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謎の洞窟壁画・その4 〜有角人
JUGEMテーマ:歴史 その3の続き 引き続きフゴッペ洞窟壁画の人物像を見ていきます。 《7》角のある人 前回に見た翼を付けた有翼人以外に、頭に“角状”の突起を持った人物像=有角人も少な
2025/06/08 00:30
謎の洞窟壁画・その3 〜有翼人
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 前回は手宮洞窟の壁画を簡単に見ましたが、今回からはフゴッペ洞窟壁画を考えていきます。描かれたものがそれほど多くはない手宮洞窟に比べると、フゴッペは800点近い像が残されているそう
2025/05/30 01:13
謎の洞窟壁画・その2 〜ストーリー性(手宮)
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 手宮洞窟、フゴッペ洞窟ともに紀元1世紀〜4世紀の間に作られたとされます。北海道では「続縄文期」という時代にあたり、本州の時代区分では弥生時代の後期から古墳時代の始まりにあたります
2025/05/19 01:05
謎の洞窟壁画・その1 〜フゴッペと手宮
JUGEMテーマ:歴史 少し前から気になっていた、関西から遠い北海道の遺跡を取り上げようと思います。といっても決して人の気配が感じられないような最果ての不毛の地にある遺跡ではありません。小樽と余市にある日本では他に例を見ない2つの
2025/05/01 00:22
首無し地蔵・その2 〜浄玻璃の鏡
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》民話「ものいう地蔵」 瀬川拓男・松谷みよ子・辺見しゅん編『日本の民話6土着の民話』(角川文庫 1981年刊)の中に次のような話が載っています。(内容は少々要約しています)「
2025/04/13 01:58
首無し地蔵・その1 〜廃仏毀釈
JUGEMテーマ:歴史 今回の話題は決してホラーでもオカルトでもありません。タイトルだけ見て期待した方はすみません。 《1》ある誤解 ネットサイトの中のある日のQ&Aのコーナーに首かしげる質問と回答が載っていまし
2025/04/06 00:16
巨大プロジェクト「古墳」・その3 〜信仰から律令へ
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き大山古墳(仁徳天皇陵)の話を進めていますが、期せずして先日(3/18)の朝日新聞(朝刊)にて大山古墳の記事が載っていました。本来、なかなか調査が許可されない天皇陵ですが、3月7日に研究者によ
2025/03/23 02:56
巨大プロジェクト「古墳」・その2 〜普通の人々
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》巨大プロジェクトのリアル 本多猪四郎監督はインタビューで次のようにも言っています。 「…落ち着いて、一分の隙間も無いような計画のもとに、一
2025/03/15 00:07
巨大プロジェクト「古墳」・その1 〜特撮映画『妖星ゴラス』
JUGEMテーマ:歴史 古墳をとり上げようと思います。が、単に自分で勉強したことをそのまま書き連ねても芸がないことなので、最近観た映画の話から始めようと思います。 《1》映画『妖星ゴラス』 といっても、扱うのは新作ではな
2025/03/02 00:14
蛇を考える・その5 〜生と死
JUGEMテーマ:歴史 その4からの続き 《6》不吉な影 記紀(古事記・日本書紀)垂仁天皇の中にあるサホヒメ・サホヒコのエピソードに蛇(小蛇)が登場します。 天皇の后であるサホヒメは兄のサホヒコから天皇を殺して自分たちで
2025/02/16 00:21
蛇を考える・その4 〜弥生・古墳時代の蛇
JUGEMテーマ:歴史 その3からの続き 《5》弥生・古墳時代の蛇 おそらく私の不勉強によるものでしょうが、前々回にも述べた通り弥生時代の土器の中にヘビをモチーフにしたデザインや造形があるのかを知っていません。同様に古墳
2025/02/09 00:10
蛇を考える・その3 〜性の神
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 《4》性の神 山梨県立考古博物館展示の津金御所前遺跡出土(縄文時代中期)の土偶は出産土偶として有名です。容器上部についているのが母親の顔、側面に見えるのが子どもの顔とされており、
2025/01/27 00:14
蛇を考える・その2 〜縄文の蛇
