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ポスト・インターネット時代の《好き》をさがして──(3)情勢論2025
DEVO: Q, Are We Not Men? A, We Are Devo! (1977) - YouTube / Spotify冒頭曲は、聞きたくて思わず万引きしちゃうほどの、“Uncontrollable Urge”!! 〈レコード万引き音楽評論家〉……という実にくだらない事案が、ニホン語のインターネットで、昨2024年の12月初め、持ちあがりました。音楽ファンであり、かつツイッター(現・X)をご覧であるような方々は、おそらくご記憶のことかと思います(☆)。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ ああ、いや、申しわけありません。そんなツイッターの〈トレンド〉に乗っかって行こう…
Hi-PLUNDERED: ツイッターは現存する最もゴミアプリ! - されども…
されども……。ツイッター(現・X)を私たちは、(かんたんには)あきらめ(られ)ない。 因縁を爆撃する: 因縁を爆撃した (2024) - Bandcamp各種コンピレーションへの提供曲の集成 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ 代表的には《NoRIP-E, The Philosopher》を名のっている、名古屋在住のニッポン人であるらしき、ヴェイパーウェイヴ系のアーティスト。この方が、知られる限り2022年から現在まで、むやみと多数のステージネームにて、多様なスタイルに取りくんでおられますが……(☆)。 そして、その諸作品の中で。もっとも親しみやすいサウンドは、《Hi-PLUNDE…
ボカロP “いよわ” - ハウス・ミュージック - 肉体とシミュレーション
アカイ アカイ アサヒ アサヒ あるきっかけで、つかぬことを、近ごろ想いだしたのですが……。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ 確か、1993〜95年あたりの大むかし……。朝日新聞の文化欄に、その時代のトレンディな論客でいらした浅田彰先生が、こんなことをちょっと、お書きになっていた気がするんですよね。 ……あたかも、ハッカーめいたサイバー・キッズが、パソコンの操作によってハウス・ミュージックを発明したように…… で。お察しのこととは思うのですが、その論述の本題は、ハウス論ではありません。何か違うお話の傍証として、たとえばそういう現象があった──“かのように”、チラリと述べておられ…
ブートレギング(海賊版) -と- アプロプリエーション(流用)のアート
G・ブラック「果物皿とグラス」(1912), パピエ・コレの第1号 まずは。ヴェイパーウェイヴがそれである、《アプロプリエーション(流用)のアート》について──。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ P・ピカソさんとG・ブラックさんたちが、《パピエ・コレ》──のちの《コラージュ》の先駆──なる技法を開発したのが、1910年代の初頭であるそうです。もう、約110年ほどのむかしですね! そのあたりから始まった、《アプロプリエーション(流用)のアート》。それはその以後、M・デュシャンさんらのダダ/シュルレアリスム、そしてA・ウォーホルさんらのポップアート、はたまた1980年代の《シミュレ…
デラックスライフ/溶けた壁/ヴェクトロイド - 《肉屋ビート》の誕生へ…
░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░: ▣世界から解放され▣ (2012) - Bandcamp モドキです。えっとはいっ、ちょっとお久しぶりしちゃいましたね! ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ まあ、それはそうとです。2024年7月上旬、この近ごろのヴェイパーウェイヴ界で、やや目だっております話題は……。 このブツを、おそらくご存じでしょう。この場でも何度か話題にしております、ヴェイパーノイズ/シグナルウェイヴの超名作、〈░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░: ▣世界から解放され▣(2012)〉。それの初めての公式カセット発売が、ひとつのセンセーションなのです。 細かいことを言いそ…
アバドン: Perfect Fake (2022), うそつき (2023) - あなたのグリッチな微笑み…
アバドン (Abaddon): Perfect Fake (2022) - Bandcamp 《アバドン》さんは、フランスの人だと伝えられるヴェイパーウェイヴ・アーティスト。2021年からの活動が、観測されています(☆)。 ⬇ Σnglish τҽχt Ъełoш! ⬇ なお、このステージネームはアルファベットで書くと、“Abaddon”。『ヨハネによる黙示録』に登場する、破滅と奈落の天使のことであるもよう。 さて。このアバドンさんによる作品たちは、何とかウェイヴといったヴェイパー内部の既存サブジャンルには、収まっていません。言われております形容らの中では、グリッチ・ポップ(Glitch Po…
