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2019/10/20

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  • 夏本番

    今年の六月は梅雨らしい天気が続き、去年のように暑さでぐったりするということはなく、扇風機だけで凌げたのですが、七月に入るとそうはいかなくなりました。 真夏日が続くと、汗かきの私や娘はエアコンなしでは汗が止まらない状態になります。一方の妻はエアコンがあまり好きではないので、微妙に暑い時は汗かき組は保冷枕を襟足に当てるなどして暑さを凌いでいます。 娘たちが学生だった頃は、「エアコンは夏休みまで我慢」などと言っていられましたが、ここ数年はさすがにそれも無理な気候になっています。今週は関東地方も梅雨明けして猛暑日が続きそうで、さすがにエアコンなしでは命が危険に晒されそうです。 ところで、我が家は妻の手…

  • 退院の日

    退院の日。母は、退院を祝うスタッフの皆さんからの声掛けに涙声で応え、感謝の言葉を口にしました。 せん妄の影響があったとはいえ、これまでスタッフの皆さんへの当たりの強さは、私が何度注意しても直りませんでしたが、目の前の母は別人のように殊勝な退院患者の姿に変わっていました。 伊東市の病院から都内のリハビリ施設まで、二時間半の道のりは介護タクシーでの移動でした。母が途中で車酔いでもしたらとか、トイレに行きたがったらなどの不安がありましたが、母は私の心配をよそにいつもよりも饒舌に話し続けました。 しかし、都内に入ると母の口数は減って溜め息をつくようになりました。新しい生活の場への不安からか、私の手を握…

  • 雨の日の買い物

    会社勤めをしていた頃、妻に買ってもらった傘をあまり使わないうちにコンビニの傘置きに差していたのを盗まれてしまいました。 妻の「高かったのに~」の恨み節よりも、妻が気を利かせて買ってくれたものを不注意で盗まれた自分が無性に腹立たしく思いました。 今は、出かける時に持ち歩くバックパックに折り畳み傘を入れているのですが、雨の時や空模様が怪しい時は、盗まれても気にならない安物のビニール傘を持って出かけます。 もっとも、退職してからは、雨の日にどうしても出かけなければならない用事があるわけでもなく、ビニール傘の出番はほとんどありません。 先日、雨の中出かけたのは、全くの気まぐれでした。わざわざ出かける必…

  • スープの冷めない距離

    せん妄から脱した母は、退院後、最終的に特養老人ホームに入ることを受け入れました。しばらくは自宅に帰りたいという思いもあったようですが、冷静に自分の体の具合を見て、一人暮らしの限界を悟った様子です。 希望する特養老人ホームは、私の家からいわゆる「スープの冷めない距離」にあるので、見守る側として気軽に母の顔を見に行けます。 家を建てる時には、買い物の便や総合病院の有無などは確認しましたが、介護施設は必要条件ではなかったので、まさか自分の親がお世話になるとは想像していませんでした。そういう意味では、自分にとっても母にとっても運が良かったのだと思います。 母は五人姉妹の末子で、すでに一番上と二番目の姉…

  • ほんの少し先の話

    母のことがなければ、老人ホーム巡りをしてそこでの暮らしぶりを垣間見る機会もありませんでした。母のための施設見学がいつしか自分や妻の、“もしも”のためを想定した心の準備になっていました。 年齢を重ねるに従い時の流れは速さを増していきます。自分の人生の幕引きはほんの少し先のことです。 そんな話を上の娘に話すと、「まだまだ先でしょう?」と言います。まだまだ先。そう願いたいところですが、母も、まだまだ元気だと思っていたところから、老いの下り坂を転がり落ちるのはとても早かったと感じています。 食事や運動などに気を使っているつもりの私も、自分では抗うことのできない下り坂にいつ差しかかるか分かりません。 で…

  • 家の査定

    ネットで複数の不動産会社に母の家の査定をしてもらい、そのうちの、対応が良かった二社から相見積もりを取ることにしました。 入院前の数年間で、母は今まで出来ていたことが少しずつ出来なくなってきていました。料理は私が作り置きすることを渋々納得してくれた母でしたが、家の中の片づけや庭の手入れは頑として譲りません。そしてゆっくりとしたペースで調和が崩れていくように母の生活が雑然となっていきました。 私はそれが気になって、様子を見に行く度に家の掃除をしようとするのですが、母は拒み続けました。 先日母の家をほぼ一日がかりで掃除しました。それでも、ようやく足の踏み場が出来た程度にしかなりません。伸び放題となっ…

  • 退院まであと十日

    母の見舞いに行くと、リハビリ病棟の先生や看護師さんだけでなく他の患者さんやご家族の方々とも顔見知りになります。認知症の患者さんから息子と間違われて戸惑ってしまうこともありますが、母に対するのと同じような感情を覚えます。 母が倒れるまでは、早晩母の介護問題に直面するであろうことを煩わしいと感じていた自分でしたが、いざその問題に飛び込んでみると、こうも受け止め方が変わるものなのか。自分自身の気持ちの変化がとても不思議です。 リハビリ室のベンチに腰掛けて母のリハビリを見守っていると、よく顔を合わせる女性がいます。来年には卒寿を迎えるというその方は、息子さんの見舞いに訪れています。右半身(左半身だった…

  • 私の中の安堵感

    七月半ばに退院する母は、都内の介護老人保健施設(老健)に移ることとなりました。老健は在宅復帰を目指すためのリハビリが目的の施設ですが、特別養護老人ホーム(特養)の空き待ちのために“つなぎ”で利用させてもらうというのが正直なところです。 病院のソーシャルワーカーの方からは、特養は複数の施設に申し込んでおいた方が良いとアドバイスされましたが、たまたま私の家の近くにある特養が雰囲気も良く、そちらに“単願”で申し込みを行いました。 とりあえず、退院後の母の生活の場に関しては目途が立ったので山場は越えた感があります。 毎年、心静かに過ごせることを願って一年が始まりますが、大概その願いは叶わず、大なり小な…

  • 祖父の介護

    せん妄状態から抜け出した感のある母。見舞いに行くと、問わず語りの昔話に付き合わされることになります。 父方の祖父とは、私が中学に上がる前まで同居していました。自宅の隣が会社の事務所と工場だったのを事業拡大に伴って会社を移転して、自宅も別の場所に移しました。その際、父と折り合いの良くなかった祖父は父の妹のところに身を寄せることになりました。 ちなみに父の下には妹が四人 ー 私からすると四人の叔母 ー いましたが、皆、祖父のことをあまり良く思っていなかったのは、子どもの私も薄々感じ取っていました。 結局、伯母たちの家々をたらい回しにされた挙句、再び父が祖父を引き取ることになったのですが、その頃の私…

  • 母の家の掃除

    母は当初、自分の家に戻ることに拘っていました。父との思い出の詰まった家。その拘りがあったからこそ、三十年もの間、独りで自分の城を守ってこられたのだと思います。しかし、今の自分の体の状態ではそれを続けるのは無理だと悟ったのでしょう。最近になって施設への入所を渋るようなことは口にしなくなりました。 今まで母は私が家の様子を確認しに行くことを頑なに拒んでいたのですが、何とか説得して玄関の鍵を受け取り母の家に足を運びました。 救助から三か月近く放置していた家の中は、饐えた臭いが充満していてマスクなしでは息ができないほどでした。母が倒れていた場所には干からびた糞尿の残骸がありました。 窓を全開にして空気…

  • 退院後の筋道

    母の退院後は、とりあえず介護老人保健施設(老健)に移って、さらにリハビリを継続する方向で考えていますが、老健は在宅生活への復帰を目的とした施設なので、患者の家族が「特別養護老人ホーム(特養)の順番待ちのための“つなぎ”で入所したい」という話をすると、老健の相談員の方はあまり良い顔をしませんでした。 今回老健は三か所ほど見学しましたが、言葉は違えども総じて「最初から特養に入ることを考えるのではなく、頑張ってリハビリに励んだ方が本人のため」というニュアンスのことをアドバイスされました。 老健の相談員の方々の仰ることはよく理解でき、私も母にはリハビリに励んで以前の姿にできるだけ近づいてもらいたいとい…

  • 終の棲家のその先

    亡くなった私の父も妻の両親も自宅あるいは病院で最期のときを迎えたので、介護施設のお世話にはなりませんでした。親戚の中にも介護施設を利用した者はいないため、なんの予備知識もない状態で母の退院後の生活の場を探すことになりました。 民間の老人ホームも特別養護老人ホーム(特養)も、ネットで検索していると口コミの評判などの情報に溺れそうになりますが、今回集中的にいろいろな施設に足を運んだ経験から、やはり自分の目でそれぞれの施設の空気感やスタッフの方々の様子を確かめる必要性や重要性を実感しました。 ある施設では、入所申し込みの際に本人と家族でよく相談して、最期の看取りについても考えをまとめておくようにアド…

  • 老人ホーム巡り

    週明け早々にソーシャルワーカーさんから連絡があり、母が要介護5の認定を受けたと連絡がありました。また、私から入院先にはお願いしていたのですが、母の入院期間を延長することはできず、リハビリの進み具合に関わらず七月半ばには退院せざるを得ないことも分かりました。 退院後の母の生活場所については少しずつ情報収集していましたが、退院まで残り一か月をきろうというところまで来てしまったので、今週は集中的に老人ホーム巡りに時間を充てることにしました。あらかじめ予約を入れた施設を回りましたが、日課のウォーキングで歩くのは苦にしていないはずなのに、週の後半にきて足にまめが出来てしまいました。 母の年金と貯金残高を…

