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spacesis in ポルトガル https://spacesis.blog.fc2.com/

日本語教育メモや帰国子女大学受験体験記も含め、日々の生活を通してポルトガルの魅力を綴っています。

ポルトガルに40年在住しています。二人の子どものトライリンガル教育も終了し、現在はポルトで日本語を教えています。ポルトガル人の夫と5匹の猫と暮らしています。

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ポルトガル
出身
弘前市
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2007/12/10

  • なんなん?暗殺が成功してよかったって、

    2023年4月20日 我が父は岩手県雫石出身で、若い頃は地方競馬の騎手をしていた。家族のわたしたちを弘前に残したきり、自分は雫石に住んで好きなことをしてきた人だったが、歳をとり体重も増え、いよいよ馬に乗れないとわかったわたしが中学生になる頃に、やっとこさ、弘前に来て共に暮らすことになったのである。仕送りもなく、母、妹、わたしの親子三人は弘前の祖母の大所帯の家に同居し、ずっと苦労をしてきた母の姿を目の...

  • ポルト、わが町

    2023年4月16日 このところ、毎日の授業準備と授業とでパソコンに向かって長時間を費やしており、かなり目が疲れているんではないかと感じることがある。かつてはポルトの街をあちこち歩いて、お、こんなところにこんなものが!とか、え~っとあれはこの辺にあるんではなかったっけ?などと独り言ちながら散策していたものだが、その余裕を失ってしまった昨今ではある。初夏のようだった今日、やおらポルトのリベイラの景...

  • 出来ていたことが出来なくなって行くこと

    2023年4月12日 3月の始めころにGG`s(ジィジィズ=我が日本語塾の70才以上の生徒たち)の一人であるマリアさんについて書いた。その時に我が教室の最高齢者アルフレッドさんの話が出たのだが、今日は彼のその後の話だ。「 帰ってきた日本語教室のGG`s」実は3週間前から我が家に通ってきている。ドイツから帰ってすぐレッスンを始めたいと電話連絡をもらった。コロナの4年間、日本語の本を読んだり読まなかったりだった...

  • 東京息子、日本へ帰る&猫

    2023年4月7日「着いたよ」と東京息子からメッセージが入った。イスタンブール経由の昨日の午後の便で再び日本に帰ったのだが、3週間夜は殆ど家にいたためしがなし(苦笑)今日の夜8時ころに到着して明日の午後には大学のオリエンテーションがあるとのこと。もうちょっと余裕をもって云々とは思ったものの、もうそんなことを親が言う年齢でもあるまい。出かかった言葉を飲み込む。すると、ポルトを出発する前日、British Sch...

  • 壊したんじゃない、壊れたんです

    2023年4月4日 先週夕方の日本語グループ授業も終わろうかと言う時、それまで座っていたイスがガタンと音を立ててガラガラ崩れ落ち、生徒からすれば先ほどまでこうだった画面が、突如、こういう感じになったんであります。あれ?先生、どこ?ってな具合(笑) そりゃそうですよ。椅子が崩れ落ち腰かけていた自分も床に尻もちをついたものですから。背板だけ残して見事にバラバラになったイスを前に、ひゃ~、なにこれ!この...

  • 息子のカルボナーラ

    2023年4月2日 ともすれば、いつもの散歩コースを歩くのが億劫になったりします。たかが45分ほどなのですが、授業準備と授業とで時間がとれないことがあります。それと、そそっかしい私の事、雨天の時は滑って転んだりすることも考えられるので歩きません。食料の買い出しもあるし、これに洗濯料理が加わると、あっという間に1週間が終わるように感じるこの頃、後期高齢者の身としては頑張ってるなぁと自画自賛(笑)息子...

  • だんだん分からないかって来ました

    2023年3月31日 しばらく前の晩御飯時、夫が「おい、小説の中のfat(太っている)という言葉を書き換えるんだってよ」と言う。「じゃ、なんと表現するわけ?」とわたし。「enormous(とても大きい)」と夫は答える。enormousだとわたしなどは「巨大な、大力な」を想像するのだが、まぁ、背が高くて太っている場合はそれでもいいだろう。では、fatがみな大きい人ばかりではないからして、「小太りの人」は「太る」を使わず...

  • 5万年前のサント・アントニオ鍾乳洞

    2023年3月28日 我が子たちがまだポルトガルにいた時、何度か訪れたアレンテージュ地方が懐かしくて、「酷暑の夏は行きたくないけど春なんかいいんじゃないかな?んで、今回はGruta(=ルゥタ=鍾乳洞)に行ってみたい」と、珍しく夫に注文しました。通常は、あそこへここへとこちらが言い出すと夫とわたしの間で面倒になることが多いので、もう何年も前から夫が行きたいところについて行っては文句ばかり垂れてきた妻であり...

  • 読書メモ

    2023年3月24日 旅に読み物は欠かせない。今週はポルトガルを南下し息子も同伴で親子3人、2泊三日の小旅行をしてきた。旅行記は後に書くとして、旅で嬉しいのは家事から解放され晩御飯の後はずっと読書ができることだ。画像は昨年11月半ばに日本から持って来た寝しなに読んで来た本9冊なのだが、こんな調子で読書していると、あっという間に読む本がなくなってしまうと心配している(笑)「アメリカの終わり」は2021年に...

  • どうした、ゴロー猫

    2023年3月19日 大河ドラマの「どうする家康」ではないが、我が家のゴロー猫、ほんまに「どうした、ゴロー猫」なのであります。我が東京息子の帰省にあわせてのベッドメーキング後、ゴロー君が息子の部屋に入りびたりになりました。それまでは、ほぼ一日中わたしたちの部屋にいたのです。ベランダに続く部屋なので大きなガラスドアがあり日中はとても日当たりが良い。こんな感じで↓日向ぼっこしてぬくぬくだったんですね。...

  • 春に寄せて

    某月某日冬から春への季節の変わり目は時にグンと気温が下がったりするが、その寒い空気がかすかに春の気配を伝えてくれる。春到来を待ち焦がれる身には、寒さにブルブルッとくる感覚もいいなぁと思う。真っ青な空に木蓮の鮮やかなピンクや白が映える中、車を走らせながら春の訪れに胸をふくらませるのだが、咲けや咲けやの花の勢いはまだ感じられない。東京はちらほら桜が咲き始めたろうか。桜と言えばわたしはつい西行法師を思い...

