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いつか並行世界を生き抜いたあげく 微塵にされるのなら dare にも知らせないでおこう いつか並行世界を生き抜いたあげく 夢も奪われるのなら dare かの愛を少しだけ信じてみよう いつか並行世界を生き抜いたあげく 喰われるのなら それはあなたがいい ほかの dare でもなく あなたがいい ランキング参加中詩
母の日には間に合わなかったが、珍しくリクエストをもらったので、中型テレビを探している。置き場所もサイズも限られているとは言え、あまりの選択肢の多さに早々にお手上げとなった😅 久しぶりに町の電気屋さんを訪ねた。 場所も佇まいもそのままで、ニコニコ顔の店主。ほっとした。 昔話に花が咲き、ゆったりした時間が流れ、商品の説明も確かである。それでも決して押し付けることはない。多分、親たちもそんなところが気に入って、それこそ電池一個から購入していたのではないだろうか。 我が家の近所にも以前はそんな店が何軒かあったのだが、いつの間にか閉まっている。 それにしても、多種多様な商品を見ているとやはりある程度は「…
とびきりのニセモノで構わないなら それも家族 とびきりのアイジョウを語り尽くすなら それも家族 とびきりのヨロコビを説明するなんて 結局できなかったのに 母のひも父のひもただ 虚しくすぎていくのだ ランキング参加中詩
愛と呼ばれるもの 温もりと称されるもの 光に見えるもの やさしい言葉の端々 ながれ流れてkagayki失い 流れながれて意味を失う 憎と呼ばれるもの 冷ややかと称されるもの 汚れに見えるもの さもしい単語の数々 指先ひとつで世界は澱み 目から耳からとめどなく流入し この先どこまで自分に還る? 捌(は)けくちのその先は ランキング参加中詩
ひめくりカレンダーを買った。 年末でも年始でもないのに、見上げた壁が白すぎて困るから。 半分は本当で、あとの半分は。 要するに、それまで使っていたひめくりカレンダーがいいかげんくたびれてきたという、ありきたりな理由である。 ひめくりと言っても、破っていくものではない。万年ひめくりと呼ばれ、いつからでも使える。 前に使っていたのも同じタイプのもので、数年同じ場所にかけていたのだ。 拭いても拭っても汚れが落ちず、紙もよれよれであったので、潮時であろうと新調することにした。 甚だ中途半端な季節に買った。 だから、安かった。 ユニークな表情の猫が描かれ、ひとことが添えられている。 生身の猫とは暮らせな…
休みが続く。 途端にひなたの雪だるまのように、力が抜けるのを感じる。 誰のためでもなく、自分だけのために自分と居る。 たったの三日間だとしても、宝のような出来事に違いない。 部屋着ともパジャマともつかないようなゆるっとした服は、体の線をひろわない。 だからいいんだよ〜と、きっちりかっちりしたスーツが好きだった元カレに今更ながら断言してやりたくなった。 休みが続く。 途端にひなたの雪だるまのように、心がとろけるのを感じる。 誰のためでもなく、自分だけのために自分と居る。 たったの三日間だとしても、宝のような時間に違いない。 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑記
新年度になり、スマートウオッチデビューを果たした。 Instagramの広告で見かけ、怪しいサイトではないこともわかっていたので、リンクをたどり購入した。1000〜2000円ほどのそれである。 通話やLINEのやりとりはできないが、通知が画面に出るので困ることはない。 一通りの「健康チェック」も備わっている。スポーツモードも選べる。 歩数はどんなものかと試しに24時間つけて活動してみたところ、やはり日に10000歩前後は歩いていることが記録された。 防水機能も備わっている。 スマホとの連携も簡単だった。何よりも軽い。ありがたいことである。 ただ、ベルトのせいか、初めてつけた時に少し手首が痒くな…
