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アレオーレのブログ https://areole.blog.fc2.com/

サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。

中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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2022/01/28

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  • 菊水綴化苗たち;綴れの形

    4年前に実生し、昨年秋に袖ケ浦の台に載せたストロンボカクタス属の「菊水」綴れ苗たち。露天で栽培していますが、この夏の暑さを受けて自根ではありえないような急速成長を遂げています。それに伴い綴れの形状も先行きが見えてきました。代表選手として4本の苗に登場願います。<一方向への延伸> 少し蛇行気味ではありますが…。<扇形> 綴れ苗ではよく見かける姿ですね。<枝分れ> 双頭株ですがご丁寧に両方とも綴れまし...

  • 短刺金鯱..としよう

    「金鯱園芸種」として譲っていただいた種子を播種したのが6年前。ようやく球体の直径が10cmを超えてきました。自根で育てていますが根は丈夫。鉢底から細かな根がたくさんあふれ出ています。ここまで育ってくると「金鯱園芸種」という名ではなく、「鷲爪」とか「王」とかつけたくなりますが、「短刺金鯱」あたりが無難なような気がいたします。流石エキノカクタスのサボテンの王様です。この暑さにもびくともせず綿毛を吹き上げ...

  • 満を持す牡丹類(2)

    地獄のような暑さが続く7月下旬の日々です。昨日に続き「満を持す牡丹類」の第二夜。今日のブログに登場するのは旧ロゼオカクタス属の牡丹たちです。<姫牡丹> 実生11年生の自根株です。夏場になると地面に潜り込みたがる様子を見せます。<竜角牡丹> 実生8年生の袖台接ぎ降し苗です。自根の苗では実現が難しいほどの勢いで育っています。<黒牡丹> 実生11年生の自根苗です。<亀甲牡丹> 実生11年生の自根苗です。...

  • 満を持す牡丹類(1)

    温室内は連日40℃を超える温度ですが、この時期の牡丹類のサボテンたちは来るべき秋の開花のシーズンを控えて涼しい顔で過ごしています。プチプチシートや不織布での遮光ですが、さすがはサボテンたち、灼熱地獄もどこ吹く風なのでしょう。日焼けもせず健康そうな顔を並べて見せてくれています。今日は第一回目として、大型の花牡丹類に登場願います。<ロイヤル玉牡丹> 実生11年の袖台接ぎ降し苗です。台の力を借りてのびの...

  • 黒王丸の開花二度目の一致をみたのだが

    なかなか開花が合わないと嘆いていた黒王丸。先週に初めて開花が合いましたが、それから一週間後再び開花が一致しました。今回は三苗が同時に開花しました。見たときにはこれは良い交配のチャンスと思いましたが、灼熱の温室内で他のサボテンたちの花柄の整理などをしているうちにすっかりそれを忘れてしまいました。決してアルツハイマー病になったわけではありません。暑さのせいだと思います。ご訪問くださりありがとうございま...

  • 灼熱の温室風景

    毎年暑くなる日本の夏。今後まだまだ暑くなる可能性もあります。今年の真夏の温室風景を記録として残しておきます。<第一温室> 南面及び天面はプチプチシートを張り渡し、東面は70%遮光率の寒冷紗、西面はレースのカーテン。棚下には常時運転の攪拌扇を置いています。<第二温室> 南面天面はプチプチシート、東西面はレースのカーテン、さらに棚上には不織布。常時稼働の攪拌扇一機使用。<通風型栽培室> 東西面開放、天面...

  • 閃いて、殺ダニ剤を臨時散布

    赤ダニによる銀冠玉等への被害予防のため、今年1月から毎月10日前後に殺ダニ剤を散布しています。赤ダニは薬剤耐性が出ると聞きますの下記4剤をローテーション散布しています。・ ダニ太郎・ コロマイト・ アーリーセーフ・ バロックフロアブル冬~春の期間は1か月に一回の散布で丁度良いと感じていましたが、このところの灼熱の温室内を見て気が変わりました。温室内の過熱を避けるため出入り口や窓を一部開放していますので...

