2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
2025年5月
2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
うちの温室内に数十年居付いているエリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」今年も開花しています。花弁から雄蕊雌蕊まで全身黄色の美しい花です。この大群生株、群生の直径が80cmを超えるほどの大きさのため、もう10年以上植替えできずにいます。棚上の敷き砂上に置いているのですが、鉢底から四方に伸びた根が敷き砂中に張り巡らされています。しかし、10年以上放置しているため敷き砂もカチカチの状態です。例年に...
何やら物騒な名前のフェロカクタス属「火剣峰」。2018年に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいた種子を実生したものです。3年前から通風型栽培室で管理していますが、この一年ほどで良い刺が出てきました。球体の感じや刺の色彩など「黄刺金冠竜」によく似たところがありますが、本種は刺が長く、その刺の反り(ねじれ)も強いようです。現在球体は高さ10cm、径6cm程度ですがこの先どれだけ大きくなってゆくのか、興...
昨年秋に交配したアリオカルプス属の「亀甲牡丹錦」に種鞘が上がってきました。現在はっきりと見えている種鞘は2~3個ですが、例年の様子からするとあと4~5個の種鞘が上がってきそう。種子は200粒ほど採れそうです。採れた種子の半分ほどは自家で実生しています。発芽率はよろしいのですが、うまく斑の乗った苗は育ちが悪く、袖台に実生接ぎして育てているのが現状です。この種鞘から採れた種子由来の幼苗を利用する秋の実生...
2013年春に一斉に播種したエキノカクタス属の太平丸類。成長は遅いですが、12年後の今それぞれの特徴らしきものが見えてきました。<雷帝> 刺の色が黒っぽいです。<花王丸> 白っぽくて太い刺‥<小平丸> その名の通り?棘が太平丸より貧しい。<太平丸> 代表種。騒がしい刺<翠平丸> 花王丸に似ているように見えます。夫々を見比べても球体は皆同じに見えます。やはり棘に特徴が出てくるようです。しかし花王丸と...
ギムノカリキウム属の「闘鷲玉」が今年も開花しました。2014年春の実生で12年生の自根苗です。昨年は6月に開花していましたが、今年の開花は少し早いようです。ギムノカリキウム族のサボテンは、本来あまり陽光が強い場所は好まないとされています。しかし、本種はその見どころが刺ということもあり強刺を発達させるため、陽光が降りそそぐ通風型栽培室に置いています。球体の色や刺の出方を見る限り、現在の住まいが気に入...
ウイギンシア属の「地久丸」が親子そろって開花しました。<親株> 2013年に実生した12年生の自根苗です。球体下部には茶膜が目立ち、年季を感じさせます。<子株> 上の親株から採取した種子を4年前に実生した苗たちです。球体の緑色が新鮮で美しいです。花は相対的に黄色ですが花底と雌蕊の柱頭のみ赤です。おしゃれな色の組み合わせですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サ...
2013年春に実生したエキノケレウス属の「紫太陽」。今年も派手に開花しました。いつも”開き過ぎ”の感がある本種。特に今日は外気温が5月としては異例の30℃以上あり、温室内の温度は昼過ぎには45℃を超えていました。御覧の通り花は開き過ぎて外側に反り返っています。まあこれもいかにも「紫太陽」らしい姿ではあります。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」...
昨年秋に袖ケ浦の台に載せた黒牡丹の実生苗たち。厳寒の冬を無事過ごし、春の本格的な成長を始めました。それぞれ勝手な形態で成長を見せています。この苗は胴体(球体の下部)に台からの栄養を集中させているようです。さらに台と穂との界面付近から子を吹き始めました。この苗は台と穂との界面から吹いた多くの子たちの成長に力を注いでいるようです。胴体の膨らみはありませんが本体は成長中です。この苗はカットした穂の株を接...
今日のブログの主役はフェロカクタス属の「ジョンストニア」です。昨日の「紫禁城」と同じくこのジョンストニアも7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたものです。王冠竜の台に載っているとのことですが同じフェロカクタス属の台であるせいか、あまり台付きである違和感は感じられません。現在球体の直径は7.5cmぐらい、高さは11cm程度です。新刺はピンク色が差していますがじきにアイボリーホワイトの本来の刺色に...
7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたフェロカクタス属の「紫禁城」自根苗です。3年前から通風型栽培室に置いております。現在球体の直径は8cm程度(刺を含まず。)です。現地では数十年、数百年をかけて1mを超える巨大な球体になる本種です。まだ幼苗というより赤子の段階であるといえるかもしれません。私が体力がなくなりサボテン栽培を断念するまで、このきれいな球体を保ち次の栽培者に気持ちよく引き継げる...
