『勝手にしやがれ』(59)ゴタールの映画は性に合わないhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9079afabdb5c6a3a59b85948cc877d44「BSプレミアムシネマ」『勝手にしやがれ』
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新作映画、映画コラム、名画投球術、雄二旅日記ほか 『ほぼ週刊映画コラム』 http://tvfan.kyodo.co.jp/category/feature-interview/column/week-movie-c
資金も経験もゼロ。夢だけを抱いてロンドンから帰国した早川徳次(のりつぐ)は、誰もが不可能だと嘲笑した地下鉄計画をスタートさせ、財界の大物と技術者たちの協力を取り付けていく。だがそこに東急王国の五島慶太が立ちはだかる。“地下鉄の父”と呼ばれる早川徳次と実際に工事を担った無名の男たち、そしてライバルの五島慶太を絡めながら、銀座線の前身に当たる日本初の地下鉄工事の様子を描く。大変興味深い内容なのだが、思いの外、読むのに時間が掛かった。それは、例えば、経営者仲間のうちには、―地下の早川、地上の五島。とならび称する者もいるし、あるいはまた、―東の早川、西の五島。と見る者もいる。のように、やたらと改行が多く、改行後に―を使ってむやみに強調してみたり、翌日から、一般向け営業開始。(どうかな)徳次は、じつは危惧していた。...『地中の星東京初の地下鉄走る』(門井慶喜)
『羊たちの沈黙』(91)「BSシネマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f49c4503afd3fb205dcbc765634faab2「午後のロードショー」『羊たちの沈黙』
『ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど』(砂古口早苗)
朝ドラ「ブギウギ」の原案本で、著者は笠置シヅ子と同郷のライター砂古口早苗氏。笠置について初めて書かれた評伝だという。笠置への強い思い入れをにじませながら、いろいろな参考文献に当たって、実によく調べて書かれている。特に服部良一やエノケン、美空ひばりとのくだりは、教えられることも多く、興味深く読むことができた。それだけに時折人名に誤植があったのが残念。自分も気を付けなければと自戒させられた。歴史ドラマもそうだが、こうした評伝も、誰の側や立場から見るかで全く違うものになる。そこに筆者の主観が入るからだ。例えば、著者は竹中労の『美空ひばり』での笠置に関する記述を批判しているが、それはあくまでも笠置の側から見れば…ということになる。もとより、さまざまな登場人物に対して八方美人では評伝は書けないから、人物の描写の仕方...『ブギの女王・笠置シヅ子心ズキズキワクワクああしんど』(砂古口早苗)
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2024.1.17.東宝東和試写室)弟が誘拐され、行方不明となった悲しい記憶から立ち直れずにいるマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)。妹のアビーの親代わりとして生計を立てるため、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働くことに。「モニターを監視するだけ」という簡単な仕事のはずだったが、妹を連れて深夜勤務に就いたマイクは、かつてそのレストランの人気者だった機械仕掛けのマスコットたちが動き出す姿を目撃。マスコットたちはかわいらしい姿から一転して凶暴化し、マイクや廃墟への侵入者を襲い始める。世界的ヒットを記録した同名ホラーゲームを、ブラムハウス・プロダクション製作で映画化。監督はエマ・タミ。原作ゲームの開発者スコット・カーソンが製作・...『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
『ダム・マネーウォール街を狙え!』(2024.1.29.オンライン試写)コロナ禍の2020年、マサチューセッツ州の会社員キース・ギル(ポール・ダノ)は、全財産の5万ドルをゲームストップ社の株につぎ込んでいた。アメリカ各地の実店舗でゲームソフトを販売する同社は時代遅れで倒産間近とささやかれていたが、キースは赤いはちまきにネコのTシャツ姿の「ローリング・キティ」という名で動画を配信し、同社の株が過小評価されているとネット掲示板で訴え掛けた。すると、彼の主張に共感した大勢の個人投資家がゲームストップ株を買い始め、21年初頭に株価は大暴騰。同社を空売りしてひともうけを狙っていた大富豪たちは大きな損失をこうむった。この事件は連日メディアをにぎわせ、キースは一躍時の人となるが…。SNSを通じて団結した個人投資家たちが...『ダム・マネーウォール街を狙え!』
共同通信社が発行する週刊誌『KyoudoWeekly』(共同ウイークリー)12月25日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2024年1月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。アクションスター共演のシリーズ第4弾『エクスペンダブルズニューブラッド』☆☆DCヒーロー「アクアマン」の続編『アクアマン/失われた王国』☆☆舞台は9割のネオンが姿を消した香港『燈火(ネオン)は消えず』☆☆☆☆同名漫画を実写映画化『ゴールデンカムイ』☆☆ジェンダーを意識した一人の女性の冒険譚『哀れなるものたち』☆☆☆クリックで拡大↓『映画の森』「2024年1月の映画」
『おとなのデジタルTVナビ』(2024.3月号)「劇場へ行こう!」(新作映画紹介)「BS松竹東急」『おとなのデジタルTVナビ』2024.3月号
「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第3話)
「西島秀俊、ニットが似合い過ぎる」「ラストの芦田愛菜ちゃんのシーン、鳥肌がたった」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1420698「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第3話)
「日曜美術館」(NHKEテレ)で「戦後新宿・渋谷をつくった建築家坂倉準三」をやっていた。板倉が設計したものといえば、新宿駅西口広場や渋谷の東急文化会館など、さまざまな建築物がある。渋谷ヒカリエが誕生する際に、レッツ・エンジョイ東京の「渋谷Hikarie誕生物語」(11)という連載企画で、多数の関係者にインタビューをした。その初回がヒカリエの前身にあたる東急文化会館(1956(昭和31)年開業、2003(平成15)年閉館)についてだったので、その際、会館内の映画館や坂倉のことも少し調べたのだった。(2011.3.23.)かつての東急文化会館の跡地に新たな文化施設ヒカリエができるとのこと。東急文化会館には4つの映画館があった。まさに今でいうシネコンだ。わが映画日記によれば、いろんな映画をここで見ていた。B1F...東急文化会館(建築家・坂倉準三)
『神さま待って!お花が咲くから』(2024.1.27.オンライン試写)小児がんで幼い頃から入退院を繰り返してきた11歳の少女・森上翔華(新倉聖菜)は、主治医の脇坂(北原里英)の許しを得て、6年生の1学期から再び学校へ通うことに。しかし期待に胸を膨らませて登校した彼女が目にしたのは、まとまらないクラスと自信を失った気弱な担任教師(秋本帆華)の姿だった。奇跡を信じる翔華は、周りを笑顔に変えていくことを決意。そんな彼女の存在は、次第に多くの人たちの心に変化をもたらしていく。広島県の福山を舞台に、小児がんを患いながらも、12年の生涯を明るく生き、絵本『そらまめかぞくのピクニック』を残した少女のエピソードを基に描く。オーディションで選ばれた新倉が映画初出演で主役を務め、翔華の両親を布川敏和と渡辺梓、小学校の校長を高...『神さま待って!お花が咲くから』
【インタビュー】『白日青春-生きてこそ-』アンソニー・ウォン
「インファナル・アフェア」シリーズなどで知られる香港の名優アンソニー・ウォンがタクシー運転手を演じ、香港を舞台に、難民の少年と心を通わせる姿を描いたヒューマンドラマ『白日青春-生きてこそ-』が、1月26日から全国公開された。公開を前に来日したアンソニー・ウォンに話を聞いた。「大嫌いなキャラクターを演じるのが結構好きなんです」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1420625『白日青春-生きてこそ-』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1913e604bfd923e6cdb1db657790d7bb【インタビュー】『白日青春-生きてこそ-』アンソニー・ウォン
