二十四の瞳/壷井栄の同名小説を映像化した作品で監督は木下惠介。これまで何度も映画化、テレビドラマ化されているので、観たことはなくてもタイトルは知っているというもも多いと思います。本作は主演の高峰秀子が最高で彼女以外にはこの役はできないと思いました。内容は最初から最後まで泣けるシーンだらけで、戦時中の厳しさを知れるという意味でも大変貴重な作品。
二十四の瞳/壷井栄の同名小説を映像化した作品で監督は木下惠介。これまで何度も映画化、テレビドラマ化されているので、観たことはなくてもタイトルは知っているというもも多いと思います。本作は主演の高峰秀子が最高で彼女以外にはこの役はできないと思いました。内容は最初から最後まで泣けるシーンだらけで、戦時中の厳しさを知れるという意味でも大変貴重な作品。
民暴の帝王/90年代の東映のヤクザ映画で監督は和泉聖治、脚本は極妻シリーズ等で有名な高田宏治。本作は主演の小林旭をはじめ、70年代のヤクザ映画常連の役者が多数出演していて、本物のような迫力があります。特に小林旭、渡瀬恒彦はビビるくらい怖かったですw内容のほうはリアルな話ではありますが、ドンパチは少なめ、最後も盛り上がりに欠ける感じでガッカリ
野獣死すべし/大藪春彦の同名小説を映像化した作品で、監督は村川透。主演の松田優作はこの作品の為に10キロ以上の減量と奥歯4本の抜歯をしたというのは有名な話ですが、その効果と松田優作の演技力で主人公・伊達が恐ろしく不気味に見えますね。また脇役の方たちも魅力的で、訛りの強い売人・佐藤慶や刑事の室田日出男、伊達に洗脳される鹿賀丈史など濃いキャラが次々と登場してきて飽きさせません。本作の最大の謎はやはりラスト
現代やくざ 与太者の掟 1969 降旗康男 (主演・菅原文太) 東映
与太者の掟/現代やくざシリーズの一作目で監督は降旗康男。菅原文太の東映移籍後初主演作になります。内容は一匹狼の五郎(菅原文太)が組織ヤクザとぶつかり合うアクション系の作品ですが、意外と任侠映画っぽさがあり、良くも悪くも降旗康男監督らしさが感じられます。藤純子や志村喬があまり目立たないのは残念でしたが、最後の文太兄ひとりでの殴り込みはなかなか迫力があり良かったです。気になる方は
魚影の群れ/吉村昭の同名小説を映像化した作品で監督は相米慎二。本作は下北半島最北端の漁港を舞台にマグロの一本釣りに命を懸ける男たちの話で、主演の緒形拳が本物の漁師に見えるくらいハマってました。また娘役の夏目雅子も巧いのでつまらなそうな話だと思いつつも最後まで観れました。緒形拳が本物のマグロを釣り上げるシーンは迫力が
まむしと青大将 1975 中島貞夫 (主演・菅原文太/川地民夫) 東映
まむしと青大将/まむしシリーズの九作目で監督は中島貞夫。本作はイカサマ麻雀師や暴力団との間で金の奪い合いになるストーリーですが、不死身の勝(川地民夫)の登場がちょっと遅すぎてイマイチ盛り上がらない感じでした。やはりまむしの兄弟は二人揃ってこそ面白い。意外と良かったのは脇役で出ている樹木希林や佐藤蛾次郎で、ネタバレになるのであまり言えませんが佐藤蛾次郎が強烈な
鬼畜/2002年に日本テレビの火曜サスペンス劇場で放送された作品で原作は松本清張。本作では黒木瞳とビートたけしが夫婦役で、室井滋が愛人役という面白い組合せで、それぞれ役にハマっていて良かったと思います。三人の子供を預かるかたちになった夫婦は次第に子供が邪魔になり、とんでもない行動に出てしまうというストーリーですが、竹中(ビートたけし)が子供に何かするのではないかという雰囲気が常にあってハラハラ
女のみづうみ 1966 吉田喜重 (主演・岡田茉莉子) 松竹
女のみづうみ/川端康成の原作を基に、岡田茉莉子主演で描かれた官能的かつ詩的なドラマで監督は吉田喜重。高コントラストのモノクロ撮影が印象的で、監督のこだわりが随所に見られる作品ですが、人によっては退屈に感じるかもしれません。それでも岡田茉莉子の美しさは間違いないので、
十代 恵子の場合 1979 内藤誠 (主演・森下愛子) 東映
十代/内藤誠が脚本・監督した作品で森下愛子の初主演作。撮影当時二十歳の森下愛子が非行に走る少女を好演していて、濡れ場も何回かある忘れられない作品です。他の出演者も三浦洋一をはじめ良い演技を見せてくれます。暗い話ですが、最後に少しだけ
不良番長シリーズの一作目で監督は野田幸男。本作はタイトルからしてコメディ色が強いのかなと思ったら、そんなことはなく主演の梅宮辰夫率いる不良グループが好き放題に暴れまくるアクション映画でした。内容的には正直そこまで面白くはなかったですが、ヤクザ組織との戦いが抗争というよりも戦争みたいになっているのが
河内のオッサンの唄 よう来たのワレ 1976 斎藤武市 (主演・川谷拓三) 東映
監督 斎藤武市 脚本 松本功 高田純 関本郁夫 撮影 出先哲也 音楽 続きを読む…
まむしの兄弟 懲役十三回 1972 中島貞夫 (主演・菅原文太/川地民夫) 東映
懲役十三回/まむしの兄弟シリーズ第三作目で監督は中島貞夫。本作は昭和初期の浅草が舞台で、いつも通りまむしの兄弟が大暴れします。時代設定が三作目で急に変わるという訳の分からない作品ですが、コメディ色がかなり強いのでそれもアリかなと思いました。目立っていたのはスリの婆さん役で登場する高橋とよや