  • 入院先からの電話

    母の入院先の看護師さんから電話がありました。病院からの電話というのはヒヤリとするものです。 悪い知らせかと不安げな声で電話に出ると、母が病院食では足りずおやつがほしいと言っているとのこと。売店で適当なものを買ってもいいかの確認でした。 私から看護師さんにはお詫びとお礼を言い、当座のおやつを買ってもらうことにしました。次の見舞いの時には母の好きそうなものを買っていくことにします。 それにしても、おやつのことで看護師さんに余計な手間をかけてしまうとは、私は恥ずかしくて身が縮んでしまいましたが、母はきっと何とも感じていないのでしょう。 母は歳を重ねるにつれて意固地さや偏狭さが目に付くようになり、入院…

  • 生き方と逝き方を学ぶ時間

    「畳の上で死にたい」と言いますが、私の父は、朝ベッドの上で冷たくなっているのを母が見つけ、救急隊員の蘇生術の甲斐なくその場で死亡が確認されました。“畳の上”ではありませんでしたが、自宅で最期を迎えられたという点では、父はある意味幸せだったのだと思います。 妻の両親の最期はともに病院でした。医療が進んだお陰と言っていいのか分かりませんが、二人が寝たきりで“生かされるだけ”の状態になって、最期を迎えたことが良いことだったのか否か、本人たちに聞くすべはありませんので、私には何とも言えません。 先日、母の入院先のソーシャルワーカーの方と電話で話をしました。手術の予後が思わしくなく、車椅子生活になる可能…

  • 夏バテとケーキ

    夏日が続いて、妻は「夕飯は素麺でいい」と言います。季節の移り変わりに体が追いついていかないのは老化現象のためか、たしかに私もさっぱりしたものを口にしたくなりました。五月だというのに早くも夏バテ気味では、今年の夏本番が思いやられます。 さて、入院一か月後くらいから始まった母のせん妄。先週、心療内科の先生の診察を受け、処方してもらった薬のお陰か、週末に母を見舞った時には柔和な表情に戻っていました。 もっとも、前回の見舞いの際に繰り返していた「盗聴されている」とか「監視されている」などと不穏なことは言わなくなりましたが、先生の診察には、自分をぼけ老人扱いしていると文句を言い、血圧や体温を測りに来てく…

  • 母の家の処分

    母が自宅で倒れて救急搬送されてから一か月半が経ちました。左膝上の骨折の手術を終え、あとはリハビリで歩けるようなれば退院できますが、八十半ばと高齢のため、リハビリに要する時間については主治医の先生もはっきりしたことを言ってくれません。 主が不在となった家がどんな様子なのか分かりません。母はだれも家に上がってほしくないと言い、それは息子の私も例外ではなく、家の鍵を渡してくれません。 母は、退院した後は施設に入所することを納得してくれているはずが、話の端々に自宅に戻ったらあれをしなければ、これをしなければと言った言葉が出てくるので、私が「もう、家には戻らないんでしょ」と再確認することがしばしばです。…

  • 母の変化

    二週間ぶりに母の見舞いに行きました。手術をした方の足はまだ床につけない状態なので、本格的なリハビリを始められないようです。 母は、見た目は今までと変わりはありませんが、先週見舞いに行ってくれた娘たちから聞いていたとおり、話をしていると話題があちこちに“飛ぶ”のです。話の内容は私がまだ幼い頃の出来事がほとんどで、「よくそんなことまで」と感心するほど母は細かなことを覚えているのですが、それぞれの話は脈絡なく母の口から放たれるので、こちらはそれに合わせるのに少々戸惑いました。 それ以上に気になったのは、私の携帯電話を見て、母は、病室での会話が盗聴されるから電源を切ってほしいと言うのです。母と話をして…

  • おばあちゃんのお見舞い

    ゴールデンウィークの後半、娘たちは二人で「おばあちゃんのお見舞い」ついでに伊豆方面に小旅行に出かけました。連休前半の母子三人旅行から帰ってきた翌日には家を出発しましたが、旅行の“はしご”をする娘たちのバイタリティに妙な嫉妬を覚えました。 旅先の娘たちから私に電話があったのは昨日のこと。病院への見舞いでは、母は孫たちの顔がすぐには分からずに少々混乱していた様子。院内はマスク着用が必須だったので、顔が分からなかったからではないかと思いきや、そうではなさそうで、孫たちが見舞いに来たことを理解するまで少し時間がかかったようでした。 それ以外にも、会話をしていて話題が“飛ぶ”らしく、それでも娘たちは何と…

  • ゴールデンウィークの留守番

    ゴールデンウィークの前半、我が家の女子三人が旅行に出かけたので、静かになった家でのんびりした時間を楽しんでいます。 今回の旅行は私も一緒のはずだったところ、今月初めに母が倒れた直後に一人分をキャンセルしました。妻や娘たちも気兼ねする雰囲気だったのですが、せっかくの計画なのだからと、家族全員で自粛するのは避けました。 母の手術は前倒しとなり、私が自宅待機しなければならない理由はなくなりましたが、日々母の看病を病院のスタッフの方々に委ねていることと、そのおかげでほっとしている自分になんとも言えない後ろめたさのようなものを感じて、旅行を楽しむ気分にならず、今回は留守番することにしました。 前回母の見…

  • 正解のない問い

    入院中の母に取り留めのない昔話を聞かされたせいか、先日、亡父が夢に出てきました。夢というほどのストーリーのあるものではなく、目覚める直前の一瞬、父の顔を思い出しただけのようなものでした。 三十年近く前、父が亡くなったのを境に母のリウマチは急激に悪化しました。両肘・両膝に人工関節を入れた後、それでも母は独り暮らしを続けていましたが、転んで骨折でもしたら寝たきりになってしまうのではないかと、私は心配していました。 母と父との終の棲家での生活はわずか六年間しか続きませんでしたが、母はその家で出来るだけ長く暮らしたかったのでした。それは分かっていながらも、母には折に触れて、生活の便の良い土地に引っ越す…

  • のらりくらりの予感

    先日手術を終えた母は、まだベッドから自力で立ち上がることが出来ないので、一日中病室で過ごしています。 母には退院後の身の振り方について良く考えておくように言っておいたのですが、話をしていると、まだ自宅での生活に未練があるらしく、退院すれば以前と変わらず独り暮らしが出来るのではないかと言っています。 そこで私が反論すれば、かえって意固地になることが分かっているので、今は聞き置くだけにしていますが、息子としては、今回の件で母を独りで置いておくことは無理だと考えています。 病院には退院後の生活全般の相談に乗ってくれるソーシャル・ワーカーが常駐しています。先日、取り急ぎの顔合わせをして、今後の諸々の準…

  • 手術の前倒し

    先月末に自宅で動けなくなっているところを発見された母。病院に救急搬送された時には脱水症状と軽い肺炎を患っていました。左ひざ上を粉砕骨折していて、体調が快復し次第手術を行なうことになっていましたが、主治医の先生から手術はゴールデンウィーク前後になる見込みと説明を受けていました。 ところが、今週初めに病院から金曜日に手術するとの連絡がありました。当初の見立てよりも母の状態が早く良くなったためでした。 内心、母のしぶとさに感心しました。もちろん、それは良い意味での生命力の強さです。考えてみると、母は長年リウマチに悩まされ、両肘・両膝には人工関節が入っていて、健康な人に比べれば動きに制限はありますが、…

  • 生存確認

    母の入院先まで片道三時間余り。見舞いに行く日は一日がかりになってしまいますが、不思議と煩わしさを感じません。 仕事をしていた頃は、月二回程度、週末に母の様子を見に行くのが億劫になることがありました。母に頼まれたわけでなく自分が勝手にしていることなので、嫌なら止めればいいだけの話ですが、親の“生存確認”と仕事を両立させることに半ば意地になっていたのだと思います。 母が“発見”されるまでの五日間、飲まず食わずでも生きていられたのは運が良かったのだと思います。季節が季節なら、凍死していたり熱中症で命を落としていたことでしょう。 悪運の持ち主は、救急搬送された翌日こそぐったりしていましたが、今はベッド…

  • 母の入院

    ぎっくり腰もようやく峠を越えました。腰回りにまだ“詰まり”は残っていますが、普通に動けるようになって一安心していたところ、夜半にかかってきた電話で新たな悩みの種が増えました。 最近は詐欺まがいの電話が多いので、知らない番号の時はすぐには出ずに、留守電のメッセージを聞いたりネットで電話番号を調べて、まずは相手の素性を確認することにしています。 民生委員と名乗る女性からのメッセージは、母の件で至急連絡が欲しいという内容でした。詐欺まがいの電話に乗せられて、夜中に母を電話で叩き起こしてしまうのを躊躇していたところ、今度は母の地元の警察署から電話がかかってきました。民生委員と警察 ー 手の込んだ詐欺だ…