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《3》再生への願い 民俗学の谷川健一さんが『蛇〜不死と再生の民俗』(冨山房インターナショナル 2012年刊)で、沖縄・奄美地方でハブを頭に乗せて占いをするノロ(巫女)がいたことを
2025/01/20 00:23
蛇を考える・その1 〜恭賀新年
JUGEMテーマ:歴史 あけましておめでとうございます。昨年は正月早々の地震やら大事故やらでたいへんなスタートとなりましたが、私の住む地域では今年は比較的穏やかな天候となり晴ればれとしたお正月を過ごしました。と思っていたら、ここ数
2025/01/14 00:03
ヤマイヌとオオカミ 〜遅れてきた神
JUGEMテーマ:歴史 3年ほど前「ドール」という動物を紹介したことがあります(2021年6月4日「ニホンオオカミのことpart�〜オオカミとヤマイヌ」)。ドールを日本で唯一飼育しているよこはま動物園ズーラシアに先日、ようやく訪問
2024/12/29 00:05
石と向き合う縄文人 〜神々と出会う
JUGEMテーマ:歴史 11月30日、大阪の近つ飛鳥博物館(富田林)において文挾健太郎氏(群馬県藤岡市教委)による『モノづくりが繋ぐ交流と信仰〜群馬県藤岡市の歴史文化の特性』という講演が行われました。“モノづくり&rd
2024/12/19 23:59
神はどこへ行くのか? 〜能登半島「あえのこと」
JUGEMテーマ:歴史 能登半島地域を襲った地震と水害によって被害を受けた方々、およびそれにより平穏な日常を妨げられた方々にお見舞い申し上げます。一日でも早い復興を祈っております。 今回はあまり深く掘り下げず、シンプルか
2024/11/17 01:09
大阪に伝来した龍・その2 〜龍神信仰とは
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》龍と王権 春成氏は講演の中で、龍の信仰が伝わってきた理由についても言及されています。龍の観念が伝来した紀元1世紀頃の日本列島は気候が極めて不安定であったとされていて、極端な
2024/11/08 01:46
大阪に伝来した龍・その1 〜春成秀爾氏講演
JUGEMテーマ:歴史 今までの読書体験の中で、自分の人生に大きな影響を受けたといえる本がいくつかあります。『儀礼と習俗の考古学』(塙書房2007年刊)と『祭りと呪術の考古学』(塙書房2011年刊)は、少しばかりの知識を得てわかっ
2024/10/31 00:43
祀るのは誰か? 〜「火山と断層から見えた神社のはじまり」を読む
JUGEMテーマ:歴史 よく読まれているようで、新聞などでも重版の広告をよく目にします。私も読んでみました。内容に共感する点は少なくないのですが、一方で少々納得できないところもありました。今回は、そのようなことも含めての感想じみた
2024/10/19 19:16
失われた縄文のモダニズム・その3 〜上野原遺跡
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き モダニズムのことなどほとんど分かっていない身ながら、このタイトルは少々恥ずかしいくらいに大げさすぎたようです。今さらながらオチをどのように持ってくるかが悩みどころなのですが&he
2024/10/06 01:05
失われた縄文のモダニズム・その2 〜曲線と直線
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《3》曲線の縄文 縄文人たちの思考表現が読み取れる数少ないものとしての土器や土偶の紋様や形状から考えるとき、私は縄文を“曲線の文化”と呼んでよいと考えてい
2024/09/29 23:04
失われた縄文のモダニズム・その1 〜角筒土器
JUGEMテーマ:歴史 現役を離れてから日経新聞に目を通すことが少なくなっていたのですが、友人から教えてもらったのが9月2日の朝刊から始まった『渦巻く縄文土器10選』 というシリーズの記事でした。渦巻の紋様に着目して代表的な10個
2024/09/23 00:02
トルソーな土偶・その4 〜人を超えた存在から
JUGEMテーマ:歴史 その3からの続き 《6》信仰の個別性 まず縄文草創期から早期・前期の土偶のサイズについて考えてみます。『縄文土偶ガイドブック』の中で三上徹也さんは、草創期から前期にかけてが半定住状態であったため、
2024/09/08 00:31
トルソーな土偶・その3 〜旧石器の顔
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 《5》旧石器の「顔」 前回までは縄文の顔なし土偶を見てきましたが、では縄文以前である旧石器時代はどうなのか? 縄文に直接つながるのが後期旧石器時代で今から約38000年前〜160