  • 炎天下に咲くあだ花

    真夏は接ぎ木苗のまたとない急速成長のチャンス。プラ舟に3cm程の深さに液肥入り水を満たして炎天の露天においています。その中に配置されている袖台の接ぎ木苗たちは、真夏の強烈な日光を満身に浴び、袖ケ浦の台木は液肥中に根を長く伸ばして穂に十分な養分を供給しています。こうなると穂は成長の狂乱状態で、通常では考えられないような速さで成長します。また、”開花期”など考えずにどんどん蕾を上げて炎天下に花を咲かせてき...

  • アガベユタエンシス&カイバベンシス

    2021年春にメサガーデンから導入した種子を実生したアガベのユタエンシス(Agave utahensis #1900.1)とその変種カイバベンシス(Agave utahensis #1901v kaibabensis SB947)。一年ごとに植え替えて、現在8cmのプラ深鉢に植えています。実生から3年半を経て、良い姿に育ってきました。<ユタエンシス> 径15cm、高さ15cm程度。子株を吹き始めています。<カイバベンシス> 径15cm、高さ12cm程度。草姿は...

  • 灼熱の中、金鯱咲く

    今日の横浜の最高気温は36℃。今シーズンで最も暑い日でした。当然温室内は灼熱地獄状態。サーモスタットで自動開閉するはずの天窓は常時開放状態です。北側面以外はすべて遮光している第一温室内の温度計は午前10時には既に46℃を指していました。そんな高温の環境のもと、金鯱大苗が気持ち良さそうに開花しておりました。最近東側に遮光率70%の寒冷紗を張り渡しましたので少し不満げですが、大勢に影響は無さそうです。この...

  • 海王丸 健康を回復

    5月14日のブログで回復途上にあるとご紹介したギムノカリキウム属の「海王丸」。黄色味を帯びていた球体もこのところの暑さでようやく全体に緑色に戻ってきました。体調不良の頃から回復した現在までの画像を時系列で並べてみました。<2024年2月><5月><7月>2月に新用土に植え替え、その後温室内の日当たりの良い場所に置いていたのが功を奏したようです。基本は大事ですね。ちなみにこの海王丸、2013年春にタニサボさんから...

  • 明暗

    袖接ぎに失敗した穂を挿し木した白刺黒王丸の苗たち。当初から元気に見えていた二本の苗が発根し、他の苗は干からび始めています。どうやら”勝負あり”で、二本の苗のみが生き残り他の9本はサヨウナラです。このまま8月いっぱい肥培して、9月に8cmプラステラ鉢に取り上げる予定です。それにしてもこれらの苗の生死を分ける要因は何だったのでしょう。同じようにベンレートで消毒し、オキシベロンで発根を促していたのですが…。...

  • メキシカーナ 実生11年生

    今日は2013年春に実生したゲオヒントニア属「メキシカーナ」についてです。実生11年生のこのサボテン、3本の苗を維持しています。実生11年にしていまだ球体の直径は3~4cm程度で成長は大変に緩慢なサボテンです。実生して球体直径が1cmぐらいまでにはすぐに育ちますが、それから先がなかなか大きくならない印象です。既に皆開花球になっており、思い出したころにピンク色の美しい花を咲かせますがなかなか開花が合...

  • 紅鷹 実生11年生

    2013年春に実生したテロカクタス属の「紅鷹」です。テロカクタス属のサボテンは相性が悪く、大統領の系統の苗は根のトラブルで拗れまくっていますが、この紅鷹だけはどうにか3本の苗が健康な状態で維持できています。”紅鷹”の名のとおりの深紅の刺が美しいですが、この年齢になって目立ってきたのが丸々とした疣。球体の直径は7cm程度で実生11年生のサボテンとしてはそれほど大きなものではありません。三本の苗で開花が...

  • 涼し気に開花:大豪丸

    実生9年目のエキノプシス属「大豪丸」が涼し気に開花しておりました。もともと接ぎ木の台木として実生し多くの苗を育てていましたが、その中の二本を標本苗として大事に維持しています。二本の苗から6本の花径が伸びておりそれらの先端に涼し気な白花が並び咲いています。プシスにはこの大豪丸の他に、「短毛丸」、「花盛丸」、「金盛丸」などが白花を咲かせますが、これらは皆純白の花で、本当に美しいものです。熱気ムンムンの...