比較的大きな地震や台風を経験している。 特に去年の台風では、窓周辺がひどく傷んでしまった。外側の修理がようやくちゃんと終わったのは今年になってからだ。 現在、いそいそと室内(内側)の模様替えを楽しんでいるのは、そうした事情があってのこと。一度にこなせないのも、またマイペースな性格からだろうか汗 非常時に備えての備蓄もまた、マイペースである。 まとめ買いしたり、買い物ついでに補充したり。 ネットショッピングにも寄りかかる。車がないのが大きな理由である。 それでも、あるとき家計を振り返ってみて、季節の変わり目にまとめ買いをする癖があることに気がついた。例えば冬から春にかけて、春から夏にかけて。 完…
読書家のパートナーと数年暮らした。 どちらからともなく、具沢山のスープを鍋いっぱいに仕込む。 あるときからそんな習慣ができた。 スープができるまでの間、それぞれ好きな本に没頭するか、他にやりたいことがあれば同じく没頭する。 スロークッカーを覚えてからは(気温の極端に高い季節はともかく)、「行こっか」と隣の市の古書店まで出かけるようになった。 遅くに帰っても、あったかい料理を食べることができる。帰りがけにパンを買うのも怠らなかった。 そんな風なので、会話は極端に少なかった。 別れ話もしなかった…というより、何かを話し合った記憶がない。 どちらからともなく具沢山のスープを作らなくなり、 どちらから…
哲学にはとらわれず ころべばまた立ち上がり 罵詈雑言には哀れみと俯瞰で 遠くに迷えば近くを踏み締め 思いが曇れば空を見上げる 寄る辺には偏らず つまずけば飛び越え 美辞麗句はその場限りの 遠くに憂えば近くに溶けて 今日が暮れれば空を見上げる 満ちては欠け 欠けては満ちて 明日もなお空を見上げる ランキング参加中詩
昨日の続き。 Twitterを眺めていて、「お仲間がそこかしこに😂」と勇気づけられた。 すなわち「ベッド組み立て中」「これから組み立てなければ」という呟きを多く見かけたからだ。 年度末から年度初め、人も街も活発に動いていく。新しい住所での寝具としてベッドを選んだ方もいらっしゃるだろう。 さて、少しずつ進めてきたベッドの組み立てが終わった。 寝室を決めてなかったわけではないが、こうしてベッドという形で定めてみるのは面白かった。捨てようと思って忘れていたものや、傷みが目立ってきたものを見つけたり。 カーテンをやめて、ロールスクリーンにしようか。 この台は手放してしまおうか。 中期計画の模様替えに思…
念願のベッドを購入した。 今までのような体の沈み込む(汗)ソファベッドではなく、正真正銘の組み立て式ベッドである。 格安で販売されており、サイズも丁度良い。 久しぶりのベッド。今の住まいに引っ越してきてからは、ソファベッド以外では初めての購入となる。 テーブルや本棚を組み立てたことは何度もあるが、ベッドを組み立てたことはない。 そこで、工程をひとつずつ重ねていこうと決めた。 1日目は、梱包を解くだけ。 2日目は、説明書を読むだけ。 3日前は、梱包されていた箱やビニールを処分するだけ。 その後数日はベッドのことを少し忘れて、他のことに時間を費やしていた。 先日より、組み立て開始。 ネジや部品をチ…
いくじなしで怠け者で怖がりで そのくせ意地っ張り それらを「慎み」と言い換えただけの 昔のあたしなんぞ 綺麗さっぱりすっかり無くしたはずなのに 前進あるのみ! 心も体もノリにのって誰かの些細な悪ふざけすら どうだってよくなった だのに 何もかもが順調な時ほど昔のあたしが目を覚ます やめてもいいのに あとでもいいのに お前じゃなくてもいいだろうに あたしは愛想なしと笑顔を半分ずつ 昔のあたしを分け合って やっぱりそれでも行くよ! 奮い立たせるしかないんだ ランキング参加中詩
ランキング参加中詩 ピンクの表紙を選んだから あたしの衝動は忘れ去られ 赤の表紙を選んだなら あたしは心を決めていた 緑の表紙を選んでいたなら 生真面目に振る舞ったかしら 青の表紙を選んでいたら 涙に暮れていただろうか
3月 肩が重い 背中の翼をもぎとられたせいか 使いこなせず 役立たずの夢とやらを 夜に紛れて捨ててきた だからなのか 3月 肩が重い 背中の翼をもぎとられたせいか 悔いるには早すぎるが 夢を抱けば傷ついて そのくせ笑顔は爽やかだ 言葉を尽くすすべを知らない 心を満たすすべを知らない 身体の安らぐすべを知らない 夢の在り処も知らない
歪んだ風が春を呼ぶのは 重ねた愛が崩れるから 軋んだ手首が持ち上げるのは きみのつぶしたクリームいちご 荒んだ部屋をふんわり染めて ふたりはふたりにモドラナイ