2024/09/01 00:09
トルソーな土偶・その2 〜早期と前期
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 草創期に次ぐ縄文時代の時期が早期で約11300年前〜7200年前の約4100年間とされます(谷口康弘『入門縄文時代考古学』より) 《3》早期の土偶と前期の土偶 三上徹也
2024/08/24 23:48
トルソーな土偶・その1 〜縄文草創期
JUGEMテーマ:歴史 アパレルショップの店頭なのでアイテム(服)を着せてディスプレイするもので、頭部と四肢のついたものがマネキン、ついていない胴体だけのものをトルソーと言います。トルソーとは名詞なのですが、面白くするために形容詞
2024/08/17 00:11
2つのあの世・その2 〜他界観が変わる
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 作られた主な時期で比べると竪穴系(4〜5世紀)が“旧世代型”、横穴式(5〜7世紀)が“新世代型”と呼べますし、その造成の違いで考
2024/08/06 01:12
2つのあの世・その1 〜竪穴と横穴
JUGEMテーマ:歴史 私の家の先祖代々の墓は大阪のとある霊園にあります。そこは特に宗旨宗派を問わないようで、浄土真宗である私たちの墓の隣のお墓はキリスト教ですし、裏手には韓国系と思われる方のお墓があったりします。ご先祖様も今はダ
2024/07/27 23:58
山の信仰・その3 〜葛城氏と律令国家
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 《6》葛城氏 そもそも役小角の出身である鴨氏=葛城氏とはどのような氏族なのでしょうか。 役小角が修行したとされる葛城山とは大阪府と奈良県の境にある山なのですが、それは河内長野市(
2024/06/30 00:17
山の信仰・その2 〜葛城修験
JUGEMテーマ:歴史その1からの続き 《4》葛城修験 修験道の聖地と言われる場所は大峰山(奈良)、出羽三山(山形)、英彦山(福岡・大分)や熊野(和歌山)、白山(富山他)、立山(富山)、富士山(静岡他)等々いくつか挙げられますが、
2024/06/26 00:38
山の信仰・その1 〜修験道とは
JUGEMテーマ:歴史 大阪(泉佐野市)と和歌山(紀の川市)の境となる和泉山系に犬鳴山はあります。2020年に公開された「犬鳴村」という恐怖映画とは全く関係ないのですが、映画のエピソードに出てくる犬鳴トンネルと同名の隧道があったり
2024/06/08 00:28
抽象する思考・その2 〜創造と感性
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き ⦅3⦆ 具象と抽象 例えば、ルネサンス期の宗教絵画しか観たことのない人が、ピカソの『泣く女』(1937年)を観たらとても人の顔には見えないでしょう。そ
2024/05/21 00:18
抽象する思考・その1 〜筒形土偶
JUGEMテーマ:歴史 縄文の土器や土偶には現代の私たちからすると極めて奇妙、珍妙、摩訶不思議な形状、デザインのものが少なくありません。この度訪問した東京・北区飛鳥山博物館に展示された土偶もその一つと言えるでしょう。 北区飛鳥山博
2024/05/14 23:18
魂を運ぶモノ・その3 〜ウルトラQ『鳥を見た』を観た
JUGEMテーマ:日本のTVドラマその2からの続き 映画『シン・ウルトラマン』(2022年 樋口真嗣監督)を私は観ていません。この作品にラルゲユウスが登場することを知ったのはごく最近です。ただ、どうもそれほど重く用いられていない様
2024/04/27 00:53
魂を運ぶモノ・その2 〜ウルトラQ『鳥を見た』を観た
JUGEMテーマ:日本のTVドラマその1からの続き 《3》鳥と少年 脚本を書いた山田正弘さんはインタビューでこの「鳥を見た」について以下のように述べています。 「この鳥は…“少年の思い&rdqu
2024/04/21 00:38
魂を運ぶモノ・その1 〜ウルトラQ『鳥を見た』を観た
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ 2024年2月27日朝日新聞(朝刊)の社説で、往年の特撮TVドラマ『ウルトラQ』の一作品(「1/8人間」)がツカミとして使われていました。書かれた記者がどのような方かは分からないのですが、196
2024/04/15 00:36
新しいステージへ向けて 〜4周年を迎えます
