと月前ほどに蕾が出てきたことを記事にしたフェロカクタス属の「王冠竜」。やっと開花しました。球体頭頂部にグルリと蕾を並べていますが、今咲いているのはわずか5輪です。なんとなくやる気のなさそうな姿ですが、これから一斉に開花してくるのを期待しましょう。ちなみにこの苗は昨年植え替えていますので、今年の植え替えの予定はありません。これからの季節十分に根を張って来春の開花も頑張ってほしいものです。ご訪問くだ...

  • 今年も月宮殿が開花しました。

    今年も「月宮殿」が開花しました。二週間前から開花までの様子を追ってみましょう。<2月27日><3月8日>そして本日開花です。赤い赤い花です。雄蕊の軸まで赤です。ちなみに昨年の開花は3月12日でした。この月宮殿に限ってはここ数年毎年開花が遅くなっています。地球温暖化とは逆方向を行く頑固なサボテンです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加...

  • 黒王丸実生苗、10年経ち…

    サボテン栽培を再開した2013年に多くの黒王丸実生を行いました。現在の黒王丸ブームが起きる前のこと、種子価格も比較的安く、気楽に実生することができました。思うように育たない苗や、期待以上に育っている苗などいろいろあります。今日はそれらの中からブログに出せるように育っている苗3本を登場させます。メサガーデンから入手したコラムナアルバ。白く扁平な球体下部に二重に子を吹いています。これは上の画像の苗の兄弟株...

  • 紫帝玉が開花する寸前まで

    2020年秋に実生した紫帝玉がようやく初開花を迎えようとしています。蕾が見え始めてからの変化を画像で追ってみましょう。<1月25日> 初めて蕾を確認した日です。内側の双葉の中にひっそりと佇んで。<2月4日> 蕾が膨らんではっきりと見えるようになってきました。<2月19日> 蕾が双葉の間から顔を出してきました。<3月3日> 花径が伸びてきました。<3月8日> 蕾がほころぶとともに二つ目の蕾が顔を出してきました...

  • 春の植え替えたけなわ

    三月も中旬に入り、サボテンやメセンの植え替え作業が多忙を極めています。三月上旬の始めのうちは接ぎ木苗など丈夫な苗から恐る恐る植替えを始めましたが、もう今は手あたり次第。今日はメセン3種25本をを植え替えた後、烏羽玉の寄せ植えを植え替えました。これらの苗は3年前原因不明の肌荒れがひどい苗をまとめて植え付けたものです。対策は不明でしたが勘で殺菌剤を一年間噴霧し続け、何とか肌荒れを修復出来ました。殺菌剤が...

  • Koheresから導入した精巧殿

    2016年にKoheresから導入した精巧殿の種子10種。精巧殿と言えば一つかと思っていたのですが、産地別に10種もあることに驚きました。それから7年経っていますが、6種が健在です。そのうちの二株が今開花しています。バランスよく紅白の開花です。もともと精巧殿は白花で、赤花(精巧殿)は他種との交配により人工的に作り出されたものかとも思っておりましたが、自然界に既に存在していたのですね。精巧殿はどちらかというと成...

  • 赤花菊水

    赤花菊水が開花しています。本来菊水の花は白か薄い黄色ですが、変種の一つとして「赤花」があるようです。まずは本来の白花の菊水に登場願います。実生10年生の自根株です。さて赤花ですが、2014年に一群の赤花菊水を実生してそのうちの何本かが生き残り、今が開花の盛りです。こちらも自根苗です。個体により花色が異なるのが気になるところです。基本的には赤花といっても一枚目や二枚目の画像のような、花の周辺が赤い個...

  • 待っていた開花、赤花精巧殿

    その開花をずっと待っていた赤花精巧殿。やっと今年の開花が始まりました。いずれも実生10年生の自根株です。毎年この一斉開花を見ると「春が来た」ことを実感します。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほんブログ村 にほんブログ...

  • 高価な種子を実生した

    私はもっぱらコストセービングの観点から苗を購入するより種子購入して実生することを好んでいます。しかしその種子でも希少種はかなり高い。ビビりながら実生して発芽してきた幼苗を育てています。<コノフィツム/ハンメリ> 2022年8月に実生。一粒当たりの種子価格¥170でした。10粒の種子のうち6つが発芽しました。成長は相当に遅いですがそれなりに生き残っています。姿はブルゲリに似てほぼ球形です。<ムイリア...

