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今日8月15日は、日本に於いて第二次世界大戦(太平洋戦争)での無条件降伏を受け容れた日である。よって、色々と議論はあるが、「終戦の日」と呼称されている。例年、この日は平和などについて考える機会としていたが、今年は「信教の自由」との関係で、記事をまとめてみたい。さて、日本が無条件降伏する経緯としては、連合国の3カ国首脳(米・中・英だったが、後にソ連が追認)の連名で1945年(昭和20)7月26日に発した「ポツダム宣言」があり、それの受諾をもって無条件降伏となった。今回「信教の自由」との関連で見ていくとなると、この「ポツダム宣言」自体がまずは対象となる。十吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意圖ヲ有スルモノニ非ザルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ對シテハ厳重...「信教の自由」と終戦の日について
今日、4月29日は「昭和の日」である。拙僧が生まれた頃は、昭和天皇のお誕生日であった。今、色々と必要に駆られて、第二次世界大戦の終戦後の状況を学び直している。そこで、やはりその時に起きた大事件は、昭和天皇による「人間宣言」だと思うのだが、これは行われたこと自体は世間で知られていても、経緯は余り知られていないと思うので、今日はその辺を考えてみたい。まず、その「人間宣言」だが、実際には昭和21年1月1日に発せられた『官報』号外に掲載された文章であり、内容は明治天皇が発した『五箇条の御誓文』を挙げつつ、改めて公明正大なる日本社会を作ろうという強い御決意に合わせて、天皇を神とする世界観を否定したのであった。該当箇所は、以下の通りである。然レドモ朕ハ爾等国民ト共ニ在リ、常ニ利害ヲ同ジウシ休戚ヲ分タント欲ス。朕ト爾等...今日は「昭和の日」(令和5年度版)