ポスト・インターネット時代の《好き》をさがして──(2)情勢論2023
Sun Ra Arkestra: Nothing is... Completed & Revisited (1970/2010) - Bandcamp〈その時代〉的ジャズを並べてみましょう 植草甚一さん(1908〜79)──この著述家は、〈音楽レビュワー〉みたいな方々の中で、私がもっとも尊敬する人のひとりです。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ いや、ああ、その……。何かとすいきょうなことをやりがちな私は、雑誌『美術手帖』──通称・ビテチョー──の1960〜70年代のバックナンバーを、古書店らで買いもとめることが、過去の一時期の趣味で。そしてそこによく植草さんが、その時代のジャズ…
haircuts for men: パステル勾配, etc. - スフィンクスの笑み…その“またもや”
haircuts for men: テロカセット (2014) - Bandcamp われらがヴェイパーウェイヴの、その主要なアーティストのひとりである、《haircuts for men/ヘアカッツ・フォー・メン》さん(☆)。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ この人こそが、この記事の主題であり主役です。ですので、まずそこを軽くご説明します。 このヘアカッツさんのバイオ的な部分は、米ハワイ州ホノルル在住の、本名がアンドレ・マクシミリオン(Andre Maximillion)さんであると、伝えられています。ですが、その真偽は不明ですし、かつ、どうでもいいことでしょう。 では。ヴェ…
『時計じかけのオレンジ』 および、ベートーヴェン/ハトよめ/バッハ
『時計じかけのオレンジ 完全版』 - 早川書房 アンソニー・バージェス著『時計じかけのオレンジ』(1962)──何らかのかたちで皆さんもご存じであろう、20世紀の名作文学です。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ この小説『オレンジ』のことを、私が久びさに思い出したのは……。ツイッターにて〈ヤングアダルト層への推せん図書!〉として、かのHKE(Lucid)さんが、そのタイトルを挙げていたからなのです(☆)。 と言われた《HKE》とは、もちろんデヴィッド・ルッソさん(☆)。ずっとこのブログが、ヴェイパーウェイヴの関係のヒーローのひとりとして注目してきている……ああ、その人です!かつ。…
Frutiger Aero - また別の“美学”、フルティガー・エアロとは何ですか?
What is frutiger aero, the aesthetic taking over from Y2K? - DazedY2Kに続いた美学、Frutiger Aeroとは? 《フルティガー・エアロ/Frutiger Aero》とは、今21世紀の“インターネット美学”のひとつです(★)。──私たちには、やや耳あたらしいことばですよね? ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ それがどういう“美学”であるか、かんたんに言ってしまうと。 主にMSウィンドウズ・ビスタ(2006年)、およびその前後のコンピュータ・システムらがフィーチャーしていた、グラフィックスとサウンド──その明快…
著作権/ディズニー/WOKE/米・共和党…そして、ヴェイパーウェイヴ
modest by default: ANTIPHON (唯一的反霸权是同理心) (2022) - Bandcamp帝国主義などに対し抵抗しましょう 《まえがき》 以下の記事の内容は、おおむねディズニー社とかへのディス──悪口です。 しかし、ある時点で、ふと思いました。〈このブログとしては、少しむりにでも、具体的な音楽の話を盛り込んでいくべき〉……と。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ それで。ひとまず、ディズニー関係の何かを素材としたヴェイパーウェイヴを、探したりしてみてみました。ところが意外に、その量が少なくて。 もっとこう、あの「ミッキーマウス・マーチ」や「星に願いを」等々…
《ElectroniCON 2023》、ヴェイパーウェイヴ、そしてJ・マウスさん
【冒頭への追記】この記事は、《ElectroniCON 2023》の出演アーティストとして、ジョン・マウスさんがラインナップされたことに関してのお話です──でした!2023年6月23日、そのラインナップが発表されたことにより、ヴェイパーウェイヴのシーンは、賛否の激論にわきました。そしてこの問題がどう処されるべきか、私は事実らを調べ、考え、そして以下の本文を書き、また英訳しました。それがほぼできた感じのところで、6月27日です。E-CONの主催者は、マウスさんの出演の取り消しを、発表なさいました。……だいたい私どもの望んだようなかたちに落着したことは、とても悦ばしい。だがこの記事は、どうなんでし…