  • 生き延びてくれたルエッティー

    5年ほど前に徳島カクタスクラブのガッテンさんから頂いたマミラリア属の「ルエッティー」。当時は袖ケ浦の台に載っており、美しい花を多開して楽しませてくれました。しかし好事魔多し、調子に乗って肥培したこともあり穂の中心部から腐りが始まりました。慌ててばらして、救済接ぎや挿し木で延命を図りましたが、かろうじて挿し木苗1本が生き残りました。主頭の径は3.5cmぐらいで、子を二つ吹いてきました。自根で育てると結構...

  • アガベ「ユタエンシス」

    5年前にサボテン界の重鎮Sさんから頂いたアガベの「ユタエンシス」。随分大きくなりました。この草姿がユタエンシス本来の好ましい姿かどうかは分かりませんが、放射状に延びた多くの細い葉とその先端にある鋭い刺がシャープな印象を与えており個人的には大変気に入っています。この株の5年前はこんな姿でした。毎日見ているとその変化は定かではありませんが、こうして実際の画像を見比べると5年間でずいぶん葉の数が増えたもの...

  • 接ぎ木苗 腰水栽培再開の準備

    厳冬期は通風型栽培小屋に入れて凍結を回避していた袖接ぎの苗たち。もう厳しい寒さはないとの想定のもと、露天の縁側に出しました。プラスチックの舟の中に整列させました。しばらくこのままにして外気に慣らし、4月に入り天候が安定したらプラ舟の底にハイポネックス溶液を満たして本来の腰水栽培を再開する予定です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加し...

  • 三角牡丹 この10年の成長

    成長が遅い牡丹類の中では比較的に成長の早い三角牡丹。この10年の成長の歩みを振り返ってみました。<苗1> 30年ほど前に五十鈴園さんから通信販売で購入した苗です。-2013年4月-:実生してからすでにかなりの年数がたっていますので疣の数は多いです。しかしそれまでの手抜き栽培が祟って全体的に褐色に変色しかなり弱った感じを受けます。-2023年3月-:この10年はちゃんと管理して育てました。そのかいあってか、疣の...

  • ナザセンシス 蕾膨らむ

    マミラリア属の「ナザセンシス」が蕾を膨らませています。いずれの苗も3年前に実生した自根苗です。不思議なことに小さな苗ほど多くの蕾を付けています。暖かな今日午前中に水遣りをしました。午後から少し冷え込んできましたが明日には開花しそうです。これらの苗、実際の大きさは2~4cm程度で、老眼の私にはじっくり観察するには少ししんどいです。こうしてデジカメのマクロモードで撮影した画像をじっくりと眺めることにして...

  • 銀冠玉が一斉に開花

    暖かな一日となった今日、ロフォフォラ属の銀冠玉が一斉に開花しました。赤ダニの食害のある株や斑入りの株などいろいろですが、多くは「大疣銀冠玉」として入手した種子を実生した自根苗です。実生6年目ぐらいのものが大半です。当初幼苗の頃は”大疣”が疑わしいものが多かったですが、この一二年ようやく本領を発揮して”大疣”の名に恥じない姿に変身してきました。これらの株は昨年秋に植え替えていますので、この春は植え替え不...

  • 砂漠の宝石降臨

    春の光が次第に強くなり、コノフィツム「ブルゲリ」が赤く色づいてきました。2021年秋に実生のこの株は、旧球体をパカッと割るようにして出てきました。通常ブルゲリは旧球体は新球体上に白い薄皮として張り付いて残ります。この新球全体を見るにはその薄皮をはぐ必要があるのです。しかし、この苗は身割れするように新旧交代が行われたため、いきなり新球全体表面がきれいな形で現れました。もう一つ、同じように身割れで新旧...

  • 菊水がやっと開花しました。

    ストロンボカクタス属の「菊水」がようやく開花しました。白花は実生9年生の自根苗、赤花は実生8年生の自根苗です。今年の冬は例年行っているプチプチシートによる内張を実施しなかったためか例年より開花が遅く感じます。これらの苗は前述したように実生してから8~9年を経過しており、球体の直径も出てきてようやく親苗の域に入ってきた感じがします。昨年この白花の苗から採取した種子を採り蒔きしたところ、発芽率が大変良好...

