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探検608 筑前守を取り戻した千両役者
豊臣秀吉(1537-1598年)なる人物の名乗りにおける変遷は、一般的にはこのように理解されてる。① 木下藤吉郎秀吉/(1561年) おねとの結婚を機に② 羽柴藤吉郎秀吉/(1573年頃)「羽柴」の名字を名乗る③ 羽柴筑前守秀吉/(1574年) 「官職名」を名乗るまた、これとは
2024/06/20 00:01
探検607 天然痘の劇症とワクチンの開発
現代日本では、とんと見られなくなった伝染病「天然痘」(痘そう)は、実は明治時代に入るまではかなりの猛威をふるっており、その凄まじい病床自体もまた恐怖の対象になっていた。運よく一命をとりとめたとしても、天然痘の痕がはっきり残ってしまうことも少なくなかったか
2024/06/10 00:01
探検606 合戦戦死者の弔い風景
戦国時代(室町時代末期)は、文字通り全国各地で活発に“戦さ”が展開された時代だ。しかし“戦さ”である限りは、少なからずそこで命を落とす者が出ることは避けられない。時代劇などでは、華々しい合戦場面やその直後の戦死した兵士・馬の姿を映すことはあっても、そのさ
2024/05/30 00:01
探検605 美貌皇后の諸行無常の教え
「橘氏」出身で唯一皇后に立てられ女性。それが第52代・嵯峨天皇の皇后となった橘嘉智子(かちこ/786-850年/享年65)だ。仏教への信仰が篤く、日本最初の禅院・檀林寺を創建した事績から、「檀林皇后」と諡号された。世に類なき美貌を備えた女性だったとされているが、千年
2024/05/20 00:01
探検604 気まぐれボランティアの顛末
~とんでもないことを思いつき、また、後先を考えないでそれを実行する~ 時としてそんなこともしてしまうのが人間というものかもしれん。これはなにも庶民に限らず、殿上人とか天下人とか呼ばれる身分の高い人物でも同様に言える気がする。そう思ったのは、実は第96代・後
2024/05/10 00:01
探検603 なんで中国地方って呼ぶの
日本列島をいくつかの地方に分ける基準は、古来あれこれあるようだが、その代表的なひとつとして以下の「八つ」に分類する方法が挙げられる。北から順に並べると、北海道/東北/関東/中部/近畿/中国/四国/九州、この「八つ」の地方ということだ。その名称も大体におい
2024/05/01 13:30
探検602 初物明治超高層の波乱万丈
1890年(明治23年)に浅草公園に建築された、当時日本一の高さ(高さ52M/12階建て/10階まで煉瓦造、それ以上は木造)を誇る八角形の建物は、「雲を凌ぐほど高い」という形容から、「凌雲閣」(りょううんかく)と命名された。 中ほどの各階には物品販売店が並び、上階は展
2024/04/20 00:01
探検601 面食いで招いた大禍根
古事記では木花之佐久夜毘売、日本書紀では木花開耶姫、一般的には「木花咲耶姫」と表記する「コノハナノサクヤヒメ(ビメ)」という名が神話に登場している。咲く花をイメージさせるまことに美しい名だが、この女性は、いわゆる天孫降臨を果たしたニニギノミコト(天照大神
2024/04/10 00:01
探検600 信長記の実録本と脚色本
織田信長(1534-1582年)についての一代記「信長記」の主だったものは二つある。〇太田牛一(1527-1613年)の手によるものと、もうひとつ、〇小瀬甫庵(1564-1640年)が著したものだ。両者を区別するために、一般的には牛一版を「信長公記」(1600年頃?)、甫庵版を単に「信
2024/03/30 00:01
探検599 沖を通るはナニ廻船じゃ?