《1》3年経ちました2021年4月4日にブログを始めて以来、この度4年目を迎えようとしています。記事もこれで120本目となります。当初の目標は「1週間で1本」をペースとし「100本」を目指しました。SNSの瞬間芸的な軽い文でなく、できればそ
2024/04/04 18:56
紀伊半島という「場所」・その2 〜紀伊風土記の丘企画展
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 紀伊半島に人が住み始めたのは3万年前の旧石器時代のことで、その後の縄文時代の頃にはほぼ今の地形が出来上がっていたようです。 《4》東から西から 上は今回の紀伊風土記の丘
2024/03/29 00:25
紀伊半島という「場所」・その1 〜風土から考える
JUGEMテーマ:歴史 もう終了してしまったのですが、紀伊風土記の丘資料館で行われていた企画展『紀伊半島の東と西〜縄文・弥生時代の地域性〜』(1/20〜2/25)は、私にとってこの地域をあらためてとらえ直す良い機会になりました。&
2024/03/21 00:40
人知らずの神・その2 〜霊性をもつこと
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《3》 怪異の正体 “化け物の正体見たり枯れ尾花”というのは横井也有という江戸時代の俳人の作った句のようです。 その正体を“科学的&rdquo
2024/02/28 23:54
人知らずの神・その1 〜狛犬となったオオカミ
JUGEMテーマ:歴史 あたり前のことですが…。この世界のあらゆる生き物は「人間」のために存在するのではありません。自然の一部として存在する生き物を人間が勝手に“神”にしたり“妖怪
2024/02/24 00:42
笑いの祭祀・その3 〜縄文を考える
その2からの続き 古い人間なので昔の歌しか事例に上げられないのですが、さだまさしさん自身が主演する映画『飛べイカロスの翼』のテーマ曲として作った『道化師のソネット』(1980年)という歌には、♪笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕の
2024/02/18 00:38
笑いの祭祀・その2 〜愛される神
JUGEMテーマ:歴史 枚岡神社の笑い神事は記紀(古事記・日本書紀)に記された故事に由来するもので、神の笑いを真似ることにより神と一体になろうとするねらいがあるように思えます。いわば神と食を共になる直会のような意味があるのではない
2024/01/24 00:43
笑いの祭祀・その1 〜太陽信仰
JUGEMテーマ:歴史 笑い」を旨とする祭があります。防府(山口)の「笑い講」、名古屋(愛知)・熱田神宮の「酔笑人神事」、東大阪(大阪)・枚岡神社の「注連縄掛神事」、日高(和歌山)・丹生神社の「笑い祭」などが代表的です。昨年はその
2024/01/14 01:18
飛騨の女陰石・その3 〜卵生神話
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き女陰石と道祖神の話は前回で一通り終了したものとして、今回はその延長で少々飛躍ぎみというより誇大(古代…?)妄想レベルな話をしてみます。 《6》卵生神話 サルバドール・
2023/12/31 00:54
飛騨の女陰石・その2 〜丸石信仰
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》性のシンボリズム 縄文時代に関して、�土偶=女性・石棒=男性 をそれぞれ表現しているのだろうとするのが一般的理解です。 また、以前のブログ(2022年9月13日「
2023/12/22 00:26
飛騨の女陰石・その1 〜性シンボル
JUGEMテーマ:歴史 《1》飛騨の石棒 石棒とは縄文時代の遺跡から出土する棒状の石器です。その地域で作られたのか他所から持ち込まれたのかは別として、ほぼ全国の遺跡から見つかっており、小さいものでは数�、大きいものは長野県の北沢の
2023/12/16 00:52
地下世界を行く・その2 〜諏訪の本地(甲賀三郎)
その1からの続き 《4》地下世界譚 地底の世界を描いた話としてまずは『記紀(日本書紀・古事記)』に登場する黄泉国(よみのくに)を上げておきます。イザナギは死んだ妻のイザナミを追いかけて黄泉国に向かいます。そこで腐って蛆がわいている
2023/11/26 02:03
地下世界を行く・その1 〜信仰の場としての洞窟
JUGEMテーマ:歴史 《1》異世界訪問 和歌山の岩橋千塚古墳群(紀伊風土記の丘)は石室(玄室)の中に自由に入れる古墳がいくつかあることがウリです。最大規模の石室のある天王塚古墳の公開は不定期ですが、それ以外の中小の古墳の石室はい