  • 翠光冠の親子苗

    ギムノカリキウム属の「翠光冠」掻き子苗です。親苗から分離して5年ほど経ちます。球体の直径、径は5cmほど。長めの刺が密生して、翠光冠の苗としては一番の見ごろを迎えていると言えるでしょう。この先、球体の直径はあまり大きくならず、ひたすら縦方向に伸びてゆくものと見ています。その親苗の様子です。この苗は35年ほど前に径10mmほどの掻き子を譲っていただいたものです。これまで多くの子を吹いてくれましたが最近...

  • 帝冠 保護色

    最近テレビのコマーシャルを見て腹の立つことは、某メーカーの青汁の宣伝。「乳酸菌100億個」とは何ぞや。年寄りを馬鹿にするのもいい加減にしろと言いたいです。それではあんたの脳細胞の数はいつくあるの?では本題に。この画像一見すると用土の表面のように見えますが、よく見ると帝冠の幼苗がたくさん植えられているのが分かります。ざっと数えて100本ほど。帝冠は好きなサボテンで、5本ほどある親苗が開花するとせっせと...

  • 黒牡丹の種鞘膨らむ

    実生10年生の黒牡丹。ようやく冬眠を終え春の成長を開始し始めました。色々なロットの黒牡丹を実生してきましたが、この苗は疣が大きくて艶がありまた、綿毛も純白でとても良い見かけです。昨秋に交配した結果の種鞘がようやく膨らみ始めました。この種を実生して美しい黒牡丹の苗を優良な系統をたくさん育ててみたいところです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」...

  • ジョンストニア

    フェロカクタス属の「ジョンストニア」。刺ものですがいつ見ても繊細な美しさを感じます。おやおや。一部の刺先に黒カビがついていますね。これ取っても取っても良く付くんです。この程度でしたら、綿棒の先にカビキラーを付けてチョンチョンとやれば済みそう。早めの対応が肝心です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してく...

  • 千波万波にも蕾が

    ステノカクタス属(旧エキノフォースロカクタス属)の千波万波にも蕾が上がってきました。このブログに何度も登場している双頭株です。それぞれに3つずつの蕾です。今のところ期待通りに左右対称形に進行中です。二千波二万波に育ってほしいものです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援...

  • 本格的な植替えを始めました。まずは接ぎ木苗から

    二月ももう中旬を過ぎました。気になっていたサボテンたちの植え替えを始めました。まずは丈夫な接ぎ木苗たちです。袖ケ浦の台に昨年中に接いだ苗を植え替えます.<牡丹類の実生接ぎ苗><ユーベルマニア属プセウドペクチニフェラ><恩塚ランポー玉・亀甲牡丹・銀冠玉錦><大疣銀冠玉・銀冠玉錦・黒王丸・ルリ兜錦・ペクチニフェラ>植え替え時には普段目の届かない台木の裏側などをチェックすることができます。早くも新しい芽...

  • ピロサス(フェロカクタス属)

    7年ほど前に譲り受けたフェロカクタス属の「ピロサス」二株です。赤鳳の変種と言われております。譲り受けた当時の球体の直径は5cmほどでしたが、現在10cmほどまでに成長しました。この種の見どころはもちろんその美しい赤刺にあります。当変種はさらにその刺の周囲に生えるごく細い純白のひげのようなものに特徴を見て取れます。この刺周辺の美しさを極める?ため、昨年春から温室から出して通風型栽培室の上段に配置しまし...

  • 白斜子が開花して花輪完成

    マミラリア属の「白斜子」が開花しました。画像の株は10年前に実生した苗を6年前に袖ケ浦の台に載せたものです。球体の大きさは高さ7cm、径3cm程度です。赤筋の通ったピンク色基調の落ち着いた色合いの花です。蕾は球体の上部に4重に連なっていますが、現在このうちの2周り分ぐらいが開花に至っています。花がないと球体自体は精巧殿などに酷似していますが、開花するとその花の咲く位置が球体上において異なりますのではっき...

  • 帝冠の斑入りは難しい

    帝冠は好きなサボテンの一つで、斑入り苗もこれまでいろいろ挑戦してきました。下の画像の苗は10年前に「帝冠錦」として入手した種子を実生した中から一つだけ出てきた斑入り苗です。それなりに斑入り苗とわかる姿でしたが、3年前に日焼けさせたのを境に斑が見えなくなってきました。この苗を親株に種子を採り2018年に実生した苗たちです。結構多くの斑入り苗を得ることができました。現在の姿です。小さな苗のうちはうまく斑...