「昭和を小ばかにするドラマかと思っていたら逆だった」「市郎の『こんな未来のために頑張って働いてきたわけじゃない』って言葉がずっと頭から離れない」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1420617「不適切にもほどがある!」(第1話)
『コーダあいのうた』(21)女性監督による2本の佳作https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/26f5bd475228c178aab790f79b810599「BSシネマ」『コーダあいのうた』
SCREEN ONLINE「シルヴェスター・スタローンが演じた情熱たぎる男たち」
「SCREENONLINE」に「シルヴェスター・スタローンが演じた情熱たぎる男たち」がアップ。https://screenonline.jp/_ct/17676181本誌はこちらhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b827d4c9b8a41ad58a127f52702c34faSCREENONLINE「シルヴェスター・スタローンが演じた情熱たぎる男たち」
【ほぼ週刊映画コラム】『哀れなるものたち』『白日青春 生きてこそ』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はもしこの映画がアカデミー賞の作品賞を得たら…『哀れなるものたち』孤独なタクシー運転手と難民の少年の交流を描いた『白日青春生きてこそ』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1420175【ほぼ週刊映画コラム】『哀れなるものたち』『白日青春生きてこそ』
『続・夕陽のガンマン地獄の決斗』(66)「BSシネマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c3d6beec2bee86507c4f1146b3a57e8b「午後のロードショー」『続・夕陽のガンマン地獄の決斗』
『白日青春生きてこそ』(2024.1.23.オンライン試写)パキスタンから香港へやって来た難民の両親の間に生まれ、香港で育った少年ハッサン(中国名:青春)は、家族と共にカナダへ移住することを夢見ていた。ところがある日、父が交通事故で亡くなり、その夢は奪われてしまう。ハッサンは難民のギャング団に加わるが、警察のギャング対策に巻き込まれて追われる身となる。一方、1970年代に中国本土から泳いで香港に密入境したタクシー運転手のチャン・バクヤッ(白日)は、警察官として働く息子との関係がうまく行かずに悩んでいた。バクヤッはハッサンの逃亡を手伝うことを決心し、2人の間には絆が芽生え始めるが、やがてハッサンはバクヤッこそが父の命を奪った事故を引き起こした運転手だったと知る。香港を代表する名優アンソニー・ウォンが主演し、...『白日青春生きてこそ』
『ザ・ハリケーン』(99)(2006.9.5.)帰宅したらデンゼル・ワシントン主演の『ザ・ハリケーン』をテレビでやっていた。無実の罪で投獄された黒人ボクサーが、知り合った黒人少年や弁護団と協力して無罪を勝ち取るまでの闘いが真摯に描かれた力作で実話の映画化。ワシントンの熱演に加えて、ジョン・ハンナ、デビッド・ペイマー、ハリス・ユーリン、ダン・ヘダヤなど、結構渋い脇役を揃えていると感心していたら、クライマックスでは判事役でロッド・スタイガーも登場してきた。ノーマン・ジュイソン監督はカナダ出身だから、こうしたカナダを舞台にした人種問題が撮りたかったのだろうし、そこにスタイガーを出すことで、黒人問題を描いた自作の『夜の大捜査線』(67)を、観客に意識させたかったのかもしれないと勝手に解釈した。ボクシング映画htt...ノーマン・ジュイソンの映画その6『ザ・ハリケーン』
『僕のボーガス』(96)(1998.9.12..WOWOW)『天使にラブ・ソングを』(92)に続いて、これまた何の気なしにつけたテレビに、タイミングよく映ったウーピー・ゴールドバーグ主演作。ニセ親子が、真の親子へと変化していく様子を描いたハート・ウォームものだが、実はこの映画の主役は、子どもにしか見えない想像上の仲間ボーガスであり、演じるジェラール・ド・パルデューの不器用な演技が、この映画の味であるルーズさと意外にマッチしていて、独特の魅力を感じさせた。いわば、不透明なボーガスの存在を通して、家庭回帰ドラマ内に子どもの精神的自立を描いた映画だったのだ。監督のノーマン・ジュイソンの演出には少々老いを感じたが、全体の出来は平均点内に収まっていた。ノーマン・ジュイソンの映画その5『僕のボーガス』
『オンリー・ユー』(94)(1997.7.22.WOWOW)この映画は、マリサ・トメイ演じる主人公と義姉役のボニー・ハント(最近注目の助演女優)のロマンスが並行して描かれるので、若者の偶然の恋を描いた『ローマの休日』(53)と中年の不倫を描いた『旅情』(55)を足して二で割ったような話だなあと思いながら見ていたが、もっと似ていたのは、ローレンス・カスダンの『フレンチ・キス』(95)だった。あちらはパリ、こちらはローマ。どちらもアメリカ人が夢見る外国での甘いロマンスが描かれる。おまけにこの映画は、占いで名前が出た見ず知らずの男を追い駆けて、はるばるローマまで…というのだから、乙女チックにも念が入っている。となると『めぐり逢えたら』(93)的なところもあるか。さすがは女性脚本家(ダイアナ・ドレイク)である。と...ノーマン・ジュイソンの映画その4『オンリー・ユー』
『月の輝く夜に』(87)(1988.4.15.日比谷映画)移民の国アメリカニューヨークを舞台に、イタリア系アメリカ人の未亡人と、彼女に求愛する2人の兄弟の姿を描いたラブ・コメディ。この映画を見始めた時は、この手の話を実にうまく撮るウディ・アレンのことが絶えず頭に浮かんできて、アレンならもっとうまく撮るのでは…という気がしたのだが、映画が進むに連れて、この映画が描いているのは、一見ウディ・アレン風だが、実は似て非なるものだと気付いてきた。アレンの映画はとてもユダヤ色が濃いのだが、この映画のベースにあるのはイタリア系アメリカ人の姿であって、描かれる人たちは底抜けに明るくて、家族のつながりが深く、キリスト教の影響が強い。つまり、アレンの映画よりもコッポラが描いた『ゴッドファーザー』(72)の方に近いのだ。そして...ノーマン・ジュイソンの映画その3『月の輝く夜に』
ノーマン・ジュイソンの映画 その2『屋根の上のバイオリン弾き』『ローラーボール』『フィスト』『ジャスティス…』
『屋根の上のバイオリン弾き』(71)(1981.8.10.月曜ロードショー)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/55af21b2a116eb4edb6ddfa73d51ee38『ローラーボール』(75)(1979.6.11.月曜ロードショー)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/49c98eca2aaa9f9915a196b1359dab06『フィスト』(78)(1984.12.29.)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bd4bcda50d95293e3bf2b5ea0138304ehttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/110ae9f8b23979f0c6300eb3974fc736『ジャ...ノーマン・ジュイソンの映画その2『屋根の上のバイオリン弾き』『ローラーボール』『フィスト』『ジャスティス…』
ノーマン・ジュイソンの映画 その1『シンシナティ・キッド』『アメリカ上陸作戦』『夜の大捜査線』『華麗なる賭け』
『シンシナティ・キッド』(65)(1975.8.31.日曜洋画劇場)ニューオリンズに住むスタッド・ポーカーの名手シンシナティ・キッド(スティーブ・マックィーン)は、ポーカーの世界に君臨する“ザ・マン”ことランシー・ハワード(エドワード・G・ロビンソン)がニューオリンズにやって来た事を知る。2人はナンバーワンの座を賭けて一大勝負を開始するが…。若きポーカー賭博師の挑戦と挫折を描いた骨太のドラマ。サム・ペキンパーに代わって監督したノーマン・ジュイソンの出世作になった。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2484ab1dc21520e1bf2ac3356c9fdf8d『アメリカ上陸作戦』(66)(1986.12.14.懐かしの洋画劇場)https://blog.goo.ne.jp/...ノーマン・ジュイソンの映画その1『シンシナティ・キッド』『アメリカ上陸作戦』『夜の大捜査線』『華麗なる賭け』
「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第2話)
