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(写真2枚 225系100番台) 関西圏を走る近郊型電車の225系。以前紹介した223系は「関西の近郊型電車の王者」と書きましたが、こちらは223系の後継車なので「ホープ」でしょうか。 運行を始めたのは2010年12月。今までに480両(2022年6月現在)が製造されました。1987年4月のJR西日本発足時に開発された221系で確立した「明るく静かで快適な乗り心地」を受け継ぎ、安全性の向上や車内設備を充実させているそうです。(写真 2...
(写真 上は321系 下は207系) JR神戸線、京都線、宝塚線等で共通運用され、普通列車として大活躍する321系と207系。ともにラインカラーが紺とオレンジの組み合わせで、違いを意識する方は鉄道ファンぐらいでしょうか。 ヘッドライトや前面スカートの形状等が違い、後発の321系は車内に液晶ディスプレイ案内装置を設置しています。乗り心地は賛否両論。後発車両が改善されているはずですが、シートの座り心地は207系に軍配が上...
京都市の出町柳から八瀬比叡山口までの「叡山本線」と宝ヶ池から鞍馬までを結ぶ「鞍馬線」がある叡山電鉄。京福電気鉄道が運営していた叡山線を分社化して1985年に設立されました。経営悪化で京福電気鉄道が分離譲渡したわけですが、現在は京阪電気鉄道の完全子会社となっています。 かつては京福標準色の緑とクリームのツートーンカラーの車両が多く、沿線住民の足というイメージが強かったですが、沿線には鞍馬寺や貴船神社...
今年3月から、125系電車が京都府の舞鶴線で再び活躍しています。実に17年ぶり。特筆されるのが、運用区間が拡大され、福知山ー敦賀間の直通運転が復活したことです。実は福知山ー東舞鶴、東舞鶴ー敦賀とは別列車です。ところが東舞鶴で回送にならないため、乗り換える必要がありません。同じ席に座ったままで大丈夫です。 エメラルドグリーンとグレーのツートンカラーの外観がさわやかな125系は、2003年3月のJR小...
「ポートライナー」と呼ばれていますが、これは愛称。 正式名は第3線セクターの「神戸新交通ポートアイランド線」です。神戸市の中心地、三宮から神戸港沖に建設された人工島「ポートアイランド」にアクセスするわけですが、どこを撮っても絵になる魅力的な路線です。 上2枚の写真は三宮駅を出発したばかりの車両です。結構、急カーブです。 1981年2月に開業。自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線と呼...
京都丹後鉄道(丹鉄)の北近畿タンゴ鉄道KTR700形は9両あります。忘れてはならないのが「丹後くろまつ号」の存在。「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」と合わせて、いわゆる丹鉄観光列車の3兄弟です。あかまつ、あおまつより1年余り遅れて2013年5月に運行を始めましたが、レストラン列車とも称され、主役の座にいると言えるでしょう。 こちらも工業デザイナー、水戸岡鋭治さんのデザイン。漆黒のボディで高級感が...
京都丹後鉄道の観光列車「丹後あかまつ号」と「丹後あおまつ号」が2013年4月から運行を始めて今年で10周年です。運行するWILLER TRAINS社は今春、あかまつ・あおまつ号の連結運行や丹鉄フェスタを開きましたが、9月16日には、芸人さんととも「丹後あかまつ号」で旅を楽しむ「よしもと×京都丹後鉄道 コラボ列車」を走らせます。 西舞鶴ー天橋立間を2往復、4本運行しますが、ほぼ満席状態。でも、乗れなくても大丈夫。天...
1994年の関西国際空の開港に合わせて走り始めた関空特急「はるか」。新型コロナ禍で一時は運行本数が大幅に削減されましたが、今は1日30往復に戻りました。新型コロナが終息したわけではありませんが、ほっとした気分です。車両は当初281系(写真下)のみでしたが、その後、271系(写真上)が充当されています。 運行区間は、京都駅ー関西空港駅が大半。新大阪駅から東海道線支線を通るため、乗降...
京都府北部を中心に運行される京都丹後鉄道(丹鉄)のリニューアル特急列車「丹後の海」が、10月1日から、宮福線(宮津―福知山)でも普通列車として運行されます。早朝時間帯の1便のみですが、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが手がけた豪華でセンスある車両.。普通料金で乗車できお得感があります。 幼少期、山陰の香住方面に行った際、運用の関係か普通列車に乗ると、特急「まつかぜ」に使われていた82系車両でした。あの時...
今から約100年前の1923年(大正12年)9月、北丹鉄道が営業を始め、京都府福知山市の福知山ー大江町河守間で営業を始めました。延長12・4㎞、駅数がわずか8つの鉄道で、大江町など沿線住民の通勤・通学や大江山にあった河守鉱山の鉱石を運び、地域の発展に貢献しました。 当初はSLが客車や貨車を牽引していましたが、時代の流れでディーゼル化。旧国鉄・JRと同じ狭軌ながら、車両はこじんまりとしていて「マッチ...
京都府福知山市のJR西日本福知山電車区(現在、吹田総合車両所福知山支所)を5年前訪ねた際、牽引車として使う車両が1台展示されていました。「クモヤ145ー1126」。車体は青色ですが、前面の窓下部分は目立つように黄色で塗装されています。検査時には本線を走るのでしょうが、普段は電車区内でのみ使われていたため、出会う機会がなく、感激でした。 車両記号から分かるように運転台とモーターを備えた事業用車。1...
福知山駅から出た回送列車。山陰本線をしばらく走ると分岐する専用線に入り、トンネルをくぐって車両基地に入区します。車両基地といえば駅隣接地や営業本線沿いに設置されるケースが多いと思うのですが、ここは高台で周りに民家もなく、目立ちません。「こんなところに電車基地」と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。 鉄道の要衝として発展した京都府福知山市の福知山駅から約2㎞離れています。2005年の福知山駅高架開業...