十三人の刺客 1963 工藤栄一 (主演・片岡千恵蔵) 東映
十三人の刺客/片岡千恵蔵が主演の東映の時代劇で監督は工藤栄一。リメイク版やテレビドラマ版などがある有名な作品で、本作では片岡千恵蔵のほかに嵐寛寿郎や丹波哲郎、月形龍之介など大御所が出演しています。ストーリーも分かりやすくて、十三人の刺客も個性的で面白い。
血と骨 2004 崔洋一 (主演・ビートたけし) 松竹 ザナドゥ―
血と骨/梁石日の自伝的小説を崔洋一が監督した作品。危険人物を演じるのが得意なビートたけしが主演で、本作でも暴れまくっています。想像していたよりもかなり重たいテーマの話で、特に後半は見ているのが辛くなるレベル。暴力シーンも迫力があるし、濡れ場も生々しさがあり
鬼龍院花子の生涯 1982 五社英雄 (主演・夏目雅子/仲代達矢) 東映
鬼龍院花子の生涯/宮尾登美子の同名小説を映像化した作品で、監督は五社英雄。大正から昭和初期の男尊女卑が色濃く残る時代の中を懸命に生き抜いた女性たちの姿を描いた重厚な人間ドラマ。仲代達矢、岩下志麻、夏目雅子など強力な役者が出演していて脇役も室田日出男、夏木マリなど巧い人ばかりで面白かったです。また
日本暴力列島 京阪神殺しの軍団 1975 山下耕作 (主演・小林旭/梅宮辰夫) 東映
京阪神殺しの軍団/小林旭と梅宮辰夫が在日コリアンの役を演じたヤクザ映画で監督は山下耕作。本作はタイトルからしてヤバそうと思い、期待して観ましたがイマイチな作品でした。キャスティングは良いと思いましたが、如何せん脚本があまりよくないです。武闘派のヤクザがただ暴れ回るだけで、
安藤組外伝 人斬り舎弟 1974 中島貞夫 (主演・菅原文太) 東映
監督 中島貞夫 脚本 松田寛夫 原作 安藤昇 撮影 仲沢半次郎 音楽 続きを読む…
緋牡丹博徒 仁義通します 1972 斎藤武市 (主演・藤純子) 東映
監督 斎藤武市 脚本 高田宏治 撮影 山岸長樹 音楽 小杉太一郎 編集 続きを読む…
侠客列伝/日本侠客伝シリーズ等で有名なマキノ雅弘監督が撮った任侠映画で脚本は棚田吾郎。東映の任侠・ヤクザ映画でよくあるのが、オールスターキャストの作品になると何故かあまり面白くないというパターン。本作も豪華な顔ぶれなのに個人的にはそれほど面白くなかったです。良かった点を挙げるとすれば
花と龍/火野葦平の同名小説を、田坂啓が脚色、山下耕作が監督した作品でこれまで何度も映画化、テレビドラマ化されています。高倉健主演の「日本侠客伝 花と龍」と比べると、華がないというか少し地味な印象ですが、こちらはリアルな感じがして悪くないと思います。印象に残るのは
俺達に墓はない 1979 澤田幸弘 (主演・松田優作) 東映
俺達に墓はない/松田優作主演のヴァイオレンス・アクション映画で、監督は澤田幸弘。松田優作の相棒が岩城滉一でそこに志賀勝、竹田かほりが絡んできて大金の奪い合いになるストーリー。仲間になったかと思ったら誤解から敵になったり、なかなか忙しい映画ですが
あの夏、いちばん静かな海。 1991 北野武 (主演・真木蔵人) 東宝
あの夏、いちばん静かな海。/北野武監督の三作目の作品で、音楽を久石譲が担当。主演の聾唖者のカップルは真木蔵人と大島弘子が演じています。北野作品の中では数少ない恋愛映画で、映画関係者にも高い評価を受けた本作は映画の出演がこの作品だけという大島弘子が役にハマりすぎていて凄いです。
博奕打ち 不死身の勝負 1967 小沢茂弘 (主演・鶴田浩二) 東映
不死身の勝負/博奕打ちシリーズの第三作目で、監督は小沢茂弘。本作は九州筑豊炭田が舞台で、主人公の常太郎(鶴田浩二)が、借金のかたに炭鉱で働くというちょっと面白いストーリー。若山富三郎が悪役というのもわりと珍しくて、木暮実千代、藤山寛美も登場します。内容は凄く面白いと
総長の首/「日本の首領」シリーズなどで有名な中島貞夫監督が撮った作品で、脚本は神波史男と中島監督の共同脚本。一応主演は菅原文太ですが、他の役者が目立っていて特に愚連隊の清水健太郎、三浦洋一、ジョニー大倉の三人が主演のように見えました。内容的にはそれほど面白いもの
緋牡丹博徒 二代目襲名 1969 小沢茂弘 (主演・藤純子) 東映
二代目襲名/緋牡丹博徒シリーズ第四作目で監督は小沢茂弘。本作はお竜(藤純子)が二代目を襲名する話で、途中高倉健が助っ人的な役割で登場します。面白かったのは石山健二郎や遠藤辰雄がいつもとはちょっと違う感じのキャラを演じていること。二人とも最後の方にはお竜の味方に
劇場/芥川賞作家・又吉直樹の二作目となる同名小説を、主演・山崎賢人、ヒロイン・松岡茉優で映像化した作品で監督は行定勲。うだつが上がらない脚本家の永田役を山崎賢人が演じていて、最初はイケメン過ぎて役に合わないと思っていましたが、気難しい性格の永田を
悪い奴ほどよく眠る/黒澤プロダクション製作の第一作目で、脚本は黒澤監督他五人の共同脚本。フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッド・ファーザー」にも影響を与えた本作は、やはり脚本が良くて最後まで目が離せないサスペンス映画の傑作です。出演者もとても魅力的で、