「西島さんの指揮ぶりがすごく好き」「チェロの人、浅野忠信さんとCHARAさんの息子さんなのね」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1419769「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第2話)
【ほぼ週刊映画コラム】『ゴールデンカムイ』『僕らの世界が交わるまで』
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1419277【ほぼ週刊映画コラム】『ゴールデンカムイ』『僕らの世界が交わるまで』
『夕陽のガンマン』(65)「BSシネマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a984e1222fd7fdab0ea67086cf846f07「午後のロードショー」『夕陽のガンマン』
『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治監督が原作・脚本・監督を務め、マッチングアプリによる出会いから始まる恐怖をオリジナルストーリーで描いたサスペンススリラー『マッチング』が、2月23日から全国公開される。内田監督と、本作で主人公の輪花を演じた土屋太鳳に話を聞いた。「考察を楽しんでいただければと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1418360『マッチング』(2023.11.14.オンライン試写)ウエディングプランナーとして働く輪花(土屋太鳳)は恋愛に奥手で、親友で同僚の尚美に勧められてマッチングアプリに登録することに。マッチングした相手の吐夢(佐久間大介)と会ってみたものの、現れたのはプロフィールとは全く違う暗い男だった...【インタビュー】『マッチング』内田英治監督&土屋太鳳
看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずの幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が孫に迫ってくる…。下津優太監督による同名短編を基に、下津監督自ら商業映画初メガホンを取り、長編映画として完成させた『みなに幸あれ』が、1月19日から全国公開される。ホラー映画初挑戦となった孫役の古川琴音と、下津監督に話を聞いた。「ホラー映画ってこんなに疲れるんだと実感しました」「分からないことを楽しんでもらえたら」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1418993『みなに幸あれ』https://bl...【インタビュー】『みなに幸あれ』古川琴音、下津優太監督
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2024.1.10.オズワルドシアター)米領サモアのサッカー代表チームは、2001年にワールドカップ予選史上最悪となる0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められずにいた。次の予選が迫る中、型破りな性格のためアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が監督に就任し、チームの立て直しを図るが…。「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」(14)というドキュメンタリー映画も製作された、奇跡のような実話を基に、『ジョジョ・ラビット』(19)「マイティ・ソー」シリーズのタイカ・ワイティティ監督が映画化。ロンゲンの元妻をエリザベス・モスが演じた。ストーリー自体は、弱小アイスホッケーチームを描いた『飛べないアヒル』(92)、ジ...『ネクスト・ゴール・ウィンズ』
『レディ加賀』(2024.1.11.オンライン試写)石川県の加賀温泉にある老舗旅館「ひぐち」の一人娘・樋口由香(小芝風花)は、小学校の時に見たタップダンスに魅了され、タップダンサーを目指して上京したものの、夢破れ、実家に戻って女将修行をすることに。由香が女将修行に苦戦する中、地域を盛り上げるためのプロジェクトが発足。観光プランナーの花澤(森崎ウィン)の発案で、新米女将たちによるタップダンスのイベントを開催することになるが…。加賀温泉を活性化するために結成された旅館の女将たちによるプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得て映画化。新米女将たちを松田るか、中村静香、八木アリサ、奈月セナ、小野木里奈、水島麻理奈、由香の母親で旅館の女将役を檀れいが演じる。主役の小芝はじめ、若女将たちが吹き替えなしの着物...『レディ加賀』
朝ドラの「ブギウギ」に、生瀬勝久演じる喜劇王の“タナケン”こと棚橋健二が登場した。タナケンは言わずもがなのエノケン(榎本健一)がモデル。生瀬とエノケンはちょっとイメージが違う気がするが、今後どんなふうにスズ子(趣里)と絡むのだろう。実際の笠置シヅ子とエノケンは数多くの舞台や映画で共演している。「ラッパと娘」『舞台は廻る』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/77f0efbdac231901f36f91122f6f3b9d「ブギウギ」笠置シヅ子の出演映画https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d03f3d1b24e3c1847ba6cda1a2ec786e『エノケンのびっくりしゃっくり時代』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e...「ブギウギ」笠置シヅ子とエノケン
「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第1話)
「やっぱり音楽のドラマって楽しい」「音色とか技術じゃなくて表現方法をアドバイスするのが面白い」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1418959「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第1話)
『ファースト・カウ』(19)(2024.1.14.新宿武蔵野館)西部開拓時代のオレゴン州。アメリカンドリームを求めて未開の地へやって来た料理人のクッキー(ジョン・マガロ)と中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー)が出会い、意気投合する。2人は、この地に初めてやってきた“富の象徴”である一頭の牛からミルクを盗み、ドーナツを作って一獲千金を狙うが…。アメリカのインディペンデント映画界で高く評価されるケリー・ライカート監督が、西部開拓時代を舞台に、成功を夢みる2人の男の友情を、アメリカの原風景を思わせる映像と渋い音楽に乗せて描く。これまでライカート監督作の脚本を多く手がけてきたジョナサン・レイモンドが2004年に発表した小説「TheHalf-Life」を原作に、ライカート監督とレイモンドが脚本を書いた。同じく...『ファースト・カウ』
今回のお題は、バート・ケネディ監督、ジョン・ウェインとカーク・ダグラス共演の『戦う幌馬車』(67)。「ウォー・ワゴン」という原題の通りに、戦車のような幌馬車(装甲車)が登場するが、実はあまり活躍しない。それよりも、デュークとカークの掛け合いの面白さで見せる映画。カークの馬の曲乗りも見もの。2人に絡むインディアン役のハワード・キールも面白い。ブルース・ダーンがすぐに撃ち殺されるのはご愛敬。デュークの後期の映画は、『リオ・ブラボー』(59)『エルダー兄弟』(65)『エル・ドラド』(66)『リオ・ロボ』(70)とチームプレーを見せるグループ劇が多いが、この映画もその内の1本。監督のケネディは、デュークの「バトジャックプロ」に脚本家として入った後に監督になった。『夕陽に立つ保安官』(69)と『地平線から来た男』(...ビデオ通話で西部劇談議『戦う幌馬車』
【インタビュー】「HABATAKE」『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』本島純政
共同通信発行の子どもと大人のウェルビーイングなくらしを応援するフリーマガジン「HABATAKE」。4号のインタビューは、映画『仮面ライダーTHEWINTERMOVIEガッチャード&ギーツ最強ケミー★ガッチャ大作戦』の本島純政。https://habatake.kyodo.co.jp/contents/vol-4/【インタビュー】「HABATAKE」『仮面ライダーTHEWINTERMOVIEガッチャード&ギーツ最強ケミー★ガッチャ大作戦』本島純政
