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月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)37までアップしました BL小説 ドラマで使う予定の店が潰れたから至急代わりを探しておけという命が入り、良太は『ギャット』という店をもつ会社にアポを入れると店はCEOが直轄している店で、CEOは午後を逃したら当分会えないと言われて早速虎ノ門にある会社を訪れる
「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編 公爵家の次期当主は最愛の妻をエスコートしたい
リチャードは支度部屋の扉を開けるなり息を飲んだ。そこに盛装したシャーロットがいることはわかっていたはずなのに、それでも圧倒されてしまった。言葉をかけるどころか息をすることさえ忘れたまま、ただただじっと見入ってしまう。まるで天から降臨したかのようだ。淡いアイスグレーに星々のようなきらめきが鏤められた、ふんわりと豪奢なドレス。その胸元は大きく開き、いとけない彼女もいつもよりすこし艶やかに見える。そしていつもどおりにみずみずしい。「あの、どこかおかしいですか?」不安のにじむ声に、リチャードはようやく我にかえった。「すまない、想像以上にきれいで思わず見とれてしまった。君の魅力が何も損なわれることなく引き出されている。さすが俺の見立てだ」「まあ」シャーロットが安堵したようにくすくすと笑うと、やわらかそうな胸元も揺れ...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編公爵家の次期当主は最愛の妻をエスコートしたい
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)33までアップしました BL小説 工藤から良太にドラマで使う予定の店が潰れたから至急代わりを探しておけという命が入り、良太はネットで検索したりして候補の店をいくつか選ぶが、アスカに聞いた『ギャット』という店が雰囲気が合いそうだと、その店をもつ会社にアポを入れる
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に32 BL小説 もともと業界内ではクリエイター佐々木が類稀な美貌の主だという噂がちらほらあったのだが、古巣のジャストエージェンシーから独立して以来、女性誌などが佐々木本人を取り上げてからというもの、徐々に注目度が上がっている。 しかも昨年正月から佐々木がクリエイターとして関
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に30 BL小説 佐々木家の表門の前に車を停めてインタホンを押すと、女性の声で、どちら様でしょうか、と聞こえた。 良太が青山プロダクションの広瀬ですと答えると、門が内側へと開いた。 車を入れて停めると、また門が閉じた。 大きな屋敷は相当古く、茶道師範佐々木淑陽の息子であり、仕事
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)29までアップしました BL小説 各話の中で、あちこちのキャラがリンクしているため、 時々ここのシーンにこの人出てきたのか? とか、悩みます~
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に29 BL小説 「あ、是非参加したいです、また連絡下さい」 昨年、軽井沢にある綾小路の山荘で友人知人が集ったスキー合宿はいろいろすったもんだもあったものの、久々良太も楽しかったのだ。 「ラインするわ」 千雪はそう言い残して京助とともにオフィスを出て行った。 京助と千雪、実は
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に28 BL小説 法学研究室助教として籍を置く大学内では、未だに臭そうネクラおたく云々と言われるのを本人は面白がっていて、講義以外ではなりを潜めているが、実際はクールな毒舌家だ。 「竹野さん、小林先生に逢いたがってるんですよね」 「気ぃ強い女優とか、アスカさんだけで手一杯や」
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に27 BL小説 千雪はテレビをあまり見ないらしく、俳優やタレントなどには疎い。 原作があるドラマのキャスティングなどには原作者が意中の俳優を押してきたりすることも多いが、千雪はとにかくこっち任せ。 つまり俺任せ。 脚本家の大久保や監督の山根もこれまで通り良太に丸投げ状態。
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に26 BL小説 というのも会社各々のやり方があるのはわかるが、ミタエンタープライズは一握りの超売れっ子以外の、特に下っ端の新人に対する待遇がいまいちなのだ。 本谷は昨年青山プロダクションが関わったドラマに出ていた人気上昇中の新人俳優だったが、マネージャーが担当する別の俳優に