  • くしゃみとぎっくり腰

    この一週間ほど鼻水と喉のむず痒さが続いていました。 昨年の今頃、近所のクリニックでアレルギー検査を行なった結果、花粉症予備軍だと判明したので、いつ発症してもおかしくないと覚悟は出来ているのですが、できれば先延ばししたいのが正直な気持ちです。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirstan.hatenablog.com そうこうしているうちにくしゃみが出始めました。妻や娘からは「ふざけないで!」とか「家が壊れる」と散々な言われ方。こちらも好きでくしゃみをしているわけではないのですが、無理に我慢を続けていると鼻の奥のムズムズが気になって何も手がつかない状態になりま…

  • 久しぶりの飲み会

    管理職になって初めてグループリーダーを務めた時の面々と数年ぶりに顔を合わせました。退職前に送別会をアレンジしてくれたSさんには、落ち着いたらこちらから声をかけると言ったまま、何となく先送りにしたままタイミングを逃していました。 先月Sさんから、元部下のひとりが退職するので送別会を開催するので、私は必ず出席するようにとの連絡がありました。これでかつての私のグループ七人のうち、私を含めて五人が“元社員”となります。すでに退職した私がそれを寂しく感じるのは、依然として会社員の習性が抜け切っていないからなのかも知れません。 「落ち着いたら声をかける」と言いながら、結局、声がかかるのを待っていたみたいな…

  • 偲ぶことと祝うこと

    とある中学校で卒業祝いに用意した給食のお赤飯。東日本大震災の日に提供されることに保護者のひとりが電話で疑問を呈したために廃棄されたそうです。 日頃、家庭でも学校でも、食べ物を粗末にしてはならないと繰り返し教えてきたはずですが、事を荒立てないために二千人分の給食を平気で廃棄してしまう学校側の対応は悲しく思いました。 お亡くなりになった方々を偲ぶことと、前途ある若者の門出を祝することは、それぞれに心を込めて行えばいいだけではないかと考えます。

  • スケベな男の不祥事か

    先月(二月)まで私のネット巡回ルートのアメリカのニュースサイトでは、エプスタイン関連文書の追加公開の話題がヘッドラインを飾っていましたが、今月に入ってからはイランへの攻撃で持ち切りとなりました。 かつて、クリントン大統領がモニカ・ルインスキー事件で下院の弾劾決議が目前に迫っていた矢先に、アメリカはイラクへの空爆を開始しました。当時、アメリカではこれを弾劾逃れだと大騒ぎしていた記憶があります。 それから三十年近く経ちました。 エプスタイン関連文書には、クリントン元大統領の関与疑惑とともにトランプ大統領に関する未確認の疑惑も含まれているとのことでしたが、イランへの攻撃により疑惑追及の勢いは殺がれて…

  • 人間ドックの結果説明

    一月下旬に受けた人間ドックの結果説明の日。気になっていた尿酸値の数値も正常の範囲に収まっていて一安心でした。食事や運動量は退職前の数年からこれまで特に変えておらず、先生からもこの調子で行きましょうと太鼓判をもらいました。 会社勤めをしていた頃は、痛風の心配に加えて肝臓や血圧も気になる項目でした。休肝日や運動量を増やすなど、それなりに気を付けていたものの、周りを見渡して、歳とともに体はガタが来るようになっているものと諦めていました。 ところが、退職前の数年前から食事のバランスと飲酒習慣を見直して体質改善が出来たことを考えると、臓器機能の低下を加齢によるものと思い込まない方がいいようです。

  • 後輩との昼食

    元の職場の四年下の後輩から食事の誘いがあり、会社の近くで昼食を一緒にしました。酒好きの相手は飲み会を提案してきましたが、私は会社員時代の延長線上の習慣を避け、明るい時間帯に変えてもらいました。 誘いの理由は敢えて聞かなかったものの、仕事を引退した人間をわざわざ冷やかすような暇があるとも思えません。案の定、後輩は早期退職すべきか否か思案中でした。 独身の彼は、すでにご両親は鬼籍に入っており、自分のこれからを決めるにあたって妨げになるようなものは少ないはず。退職を躊躇しているのは老後資金の問題なのだろうか ー などと私は勝手な想像を巡らせましたが、それは見当違いでした。 彼の、やや冗長で婉曲的な話…

  • 三寒四温

    真冬の選挙戦が終わり、我が家の目と鼻の先にあった選挙ポスター用の掲示板も撤去されました。史上最短の選挙期間の準備や投票所の設営などに携わった方々は大変なご苦労をされたことと思います。 自民党が盤石の態勢となった衆議院は任期満了まで解散することはないので、次の国政選挙は二年後の夏の参院選です。それまでに日本はどうなっているのか。楽観的な私は期待しながら見ていきたいと考えます。 先週末の真冬から、この週末は季節外れの暖かさになる模様。下の娘は、花粉が飛び交うのを心配して、お医者さんにアレルギー対策用の注射を打ってもらったそうです。 三寒四温は春の兆しですが、寒さのぶり返しや場合によっては積雪がある…

  • 雪の日曜日

    日曜日に積雪の可能性ありとの予報を聞いたので、急遽土曜日に衆院選の期日前投票に行ってきました。過去に何度か期日前投票をした経験はありますが、今まで見た記憶がないほど盛況な(?)投票会場でした。 若い人たちの姿も多く、世代を問わず政治への関心が高まっているのだとしたら、それは喜ばしいことだと思います。 かく言う私も、短い選挙期間中、テレビの政見放送や選挙関連のニュースを真面目に見たのは恥ずかしながら初めてでした。 それにしても、テレビ局はかの椿事件のことなど忘れてしまったかのような政権与党に対するネガキャンを繰り広げているのには辟易してしまいましたが、今や世論への神通力は消失してしまったのでしょ…

  • リウマチ

    高市首相の持病がリウマチだと知って、同じ病気の母を持つ身としては、選挙でどこの政党に投票するかは別として、高市首相個人を応援したい気持ちに駆られました。 母がリウマチと診断されたのは、今の私と同じ、還暦の一歩手前のことでした。病気の進行を抑える薬と消炎剤のお世話になりながらも、歳を重ねるにつれ母の手指は醜く変形し、両肘・両膝は人工関節の体になってしまいました。 時折母の様子を見に行きますが、ベッドに伏せたままで過ごすことがあります。母曰く、症状を和らげる薬は以前に比べて格段に良くなっているようですが、完全に痛みを除去できるわけではないようで、日によっては、人と会話をするのも苦痛になるほど具合が…

  • 大寒波

    会社に入って最初の赴任地は豪雪地帯でした。単身寮の敷地内の雪かきは寮生が行なうのですが、一晩で膝上くらいまで積もるような大雪の時は、手分けして取り掛かっても通勤用の車を駐車場から出せるようになるまで半日がかりということもありました。 単身寮から通う社員のほとんどが遅刻する事態はそれほど頻繁に生じることはありませんでしたが、それでも仕事に大きな支障がなかったのは、地方の事業所ののどかさ故だったのかもしれません。 今回の波状攻撃的な大寒波で、妻の生まれ故郷も近年稀にみる大雪に見舞われているようです。 無人となった義父母の家を維持している義兄はきっと屋根の雪下ろしに苦労していることでしょう。退職して…

  • 人間ドック

    昨年末に送った年賀状がついに両手で収まる数になりました。全て目上の方とのやりとりなので、こちらから止めるのも気が引け、先方が「お仕舞」と言うまでは続けようと思っています。 そのうちの一人から先日寒中見舞いを頂きました。先月息子さんがお亡くなりになったとのこと。奥様をだいぶ前に亡くされ、父子二人の生活をずっと続けられてきた方でした。 おそらく息子さんは私と同年代。早すぎる死は他人事ではないのですが、それよりも自分より先に逝ってしまった子を思うご本人のお気持ちを察するに、頂いた寒中見舞いにどのような言葉を返せばいいのか、あるいは何もしないのが良いのか、逡巡している間に時間が過ぎていきます。 今週半…

  • 間抜け面

    夕食の支度をしている私を見ていた娘から、最近の私の顔が“間抜け面”になったと言われて、ショックを受けました。 “間抜け面”とは娘の語彙力の拙さ故のことで、険の無い柔和な表情と言いたかったのだろうと良い方に解釈することにしました。 瞬間的に顔に現れる喜怒哀楽とは別に、普段の顔つきというものはその時々の精神状態が滲み出るものなのだとしたら、確かに今の私は緊張感や切迫感とは無縁の毎日を過ごしていることは自覚しており、娘の目に映った“間抜け面”は今の私の精神状態をそのまま表しているのでしょう。 娘に、以前の私の顔はどうだったのか聞くと、不機嫌にならないように無理をしている様子だったとのこと。退職前の数…

  • 副鼻腔炎

    先月の終わりくらいから気になっていたのですが、右の奥歯の深部に軽い痛みを感じていました。痛みと言っても「気のせいかも」と思う程度で、もしかしたら歯の痛みではなく耳の奥の痛みかもしれないし、目の奥かもしれないと、場所もはっきりと特定できないような曖昧なものでした。 十二月初めの歯のクリーニングの際には、歯医者さんからは“問題無し”と言われていたので虫歯ではなさそうですし、耳は小学校低学年に中耳炎になった後は健康そのもの。心当たりのないままに年が明けて、何となく痛みが増しているような気がしました。 とはいっても、どのお医者さんに行けばいいのか。とりあえず眼科が家から一番近いので、朝一番で診てもらっ…