2013年春に実生したツルビニカルプス属の「アロンソイ」。自根で二本の苗を維持しています。ヤフオクで入手した同一ロットの種子から実生したものですが、綿毛の発達の程度が異なりかなり違った印象の苗たちになっています。球体の直径はいずれも8cmほど。ツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなりの大柄です。大きくなるほどに球体は扁平になってきました。二本とも右巻き渦巻き型配列の疣の並びです。昨年は開花の時期...
2014年春に実生したギムノカリキウム属の「天平丸」。実生11年生の自根苗です。多くの苗が育ちましたが譲渡したり枯れたりで、残るはこの一本のみです。灰緑色の扁平な球体上に飴色の刺が映えています。現在の球体直径は8cmぐらい。10cmを超えてくると重厚さも加わって、見ごたえのあるギムノに変身すると思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に...
2018年春に実生したエキノカクタス属の「春雷」です。二本の苗を維持しています。このサボテンの見どころはその鋭い刺ですが、その刺の発達の前に球体を充実させたいため現在湿度の高い温室内に置いております。一時刺の発達を重視して湿度の低い通風型温室に置いていましたが、球体がやせて貧弱な姿になってきましたので、温室内の栽培に切り替えました。ようやく縦長の球体が真球形に近づいてきましたので、もう一年ほど温室...
昨日のブログ「再び大群開へ」でご紹介した”那須の夜明け”が予想通り今朝開花していました。よくぞここまで多くの花を一斉に咲かせてくれました。温室内が一気にパッと明るくなりました。ただ高温のこの時期、開花は半日で終了です。美人薄命、ですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援...
先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
2023年6月に袖台に逆さ接ぎした菊水。一年後、ようやく菊水らしい姿が見えてきました。そしてさらに一年後の現在の姿です。直径2cm程の球体が8個ほど重なる多頭株になっています。実生すると大変に成長が遅くイライラする菊水ですが、逆さ接ぎしてもこの通り成長はゆったりです。でも接ぎ木の際に捨ててしまうであろう”下半身”の根の部分を有効活用できることを考えれば、今後とも機会があればやってみる価値ある手法です...
実生12年生のフェロカクタス属「レコンテ玉」が成長期を迎えて、赤い強刺をバリバリと出してきました。通風、低湿度、陽光十分の通風型栽培室に入れて三年、ようやく本来の刺を出してきたようです。このフェロカクタス属の強刺サボテン、私には赤刺金冠竜や刈穂玉などと区別がつきにくいです。種子入手時の名前に頼るほかありません。画像左奥に見える斑入りの苗も同期実生のレコンテ玉です。これだけの赤い強刺を出してくれれば...
昨年6月に実生したロフォフォラ属の「烏羽玉」。ずっと空き家二階の室内窓際にて育てています。30粒ほど蒔いたはずですが、生き残っているのは10本前後。サボテンの実生としてはまあこんなものでしょう。球体の直径は1cmほど。3月ごろからムクムクと大きくなってきました。烏羽玉の種は毎年多量に採れますが、これらの苗の親は特別なものです。約40年前に中学時代の友人から譲り受けた小さな烏羽玉の苗5本。40年育て...
うちの温室ではロビビア属のサボテンは殆どありませんが、わずかに二本だけ存在するそのロビが開花しようとしています。これらのロビの正式名称は「ロビビア、アラクナカンサ v バレグランデンシス R184(Lobivia arachnacantha var.vallegandensis R184)」。11年前に小さな苗を入手しました。その頃から球体の大きさはあまり変わっていませんが、主頭の周りに多くの子を吹いてきました。もともと小型種で、このように群...
既に枯れたと思っていたエキノプシス属「長盛丸」が突如蕾を上げてきて、あっという間に開花しました。ピンク色の巨大輪です。10年前に実生した中から成長の良いものを選抜した苗です。通風型栽培室に置いていますが、この冬の寒さに当たり球体全体が茶色に変色しました。春になってもこの茶色は緑に戻らず、枯れてしまったのではないかと見ていました。プシスは夜咲のものが多く、この長盛丸の夜咲のため雨の一日となった今日の...