ポスト・インターネット時代の《好き》をさがして──(1)情勢論2023
BLANK安息日: MKULTRA6420 (2023) - Bandcampあまり本文と関係ないのですがロクヨンがカッコいいヴェイパー近作で洗脳されます 《ポスト・インターネットのポップ音楽》……と呼べるようなものが現在あると、いちおう前提しまして。そしてその中に三つの、コアっぽいジャンルがあるかなと、考えています。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ その三つとは、ブレイクコア/ヴェイパーウェイヴ/ハイパーポップです。 とは、それぞれの音楽的な特徴そのものが21世紀的、ということもありますが。でもまず、それらの生態や生息地らが、ポスト・インターネット的でありすぎるのではないでし…
(de)generateせいはく / Maid Dresses - AIで生成されたらしいヴェイパーたち
(de)generateせいはく: i take no credit. everything is generated. (2022) - Bandcamp いま現在の2023年・春あたり……。〈AIの進化がスゴい〉ようなお話が、よくネット上では、言われているようです。 何がすごいのでしょう? ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ たとえば〈チャットGPT〉とかいう対話型AIがあって、何か質問すれば、それらしいことを何でも答えてくれるらしいです。 で、人々は……。 自分自身が〈知っているつもりのこと〉について、AIに説明を求めます。そこでAIが、とんちんかんに思える答を返せば、〈まだ…
Indicatif: コレクション (2021), 同 II (2022) - CRTの向こうに想定された《一》
Indicatif: コレクション (2021) - Bandcamp フランスの人によるというヴェイパーウェイヴのバンド、《Indicatif》。2021年から活動中です(☆)。このバンド名のアンディカチフという仏語は、〈指標、徴候、放送番組のテーマ曲〉……といったことらを一般的に、意味するようです。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ ──で、それで、もう。このアンディさんによるヴェイパーが、実にこり固まったシグナルウェイヴなのです(★)。ザ・CM・オンパレードです! ああ──。でも、そもそも英語とかではテレビ等による宣伝を《CM》って言わないようなので、こんなニッポン製の略語…
潜在的溺愛者 (沢NaN): 純青 (2022) - Bandcamp驚くべきトーンの深みとグラデーションをもつスラッシュ! 長いが飽きません このヴェイパーウェイヴという、〈音楽っぽいサウンド〉──私たちの、強く執着しているものですけれど。で、さてそれは、アートの一種だとか現代音楽だとか、呼びうるものなのでしょうか? ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ ……ということをつい考えたのは、ヴェイパー系の有望な新進アーティストである《沢NaN / ZAWANAN》さん──ニッポン在住の大学生でおられるようです──この方の御ツイートを見たからでして……(☆)。 まず、私の想いを端的に申し…
虚: 肉と骨 (2022) - 静かに、お静かに…ハッシュウェイヴの時間です…
b e g o t t e n 自杀: (hushwave) - 治愈它 (2018) - Bandcamp ヴェイパーウェイヴ用語集に、ついさいきん追加された《Hushwave, ハッシュウェイヴ》の項目──その補足のような、これは記事です。ゆえに可能な限り、そちらの記述を先に見ておいていただきたいのです(★)。チラッとでも。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ だいたい私が、そのハッシュウェイヴ、ヴェイパーのぶきみで陰気な子守唄であるものを、知らなくて──。すぐれたアーティスト《b e g o t t e n 自杀》さんのことは知っていたにしろ、その作品らがハッシュウェイヴとい…
CT57: local network (2022) - 失われた距離を、再び…ハイパーリアルから
V.A.:Vaporwave Up & Comers 2022 (2022) - Bandcamp この記事では、カナダのトロントにベースを置くアーティストである、《CT57》さんの作品らを、ご紹介しようとしています(☆)。なのですが、まず、少し前おきが……。 ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ 米ニュージャージーの《Wizard of Loneliness》は、大きな実績のあるヴェイパーウェイヴ関係のレーベルです(☆)。そしてそこから出ているコンピレーション、“Vaporwave Up & Comers”のシリーズは、毎年の注目のまと。タイトル通り、有望な新人や若手アーティストた…