  • 2026年

    娘たちは昨日から旅行に出かけ、妻は昨日も今日も方々を飛び回っています。私は退職して以来、混雑する場所には足を運ばないので、日中は独り留守番を楽しむことにしています。 家族のいない家は図書館などよりも静かな空間で、雑音に邪魔されずに読書や調べものをしていると時間がとても短く感じられます。 一年を通して見ると多少のトラブルは避けられないことは経験上分かっているので、今年に大きな期待はしませんが、出来る限り穏やかで心静かに過ごせるように願っています。

  • 正月の準備なし

    昨年末は、三十余年の会社人生に区切りをつけたことに独り感慨に耽っていましたが、そういったしみじみ思う時間は案外すぐに終わってしまうものです。 一年があっという間に過ぎるのは退職前後で変わりませんが、仕事をしていた頃は諸々のことに追い立てられていたからで、退職後は、自分のやりたいことに没頭して時間がいくらあっても足りないから。同じ“あっという間”でも中身次第で充実感が全く違うことを身をもって理解しました。 さて、年明けは二日から娘二人が旅行に出るので、おせち料理の準備はしないこととなりました。これまでもおせち料理はご近所の料理店のものを調達、煮豚かローストビーフ、それと紅白なますだけは自家製とし…

  • 年末の散髪

    退職後も散髪は元職場の近くにある理容店にお世話になっています。海外駐在中の東京出張の際に飛び込みで入ったお店で、担当してくれるSさんとのご縁はかれこれ十年以上になります。 まだ散髪するタイミングとしては少々早めのような気がしていましたが、年末年始は身も心もスッキリしておきたいと思い、昨日今年最後の散髪に出かけました。 妻は、髪を切るのにわざわざ片道三十分以上をかけて出かける私に呆れ顔です。「近所でもっと安く済ませればいいのに」と言いますが、私はご縁を大切にしたい性分。それと、退職後は電車に揺られる機会が大幅に減ったので、ちょっと遠出する理由にもなります。 昔は髪を切ってもらっていると、はらはら…

  • 鍋料理とクリスマス

    この週末、今シーズン初めての鍋パーティーを開催しました。昨年は結構頻繁に鍋料理を楽しんでいましたが、今年は家族全員のタイミングが合わずに十二月まで鍋開きが遅れてしまいました。また、クリスマスも週の真ん中なので、ついでにクリスマスケーキも早めに堪能することにしました。 娘二人は新年二日目から旅行に出るので、おせち料理はあまり手の込んだ準備はしないことになっているのですが、そうでなくても、年々我が家の正月は季節感が薄れていきます。 仕事をしていた頃は、今の季節は冬休みへのささやかな高揚感が目の前の仕事を片づける励みになっていました。高揚感は仕事納めの日がピークで、休みが始まると仕事始めまでのカウン…

  • リタイア生活と過去への後悔

    今月末でリタイア生活満一周年になります。去年までと時間の流れる速さは体感的には変わらない気がしますが、何かに追い立てられるような焦りはなく日々の充実感を楽しめているのは、今のところ早期退職したことは正解だったと言えます。 老母のこれからや妻の病気が再発する可能性、自分自身の健康にしても不安として捉えれば切りはありませんが、それを考えることにメリットはあまりないと考え、一日一日を丁寧に生きることだけを心がけるようにしています。 生来、私は物事を引きずる性格ではないはずなのですが、それでも妻の発病や自分自身の体調不良が重なり、仕事中心の生活から家族中心へと変えようと考えた時には、それまでの生き方を…

  • 朝のBGM

    今年も残すところ一か月を切りました。これまでずっと長い間仕方ないと受け入れてきた年末特有の慌ただしさは、仕事を離れた、ただそれだけで呆気なく消えてなくなりました。 毎朝、洗面所でお化粧をしている下の娘は、自分の携帯電話でお気に入りのBGMを流すのが習慣になっています。ほとんど私の知らない曲ばかりの中、ある朝耳にしたのはビリー・ジョエルの『オネスティ』。「こういうのが“心に沁みる曲”なんでしょ」と、昭和世代の琴線を分かったような娘の口ぶりは鼻につきますが、名曲はいつ聞いても名曲です。 テレビCMで知ったその曲が頭から離れず、レンタルショップでレコードを借りたのは中学一年の時でした。まだ人生の酸い…

  • 香港マンション火災

    十一月二十六日に発生した香港のマンション火災は、日を追うごとに死者の数が増えています。昭和生まれの私は、四十年あまり前のホテルニュージャパンの火災を思い出しました。 同ホテルは十階建てで死者数は三十数名と、香港のマンションとは建物の規模も被害者の数も比較にはなりませんが、防火管理体制の杜撰さが被害を大きくした点は共通しています。 まだ会社員だった頃、国内外の出張で宿泊する際には、私は必ず低層階の部屋に泊まるように心がけていました。チェックインして最初にするのは避難経路の確認。会社が社員の出張時のために用意した安全マニュアルが出来る以前から、私がそうしていたのは、妻がしつこいほどに私に注意してい…

  • 学級閉鎖

    朝、買い物に出かけようとすると、お隣の女の子が「学級閉鎖なの!」と元気良く飛び出してきました。インフルエンザに罹っていない子どもにとっては数日間のご褒美休暇は楽しくて仕方ないことでしょう。私が小学生だった頃にも何度か学級閉鎖がありましたが、同じようにウキウキした気分だったことを思い出しました。 その話を上の娘にすると、「会社も閉鎖にならないかな」と一言。先々週腹痛で一日だけ休暇を取った娘でしたが、在宅勤務の制度がないので、その後は本調子ではないと言いながら毎日出社しています。転職してから仕事を楽しんでいる様子ではありますが、体調が悪ければ職場の往復すら苦行になってしまいます。 そんな中、下の娘…

  • インバウンド再考

    政府が外国人観光客の誘致に本腰を入れるようになってから、かれこれ四半世紀が過ぎようとしています。観光業界はそれなりに潤ったものの、オーバーツーリズムなどの弊害を考えれば、海外からの旅行者が増えることは良いことばかりではありません。 ビザや免税などの制度緩和や円安は日本を気軽でチープな旅行先にしました。季節に関わらず、日本各地の観光名所が外国人観光客で溢れかえる様子は、喜ばしいことなのかもしれませんが、ひねくれ者の私は、例えば京都や奈良にはもはや古都の面影はなくなったと、再訪する気が失せてしまいました。 高市首相の例の発言で、かの国との関係悪化を懸念する論調の報道が多く見られるようになりました。…

  • お粥

    インフルエンザの流行がニュースになっていますが、私も家族も今のところ風邪の兆候はありません。私自身、今はほとんど人混みに揉まれることはなく、たまに電車に乗る時にはマスクを着用する程度の感染対策しかしていません。 新型コロナ騒動の時は妻の闘病とも重なり、感染予防には神経質になっていました。家を一歩出るにはマスク着用、帰宅後はすぐに手洗いとうがい。家の中では手に触れる場所はアルコールで消毒しまくっていましたが、それも遠い昔のことのようです。 先週金曜日、上の娘がお腹の調子が悪いといって仕事を休みました。季節の変わり目です。インフルエンザでなくても、体調を崩しがちなので、仕事に支障がなければ家でゆっ…

  • タンスの隙間と睡眠時間

    先の三連休に衣替えと断捨離をしました。もっとも私は捨てるほどの衣類はないので、断捨離は女子三人の仕事。それにしても、三人お互いに不要なものを処分しようと掛け声だけで、大騒ぎする割にはタンスの隙間はそれほど増えない様子。 以前から薄々気づいていましたが、彼女たちがタンスの隙間を作るのは、その後に新しい服を買い込むため。そしてまた、タンスの隙間がなくなる繰り返しです。 冬本番とまではいかないまでも、寒さに強い私も布団の中のぬくぬくが心地良い季節になりました。朝目覚めてから「さて起きよう」と寝床から抜け出すまでの数分が至福の時です。 だいぶ前にお医者さんに指摘されてから睡眠時間を増やす努力をしてきま…

  • 妻流野球観戦

    妻がロサンゼルス・ドジャースのにわかファンらしいということは気づいていましたが、野球のルールも日本人選手が日本のどの球団出身かもよく分かっていないと思います。 ドジャースの試合のほとんどはテレビ中継されますが、妻はライブで試合を観戦することはありません。ハラハラ・ドキドキする展開が苦手なので、試合結果、しかもダイジェストをテレビで見た後で録画した試合を見ます。 傍からは、結果の分かっている試合を視聴する面白みは理解不能ですが、これが“妻流”であることは十分に理解できます。 ミステリーと名のつく小説も映画も、誰が犯人かを調べてから本編を見ます。本人曰く「ハラハラしていると話に集中できない」とのこ…