  • 東京息子帰省す

    2023年3月15日 イスタンブール経由の便で今朝息子がポルトに到着しました。あれを持って来いこれも欲しいと強欲なおっかさんの注文を「了解!」(モイケル娘は「へ~い」笑)と言って頼んだよりも多めの量を持ってきてくれたのは、まっこと嬉しい。スーツケースの中身のほとんどはわたしのものでしたっけ(笑)すまんのぉ、息子。空港から我が家までは車で20分ほどです。息子が旅の荷をほどいた後、近くのレストランで少し...

  • https://spacesis.blog.fc2.com/blog-entry-2743.html

    2023年3月15日 イスタンブール経由の便で今朝息子がポルトに到着しました。あれを持って来いこれも欲しいと強欲なおっかさんの注文を「了解!」(モイケル娘は「へ~い」笑)と言って頼んだよりも多めの量を持ってきてくれたのは、まっこと嬉しい。スーツケースの中身のほとんどはわたしのものでしたっけ(笑)すまんのぉ、息子。空港から我が家までは車で20分ほどです。息子が旅の荷をほどいた後、近くのレストランで少し...

  • 東京息子が帰って来る

    2023年3月12日 「もう準備できた?」と今朝ほどのわたしの問いに「まだぁ~」と息子から返事が来た。 おいおい、出発は明日だよ^^; こやつはいつもそうなんです。ポルトから東京へ帰る時もギリギリにならないとスーツケースに荷物を詰め込まない。結局最後には何とかなって帰っていくんですけどね。なのに、2月下旬から大学の講義がないので、「お~い、毎日何してるの?」と聞くと、「運動、散歩、講座、音楽。退屈...

  • 75歳の5カ年計画、未来計画

    2023年3月11日 5カ年計画がある。ただいま75歳のわたしの、今から5年先までの計画だ。2023年(今年76歳・孫の空3歳) しっかり働いて貯蓄する。帰国はなし。2024年(77歳・空4歳) 喜寿の祝いとして自分に帰国のプレゼント。春に帰る。 できれば故郷弘前に行きたい。同窓生たちにも会えたらな^^2025年(78歳・空5歳) 普通に日本語教室で働く。帰国はなし。...

  • サマーセット・モームとわたし

    2023年3月6日 大阪京橋からバスでしばらく行った所に住んでいた二十歳の頃、わたしは今で言う究極のミニマリストでした。と言えば聞こえがいいが、なんのことはない、お金がなかったのである(笑) 家電家具類は布団を除いては一切なかったが、小さなプレーヤーとレコードだけは持っていました。わたしの生活から音楽を切り離すことは考えられない頃でした。玄関土間に続く3畳、6畳の部屋、それに当時ではめずらしい4畳...

  • 帰ってきた日本語教室のGG`s

    2023年3月5日 マグノリアの花があちこちで開花しつつある。一斉にこの花が咲くのを見て春がきたのだと感じる。野原には人間同様散策する猫も見る。そして、3月2日の夕闇迫る頃、台所のベランダから大きな光を放ち並んで輝いている二つの星を空に見た。 金星と木星の大接近だ。上が金星、下が木星。二つの星の距離は月がすっぽり入るくらいだそうだ。しばしその輝きに見とれる。天壌無窮。今日の本題。85才になる我が友...

  • がんばれ、モイケル娘!

    2023年3月2日 幼子を持つ母親が仕事をするのは大変なことだろうなぁと思う。わたしはポルトガルでフルタイム勤務をしたことがない。まずは哀しいかな、ポルトに来た当時はまったくポルトガル語が理解できなかったので、職を得るなど無理。40数年も前のことだ。ポルトガル社会も今の様に活発ではなかった。何しろ4月25日の無血クーデター、俗に言われるカーネーション革命の5年後にわたしは初めてポルトガルの土を踏ん...

  • 劣化、老害という言葉

    2023年2月27日 近年よく目にしてずっと心にひっかかっている言葉がある。劣化、老害という言葉だ。特に 「劣化」なんて言葉は人に使えるんだっけ?とあまり頻繁に見かけるもので、物に使う言葉だと思って来た自分が間違っていたのかと、改めて辞書を手に取った。わたしが持つ三省堂「新明解国語辞典」には「長年経過したり何回も使用したりして、もとの良い性能、品質がうしなわれること」とある。やはりこれは本来物に使...

  • 40年前の毛糸で編んだセーター

    2023年2月23日 1年がかりでやっと仕上がった孫、空ちゃんのセーター。 ソファに座って編むという時間がなかなかなかったもので、今秋から着られるようにとかなり大きめに編んだ。編み始めたのは去年始めで、このセーターは昨年秋の帰国でポルトガル日本を往復もしている(笑)呑気なものだ。恐らく今どきは入手が難しいであろう100%純毛の毛糸(近頃は綿100%の表示がしてあってもアンゴラが入っている)で、実を言う...

  • カーニバルの朝

    2023年2月20日明日はカーニバル休日です。先週末までいい天気だったのが下り坂になり、やはり例年の如く今年も雨のカーニバルになりそうです。カーニバルはポルトガル語ではCarnaval(カルナヴァル)と書きます。これはラテン語の carnem levare(肉を断つ)から来ると言われ、復活祭同様、移動性休日で毎年その祝日が変わります。季節が夏の地球の裏ブラジル・リオの大々的なカーニバルには足許にも及びませんが、カーニ...

  • フルネームが本に

    2023年2月18日 先週のことだが、分厚い郵便物が届けられた。国内郵便なので夫宛てのものかと思ったら封筒の宛名が自分になっている。ほとんどないことなので、んん?と封筒に書かれてある送り主に目をやると、Ana Rita Ferreiraと女性の名前だ。Ana Rita なんてポルトガルには同名がたくさんいて、我が日本語学習者のなかにも二人ほどいる。授業では名前を指定して答えてもらうので、新しいクラスだとそれぞれの顔と名前を...