DISCHARGED 発電所: ヤンデレ・ラブ (2022) - 支配する、〈コンプライアンス〉
D I S C H A R G E D 発電所: ヤンデレ・ラブ (2022) - Bandcamp 在グァテマラのヴェイパーウェイヴ系アーティストである、《Rift09》さん。昨2021年から、ご活動中のようです(☆)。 その彼のここまでの代表作めいたアルバム『リミナルスペース』(2021)を、すでに当ブログでご紹介しています(★)。あれは、とてもよかったですね! ⬇ €nglish ꚍҽχt Ъełoш! ⬇ そしてそのリフトさんの変名のひとつが、《D I S C H A R G E D 発電所》。この名義からは、〈いかにも的なヴェイパー〉とは少しフィールの異なった、奇妙なエレクトロニック…
M・フィッシャー『資本主義リアリズム』 - そして私どもはウツ…またはサイコパス、さらに無敵の人
M・フィッシャー『資本主義リアリズム』 (2018) - 堀之内出版 マーク・フィッシャーさん(1968-2017)は、イングランドの著述家・教育者です(☆)。そして『資本主義リアリズム』(2009)は、彼によるさいしょの刊行物です(☆)。 その邦訳書を一読しましたので、少し感想のようなこと&エトセトラを、以下に書きます。いやさいしょに申したほうがいいのでしょうか、私はこの書の内容や主張らに、約九割くらい同意です! 大いに共感しています!! さて。ここでフィッシャーさんがあばき出している《資本主義リアリズム》の、うすら居心地よい牢獄──とは言え、固くカギのかかった場所とも違うようですが──。こ…
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (6)
ヴェイパーウェイヴ等のアルバム紹介、過去になされたツイッターへのポストらを、まとめてみるシリーズ記事でぇースVaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here ─── ᴵ ᴺ ᴰ ᴱ 𝔛 ───tÆ ┬▌mΣ: matcha (2021) - ★죽음ᵈᵉᵃᵗʰᵖᵒᵉᵐ: /// 2021 연말 \\\ (2021) - ★mulchprize: LUXURY POINTS (2021) - ★secretflowers: incidental ep (2021) - ★V…
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (5)
アルバム紹介、過去になされたツイッターへのポストらを、まとめてみるシリーズ記事。この第5弾は、ドリームパンク(系)音楽らのご紹介になりました。ご不明の用語などおありの場合には、ひとまず解説のページをご覧ください(★)。Vaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here.In this fifth installment, we are pleased to introduce some Dreampunk (inspired music). ─── I N D E X ───죽음…
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (3)
過去にツイッターに投じたヴェイパー関係のアルバム紹介などを、まとめてみるシリーズ記事です。……と、そういうものでありながら、なぜかラストのセクションがむやみな長文であることを、どうかご容赦ください!Vaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here. ─── iӤĐêӼ ───c i t a d e l 寒い世界: sad gazing (2021) - ★waavypanda: monochrome memories (2021) - ★rareerra: Glowing Ur…
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (4)
ヴェイパー関係のアルバム紹介、過去になされたツイッターへのポストらを、まとめてみるシリーズ記事です。……しかしけっこう書き直す必要がありおりはべり、予想よりはかなり手間がかかってしまっています!Vaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here. ─── ЇиԂҙӼ ───Male Alchemy: 啓示の年 - Collected Edition (2021) - ★haircuts for men: パステル勾配 lp (2015) - ★video forum: I (20…
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (2)
Vaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here. ─── indҼx ─── Midnight Affair ☾: Mystery Nights ⋆⁺₊⋆ ☾ ⋆⁺₊⋆ (2021) - ★Gods Of Something: A Forgotten Realm (2021) - ★伊苏波VCR: ⋆┊✩ ✫ ┊° ☪⋆ ✯ • ° ⋆ ┊ (2021) - ★Secretflowers: Live @ Late Night Lights Festival (2020) - …