  • 洋梨

    海外駐在していた頃、秋になるとアジアンマーケットで手に入る韓国産の梨を家族で喜んで口にしていました。日本産の梨と比べるとやや糖度が低い気がしましたが悪くありませんでした。 普通のスーパーで買える梨は洋梨で、こちらは瑞々しさやシャリシャリ感は楽しめませんが、独特の芳香とねっとりした食感が癖になります。 とはいえ、癖になったのは私だけで、むしろ妻も娘たちには不評だったので、洋梨を楽しむ機会はそれほど多くはありませんでした。 先日、近所のスーパーの果物コーナーに洋梨が並んでいました。駐在地のスーパーで買ったものに比べると大ぶりで食べ応えのありそうな見栄えに思わず手を伸ばしました。“和梨”も一緒に買っ…

  • 退職後の現在位置

    ようやく秋のスイッチが入ったと思ったら、金木犀の香りを残してあっという間に初冬に突入してしまった感じがします。 今年も残暑が長引いたので、短い秋になるのだろうと予想はしていましたが、一か月前まではまだ冷房のお世話になっていたのが、今は床暖を点けようかと迷うほどの気温になりました。 さて、歳を重ねるにつれて時間が経つのが早く感じられることは、折に触れ何度かブログでも触れましたが、退職してからここまでの約十か月で体感時間がさらに早まりました。 会社勤めの終盤は、家族優先を心がけつつも仕事に必要な時間や脳内リソースを確保しようとして、今振り返るととても効率の悪い日々を過ごしていました。 退職して仕事…

  • 電話相手

    最近、義姉からかかってくる電話が増えたような気がします。妻が不在の時は、後でまたかけると言って電話を切っていたのが、今は何故か私が茶飲み話の相手をすることが多くなってしまいました。とはいえ、私はほとんど聞き役なので、義姉の話に耳を傾けながら頭の中では「姉妹してよく喋るものだな」などと別のことを考えたりしています。 昨年、人工股関節の置換手術を受けた義姉。経過も順調で退院後はリハビリを兼ねて早朝散歩を日課にしていましたが、近所で熊の目撃情報が増えたのでここしばらくは外出を控えるようになったとのこと。昨年できなかった秋の山菜取りも今年は諦めたと言います。 とある町のスーパーに熊が侵入して人を襲った…

  • 秋雨の始まり

    自民党と公明党が三十年近くも連立関係を維持してきたことは、振り返ってみると良く続いたものだと思います。 今回、両党が袂を分かつことが日本の政治にとって吉と出るか凶と出るかは断言できませんが、高市自民党にとっては長い目で見れば良い方向に進む出発点になるのではないでしょうか。 下の娘は自民党の総裁選の候補者演説などを耳にして高市さんファンになったみたいです。一年前の総裁選では、それがあったことすら知らないほど政治に無関心だった彼女でしたが、今回、たまたまネットで流れた演説の様子に惹かれたようです。 テレビも持たず新聞もとっていない娘が今時の若い世代の典型なのだとすれば、レガシーメディアの偏向に毒さ…

  • 退職メール

    就寝中も日中もエアコンのお世話にならずに済むようになりました。まだ扇風機はリビングの片隅に出したままにしていますが、頃合いを見て片づけようと思います。 先日、元の職場の知り合いから退職の挨拶メールが届きました。私の退職が社内の人事発令で公になった直後に、彼女自身の今後の身の振り方について相談を受けました。 入社六年目の彼女がまだ新入社員だった頃、ほんの数か月間でしたが私の部署の仕事を手伝ってもらったことがありました。意欲もあり仕事の飲み込みも早かったので、このまま自分の下で働いてもらえればと、彼女の部署と掛け合ったものの、彼女の引き抜きは叶いませんでしたが、いつか一緒に仕事をしたいと思わせる人…

  • 秋と旅心

    秋分の日を過ぎて、ようやく秋らしくなってきたような気がします。長期の気象予報では、この冬は寒さが厳しくなるそうなので、気持ちの良い季節を存分に楽しみたいですね。 ところで、私が記事に載せている鹿の写真は、まだオーバーツーリズムが騒がれるようになる前に奈良で撮ったものです。妻や私にとっては修学旅行以来の京都・奈良の旅。晩秋の閑散期だったせいもあって、静かで落ち着いた古都の雰囲気を十分に満喫できた良い旅行でした。 今年のゴールデンウィークに妻と娘たちは京都・奈良を訪れましたが、私は留守番の方を選びました。 帰宅後の女子三人の口をついて出てくる言葉はあまりの混雑ぶりに対する不満ばかり。「あなたたちも…

  • 子ども世代の仕事観と親の受容

    仕事を辞めてしまったので、最近の若者の仕事観に直接触れる機会と言えば、娘二人から話を聞くくらいしかなくなってしまいました。彼女たちが世間の若者の一般的な考え方を代弁しているとは言い切れませんが、娘たちとの話から垣間見れる仕事観も含めた生き方はなかなか興味深いものがあります。 一昨年転職した上の娘が前職を辞めると言い出した時、妻は動揺していましたが、それは妻の若かりし頃の転職に対するネガティブなイメージがそうさせたのだと思います。すなわち、転職すればするほど条件の悪い働き口しか見つからなくなるというものです。 当時と違い、今は多くの会社がキャリア採用を積極的に進めていて、転職希望者からすれば、リ…

  • 復職案内

    退職した会社から職場復帰のお誘いがありました。メールの差出人は「人事部採用担当」としか書かれておらずメールアドレスも部署のもので、文面も特定の個人に向けたものではなく一斉送信のために用意した内容になっていました。当たり障りのない様子伺いのメールはおざなり感が漂い心に刺さりません。 今の職場に不満を持っていたり職を失っている人なら助け船なのかもしれませんが、そうでなければ、この手のメールはあまり気持ちの良いものではありません。 それにしても ー 退職してから一年足らずとはいえ、仕事をしていた頃の自分が遠い昔の存在のような気がします。退職して数週間は、仕事のことが自ずと頭をかすめることがありました…

  • 秋の気配

    一昨日、下の娘が自分のマンションに帰っていきました。妻は娘にもうしばらく家にいてほしいようでしたが、私は娘に余計なことは言わないように妻に言い含めました。親としては、先日のように物騒な事件が起きると、独り暮らしの子どもへの不安が増幅されてしまいます。いつまでも引き留めておくことも出来ません。気休めにしかならないのは承知の上で、思いついて買った防犯ブザーを娘に持たせて見送りました。 残暑は続いていますが、着実に日は短くなっています。朝起きればまだ薄暗く、先月までは聞こえなかった虫の声がちらほらと耳に届くようになって、秋らしくなってきていることを実感しますが、昼間も寝ている間もエアコンをオンにする…

  • 銭湯の話

    今の家の目と鼻の先に銭湯があったのですが、引っ越しの直前に廃業してしまい、残念ながらその銭湯の暖簾をくぐる機会は訪れませんでした。数年の間廃墟となっていた銭湯の跡には、今ではおしゃれな低層の集合住宅が建ち周囲の様子も一変しています。 先日、何の話の流れか、下の娘が大学時代からの友人宅に泊りに行った際に初めて“町の銭湯”に行った話を聞きました。普段、湯舟にゆっくりと浸る習慣のない娘。家族で温泉旅行に行っても部屋の風呂で済ませてしまいます。そんな娘は、湯舟で友人と話に花を咲かせた後、湯あたりして脱衣所で伸びてしまったとのこと。 そういえば、私も小学生の頃に友人と銭湯に行って、つい長湯して脱衣所で大…

  • 元気のバロメーター

    自分の下着の枚数など毎日チェックするものではありませんが、ふと気が付くとトランクス三枚を回して使っている状態になっていました。洗濯物を畳む担当の妻に聞くと、穴が開いているのを見つけたら捨てていると言うので、それは本人の了解を得ているのかと問うたところ、「穴の開いたパンツは畳みたくない」との弁。 納得のいかない妻の言い訳と、パンツの穴で夫婦喧嘩勃発となるのを避けたい気持ちとで何となくモヤモヤしていると、一時帰宅中の下の娘が、買い物のついでに私用のトランクスを買ってくると申し出てくれました。 下の娘は先日の旅行から自分のマンションではなく我が家に直接戻ってきたため、しばらく滞在するために身の回りの…

  • 何もない日常

    週末に妻と娘たちが旅行から帰ってきて、静かだった一週間が終わりました。下の娘は自分のマンションに戻る予定を変更してしばらく我が家にいると言います。先日の痛ましい事件を耳にして独り暮らしが急に不安になったようです。 娘たちには日頃から防犯対策については口酸っぱく言い聞かせていますが、今はそれを蒸し返すタイミングではありません。 女子三人の不安を必要以上に煽るのは私の翻意ではなく、防犯対策の話を私が持ち出せば、楽しかったであろう旅の思い出に水を差すことになるのが分かっています。だからこそ、私はいつも通りの“何食わぬ顔”を決め込んでいましたが、一番不安を覚えているのは私なのかも知れません。 「今日も…

  • 恩送り

    昨日、パソコンと読みかけの本をリュックに入れて図書館に向かいました。気まぐれに、たまには場所を変えて読書をしてみようというだけのことでした。 片道二十分足らずの道のりでしたが、猛暑に汗が吹き出し、冷房の効いた図書館を目指す足は自ずと速くなりました。 途中で、チェーンの外れた自転車と格闘している男の子と出くわしました。心の中で自分に「余計なことはするなよ」と言いながら通り過ぎた後、踵を返して、本心とは裏腹に優しい言葉が口をついて出てしまいました。 たぶん、何事もなければ、図書館に到着して涼しい自習室で読書に集中していたであろう頃にようやく外れたチェーンを元に戻せました。 男の子を見送った後、油塗…

