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今後、この人についても研究したいと思っているが、明治期から戦後にかけて活動した、加藤熊一郎(1870~1949)という人がいる。でも、この本名については余り知られていないと思うので、居士号でいうと、加藤咄堂居士のことである。咄堂居士は、大内青巒居士門下の四天王の筆頭ともいわれた人であり、仏教に基づく教育振興に励んだ人であった。ついでに、新仏教運動を行った高嶋米峰などは、咄堂居士の見解が、余りに青巒居士に似ていることから「小大内」と呼び、一方で師の青巒居士のことを「大加藤」と呼んだ。後者の「ダジャレ」については、拙僧が指摘するまでもないか・・・米峰にはシャレのセンスが無い。それで、咄堂居士については一度、「仏教教育」の立場から採り上げてみたいと思っているし、類似した先行研究も何本かあることは承知している。そ...或る居士が語る「犯罪と宗教」