【ほぼ週刊映画コラム】『燈火(ネオン)は消えず』『アクアマン/失われた王国』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は9割のネオンが姿を消した香港を舞台にした『燈火(ネオン)は消えず』前作にも増してスケールアップした『アクアマン/失われた王国』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1418528【ほぼ週刊映画コラム】『燈火(ネオン)は消えず』『アクアマン/失われた王国』
『ゴールデンカムイ』(2023.12.11.東宝試写室)日露戦争の旅順での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一(山崎賢人)は、ある目的のために一獲千金を狙い、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。そんな中、杉元はアイヌ民族から強奪した莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、そのありかを暗号にした刺青を24人の囚人の体に彫って彼らを脱獄させた。金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパ(山田杏奈)に救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その敵を討つため杉元と行動を共にすることになる。一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉(玉木宏)と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選...『ゴールデンカムイ』
八代亜紀といえば、代名詞的に語られる「舟唄」や「雨の慕情」(作詞・阿久悠、作曲・浜圭介)よりも、個人的には、初期の「なみだ恋」(作詞・悠木圭子、作曲・鈴木淳)「もう一度逢いたい」(作詞・山口洋子、作曲・野崎真一)「おんな港町」(作詞・二条冬詩夫、作曲・伊藤雪彦)の方が好きだ。映画関連では、『駅STATION』(81)で、高倉健と倍賞千恵子がテレビから流れる「舟唄」に聴き入るシーンがあったり、『男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花特別篇』(97)では、渥美清に代わって主題歌を歌ったりもしたが、トラック野郎たちに人気があったことから出演した『トラック野郎・度胸一番星』(77)以外は、映画にはほとんど出ていない。唯一といっても過言ではないのは、吉永小百合、風間杜夫とのトリプル主演という触れ込みだったこの映画。『玄...『玄海つれづれ節』八代亜紀
『拝啓天皇陛下様』(63)での渥美清と左幸子の共演の思い出から思い出したドラマがあった。渥美が毎回違う役を演じた1話完結のドラマシリーズ「泣いてたまるか」(67~68)である。「空が泣いたら雨になる~」と渥美が歌う主題歌(作詞:良池まもる、作曲:木下忠司)も懐かしい。木下忠司https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a99c1910fdaabe5c7083e90d30a02698調べてみると、2人が共演した回は何本かあったが、見たことがあったのは、第67回の「雪の降る街に」(監督・井上博、脚本・灘千造)だった。刑事の時実一平(渥美)とその妻(左)は、生活に行き詰った犯罪者の妻たちの赤ん坊を引き取り、実子として育ててきた。子どもたち(渡辺篤史、菊容子ほか)は無事に成長したが、一平は死...渥美清の「泣いてたまるか」
『燃えよドラゴン』(73)「BSシネマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/748378f88653f7a0694b365e16ca92baブルース・リー50回目の命日https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0e235afe4fff53d6a6e95edb9159bc94「午後のロードショー」『燃えよドラゴン』
『遠い夜明け』(87)(1988.4.5.丸の内ピカデリー1)リチャード・アッテンボローの一貫性1970年代、アパルトヘイト(人種隔離政策)下の南アフリカで、人種差別と闘った白人ジャーナリストのドナルド・ウッズ(ケビン・クライン)と黒人運動家スティーブ・ビコ(デンゼル・ワシントン)の信念と友情を、実話を基に描く。アメリカは先住民であるインディアンを駆逐しながら国を作っていった。そしてアフリカなどから連れてきた黒人奴隷たちの存在も含めて、移民の国として発展してきた。現在も、さまざまな人種的な問題を抱えながら、多民族国家として成立している。そうした矛盾は、数々の映画やメディアによって、われわれ日本人にも、比較的身近な問題として知られているが、この映画で描かれた南アフリカの実情はあまり知られていない。実際、これ...「BSシネマ」『遠い夜明け』
『罪と悪』(2023.12.11.オンライン試写)中学生の正樹が何者かに殺され、遺体は橋の下に捨てられていた。正樹の同級生である春、晃、双子の朔と直哉は、正樹が度々訪れていた「おんさん」と呼ばれる老人が犯人に違いないと考え、家に押しかけてもみ合ううちにおんさんを殺してしまう。そして、おんさんの家に火を放ち、彼らは秘密を共有する。22年後、刑事になった晃(大東駿介)が父の死をきっかけに町に帰ってくる。久々に会った朔(石田卓也)は引きこもりになった直哉の面倒を見ながら実家の農業を継いでいた。やがて、かつての事件と同じように、橋の下で少年の遺体が発見される。捜査に乗り出した晃は、建設会社を経営する春(高良健吾)と再会。春は不良少年たちの面倒を見ており、被害者の少年とも面識があった。晃と朔、そして春が再会したこと...『罪と悪』
作品賞(ドラマ)『オッペンハイマー』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0852497d9704e15949d9c3854b4a9bb8作品賞(コメディ&ミュージカル)『哀れなるものたち』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/caf838a41cbf228a99f31f13fa55195b監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0852497d9704e15949d9c3854b4a9bb8主演女優賞(ドラマ):リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b475cd13789f84f8c...第81回ゴールデン・グローブ賞授賞式2024
中村メイコの訃報に接してこの映画のことを思い出した。『拝啓天皇陛下様』(63)(1989.11.25.)ヤマショウこと山田正助(渥美清)は、三度の飯にありつける上、俸給までもらえる軍隊が大好き。戦争が終るといううわさが流れると、天皇に向けて「軍隊に残してください」と手紙を書き始める。ヤマショーと、戦友であり良き理解者でもあるムネさんこと作家の棟本博(長門裕之)との長年にわたる関係を軸に描いた戦争悲喜劇。戦後にムネさんが回想する形で物語が進んでいく。監督・脚本は野村芳太郎。子どもの頃にテレビで見て、断片的な記憶しかなく、タイトルもおぼつかないのに、なぜかあるシーンだけを強烈に覚えている映画が何本かあった。この映画のラストの雪の中を酔っぱらって千鳥足で歩く渥美清の姿もその一つであり、後年、改めてこの映画の全編...『拝啓天皇陛下様』
【BS5局共同企画テレビが伝える“プロ野球”】「サムライの魂を持つ男」という番組を見た。WBC日本代表の一員として活躍したセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバーを中心に、さまざまなチームで活躍し、最後はロサンゼルス・エンゼルスで大谷翔平ともバッテリーを組んだカート・スズキら、日系人選手にスポットを当て、斎藤佑樹がリポートした。興味深かったのは、斎藤がカリフォルニア州フレズノを訪れ、"日系人野球の父"といわれる銭村健一郎の足跡をたどったシーン。銭村は、ベーブ・ルースとも親交があり、戦時中に入れられた強制収容所内に「ゼニムラ・フィールド」を作り、野球を通して収容所の人々に勇気を与えた人。彼の墓石には「TheDeanoftheDiamond(ダイヤモンドの王)」と彫られている。銭村のことは、後に広島カー...「サムライの魂を持つ男」
『みなに幸あれ』(2024.1.4.オンライン試写)看護学生の“孫”(古川琴音)は、ひょんなことから父の実家を訪れることに。久しぶりに祖父母と再会するが、なぜか違和感を覚える孫。そしてこの家の2階には「何か」がいると気付いた時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が孫を襲う。下津優太監督が自身が製作した同名短編を基に、商業映画初メガホンを取り長編映画として完成させたホラー。清水崇監督が総合プロデュースを担当し、古川琴音がホラー映画初出演を果たした。都会育ちの自分が、子ども頃に田舎の親戚の家に泊まった際に抱いた違和感やちょっとした恐怖を思い出させるような、“田舎ホラー”的な前半はなかなか面白かったのだが、孫が秘密を知った後半は支離滅裂になって失速するのが残念だった。時折、思わず笑ってしまうシーンも...『みなに幸あれ』