  • おなか良好

    妻と娘たちは昨日から一週間ほど旅行に出かけました。私は独り留守番生活を楽しむことにしました。 退職してから旅行欲が薄れたのと、人混みに揉まれるよりも静かに過ごしたいと思うようになりました。自分が気まぐれな性格であることは分かっているので、いずれ旅行したいという欲求が湧いてくるのでしょうが、今は自分の気持ちに任せています。 ここ半年近く、娘の焼き芋作りの試食担当で、食物繊維を十分にとるようになった効果の表われか、おなかの調子が良好であることに今更ながら気が付きました。 仕事をしていた頃は、急におなかが緩くなったり鈍痛を感じることが時々ありましたが、今はそのような不快な思いをすることがなくなりまし…

  • カニ缶とカニカマ

    夕食時に娘が「前から気が付いていたけれど、これって贋作でしょ」と一言。娘の日本語がおかしいのは今に始まったことではありませんが、そこには茶々を入れず、何のことかと尋ねると、サラダに入っているカニカマが本物のカニでないことを言いたかったようです。 だいぶ前に頂き物のカニ缶をサラダの具にしたり、カニクリームコロッケを作ったところ家族にとても好評だったので、以降、リクエストがあれば食卓に並べるようにしていました。 その後、「カニ缶は高いから」と妻に釘を刺され、カニカマに代えてからしばらく経ちます。カニカマもピンからキリまであり、見た目も食感も実物にかなり寄ってきているものが出てきています。しかもお手…

  • 読書とAI活用

    午前中、家事を済ませた後の時間を読書に充てていますが、時代背景や(原書であれば)言葉の意味を深掘りして調べていると肝心の読書は一日に数ページも進みません。学生の時の定期試験や受験のために仕入れた知識の浅さを痛感する反面、この歳になって遅ればせながら勉強の楽しさを見つけた気がします。 ところで、最近、「ポチョムキン理解」という言葉を知りました。米国の研究者が発表した比較的新しい問題です。AIモデルに詩の形式や数学の定理について質問すると、それらを適切に説明できるものの、そのルールを実践的に応用することができず、それでいながら改めて検証させるとその間違いをきちんと指摘する。そのような一貫性のない振…

  • エアコン修理

    先週末に、リビングのエアコンが故障して生暖かい風しか出なくなりました。それほど酷使したつもりはなくても、購入から八年経つので何かしらの不具合が生じても仕方がないのでしょう。 メーカーの保証期間はもちろん、量販店の長期保証期間も過ぎてしまっていたので、修理代は自腹になるのは覚悟したものの、すぐに修理してもらえるものか、そちらの方が心配でした。 幸いにしてその日のうちにメーカーの補修サービスの方に見てもらえ、エアコン本体の部品が劣化して冷媒ガスが漏れているのが原因だと分かりました。部品の手配に数日かかり、それまではガスの補充をしてくれるとのことでした。 私としては、担当の方に毎日来てもらうのは気が…

  • 固まったインク

    昔大変お世話になった方から退職のお祝いを頂きました。年賀状のやり取りしかしない間柄になって久しく、それも数年前に先方からの年賀状仕舞いのご連絡を最後に音信が途絶えました。 その方がどのような伝手で私の退職を知ったのか詮索するのは野暮な話で、それよりも私は、こちらから退職の挨拶もせずにいたことを恥じて顔が熱くなる思いでした。 取り急ぎ、贈り物のお礼状を書こうして、引き出しの奥から取り出した万年筆はインクが固まって使い物にならず、筆先をぬるま湯に漬けている間、最後に字を手書きしたのはいつだっただろうかと考えました。 会社勤めしていた頃の長年のペンだこはすでにきれいに消えていて、案の定、息を吹き返し…

  • 参院選の結果

    参院選は連立与党の過半数割れとなりました。前回の参院選で大幅に増やした議席数をもってしても参院の新勢力で過半数に届かなかったのですから、「大敗」以外に適当な言葉はありません。他方、この追い風に乗れず、議席を増やせなかった野党第一党も「負け」に等しいと言えます。 十五年前の連立与党下野の時は、私は海外駐在中だったので、事の深刻さを頭で分かっていても肌で感じることができず、とてももどかしく思っていた記憶があります。当時日本にいた同僚は「まさか政権が移ることになるとまでは思っていなかった」と驚いていました。 それと比べると、昨年の衆院選での与党過半数割れを伏線として、今回の参院選の結果は分かっていた…

  • 期日前投票

    「連休の中日を投票日にするなんて」と文句を言いながら妻は期日前投票に出かけていきました。この三連休に遠出する予定もなく、そもそも妻は仕事の関係で週末は公休ではないので実害はないのですが、投票日の設定自体に不満があったようです。 ちょっと嬉しいことは、娘が選挙に関心を示して、選挙公報に目を通しながら真面目に投票に臨もうとしている様子が見えるようになったことです。今までは気乗りしない娘を一緒に投票に連れ出していましたが、先日の市長選も今回も有権者としての自覚がようやく芽生えた感じです。 私は、選挙期日はあさイチで投票を済ませて散歩コースに繰り出すのがいつものパターンでしたが、日曜日に予定の入ってい…

  • スイカとメロン

    まだ義母が健在だった頃、夏場に訪れると毎日のように家の畑で取れたスイカをご馳走になりました。 海外駐在中、妻と娘たちは毎年夏休みの一時帰国に何日か義母宅に身を寄せました。娘たちにとっては、縁側でドリフのコントのようにむしゃぶりついて食べた“おばあちゃんのスイカ”の味は格別だったみたいです。ちなみに娘たちは義兄から、スイカはそのように食べるのが一番美味しいのだと教わったのだとか。 上の娘は中学生の頃に、スイカの食べ過ぎでお腹を壊して以来、スイカを口にしなくなりました。妻は見るのも嫌になるほど子どもの頃から“食べさせられていた”スイカを好みません。 lambamirstan.hatenablog.…

  • 市長の学歴詐称

    市長の学歴詐称。私の母親が嬉々として食いつきそうな話題でした。注目を浴びるような事件などない観光地での大事件。市長選に一票を投じた母としては当事者として憤慨するのも分かりますが、わざわざ息子に電話してくるようなことではなかろうと思いました。 “大事件”の話はものの五分で終わり、その後はいつもの要領を得ない取り留めのない話が続き、気が済んだところで電話が終わりました。ここ数年、母の活力が衰え物忘れも進んでいるような気がして、それなりに心配しているのですが、こんな話題が提供された時の母は、普段息子の前で見せる素振りは演技ではないかと思えるほどです。 それはさておき、自治体の長としての手腕を発揮する…

  • おやつの取り合い

    下の娘が一人暮らしを始めて半年あまりが経ちます。彼女が常食していた納豆とシリアルは他の家族にとっては“あれば食べる”くらいのものだったので、自然と我が家の食品群から退場となりました。牛乳アレルギーの娘用に常備していた豆乳も冷蔵庫から姿を消しました。 他方、アイスやお菓子は四人分買っておくようにと妻に言われています。下の娘がいつ帰ってきてもいいようにという理由ですが、下の娘が顔を見せるかどうかには関係なく、おやつの類は次の買い物までになくなっています。 娘たちがまだ小さかった頃、分けたはずのおやつがなくなると、妻は、“夜中に小人さんたち”が食べたのだろうと姉妹喧嘩の間に入ってましたが、我が家では…

  • 六月の猛暑

    今年の梅雨は、長雨にうんざりするよりも暑さにぐったりする日の方が多く、すでに夏バテ気味です。西日本は梅雨明けしたようで、関東地方の梅雨明けも間もなくなのでしょう。例年よりも長い夏になりそうです。 小学校の頃、プール開きの七月一日はまだ気温がそれほど高くなく、震えながら水に浸かっていた記憶があります。今では猛暑日と聞いても驚きませんが、私が子どもの頃の夏は今ほど酷い暑さが続いていた記憶がありません。熱帯夜もそれほど多くなく、寝苦しい夜というのも数えるほどだったのではないでしょうか。 それから約五十年経ちましたが、今や夏の間はエアコンなしでは昼も夜も凌げなくなりました。特に今年、六月に冷房を入れる…

  • 味覚の変化

    かれこれ二十年ほど前、ロンドンに駐在中だった同僚が私の駐在地を訪れた際、彼からもらったのが「マーマイト」。パンに塗ったりスープの隠し味として使うと聞いて試してみましたが、ほとんど減らずにその後ずっと冷蔵庫の奥に置いたままになっていました。 しばらくして、妻と娘たちだけが一時帰国していた最中、ジャムやマーガリンを切らしてしまいました。それだけをスーパーに買いに行くのも億劫だったので、数日間、心の中で文句を言いながら例のマーマイトを少量パンに乗せる朝食を続けていたところ、不思議と私の舌がマーメイトに寄っていく感覚になりました。 ほろ苦くて塩辛いマーマイトの味は、わざわざ取り寄せてまで再会したいとい…