~嵐で江戸への航路が閉ざされていた年、紀州のミカンを家に残った ボロい大船にドッチャリ積み込んで、猛烈な嵐の中を江戸へ運んだ~この命懸けの行動が史実か伝説なのかについては、幾分あいまいなところがあるが、ともかくこれが紀伊國屋文左衛門(1669?-1734年)にまつ
2024/03/20 00:01
探検598 販促イベントの大達磨像
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849年)には、ユニークな逸話が数多く残されている。 たとえばだが、〇改号すること30回?(異見もあり/「北斎」はその内の一つ)。〇生涯に93回?の「引っ越し」を繰り返した。〇どの住まいも掃除をすることなく「ゴミ屋敷」化が
2024/03/10 00:01
探検597 幕府を騙した浪人がいた
さて「旗本八万騎」という言葉は、一般的にはこのように説明されている。~徳川将軍家の旗本の数を称したもの。 旗本は、実際には五千を少し 上回る程度でであったが、御家人と陪臣を含めれば、約八万騎であった~ (三省堂・大辞林)この程度の説明なら、まあ大概の人に
2024/03/01 00:01
探検596 藩主が脱藩した幕末事件
その藩の籍から離れ主従関係を解消する「脱藩」・・・こうした経験を持つ人物は、幕末に限っただけでもすぐさま何人かの名を挙げることができそうだ。たとえばダ、長州藩士・吉田松陰(1830-1859年)は我が目で東北の状況を確かめるべく旅行を計画したものの、藩の許可発行が
2024/02/20 00:01
探検595 蓬莱島の左右にあったもの
現在の地理では、「東西南北」でその位置を示すことが一般的だ。例えば、本州の「北」端部には青森県があり、山口県なら同じく「西」端部に位置するといった具合だ。これが昔の場合には、「遠・近/上・下/前・中・後」などの表現を用いた。遠い湖(浜名湖)がある国を「遠
2024/02/10 00:01
探検594 佐渡島への島流しと島送り
それなりの歴史知識を持った人でないと解けそうもない少し意地悪なクイズになるが、姫隊員は答えられるかな?~以下の四人の有名人?の共通点はなに?~ 〇第84代・順徳天皇(1197-1242年) 〇日蓮宗宗祖・日蓮(1222-1282年) 〇後醍醐天皇側近・日野資
2024/01/30 00:01
探検593 とある尊王思想家の奇行と自決
東洲斎写楽(生没年不詳)と名乗る謎の?絵師が突如出現(1794年)したのも、また伊能忠敬(1745-1818年)が初めて蝦夷地の測量(1800年)をしたのも、元号では「寛政年間」(元年~13年)、つまり、西暦でいえば1789年から1801年にまたがる期間の出来事だ。そして、実はその
2024/01/20 00:01
探検592 いつでもどこにも二種類の人間がいる
随昔々の映画の中にこんなセリフがあったことを思い出した。 正義の人VS悪漢の対決が見せ場という、お約束通りに展開する西部劇の中で、正義の人が悪漢に向かってこんな言葉を吐いた。~世の中には二種類の人間がいる。 (建物に)ドアから入るヤツと(お前のように)窓
2024/01/10 00:01
探検591 史実探索・長い物には巻かれよ
~勢力・権力のある者には逆らわないほうが身のためであるゾ~こうした助言・忠告うぃ意味した格言が~長い物には巻かれよ~なかなかに説得力のある言葉で、長い歴史の中には、この言葉を彷彿させる恰好の出来事を見つけることもできる。戦国乱世でその例を取り上げるなら、
2023/12/29 09:30
探検590 公私混同の豪胆衝動買い
幕末に活躍した人物については、その評価が分かれることも珍しくない。その行動を肯定的に捉えれば、間違いなく一種の「先駆者/功労者」の評価になるものの、一面ではちょっとばかり首を傾げたくもなる行動もある場合などがそうだ。たとえば、幕末尊王攘夷の志士として一般
2023/12/22 17:55
探検589 恐怖が生んだ即位なき天皇
平安京を開いたことでも有名な第50代・桓武天皇(737-806年)の同母弟に、一回りほど齢の違う早良親王(さわら/750-785年)という方がいた。共に父は、第49代・光仁天皇(709-782年)だ。天皇家は特別の存在だと思っている人でも、長幼の順の扱いは庶民階級とそんなに違わな
2023/12/15 00:01
探検588 天孫降臨は繰り返された
現在では「日本」と言っているこの国を、アマテラスの代々子孫が治めることの正当性は、神話の「天壌無窮の神勅」にあるとされている。その「天壌無窮」とは、日常生活ではあまり使わない言葉だが、平たく言えば「天地を永遠に」ほどの意味になり、これに続く「神勅」は「神
2023/12/08 00:01
探検587 臨機応変?右往左往?支離滅裂?
