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第73回NHK杯2回戦第13局 羽生善治九段 対 豊島将之九段
こんにちは 新人王が決まりましたね。まだ順位戦にも参加されていない新人の上野裕寿四段が棋戦初優勝を飾りました。プロ入り三戦目での優勝は史上最速のようですね。敗れた藤本渚四段もかなり勝ちに近付いた局面があったようで残念だったことでしょう。両者は、井上九段を師匠とする同門の棋士で、今回は兄弟子の上野四段が意地を示したといったところでしょうか。今後も同門同世代棋士同士で切磋琢磨して益々活躍されることでしょう。 news.yahoo.co.jp さて今回は、先日行われたNHK杯2回戦第13局を振り返りたいと思います。2回戦で戦うのはもったいないくらいの対戦でした。対局者を知らずに放送を観ていたのですが…
こんにちは JT杯将棋日本シリーズ準決勝第1局が行われ、藤井JT杯覇者が永瀬九段破り決勝進出が決まりましたね。王座戦から日が浅い中で行われた公開対局でしたが、連戦の疲れも見せずに快勝された印象でした。絶対王者の勢いが止まりませんね。気になる決勝の相手は、11月3日に渡辺明九段と糸谷哲郎八段との対局で決まります。いずれの方が藤井JT杯覇者の連覇を阻むことができるのか注目です。 times.abema.tv さて今回は以前行った後手角換わり早繰り銀の考察を引き続き行っていきたいと思います。前回の考察では、35手目に先手が▲5六歩とする手順を調べましたが、後手もまずまず戦える展開になることを確認しま…
こんにちは 今回は以前行った後手角換わり早繰り銀についての考察を引き続き行っていこうと思います。前回の考察では、22手目に後手が早繰り銀を目指して△7四歩とした手に対して、先手がいきなり▲4五桂と跳ねてくる手順を調べました。この手が成立すると後手が早繰り銀に誘導することが難しいのですが、後手がまずまずの展開に持ち込むことができました。今回は、▲4五桂に代わって▲7八金として後手の早繰り銀を先手が受ける展開を調べていきます。後手番目線の局面を示していきます。 gedankyosha.hatenablog.com 初手から ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7七角 △3…
こんにちは JT杯将棋日本シリーズの渡辺明九段と佐藤天彦九段の一戦が行われましたね。結果は既報の通り、先手番の渡辺九段が勝利されました。後手番となった天彦九段が意表の三間飛車を採用し相穴熊のねじり合いとなりました。近年、先手番の勝ちやすさが良く言われている中、トッププロが後手番での作戦選択に苦心されているのが窺われます。勝利された渡辺九段は準決勝で豊島九段と糸谷九段の勝者と対戦されます。 times.abema.tv さて今回は、新しい戦型の考察を始めようと思います。AI界隈では「角換わり腰掛銀は先手が必勝」となっているらしく、私も最近後手番で角換わりの将棋を受ける気になれませんでした。そのよ…
こんにちは 角換わり腰掛銀の必勝定跡があるそうです。 youtu.be 今後、矢倉、相掛かり、横歩取り、早繰り銀....と必勝定跡が生まれていくのでしょうか。なんとも言えない心境です。普段あまり角換わりの将棋を指さないのですが、巷の様子を見てダウンロードしてみようかと思っています。 今回は、私の対局をご紹介しようと思います。先手番が私です。 初手から ▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀 ▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4三銀 ▲5八金右 △3二金 - 図1 後手は早々に角道を止めて振り飛車or雁木模様の出だしとなりました。こちらは、両方に対応できるような駒組を進めていま…