『燈火(ネオン)は消えず』(2024.1.6.オンライン試写)古き佳き時代のガラス管のネオンを愛し、腕ききのネオン職人だった夫のビル(サイモン・ヤム)を亡くしたメイヒョン(シルビア・チャン)は、SARSが香港を襲った時に、夫にネオンの仕事を廃業させたことを後悔していた。ある日メイヒョンは、「ビルのネオン工房」と書かれた鍵を見つける。10年前に廃業したはずなのに…と疑問に思ったメイヒョンが、昔の工房へ行ってみると、そこには夫の弟子を名乗る見知らぬ青年レオ(ヘニック・チャウ)がいた。メイヒョンはビルの死を伝え、工房を閉めることを告げるが、レオは「師匠にはやり残したネオンがある、それを完成させたい」と説得する。メイヒョンは、夫がやり残したネオンを探し出し、完成させることを決意する。かつて100万ドルの夜景とうた...『燈火(ネオン)は消えず』
和田誠監督の映画2本を再見。何度見ても、見終わった後で「いい映画を見た」と実感できる。特に真田広之がいい。『麻雀放浪記』(84)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/acb3da5cc3962e1b0183c0bfcc2a1828『快盗ルビイ』(88)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4a10497a93dfcfaa2421b42f92964544「和田誠映画の仕事」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/774dad971d52bd0b45e617956c19394d『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』
2024年の大河ドラマ「光る君へ」の合同取材会が行われ、主人公の紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子が登壇した。本作は、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた一人の女性の人生を描く。「なるべくみんなを巻き込んで、この作品にみんなで没頭できたらいいなと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1417567「光る君へ」合同取材会吉高由里子
【ほぼ週刊映画コラム】『エクスペンダブルズ ニューブラッド』『シャクラ』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はスタローンが脇に回ったシリーズ第4弾『エクスペンダブルズニューブラッド』ドニー・イェン監督・主演の中国版MCU『シャクラ』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1417843【ほぼ週刊映画コラム】『エクスペンダブルズニューブラッド』『シャクラ』
2011.10.7.神保町シアターで、篠山紀信がAKB48のメンバー6人をモデルに撮影したDVD『窓からスカイツリーが見える』の特別上映会を取材した。恐れ多くも天下の篠山紀信にカメラを向けたが、気さくでサービス精神にあふれたおしゃべりなおじさんという感じだったので、意外に思った覚えがある。https://tvfan.kyodo.co.jp/news/8200篠山紀信『窓からスカイツリーが見える』
羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故によって空港に足止めされた人たちを見ながら、シチュエーションは異なるが、この映画のことを思い出した。『ターミナル』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b0975e84fb8b7b0e92adb411076d393b『ターミナル』
『カラーパープル』(2023.12.21.ワーナー神谷町試写室)スティーブン・スピルバーグ監督が、アリス・ウォーカーの同名小説を映画化した86年作を、舞台版に続いて、スピルバーグが製作総指揮を務めてミュージカルとしてリメーク。監督はブリッツ・バザウレ。20世紀初頭から1940年代、横暴な父によって望まぬ結婚をさせられたセリー(ファンテイジア・バリーノ)が、夫のミスター(コールマン・ドミンゴ)によって最愛の妹ネティ(ハリー・ベイリー)と引き離され、夫から不当な扱いを受けながらも、やがて歌手のシャグ(タラジ・P・ヘンソン)や、義理の息子の嫁ソフィア(ダニエル・ブルックス)との出会いによって自立に目覚め、自分を変えていこうとするさまが描かれる。ゴスペルを基調としたクインシー・ジョーンズ製作総指揮の音楽は素晴らし...『カラーパープル』(23)
映像の世紀バタフライエフェクト「ハリウッド 夢と狂気の映画の都」
20世紀初頭、発明王トーマス・エジソンに、高額な特許料を求められた映画人たちは、自由に映画を作れる場所を求めて西海岸ハリウッドにたどり着く。小さな田舎町は第一次世界大戦を経て世界最大の「映画の都」となり、30年代には黄金期を迎える。だが、その輝きに魅せられ集まった若者たちを待っていたのは、彼らの夢を飲み込み肥え太るモンスターだった。夢と狂気が渦巻くハリウッド百年の物語。去年公開された『バビロン』と重なるところもあったが、ジュディ・ガーランドをハリウッドの象徴として描いたのは、一体誰の趣向だったのだろうか。俳優出身のロナルド・レーガン元大統領と彼の命を救ったシークレットサービスとのやり取りが面白かった。「映画の都!ハリウッド」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a14c9396...映像の世紀バタフライエフェクト「ハリウッド夢と狂気の映画の都」
『転校生-さよなら あなた-』『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』
長野でロケが行われた映画では、ヒロインが蕎麦屋の娘という設定だったので、善光寺周辺や松代、戸隠で撮影された大林宣彦監督の『転校生-さよならあなた-』という映画があった。『転校生-さよならあなた-』『22才の別れLycoris葉見ず花見ず物語』(07)(2007.6.4.角川試写室)ジョン・ウェインのファンとしても知られる大林宣彦監督に、新作のPRにかこつけてジョン・ウェインについてのインタビューを依頼。というわけで、事前に1日で2本の新作を試写することに。まず、朝の10時から麹町の試写室で『転校生』(82)のリメーク版『転校生-さよならあなた-』を見る。一端仕事場に行って作業をし、また試写室に戻って午後6時から『22才の別れLycoris葉見ず花見ず物語』を見た。もともと大林映画は、ご本人が徹底的に自分の...『転校生-さよならあなた-』『22才の別れLycoris葉見ず花見ず物語』
年末、妻と共に松本経由で長野へ旅をした。どちらも、多くの映画でロケ地になっている。松本フィルムコミッションhttps://matsumoto-film.jp/worklist/ながのフィルムコミッションhttps://www.nagano-fc.org/archive/index.php今回の主目的は「戸隠神社の奥社」への参拝。予想以上の“雪中行軍”となり、情けないことに何度も滑って転んだ。戸隠山と鏡池、そして杉並木は、大河ドラマ「真田丸」(16)オープニングに合成して使われ、JR東日本のCM「大人の休日倶楽部」(10)では吉永小百合が訪れているが、さすがに雪の季節ではなかった。もし、能登の地震が1日早く起きていたら、帰京できなかったかもしれない。松本経由で長野「戸隠神社」へ
『十戒』(56)(1976.11.6.丸の内ピカデリー)ヘブライの子でありながらエジプトの王子として育てられたモーゼ(チャールトン・ヘストン)。だがモーゼは反逆者として追放され、民衆と共にエジプトを脱出する…。旧約聖書「出エジプト記」の物語を描いた歴史スペクタクル超大作。セシル・B・デミル監督が1923年に製作した作品を当時最先端の特撮技術を駆使して再映画化。アカデミー特殊効果賞を受賞した、紅海が割れるシーンはあまりにも有名。音楽はエルマー・バーンスタイン。モーゼの妻セフォラ役のイボンヌ・デ・カーロが美しかった。世界史リポートhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ee613faa762d4ffcd05f26688fb3d79f“聖書スペクタクル”がたくさん作られた理由は…htt...「BSシネマ」『十戒』