  • 私が生きた時代:Always三丁目の夕日

    某年某月某日 我がフラットの台所のベランダから望まれる夕暮れ景色このところいい天気が続き夕暮れが美しい。夕日の切ない美しさには心が少し泣くのです。こんな夕暮れを目にするたびに映画「Always三丁目の夕日」のオープニングタイトルが頭の中で流れます。映画三丁目の夕日 主題曲はこちらで聴けます 今日は昭和時代の過去ブログ記事をあげます。Wikiよりポスタ―は映画「Always三丁目の夕日」です。原作は1955年から19...

  • ジグなし

    2023年2月14日 お金で買えないものを切実に知った、時間の買い戻しだ。ゆえにもう自分の時間の切り売りは少し止めようと思った、などと言っておきながら(ん?言ってない?いや、言った、というか書いたと思う。汗)、あああ、頼まれると断り切れず結局自分で自分を忙しさに追い込んでしまうジグなし。(津軽弁:アカンタレの意w 軸、芯がない。あはは^^;)世界中がコロナ禍にいた中で、このままでは何もかもがダメにな...

  • エマ嬢

    2023年2月12日日曜日は夕方5時から授業が終わるとすぐ晩食の準備に入る。それでその日の昼食はだいたい外だ。日に2回台所に立つのは極力避けたいからだ。2回台所に立つというのは、準備、後片付けをピカっとキチンが光るくらいに磨くのも入れると、さっき昼食の片付けが終わったばかりなのにもう晩御飯の準備なの?という感じなるもので(笑)日曜日はわたしが言う所の日本食レストラン(IchibanとかRinoとか...

  • 赤いドレス

    2023年2月9日 めったにないのですが10年に一度ほどの割でしょうか、ドレスの話を載せることがあります。今日はそれです。ハイヒールを履かなくなった女はもう女じゃない、なんて言った男の人が昔いたが、「腹の出たあんたに言われてもなぁ」と心中思ったものだ。こんな女がいい、なんて人前で口に出す男は自分のことが見えてないんだろな、で納得することにした(笑)その男性が女かどうかの物差しにしていたハイヒールと...

  • 呵々大笑

    2023年2月8日 本日は思い出話です。プンプンしていると、気持ちがささくれだって来ます。こういう時にわたしがするのは、子供たちが日本へ行った最初の頃に聞かされた数々の面白話を再読することです。日記の年月を遡笑っているうちに嫌な気分も少しは失せるという訳でして。以下。もうかれこれ一昔以上も前になります。初給料なるものを手にした我がモイケル娘、げへへへ、とスカイプで喜んでおりました。今月だけは諸費が...

  • モイケル娘の社会復帰

    2023年2月6日 あはは、約半世紀ほども前になるのだが、ポルトに来て最初の6年間は子育て、家事一筋のいわゆる専業主婦の毎日だった。それでも、当時、私は既に日本語を教え始めていて生徒は一人(笑)。ブラジルからポルトガルに嫁いだ年配の素敵な女性で、彼女は週に一度、ポルトから離れたPovoa de Verzimから電車に乗って通ってきたものだ。我が東京息子が6歳になったころ、ポルトガルに日系企業がたくさん進出するよ...

  • いつの間にかヤラレテタ

    2022年2月5日 久しぶりにチーズケーキを作った。わたしのはべークトチーズケーキと言ってスポンジが固めだ。 この3分の1はいつも夫を通して近所に住む義兄に届ける。焼き型に流し込む前に生地にホンの少しだけわたしはポルトワインを加える。ポルトワインは我が家では常備のスピリッツであり、ウイスキー等と共にリビングのキャビネット棚の中に入れてある。赤矢印のつまみを持って戸を手前におろすと出てくる。さて、生地...

  • すわ!悪夢再来か!

    2023年1月31日 終活ばっか考えとってもしようがおまヘン。夕べなんぞそれで寝付かれなくなり久しぶりに催眠剤に頼ったものの、それでも時間がかかり寝付いたのは多分午前1時過ぎだと思われ。床に就いたのは10時過ぎだと言うのに、です。で、いつもはわたしの方が7時前と起床が早いのに今朝は夫が先に起きてました。ベッドサイドテーブルに置いてある時計に目をやると、うは!もう8時半過ぎてまっせ!今朝は10時半の個人レッ...

  • 夫の終活2

    2023年1月29日 夫の終活2なにもこんな寒い季節に車庫で断捨離しなくてもいいんじゃないの?と思うのだが、なにも言わないでを置くことにしている。近頃の義兄を見て思うことがあったのだろう。我がモイケル娘が生まれるにあたり、6年間同居してきた義母の家から引っ越ししたのは、1986年のことだ。以来、義母が寝たきりになったときも含めて亡くなるまで毎晩食が済むと義母の家を訪ねた。彼女が亡くなった後は義兄が...

  • 夫の終活1

    2023年1月28日 夫の書斎に書棚が三つあるのだが、そのどれにも上に大きな空き箱がのせられている。大きすぎて棚からはみ出ているものもある。コピー機とか電子レンジが入っていた箱だ。夫の書斎だから、わたしがとやかく言うべきではないのだが、何かの用事で書斎に入ると上でドッカとエラそうにふんぞり返っている箱が目障りでしょうがない。で、つい言いたくなる。「あの箱、何に使うつもりなの?」と。終の棲家はこのフ...

  • ポルトの街-新しいブリャォン市場に思うこと

    2023年1月26日久しぶりに真っ青な空を見せた天気に誘われて、夫と二人ランチがてらダウンタウンに足を向けたある日。夕方にはもう一つ授業が控えているので多少急ぎ足だったが、改築で4年以上も閉鎖されていたダウンタウンのブリャォン市場がしばらく前にオープンされたと言うので、それを見たかった。私がポルトに来た1979年(!もう44年も前になる!)当時、スーパーーマーケットもハイパーマーケットも、勿論ショッ...