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に25 BL小説 ランドエージェントコーポレーションの社長野口から連絡が入ったのは、翌朝十時を過ぎた頃だった。 「はい、ありがとうございます」 良太の予想に反して思いがけずバーを貸してもいいという。 野口は明るい優し気な口調で、好意的な印象も受けた。 「それでというわけではな
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に24 BL小説 良太は小首を傾げてから、また温かいカクテルに口をつける。 海老原が消え、身体が温まったので良太は少し肩の力を抜いた。 同時に忘れていた疲労感が押し寄せる。 あらためて店内を見回すと、それぞれみんな穏やかに寛いでいる。 オーナーはああでも、店はいい雰囲気だ。 良太
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)23までアップしました BL小説 工藤からドラマで使う予定の店が潰れたから代わりを探しておけという命が入り、良太はギャットというバーのオーナー海老原と会うが、海老原は何やら曲者だった………
コロナ禍前から夫婦揃ってゲーム好きのオタクでインドア派でしたが、コロナ禍になって拍車が掛かった気がします。何しろ「引き籠もり」というのは悪いイメージで使われていて、休日には外出するのが良い事のように扱われていたのが、コロナ禍になって逆転したからだ。理由な
月夜の猫-BL小説です 春立つ風に(工藤×良太)11までアップしました BL小説 青山プロダクションとしては初めての一大イベント、社員とその家族のための慰労会が無事終わり、皆が喜んでくれたのが何よりだったのだが、帰りがけにそろそろ風邪を引く頃だから気を付けてと母に念をおされたにもかかわらず、良太
サイド*理佐私には歩実くんしかいないのに…歩実くんは私以外にも大切な人がいて私が一人ぼっちで夕食を食べても泣き疲れて目が腫れてても寂しくて不安で、何度連絡しようかと手が躊躇ったとしてもあれから半日、結局私
サイド*歩実何であんな態度をあいつはとったんだろう。やらなきゃならない案件が山ほどあるのに、片隅でずっとその事が頭から離れてくれなかった。「花純…具合どう?処方された薬、ちゃんと飲めよ?約束だからな。」心療内科からの帰り
「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編 妃殿下は公爵家の新妻をかわいがりたい
エリザベスは頭が痛かった。王妃として、ウィンザー公爵家の跡取りが結婚したことはめでたく思うが、その経緯と相手のことを考えると手放しで喜んではいられない。国王たる夫も一枚噛んでいるというのだからなおのこと——。「そんなことより用件をおっしゃってください」そう言い放ったのは、件のウィンザー公爵家の跡取りであるリチャードだ。近況を尋ねたのだが答える気もないということだろう。侍女が淹れた紅茶にも軽く口をつけただけで、もう見向きもしない。さっさと用事を終わらせて帰りたがっていることは明白だ。「おまえ、不敬罪で投獄されたいのか?」「グッ……」王妃であるエリザベスに敬意を欠いた言動をすれば、当然、不敬罪になる。もっともこの程度のことで本当に罰しようなどとは考えていない。子供のころから交流のある知人となればなおさらだ。しかしな...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編妃殿下は公爵家の新妻をかわいがりたい
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(足立いまる/しめさば/ぶーた)【漫画あらすじ紹介&レビュー】
おすすめ漫画のあらすじ・キャラをご紹介「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」(足立いまる/しめさば/ぶーた)※ネタバレあり
話題沸騰中!料理自慢の年上女房と大学生の政略結婚 ながたんと青とーいちかの料理帖ー 磯谷友紀先生 あらすじと感想
今回は、ながたんと青とーいちかの料理帖ーという恋愛漫画をご紹介したいと思います。 現在、既刊7巻。先日新刊が発売したばかりです。 時代は、昭和で戦争が終わってから少したってからの時代。主人公は夫を戦争で亡くした未亡人。そんな彼女がなんと年の差の男性と結婚するところから始まります。 びっくりな展開からはじまる恋愛ですが、果たしてどんなお話でしょうか。みていきましょう。
月夜の猫-BL小説です 寒に入り24 BL小説 「本日はお招きいただいてありがとうございます」 「工藤さん、こちらこそ、いつも紫紀さんや千雪ちゃん、京助さんがお世話になっております」 小夜子は相変わらず苦労のない笑顔で、工藤に微笑んだ。 表裏がないのは千雪と同じで、工藤の出自やら背景やらには全く興味を持たないが、その実
月夜の猫-BL小説です 寒に入り22 BL小説 「母さんから? 何を聞いたんだよ」 「だから、色々。それより紹介してよ。お友達?」 良太は由樹を見た。 「申し遅れました、私、青山プロダクションの者で広瀬良太と申します」 慌てて名刺を取り出した良太の横で、「俺のリトルリーグからのマブダチ、CMとか仕事でも今世話になってる