2024年の元日は、結構好きな映画が各局で放送される。『乱』(85)(BS11)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9d0a0c37c38bf8d3929daa77454c3293『男はつらいよ寅次郎忘れな草』(73)(BS松竹東急)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b5fbc48bbd738218728fa97f526b0eb6『デーヴ』(93)(テレ東新春ロードショー)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/06810d98456a40838a5ba60eb44f1615https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/01a45b7c64dfa92250a98865369d4169新春映画『乱』『男はつらいよ寅次郎忘れな草』『デーヴ』
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『勝手にしやがれ』(59)ゴタールの映画は性に合わないhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9079afabdb5c6a3a59b85948cc877d44「BSプレミアムシネマ」『勝手にしやがれ』
取材のため、東京ドームシティのKanadeviaHall(旧TOKYODOMECITYHALL)を訪れた。帰りに久しぶりに王ゲート(1塁側)と長嶋ゲート(3塁側)を見る。今日は試合もイベントもなかったので、人のいない写真階段(グラフィックアート)とレリーフを撮ることができた。やっぱりONは不滅だ。有名な「わが巨人軍は永久に不滅です=OURGIANTSWILLLIVEFOREVER.」の文字も。東京ドーム王ゲート、長嶋ゲート
『恋するベーカリー』(09)女手ひとつで3人の子どもを育てあげたジェーン(メリル・ストリープ)は、人気ベーカリーを経営し、仕事もプライベートも充実しているが、どこか満たされない思いを抱えていた。ある日、息子の大学の卒業式でニューヨークを訪れたジェーンは、ホテルのバーで別れた夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)と偶然再会。さらに建築家のアダム(スティーブ・マーティン)と出会い、心が揺れるが…。大人のロマンチック・コメディー。監督はナンシー・メイヤーズ。「BSシネマ」『恋するベーカリー』
「ある意味、伝説の日曜劇場になってしまったかも」「果たして続編はあるのか」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1476956https://news.yahoo.co.jp/articles/409b1da71c60aef6bc0e8f828f39bccfa298534a【ドラマウォッチ】日曜劇場「キャスター」(第10話・最終回)
『Mr.ノボカイン』(2025.4.22.TOHOシネマズ新宿.完成披露試写会)特異体質のため生まれつきどんな痛みも感じない体を持つネイト(ジャック・クエイド)は、気弱で真面目な銀行員としてごく普通の人生を歩んできた。だがある日、ひそかに憧れていた同僚のシェリー(アンバー・ミッドサンダー)が銀行強盗の人質にとられてしまう。“戦闘力ゼロ”のネイトが彼女を助け出すために使える武器は“痛みゼロ”の特殊な体だけ。生まれて初めて無痛の体が役に立つ時がきたが、痛みを感じないというだけで不死身というわけではなく…。小市民役がよく役が似合うジャック・クエイドはデニス・クエイドとメグ・ライアンの息子。ネイトが立ち向かう強盗サイモンにはジャック・ニコルソンの息子のレイ・ニコルソンが扮した。そのほかネイトの親友ロスコー役で「ス...『Mr.ノボカイン』
『メガロポリス』(2025.5.2.松竹試写室)21世紀、アメリカの大都市ニューローマでは、富裕層と貧困層の格差が社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を進めようとする天才建築家カエサル・カティリナ(アダム・ドライバー)は、財政難の中で利権に固執する新市長フランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)と対立する。さらに一族の後継を狙うクローディオ・プルケル(シャイア・ラブーフ)の策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に陥る。フランシス・フォード・コッポラ監督が構想に40年を費やし、アメリカをローマ帝国に見立てた大都市ニューローマを舞台に、理想の新都市メガロポリスを通して未来への希望を描いたSF叙事詩。コッポラがH・G・ウェルズ原作の映画『来るべき世界』(36)に着想を得て80年代から脚本を...『メガロポリス』
今回のお題は、モーリン・オハラ、ブライアン・キース共演。サム・ペキンパーの監督デビュー作『荒野のガンマン』(61)。ペキンパーの監督デビュー作モーリン・オハラの熟女の魅力https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7f9ea049113c1384edba1ef84c0ed1eeビデオ通話で西部劇談議『荒野のガンマン』
『ミッション:インポッシブル』(96)トム・クルーズは、自分とほぼ同世代https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7bf09afe6169fadcb93e07e2b9b7cfbb「BSシネマ」『ミッション:インポッシブル』
『リロ&スティッチ』(2025.6.13.MOVIX亀有)両親を亡くした少女リロ(マイア・ケアロハ)と姉のナニ(シドニー・アグドン)はハワイの島で暮らしていた。一人でリロを育てようと奮闘するナニだったが、なかなかうまくいかない。離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に、見た目はかわいらしいのに、ものすごく暴れん坊な不思議な生き物が現れる。その生き物は、違法な遺伝子操作によって破壊生物として生み出され、「試作品626号」と呼ばれる地球外生物(エイリアン)だった。そんなことは知らずに、リロはその生き物を「スティッチ」と名付けて家に連れ帰る。予測不可能なスティッチの行動は平和な島に混乱を巻き起こすが、その出会いがやがて思いもよらない奇跡を生み、希望を失いかけていた姉妹を変えていく。ディズニーの同名人気アニメシリー...『リロ&スティッチ』
高校3年の夏、美雪の学校に保彦(阿達慶)という少年が転校してくる。ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に恋をするが…。松居大悟監督と脚本家の上田誠が初タッグを組み、法条遥の同名小説を原作にオール尾道ロケで映画化したタイムリープ+青春ミステリー『リライト』が、6月13日から全国公開された。本作で高校生と、その10年後の美雪を演じた池田エライザに話を聞いた。「不思議な夏の思い出として心にとめていただければと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1476702https://news.yahoo.co.jp/articles/595beef194858cf85d11b8d...【インタビュー】『リライト』池田エライザ
「来週の予告を見ただけで泣いちゃう」「このドラマがもうすぐ終わってしまうなんて『問題しかありません』」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1476676https://news.yahoo.co.jp/articles/9e663d4dc5a402bd55646c1a99552f4a892a56d8【ドラマウォッチ】「波うららかに、めおと日和」(第8話)
「誰だって心はボロボロの中古だ」「救う人たちは、みんな“傷だらけの天使”なんだ」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1476693https://news.yahoo.co.jp/articles/0c63f802ebaac20ef38fe80b581550a81789abef【ドラマウォッチ】「PJ~航空救難団~」(第8話)
『左きゝの拳銃』(58)ザ・シネマhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/14cc398b8b63a16ba6c8321f140cd419「BSプレミアムシネマ」「左きゝの拳銃」