  • 弁慶 実生10年生

    10年前に実生したエキノカクタス属の「弁慶」。二本の苗が元気に育っています。いずれも札幌カクタスクラブさんから入手した同一ロットの種子由来の苗ですが、比べてみると個性があります。上段の画像の苗は刺が長く球体もごつごつして男性的な感じがします。弁慶の名にピッタリ。一方下段の画僧の苗は刺が短めで球体も丸みがあり女性的。こちらは”女性的な弁慶”ということでやや支離滅裂。さらに10年後にこれらの苗はどうなって...

  • 兜実生苗10年目

    2013年春に色々なタイプの兜類の種をまきました。一般にはサボテンとしては寿命が短いと言われている兜、10年経った今、これらの苗はどうなっているでしょうか。<ルリ兜錦> 袖ケ浦の台に載っています。これまで多くの種を提供してくれました。2年前に成長点がおかしくなり、最近そこから子を吹きました。昨年はまともな花を咲かさず、親株としての役目は終了したものと思っています。<スーパー兜> アロータイプ7稜の球体です...

  • 寒さに打たれたメロ達が種鞘をあげている

    このところの寒さに当たり弱っているだろうと思われるメロカクタス属のサボテンたちが一斉に種鞘を揚げてきました。<バイエンシス><層雲><ロンギスピナ> 単純に春が来たのでいつものルーティンに従い種鞘を揚げてきたのか、それとも想定外の寒さに会って身の危険を感じ慌てて子孫を残すべく種鞘を揚げてきたのか。サボテンのみぞ知る!まあ、球体を観察すると少し白っぽくなっていますが致命的な寒さではなかったような気が...

  • 王冠竜 蕾がグルリと

    フェロカクタス属の「王冠竜」。毎年この時期に蕾を上げてきます。今年はようやく各稜に一つずつの蕾が付きました。これで王冠竜としては一人前です。今後少しずつ蕾を増やして、二重、三重の花輪を形成するようになります。この株は掻き子を挿し木したものですが、その親株の20年前の開花時の姿です。見事な三重の花輪を見せてくれました。同じく上の画像の親株についていた当該王冠竜の姿です。二つのうちのどちらかです。これ...

  • メセン類に今年初めての本格的水遣り、その結果…

    暖かな日が続くと予想された2/10(金)に、今年初めてメセン類に本格的な水遣りを施しました。本格的水遣りとは鉢底から水が流れ落ちる程度です。その結果、一部の苗が身割れを起こしました。<タンクアナ ヒルマリー(明玉)> もともと軽度の身割れをしていましたが、今回本格的に割れました。割れたのは旧葉のほう。これから委縮してゆく方です。新葉でなくてよかったと思っています。<ディンテランサス バンジリー(稜耀玉...

  • 岩牡丹錦

    龍神木の台に接いだ岩牡丹錦株です。温室内では一見パッと咲いた花のように見えます。入手したころにはまだ緑色の部分があったのですが、いつの間にか全斑苗になり果てました。まだわずかに成長点付近は緑色の部分がありますが、接ぎ降ろすことは無理に近いと考えています。花が咲けば交配して斑入りのDNAを含む種を取りたいと考えていますが、これまでのところその気配はありません。今のところ先々に関しては八方ふさがりですが...

  • 瑞鳳玉が縦長になってきた

    アストロフィツム属の「瑞鳳玉」実生10年生です。3本生き残っているうちの二本です。毎年多くの花を咲かせ、交配していませんが種を宿します。自家受粉するのか、それとも風媒、虫媒?このサボテンは真球形か扁平の球体が似合うと思うのですが、残念ながら実生10年生ともなるとやや縦長になってきました。次世代の養成は必須です。幸い気まぐれに実生してきたいくつかのロットの苗が育ちつつあります。これだけあればなんとかな...

  • 月宮殿 またまた登場

    カギ刺が嫌いなの、といつも言っているマミラリア属の「月宮殿」がまた登場です。蕾を上げてきたのです。白い刺の奥に二つの蕾が見えてきました。開花まではまだまだ日にちがかかりそうです。相変わらずカギ刺は嫌なので、接写ではなく「AUTO」モードで望遠で撮っています。それでも白刺のはるか奥の方にピンク色の蕾が二つ確認できます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ラン...