2023/11/16 08:41
スサノオはどこから来たのか? 〜その2
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き《3》スサノオは和歌山発…? 〜松前健説 出雲と紀伊が深い関係にあることは昔から指摘されていたようで、須佐や熊野といった地名が両方に存在しますし、スサノオを祀る須佐神社は和歌山
2023/11/04 01:26
スサノオはどこからきたのか? 〜その1
JUGEMテーマ:歴史 永井豪のマンガ『凄ノ王』(1979年連載開始)というタイトルを比較的長い間“スゴノオウ”と読んでおり、スサノオと読むのだと気づいたのはけっこう大人になってからです。なぜこんな誤解をし
2023/10/15 00:06
カラス天狗のミイラ 〜信仰の二重性
JUGEMテーマ:歴史 天狗とカラス天狗のマスコットがあります。正確にどこで買ったかは忘れたのですが、おそらく天狗は鞍馬(京都)だったと思いますし、頭部だけのカラス天狗は、単に面白そうだったからネットで購入したことを記憶します。買
2023/10/02 00:34
「笑顔」の向こう側へ 〜縄文の笑い 7
JUGEMテーマ:歴史 女優・声優の戸田恵子さんがアンパンマンの声を担当して数年たった頃に出したエッセイ『アンパンマンになりたい私』(風雅書房 1994年刊)というのがあります。この中で戸田さんはアンパンマンについて、&ldquo
2023/09/04 23:36
映画『大脱走』を観る・その2 〜ストーリーの向こう側
JUGEMテーマ:映画の感想 その1からの続き 《4》パブリックスクールと捕虜収容所 この作品の収容所の捕虜たちは大半が将校(幹部)のようですが、イギリス軍の将校は基本的に大学卒業者でした。そう聞くと大卒だけが優遇されて
2023/08/30 00:33
映画『大脱走』を観る・その1 〜面白さはどこから来るのか?
JUGEMテーマ:映画の感想 またまた半世紀以上前の映画を取り上げようと思います。この映画は昭和の映画好きなら戦争映画ファンならずとも一度は観たことがあると思うのですが、公開時にリアルで観たという高齢者を除いて、おそらく大半の方は
2023/08/17 00:43
古代信仰の馬 〜紀伊風土記の丘夏期企画展
JUGEMテーマ:歴史 和歌山の紀伊風土記の丘資料館において夏期企画展『紀伊の地を馬が駆ける』が開催されています(〜9/3まで)。日本列島に馬がもたらされたのが1500年程前の古墳時代中期とされます。和歌山ではいくつかの遺跡で馬に
2023/08/07 00:20
「異界」ということ・その2 〜その恐ろしさ
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》異界の多層性 小松さんは講演の中で“場”としての異界を網羅した図を使用されています。「天上(天)、海上、海底、地底、山中」といった場所は、ふつうは「
2023/07/31 01:09
「異界」ということ・その1 〜小松和彦氏講演より
JUGEMテーマ:歴史 大阪歴史博物館で6/26日まで開催されていた特別企画展『異界彷徨〜怪異・祈り・生と死〜』と、それに合わせた特別イベントとして5/13に小松和彦さん(国際日本文化研究センター名誉教授)の講演があり、参加するこ
2023/07/10 23:51
崩れていくタテ社会 〜自衛官候補生発砲事件に思うこと
JUGEMテーマ:歴史 自衛官候補生が教官らを射殺するというショッキングな事件が起こりました。基本的に私のブログでは“時事的”なネタは避けようとしてきました。ましてや全容が掴めていない段階で何らかのコメント
2023/07/02 00:13
動物の競争譚 〜ウサギとカメ
JUGEMテーマ:歴史《1》ウサギさん快速 大阪と和歌山を結ぶJR阪和線を走る快速電車には“直通快速”とか“紀州路快速”とか“区間快速”等といった種類があります。 終着
2023/06/12 00:16
愛される自衛隊 〜信太山駐屯地創立記念行事
JUGEMテーマ:歴史 4/23(日)に大阪和泉市の信太山にある陸上自衛隊信太山駐屯地のイベントに行ってきました。念のため申し上げておくと、私は実物の兵器に目の色を変えるほどの兵器マニアでもないし、イベントに迷彩服を着て参加するよ
2023/06/05 00:03
縄文の隻眼信仰・その3 〜片目のシャーマン
JUGEMテーマ:歴史 その2から続く 《6》シャーマンのイニシエーション 文化人類学の古典ともなっている『生と再生〜イニシエーションの宗教的意義』(堀一郎訳 東京大学出版会1971年刊)の中で著者のミルチャ・エリアーデ