日本侠客伝 斬り込み 1967 マキノ雅弘 (主演・高倉健) 東映
斬り込み/日本侠客伝シリーズの七作目で監督はマキノ雅弘。本作では博徒の真三(高倉健)が、テキ屋の源蔵(石山健二郎)とその娘・お京(藤純子)と出会い東京新宿に露天商として旗を揚げるというストーリー。面白いのはいつもと違い割と良い人役の金子信雄と雑魚キャラなのに目立ってしまう
修羅の群れ/東映の実録やくざ映画で稲川聖城の半生を描いた作品。監督は任侠映画などでお馴染みの山下耕作。元々主演は北大路欣也の予定でしたが、スケジュールの関係で松方弘樹になったようです。本作は脇役が強力で丹波哲郎や若山富三郎、北島三郎に加えて野球界から張本勲、小林繫など
新仁義なき戦い 組長最後の日 1976 深作欣二 (主演・菅原文太) 東映
組長最後の日/新仁義なき戦いシリーズの三作目で、監督は深作欣二。本作では菅原文太が弱小組織の組員で、関西の大物ヤクザの命を狙い続けるというストーリー。仁義なき戦いのシリーズから数えて八作目になるので、さすがにもうネタ切れかと思ったら意外と面白い作品でした。特に終盤、
やくざの墓場 くちなしの花 1976 深作欣二 (主演・渡哲也) 東映
やくざの墓場/深作欣二監督の「仁義の墓場」の後に撮られた作品で、脚本はヤクザ映画ではお馴染みの笠原和夫。本作では渡哲也が破天荒すぎるマル暴の役で登場。その他では梅宮辰夫や梶芽衣子がそれぞれの良さを出していて面白いです。一応マル暴の黒岩(渡哲也)が、いつの間にか
捨て身のならず者 1970 降旗康男 (主演・高倉健) 東映
捨て身のならず者/降旗康男監督×高倉健のコンビの作品で本作では高倉健がトップ屋(フリーランスのジャーナリストやライター)の役を演じています。内容は暴力団に妻を殺された矢島(高倉健)が復讐する話ですが、イマイチ盛り上がらない作品です。シナリオが悪いとも思わないし、何が悪いのか
バージンブルース 1974 藤田敏八 (主演・秋吉久美子) 日活
バージンブルース/野坂昭如のヒット曲「バージン・ブルース」をモチーフにした映画で監督は藤田敏八。東京の女子寮で暮らす浪人生が万引き行為で追われ、逃げる途中に知り合った中年男性と故郷に向かい、二人で過ごす数日間を描いたドラマ映画。
任侠興亡史 組長と代貸 1970 降旗康男 (主演・鶴田浩二) 東映
組長と代貸/笠原和夫と長田紀生が脚本を共同執筆し、降旗康男が監督した組長シリーズ三作目。任侠映画・ヤクザ映画で良く見る人たちが多数出演していますが、佐藤允や沢村忠がわりと目立つ役で出ているのがポイントです。あとは工藤明子がかなりセクシーで目立っていました。
素晴らしき日曜日 1947 黒澤明 (主演・沼崎勲/中北千枝子) 東宝
素晴らしき日曜日/D.Wグリフィスの名作「恋の馬鈴薯」に影響された黒澤明監督が撮った作品で、脚本は植草圭之助。毎週日曜日にデートする貧乏なカップルの話で、主演に抜擢された中北千枝子が素晴らしい演技を見せてくれます。戦後間もない東京の街並みも見れて興味深いですし、
今朝の秋/山田太一脚本で深町幸男が演出を手掛けたTVドラマで主演は笠智衆。小津作品でお馴染みの笠智衆、杉村春子が出演していて、その他では倍賞美津子や樹木希林、杉浦直樹などなかなか豪華な顔触れです。なかでも杉浦直樹が病気の息子を好演していて、後半は涙を誘うシーンも
ピラニア軍団 ダボシャツの天 1977 山下耕作 (主演・川谷拓三) 東映
ダボシャツの天/政岡としやの漫画を実写化した作品で監督は山下耕作。原作の漫画を読んだことはありませんが、おそらく川谷拓三がダボシャツの天役にピッタリだと思います。天の兄貴分を演じた夏八木勲もコミカルで面白いし、その他の登場人物も漫画から飛び出て来たような人物が多く
父ありき/戦時中の1942年に公開された作品で監督は小津安二郎。簡単に言ってしまえば父と息子の愛情物語ですが、巨匠・小津監督の作品なので芸術的で深みがあります。子供時代の良平を演じた津田晴彦と大人になった良平を演じた佐野周二、
新仁義なき戦い 組長の首 1975 深作欣二 (主演・菅原文太) 東映
組長の首/新仁義なき戦いシリーズの二作目で監督は深作欣二。本作は実録路線ではなく、フィクションの作品になりますが、暴力シーンは相変わらずの凄い迫力で圧倒されます。目立っていたのはポン中で廃人と化した楠を演じた山崎努で、主役を食うぐらいのヤバさ
実録外伝 大阪電撃作戦 1976 中島貞夫 (主演・松方弘樹) 東映
大阪電撃作戦/東映の実録ヤクザ映画の一作で監督は中島貞夫。昭和三十五年の明友会事件を元に高田宏治が脚本を書いた本作は、仁義なき戦いの出演者が多数出ていてホンモノ顔負けの迫力を見せてくれます。特に目立っていたのは渡瀬恒彦で、車に引きずられたり
原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」ですが、ドストエフスキーの「虐げられた人びと」も取り入れた黒澤明監督らしい作品。弱きを助け強きを挫く赤ひげ(三船敏郎)に影響され、エリート志向の若い医師・保本(加山雄三)がだんだん気持ちが変わっていくというストーリーで、