  • 白珠丸群生株、そろそろ植え替え

    凡そ30年前に入手したマミラリア属の「白珠丸」です。入手当時の画像は残っていませんが、約20年前(2002年1月)の画像が残っていました。入手時から数株からなる群生株でしたがこの頃には10頭を超える群生に成長しています。せっせと子吹きを続けた結果、21年後の現在こんな姿になりました。何頭あるか数える気もしませんが、現在も子吹きを続けています。主頭、子株、孫株あたりまでは何とか確認できそうですが、その先はもう...

  • 難物サボテンの行く末は…

    2014年春に札幌カクタスクラブの今は亡きメジャーさんから送っていただいた「彩虹山」の種子。正式な名称は「Sclerocactus Parviflorus SB178 n w  San Ysidro NM」らしいです。早速蒔き発芽しましたが、難物サボテンは手におえず、半年ほどで根際から腐れが始まりました。急いで袖ケ浦に救済接ぎし、何とか維持に成功しました。二本の生き残りのうち、しっかりと台につながったものは勢い良く成長し開花もしましたが、メタボ...

  • プレイオスピロスたち

    ここ4年ほどメセン類の実生を始めておりますが、「帝玉」に代表されるプレイオスピロスの苗が集まってきました。<帝玉> プレイオスピロスの代表選手です。2022年所に実生しましたのでまだ開花はしていません。石ころの様な植物ですね。<紫帝玉> 帝玉の色違い変種です。ご本家よりやや気難しく育てにくい面があります。2021年実生したもののうち一本だけ生き残りました。日照を好みますが、盛夏はさすがに遮光が必要です。最...

  • 遅ればせながら菊水にも蕾が

    今年は温室の内張をさぼって、温室内の最低気温は限りなく屋外の最低気温に近いものになっています。しかし基本的にサボテンたちは寒さに強い植物であることを再確認しました。メロカクタスの一部を除いて今のところ凍害の発生は見られません。しかし、さすがに春に開花すべきサボテン類の蕾の上りは遅れています。毎年春先に開花を見せてくれるストロンボカクタス属の「菊水」。ようやく蕾が上がってきました。いずれも実生10年生...

  • ペンタカンサ 老々介護の親子株

    35年ほど前に二和園さんで入手したギムノカリキウム属の「ペンタカンサ(聖王丸)」です。35年も育てているといろいろなことがありました。6~7本の子株を吹きましたがそのうちの二本が残っています。そのうち親株子株とも縦長になり、整形のため胴切りしました。それからも年数がたち現在またやや縦長の球体です。<元祖・親株> 7稜の球体です。<子株二株> 6稜の球体です。若々しさはありませんが、永年生きてきた風格の...

  • 千波万波に春が来た

    この冬はとても寒い日が続きますが、それでもサボテンたちはわずかな日照時間の変化からそこまで来ている春の訪れを感じているようです。ステノカクタス属の「千波万波」です。実生9年生の苗。数年前成長点がおかしくなり始め、綴れが始まったのかと期待しましたが結局画像の通りの双頭化でした。この二週間の間に急に成長点から純白の新棘と綿毛が噴き出てきました。今日、気が付くとその中央に小さな蕾が顔を出しています。春は...

  • 種鞘が膨らんできたリトープスたち

    結実しているリトープスの種鞘が膨らんできました。<コレオルム(Coleorum)> SuccSeed 由来の種子を2018年1月に実生したものです。リトープスにしては成長の遅い種類です。昨年2つに分頭し初開花しました。特に交配しませんでしたが結実しました。自家受粉だといいのですが…。<日輪玉系(Aucampiae `Kuruman Form`)> こちらはKakteen Piltz 由来の種子を2018年2月に播種したもの。5年経った今も分頭していませんが、リトープ...

  • 精巧丸と精巧殿のゲジゲジを比べてみた

    中々大きく育たないペレキフォラ属の「精巧丸」。接写で写してみました。二本の苗がありますがいずれも球体の直径は1cm、高さ2.5cm程度です。注目したのはゲジゲジ(の様な組織)の重なり方です。先に出た(古い方の)ゲジゲジが新しいゲジゲジの上にかぶさっています。この関係は成長開始の成長点の部分から球体下側方向にかけて一定です。では、同じようなゲジゲジが現れる精巧殿ではどのようになっているでしょうか。次の画...

