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前回は、研究者が書く論文において、先人の知の系譜を参考文献として掲載する例を紹介しました。良い論文であれば、追従する多くの研究者たちによってそれが参照され、彼らが書く論文の中でそれが参考文献として掲載されることになります。つまり、後続する論文において、参考文献として多く取り上げられると、影響力のある良い論文だと認められるのです。 このような例は他にあるでしょうか。 技術者が書く特許文献の例があります。特許権は技術発明を独占できる権利であり、特許権の内容は特許文献に書かれています。その特許文献には先行技術文献が掲載されており、そこに過去の特許文献が含まれている場合が多いです。 新しい発明をするに…