日本の仁義/東映の「やくざ戦争 日本の首領」に続くオールスターのヤクザ映画で監督は中島貞夫。かなり豪華な顔ぶれなので期待して観ましたが、そこまで面白くはなかったというのが正直な感想です。様々な人間模様が描かれていますが、そのせいで作品が薄っぺらくなっていると
卍 1983 横山博人 (主演・樋口可南子) 東映セントラルフィルム
卍/これまでに何度も映像化されている谷崎潤一郎の卍「まんじ」。本作は80年代に横山博人監督が撮った作品で、樋口可南子が難しい役を好演しています。64年の増村保造監督の卍とは大分違った雰囲気で、原作とも違うので面白味はありますが、
ごろつき/東映の任侠・ヤクザ映画の一作ですが、本物のボクサーも実名で登場する異色の作品。監督はお馴染みのマキノ雅弘。高倉健と菅原文太がみすぼらしい姿で登場したり、流しに従事するシーンがあったりと
日本侠客伝 白刃の盃 1967 マキノ雅弘 (主演・高倉健) 東映
白刃の盃/日本侠客伝シリーズ六作目で監督はマキノ雅弘。本作は千葉銚子を舞台にカタギになった高倉健が運送会社に就職し、分裂した一家のゴタゴタに巻き込まれていくというストーリーで、任侠映画ではお馴染みの長門裕之や天津敏、藤純子などが出演しています
極道VSまむし 1974 中島貞夫 (主演・若山富三郎) 東映
極道VSまむし/東映のヤクザ映画・極道シリーズとまむしの兄弟とのクロスオーバー作品で、監督は中島貞夫。若山富三郎とまむしの兄弟の組み合わせはコメディ色がかなり強くなるだろうと思っていたら、予想通りでした。チンピラ役の川谷拓三らを無理やり焼き肉店で働かせたり、
火宅の人/檀一雄の同名小説を映像化した作品で、監督は深作欣二。主人公の桂一雄役が緒形拳で自由奔放に生きる作家を好演しています。また妻役のいしだあゆみ、不倫相手役の原田美枝子もハマっていてとても良かったです。印象に残るのは
極道の妻たちⅡ/極道の妻たちシリーズ二作目で監督は土橋亨。極妻といえば岩下志麻ですが、本作では十朱幸代が姐さん役で登場します。他ではいつも主役級に活躍するかたせ梨乃も出演していて、惜しげもなく自慢の裸体を披露しています。残念なのが男優陣でもうちょっとホンモノっぽい人が
仁義の墓場/実在した破天荒すぎるヤクザ・石川力夫の生き様を描いた作品で、監督は深作欣二。主演の渡哲也はこれが東映での初主演作で危険人物の役を好演しています。特にペイ中毒(ヘロイン中毒)になった後の渡哲也の演技はヤバすぎてゾッとします。
山口組外伝 九州侵攻作戦 1974 山下耕作 (主演・菅原文太) 東映
九州侵攻作戦/アウトロー界ではとても有名な鉄砲玉・夜桜銀次をモデルにした作品で、監督は山下耕作。タイトルがタイトルなだけにDVD化は難しいのでは?と言われていた本作は2016年頃DVDが発売され驚きました。主演の菅原文太は文句なしにカッコいいですが、その他ではチンピラ役の渡瀬恒彦や銀次の内妻・ふさ子役の渚まゆみが
麦秋 1951 小津安二郎 (主演・原節子) 松竹 Early Summer
麦秋/野田高梧と小津安二郎との共同執筆による脚本で「紀子三部作」と言われる原節子が紀子という役で登場する作品の二作目。小津監督お得意のなかなか嫁に行かないの娘を何とか結婚させようという話ですが、他作と違うのは原節子の結婚相手がちょっと意外な
旅立ちの時 1988 シドニー・ルメット (主演・リヴァー・フェニックス) Running on Empty
監督 シドニー・ルメット 原作 ナオミ・フォナー 脚本 ナオミ・フォナ 続きを読む…
資金源強奪/「仁義なき戦い」で有名な深作欣二監督が撮った作品で、脚本は極妻シリーズなどでお馴染みの高田宏治。暴力団の賭場を襲撃して現金を強奪とするという有りそうでなかったストーリーで、配役もなかなか良い感じです。特に
資金源強奪/「仁義なき戦い」で有名な深作欣二監督が撮った作品で、脚本は極妻シリーズなどでお馴染みの高田宏治。暴力団の賭場を襲撃して現金を強奪とするという有りそうでなかったストーリーで、配役もなかなか良い感じです。特に
河内のオッサンの唄 1976 斎藤武市 (主演・川谷拓三) 東映
河内のオッサンの唄/ミス花子が歌う同名のヒット曲をもとに、関本郁夫×高田純が脚本を書き、斎藤武市が監督した作品。名脇役として知られる川谷拓三が主演ということで、コメディ色が強めかと思ったら意外とそうでもなく、東映らしさがよく出ている人情劇といった感じです。
お早よう 1959 小津安二郎 (主演・設楽幸嗣/島津雅彦) 松竹
お早よう/東京郊外の新興住宅地を舞台に戦後の庶民生活を描いた作品で監督は小津安二郎。監督にしては珍しくコメディ色が強めで、子供がメインですが、小津作品常連の役者さんたちが巧くて面白いので楽しめます。特に良かったのは杉村春子と三好栄子の
まむしの兄弟 二人合わせて30犯 1974 工藤栄一 (主演・菅原文太/川地民夫) 東映
二人合わせて30犯/まむしの兄弟シリーズ七作目で監督は工藤栄一。本作ではまむしの兄弟に不良少女・ジュン(東三千)が加わり大活躍します。勝(川地民夫)の母親?として登場する弥生が小津作品でお馴染みの三宅邦子というのがまた面白い。いつものことながら悪党に立ち向かうまむしの兄弟ですが、