  • 便利なアプリだけど

    2023年1月21日 しばらく前からこれでもダメかこれでもアカンか!とスマホアプリの使い方に苦戦している。これまで日本語学習者用に短編小説を使うときには小中学校の教科書や手持ちの本の中から選び、それをコピー、スキャン、PDFにして生徒に配布してきた。そのためにはスキャン機能を備えたコピー機が必要で、我が家にあるのがそうなのだが、もともとは夫の仕事用だった。それがいつの間にかわたし専用になっている書に...

  • ポルトガルの教員ストライキ

    2023年1月18日 このところ、ポルトガルでは公立学校の教員ストライキが大きな問題になっています。「STOP=Sindicato de Todos os Professores全教職員組合」の呼びかけで、給料値上げと待遇改善を求めて、数千人から数万人(取り上げるメディアとSTOPが伝える数字に差)の教職員が各地から参加し、リスボン、ポルトなどの主要都市で大きなデモになっています。このデモは昨年12月に既に始まっていて、多くの学校は閉鎖さ...

  • 生きとし生けるもの

    2023年1月17日 さぁ、洗い物をして朝のオンライン授業の準備をしなくちゃ!と水道の蛇口を開けようとしたら、台所のベランダの外を数羽のスズメたちが騒がしく飛んでいる。あっ!今朝はバタバタしていてまだエサをあげてないんだった。近辺のスズメたちは、ここの窓辺に来るとなんとかエサにありつけるということを知っているのだ。昼近くまで餌を置きわすれて居ようものなら、その中の勇気ある1、2羽が窓辺の洗濯物干し...

  • ボ、ボーナスもらった!

    2023年1月12日 初級から中級まで、我が日本語教室は相棒のOちゃんと開講して12年目に入る。教室の宣伝はほとんどしていない。我がYY-Nihongo Jukuは大使館サイトでポルトガル国内の国立大学コースの下にひっそりと(笑)名前が掲載されているのと、あとはFace bookにサイトがあるくらいだ。それでも、口コミなどで申し込みがあり、厚かましくもウエイティングリストなるものを作り、1年ほども待ってもらう生徒さんも結構...

  • 一冊の本が与えるもの

    2023年1月11日 先日、日本から小包みが送られて来ているとCCT(ポルトガルの郵便局の略称)から手紙で連絡がきた。受け取るには更にCCTのウェブサイトにアクセスして内容申告をし、現物の値段と郵送料を加えた合計金額にかけられる税金を払って後、やっと配達されることになる。送料も徴税対象とは、恐れ入り谷の鬼子母神!あきれてしまった。送り主の名前で内容がカレンダーだと分かったのは、毎年その知人が送ってくれて...

  • メトロ駅に川の如く流れ入る豪雨

    2023年1月9日 先週の金曜日夕方6時からの日本語グループ授業を皮切りに、今年もオンライン教室が始まりました。グループ授業が毎年一クラスずつ増えてきて、今年は5クラスになりました。土曜日は既に3クラスあり、これ以上はわたしの体力が持ちません。日曜日には夕方の中級クラスがあり、さすがこれ以上はスケジュールに入れられない。夫から不満が出そうです。それで、一クラスを金曜日の夕方に移してみました。つまり...

  • ポルトガル語と英語に再挑戦してみる?

    2023年1月5日 クリスマスも過ぎたある日、「Yuko, I need to see you!」とマリアさんから固定電話に連絡があった。 マリアさんというのはポルトガル人の友人であり、長年の日本語生徒さんでもある。今年は85才にもなろうかと思うのだが、年の差関係なく妙に気が合い、日本語授業中に時に脇道にそれて、話題にお互い意見を言い募ることになったりする。気が合うのだから意見も似通っていることが多い。わたしは彼女の気取...

  • 3年ぶりに他人を家に入れる

    2023年1月3日 「紅ショウガ、どこで手に入るか知ってますか」と、元日本語生徒のH君からメッセージが入ったのは数カ月前だ。紅ショウガじゃなくて寿司についてるガリこと甘酢生姜じゃないの?と返信すると、日本では焼きそばについてると言うので、やはり紅ショウガだ。ガリの瓶詰が売られているところは知ってるが紅ショウガはポルトでは見たことがない。 H君は数年前ワーキングホリデービザで1年間日本にいたことがあ...

  • 2023年元日、荒天のポルトから

    2023年1月1日 新年明けましておめでとうございます。みなさまにとっていい年になりますよう願っております。ポルトを含む北部都市は大晦日の夜から年明けにかけて荒天の注意予報が出され、各市は準備していた3年ぶりのイベント、花火打ち上げ、野外コンサート等を全てキャンセルすると言う前代未聞の大晦日になりました。元日の今日もずっと雨ですが、料理係に天候は関係なしです。例年は夫と二人の元日昼食なのですが、今...

  • ひぇ~、から!

    2022年12月29日 今年も余すところ数日、先週から行くの行かないのとグダグダ決めずにいたYY塾忘年会、昨日のレストラン昼食に行ってきました。なに、YY塾忘年会ったって相棒のOちゃん夫妻と我らサントス夫妻の4人ですばい(笑)コロナ禍で、北部日本人会がこれまで毎年主催してきた日本人会新年会ももう3年なし。わたしにとっては同じ国の人たちとの接触が全くなかったということになります。相棒のOちゃんとですらこの...

  • 3年ぶりに義姉宅でクリスマス昼食

    2022年12月28日 来る日も来る日も雨、25日のクリスマスもそうでしたが、その日の昼食はアベイル市の義姉宅に集合でした。恒例のことでしたが、コロナ禍の2020年以来3年ぶりのクリスマス昼食会でした。いつの間にか巻きずしは前菜に定着し、わたしが持って行くのが習わしになっていました(笑)25日は早朝に起床して、卵焼き、かんぴょう、ニンジンとシイタケの甘煮、スモークトサーモン、缶詰のツナ、アボカド、それ...

  • 気がつけば13年になったYY日本語塾

    2022年12月24日 例年ならば新しい日本語コースは9月から10月にかけて募集し、10月末に開始するのですが、今年はその時期に帰国していたので、募集時期を11、12月にずらし今回の新コース開講は新年からとしました。そんなわけで、このところ申込者との連絡等で少しバタついているこのごろです。相棒のOちゃんとのYY日本語塾は2019年以来(コロナ禍以来)、Zoomでのオンラインコースです。理想は一クラス5人ほ...