  • エアコンと麦茶

    六月の、本来なら梅雨本番の時期に体温と同じくらいの気温の日が続くのは勘弁願いたいと思ってしまいます。 去年の今頃はまだ仕事をしていたので、書類に汗が滴ったり、リモート会議で汗だくの顔を他人様に見せるわけにもいかないと、在宅勤務を理由に自室のエアコンを遠慮なくフル回転させていました。 今は大切に扱わなければならない書類もなく、汗だくの顔を晒す心配もないので、家に独りでいる時は節電に励もうと考えていましたが、梅雨明け宣言を聞く前にその決意は砕けてしまいました。 この暑さも数日続くようなので麦茶を用意しました。脱水症状にならないよう、朝の散歩のお供もさることながら、家にいる時の水分補給にも麦茶が活躍…

  • 人付き合い

    退職してからめっきり外出が減りました。日課の散歩と買い出し以外は家で過ごしています。 先月、最後に一緒に仕事をしていた若手社員たちとの昼食をともにしましたが、かつて親しくさせてもらっていた方々からの夜のお誘いは適当な理由をつけて断っています。 付き合いが古くなればその分、昔話が増えますが、酒が入るとそれに伴ってかつての上司や同僚、あるいは部下への恨みつらみなどで盛り上がることが予想されます。今の私はそのような場にいることに気が進みません。 仕事をしていた頃は、職場の人間関係は間違いなく注意を払う対象でした。顔も見たくない相手とも仕事を上手く回すためには関係を壊さないように気遣い、部下の意欲を殺…

  • 姉妹喧嘩

    母親には急ぎの用事があるときは私の携帯電話に連絡するように伝えていますが、急ぎでも急ぎでなくても決まって固定電話の方が鳴ります。あとは、義姉からの電話が時折かかってきます。 最近は身内からの電話よりも詐欺まがいの電話の方が多い感じなので、固定電話の契約を解除しようかと思いつつ、母と義姉の顔が浮かび、何となく決断を先送りにしています。 lambamirstan.hatenablog.com 以前は、たまに我が家に顔を見せていた義姉でしたが、去年の夏前に人工股関節の置換手術を受けて以来、直接顔を合わせていません。手術後、あまり遠出しなくなったことと、どうやら兄弟姉妹間がぎくしゃくしていて、妻と義姉…

  • 歯磨き粉

    八年ほど前、今の家への引っ越し作業の最中に奥歯の詰め物が外れてしまい、駅近くの分かりやすい場所にあったというだけの理由で診てもらったのが今もお世話になっている歯医者さんです。 奥歯の治療と併せて歯石除去もしてもらい、その後、これまで三か月に一度、クリーニングのために歯医者さん通いを続けています。 ちなみに、妻や娘たちは古くからお世話になっている別の歯医者さんで年に一回検診をしてもらっているようで、私にも年に一回くらいは歯科検診を受けるように言っていたものでしたが、今の私には「三か月ごとのクリーニングなんて“カモ”にされている」と、あまりお気に召さない様子。 私としてはカモでもアヒルでも、三か月…

  • 長嶋さんと父

    ジャイアンツのV10が消滅して長嶋さんが現役を引退したのは、私が小学校に上がった年だったので、私は長嶋さんの選手としての活躍ぶりを知りませんが、あまり感情を表に出さない父が、長嶋さんの引退セレモニーを見て涙していたのをよく覚えています。 小学生の頃、私はよく父のキャッチボールに付き合わされました。私が父にキャッチボールをせがんだのではなく、半ば無理やりやらされていたのです。 父にとって残念だったのは、私が一向に野球に興味を示さなかったことです。私にとって幸いだったのは、父が『巨人の星』のようにスパルタ式に私に野球を教え込む程の熱意はなかったので、やがて私はキャッチボールから解放されました。 長…

  • 痛風予備軍卒業

    梅雨入り前の適度に湿り気を帯びた空気が好きです。乾皮症気味の私にとって、特に五十代に差しかかってからの冬場は、肌がカサカサになり痒みも酷くて保湿クリームが手放せなくなりましたが、今の時期はそんな不快感が嘘のようになくなります。 妻や娘たちの言いつけ通りに発酵食品やビタミンなどのバランスを考えた食事を心がけているものの、残念ながら私には効き目がないようです。これから先も乾燥肌と付き合うことになるのでしょうが、そのお陰でこの季節を待ち遠しく思えるのならそれも良しと考えることにしました。 乾燥肌を除けば、今年に入ってから体調はすこぶる良好です。おまけに、これまで飲み続けていた高尿酸血症の治療薬を先月…

  • 偽警察官からの電話

    最近、母親の様子を見に行くと、家の戸締りと詐欺電話への注意の話ばかりしているような気がします。本人は、取られるものなど何もない独居老人宅だと言いますが、それで安心とはなりません。 電話の横には、不審な電話がかかってきたときの対処法(個人情報は明かさない、折り返しの電話には応じない等)玄関の脇には戸締り確認の張り紙をしたのは今年に入ってすぐのことでした。母は私の心配を大袈裟だと真剣に受け止めてはいませんでした。 先週末、どこかの警察署の刑事を名乗る人物から母に電話がありました。強圧的な男の声で「あなたの名前が特殊詐欺グループに含まれている」といったような話をされ、先方からはいろいろと尋ねられたそ…

  • 上書き保存

    結婚一周年を祝うために少々値の張るレストランを予約したした時、妻は「そんな余裕ないのに」と困惑しつつも久しぶりの外食への期待にまんざらでもない表情を浮かべていました。 日々の生活費のやり繰りすら大変だった私たちには不相応なお店でした。お金がなかったからこそ、極々たまの贅沢を欲する心が影響していたことは否めませんが、料理も最後のデザートも素晴らしいものだったのは間違いありません。 ただ、その量はあまりに上品過ぎて、二十代の私の胃袋は満足できませんでした。最寄りの駅を降り、社宅までの途中にあるコンビニで、堪らずに妻に懇願しておにぎりとビールを買いました。 “素敵なディナー”の、繊細な料理の味は、い…

  • 食卓演説

    妻の怒りの矛先は、不倫疑惑の芸能人、逆走ドライバー、農水大臣の失言と、その燃料に事欠きません。 殊、農水大臣への怒りの“食いつき”が強いのは、自分たちの生活に関係が深いからなのか、為政者への不信からなのか ー 本当のところは分かりませんが、どうやら彼女は根拠は不明であるものの、件の農水大臣にそこそこ肩入れしていた様子。 それが裏切られたと思ったものだから、彼女の好印象の振り子が大きく反対方向に振れたようです。 そもそも世襲議員の大臣に庶民感覚など期待しない方が良いのでしょう。貰い物か自分で買ったのかはさておき、お米に困らない人間が、庶民の生活安定に真剣に取り組むわけはありません。しかし、食卓の…

  • 移り気的読書

    最近、寝つきが良く、床に入ってからの読書ではページが進まないので、比較的頭が冴えている午前中に本を読む時間を作るようになりました。 退職前後で本の読み方が大きく変わりました。以前は就寝前以外は通勤などの隙間時間を読書に充てていたので細切れの読書となっていましたが、今は“切りの良いところ”まで、何かに邪魔されることなく本を読み進めることができます。 これまでの読書は、空いている時間に読み進めることに気が向いてしまい、読み散らかしに近い感じだったので、今は書かれている内容を自分が理解できているか確認しながら先に進むことを心がけるようになりました。 もう一つ、読書中に気になったことはその場ですぐ調べ…

  • 米不買宣言

    ゴールデンウィーク前、家計簿をつけていた妻が、「来月からお米は買わなくていいから」と一言。 備蓄米が放出されてもスーパーのお米の値段は高止まり状態です。私は徐々にお米の値段は落ち着いてくると期待していましたが、小市民の願いはすぐに叶いそうにありません。 五月に入って、そろそろ米びつが空になりかけてきたので、私は妻に“米不買宣言”に変わりがないか聞きました。妻の前言撤回はいつものこと。しかも「私はそこまでは言っていない」と、撤回どころか前言はあたかも私の勘違いとされてしまったことが過去に度々ありました。 ところが、今回は妻の意思は固いようです。 海外駐在中、最初の一年足らずの間に日本から持ち込ん…

  • 親の心配

    若い女性が命を落とすような事件に接すると、親としては娘たちのことが心配になってしまいます。通り魔やストーカーなんて、自分の娘たちとは無関係などと言い切れる保証はありません。親の心配は募るばかりです。 私たちの住んでいるエリアは、防犯マップの上では比較的治安が良く、娘たちが犯罪に巻き込まれる危険は低いとはいえ、それで安心とはなりません。 娘たちが学生だった頃、帰宅が遅くなるような時には可能な限り最寄り駅まで迎えに行くようにしていましたが、「恥ずかしいから」といつしか出迎えはさせてもらえなくなりました。その後、今日まで何事もなく娘二人が元気でいられるのは、単に運が良かっただけで、今からでも駅までの…