生きものの記録/黒澤明監督が原水爆の恐怖を取り上げた社会派ドラマで、この時三十代半ばの三船敏郎が六十代の老人の役を演じています。黒澤作品の中ではあまり話題にならない本作ですが、意外と好きな人もいて爆笑問題の太田光も好きな映画
首 2023 北野武 (主演・ビートたけし/西島秀俊/加瀬亮) 東宝 KADOKAWA
首/北野武監督が自身の小説「首」を映画化した作品で、本能寺の変を題材にしています。とは言っても戦国武将をカッコよく描いたようなありきたりの時代劇ではなく、監督らしいかなりぶっ飛んだ内容の作品に仕上がっています。特に信長役の加瀬亮がヤバくて、武将というよりただの狂人
監督 鈴木清順 脚本 川内康範 原作 川内康範 撮影 峰重義 音楽 鏑 続きを読む…
信子/獅子文六の小説「信子」を映像化した作品で、監督は「按摩と女」等で有名な清水宏。1940年の作品ということでものすごいノイズが入っていますが、何とか観ることができました。学園もので内容も割と普通な感じですが、主演の高峰三枝子が存在感が有り、
死闘の伝説/木下恵介が脚本・監督する社会ドラマ。戦争中、北海道の村に疎開した家族が権力者との縁談を断わったことから酷い嫌がらせに合い、やがて殺し合いにまで発展してしまうという木下監督らしくない作品。まず岩下志麻が若すぎるのと、菅原文太が木下監督の作品に出ていることに
狂った野獣/中島貞夫、関本郁夫、大原清秀の三人で書いた脚本を低予算で映像化した作品。主演の渡瀬恒彦は自ら危険なカースタントに挑戦したり、この作品の為に大型免許を取得したりかなり気合が入っています。二組の逃亡犯が同じバスに乗り合わせるといういかにもB級映画っぽい内容ですが、
どん底 1957 黒澤明 (主演・三船敏郎 原作・ゴーリキー) 東宝
どん底/ロシアの作家・ゴーリキーの戯曲を翻案した作品で監督は黒澤明。脚本は黒澤明と小国英雄で二週間ほどで書き上げてしまったそうです。黒澤監督にしては珍しく、低予算、短期間で撮った作品で、出演者が強力過ぎて個性と個性がぶつかり合ってドキュメンタルみたいになっていますwいざこざばかり起こるので観ていて疲れますが、
極道の妻たち 危険な賭け 1996 中島貞夫 (主演・岩下志麻) 東映
危険な賭け/極道の妻たちシリーズ九作目で監督は中島貞夫。本作では主演はもちろん岩下志麻ですが、その娘役に工藤静香が出演しているレアな作品です。内容の方は原田龍二と工藤静香の恋愛がフィーチャーされ過ぎていて何の映画なのか分からなくなる残念な感じです。それでも
緋牡丹博徒 お命戴きます 1971 加藤泰 (主演・藤純子)東映
お命戴きます/緋牡丹博徒シリーズ第七作目で監督は加藤泰。本作は加藤監督らしさ全開の作品で、独自のカメラワークや迫力のあるアクションシーンなどシリーズ中でも印象に残る傑作です。悪役の三人組・河津清三郎、大木実、内田朝雄のやり取りも面白かったし、安定のカッコよさの鶴田浩二、そして最後のお竜(藤純子)の殴り込みとちょっと衝撃的な終わり方。
緋牡丹博徒 お命戴きます 1971 加藤泰 (主演・藤純子)東映
監督 加藤泰 脚本 大和久守正 鈴木則文 撮影 わし尾元也 音楽 木下 続きを読む…
緋牡丹博徒 鉄火場列伝 1969 山下耕作 (主演・藤純子) 東映
鉄火場列伝/緋牡丹博徒シリーズ第五作目で監督は山下耕作。本作は主演の藤純子以外に若山富三郎、鶴田浩二、丹波哲郎と聞いただけでお腹いっぱいになりそうな強力な面子が出演。それぞれがいつも通りの安定の演技を見せてくれます。
息子 1991 山田洋次 (主演・三國連太郎/永瀬正敏) 松竹
息子■椎名誠原作「倉庫作業員」を基にした作品で監督は山田洋次。三國連太郎と永瀬正敏の二人はとても上手い役者なので、見応えがあります。また脇を固める役者も良い役者が出演していてなかでも田中邦衛やいかりや長介、和久井映見等がハマっていました。
極道の妻たち 決着 1998 中島貞夫 (主演・岩下志麻) 東映
決着◆極道の妻たちシリーズ十作目で監督は中島貞夫。シリーズもこれで最終作となりますが、主演はやはり岩下志麻でお馴染みのかたせ梨乃も出演しています。本作ではヤクザ映画ではあまり見ない愛川欽也やトミーズ雅などが出演していて、いい味出していると思います。
ひとひらの雪 1985 根岸吉太郎 (主演・津川雅彦/秋吉久美子) 東映
監督 根岸吉太郎 脚本 荒井晴彦 原作 渡辺淳一 撮影 川上皓市 音楽 続きを読む…
極道の妻たち 赫い絆 1995 関本郁夫 (主演・岩下志麻) 東映
極道の妻たちシリーズ八作目で監督は関本郁夫。本作で岩下志麻はシリーズ六回目の登場で、夫役には宅麻伸が起用されています。残念ながらかたせ梨乃は出ていませんが、その代わりに鈴木砂羽が大暴れしていますwキャスティングがイマイチだなと思った本作ですが、脚本はなかなか良くて最後まで楽しめます。
監督 小沢茂弘 脚本 村尾昭 撮影 吉田貞次 音楽 津島利章 企画 俊 続きを読む…
黒部の太陽 1968 熊井啓 (主演・三船敏郎/石原裕次郎) 日活