山の緑に映える鮮やかな外観が一際目立つJR西日本のラッピング列車「森の京都QRトレイン」 を使った団体臨時列車が再び、大阪駅から京都府北部の福知山駅に向かうそうです。「森の京都QRトレイン貸切列車で行く福知山ツアー」。鉄道の日を控えた10月9日に催行されます。 森のQRトレインは2021年3月、JR西日本の223系電車の1編成(4両)を改装して登場しました。森の京都のコンセプトカラーの黒、赤茶色で塗装した車体に...
【381系の「はしだて」。屋根上はクーラーの室外機などがなく、すっきりしています】【183系の「はしだて」】 京都府福知山市の福知山駅に特急電車が停まり始めたのは1986年秋でした。福知山線の尼崎駅‐福知山駅間と山陰本線の福知山駅‐城崎温泉駅間が電化で、ディーゼル特急「まつかぜ」が廃止され、代わって他線区の交直流用485系から交流機器を外して転用した直流特急形電車183系が走り始めました。当初は「北...
鉄道のまちを標榜する福知山。JR西日本・京都丹後鉄道福知山駅南口側から市街地を臨んで撮影しました。福知山駅はJR西日本山陰線、福知山線のほか、京都丹後鉄道宮福線が乗り入れる北近畿ビッグXネットワークの中心駅で、ロングレールが敷かれた高架駅ホームには、特急や普通列車などが滑るように出入りしています。特急同士の乗り継ぎも同じホームででき、利便性を高めています。 2005年の高架開業前までは、南口公園付...
福知山鉄道館フクレルは、福知山城天守閣の下の福知山城公園親水広場の一角に近くオープンします。内部は大きく2つのエリアからなります。 歴史展示エリアには、C5793号の第三動輪や日本で明治5年に新橋ー横浜間の鉄道開通時にも使われたことで知られる双頭レール、鉄道愛好家によるSL等の写真が展示され、福知山駅周辺の高架前後の様子が分かるNゲージジオラマも置かれる予定。 交流体験エリアには、モニターを見ながら...
福知山駅の高架開業を機に造成された駅南口公園で一際目を引く転車台に置かれたC11-40です。このC11は昭和8年(1933年)に製造されたタンク式のSLで、地方のローカル線や入れ替え用等で活躍しました。旧国鉄の福知山機関区にも配属されました。「鉄道のまち福知山」のシンボル的な存在になっています。 転車台は、約100㍍離れた福知山機関区の一角にあったもので、高架時に移設されました。扇形車庫は、駅付近の連続立体交差事...
鉄道のまちを標榜する福知山。JR西日本・京都丹後鉄道福知山駅南口側から市街地を臨んで撮影しました。福知山駅はJR西日本山陰線、福知山線のほか、京都丹後鉄道宮福線が乗り入れる北近畿ビッグXネットワークの中心駅で、ロングレールが敷かれた高架駅ホームには、特急や普通列車などが滑るように出入りしています。特急同士の乗り継ぎも同じホームででき、利便性を高めています。 2005年秋の高架開業前までは、南口公園...
中学時代、有り金をはたいて念願のHOゲージ鉄道模型を手に入れました。購入したのはカツミ製の交流電気機関車国鉄ED70形と貨車数量、そして楕円を描くレール一式とパワーパック。ずっしりとした金属製の車両がガタンガタンとレールの継ぎ目で心地よい音を出しながら走り、「本物さながらだ」と感激しながら眺める日々でした。 ED70形は、北陸本線の田村ー敦賀間で日本初の交流電化開業を実施する際、昭和32年(1957年)に新造...
どうしても欲しかった客車。予算の都合で既製品だけでなく、キットの購入も難しく、最後の手段として紙製の客車を製作することにしました。中学2、3年生のころでした。 製作したのは日本の鉄道史で、客車の中では最も愛されたと言っても過言ではないブルートレインの国鉄20系特急形寝台客車。昭和33年(1958年)に登場し、東京 ー 博多間を結んだ寝台特急「あさかぜ」に初投入されました。通称、ブルトレです。ED70形が牽引し...
JR東海から今年3月、京都丹後鉄道(丹鉄)に譲渡されたキハ85系特急気動車が車両基地に置かれ、出番を待つ姿を撮影しました。平成23年(2011年)3月のダイヤ改正で廃止された特急気動車「タンゴ・エクスプロ―ラー」の廃車に伴って導入するもので、今後は線内予備車として運用される予定。時期は未定です。 丹鉄は、車両や鉄道施設を北近畿タンゴ鉄道株式会社が保有し、丹鉄を運行するWILLER TRAINS社が借り受けて運行する...
明智光秀ゆかりの地をPRするJR西日本のラッピング特急列車289系。金屏風のような車体色で豪華といわれ、1編成(4両)が令和2年(2020年)8月から、福知山線の「こうのとり」や山陰本線の「きのさき」「はしだて」で運用されてきました。当初は翌秋まで走る予定とされていましたが、今なおその姿が見られます。 列車が通る福知山は戦国武将、明智光秀が築いた城下町。光秀が大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公となった...
いよいよ長年親しまれてきた福知山鉄道館ポッポランド1号館の名が消える日が迫ってきました。といっても、間借りしていた建物の老朽化や耐震性の問題で2018年(平成30年)3月末に休館したものの、移転新築されて新施設がオープンするわけですが。ポッポランド1号館はフクレル(フクチヤマ・レールウイ・ミュージアム)に、C58が静態保存されたポッポランド2号館もフクレル別館にそれぞれ名称変更されます。開館した1998年(平...