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2月は、どこか釈尊涅槃会について考える月となっており、そのため『仏垂般涅槃略説教誡経(『遺教経』)』などを読むことが多い拙ブログではあるが、今日はまだ、それにも早いので、2月の和名である「如月」について考えてみたい。しかし、そうなると毎回お世話になる、三田村鳶魚先生の本に頼るしかないかなぁ。◎二月和名衣更着といふ、〔奥義抄〕此月余寒はげしくて、さらにきぬをきれば、きぬさらぎといふを略せり。三田村鳶魚編『江戸年中行事』新潮文庫、35頁先日も某テレビ番組で、「如月」の由来を明らかにしていたが、おそらくもっとも良く知られているのが、この「衣更着」だと思われる。なお、「如月」表記は中国由来とされる。その読みに、「きさらぎ」を充てたわけである。ところで、この見解について、強く反対した事例がある。○二月を伎佐良芸月と...2月の和名「如月」について