ゴールデンウイークも後半に入り、待望の花サボテンたちの開花が始まりました。<壬生の夕日> 今年は棚下に置いているので花付きが悪いです。やはりサボテンは陽光が大事。<那須の朝焼け> まだ多くの蕾が控えています。大群開はこれから。<砂漠仙人さんからの無名ロビプシ> 薄ピンクの名花。群開は本体を大きくしてから。<エキノプシス・黄花短毛丸> 短毛丸の基本種は純白の花ですが、黄花もなかなか良いものです。これ...
昨年秋に開花交配した牡丹類のうち、比較的小型種の旧ロゼオカクタス属のサボテンたちが次々と種鞘を揚げてきました。<黒牡丹><姫牡丹><亀甲牡丹><竜角牡丹><アガベ牡丹>時間を見て種子を回収し、次世代の養成に努めようと思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリ...
今日のブログは、2015年に実生したエキノケレウス属の「明石丸」です。実生11年生の自根苗です。ここ数年春のこの時期に多くの蕾を上げてきて栽培者を喜ばせてくれます。うれしくなって、いろいろな角度から撮影してみました。 この明石丸の花、柱頭が緑色ではないし、花径は太く長めだし、エキノケレウスというよりは私的にはロビビアに近いと感じています。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブロ...
2018年に実生したフェロカクタス属の「偉冠玉」です。2苗を維持しています。このサボテンの見どころはなんといってもその中刺の長さにあります。長大な鍵刺で、その長さは球体長に勝るとも劣らぬものです。またその刺色は鮮やかな赤で、特に深紅の新刺はこれでもか、と見る者の心に迫る迫力があります。この長大な鍵刺は植え替え時には栽培者にとり凶器となり、素手での作業は厳禁です。もう二年も植え替えておらず、そろそろ...
2015年7月に松江市からやってきたフェロカクタス属の「ピロサス」。赤鳳の変種と言われています。二本の苗を維持しています。それほど成長の速いサボテンではありませんが、10年を経て大分多くなりました。現在の球体径は12cm程度です。10年前に我が家にやってきたときの画像です。球体直径は4cm程度でした。今後も着実に成長を重ねてゆくことでしょう。気長に成長を見守ります。ご訪問くださりありがとうございます。...
2025年5月
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2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
うちの温室内に数十年居付いているエリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」今年も開花しています。花弁から雄蕊雌蕊まで全身黄色の美しい花です。この大群生株、群生の直径が80cmを超えるほどの大きさのため、もう10年以上植替えできずにいます。棚上の敷き砂上に置いているのですが、鉢底から四方に伸びた根が敷き砂中に張り巡らされています。しかし、10年以上放置しているため敷き砂もカチカチの状態です。例年に...
何やら物騒な名前のフェロカクタス属「火剣峰」。2018年に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいた種子を実生したものです。3年前から通風型栽培室で管理していますが、この一年ほどで良い刺が出てきました。球体の感じや刺の色彩など「黄刺金冠竜」によく似たところがありますが、本種は刺が長く、その刺の反り(ねじれ)も強いようです。現在球体は高さ10cm、径6cm程度ですがこの先どれだけ大きくなってゆくのか、興...
昨年秋に交配したアリオカルプス属の「亀甲牡丹錦」に種鞘が上がってきました。現在はっきりと見えている種鞘は2~3個ですが、例年の様子からするとあと4~5個の種鞘が上がってきそう。種子は200粒ほど採れそうです。採れた種子の半分ほどは自家で実生しています。発芽率はよろしいのですが、うまく斑の乗った苗は育ちが悪く、袖台に実生接ぎして育てているのが現状です。この種鞘から採れた種子由来の幼苗を利用する秋の実生...
2013年春に一斉に播種したエキノカクタス属の太平丸類。成長は遅いですが、12年後の今それぞれの特徴らしきものが見えてきました。<雷帝> 刺の色が黒っぽいです。<花王丸> 白っぽくて太い刺‥<小平丸> その名の通り?棘が太平丸より貧しい。<太平丸> 代表種。騒がしい刺<翠平丸> 花王丸に似ているように見えます。夫々を見比べても球体は皆同じに見えます。やはり棘に特徴が出てくるようです。しかし花王丸と...
ギムノカリキウム属の「闘鷲玉」が今年も開花しました。2014年春の実生で12年生の自根苗です。昨年は6月に開花していましたが、今年の開花は少し早いようです。ギムノカリキウム族のサボテンは、本来あまり陽光が強い場所は好まないとされています。しかし、本種はその見どころが刺ということもあり強刺を発達させるため、陽光が降りそそぐ通風型栽培室に置いています。球体の色や刺の出方を見る限り、現在の住まいが気に入...