監督 熊井啓 原作 木本正次 脚色 井出雅人 熊井啓 撮影 金宇満司 続きを読む…
君よ憤怒の河を渉れ 1976 佐藤純彌 (主演・高倉健) 松竹
監督 佐藤純彌 脚本 田坂啓 佐藤純彌 原作 西村寿行 撮影 小林節雄 音楽 青山八郎 制作 永田雅一 企画
極道の妻たち 最後の戦い 1990 山下耕作 (主演・岩下志麻) 東映
監督 山下耕作 脚本 高田宏治 原作 家田荘子 撮影 木村大作 音楽 津島利章 企画 日下部五朗 助監督 鈴木秀雄 編集 市田勇 プロデューサー 奈村協 天野和人
夕やけ雲 1956 木下惠介 (主演・田中晋二 脚本・楠田芳子) 松竹
監督 木下惠介 脚本 楠田芳子 撮影 楠田浩之 音楽 木下忠司 制作 久保光三 ▮あらすじ▮ 秋本洋一(田中晋
陸軍中野学校 開戦前夜 1968 井上昭 (主演・市川雷蔵) 大映
監督 井上昭 脚本 長谷川公之 撮影 武田千吉郎 音楽 池野成 企画 関幸輔 編集 山田弘 ▮あらすじ▮ 昭和
まむしの兄弟 恐喝三億円 1973 鈴木則文 (主演・菅原文太/川地民夫) 東映
監督 鈴木則文 脚本 高田宏治 鈴木則文 撮影 鈴木重平 音楽 広瀬健次郎 企画 橋本慶一 助監督 藤原敏之
醜聞 スキャンダル 1950 黒澤明 (主演・三船敏郎) 松竹
監督 黒澤明 脚本 黒澤明 菊島隆三 撮影 生方敏夫 音楽 早坂文雄 編集 杉原よ志 助監督 野村芳太郎 小林
新・極道の妻たち 惚れたら地獄 1994 降旗康男 (主演・岩下志麻) 東映
監督 降旗康男 脚本 松田寛夫 原作 家田荘子 撮影 木村大作 音楽 服部克久 企画 日下部五朗 プロデューサ
新・極道の妻たち 覚悟しいや 1993 山下耕作 (主演・岩下志麻) 東映
監督 山下耕作 脚本 高田宏治 原作 家田荘子 撮影 木村大作 音楽 菊地ひみこ 企画 日下部五朗 プロデュー
海峡 1982 森谷司郎 (主演・高倉健 原作・岩川隆) 東宝
監督 森谷司郎 脚本 井出俊郎 森谷司郎 原作 岩川隆 撮影 木村大作 音楽 南こうせつ 制作 田中友幸 森岡
監督 佐伯清 脚本 村尾昭 山本英明 松本功 撮影 星島一郎 音楽 菊池俊輔 企画 俊藤浩滋 吉田達 編集 長
監督 マキノ雅弘 脚本 笠原和夫 撮影 わし尾元也 音楽 木下忠司 制作 岡田茂 編集 宮本信太郎 ▮あらすじ
西鶴一代女 1952 溝口健二 (主演・田中絹代 原作・井原西鶴) 東宝
監督 溝口健二 原作 井原西鶴 脚本 依田義賢 撮影 平野好美 音楽 斎藤一郎 監修 吉井勇 助監督 内川清一
家族 1970 山田洋次 (主演・倍賞千恵子/井川比佐志) 松竹
監督 山田洋次 原作 山田洋次 脚本 山田洋次 宮崎晃 撮影 高羽哲夫 音楽 佐藤勝 編集 石井巌 制作 三嶋
昭和残侠伝 血染の唐獅子 1967 (主演・高倉健/池部良) 東映
監督 マキノ雅弘 脚本 鈴木則文 鳥居元宏 撮影 星島一郎 音楽 菊池俊輔 企画 俊藤浩滋 吉田達 編集 祖田
昭和残侠伝 一匹狼 1966 佐伯清 (主演・高倉健) 東映
監督 佐伯清 脚本 松本功 山本英明 撮影 星島一郎 音楽 菊池俊輔 企画 俊藤浩滋 吉田達 編集 長沢嘉樹
監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 撮影 長沼六男 音楽 冨田勲 編集 石井巌 制作 中川滋弘 深澤宏
風の中の牝鶏 1948 小津安二郎 (主演・田中絹代) 松竹
ー監督 小津安二郎 脚本 斎藤良輔 小津安二郎 撮影 厚田雄春 音楽 伊藤宜二 制作 久保光三 ▮あらすじ▮
君は放課後インソムニア 2023 池田千尋 (主演・森七菜/奥平大兼) ポニーキャニオン
監督 池田千尋 原作 オジロマコト 脚本 高橋泉 池田千尋 撮影 花村也寸志 音楽 信澤宣明 助監督 小菅規照
八甲田山 1977 森谷司郎 (主演・高倉健/北大路欣也) 東宝
監督 森谷司郎 脚本 橋本忍 原作 新田次郎 撮影 木村大作 音楽 芥川也寸志 制作 橋本忍 野村芳太郎 田中
極道の妻たち 三代目姐 1989 (主演・三田佳子 原作・家田荘子) 東映
監督 降旗康男 脚本 高田宏治 原作 家田荘子 撮影 木村大作 音楽 三枝成彰 企画 日下部五朗 編集 市田勇
極道の妻たち 三代目姐 1989 (主演・三田佳子 原作・家田荘子) 東映
監督 降旗康男 脚本 高田宏治 原作 家田荘子 撮影 木村大作 音楽 三枝成彰 企画 日下部五朗 編集 市田勇
学校 1993 山田洋次 (主演・西田敏行 原案 松本創) 松竹
監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 原案 松本創 撮影 高羽哲夫 長沼六男 音楽 冨田勲 ▮あらすじ▮
学校 1993 山田洋次 (主演・西田敏行 原案 松本創) 松竹
監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 原案 松本創 撮影 高羽哲夫 長沼六男 音楽 冨田勲 ▮あらすじ▮
座頭市 2003 北野武 (主演・ビートたけし) オフィス北野/松竹
