メインカテゴリーを選択しなおす
中村メイコの訃報に接してこの映画のことを思い出した。『拝啓天皇陛下様』(63)(1989.11.25.)ヤマショウこと山田正助(渥美清)は、三度の飯にありつける上、俸給までもらえる軍隊が大好き。戦争が終るといううわさが流れると、天皇に向けて「軍隊に残してください」と手紙を書き始める。ヤマショーと、戦友であり良き理解者でもあるムネさんこと作家の棟本博(長門裕之)との長年にわたる関係を軸に描いた戦争悲喜劇。戦後にムネさんが回想する形で物語が進んでいく。監督・脚本は野村芳太郎。子どもの頃にテレビで見て、断片的な記憶しかなく、タイトルもおぼつかないのに、なぜかあるシーンだけを強烈に覚えている映画が何本かあった。この映画のラストの雪の中を酔っぱらって千鳥足で歩く渥美清の姿もその一つであり、後年、改めてこの映画の全編...『拝啓天皇陛下様』
単なる刺殺事件と思われた背後に、一人の青年を愛してしまった姉妹の激しい葛藤が渦巻いていたさまを裁判の過程で浮き上がらせていく骨太の人間ドラマ。神奈川県の相模…
■あらすじ ●竹下宗吉…印刷業を営む気の弱い男●お梅…吉宗の妻、気が強い●菊代…宗吉の愛人●利一…宗吉の菊代の息子、長男●良子…宗吉と菊代の娘、長女●庄…
恥ずかしながら 「砂の器」 は初めて見た。本当は野村芳太郎監督の奴を観たかったのだけれど有料だし どうせ無料ならドラマ版もソコソコ旧い作品だからイイかと思って…
*女優の島田陽子さんが25日亡くなった.69歳だった。 『砂の器』 1974(昭和49)年 松竹 野村芳太郎監督 松本清張原作 出演:丹波哲郎 加藤剛 森田健作 島田陽子 (拙blog2019/02/03記) 島田さんは銀座のクラブホステスで、天才ピニスト(加藤...
この映画で島田陽子が演じたのは、和賀英良(加藤剛)の愛人で高級バーの女給・高木理恵子役。これは、原作の三浦恵美子と成瀬リエ子を併せたような、映画独自の登場人物。薄幸の女性役がよく似合っていた。旅と松本清張https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ae1666b12778daf8b73a569d6ec7b9a7『砂の器』の映画と原作の間その2https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3b460492781d5254b1895fdbf3fdf7a6『砂の器』の映画と原作の間その1https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/91dde6edf312177337a692a2e1ff3f35島田陽子の映画『砂の器』