  • アマチュアの強み

    昨年建てた通風型栽培室の今朝の風景です。棚上段を太陽を背に撮影しています。朝9時半頃、加えて今は冬季ですので日差しはかなり斜め。夏季には期待できないような球体の側部に十分な陽光が当たっています。次は上の画像とは反対側から撮影したもの。当たり前ですが、上の画像で陽が当たっている部位と反対側は影。しかし午後になるとこちら側に陽が当たるようになります。画像右下は、下段の棚が写っています。次の画像は下段の...

  • ヘキラン坊主

    二泊で修善寺温泉に行ってきました。中日に久しぶりに伊豆サボテン公園へ行こうと計画していましたが、峠越えの道がチェーン規制。ノーマルタイヤを履いている我車では通行かなわず断念しました。それでも気になっていた御殿場周辺の積雪はごくわずかで、無事東名高速の往復し先ほど帰宅しました。今日のブログのテーマは「ヘキラン坊主」です。最初の画像にある6本の苗はすべて同時に実生したものです。上側にある三本の苗は三稜...

  • 旅行のため数日ブログをお休みします。

    王冠竜に蕾が見えてきました。春はすぐそこです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほんブログ村 にほんブログ村...

  • モニラリア ピシフォルミスが開花しました

    モニラリア ピシフォルミス(Monilaria pisiformis SH512 15km W.Grootgrafaafwater )が開花しました。それほど派手ではありませんが薄い黄色の清楚な花が、花の少ないこの時期の温室を彩っています。モニラリアは植物体全体の表面を小さな透明のガラスのような球で覆われていますが、花径の部分はこの透明の玉が巨大化してまるで水滴を吹き出しているように見えます。モニラリアは冬型メセン。この冬は良く成長してくれました。...

  • 厳寒の朝二日目、メセンは無事か

    二日続けて異常な寒波を受けた今朝、メセン類を置いている通風型栽培室内を確認しました。果たしてリトープスやコノフィツム類は無事だったでしょうか。温室内に置いてある最高最低温度計のデータから通風型栽培室の最低気温は二日とも-5℃以下であったものと推定されます。結論を言えばごく一部を除いでメセン類は無事でした。基本的にリトープス、コノフィツム、ディンテランサスは寒さに強そうです。凍害を受けた苗<怪奇玉>...

  • 厳寒の一夜が明けて

    10年に一度の寒波襲来と言われた昨夜が明けて、そそくさと温室の状況確認のため横浜へ向かいました。川崎から横浜市郊外の地まで自家用車が示す車外の気温は0℃から1℃。天気は快晴で陽光がさんさんと降りそそいではいますが、空気が肌をピリピリと射すような低温です。水遣りに使用している天水桶の表面は2cm以上の厚さの氷で覆われています。特に熱源を置いていない第二温室の最低気温は-5℃を示していました。これまでにな...

  • ディンテランサス パカンパカン

    メセンのディンテランサスを育てています。外見はリトープスに似ていますが生長時期が若干異なるようです。ディンテランサスたちは現在新球を生成中。二枚の旧葉を押し広げて成長するものや、旧葉を身割れさせて成長するものなどいろいろなパターンが見られます。<春桃玉><妖玉><稜耀玉><幻玉><幻玉vターコイス><南蛮玉>ディンテランサス属はリトープスのような大家族ではなく色違いの亜種を入れてもせいぜい10種類...

  • 白斜子 いつの間に…

    マミラリア属の「白斜子」。いつの間にか蕾を膨らませています。厳冬の中温室内では貴重な開花です。いずれも袖台の接ぎ降し苗です。白斜子は自根ではなかなか多くの花を咲かせることは難しいですが、袖台にするとそれが容易になります。これらの株、接ぎ降し当初は穂の部分が頭でっかちかつ軟弱でなかなか直立してくれませんでしたが、4年経過して球体が寸胴型に落ち着き、ようやく安定して直立するようになりました。本来硬質な...

  • フェロカクタス属「真珠」が満開

    厳寒の中、通風型栽培室で管理しているフェロカクタス属の「真珠」が開花しました。金属光沢に輝く紫色の花が美しいです。球体は結構大きく、直径12cm、高さ20cm程度です。栽培室は開放型ですので、気温は露天とそれほど変わらないと思います。それでも陽光はたっぷりと当たるのでこのような開花に至ったのでしょう。この真珠、35年ほど前に五十鈴園さんから購入した苗から取れた種子を実生したもので、うちで最も古い実生苗で...