共同通信エンタメOVOに連載中の『週末映画コラム』今週はダイヤモンド・プリンセス号の内部で一体何が起こっていたのか『フロントライン』オール尾道ロケで映画化したSF青春ミステリー『リライト』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1476499https://news.yahoo.co.jp/articles/6871ad9d70599b916aa332eff6d37bf12f6dba55【ほぼ週刊映画コラム】『フロントライン』『リライト』
広島を訪れた謎のアメリカ人観光客と地元の若者たちが出会い、過去と現在が交錯していく様子を描いた、時川英之監督による愛と平和のファンタジー『惑星ラブソング』が6月13日から全国公開される。本作で、主人公のモッチを演じた曽田陵介と、ヒロインのアヤカを演じた秋田汐梨に話を聞いた。「平和や幸せについて考えたり、歴史について知りたいと思うきっかけになったらいいと思います」https://news.yahoo.co.jp/articles/4b34622fa8b542dfd87a63865dafa0c8b34857d4【インタビュー】『惑星ラブソング』曽田陵介、秋田汐梨
夏の音楽の代名詞、ビーチ・ボーイズの光と影を描いた『ラブ&マーシー終わらないメロディー』(14)。実際のブライアン・ウィルソンは内向的で、サーフィンはおろかスポーツとは全く無縁の人だったという。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1c81116272cc04f4d2794713a9b7d80aブライアン・ウィルソン『ラブ&マーシー終わらないメロディー』
『エネミー・オブ・アメリカ』(98)(2012.10.18.文教学院大学「映像で読み解く英米社会講座」)政府が国民の生活を監視(盗撮、盗聴)し、管理するのは是か非か。本当のアメリカの敵=エネミーとは…。ウィル・スミスが事件に巻き込まれる弁護士を演じ、国家安全保障局(NSA)高官のジョン・ボイト一味と対決する。オープニングでいきなり大物俳優のジェイソン・ロバーズが殺され、しかもノンクレジットのカメオ出演だったことに驚いた。ボイト一味にはめられたスミスが一人で逃げ回るが、中盤で元NSAのジーン・ハックマンが登場し、バディムービーの様相を呈す。無意味なアクションに走り過ぎたところはあるが、それを立派にこなす老優ハックマンの姿に感動する。ハックマンをキャスティングしたのは、彼がプロの盗聴屋を演じたフランシス・フォ...「午後のロードショー」『エネミー・オブ・アメリカ』
『ベートーベン』(92)「午後のロードショー」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ccd5a557df583190e7b4d0f4b4b5402c「BSシネマ」『ベートーベン』
「幹太が姿を消したなつめに言葉をかけ続けるところでめっちゃ泣いた」「来週30分で本当に解決するの?」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1476345【ドラマウォッチ】「パラレル夫婦死んだ“僕と妻”の真実」(第11話)
『WeLiveinTimeこの時を生きて』(2025.6.11.オンライン試写)新進気鋭のシェフ・アルムート(フローレンス・ピュー)と、離婚して失意の中にいたトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)は、運命的な出会いを経て恋に落ちる。自由奔放なアルムートと慎重派のトビアスは何度かの危機を乗り越え、一緒に暮らしはじめる。その後、アルムートはがんを克服し、娘も生まれ、家族としての絆は深まった。ところがアルムートのがんが再発。余命がわずかであることを知った彼女は、トビアスに驚くべき決意を告げる。『ブルックリン』(15)のジョン・クローリー監督が、限りある時間を大切に生きる男女のかけがえのない日々を描いたラブストーリー。『ベロニカとの記憶』(17)のニック・ペインが脚本を書き、ベネディクト・カンバーバッチが製作総...『WeLiveinTimeこの時を生きて』
「結局、名字に色が付く人は全員味方だったんだね」「10人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1437280【ドラマウォッチ】「アンチヒーロー」(第10話・最終話)
『グーニーズ』(85)リチャード・ドナーというよりも、スピルバーグのタッチhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2ee1e614ffb39774b2e5b291e91ce5bd「午後のロードショー」『グーニーズ』
『サイドウェイ』(04)(2009.9.6.DVD)ワイン・テイスティングの旅に出た中年男性の2人組が織りなす人生の寄り道と恋愛模様をユーモラスにつづったロードムービー。ワインのうんちくにはうんざりさせられるが、中年男の悲哀はよく描かれている。タイプの違うポール・ジアマッティとトーマス・ヘイデン・チャーチがともに好演を見せる。日本で『サイドウェイズ』(09)としてリメークされた。ユーモアと悲哀を感じさせるロードムービー『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』(13)https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/416444アレクサンダー・ペイン監督『サイドウェイ』『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』
『ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ』(2024.5.31.東宝東和試写室)1970年、マサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師のポール(ポール・ジアマッティ)は、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることになる。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生のアンガス(ドミニク・セッサ)、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリー(ダバイン・ジョイ・ランドルフ)という、それぞれ立場も異なり、共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を過ごすことになるが…。アレクサンダー・ペイン監督が、『サイドウェイ』(04)でもタッグを組んだジアマッティを主演に迎え...『ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ』
『九十歳。何がめでたい』数々の文学賞を受賞してきた作家の佐藤愛子(草笛光子)は、90歳を過ぎた現在は断筆宣言をして人付き合いも減り、鬱々とした日々を過ごしていた。そんな彼女のもとに、中年の冴えない編集者の吉川(唐沢寿明)が、エッセーの執筆依頼を持ち込んでくる。世の中への怒りを歯に衣着せぬ物言いでつづった愛子のエッセーは大反響を呼び、彼女の人生は90歳にして大きく変わり始める。佐藤愛子のベストセラーエッセー集を基に、前田哲監督が映画化した「草笛光子生誕90年記念映画」。脚本は大島里美。愛子の娘・響子を真矢ミキ、孫の桃子を藤間爽子、吉川の妻・麻里子を木村多江、娘の美優を中島瑠菜が演じた。前田監督と草笛は『老後の資金がありません!』(21)のしゅうとめ役でもコンビを組んだ。この映画はその延長線上にあると言っても...『九十歳。何がめでたい』
TBS系の日曜劇場で放送中のドラマ「アンチヒーロー」の最終話試写会が11日に行われ、16日の放送を前に飯田和孝プロデューサーが記者の質問に答えた。https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1437065「アンチヒーロー」プロデューサー会見
華族出身の品の良さ。名監督たちと仕事をした名女優の一人・久我美子。自分が見たことがある彼女の出演作は黒澤明『醉いどれ天使』(48)『白痴」(51)今井正『また逢う日まで』(50)『にごりえ』(53)木下惠介『女の園』(54)成瀬巳喜男『あにいもうと』(53)稲垣浩『柳生武芸帳』(57)『柳生武芸帳双龍秘剣』(58)『風林火山』(69)小津安二郎『彼岸花』(58)『お早よう』(59)大島渚『青春残酷物語』(60)野村芳太郎『ゼロの焦点』(61)『続・拝啓天皇陛下様』(64)竹中直人『無能の人』(91)『119』(94)『東京日和』(97)わがベストスリーは『白痴」『ゼロの焦点』『また逢う日まで』『ゴジラvsビオランテ』(89)は、特撮映画で鳴らした夫・平田昭彦の遺志をくんで出演したという。名監督たちと仕事をした名女優の一人・久我美子
