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今日11月11日は、「麺の日」らしい。なので、以前から目を付けていた、或る偈頌を紹介しておきたい。静乱不二声聞、喧を厭うて静を求む、猶お麺を棄て餅を求むるが如し。餅、即ち従来是れ麺なり、造作、人に随って百変す。煩悩、即ち是れ菩提なり、無心、即ち是れ境無し。生死、涅槃と異ならず、貪瞋、焔の如く影の如し。智者、無心にして仏を求む、愚人、邪に執し正に執す。徒労にして空しく一生を過ごし、如来の妙頂を見ず。婬慾に了達して性空なり、钁湯鑪炭自から冷しし。『宝誌和尚十四科頌』、『景徳伝灯録』巻29この「宝誌和尚」というのは、我々的には「ニアミスの人」という感じである。何かといえば、例えば、宗門の人に「梁の武帝」というと、大概は、菩提達磨尊者によって「無功徳」「廓然無聖」「不識」の言葉を言われた人というイメージが強いこと...11月11日麺餅の偈頌