2023/05/28 23:31
縄文の隻眼信仰・その2 〜シャーマニズムとイニシエーション
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き タイトルに使用した“隻眼信仰”という言葉は少々不正確すぎたかもしれません。言いたかったのは、縄文が呪術性の高い世界だとするなら、土偶や人面装飾の片目やひと
2023/05/21 00:37
縄文の隻眼信仰・その1 〜人面把手2例
JUGEMテーマ:歴史 顔面(人面)装飾とは、土器の縁に付けられた人の顔を象った装飾部のことを指します。人面把手(じんめんとって)とも言うようです。今からちょうど1年前の2022年5月5日の『ウインクする土偶』という記事で隻眼(片
2023/05/14 23:32
見えないモノを見ること 〜妖怪の合理と不合理
JUGEMテーマ:歴史 年甲斐もなくBump Of Chickenが大好きです。安直な言葉が無秩序に垂れ流されている歌詞の曲が多い昨今、言葉(詞)の重さと深さを大切にしているミュージシャンの一人ではないかと感じています。CMで使用
2023/04/24 00:43
石梁と石棚の謎 〜允恭地震から考える
先月(3/5)に天王塚古墳の石室公開が行われたので参加しました。昨年8月の公開以来、半年ぶりとなります。 [1]岩橋(いわせ)型横穴式石室 岩橋千塚古墳群については今まで何度も紹介しましたし、天王塚古墳についても昨年の公開に合わせ
2023/04/15 02:02
四畳半の青春 〜トキワ荘マンガミュージアムから
先月(2/13)、マンガ家の松本零士さんが亡くなられました。手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄といった戦後マンガを作った「第一世代」にあたる方だったと言ってもよいと思われます。私にとっての“昭和&rdqu
2023/03/22 00:45
古墳の中のモノリス 〜大谷山22号墳石室公開
JUGEMテーマ:歴史 紀伊風土記の丘として整備されている和歌山の岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)にはいろいろな特徴がありますが、最大の魅力は「古墳の石室に入ることができる」ことではないかと私は考えています。※「岩橋」と
2023/02/28 01:05
2つの伊太祈曽・その2 〜丹生氏の影
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き (3) 両面宿禰『日本書紀』仁徳天皇六十五年の記事に奇怪な記事があります。 「飛騨の国に一人の人がいて、宿儺といった。その人となりは、胴体が一つで、二つの顔を持ち、顔は
2023/02/18 01:21
2つの伊太祁曽・その1 〜紀伊と飛騨
JUGEMテーマ:歴史 タマという猫が駅長を務めることで有名になった和歌山電鐵(貴志川線)には「伊太祈曽」という駅があります。難読漢字駅名としても知られていて「いだきそ」と読みます。この駅で下車してから5分ほど歩いたところに「伊太
2023/01/30 00:13
ラスト・クライ 〜消えていく神の声
JUGEMテーマ:歴史 初代『ゴジラ』(1954年封切り)がアメリカ映画『原子怪獣現る』(1953年)からヒントを得ているというのは有名です。また『原子怪獣現る』がSF小説の大家レイ・プラッドベリーの『霧笛』(1951年発表)を原
2023/01/21 00:47
ウサギの話 〜その信仰
JUGEMテーマ:歴史 2023年がスタートしました。今年は卯年なので、ここではウサギのことを取り上げようと思います。基本となる事柄は『十二支の民俗誌』(八坂書房 2018年刊)を下敷きにしました。 (1) 縁起物として
2023/01/14 02:00
岩と木と水と風の祀り 〜沖縄・斎場御嶽(セーファウタキ)
JUGEMテーマ:歴史 いま沖縄ではレンタカー料金が異常に高騰しています。3年に及ぶコロナ禍のために廃車や小規模事業者が廃業したりと、レンタカーが極端に不足しているからです。車がなければ思うように移動が難しい沖縄の観光を断念し、他
2022/12/31 11:38
顔のない埴輪 〜今城塚古墳(大阪)
JUGEMテーマ:歴史 私がファンである女優の黒木華さんは大阪府高槻市出身です。高校時代から演劇部に所属していたそうで、ももいろクローバーZ主演の映画『幕が上がる』(2015年公開)で演じていた、かつて“学生演劇の女王
2022/12/26 00:32
イノシシの狛犬 〜縄文から吹く風
JUGEMテーマ:歴史
2022/12/17 15:01
神の子の森 〜神さまはどこにいるのか?