  • 住所不定、フジオ君とCasaco Rico

    2022年12月21日 ポルトを2か月近く留守していて、帰っての楽しみに飼い猫のゴローに会えるのももちろんそうではあったが、わたしが毎日欠かさずエサをあげていたノラ猫2匹との再会だ。わたしの留守中は夫が頑張ってその2匹の面倒を見ていたようで時々猫たちの画像を送ってきていた。が、仕事のある身だ、自宅で仕事をしているわたしのように、外で猫たちが待ち構えているかいないかとしょちゅうベランダから覗いてみる...

  • 春はあけぼの

    2022年12月18日 帰国するなりのコロナ感染で酷い症状ではなかったもののずっと体調すぐれず咳も多かった。もしフライト当日に調子が悪くなり飛行機に乗れないことにでもなったら大変だと、ポルトに帰って来る10日ほど前からは用心してできるだけ体を休めていた。11月のその期間に75回目の誕生日を迎えた。息子と娘からは、その日にどこかで食事しないかと誘いがあったのだが、気持ちと「誕生日おめでとう」の言葉を...

  • 猫に小判ならずネコに差し歯?

    2022年12月15日 5匹も猫を飼っていると色々なことがあるものです。4匹を見送り今でこそとうとうゴロー君一匹だけになってしまいましたが、今日はそのゴローの話。一番若いゴロー君が右上の牙が抜けそうでなかなか抜けません。牙はかなり下にさがっていて、下の牙と噛み合わず口を閉じることができないらしく、えさを食べようとすると触れるのが痛いのだろう、食べなくなっていました。それで気が付いたのだが、口を閉じ...

  • 電気がない!

    2022年12月14日 5匹の猫を飼っていたころの話。夫もわたしもシャワーは朝党です。お湯は我がフラットに備わっている電気が沸かす小さなタンクから給湯されるもので、使える量に限度があります。温度が高い夏はともかく、寒い冬は二人の人間が続けてシャワーを浴びるのは、お湯が途中かぬるくになってしまう可能性大で考え物なのです。なるべく2人のシャワーがかち合わないようにと気を配るものの、ままぶつかることもあ...

  • クリスマスの贈り物談話

    2016年12月13日 毎年のことだが、この時期の悩み事にクリスマスのプレゼントの買出しがある。家族を始め、クリスマス祝いに集まる親戚の大人子ども、名付け親であればその子どもたち、それに常日頃お世話になっているお医者さん、お手伝いさんもいる。日本宛てに、テーブルワインを送るなどすると、中身より送料の方が高いということがざらにある。サービスは悪いが送料は高いポルトガルだ。プレゼントはもらったら喜ばれ...

  • むりやりタイム

    2022年12月12日 ポルト、リスボンはこのところずっと雨です。リスボン近郊は洪水に見舞われているところもあり、12月の書き入れ時だというのに苦労している商店街もあるとのニュースが流れています。してみればポルトもドウロ川数か所にダムが建設される以前は、雨期の12月には毎年のように川の水があふれ出てリベイラ河岸は大変だったものです。雨降る中の人混み、クリスマスの買い物客で埋まっていたサンタ・カタリナ...

  • 黒茶屋(2)・再決心

    2022年12月9日築300年と言われる黒茶屋での食事は10月末日。四季によってメニューが変わるそうだ。わたしがお願いしたのは「あじさいコース」で品書きは下の通り。食べるのと話すのに夢中で品書き通りに運ばれた献立の全ての写真を撮りそこなったのが残念でもある。先付として最初に出された、カシューナッツがのった「勾玉豆腐」 これは美味しくて、お土産に持って帰った。次の前菜かごの上には季節がら黄色い楓が添...

  • 黒茶屋(1)

    2022年12月7日今回の帰国で2か月近くも滞在したが、故郷の弘前や親友みちこのいる関西、都内の見知らぬ場所など行こうと思っていた所には殆ど行けかった。これもそれもコロナに感染したせいである。が、一か所、ここは何とかして行ってみたいとポルトにいた時から目星をつけていたのが、東京都あきる野市にある山里懐石料理の「黒茶屋」である。平日の人が多くないであろう日を選んで、妹夫婦を招待して行って来た。と言っ...

  • 師走 & PK戦にまで持ち込んだ日本チーム

    2022年12月6日 授業の準備をしながら横目で見ていたワールドカップの日本対クロアチア戦は、同点で延長戦死闘の末PK戦持ち込んで敗れた日本チームでした。120分の延長戦で日本チームの疲労が見られましたが、PK戦ではその疲労が影響を及ぼしたのではないかと見ています。しかし、クロアチアを相手によくまぁPK戦にまで持ち込んだこと! 上は試合後、日本のサポーターがいる客席に向かい深々とお辞儀する森保監督。こ...

  • ポルトの穴場:ミラガイア地区

    2022年12月5日やっと時差ボケから解放されそうです。が、週末、帰国後最初の日本語教室4クラスの授業と、クリスマスツリーの飾りつけで多少疲労気味、今朝5時ころには飼い猫ゴロー君がニャゴニャゴいいながらベッドにもぐりこんできて、これまでならすぐにベッドから出て行くのに、珍しくわたしが起きだす6時くらいまで、ご滞在でございました。ゴローは御年16歳、人間でいえば80歳ほどだといいますから、お前も飼い...

  • ワールドカップ決勝トーナメント進出、日本おめでとう!

    2022年12月2日 夫はベンフィキスタ(リスボンのフットボールチームBenficaファンのこと)ゆえ、TVで試合をよく見ます。だいたいが晩御飯の時間にかかるので、興味のあるなしに関わらずおのずとわたしも一緒に見ることになります。スポーツ音痴のわたしがにわかファンと自ら称して見るのが国対抗のサッカー世界選手権大会、ワールドカップです。自分の国って応援したくなりますよね。特に国外にいてはわたしの国「日本」と...

  • ポルトガルの独立回復記念日って?

