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関東大震災をめぐって発生した一連の事件は、徹底した事実究明がなされぬままに今日に至っています。その主要な原因は、当時の政府によって実施された情報統制があるのですが、それでは、何故、政府は、事実を明らかにすることを拒んだのでしょうか。おそらく、大震災を前にした時期に、朝鮮独立を目的とした帝都東京でのテロ計画、並びに、共産主義体制の樹立を目指す革命計画は存在していたのでしょう。日本国政府が警戒を強めている中、関東大震災を機に同計画が急遽発動された一方で、朝鮮総督府等を介して当時の日本国政府も同情報を掴んでいたため、速やかに戒厳令が発せられ、事態の収拾に動いたものと推測されます。なお、同計画の出所は、義烈団の本拠地が上海フランス租界地であった点からしますと、共産主義の陰の支援団体であり、フランス革命にも関与した...‘間東大震災事件’-政府による情報統制問題
関東大震災に際して発生した朝鮮半島出身者に対する虐殺事件については、少なくとも二つのファクトチェックが必要です。第一のファクトチェックは、言わずもがな、同事件の被害者数です。韓国や在日韓国・朝鮮系の人々は凡そ6000人と主張する一方で、日本国側、特に右翼系の人々は、当時の警察の調査や裁判記録等に基づいて233人としているからです。数字が桁違いですので、ファクトチェック、即ち、事実調査を実施しませんと、真相は明らかとはなりません。そして、第二のファクトチェックは、同事件が起きた原因に関するものです。一般的な説明では、震災の混乱の最中に朝鮮半島出身の人々が暴動、略奪、暴行、放火、あるいは、テロなどを行なったとする‘デマ’を日本人が信じたため、無実の人々が虐殺されたとされています。しかしながら、この情報が事実無...関東大震災朝鮮人虐殺問題に必要となる第3のファクトチェック
‘関東大震災朝鮮人虐殺’ファクトチェックのダブルスタンダード
100年前の関東大震災に際して、日韓併合を機に日本国内に居住するようになった多くの朝鮮半島出身の人々が殺害された事件は、今日、日韓関係において新たな火種になる気配があります。韓国のみならず日本国内のメディアの大半も、6000千人にも及ぶ大量虐殺があったとする韓国・北朝鮮系の人々の「肯定派」の主張と、それを否定する右翼系、即ち、「否定派」の主張との対立として描き、後者に対してのみファクトチェックをかけて歴史修正主義者音レッテルを貼っているようです。しかしながら、関東大震災という一つの出来事のみを切り取り、かつ、日本国=絶対悪という朝鮮半島の歴史認識のフィルターを通したのでは、歴史の教訓を導き出すことはできないのではないかと思うのです。関東大震災朝鮮人虐殺を完全に否定しているとされる右翼系の人々も、事件そのも...‘関東大震災朝鮮人虐殺’ファクトチェックのダブルスタンダード
関東大震災から100年を経た今日、10万人にも及ぶ人々が犠牲となった大震災の記憶や教訓を後世に伝えるためのイベントや企画が催されています。その中の一つに、福田村事件の映画化があります。福田村事件とは様々な要因が絡んでいるため、いささか複雑なのですが、端的に述べれば、フェイクニュース、あるいは、誇張された情報に反応した村民の過剰防衛行動が、罪もない人々の命を奪ってしまったというものです。より詳しく述べますと、事件の現場は千葉県の福田村であり、同村自警団によって虐殺の被害を受けたのは香川県の被差別部落出身の薬売りの行商人一行15人の内の9人です。結果だけを見れば、日本人による日本人の虐殺となるのですが、殺害された理由は、福田村の村人達が、讃岐弁の訛りから同薬売りの人々を朝鮮人と間違えたことに依ります。この背景...映画「福田村事件」は逆パターンと二本立てで
道端で見つけた千円札一枚を律義に交番へ届けたものの、折悪しく交番巡査が不在だったために、後日の出直し手続きが必要になって一層面倒なことになった。なんとなく不運が感じられるこんな出来事を、仲間の一人がひどく得意気に話してくれたことがあったのだが、その折に飛