  • 厳寒の中発根管理中

    昨秋接ぎ降しのためカットした苗を初冬に用土に植え付け、現在発根管理中です。<黒王丸 7苗><プセウドペクチニフェラ 12苗><黒王丸1苗、プセウドペクチニフェラ7苗 恩塚ランポー玉4苗>いずれの苗も台は袖ケ浦で、接ぎ降し時に台をカット後、カット面に殺菌剤(ベンレート)と発根促進剤(オキシベロン)の粉剤を塗布して十分に乾燥させ、その後植え付けています。カット後、発根するのを確認してから植え付ける方法...

  • 黒牡丹を掃除したら…。(黒牡丹美化計画を実行)

    1月4日の当ブログ「黒牡丹美化計画」に沿って、薄汚れている黒牡丹の掃除を試みました。掃除前の姿です。数年分の花柄が付いたままになっていました。ピンセットで一つ一つ丁寧に取り除きました。こんなに沢山のかすが取れました。その結果…花柄は取り除くことができましたが、その跡の窪みには茶色に染まった綿毛が。取り敢えず”より醜く”なってしまいました。これは取り残された花柄が水遣りで変色しそのアクのようなものが下の...

  • 陽炎はナザセンシスより毛深い

    マミラリア属の「陽炎」と「ナザセンシス」。両種は近縁種で、褐色の鈎針である主棘と純白の側棘が美しいサボテンです。一見すると同一種のように見え、どこが違うのか迷うところです。両者を近接撮影して比較してみました。<陽炎> 実生1年生自根苗です。拡大してみました。<ナザセンシス> 実生3年生の自根苗です。御覧のように「陽炎」の方は主棘および側棘に微毛がびっしりと生えていて毛深く見えます。一方「ナザセンシ...

  • 厳寒の中のウサミミちゃんたち

    二種のモニラリアを育てています。12月まで通風型栽培室で管理してきましたが、耐寒性が不明でこの冬はかなり冷え込みそうだということで、安全のためメロカクタスたちを置いている第一温室に移動しました。<モニラリア 碧光環(monilaria moniliforme)> 2019年に実生したものです。直立している茎(葉)がある一方、倒伏しているものもあり少し気がかりです。この株、大変水が好きで水遣りすると倒伏している茎も幾分シャン...

  • この時期あまり目立たぬコリファンタだが…

    コリファンタ属のサボテン、特に好きなわけではありませんがコレクションとしての一面を持つサボテン趣味。自然といくつかのコリファンタを育てています。<グリーンウッディー> 実生8年生の自根苗です。昨年末に咲いていた花の咲き柄がまた残っています。コリファンタ属のサボテンとしてはかなり大型に育ちます。現在の球体直径は10cmほど。疣の一つ一つも大きめです。実生6年目あたりから成長点付近の純白の綿毛が豊かにな...

  • 悪女月宮殿

    サボテン界でなるべく避けているもの二つ。一つはキリンウチワ。逆針のついている細い棘。刺さるとチクチクして極めて不愉快です。二つ目が今日の主役「月宮殿」のカギ棘です。カギトゲを持つサボテンはほかにもいろいろありますが、この月宮殿はことのほか厄介です。カギトゲの強さの割に球体が小さく、セーターなどに引っかかると雑草の引っ付き虫よろしく鉢ごと服にくっついてきます。カギ棘の無い”改良種”もあるそうですが、う...

  • メロカクタスたち、少し元気を回復

    このところの寒さにあたり体調を崩し気味であったメロカクタス属のサボテンたち。これはまずいぞということで、球体の北側にビニールを被せ、棚下には小型の電熱器を設置しました。その結果一時マイナスを記録していた温室内の最低気温は、このところのかろうじてプラスの圏内を保っています。現金なもので、不調をかこっていたメロカクタス属のサボテンたち、満を持していたかのように急に種鞘を上げ始めてきました。<バイエンシ...

  • 太白丸 二代

    6年ほど前に知り合いから頂いたテロカクタス属の「太白丸」です。球体下部は純白ではなくなりました。また真球形であった球体はやや縦長に変化しています。しかしそれらを除けば二本の苗は毎年健康に過ごしています。花は純白の球体に対して大きなピンク花。なかなか見ごたえがあります。自家受粉するのかそれとも二本の苗が相互に交配されているのか、毎年種を宿してくれます。実生は容易で、次世代の養成は簡単です。2021年に実...