わざと光あふれさせて 春があたしを洗っていく 追いかけて追いついて 罪も闇も消え去るほどの 見事に光をあふれさせて 春があたしを洗っていく 傷つけて傷ついて 猛スピードの花吹雪に 寡黙に光をこぼしながら 春があたしを洗っていく 思い出も恋も ドアの奥に閉じ込めて
逃れた先で紡いだ言葉は かえってわたしを束縛し いい子でいようと繕う笑みが かえってわたしを脆くする 強くいようと紡いだ言葉は かえってわたしを傷つけて 聡くあろうと繕う心は 今日も空へと堕ちていく
本格的な春を待たずして、大きく生活スタイルが変わった。 必要に迫られて。 そして、興味津々で。 理由はどうあれ、新しいことは楽しい。心地よい疲労感に満ちている。 試行錯誤の連続も、やがて充実感に変わっていく。 いずれは、新しい生活リズムに体も心も馴染んで、はじまりたての気持ちを置き忘れてしまうとしても。 本格的な春を待たずして、大きく生活スタイルが変わった。 必要に迫られて。 そして、感謝にあふれて。
なあに雪って 空から降るのは雨 水が落ちてくるだけでしょう おかしなことを言ってるのね 寒いですって たくさん重ねて着ればいいだけでしょう 道が凍ってたですって おかしな話をするのね 季節は春だけよ 春だけでじゅうぶんなの 夏も秋もつまらないわ だってあまり変わらなくなってしまったでしょ 冬は 昔々あったのかもしれないけど どんなふうだったか覚えちゃいないわ
瞬間 世界から色も音も消えた この扉は心ほど重くはなかろうと 押しあけたのが運のつき 瞬間 世界から言葉も時も消えた 足元から白く頭上へと軽く 舞いあがるものに 抵抗はしなかった 瞬間 体から生も死も消えた 天上から降り注ぐ愛を 受けとるだけの器になって 筆者撮影
写真を見てひとめで気に入ったのだ。 確かに安くはなかったけど、えいやっと思い切って色違いで買った。 数年前のことである。 あまりに気に入って着倒しているものだから、少々傷んできた。 いろんな街に一緒に行ったな、などと感傷的になっている場合ではない。ただでさえ手持ちの少ないアウターである。 文字通り擦り切れる前に、新調しようと思いたった。 だが、ファッション業界(?)の流行り廃りというものは、かなりのスピードである。 すでに廃番になっていた(T_T) 再販売してほしいと願うばかりだが、こればかりは何ともならない。 代わりがきかないものには、執着しがちである。 モノに対しても心情においても。 そう…
土曜なんていらない 家に帰りたくない日、そんなことを考える 日曜なんていらない 誰も帰ってこない日、そんなことを考える 時は巡り月は巡り季節は巡り それでもたまに「いらない」と心がざわざわする 懐かしい苦さを伴いながら
欲しいもの、叶えたいもの、全て見失った。 買うつもりのないスイーツ、まだ野菜庫にどっさりある野菜たち、なのに目に飛び込めば手に入れたくなる。 カゴに入れては出し、出しては入れ、そんなことを繰り返す自分に苦笑し、ネットスーパーに頼ればよかったかと思うのはこんな折り。 願うこと、祈ること、全て忘れ去った。 神聖なる場所で、それでもなお頭を垂れている。何もいらないのです、と。 注意報も警報も何も、出ていない日。 鳥居をくぐるといつの間にか、小雨や強風に見舞われるようになった。 かみさま。 生きていることに感謝します、とだけ。 釘付けになる空も、釘付けにする人も、いつかは気体になる。 かみさま。 正直…
推しさん目当てで出かけた1本の映画。 作品の中で、推しさんが辿る運命と背負ったもの。予告映像と主題歌のタイトルが解禁になった時点で予想していたとは言え、重く過酷なものだったとだけ記しておく。 空想映画のほうではないです 映画が終わり舞台挨拶イベントが配信され、存分に余韻に浸ったまま劇場を出た。 物語の続きのような雨が降っている。 乾いた涙がまたあふれそうになり、慌てて傘をさした。
ちょうどよかれと あてがわれたのは SNSでもなく劇場でもなく結局は 人生そのもので 終わりがくるまで逃げられない場所 だとわかっているならかえって気楽で だとわかっているからかえって気重で どちらかに傾いて 絶望と希望を繰り返すか塩梅を見つけるか 不器用に歩くだけだこの道を ちょうどよかれと あてがわれたのは SNSでもなく劇場でもなく結局は 人生そのもので