    2022年12月1日 ポルトに帰って1週間になるが、未だ時差ボケだ。冬時間のポルトガルと日本の時差は9時間ある。夏時間の8時間差に比べるとたった1時間の違いなのだが、これは時差ボケ解消に結構影響するのだろうなと思っている。夜は早くから睡魔に襲われ、晩御飯を作っても自分は食べなかったり後片付けをいい加減に済ましたりして8、9時にそそくさとベッドにもぐりこむ。何しろ眠いと言ったらない。そんなんだから、...

  • 日本語授業準備とビジネスクラスの食事

    2022年11月30日 11月末日、朝4時5時に起きだして、今週末から始まる日本語授業の準備をしている。こんな早朝の起床は何もそのためばかりではなくて、実は時差ボケでもある。帰国準備も入れて9週間もの間、中級クラスを除いては全てのグループ、個人授業を同僚のOちゃんにお願いしていたので、引継ぎにえ~っと、と苦労しているのが実情だ。帰宅して3年ぶりに行って来た日本の思い出に浸ってる間もないのでありまする。...

  • 3年ぶりの帰国からBack&ビジネスシート

    2022年11月28日 25日昼にポルト到着以来、食事をとる以外はひたすら眠りをむさぼっていた三日間でした。日本からポルトガルに飛行するというのは、わたしにとっては過去の時間を遡る感じがするで非常に疲ます。そういう時は着いて後ひたすら眠るに限ります。ということで、ただいま7週間の日本滞在から帰国しました。今回はオミクロン感染とその後遺症とで体調不良になり、7週間の3分の2を滞在先の妹宅で過ごす羽目にな...

  • 日本滞在記

    2022年11月17日 2週間も更新なしでした。ユーコめ、コロナから回復していよよとばかりに遊び歩きブログ更新の暇もないのかとお思いの方もありかや。が、とんでもござらん。子供たちや孫に会っていた2週間後に再度気分優れず発熱。咳が酷く、ぎょえ!再び感染か?とあわてたのでありました。聞く話によると、最初の感染一ヶ月後に再び感染したと言う人もいるとのこと、その日から数日また部屋に閉じこもり、簡易検査で陰性を確認...

  • 日本滞在記

    2022年11月3日 日本滞在記朝のウォーキングを始めて3週間近い。大部体調がよくなったが長時間の外出は疲れやすく気合いを入れないといけない状態ではある。この分だとポルトへ帰る頃に完全リカバーとなりそうだ。が、軽井沢など車で移動できる範囲内の町を訪ねている。この月曜日には、ポルトにいた時偶然見つけた「あきる野市」と言う小さな町にある「黒茶屋」なる処で懐石料理を楽しんできた。所沢から高速をはしること1時間ほ...

  • 日本滞在記

    2020年10月30日 朝の散歩道は通学路になるので、週日だとたくさんの中高校生に出会う。東京息子も我がモイケル娘も夏休みを利用して3週間から1カ月ほどこの区域の小中学校に体験入学させてもらったものだ。お化けトンネルを通り抜けると目の前に柵で囲まれた原っぱが広がる。ついこの間まで草が茫々と伸び放題になっていたのを市がきれいに草狩りをしてくれ、原っぱにある小さな人工川が姿を現した。ここには青さぎが一羽飛んでく...

  • 日本滞在メモ

    2022年10月28日 コロナ感染から完全回復とまでは行かないが40分ほどのウォーキングを毎朝続けられるようになった。若い甥たちは発熱もなくすっかり通常の生活に戻ったようだが、わたしと妹はしつこい後遺症に悩まされている。妹は喉の痛みと鼻詰まりが酷く、夜眠れないこともあるようだ。わたしの方は腹に力が入らないと言うか、自分の話す声が上ずっているのと、息切れが残っている。が、日がなぼぉっとしている訳にも行くまい。...

  • あとを引いてます

    2022年10月22日 せっかくの帰国、早く陰性になりこの自粛生活から解放されたいと気が急いて、夫には感染後7日目に当たるであろう15日に簡易テストをしろと言われていたのに待ち切れず。前日の14日に試してみると陽性が表示されてガックリ。症状が出た日を0とし翌日から1週間か10日はまだ人様に振りまく可能性があるとのことだ。15日朝、どうか陰性でありますようにと祈る気持ちで再検査をすると、ハレルヤ!陰性表示がなされた...

  • コロナ感染自宅療養記2

    2022年10月14日帰国して今日で10日目だが青空がかいま見られたのはたったの一日だった。ずっとどんより曇った空をベッドの側の窓から見上げているのは気が重くなったりする。人間、食べられて寝られればいいと言うものでは決してないな。どんなことにしろ働けると言うのは実に素晴らしいことだと、この3年間のコロナ禍状況下で実感した。「東京に空がないと言う」ふと、高村光太郎の智恵子抄にある一節が浮んだ。あだたら山の上に...

  • つかまっちまった!

    2022年10月12日 4日午前3時半に起きてポルトの空港からフランクフルト経由で帰国しました。今回は体力に自信がなかったため思い切ってビジネスクラスを利用しましたが、やはりそれなりに心地よい旅でした。が、3年ぶりの帰国なのに嬉しくもないコロナにつかまってしまいました。実のところ目下自宅療養中で、妹宅の一室に閉じこもっております。着いた日と翌日の温度差が10度!少し寒気とのどの痛みを感じたため、ポルトから念の...

  • 中川君のブロマイド

    某月某日 テスト投稿自身はそれに染まりませんでしたが、20歳の頃の大阪京橋時代、まわりには上に素人と名のつく、演出家、役者、シナリオライター、作家志望と、演劇関係の知り合いがたくさんいました。そしてわたしはその中で、いつのまにか、これまた上にへんちくりんなものがついて「自由人yuちゃん」で呼ばれていたのです(笑)どこが自由人か、と問いますと、常識の枠にとらわれないで行動するからだそうで、褒められてい...

  • 帰国を前に気になること

    2022年10月2日 あっという間に10月に入っちゃいました!依頼の1月号雑誌記事も送付済み、日本語授業も先週金曜日で終え、とりあえずこの週末から友人のOちゃんに代理授業をしてもらうということで、いざ、帰国準備なり。旅行かばん二つは、思いついたときに持って行くものをポンポン放り込めるようにと大分前から息子の部屋のベッドの上に開いて置いてあるのですが、これに困ってるんですね。旅行かばんを広げた日から...