『バッドボーイズRIDEORDIE』(2024.6.12.ソニーピクチャーズ試写室)マイアミ市警の敏腕ベテラン刑事コンビ「バッドボーイズ」ことマイク・ローリー(ウィル・スミス)とマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)。ある日、彼らの亡き上司ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に、麻薬カルテルとの汚職疑惑が浮上する。マイクとマーカスは、ハワードの無実を証明するため独自に捜査に乗り出すが、容疑者として警察からも組織からも追われる身となってしまう。絶体絶命の状況の中、ハワードが遺した「内部に黒幕がいる」というメッセージを胸に、2人はマイアミを離れて命懸けの戦いに身を投じていく。大ヒットバディアクションのシリーズ第4弾。前作『バッドボーイズフォー・ライフ』(20)に続いて、アディル・エル・アルビとビラル...『バッドボーイズRIDEORDIE』
『ザ・ウォッチャーズ』(2024.6.10.ワーナー神谷町試写室)ペットショップでアルバイトをしているミナ(ダコタ・ファニング)は、鳥かごに入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、西アイルランドの不気味な森に迷い込む。するとスマホやカーラジオが突然壊れ、車も動かなくなり、助けを求めようと車外に出ると、車が消えてしまった。森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいたマデリン(オルウェン・フエレ)、シアラ(ジョージナ・キャンベル)、ダニエル(オリバー・フィネガン)と出会う。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。製作はM・ナイ...『ザ・ウォッチャーズ』
昭和30年代後半から、弱小プロの成人指定映画が量産される。ピンク映画である。世の中のひんしゅくを買いながらも、熱気あふれる現場からは山本晋也、若松孝二、高橋伴明、和泉聖治などの名監督も生まれた。だが、今やその作品の多くが失われてしまった。忘れ去られた映画人や作品を追った傑作ルポ。主な登場人物は、芦原しのぶ、山際永三、本木荘二郎、関多加志、山本晋也、香取環、若松孝二、佐々木元、新高恵子、港雄一、木俣堯喬、和泉聖治、武智鉄二、中村幻児、高橋伴明…。浪人生だった1979年。予備校近くのエビス地球座や新宿昭和館地下などで、友人と一緒に、半ばやけくそな気分でピンク映画を見まくった時期があった。自分にとってのピンク映画体験はほぼこの一時期に集約される。ただ、一般映画は見たら必ずメモを取っていたのに、ピンク映画や成人映...『桃色じかけのフィルム失われた映画を探せ』(鈴木義昭)
1958年に米ミネソタ州ミネアポリスで生まれ、住民のほとんどが白人という環境下で多感な青春時代を過ごしたプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)。自伝的映画『パープル・レイン』(84)とそのサントラのメガヒットで世界的スターとなった彼は、12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞した。2016年4月21日に57歳で急逝した孤高の天才ミュージシャンの真実に迫ったドキュメンタリー『プリンスビューティフル・ストレンジ』が、彼の誕生日である6月7日から全国公開された。公開に併せて来日した監督のダニエル・ドールに話を聞いた。「この映画を作りながら、プリンスが僕の人生を変えてくれたと言っても過言ではありません」https://tvfan.kyodo.co.jp/fe...【インタビュー】『プリンスビューティフル・ストレンジ』ダニエル・ドール監督
『荒野の七人』(60)ミリッシュ・カンパニーhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a728ce84e41c33880e0d9a24953de1ab「午後のロードショー」『荒野の七人』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』大泉洋が適役の『ディア・ファミリー』伝統的なアメリカンファンタジー『ブルーきみは大丈夫』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1436905【ほぼ週刊映画コラム】『ディア・ファミリー』『ブルーきみは大丈夫』
想像力が豊かな子どもにだけ見える”空想の友だち”。「もし、大人になった今でも、彼らがそばであなたを見守ってくれているとしたら…」という発想から生まれた、母を亡くした13歳の孤独な少女ビー(ケイリー・フレミング)と、子どもにしか見えない不思議な存在であるブルーの物語『ブルーきみは大丈夫』が、6月14日から全国公開される。ライアン・レイノルズとジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んだ本作で、ビーの声を吹き替えた稲垣来泉に話を聞いた。「私も勇気づけられたので、見る人にもそう感じていただけたらいいなと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1435567『ブルーきみは大丈夫』https://blog.goo.ne.jp/tanar61...【インタビュー】『ブルーきみは大丈夫』稲垣来泉
『暴力脱獄』(1984.12.17.月曜ロードショー)(2010.1.14.NHKBS)酒に酔い、ささいな罪で刑務所に収監されたルーク。所長や看守たちは過酷な労働や体罰で囚人たちを支配しようとするが、ルークは決しておもねらず、やがて囚人たちから尊敬を集めていく。道端で洗車する女に妄想を抱く。道路の舗装をスピーディーにする。卵を50個食べる。それだけで盛り上がる囚人たち。くだらない、くだらないけど面白い。そして切ない。スチュアート・ローゼンバーグ監督は、後に所長側から刑務所を描いた佳作『ブルベイカー』(80)も撮っているが、やはり彼のベストはこの映画だろう。コンラッド・ホールの撮影、ラロ・シフリンの音楽もいい。ポール・ニューマン演じる主人公の“クール・ハンド・ルーク”は、特に奇跡を起こすわけでもなく、刑務所...「BSシネマ」『暴力脱獄』
『ブルーきみは大丈夫』(2024.5.21.TOHOシネマズ新宿.完成披露試写会)母を亡くし心に深い傷を抱える少女ビー(ケイリー・フレミング)は、巨大な謎の生き物ブルー(声:スティーブ・カレル)と出会う。ブルーと彼の仲間たちは、想像力豊かな子どもたちによって生み出された“空想の友だち”だったが、子どもが大人になって彼らを忘れるとその存在が消滅する運命にあった。ビーは謎の隣人(ライアン・レイノルズ)の助けを借りながら、ブルーの新たなパートナーを見つけるべく奔走するが…。ジョン・クラシンスキー監督が、実写とCGを融合させて描いたファンタジー。カレルのほかにも、マット・デイモン、エミリー・ブラントらが声優をしているのも見どころ。劇中、誰にも見えない大ウサギが見える男(ジェームズ・スチュワート)が主人公の『ハーヴ...『ブルーきみは大丈夫』
今日のBSシネマは、遠藤周作の原作を、マーティン・スコセッシが監督した『沈黙-サイレンス-』(16)。【ほぼ週刊映画コラム】『沈黙-サイレンス-』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/184be3005c76b0e168baf58d6e9c5157「BSシネマ」『沈黙-サイレンス-』
『RONIN』(88)淀川長治先生の解説パロディhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6ca6b6c4874c72681216c60b31ac037b「午後のロードショー」『RONIN」
『オールド・フォックス11歳の選択』(2024.4.16.オンライン試写)1989年、台北郊外。レストランで働く純朴な父のタイライ(リウ・グァンティン)とつましく暮らす11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、いつか家を買い、亡き母の夢だった理髪店を開くことを願っていた。しかしバブルによって不動産価格が高騰し、父子の夢は断たれてしまう。そんな中、リャオジエは「腹黒いキツネ(オールド・フォックス)」と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)と出会う。ホウ・シャオシェン製作。台湾ニューシネマの系譜を継ぐシャオ・ヤーチュエン監督が、バブル期の台湾を舞台に、正反対な2人の大人の間で揺れ動く少年の成長を描く。ヤーチュエン監督は「異なる価値観を持った大人がいる中で、子どもに映画を見せる時に、社会にはこういう大人もいるし、こ...『オールド・フォックス11歳の選択』
「そもそも糸井一家殺害の真犯人は誰なんだろうか?」「一体誰を信じていいのか分からなくなる」https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1436499【ドラマウォッチ】「アンチヒーロー」(第9話)