ペリー代将率いるアメリカ海軍による、いわゆる「黒船来航」(1853年)から、それ以降「明治維新」に至るまでの期間(約15年)を、一般的には「幕末」(江戸幕府の末期)と呼ぶ。一口に言えば、「江戸幕府」の在り方を巡り政治的にも社会的にも大きな混乱を生じた時期だ。~
2023/12/01 09:30
探検586 加賀国の一向宗原理主義
~「来世」を(素晴らしいものと)信じる者は(現世での)死を恐れない~なぜなら、「来世」とは「現世」の苦労や悩みから解放された、文句のつけようもなく素晴らしい場所である、とされているからだ。実は同様な概念を指す別の言葉もある。「厭離穢土 欣求浄土」(おんりえ
2023/11/24 07:50
探検585 キリスト教アジアへの野心
それまで縁のなかった日本にキリスト教を最初に紹介した人物は宣教師フランシスコ・デ・ザビエル(1506?-1552年)だが、ただし、その「布教活動」の中身が、現代日本人の感覚からしたら、ちょっとばかり曲者で、むしろ「布教後」の展望に重きを置いたものになっていたともい
2023/11/17 00:01
探検584 将軍家の呪詛と流罪と刺客と切腹
室町八代将軍・足利義政(1436-1490年)の時代には、「さんま」という感覚を抱いていた人もあった。とは言っても、今姫隊員が頭に浮かべたであろう「秋の味覚のサンマ」や「TV司会者のさんま」ではない。文字通り「三人の悪魔」の意味であり、「三魔(さんま)」と書く。簡単
2023/11/10 00:01
探検583 お茶の人気は300年後に
仲間内の雑談の折、話の流れからひょっこり話題が「お茶」に飛んで、一人がこんな発言を。~日本に「お茶」を伝えたのは、確か僧・栄西サンのはずだッ~見るからに自信満々の発言だ。突拍子もないタイミングだったこともあって一同の反応は芳しくない。そこで、発言者は子細
2023/11/03 14:10
探検582 武家諸法度 忘れられた見直し
武家統制を目的とした「武家諸法度」(元和令/1615年)は、徳川幕府初代将軍・徳川家康の命により二代将軍・秀忠がまとめ上げ、それ以降以下のように数度の改訂?が加えられている。〇寛永令(1635年) 三代・家光 →参勤交代/大船の建造禁止〇寛文令(1663年) 四代・家
2023/10/27 00:01
探検581 三法師その後の不可解人生
歴史に派手なデビューを見せたものの、その後については案外よく知られていない人物もいる。たとえば、「本能寺の変」(1582年)の後、織田家後継者を巡る関係者協議の折に登場した「三法師」もその一人だ。当初は、本能寺に倒れた織田信長(1534-1582年)の息子たちである次
2023/10/20 00:01
探検580 縦書き横書きアラビア数字
「9,876,543,210」・・・例えばこれを漢数字で表記するなら、「九十八億七千六百五十四万三千二百十」となる。常日頃から見慣れ使い慣れているせいもあるのか、両方を書き並べ見ると、現代日本人にとっては「断然」とまでは言えないにしても、前者の方が分かりやすい。 そし
2023/10/13 00:01
探検579 業績評価も身分序列に沿って
多数の人物やあるいは出来事の中から、傑出した三人(三つ)を選んで、「三〇〇」とか「三大✕✕」との名称で呼ぶことは珍しくない。たとえば人物なら、「三英傑」※1や「維新の三傑」※2がそうだし、出来事なら「江戸幕府の三大改革」※3もその法則?にバッチリ当てはまって
2023/10/06 09:15
探検578 幕末ヘボン氏の熱血ローマ字
たとえば、日本文字で表記するなら「歩く/あるく/アルク」の音韻をアルファベットを使って「aruku」と記す方法を「ローマ字」と呼んでいる。こうしたいわゆる「ローマ字」表記は、古くは戦国時代にも存在したことが確認されているようだから、おそらくは日本語習得に懸命だ
2023/09/29 00:01
探検577 帰り道がヤバかった