ヘリコプターが怖かった。 まだ学校にもあがらない頃だったろうか。とても低く飛んでいるのか、モーター音が近く迫り、母の手を引っ張って「逃げようよ」と言った。 落ちかかる火の粉、そんな幻影をかすかに覚えている。 轟音が通り過ぎた。何事も起こらなかった。 「帰りましょ」 我が子の恐怖に気づいたか気づかぬか、母はそうっと握り返してくれた。 ヘリコプターの機影はどんどん豆粒のように縮まり、音がまだその場を満たしている。 ヘリコプターが怖かった。 轟音が通り過ぎてもなお、怖かった。
まだまだ子どもで まだまだ夢いっぱいで 少ぉし背伸びが嬉しくて ちょびっと親にも秘密を作って そんな時代のお話 ある街にある人が引っ越した ある人とは幼稚園の先生で すご〜くすごく優しさと厳しさを 愛たっぷりに届けてくれた 素敵びと たまたまそういう話になって たまたま同じクラスになったので 3人でお土産のケーキを選んで お小遣い出し合って小さな花束抱えて 初めましてのバス 初めましての路線 街の名も同じクラスだった子たちの顔も 記憶のどこかに片づけてしまったけれど あの日のサンドイッチと いらっしゃい、よくきたわねえ、と笑ってた 先生の声は今でも忘れられないんだ 玄関の敷物や木の香り 上書き…
本と服とレコードは お墓に持って行けないのだから 自分に何度も言い聞かせ 手放し続けた 部屋の中は空洞に 心は安堵に満たされる それでも何か捨てられないかと 数え続けるのが人というもの ある朝 数えるものがついになくなり 残り時間を数え始める 日めくりをちぎりとるように 命を削りながら わたしたちは歩く それぞれの終着地へ向かって
昔の男は、歯磨きが趣味だった。 外国製のフロスや当時まだ珍しかった糸ようじを仕入れてきては、これで歯医者とは縁切りだ、などとほくそ笑むのが常であった。 結局は、やりすぎ、磨きすぎだとかかりつけ医に叱られるのがオチなのだが。 うまくいかなくなったのは、水道代でもめたのだ。多分。 美しい歯の男は、しかし、垂れ流していた。 蛇口閉めてよ、と度々大声を出すのにも疲れ、散らかった糸ようじの束にも飽きて、晴れではなかった夜に、ふたりは終わった。 好きが大嫌いになる。 または、好きだったという事実も感覚も忘れる。 なのに、受け取っていた。 「禍」が始まった翌年、混雑していないかどうかをアプリで確認し、ドラッ…
不定期ではあるのだが、某所に差し入れるための小さなお菓子を探している。 分けやすくて食べやすく、互いに気疲れしない程度のもの。そして、日々の食事にひびかないもの。 超難題だ(^_^;) もちろん探すことも差し入れることも楽しいのだが あるとき、なんでもない小さなビスケットを差し入れたことがあった。 これが大好評。一度に食べてしまっても問題ない程度の分量だし、甘さもほどほど。よく行くコンビニで発見したが、確か生協でも取り扱いがあったように思う。 同じメーカーのチーズ味は、味見(これが楽しい♪)油が強い気がして差し入れを断念。 一方、チョコ味は見た目よりずいぶんあっさりした味だった。 喜んでもらえ…
それもあなたらしさだと まずは自分を受け入れなさい 道は続き 思いは紡がれ 優しくなれるひとときが訪れる それからだって遅くない 気づけたことに感謝を 想像力の鍛錬を 赦すも赦されるも やがては交わり溶けていく 深い傷と痛みを抱えて生きるとしても。 それがあなたらしさだと まずは自分を受け入れなさい 道は続き 思いは紡がれ 優しくなれるひとときが訪れる 愛しい時間がきっとくる
閉じられている場所での 振る舞いが 本質を顕にする どんなに隠したところで 選ぶ単語や文の端々に それらはどっかり横たわる お互い様だって 悪友が意地悪く笑う やっぱり、と笑顔を返しておきつつ ふたつの名を使い分けてるくせに そんなことを胸の奥の扉のまた向こうで 呟いてみる 閉じられている場所での 振る舞いが 本質を顕にする よきことも悪しきことも 紡がれ積み上がる お互い様だよねえ あたしもそう思うよ
美味しくなかったもののことは すぐ忘れるくせに 嫌いになった人のことは いつまでも忘れられない ふたつ確保してひとつは凍らせて 味見してううん、と唸って それきり忘れて年末にびっくりするんだ 人のことは 人だけは そんなふうにいかないね どこに凍らせてしまっておけばいいのだろう