JUGEMテーマ:歴史森の木々が燃えるように赤く黄色く染まっていく晩秋の頃でした。スケタケはニホンオオカミの子どもです。近くに住むツキノワグマの子のワタロウと遊んでいました。ワタロウたち熊はもうすぐ冬ごもりに入ってしまうので、一緒に遊べるの
2022/12/04 01:09
再生する世界 〜縄文の他界観
JUGEMテーマ:歴史 ひと昔前の学校教育では、縄文時代の遺跡である「貝塚」を縄文人たちの“ゴミ捨て場”であると教えていました。しかし、今では単なる廃棄物の集積場所というものではなかっただろうという考え方が
2022/11/26 23:33
御霊信仰 〜「御霊神社展」より
JUGEMテーマ:歴史 奈良県の五条市は吉野川(紀ノ川)の中流域にあって、古くから大和(奈良)と紀伊(和歌山)を結ぶ街道の町として栄えたところです。吉野に近いことから、古代でも大和王権との関係は深かったようです。ここにある「五条文
2022/11/14 01:40
諏訪の神々 〜タケミナカタとミシャグジ
JUGEMテーマ:歴史 千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館のショップには、全国各地の博物館、資料館で催された展示会やシンポジウムの図録、資料が販売されています。興味あるものをいくつか入手しました。その中に2010年に諏訪市博物館
2022/11/08 05:50
豆腐小僧 〜「創作妖怪」のこと
JUGEMテーマ:歴史 豆腐を持ち笠をかぶってひょうきんな表情をしているだけという妖怪を主人公としたアニメ映画『豆腐小僧』の公開されたのが2011年のことです。主役の豆腐小僧の声を深田恭子さん、他に武田鉄矢さん、松平健さん、小池徹
2022/10/30 00:46
ミニチュア土器 〜「個」の信仰
JUGEMテーマ:歴史 今回は、縄文時代にもみられ弥生や古墳時代にも登場するある“特殊”な土器のことを取り上げようと思います。が、これについては若干の解説を施した資料はあるものの、本格的に言及した書籍をみつ
2022/10/18 00:25
生と性のメルヘン・その2 〜映画『小さな恋のメロディ』
JUGEMテーマ:映画の感想 その1からの続き (4) 人生を語り合うこと中流階級のダニエルの家庭に対して、メロディの家庭は労働者階級に属しているようです。メロディの父親は食事中に下品な話をして娘にも妻にも睨みつけられま
2022/10/10 00:04
生と性のメルヘン・その1 〜映画『小さな恋のメロディ』
JUGEMテーマ:映画の感想 このような半世紀も前の古い映画を取り上げるなど「いよいよネタも尽きたのか…」と言われそうですが、私のそれほど豊かでない映画経験の中で最も好きな作品の一つであることから、今回ぜひ扱ってみた
2022/10/02 18:22
火焔土器がいっぱい 〜共有する思考
JUGEMテーマ:歴史 以前、日本遺産の「信濃川火焔街道」を旅したことがあります。火焔型土器を見るためだけにまる2日間をかけて信濃川沿いの博物館や資料館をめぐるもので、ツアーではなく自分で計画した一人旅でした。開館時間9時から17
2022/09/25 00:41
石棒を埋めることと立てること 〜向出遺跡(大阪府阪南市)
JUGEMテーマ:歴史 縄文後期から晩期の土坑墓群である大阪の向出(むかいで)遺跡から、2001年にたいへん興味深く面白い「石棒」が発見されました。 (1) 向出遺跡…立位の石棒この遺跡が位置するのは、大阪
2022/09/13 01:03
天王塚古墳特別公開 〜紀伊風土記の丘
JUGEMテーマ:歴史 和歌山の岩橋千塚古墳群の中でいまだ一般公開されていない大型首長墓である天王塚古墳石室の特別公開が先日(27日)行われました。行動制限が無いとは言えまだまだコロナ禍が沈静化していない状況だからでしょうか、ある
2022/09/04 23:46
笑われる神 〜天理参考館「鼻曲がり土面」
JUGEMテーマ:歴史 先日、天理大学付属天理参考館(奈良県天理市)を訪問しました。学生の頃から、歴史関連の本に掲載されている写真によく“天理大学所蔵”という説明がつけられていて、所有する史料の豊富なことは
2022/08/30 01:22
『ぼく、ニホンオオカミになる!!』 〜イメージの混乱