  • 作業記録:帝冠幼苗の植え替え

    今日は天気が悪く、通風型栽培室内に於いてひたすら植え替え作業を行いました。2021年の5月に播種し、昨年5月に植え替えた帝冠幼苗の寄せ植えです。株間が詰まってきました。将来ヤフオクへの出品を考えており、基本4本植えの寄せ植えにします。鉢は9cmのプレステラ鉢、用土は腐葉土主体で表面のみ普通のサボテン用土を敷き詰めました。72本の苗を17鉢に植え付けました。基本は4本植えですが、小さなものは一鉢に9本...

  • ご本尊の「悪役」現る

    昨年秋に記事にしたサボテンを喰い荒らす「オオタバコガ」が姿を現しました。体長3cm程の地味な蛾ですが侮れません。なにしろ翅を持っており自由に飛び回りますので、この時期窓などを開放している温室内に容易に飛来します。まして露天や通風型栽培室に多くのサボテン・メセン等を置いている我が家の環境では手ごわい害虫です。比較的柔らかな組織を持つ幼苗や接ぎ木の穂、或いは花、咲き柄などに直接卵を産み付けます。孵化し...

  • 雨の日は心静かに室内で接ぎ木

    暑すぎる日があったり、雨の日があったりとなかなか良いサボテン栽培日和が来ません。今日も朝から雨。温室内をうろついて花柄摘みなどしながら時間をつぶしていましたが、ふと思い立って掻き子接ぎをすることにしました。6月2日のブログでご紹介した白刺黒王丸の接ぎ木苗に、意図せぬ子が吹いてきました。そしてどんどん大きくなってきました。今のうちに外したほうが先々親子とも幸せになる気がします。いつもは手術用メスで親子...

  • このゲジゲジはどのサボテン?

    サボテンの刺の中には拡大してみると多足類の「ゲジゲジ」を思わせるようなものがいくつかあります。うちの温室でいくつかのゲジゲジを撮影してみました。さて、これらのゲジゲジはどのサボテンのものでしょうか?<1><2><3><4><5>正解は以下の通りです。<1>白斜子<2> バラ丸<3> 精巧殿<4> 精巧丸<5> 精巧殿錦いくつ正解できましたか? 3つ以上正解でしたらあなたはかなりのサボテン通です。ご訪問くださ...

  • エキノカクタス属「弁慶」実生11年生

    2013年に実生したエキノカクタスの「弁慶」です。二本の苗を維持しています。上の画像の苗は球体が青々としていますが、刺の強さは今一。対する下の画像の苗は球体下部が木質化していますが、刺の強さはさすがエキノカクタス属のサボテンだと思わせる強いもの。実際に触ってもカチカチの刺です。2年前から通風型栽培室に置いています。当初球体の径と高さが同程度でしたがこの二年で御覧の通り随分扁平なものとなりました。現...

  • ディスコカクタスの「ギガンティア」に花座が?

    2015年7月に実生したディスコカクタス属の「ギガンティア」。メロカクタス属と並ぶ花座を形成するサボテンですが、この10年その気配がありませんでした。しかし最近になりその兆候らしきものが見え始めています。二本の苗を維持していますが、左側の苗に注目しました。成長点から黒く細い棘のようなものが出てきています。このような態様の刺はこれまで見たことはありません。これはもう初めて出てくる花座の兆候であると信...

  • 花籠11年生

    2013年に実生したアズテキウム属の「花籠」、未だ小さく9苗を寄せ植えしています。大きな苗でも直径は未だ3cm程です。しかし、夫々の苗をつぶさに見ると球体や稜の形状に花籠らしさが出てきました。既に7本の苗は開花していますが、積極的に交配はしておらず結実もないようです。これまで何度か接ぎ木しようかとの誘惑に駆られてきましたが、ここまで来るとそうしなくて良かったと思います。実生時の発芽率の悪さに対して...

  • この時季のブルゲリ

    ようやく”価格が安定”してきたコノフィツムの「ブルゲリ」。実生3~4年生の苗たちがクソ暑い関東の梅雨の時期に元気に過ごしています。「砂漠の宝石」とも言われているブルゲリですが、この時季の苗はカビが生えた薄皮饅頭の様です。連休前までは真っ赤な球体もありましたが、現在薄皮のその中に隠れている球体は皆薄緑色です。ブルゲリは今の時期薄皮に隠れている球体が育つ時期でもありますので、用土表面が乾いたらしっかりと水...