監督 北野武 脚本 北野武 原作 子母沢寛 撮影 柳島克己 音楽 鈴木慶一 プロデューサー 森昌行 斎藤恒久
座頭市 2003 北野武 (主演・ビートたけし) オフィス北野/松竹
監督 北野武 脚本 北野武 原作 子母沢寛 撮影 柳島克己 音楽 鈴木慶一 プロデューサー 森昌行 斎藤恒久
人斬り与太 狂犬三兄弟 1972 深作欣二 (主演・菅原文太) 東映
監督 深作欣二 脚本 松田寛夫 神波史男 撮影 仲沢半次郎 音楽 津島利章 企画 俊藤浩滋 吉田達 編集 田中
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二十四の瞳/壷井栄の同名小説を映像化した作品で監督は木下惠介。これまで何度も映画化、テレビドラマ化されているので、観たことはなくてもタイトルは知っているというもも多いと思います。本作は主演の高峰秀子が最高で彼女以外にはこの役はできないと思いました。内容は最初から最後まで泣けるシーンだらけで、戦時中の厳しさを知れるという意味でも大変貴重な作品。
民暴の帝王/90年代の東映のヤクザ映画で監督は和泉聖治、脚本は極妻シリーズ等で有名な高田宏治。本作は主演の小林旭をはじめ、70年代のヤクザ映画常連の役者が多数出演していて、本物のような迫力があります。特に小林旭、渡瀬恒彦はビビるくらい怖かったですw内容のほうはリアルな話ではありますが、ドンパチは少なめ、最後も盛り上がりに欠ける感じでガッカリ
野獣死すべし/大藪春彦の同名小説を映像化した作品で、監督は村川透。主演の松田優作はこの作品の為に10キロ以上の減量と奥歯4本の抜歯をしたというのは有名な話ですが、その効果と松田優作の演技力で主人公・伊達が恐ろしく不気味に見えますね。また脇役の方たちも魅力的で、訛りの強い売人・佐藤慶や刑事の室田日出男、伊達に洗脳される鹿賀丈史など濃いキャラが次々と登場してきて飽きさせません。本作の最大の謎はやはりラスト
与太者の掟/現代やくざシリーズの一作目で監督は降旗康男。菅原文太の東映移籍後初主演作になります。内容は一匹狼の五郎(菅原文太)が組織ヤクザとぶつかり合うアクション系の作品ですが、意外と任侠映画っぽさがあり、良くも悪くも降旗康男監督らしさが感じられます。藤純子や志村喬があまり目立たないのは残念でしたが、最後の文太兄ひとりでの殴り込みはなかなか迫力があり良かったです。気になる方は
魚影の群れ/吉村昭の同名小説を映像化した作品で監督は相米慎二。本作は下北半島最北端の漁港を舞台にマグロの一本釣りに命を懸ける男たちの話で、主演の緒形拳が本物の漁師に見えるくらいハマってました。また娘役の夏目雅子も巧いのでつまらなそうな話だと思いつつも最後まで観れました。緒形拳が本物のマグロを釣り上げるシーンは迫力が
まむしと青大将/まむしシリーズの九作目で監督は中島貞夫。本作はイカサマ麻雀師や暴力団との間で金の奪い合いになるストーリーですが、不死身の勝(川地民夫)の登場がちょっと遅すぎてイマイチ盛り上がらない感じでした。やはりまむしの兄弟は二人揃ってこそ面白い。意外と良かったのは脇役で出ている樹木希林や佐藤蛾次郎で、ネタバレになるのであまり言えませんが佐藤蛾次郎が強烈な
鬼畜/2002年に日本テレビの火曜サスペンス劇場で放送された作品で原作は松本清張。本作では黒木瞳とビートたけしが夫婦役で、室井滋が愛人役という面白い組合せで、それぞれ役にハマっていて良かったと思います。三人の子供を預かるかたちになった夫婦は次第に子供が邪魔になり、とんでもない行動に出てしまうというストーリーですが、竹中(ビートたけし)が子供に何かするのではないかという雰囲気が常にあってハラハラ
女のみづうみ/川端康成の原作を基に、岡田茉莉子主演で描かれた官能的かつ詩的なドラマで監督は吉田喜重。高コントラストのモノクロ撮影が印象的で、監督のこだわりが随所に見られる作品ですが、人によっては退屈に感じるかもしれません。それでも岡田茉莉子の美しさは間違いないので、
十代/内藤誠が脚本・監督した作品で森下愛子の初主演作。撮影当時二十歳の森下愛子が非行に走る少女を好演していて、濡れ場も何回かある忘れられない作品です。他の出演者も三浦洋一をはじめ良い演技を見せてくれます。暗い話ですが、最後に少しだけ
不良番長シリーズの一作目で監督は野田幸男。本作はタイトルからしてコメディ色が強いのかなと思ったら、そんなことはなく主演の梅宮辰夫率いる不良グループが好き放題に暴れまくるアクション映画でした。内容的には正直そこまで面白くはなかったですが、ヤクザ組織との戦いが抗争というよりも戦争みたいになっているのが
監督 斎藤武市 脚本 松本功 高田純 関本郁夫 撮影 出先哲也 音楽 続きを読む…
懲役十三回/まむしの兄弟シリーズ第三作目で監督は中島貞夫。本作は昭和初期の浅草が舞台で、いつも通りまむしの兄弟が大暴れします。時代設定が三作目で急に変わるという訳の分からない作品ですが、コメディ色がかなり強いのでそれもアリかなと思いました。目立っていたのはスリの婆さん役で登場する高橋とよや
十三人の刺客/片岡千恵蔵が主演の東映の時代劇で監督は工藤栄一。リメイク版やテレビドラマ版などがある有名な作品で、本作では片岡千恵蔵のほかに嵐寛寿郎や丹波哲郎、月形龍之介など大御所が出演しています。ストーリーも分かりやすくて、十三人の刺客も個性的で面白い。