JUGEMテーマ:歴史 奈良県・東吉野村は、1905年にニホンオオカミが最後に捕獲された場所です。それを記念して像も建てられるなど、ニホンオオカミを村おこしの起爆剤にしようとしています。 (1) 強さと優しさへの憧れ20
2022/08/23 12:49
笑いが消えていく 〜表情の古代史
JUGEMテーマ:歴史 なんか大それたタイトルをつけてしまいました…(草)何のオチも脈略もない思いつきだけの内容ですが…。 (1)《縄文》〜神とともに笑う縄文時代の土偶や人物装飾などには豊かな
2022/08/17 10:30
名張の水神・その2 〜水銀の神と水の神
JUGEMテーマ:歴史 その1から続き (3) 古代の水神私が気になったのは、伊藤さんの報告の中にあった宇流冨志(うるふし)神社と名張川をはさんだ対岸にある瀬古口稲荷神社、その境内社である川徳社の祭神です。宇迦之御魂神(
2022/07/31 09:38
名張の水神・その1 〜近畿民俗学会例会
JUGEMテーマ:歴史 先日(17日)、久しぶりに近畿民俗学会の例会が大阪歴史博物館で開かれ参加することができました。今回は会長である伊藤廣之さんの「名張の水神碑と水の神信仰」と、佐島隆さんの「佐藤雅也著『近代民衆の生業と祀り〜労
2022/07/28 18:11
和歌山「くだものの民具」 〜紀伊風土記の丘企画展
JUGEMテーマ:歴史 紀伊風土記の丘資料館(和歌山)において、7月16日(土)から企画展『くだものの民具〜うめ・かき・みかんの農業遺産』が開催されています。近世(江戸)〜現代(昭和)まで使用されていた古い農機具等を見る
2022/07/23 09:40
「定刻発車」 〜歴史を支える現場
JUGEMテーマ:歴史 先日電車に乗っていると「この列車は●●駅に2分遅れで到着いたしました。大変ご迷惑をおかけし…」という車内放送が流れました。おそらく1分の遅れでも許さないクレーマーに対する予防線かもしれませんが
2022/07/11 00:31
無邪気とは・その2(辟邪と笑う土偶) 〜縄文の笑い6
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き (3) 辟邪(へきじゃ)〜悲劇のヒーロー方相氏本庄市(埼玉)の「笑う盾持人物埴輪」のことを前掲書(『本庄市の遺跡と出土文化財』)は、辟邪(へきじゃ)の意味があっただろうと推定して
2022/07/04 00:29
無邪気とは・その1(笑い仮面と笑う埴輪) 〜縄文の笑い6
JUGEMテーマ:歴史 縄文土偶などに見られる“笑い”を考えていくに際し、やや時代を経た古墳時代の埴輪の“笑い”とを比較してみようと思います。ただ、その導入として少々個人的な経験から
2022/06/26 18:52
談山神社 〜古代史との向き合い方
JUGEMテーマ:歴史 奈良・桜井にある談山神社を10年ぶりに再訪しました。ここは私が古代史と向き合うための一つの気づきを与えてくれた場所になります。 (1) 談山神社この神社は秋の紅葉の名所となり、多くの人たちが訪れま
2022/06/20 14:10
アラハバキの神 〜与えられた「人」の顔
JUGEMテーマ:歴史 アラハバキという神のことをネットで検索すると、多種多様な記事に交じって、ゲームやマンガのキャラクターとして登場してくる場合さえ見受けられます。昔から詳細が不明で謎に包まれている神ですが、一般的に「アラハバキ
2022/06/13 02:26
「わかやま古墳ガイド」 〜来た、見た、感じた
JUGEMテーマ:歴史 私が住む和歌山・紀伊風土記の丘資料館の学芸員さんたちが中心となって書かれた『わかやま古墳ガイド』が出版されました。県内だけでなく近畿圏の考古学・古代史ファンには必読の書ではないかと思います。 (1
2022/06/04 08:32
山の神と海の神 〜開聞岳(鹿児島)について
JUGEMテーマ:歴史 あくまでも個人的意見(偏見)に過ぎないのですが、関西人にとって最も訪れることの少ない観光地が東北地方と九州南部(鹿児島等)ではないでしょうか?時間的にも費用的にも同じなら、東北地方へ行くより北海道へ向かいま
2022/05/28 19:54
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