4つの名があり使い分けている 友が胸はりそんなことを言う 3つじゃないのか?ばかだねえ、 みんなとっくに知ってるじゃないか いやいやこれからつけようではないか、とね 友はタルト生地が柔らかくなりすぎたとぼやきつつ 古風な物言いをする それは恐れ入ったことだ クリームも果実もどういったわけか さらりさらりとしすぎていてね どろりどろりよりマシではないか、と 友のほどけかけたエプロンを結び直し ところで4つ目の名とはなんだと尋ねてみた いっそ君が名付けてくれたまえ そうして好きに呼ぶがいいさ タルト生地に敷き詰めるのは 果実にあらず さらりとこぼれるかにみえて あふれる悲しい折々の道 どうとでもな…
愛しくて嬉しくて綺麗で輝いて だけどうるさい。それが愛だ。 降り注がれてるのに見えなくて 抱きしめてるのに伝わらなかった。 それが愛だ。 調子のはずれた音律のように 垂れ流されて疎まれてそれをも厭わない。 それが愛だ。 勘違いしやすく思い込みに傾くことすらある。 それが、愛だ。
某ネットショップで、いわゆる「家庭で洗えるアウター」の取り扱いが始まった。 ここ数年のことである。 家で洗えるといえば、手洗いが主流だと思っていた。 だが、このショップの商品は洗濯機で洗えるのである。レインコート、ブルゾン、カーディガン、セーター。 型崩れもなく、もちろん破れたりもしない。 さすがに普通モードでガンガン洗うことはできないので、ドライモードで静かに洗って丁寧に干している。 ところで、母が愛用していた冬用コートを譲りうけたことがあった。 昔ながらの少し重いオーバーは、流行とも年齢とも関係なく娘や孫の代まで使えそうなシンプルなデザインだ。 重い(汗)。だが、シンプルがゆえに手放せなく…
某所で無料コミックを読んでいたら、登場人物の体温が27度という設定だった😲 それで思い出したのが、自分の平熱である。36.4〜36.5ほど。 なにしろ、この星では流行り病が数年に渡って続いている。 どこに行っても「ぴ!温度は正常です」「おでこ出してください〜はい大丈夫ですね」「ウゴカナイデクダサイ ソクテイシテイマス」などと、機械にも人にも小さく足止めされる始末^^; あろうことか、ある建物の入り口では「あれ?体温が出ませんねえ」と首を傾げられた。ふだんごとが渋滞(メインブログで少し触れている)する前のことだったと記憶している。 平熱が低い。いや、低かった。 数値は35度台の最初のほう。体温計…
マスクを捨てた 冷却シートは真夏用に少し残して 友達にあげた 熱冷ましの錠剤は 一箱だけ残して 心配性の親戚にあげた 大気はいつどうなるかわからないし 海も空も澱んだり霞んだり 大地にごろごろするなんて 今では誰もやらなくなった わたしは知らない そんなはなしなんぞ わたしは知らない 過去にも未来にもきっと繰り広げられただろう そんな光景なんぞ 不安が心を侵食し続けている これはなんだ わたしの知らないはなしだ それでいいぢゃないか
感情で生きている それがプラスにもマイナスにも 作用し続けて われをわすれる 感情に無関心になる それがプラスにもマイナスにも 作用し続けて われをわすれる 感情は生きている ひとときとして同じ形には とどまれないのだ どろりどろり とろりとろり とどまらないのだ
冬休みは、 すりおろした生姜と柚子の香りで始まるのがお約束 風邪をひくかお腹を壊すかして寝込むことが多かったからだ たまに葛湯を飲みたくなるのは、 身体に染み付いたそんな記憶のせいだろう 大人になって。 こんなに砂糖が入っているのかとびっくりして 自分で買うことをやめてしまった ぐるぐるぐる、とかき混ぜて。 あなたとわたしの心模様が上手に描けるように。 もっと。 もっと上手に。
きみに会う夜、少しだけ無理をする 肉体から黒い感情を切り離し 心から暗い景色を追い払い ちいっと高価な靴を履く きみに会う夜、少しだけ無理をする 背筋を伸ばし柔和な笑みを瞳にたたえ あたたかな単語を口の端から さりげなくこぼす きみに会う夜、少しだけ無理をする 気持ちがないのはわかってるから それを忘れてしまいたくて 少しだけ無理をするんだ