ウイギンシア属の「地久丸」が親子そろって開花しました。<親株> 2013年に実生した12年生の自根苗です。球体下部には茶膜が目立ち、年季を感じさせます。<子株> 上の親株から採取した種子を4年前に実生した苗たちです。球体の緑色が新鮮で美しいです。花は相対的に黄色ですが花底と雌蕊の柱頭のみ赤です。おしゃれな色の組み合わせですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サ...
2013年春に実生したエキノケレウス属の「紫太陽」。今年も派手に開花しました。いつも”開き過ぎ”の感がある本種。特に今日は外気温が5月としては異例の30℃以上あり、温室内の温度は昼過ぎには45℃を超えていました。御覧の通り花は開き過ぎて外側に反り返っています。まあこれもいかにも「紫太陽」らしい姿ではあります。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」...
昨年秋に袖ケ浦の台に載せた黒牡丹の実生苗たち。厳寒の冬を無事過ごし、春の本格的な成長を始めました。それぞれ勝手な形態で成長を見せています。この苗は胴体(球体の下部)に台からの栄養を集中させているようです。さらに台と穂との界面付近から子を吹き始めました。この苗は台と穂との界面から吹いた多くの子たちの成長に力を注いでいるようです。胴体の膨らみはありませんが本体は成長中です。この苗はカットした穂の株を接...
今日のブログの主役はフェロカクタス属の「ジョンストニア」です。昨日の「紫禁城」と同じくこのジョンストニアも7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたものです。王冠竜の台に載っているとのことですが同じフェロカクタス属の台であるせいか、あまり台付きである違和感は感じられません。現在球体の直径は7.5cmぐらい、高さは11cm程度です。新刺はピンク色が差していますがじきにアイボリーホワイトの本来の刺色に...
7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたフェロカクタス属の「紫禁城」自根苗です。3年前から通風型栽培室に置いております。現在球体の直径は8cm程度(刺を含まず。)です。現地では数十年、数百年をかけて1mを超える巨大な球体になる本種です。まだ幼苗というより赤子の段階であるといえるかもしれません。私が体力がなくなりサボテン栽培を断念するまで、このきれいな球体を保ち次の栽培者に気持ちよく引き継げる...
2013年春に実生したツルビニカルプス属の「アロンソイ」。自根で二本の苗を維持しています。ヤフオクで入手した同一ロットの種子から実生したものですが、綿毛の発達の程度が異なりかなり違った印象の苗たちになっています。球体の直径はいずれも8cmほど。ツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなりの大柄です。大きくなるほどに球体は扁平になってきました。二本とも右巻き渦巻き型配列の疣の並びです。昨年は開花の時期...
2014年春に実生したギムノカリキウム属の「天平丸」。実生11年生の自根苗です。多くの苗が育ちましたが譲渡したり枯れたりで、残るはこの一本のみです。灰緑色の扁平な球体上に飴色の刺が映えています。現在の球体直径は8cmぐらい。10cmを超えてくると重厚さも加わって、見ごたえのあるギムノに変身すると思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に...
2018年春に実生したエキノカクタス属の「春雷」です。二本の苗を維持しています。このサボテンの見どころはその鋭い刺ですが、その刺の発達の前に球体を充実させたいため現在湿度の高い温室内に置いております。一時刺の発達を重視して湿度の低い通風型温室に置いていましたが、球体がやせて貧弱な姿になってきましたので、温室内の栽培に切り替えました。ようやく縦長の球体が真球形に近づいてきましたので、もう一年ほど温室...
昨日のブログ「再び大群開へ」でご紹介した”那須の夜明け”が予想通り今朝開花していました。よくぞここまで多くの花を一斉に咲かせてくれました。温室内が一気にパッと明るくなりました。ただ高温のこの時期、開花は半日で終了です。美人薄命、ですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援...
先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
2023年6月に袖台に逆さ接ぎした菊水。一年後、ようやく菊水らしい姿が見えてきました。そしてさらに一年後の現在の姿です。直径2cm程の球体が8個ほど重なる多頭株になっています。実生すると大変に成長が遅くイライラする菊水ですが、逆さ接ぎしてもこの通り成長はゆったりです。でも接ぎ木の際に捨ててしまうであろう”下半身”の根の部分を有効活用できることを考えれば、今後とも機会があればやってみる価値ある手法です...