つぶやかれた、ヴェイパーウェイヴたち - 2021年・秋冬コレクション (1)
ヴェイパーウェイヴ/ドリームパンクのアルバムたち──ツイッターにてご紹介したものたちを、こちらにもログらせていただきます。Vaporwave / Dreampunk albums - the ones we introduced on Twitter - also logged here. ─── index ───binary deconstructed: また一日が過ぎる (2021) - ★savant shadow: Camera Obscura (2021) - ★明晰夢のキャッチャー: ジャーナル (2021) - ★猫 シ Corp.: Good Morning America …
Les joyaux de la princesse: Aux volontaires croix de sang (2007) - プリンセス・チャレンジ、開始っ❣
Les joyaux de la princesse: Aux volontaires croix de sang (2007) - YouTube 《Les joyaux de la princesse》、レ・ジュワイヨ・ド・ラ・プランセス。フランス語だとすれば、〈姫さまの宝飾品たち〉と訳せるでしょう(☆)。 ⬇ €ngliꙅh ꚍeχt 6e1oш! ⬇ そしてこのことばは、フランス人であるエリック・コノファルさん、彼独りによる音楽バンドの名前です。……あるいは、でした。そのリリース歴は1989年に始まり、そして、2007年をもってとだえています。 このテクストの表題に出ているアルバム、“…
ヴェイパーウェイヴ -に対する- ハイパーポップ - 『ユリイカ』2022年4月号・特集=hyperpop
『ユリイカ』2022年4月号特集=hyperpop 《ハイパーポップ》と呼ばれる、今21世紀の音楽めいたサウンドらについて……。まずは、《deko/ディーコ》さんをごフィーチャーした、約一年前の当家の記事を、ぜひご高覧ください(★)。さっき自分でも読みかえしてみたのですが、これといって何か修正する必要性が、まったく感じられませんでしたから。 ……と、そのようなふうに、私がこの《ハイポ》をあしらってから、約一年間が経過の現在です。そして、先日。雑誌『ユリイカ』がハイポを特集すると、友である人がツイッターでご通報くださったので、私も臨場して一読に及びました。 さて。ここではっきりさせておくのは、あ…
私__バッグ: 視線 (Gaze) (2021) - 〈トランキル〉を求める心、そして…
私__バッグ: 視線 (Gaze) (2021) - Bandcamp 《私__バッグ》──または《I__bags》を名のっている人は、ヴェイパーウェイヴ的ニュアンスのあるアンビエント音楽のアーティストです(☆)。そのお住まいは、米カリフォルニアのほうだと伝えられています。 ⬇ €ngliꙅh ꚍeχt 6e1oш! ⬇ Bandcampでのリリース歴を見る限り、この方の活動は、2021年の後半に集中しています。そのわずか7ヶ月ほどの間に、6作の充実したアルバムが発表されています。 その作品たちは、いちようにドローン風のスタティックさが基調です。そしてそこに、あるときにはヴェイパー的な甘苦さが…
J・ボードリヤール『象徴交換と死』(1976) - 死に対しては…死を差しむけて
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』 - ちくま学芸文庫 まずちょっと、時事的なお話から入りますと。去る2022年7月8日、ニッポン国の前の前だかの元・総理大臣さんが、まあその暗殺されました(☆)。 だからどう……と、私が思うことも別になく。その死んだ大臣さん&その信奉者さま方の愛用していたことばを借りれば、〈こういうこともまた、一種の“自己責任”なんスかねぇ〉……などと、感じたばかりでした。 イスラムっぽい紛争地域でジャーナリストが、〈見殺しという殺人〉の被害者になることも、自己責任だとすれば。またいっぽう、たいして好かれてない政治家がろくなぼうぐもそうびせず街頭に出て、そういうめにお遭い…
❦✩✰✭♤♡♧♢✭✰✩❦: vaginal cut (2022) - 罪なきものに、与える罰
❦✩✰✭♤♡♧♢✭✰✩❦: vaginal cut (2022) - Bandcamp いや、その人の使用しているステージネームらが、あまりにも多すぎて……。まあ総称としては現在、《eljen.wmv》を名のっている感じなのですが……(☆)。しかし、つい数ヶ月前まではその総称が、《顔のない音楽》だったと思います。 ⬇ €ngliꙅh ꚍҽχt Ъeℓoш! ⬇ 今後もちょくちょく変わるのかも知れません、そういうヴェイパーウェイヴのプロデューサーが、ポーランドのトルン市で活動しているようです。 ……それもまあ、ほんのさいきん、2021年の秋から活動中のようなので、まだ《歴》は一年間にも満たない感…
