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北海道にも古墳があります。8~9世紀前半にかけての築造。本土日本の時代区分では、奈良~平安初期に相当します。※江別古墳群(復元)、北海道江別市元江別 ※各々、一部を引用 古墳時代を象徴する前方後円墳こそ県下にはないが、終末期古墳とよばれる律令国家成立期前後の古墳は、県内にも多数存在する。これは北海道の続縄文文化の系統を引く土壙墓と、南の古墳文化とが融合して出現したもので、小規模な円形墳丘の中に石...
平安時代の行政区分を見ると、北海道(蝦夷地)がありません。では、北海道は外国だったのか? それも違います。北海道に「国」はなかったので。※境界の日本史(p136-137)/森先一貴・近江俊秀/朝日選書983/2019.4.25……本の見開きページをスキャンしてアップしました。検索すれば、ウィキなどで綺麗な画像がヒットしますから、地図の詳細は、そちらでご確認頂ければと思います(_ _)さて、上図は律令制に基いた行政区分、...
「渡嶋」と目にすれば、大抵の人が北海道の渡島(おしま)半島を連想します。ただし、読みは「ワタリノシマ」です。北海道~本州に跨る海峡付近を指しました。 ※引用(改行を加えました) 津軽の北ということから、当然のなりゆきとして導かれる、渡嶋を北海道とする説が、近年の学界では有力である。しかしその前提には、当時の「津軽」を現在の津軽半島一帯にまで広げて考える理解があり、この点についてはさらに慎重に検討し...
東北には、阿部・安倍といった苗字が多いです。奈良時代の後半以降に下賜された臣姓で、その頃は大抵、「阿倍」と書いていました。平安期には、安倍清明で知られるように安倍表記が、江戸になる頃には、阿部表記が主流だったようです。……先に安倍清明(10世紀)を挙げましたが、こちらは中央の安倍。中央の安倍の歴史は古く、後世は陰陽道に生きるようになりましたが、継体天皇の時代以降、急速に力をつけた氏族であると見られてい...
英語の「civilization(文明)」の「civil」。辞書で調べると形容詞で、「市民の・公民の」、「国家の・国内の」といった意味があります。古代ギリシャの都市国家(ポリス)が、解りやすいでしょうか。アテネ(最盛期の人口3万人)やスパルタ(最盛期1万人)。標準的なポリスだと、人口は5000人くらいと見られます。ポリス同士は、互いの国益を巡って激しく戦争もしますが、外敵に対しては一致団結。文化圏としての強い絆があり...
■誰が?何のため?『亀石』・『石舞台古墳』・『酒船石』古代ミステリー(奈良県明日香村)
目次 1 古代ミステリーの地『飛鳥』をポタリング 2 聖徳太子が生まれた『橘寺』 3 巨石を用いた石室『石舞台古墳』 4 『誰のお墓か』はミステリーの一つ 5 誰が?何のために?『酒船石』 1 古代ミステリーの地『飛鳥』をポタリング (写真:『亀石』何の
朝鮮半島・釜山郊外の島にある獐項遺跡から出土した2体の人骨。約6300年前に生きていた人物で、現代韓国人より日本人と近縁でした。※「科学」2022年2月号、p134より(岩波書店)ちょ~っと図が見難いと思うんで、必要な部分を拡大しますね(↓)※「科学」2022年2月号、p134より(岩波書店)、拡大図左上に縄文人のグループがあります。真ん中ぐらいに、現代日本人のグループ。そして、右下には中国(北京)と、隣に南中国。左上に...
■押戸石の丘~謎の巨石群に記されたシュメール文字?~(熊本県阿蘇郡南小国町)
目次 1 謎の巨石群「押戸石の丘」へ 2 「押戸石の丘」までは、細い砂利道が続きます 3 「嘘つきは挟まれる?」様々な巨石群 4 古代シュメール文字が刻まれる巨石 5 見渡す限りの草原と巨石群は一見の価値アリ 1 謎の巨石群「押戸石の丘」へ (写真:「押
4.18 知ってみよう書いてみよう ヲシテ文字(ホツマツタヱ)
いじめ、虐待、不登校、引きこもり、離婚、ネグレスト、DV、依存症、ハラスメント、8050問題…これらが全部、自分の親子関係から、来ていると知っていますか?あら…
播磨灘(はりまなだ)の中央に位置する家島諸島(いえしましょとう)に到着した、狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行。 そこで、四代目先導こと槁根津日子(さおねつひこ)(以下、サオネツ)と出会ったのであった。 前回は椎根津彦(しいねつひこ)(
播磨灘(はりまなだ)の中央に位置する家島諸島(いえしましょとう)に到着した、狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行。 小柄な剣根(つるぎね)が解説していた時、筋肉隆々の日臣命(ひのおみ・のみこと)が、島内の大岩について、自慢気に語ってきた。
日本最古の国営の銅山があった「長登銅山跡」を紹介する施設「大仏ミュージアム」
JUGEMテーマ:歴史「奈良の大仏のふるさと」長登銅山跡の資料が展示してある「大仏ミュージアム」 今回は、山口県美祢市見東町にある「大仏ミュージアム」をお届けします。 ここには、長登銅山文化交流館があり、古代
狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行は、播磨灘(はりまなだ)の中央に位置する家島諸島(いえしましょとう)に到着した。 ここで、本編の主人公、サノが口を開いた。 サノ「前回の予告通り、家島(いえしま)に着いたぞ! 兵庫県姫路市に編入されている
興世姫(おきよひめ)と別れた狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行は、嵐に遭遇した。 そんな危機的状況の中、一行を先導する者が現れた。 二代目(一号)「ンア~。」 サノ「おおっ! 二代目っ! 助かったぞ!」 二代目(一号)は、一行を荒波の
七つ目と八つ目の候補地、無人島の高島(たかしま)と高島山(たかしまやま)の一帯に滞在中の狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行に基づく伝承が他にもあるので、ここで紹介したい。 ここで、長兄の彦五瀬命(ひこいつせ・のみこと)(以下、イツセ)が噛み