  • 本が届かない&孫、噛まれる

    2022年9月30日 あと4日ほどで帰国する。そこで、しばらく前に我がモイケル娘に日頃から買いためてもらっている書籍の中から、機内で読むつもりの文庫本2冊を送って欲しいと頼んだ。わたしはこうして帰国した時に買いためてもらったのと自分が書店で買った本とをポルトガルに持ってくるのだ。くれぐれも小包風にはするなよと依頼したので、彼女は一冊ずつ別々に封筒に入れて送付したようだ。と、4日ほど前の事、リスボン...

  • The Long Goodbye

    2022年9月28日昨日は朝5時に起床、パソコンで安倍元首相の国葬儀ライブを見ていました。一般献花には行けないので、わたしはデジタル献花プロジェクトサイトでしてきました。興味のある方は下記までどうぞ。9月30日までできるそうです。安倍元総理デジタル献花プロジェクト (offering-flower.com) https://offering-flower.com/日本の立ち位置を国際的に一気に引き上げてくれた安倍氏には3度目の首相をしてほしかった。...

  • 野分

    2022年9月23日今日から秋です。日本は3連休ですが、台風15号が発生し新幹線も止まったりしているようです。わたしは来月4日早朝にポルトを出て、順調に行けば翌日5日の朝8時過ぎに羽田到着です。すでにMySOS登録済みで無事「青色」が提示され、七めんどくさい手続きが済んでほっとしているところです。「んもう!75歳になる年寄りにこんなことさせないでよね、日本政府!」と内心ののしりながらスマホとにらめっこでし...

  • 好奇心とどんぐり

    2022年9月21日 25カ月になる孫娘ソラは好奇心旺盛のようだ。10月始めの3年ぶりのわたしの帰国で孫娘とは初対面するのだが、モイケル娘に「おっかさん、ソラは手ごわいぞ」とおどされている。息子と娘の我が子二人を育てたわたしだが、今振り返ってみればかなり育てやすかった子どもたちだったと思っている。息子は多少破天荒もどきではあったが、「手がかかる」などと思ったことはない。モイケル娘にいたっては、しつけ面で...

  • ルロワ01(Leroy01)

    2022年9月14日 昨日も今日も小雨のポルトです。秋が駆け足でやって来そうですが、みなさま、ご機嫌はいかが?さて、一時期、ポルトガルのシントラ(リスボンの近く)という町の散りばめられてあるシンボルに興味を持ち、これまで何度も通ってきました。そのシンボルの意味を探るのがわたしの趣味のひとつでしたが、そうこうしているうちに日本語教室の仕事が多忙になり、シンボルをネットで探る時間もなくなって、そのまま...

  • 人生いろい~ろ チャチャチャ

    2022年9月12日 ポルトガル語が皆目分からなかった頃、それせも少しずつ耳は肥えていき、なんとなく話の内容が想像できるようになり。この段階までの夫のポルトガル人仲間との食事会はちっとも楽しめませんでした。話に加われず、「Sim(ええ)」「Não (いいえ)」「Mais ou menos(まぁまぁ)」の三語以外は黙々と食すのみです。何しろ4時間くらいは続く食事会、「早く終わってくれ~」と、心中叫んでいたものです。そ...

  • 息子が帰り、そしてわたしは・・・

    2022年9月11日 毎朝7時過ぎに半時間くらい家の近くを歩いている。仰ぎ見る真っ青な空も樹々の葉も空気も、秋の気配です。エリザベス女王陛下の崩御、チャールズ3世国王陛下のご即位、その前にはペレストロイカを推し進めたゴルバチョフの逝去、我が国の安倍元首相の暗殺と、私たちはいったいどこへ向かっているのかと、せんないわたしが考えてもどうなるものではないのですが、世の中のこれらの流れに希望よりも不安が重...

  • 荻の上風 萩の下露

    某月某日早朝、近所を歩くと、早や秋の気配を感じます。今年は夏が短かった。ロシアのウクライナ侵攻で、ガスや電力が心配される欧州です。南欧のポルトガルは、ドイツやフランスと比べ多少暖かいとは言え、今年は厳しい冬になりそうです。今はいったんそれを置いて。秋になるとつい思い出される歌の話を。Wikiipediaより君がため 惜しからざりし命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(君のためなら命さえ惜しくないと思ったが、...

  • 息子のバンドコンサート出演

    2022年9月7日 日本から帰省中の息子は自分の生活のリズムをこちらに合わせる気は全くない(笑)招待なくしていつでも行きたい時に行くことができる場所、ドアに鍵を差し込んで断りなくそのまま入ることが出来る場所、将来に何の憂いもなかった子供の頃の時間が置かれた場所、それが両親の家というものなんだろな。そう思って意見がましいことはもう云わない。好きな時間に起きシャワーを浴びて朝食を自分で作りジムへ行く。...

  • 親子二代で女子が「ボク」

    2022年9月2日 この4月から、孫娘のソラちゃんを保育園に預けて、将来の本格的な仕事の準備とて、自宅でパソコンを使用した簡単なパートタイムをしている我がモイケル娘だが、この5か月間、実際にソラちゃんを保育園に預けられたのは半分くらいなのだそうだ。熱があったり、手足口病になったりと月の半分は休むことが多かったので、仕事も半分しかできなかったようだが、それでなんとかさせてもらえるだけでも幸運だと思う...

  • グラナダの詩人:ガルシア・ロルカ記念館

    2022年8月30日 どこの国でも 死はひとつの終わり死が来て幕はとざされるだがスペインではちがうスペインでは幕がひらかれるのだ (ガルシア・ロルカ) 残酷な時代はいつでもどこにでもあります。グラナダ生まれの詩人、劇作家ロルカが生きたのはスペインのそういう時代でした。ロルカが自分の早期の死を予期していたかどうかは分かりませんが、彼の多くの詩には死を追悼するのが多いように思われます。ロルカは死によっ...