実生12年生のフェロカクタス属「レコンテ玉」が成長期を迎えて、赤い強刺をバリバリと出してきました。通風、低湿度、陽光十分の通風型栽培室に入れて三年、ようやく本来の刺を出してきたようです。このフェロカクタス属の強刺サボテン、私には赤刺金冠竜や刈穂玉などと区別がつきにくいです。種子入手時の名前に頼るほかありません。画像左奥に見える斑入りの苗も同期実生のレコンテ玉です。これだけの赤い強刺を出してくれれば...
昨年6月に実生したロフォフォラ属の「烏羽玉」。ずっと空き家二階の室内窓際にて育てています。30粒ほど蒔いたはずですが、生き残っているのは10本前後。サボテンの実生としてはまあこんなものでしょう。球体の直径は1cmほど。3月ごろからムクムクと大きくなってきました。烏羽玉の種は毎年多量に採れますが、これらの苗の親は特別なものです。約40年前に中学時代の友人から譲り受けた小さな烏羽玉の苗5本。40年育て...
うちの温室ではロビビア属のサボテンは殆どありませんが、わずかに二本だけ存在するそのロビが開花しようとしています。これらのロビの正式名称は「ロビビア、アラクナカンサ v バレグランデンシス R184(Lobivia arachnacantha var.vallegandensis R184)」。11年前に小さな苗を入手しました。その頃から球体の大きさはあまり変わっていませんが、主頭の周りに多くの子を吹いてきました。もともと小型種で、このように群...
エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」が今年も開花しました。まずは開花前日の”大群開”を予感させる画像です。40年ほど前に入手した小さな群生株でしたが、年月を経てこのような大群生株になりました。各頭の頂部に複数の蕾を膨らませています。そして今日、一斉に開花しました。うれしくなってたくさんの画像を撮りました。この黄色の多くの花で温室内が一度にパッと明るくなりました。この英冠丸、年に数回このよう...
今日の主役は2013年春に実生したアリオカルプス属の「三角牡丹チキータ」です。奈良の業者さんからおまけで頂いた種子を由来とするものです。3本の苗を維持しています。「チキータ」とは小さいという意味らしいですが、なるほど同時に実生した三角牡丹の半分ほどの大きさ、直径6cm程度です。実生当初の頃は「チキータ」といっても、将来のイメージがわきませんでした。そのうち普通の三角牡丹と区別がつかないものになって...
40年ほど前に友人より譲り受けたロフォフォラ属の「ディフューザ(翠冠玉)」。寄る年なみによるものなのか、あるいは温暖化の影響か、あちこちに異常な成長を見せ始めました。<成長点の乱れ> 綴れ始めたのか、それとも二頭化/三頭化の前触れでしょうか。いずれにせよ基本形の「点」ではなくなりつつあります。<おめでた!!> 視線を球体の根ぎわに転じると、球体下部の片側が大きく膨らみ、姿勢が45°ほど傾いています。ロ...
たにさぼ実生倶楽部さんの種プレで頂いたフェロカクタス属の「カルメン玉」。2021年12月の播種ですからもうすでに2年半経過しています。発芽が揃わないこともありましたが結局10本程度が芽を出し、その後次第に消滅する苗が増えて現在は3本の苗が元気に育っています。枯れた苗や枯れかけた苗も記念に?そのまま寄せ植えにしていますが、今後生き残っていくのは右側の大きな苗三本だけと見ています。その三本を拡大してみましょう。...
ロフォフォラ属の銀冠玉や烏羽玉は普通に群生し、また斑入りの苗が出現することも珍しくありません。ですから、銀冠玉錦や烏羽玉錦の群生株があっても何ら不思議ではないわけです。ということで…。<銀冠玉錦群生><烏羽玉錦群生>いずれも実生自根株で、彼らの欲するままに育ててきました。ばらして個別の株にして育てても大したものにはなりそうもない姿です。これ等の株は「斑入り群生株」なる新ジャンル?で群生株の姿で観賞...
太平丸類の実生苗が順調に育ちつつあります。2022年の4月と9月にヤフオクでまとめて入手した種子を実生しました。クエン酸処理した種子はおよその発芽率50%。なにも処理せず実生した場合に比べ良い発芽率でした。太平丸類は種子のサイズが大きなため、いったん発芽に成功するとその後は野垂れ死にする苗は少なく、割と良い生育を見せてくれます。で、二年経過した現在の様子です。二鉢のそれぞれに寄せ植えしています。鉢の...