血と骨/梁石日の自伝的小説を崔洋一が監督した作品。危険人物を演じるのが得意なビートたけしが主演で、本作でも暴れまくっています。想像していたよりもかなり重たいテーマの話で、特に後半は見ているのが辛くなるレベル。暴力シーンも迫力があるし、濡れ場も生々しさがあり
鬼龍院花子の生涯/宮尾登美子の同名小説を映像化した作品で、監督は五社英雄。大正から昭和初期の男尊女卑が色濃く残る時代の中を懸命に生き抜いた女性たちの姿を描いた重厚な人間ドラマ。仲代達矢、岩下志麻、夏目雅子など強力な役者が出演していて脇役も室田日出男、夏木マリなど巧い人ばかりで面白かったです。また
京阪神殺しの軍団/小林旭と梅宮辰夫が在日コリアンの役を演じたヤクザ映画で監督は山下耕作。本作はタイトルからしてヤバそうと思い、期待して観ましたがイマイチな作品でした。キャスティングは良いと思いましたが、如何せん脚本があまりよくないです。武闘派のヤクザがただ暴れ回るだけで、
監督 中島貞夫 脚本 松田寛夫 原作 安藤昇 撮影 仲沢半次郎 音楽 続きを読む…
監督 斎藤武市 脚本 高田宏治 撮影 山岸長樹 音楽 小杉太一郎 編集 続きを読む…
侠客列伝/日本侠客伝シリーズ等で有名なマキノ雅弘監督が撮った任侠映画で脚本は棚田吾郎。東映の任侠・ヤクザ映画でよくあるのが、オールスターキャストの作品になると何故かあまり面白くないというパターン。本作も豪華な顔ぶれなのに個人的にはそれほど面白くなかったです。良かった点を挙げるとすれば
花と龍/火野葦平の同名小説を、田坂啓が脚色、山下耕作が監督した作品でこれまで何度も映画化、テレビドラマ化されています。高倉健主演の「日本侠客伝 花と龍」と比べると、華がないというか少し地味な印象ですが、こちらはリアルな感じがして悪くないと思います。印象に残るのは
監督 佐伯清 脚本 村尾昭 撮影 飯村雅彦 音楽 木下忠司 企画 俊藤浩滋 吉田達 ▮あらすじ▮ 三年振りに出
監督 山下耕作 脚本 鈴木則文 撮影 古谷伸 音楽 渡辺岳夫 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 佐藤雅夫 ▮あらすじ
監督 降旗康男 脚本 倉本聰 撮影 仲沢半次郎 音楽 クロード・チアリ 企画 俊藤浩滋 橋本慶一 助監督 藤原
監督 本田達男 脚本 高田宏治 鳥居元宏 原案 斯波道男 撮影 赤塚滋 音楽 菊池俊輔 企画 俊藤浩滋 橋本慶
監督 成瀬巳喜男 原作 林芙美子 脚本 水木洋子 撮影 玉井正夫 音楽 斎藤一郎 監督助手 岡本喜八 制作 藤
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 企画 俊藤浩滋 橋本慶一 撮影 赤塚滋 音楽 菊池俊輔 助監督 本田達男 ▮あ
監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 撮影 高羽哲夫 音楽 佐藤勝 制作 島津清 助監督 五十嵐敬司 ▮あ
監督 北野武 脚本 北野武 音楽 久石譲 撮影 柳島克己 制作 森昌行 吉田多喜男 ジェレミー・トーマス ピー
監督 加藤泰 脚本 鈴木則文 鳥居元宏 原案 石本久吉 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 撮影 古谷伸 音楽 渡辺岳
監督 小津安二郎 脚本 小津安二郎 野田高梧 音楽 斎藤高順 撮影 厚田雄春 制作 山内静夫 ▮あらすじ▮ 大
監督 黒澤明 脚本 黒澤明 菊島隆三 小国英雄 原作 山本周五郎 「日日平安」 撮影 斎藤孝雄 小泉福造 音楽
監督 深作欣二 脚本 笠原和夫 原作 飯干晃一 撮影 吉田貞次 音楽 津島利章 企画 日下部五朗 ▮あらすじ▮
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原作 飯干晃一 音楽 黛敏郎 撮影 増田敏雄 企画 俊籐浩滋 松平乗道 日下部
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原案 桂木薫 撮影 北坂清 音楽 近藤等則 企画 日下部五朗 ▮あらすじ▮ 十
監督 田中徳三 原作 有馬頼義 脚色 舟橋和郎 撮影 武田千吉郎 音楽 小杉太一郎 企画 久保寺生郎 ▮あらす
監督 中島貞夫 原作 飯干晃一 脚本 高田宏治 音楽 黛敏郎 伊部晴美 撮影 増田敏雄 ▮あらすじ▮ 昭和四十
監督 深作欣二 原作 飯干晃一 脚本 高田宏治 撮影 吉田貞次 音楽 津島利章 編集 宮本信太郎 ナレーター
監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 原作 飯干晃一 撮影 増田敏雄 音楽 黛敏郎 伊部晴美 ▮あらすじ▮ 西日本最
監督 黒澤明 原作 内田百閒 撮影 斎藤孝雄 上田正治 音楽 池辺晋一郎 演出補佐 本多猪四郎 ▮あらすじ▮
監督 佐藤純彌 脚本 佐治乾 鈴樹三千夫 撮影 仲沢半次郎 音楽 佐藤勝 企画 俊籐浩滋 栗山富郎 矢部恒 ▮