OSCOB: 宇宙ステーションV (2021)/帰宅 (2020) - 白さに輝くミスティなスペース(追記された)
OSCOB: 宇宙ステーションV (2021) - archive.org この記事は2021年5月10日にポストされ、そして2022年5月27日に追記をこうむりました。This article was posted on May 10, 2021, and an note was added on May 27, 2022. 《OSCOB》──この名前を仮に《オスコブ》と読んでよいことにして、彼はドイツ在住を主張しているヴェイパーウェイヴのアーティストです。2014年から活動中であり、ヴェイパーのサブジャンルほとんどのスタイルを手がけ、シーンでも一目置かれる存在のようです(☆)。 ⬇ €ng…
Vaporwave -と- サンプリング ─ あるいは、アートの論理 と 法-社会の論理
OSCOB: praise the sun god 『宇宙ステーションV』 サンプリング アプロプリエーション Chuck Person's Eccojams Vol. 1 Macintosh Plus: Floral Shoppe Night Tempo from tokyo to honolulu: ユートピア DΛRKNΣSS: MAID TAPES V.1 reas: 雲での生活
$Ō$¢łub: 🅾𝗻𝗹𝘆𝟭🆂𝘁𝗲𝗽 ④ 🇪🇳🇯🇴🇾🇲🇪🇳🇹 🔆ハレ☀️ハレ - CR-78を讃えて
$Ō$¢łub: 🅾𝗻𝗹𝘆𝟭🆂𝘁𝗲𝗽④🇪🇳🇯🇴🇾🇲🇪🇳🇹🔆ハレ☀️ハレ🔆ハレ☀️ (2022) - YouTube ご紹介しますのは、ご存じのアニメの唄の、何かヴェイパーウェイヴ的なやつでございます。 What I would like to introduce is a Vaporwave-like version of an Anime-song that you may know. この音楽の最大のフィーチャーは、神機《Roland CR-78》風のクラベスですキン・キン❢ The biggest feature of this music is The Divine M…
《rabbithole》 YouTube Ch. - 理髪店ビートの栄光、またそこに落ちる陰影
rabbithole - YouTube 《rabbithole》、ウサギさんの穴──それは、ヴェイパーウェイヴのストリーム専門のYouTubeチャンネルです。これを運営なさっているのは、トルコにご在住される方であるもよう(☆)。そしてそのチャンネルが、現在シーンの注目の存在である、と言えそうなのです。 ⬇ €ngliꙅh ꚍeχt 6eℓoш! ⬇ このウサギの穴の掘削……ラビットホール・チャンネルの創設から現在まで、ほんのわずか2〜3ヶ月の間に、そこへきわめて大量の動画が投稿されています(200本以上)。短いものは少なく、ほとんどがアルバム単位の丸揚げです。 しかも、そのセレクションに強め…
身分けの前の、こと分け - ヴェイパーウェイヴのサブジャンル&関連用語たち
ヴェイパーウェイヴ(Vaporwave)…その関連用語、サブジャンルらの名称、等々のコンパクトな説明 Eccojams, エコージャムズ、Mallsoft, モールソフト、Late Night Lo-Fi, レイトナイト・ローファイ、Signalwave, シグナルウェイヴ、Slushwave, スラッシュウェイヴ、Dreampunk, ドリームパンク、Barber Beats, バーバー・ビーツ
LATE NIGHT LIGHTS II/SLUSHWAVE 2022 - 夏、Vaporwaveのオンライン・フェスティバル
音楽ファンの、夏はフェスティバルでしょう!そしてこの2022年・夏、われらがヴェイパーウェイヴの陣営においても、大きめのオンライン・フェスがふたつ予定されています!ぜひともそれらのご視聴を、あなたのスケジュールに組み入れてください!! 《LATE NIGHT LIGHTS II》 LATE NIGHT LIGHTS II 開催日時:2022年7月17&18日 各・午前1時〜(日本時間)主催者:ユートピア・ディストリクト(☆)放映URL:Twitch(☆)/YouTube(☆)あらまし:“レイトナイト・ローファイ”と呼ばれる深夜の孤独と歓楽を描くヴェイパーウェイヴ、そのふんいきをテーマとした祭典…
VA: あなたの天気ガイド/signal collection (2022) - シグナルのウェイヴ気持ちよすぎだろ!
天気予報: 現在の地域条件 (Broadcast From Today) (2021) - Bandcamp まず、です。この記事のモチーフの、《シグナルウェイヴ》とは?もっともざっくりな説明では、〈テレビのCMやお天気情報のような放送関係のサウンドらを流用しているヴェイパーウェイヴ、そのサブジャンル名〉、くらいにお考えください(★)。一般的に英語で“signal”が、宣伝めいた放送という意味になるようです。 ⬇ €ngliꙅh ꚍeχt 6eℓoш! ⬇ そして、ある日だったか、ある晩のことだったのか……。歩行しながら路上で私は、何かむずかしいことを考えていたような、そんな気がするのです。─…