一昨日のブログで「再び大群開へ」で記載したロビプシの群生株二種。昨日は車の整備で横浜の温室を訪れることができませんでした。やきもきした気持ちで今朝温室の扉を開けると…。間に合いました。「壬生の夕日」の大群開です。これを見たいために群生を大きく育て、鉢増をし、用土も肥沃なものにしてきたものです。この株は今年二度目の群開です。あと何度かこんな姿を見せてくれそうです。ただ、気温の高いこの時期、温室内での...
ディスコカクタス属の「ギガンティア」。実生10年生の苗を維持しています。本種は成長すると花座を形成すると言われていますが、なかなかその気配が見えません。今年二月の画像です。花座はありませんが漆黒の強刺がバリバリと出ていて、そちらの観点からの見ごたえがありそうです。そのギガンティア、この5月になり微妙な変化が。通常ならこの時期に現れてくる新刺が見えず、代わりに綿毛が怪しげに増えてきました。これはひょっ...
5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
連休も終わり、梅雨入りまでにはまだ間があるこの時期、プシスたちが一斉に開花を開始しています。<黄花短毛丸><花盛丸><大豪丸>黄花、ピンク花、純白の花と、いずれも大きく美しい花で、花サボテン(ロビプシ)の素材にされたのも十分頷ける姿です。同じプシスでも、露天栽培で機嫌よく育つものや温室内で元気なものなど、種類により最適な環境が異なることも分かってきました。駄物といわれているプシスですが、駄物はその...
5月6日の記事(何故かそろわぬフロッコサ)で、交配したいにもかかわらず開花が揃わぬことをお伝えしたフロッコサの苗二本。蕾を付けなかったもう一本の苗にも蕾が上がってきて期待していたのですが…。本日一本だけ開花しました。本当にこいつら仲が悪い。普通同種のサボテンが温室内に隣接しておいてあれば開花が揃うものですが。花粉を冷凍保存する手もありますが、今回はそこまですることもないでしょう。秋までの間何回か開花...
昨年秋に花咲いた牡丹類。約半年過ぎて忘れた今頃に種鞘を揚げてきました。<玉牡丹><竜角牡丹><黒牡丹>鞘の部分はまだみずみずしいものもありますが、中にはすでに熟した漆黒の種子が詰まっています。綿毛の多い玉牡丹や竜角牡丹はその中にまだ多くの種鞘が埋もれています。待っていると忘れたころにニュッと現れてきます。これ等の種子、次世代の養成に使用し、余剰のものはヤフオクに出品する予定です。ご訪問くださりあり...
昨年秋に袖台に逆さ接ぎした菊水。1,3,4の各月にその後の経過を記事にしております。ちなみに4月の記事はこちら。今日は5月中旬の状態について。ようやく瘤のようなものが菊水らしくなってきました。画像ではあっち側とこっち側とを撮っていますが、それぞれに2つずつ瘤があり、合計4つの子を吹いているようです。これからは接ぎ木の威力でどんどん大きくなってゆくでしょうから、実生するよりは効率が良さそうです。ただ、...
2013年春に播種したフェロカクタス属の「日の出丸」。種子の入手先は札幌カクタスクラブさんです。現在3本の苗を維持しています。球体の直径は10~13cm前後です。二年前から温室栽培を通風型栽培室に移し、刺の発達を目指して栽培中です。日ノ出丸に特有のあの幅広な刺には少し及びませんが、傾向としては次第に”強刺”に近づいているような気がします。この日ノ出丸たち、真冬に開花します。丁度今日上の画像を撮影する直前に...
露天で台木として養成していた袖ケ浦が動き出しました。昨年播種して適度に大きく成長した幼苗の接ぎ木の好機到来です。手始めにエキノカクタス「ニコリーx雷帝」を俎上に載せました。球体直径は未だ4mm程度です。画像は載せてから4日後。この間ポリ袋を被せ室内に静置していました。どうやら一次試験はパスしているようです。ポリ袋を撤去して徐々に乾燥に慣らしてゆきます。このぐらいの幼苗の大きさになると、穂として上半身...
2月11日のブログで”肥料切れか”と心配していた実生11年生の「海王丸」。当時の姿です。球体の下半分が黄色に変色し、いかにも健康状態が悪そうな見かけでした。この直後に植え替えて用土を更新しました。そして現在の姿は…。黄色だった部分の大半が緑色に戻りました。普通に開花もしています。球体が黄変した原因が肥料切れなのか、寒さのせいだったのか確定はできませんが、とにかく結果はオーライです。夏までに未だに少し...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...