  • ヘキラン古株の身長測定

    上から見るとただの大きなヘキランです。しかし横から見ると…やたらに背が高い。隣の金鯱(直径50cm)に背の高さでは優に勝っています。このヘキラン35年ほど前に二和園さんで購入した時には人差し指の爪ほどの大きさでした。確か数株で百円以下の値段だったと記憶します。根際から10cmほどの高さのところに大きなくびれがありますが、これは5稜から現在の6稜に増稜した際の段差です。この株、これまでその高さ(樹高?)を目...

  • 亀甲ヘキラン 実生10年生

    5年ほど前にガッテンさんから頂いたアストロフィツム属の「亀甲ヘキラン」です。彫の深い典型的な亀甲ヘキランです。ガッテンさん自作のラベルによれば「平成25年実生」とのことなのでこの苗は実生10年生ということになります。ラベルの記載は重要な情報ですね。本来緑一色の球体ですが冬の寒さにあたり一部が赤色に変色しています。この苗で気になるのは、毎年植え替えているのにヘキランとしてはあまり大きくならないことです。...

  • 帝冠実生10年生

    今日のブログの主役は実生10年生のオブレゴニア属「帝冠」です。2013年春に実生したもので自根のままこれまで来ています。二本の苗が残っています。さすがに10年の歳月を経ると多くの疣が積み重なり、重厚な草姿になっていかにも「帝冠」の名にふさわしい見かけになってきました。古い疣はその先端が木質化して、さらに渋い見かけを助長しているようです。球体は扁平を保ち、回転対称形に乱れもないのでこれから年月を重ねるのに...

  • 瑞鳳玉 実生10年生

    今日はアストロフィツム属の「瑞鳳玉」について。2013年5月にヤフオクで入手した種子を蒔いたものです。3本の苗が残っています。現在いずれの苗も球体の直径は12cm程度です。ここ数年は横方向への成長は見られず、縦方向へ伸び始めました。同じアストロフィツム属の般若やランポー類と同じく柱サボテン化してゆくのでしょうか。これらのことから考えて、瑞鳳玉の見ごろは実生5~9年目ごろかも知れませんね。この瑞鳳玉、自家受粉...

  • 怪奇玉 開花しました。

    昨年末からもう咲きそうだと思っていた怪奇玉がやっと開花しました。奇怪な本体の割には、「な~んだ」と言いたくなるような平凡な、もっと言えばみすぼらしい花でした。本体に囲まれて十分に開花するスペースがないというのもありますが、花弁一枚一枚を見るとそれほど幅が広くなく、開ききってもせいぜい蓮華の花クラスのものになると思われます。まあ、短期間のうちに球体の形状も大きく変化して、十分に楽しませてもらいました...

  • 紅大内玉 真冬の開花

    今日のブログの主役はリトープス。人気種の「紅大内玉(Lithops optica 'Rubra')」です。2020年秋に実生したものです。種子は主にメサガーデンから購入したものですが、国内ネットオークションで入手したものとあまり変わりは無いようです。実生三年目の今年は皆開花しています。リトープスには黄花と白花がありますが、この紅大内玉は白花です。紫色の球体には白花が良く似合います。身割れをしている苗が目立ちますが、水遣りを...

  • 黒王丸、青りんご

    2013年春にメサガーデンから導入した黒王丸種子。6種類のFN付きの種でしたが、実生しているうちにゴチャゴチャになって、現在のどの苗がどのFNに該当するかいささか危うい状況です。それらの中でどうやら「cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem」と表示されたものに該当しそうな苗です。これらの苗だけやたらと群生したがり、そして成長点がダメになります。いわゆる南米病でしょうかね。窮余の策としてまだ成長...

  • 地久丸

    正月気分も薄らいだ1月6日。今日の主役は地味なサボテン、ウイギンシア属の「地久丸」です。2本の苗が育っています。実生して10年。地味ですが順調に来ました。ここ数年球体の大きさに変化はありませんので、ここらが限界の大きさの様です。毎年律義に開花し自家受粉する様です。2年前にこの種子を実生した苗が20本ほど育っています。したがってもう種子を意識して集めることはしていません。花柄も放置しており、結実した種...

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