  • ペンキ塗り

    このゴールデンウィーク、妻と娘たちは京都・奈良に旅行、私は独り留守番となりました。仕事を辞めてから“旅行欲”が薄れてしまったようです。旅行先候補がなくなったわけではありませんが、あえて妻たちのスケジュールに合わせるのではなく、自分が本当に旅に出たいと思った時に出かければ良いと思っています。 毎年、このくらいの時期に行なうウッドデッキのペンキ塗りは、これまで下の娘との共同作業でしたが今年は単独作業。東の空がようやく薄明るくなり始めた早朝から作業開始です。ひんやりと涼しい中で黙々と刷毛を走らせるのは意外に苦になりません。ひと仕事の後は、ビールではなく冷たい麦茶になりました。 連休前半を終えて、ここ…

  • 詐欺電話

    先週、同じ日に「経済産業省」と「NTT東日本」から我が家の固定電話に連絡がありました。“二時間後に電話が使えなくなる”ので、オペレーターと話したければ音声ガイダンスに従って操作するようにという内容でした。 固定電話に電話をかけてくるのは私の母くらいで、今やそのためだけに固定電話を持ち続けているといってもいい状態です。時たまセールスの電話がかかってくることはありますが、今回のような詐欺まがいの電話で煩わされるくらいなら固定電話を解約しようかとも考えるようになりました。 妻と娘にその話をしたところ、妻が「そういえば、少し前に同じような電話があった」けれど言い忘れていたとのこと。妻としてみれば、見え…

  • 寝つき改善

    お医者さんの勧めで睡眠時間を増やす努力を始めてしばらく経ちますが、目が覚めた後に布団の中で大人しくしているのは性に合いません。冬場は、目覚めてから数分の間、ぬくぬくしているのが楽しみでもありましたが、今は寝床を抜けて活動開始するのが楽しい季節となりました。 仕事をしていた頃は、脳みそが疲労困憊していても妙に寝つきが悪い夜が度々ありました。疲れているのに眠れないのは体が疲れていないから、と運動量を増やしたり湯舟に使っている時間を長くしたりといろいろと試したものの、あまり効果はありませんでした。最後は寝る前の数十分、瞑想やストレッチをすることである程度の寝つきの良さが得られるようにはなりました。 …

  • 本音の解放

    周囲への気遣いや自分に気を遣わせないようにしようとする心がけは、会社員時代に身に沁みついたものですが、本来の自分はそれほど他者への思いやりに溢れるような人間ではなく、「上司として」とか「部下として」あるべき姿に近づこうと、そういう“振り”をしていただけでした。 会社で見せていた私という人間は仮の姿でした。本当は面倒臭がり屋で社内のいざこざには関わりたくはなかったにも拘わらず、自分の本心とは真逆に行動してストレスを募らせていたのだと思います。 病気休職中の元部下とは、在職中にはメールのやり取りをしていましたが、彼に私の退職をメールで告げて以来、先方からの連絡はありません。彼に限らず、一度でも仕事…

  • 散歩

    近所の総合病院に面した通りに桜並木があります。車や人の往来は多くなく、静かに桜の花を愛でるには最高の場所です。 今年は敢えて桜の名所巡りはしませんでした。今の私は人気スポットに足を運ぶよりも、地元民しか知らないような人混みとは無縁の花見の方が性に合っているような気がします。 花が咲き誇っていた間は、朝の散歩の途中に病院前のベンチで一服していましたが、あっという間に葉桜となってしまい、桜並木は普通の散歩コースに戻りました。 朝の散歩は、在宅勤務が出来るようになって以来の日課です。仕事をしていた頃は、その日の段取りなどを考えてしまうので散歩に集中することはありませんでした。今はどうかというと、何も…

  • アレルギー検査

    数週間前に花粉症のような症状が出たので、近所のクリニックでアレルギー検査を受けましたが、検査結果が出るまでの一週間余りの間に症状はほとんど治まってしまいました。 lambamirstan.hatenablog.com 結局、埃の立つ中でマスクもせずに掃除をしていたことが原因だったのだと思っていたところ、送られてきた検査結果では、スギやヒノキなど樹木系のアレルゲンで陽性反応が出てしまいました。そのほか、ハウスダストや猫・犬に対してもアレルギーがあることが分かりました。 それぞれの陽性反応の“度合”はそれほど高くないようでしたが、その結果を受けて、クリニックに電話で問い合わせたところ、現在発症して…

  • ダイコンの葉っぱ

    近所のスーパーでお米5キロが3,600円台で売られていたので一袋購入しました。スーパーでの買い物はそれが目当てではなく、朝一番での買い物もたまたまだったのですが、「一家族一品限り」のポップに乗せられてしまいました。我が家の米びつのお米もあと数日の残量だったので、買い時に手頃な値段で手に入れられたのはラッキーでした。 以前の記事で触れたとおり、妻は食品や日用品の購入時に価格を記録していますが、去年の今頃は、食料品の値段を単品ごとに気にするようなことはありませんでした。 lambamirstan.hatenablog.com 生鮮食料品は季節変動はあるものの、長い間ほとんど横ばいに近い動きでした。…

  • 年度替わり

    退職して初めての年度替わり。会社勤めをしていた頃は忙しなく、心が落ち着きませんでしたが、今ではただの月跨ぎでしかありません。 仕事を辞めて早三か月経ちました。当初は、自由な時間を手に入れた高揚感とそれを持て余してしまうのではという不安感が混在していました。 高揚感がそれほど長く続かないのは想定内でした。他方、意外にも時間を持て余すこともなく、余計な不安も今のところ感じません。 “自分時間”が増えたことで、やりたいことや行きたい場所に行くための待機時間がほとんどなくなり、それがストレスを感じなくなった要因のひとつであることは間違いないのでしょう。 ただ、それ以上にありがたいのは、自分が思い描いて…

  • 袋分け卒業

    我が家はこれまで毎月の支出を袋分けして管理していましたが、妻が年度替わりを機に終わりにすると言いました。 公共料金も新聞代も口座引き落としなので以前にくらべれば袋の枚数は激減し、今は現金で手元に置いておくものは食費と日用品代と予備費くらいのものです。これからは、毎月現金で支払う費用の分だけを銀行口座から引き出して家の財布に移すようになります。 その気になれば、日々の出費のほとんどをキャッシュレスにできますが、アナログネイティブの妻と私としてはお金の大切さを実感できなくなりそうなので、ひとまず様子見することにしました。 家計の袋分け管理は私よりも妻の拘りが強かったのですが、ライフステージの山場を…

  • 花粉症の仲間入り?

    下の娘は酷い花粉症で、二年前には市販薬では症状を抑えられず、お医者さんで注射を打ってもらうようになりました。本人曰く、だいぶ症状は緩和されるものの、春先から梅雨入り前まで不快な状態が続くようです。 まだ娘が家にいた頃は、空気の入れ替えに家中の窓を開けることもできず、他の家族も帰宅した際には家に上がる前にコロコロ(粘着クリーナー)で念入りに“花粉取り”をしなければなりませんでした。 昨年娘が一人暮らしをするようになったので、今年は誰も玄関先でコロコロしなくなったのですが、娘がたまに家に帰ってくる日は、午前中に念入りに家中を拭き掃除しています。 花粉症持ちは大変だと気の毒に思っていた私も最近になっ…

  • 雑音嫌い

    会社勤めをしていた頃、コロナ禍の影響もあって在宅勤務制度が導入されました。基本は週三日。本人や家族に基礎疾患があったり同居している家族に病気療養中の者がいれば完全在宅勤務が許されました。 私の場合、妻の闘病生活の開始とコロナ禍が重なったこともあって、在宅勤務ができるようになったのはとても有難かったのですが、それはさておき、在宅勤務によって思いのほか仕事が捗ったことに驚かされました。 我が家は交通量の多い通りに面しておらず、ご近所の生活音に悩まされるような立地でもないので、仕事をする環境としては打ってつけでした。 ところが、書類の読み込みや検討作業を遮るものがない環境に慣れると、出社して同僚の話…

  • お願い事

    寒い日と暖かい日が交互に訪れて、少しずつ春の穏やかな日が近づいてきています。そろそろ冬物の片づけをしようかと話していると、妻や娘は、四月になっても底冷えする日があるので、衣類の入れ替えはゴールデンウィークで十分と。妻からは、退職して以来私が何となくせっかちになったと言われる始末です。 仕事をしていた頃は、平日に何か思いついても「次の週末に」と先送りしていたものがいろいろありましたが、今は「思い立ったが吉日」とすぐに片づけるようになりました。 といっても、それらは大した用事ではありません。洗濯機のクリーニング、害虫用の粉剤撒き、靴の踵の補修 ー 。妻曰く「どうせすぐにはやらないと思って、時間の余…

  • コーヒー熱

    以前、コーヒーのハンドドリップに凝っていた時期がありました。娘たちからは「スタバのコーヒーの方が美味しい」と、自家製コーヒーに軍配が上がることは一度もありませんでした。その言葉を励ましと受け取り、自分なりに試行錯誤を繰り返したものの、熱しやすく冷めやすい性格ゆえ、私のコーヒー熱は一年も持たずに冷めてしまいました。 先日、食器棚の奥に仕舞ってあった手挽きミルを引っ張り出していると、妻が「冷凍庫にコーヒー豆があるから」と教えてくれました。新しいコーヒー豆を買う前に在庫の豆を使い切らなければ、などと考えている私の胸の内を見透かしていたのか、妻からは、コーヒー豆も値上がりしているので、「よ~く考えてか…

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