江戸幕府第10代将軍・徳川家治(1737-1786年)の長男・家基(1762-1779年)には、徳川宗家の通字である「家」の字を賜りながら、将軍職には就けなかったために「幻の第11代将軍」とのニックネーム?もあるようだ。幼年の頃から聡明で文武両道に秀でた優秀な人物だったとされ
2023/09/15 00:01
探検576 持統と不比等の姉弟?政権
「藤原」姓は、中大兄皇子(後の第38第・天智天皇/626-672年)に協力し、後の国家改造を導くことになった中臣鎌足(614-669年)に下賜された。 通説ではこのように鎌足が「藤原氏」の始祖と説明されることが多いのだが、しかし、実際にはその鎌足の子である「藤原不比等」
2023/09/08 18:15
探検575 戦国日本へ鉄砲の訪問販売
~一隻のポルトガル船が種子島に漂着して、日本に鉄砲を伝えた~また、あるいは、~種子島に流れ着いた一隻の中国船に乗っていたポルトガル人が、 2丁の鉄砲を携えていた~いずれもいわゆる「鉄砲伝来」(1543年)についての説明文だが、漂着とされる船舶がポルトガル船だ
2023/09/01 00:01
探検574 交番をKOBANと表記する国際性
道端で見つけた千円札一枚を律義に交番へ届けたものの、折悪しく交番巡査が不在だったために、後日の出直し手続きが必要になって一層面倒なことになった。なんとなく不運が感じられるこんな出来事を、仲間の一人がひどく得意気に話してくれたことがあったのだが、その折に飛
2023/08/25 00:01
探検573 維新十傑の偽物と初物
公家であり政治家であった岩倉具視(1825-1883年)の名は、明治維新に大きな貢献を果たした人物、いわゆる「維新十傑」にも加えられている。いかにのんびり屋のヒメ隊員であっても、このことはさすがにご存知だろう。これは、幕末期において公家・政治家の立場を最大限に利用
2023/08/18 08:00
探検572 皇族婚約の幕末すったもんだ
何かとあれこれがあった秋篠宮の長女・眞子様のご結婚から数年が経ったが、現在のところなんとか収まっているように見受けられるところだ。この眞子様は、先代天皇の孫娘に当たる方だが、ところが、つい160年ほど以前の1862年には、孫娘どころか現役天皇の妹姫の「皇室婚約す
2023/08/11 07:20
探検571 ある平家人の全盛と最期
歴史の中には、まさに時代を切り取ったかのような言葉・セリフが登場することがあるものだ。例を挙げるなら、たとえば、この言葉などもそうだろう。~平家にあらずんば人にあらず~武士階級がようやく頭角を現し始めた平安時代に登場した言葉だ。ただ、このセリフを吐いた人
2023/08/01 00:01
探検570 乱倫だ生んだ天皇空位?
「万世一系」などと仰々しい表現をされると、“天皇”という地位?には、いつの瞬間にも常に誰かが座っていたものと思ってしまうものだ。 ところが実際の歴史にには「空位」、つまり“天皇不在”の期間もあったとされてる。たとえば、第37代・斉明天皇(594-661年/第35代・
2023/07/28 00:01
探検569 衣と服にも文明開化の波
回顧趣味というわけではないが、ちょっと気を引く台詞があったので、今回はこんな古い映画から話を始めることにした。人類史上初の有人宇宙飛行計画において、ライバル・ソ連の先手を取るべくアメリカが情熱を傾注した「マーキュリー計画」(1958~1963年)、要するにNAS
2023/07/14 00:01
探検568 叙勲された幕末よろず貿易商
棚の隅っこからひょっこり古い日付の地元紙を見つけた。そして、これまたひょっこりのことだったが、その記事に目をやるとこうあった。/さらば グラバー号/ 名古屋-長崎 夜行バス 今月終了~片道904キロ・11時間40分 平成走り抜けた~(中日新聞 朝刊/2018年11月09日/
2023/06/30 00:01
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