  • 小平丸の生還

    実生11年生のエキノカクタス属「小平丸」。原因不明ですが根腐れを起こして枯れる寸前になりました。ダメもとで、根を球体下部で完全にカットして乾燥させその後赤玉細粒の鉢に載せました。5月7日の画像です。球体は完全に干からびて色が白っぽくなり、お先真っ暗の状態です。こんな状態で温室の日当たりの良い場所に置き、一週間ごとに水やりしていました。その後発根したような雰囲気が出てきました。7月1日の画像です。球体...

  • 最後の暑さ対策

    第一温室の東側面、ここには金鯱大苗を置いており昨年夏までは素ガラスで過ごしてきました。しかし今年の夏はこれまでに経験したことのないような暑さが来そうな予感がいたします。そこで今年は思い切って70%遮光の寒冷紗を東側面全面に張り渡しました。なお、南面及び天面はプチプチシートを張り渡しており、これにより陽光を和らげています。中央にデンと構える金鯱大苗には申し訳ないですが、まあ致命的なことにはならないでし...

  • 続プシスの日

    前回5月6日に「プシスの日」と題してプシスの一斉開花をお伝えしましたが、今回のその二回目です。梅雨の晴れ間にプシスの二度目の一斉開花です。<短毛丸> 短毛丸本来の純白の花です。<花盛丸> 昔は民家の庭先によく見かけた駄物中の駄物。でも最近はあまり見かけなくなりました。この純白の花は美しいです。<長盛丸> こちらはわずかにピンク色がかかった花です。 これ等のプシスたちは通風型栽培室に置いており、その環...

  • 層雲:大きめの花と種鞘

    2017年4月に播種したメロカクタス属の「層雲」です。実生三年目ぐらいに袖ケ浦の台に載せその後接ぎ降ろしています。既に花座が形成されており、開花して結実もしています。この層雲の特徴は画像からもお分かりの通り、純白の花座メロにしては大きめの花(…といっても所詮メロの花ですから普通のマミラリアのものよりやや小ぶりです。)大きく真っ赤な種鞘の三点です。他のメロと同様自家受粉する様で、頼んでもいないのに大き...

  • ギムノ強刺三兄弟

    梅雨の合間の晴れの日、強刺ギムノ三種が揃って開花しました。<オコテレナエ・バリスピナ(武勲丸)><天平丸><闘鷲玉>いずれも2013年実生の11年生、自根株です。花色は薄くオレンジがかったピンク色です。2年前から温室から取り出し、フェロカクタス属のサボテンなどとともに通風型栽培室に置いていますが、これら強刺のギムノはガンガン陽光があたる環境が合っているようです。球体はさほど大きくなりませんが、どん...

  • ポーズを決めにくい「撫城丸ミニマ」

    2013年春に実生したツルビニカルプス属の「撫城丸ミニマ」です。球体はロクロ首のようににょろにょろと長く伸びて実生11年生のものは全長10cm程になっています。現在黄色の小さな花が満開の状態ですが、子吹きでどんどん増えるため交配は行っておりません。細長くても地中に大きな塊根を形成してすくっと自立する「銀紐」の様なサボテンもありますが、本種ははなからそのような気は無いようで、だらりと用土上に横たわって...

  • 小さなサボテン「ディッキソニアエ」;どうする?

    うちの温室内で一番小さなサボテン、ツルビニカルプス属の「ディッキソニアエ」です。2014年に””幼苗”のつもりで購入した苗ですが、当時から全く大きさが変わりません。球体直径2cm、高さ3cm程です。こうしてデジカメで撮るとそれなりに渋い良い見かけのサボテンであると分かりますが、普段温室内で他のサボテンに埋もれていると全く目立たない存在です。春から秋にかけて時折咲く花も小さく色は薄黄色で、自己主張度は低...

  • 沈み込む 姫牡丹

    2013年春に実生したアリオカルプス属の姫牡丹たち。この時季4本の苗はどんどん土中に沈み込んでいきます。この春に植え替えたときには塊根の一部が見えるぐらいに植え込んだのですが、どんどん沈み込み現在球体表面と地面とが同一高さ位になっています。「姫牡丹」の名のごとく、同時期に実生した「黒牡丹」が径7cm近くまで育っているのに本種は最大で5cm程度です。その分小さなイボが多数重なり合って、それなりに風格...

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