  • 今年の我が家の夏休みは・・・

    2022年8月26日 月曜日から本日木曜日まで、私たち夫婦と東京息子の3人で、アレンテージュのエヴォラ(注意:エボラ熱とは関係なし。こちらはEvora、エボラ熱のほうはEbola)とリスボン近くのリゾート地セジンブラを訪れる予定だった。飼い猫のゴロー君とノラ猫フジオ君のエサやりは、お手伝いさんに頼んだし、翌日には簡単な旅行準備をしないといけないな、めんどうだなぁ、なんて心の片隅で思っていた土曜日夜の事。夫...

  • イスタンブール経由ポルトガル行き

    2022年8月23日 コロナ禍以前のことだから、4、5年ほど前だろうか、息子の友人がトルコ航空でポルトにやってきたことがある。東京からイスタンブールで乗り換えポルト空港に到着したのだが、預けた荷物がロスト・バッゲージになったのである。翌日、届いたもののロックされたバッゲージがこじ開けられようとした形跡があった。こじ開けは成功しなかったようだが、受取人はがっかりしていたものだ。そのケースを思い出した...

  • 忘れてしまったもの

    2022年8月19日 大東亜戦争が終わって今年で77年になります。わたしは終戦2年後の1947年生まれですから、貧しかったころの日本を多少知っています。今のわたしたちの幸せは、過去の歴史で命を落とした人たちの犠牲の上に立っているものだと、わたしは思っています。日本のバブル景気間(1986~1991)は既にポルトガルに住んでいましたから、その恩恵を受けることもバブル崩壊後の喪失感に襲われることもありませ...

  • 3年ぶりに東京息子を迎える準備

    2022年8月17日 7月の一時期こそ気温が30度を超えたが、8月に入るとポルトはずっと暑くならず、毎日最高気温が25度以下、吹く風がとても涼しい。ニュース欄を見ても碌なことがなく、安倍首相暗殺から一か月以上経つが、一体我が母国はどこへ向かおうと言うのかという大きな不安が頭を持ち上げてくる。日本の先頭を行く今の政治家たちは我々をどこへ向かって引き連れているのか分かっているのだろうか。海外に住むわたしが...

  • 異国でのお盆

    2022年8月12日 戦後2年目にしてわたしは父の故郷である岩手県の雫石に生まれたのですが、子供時代から高校を卒業するまでのほとんどを青森県の弘前(ひろさき)で過ごしました。時々、その弘前での18年の日々を思い出すのですが、最初に浮かんでくるのは、「我が家は一貫して貧乏だったなぁ」と同時に、けれど、その貧乏も当時はなんて当たり前であったことか。貧しかった人が多かったのです。大変だったろうがのどかな時...

  • たそがれ優兵衛(ゆうべえ)3

    2022年8月9日 今日は自分用のメモ、そして、目下子育てでてんやわんやの我がモイケル娘が年老いる日が来るであろう、その時に、このブログを読み返して、「そう言えば、おっかさん、6、70代にこんなこと、あんなことが身に起こったと書いてたなぁ」と思い出し、参考にしてもらえたらいいなと思いながら綴ります。65歳を過ぎた頃であろうか、プラスティックボトルの蓋を開けるのに難儀するようになった。元来、握力が弱...

  • 懐かしき縁側

    2022年8月6日 しばらく前にモイケル娘が送ってきた2歳の孫娘ソラちゃんの写真を目にし、いたく懐かしい思いにかられ、気に入りの一枚になった。 何が懐かしかったかと言うとこの縁側である。週末に親子3人で古民家が見学できる町を訪れてきたと言う。庭を目の前に、縁側に座った孫の姿の可愛らしいこと!この写真でおのずから幼い頃に住んだ祖母の家を思い出した。弘前下町の祖母の家に、母と二つ下の妹と私の母子3人が...

  • 「ラスト・エンペラー」とコオロギ

    2022年8月3日 日中テレビをつけることはあまりないのだが、今週はたまたま月火水と続けて日本語授業がなかったので、ここ数年しているとぎれとぎれの断捨離なるものに取り組んで、ソファに座ってコーヒーで一息入れようと、珍しくテレビをつけたのが昨日のことだ。眼に入って来たのは、1987年公開、アカデミー賞を総なめにしたベルナルド・ベルトルッチ監督の「ラスト・エンペラー」終盤近くだった。ラスト・エンペラー...

  • 七十路半ばのポルトガル語

    2022年7月31日コロナ禍以来、わたしのポルトガル語学習はストップしたままだ。日本語授業は、ポルトガル語で説明するのだが、決まった語彙決まった文型を使用するので、学習を止めてしまうと新しい語彙が増えなくなる。母国語の日本語だってこうしてブログやたまの雑誌記事依頼などで書くには書くが、話す機会となると、スカイプを通してモイケル娘や時折東京息子、そして2週間に一度の妹との電話会話くらいである。Dias先...

  • 浦島太郎の玉手箱

    2022年7月28日 日本から郵便物でも送られて来ようものなら、とにかく通関税をかけようとするポルトガルの郵便局だ。今では公民連携事業となった郵便局だが、サービスは以前と比べ格段の差で悪くなった。それについては、再度書くとまたもや腹立たしくなってくるので、興味のある方は下記にてどぞ。https://spacesis.blog.fc2.com/blog-entry-2592.html「やっとこさの東京息子からの贈り物」そういうポルトガルの郵便事情な...

    地域タグ:弘前市

  • 在住生活44年目に:文化の衝突

    2022年7月26日 古い日記にこんなことを書いている。―それにしても家の中の静かなこと・・・モイケル娘、または息子がいる、寝ていると分かっての家の静寂と、もうおらんのだ、日本へ帰ったのだ、の静寂は大違い。「お~い、いつまで寝とんのよ~」「ちょっとくらい部屋整理して!」「整理のコツ!使ったものはすぐもとあった場所に戻す!」「テーブルセッティング、早よ、せ~」(昔からこれは夫、もしくは子供たちのルー...

  • 今も昔も

    2022年7月25日 ずっと意気消沈の日々でした。身内でもない政治家の死去にこんなに胸が痛み、写真を目にするたびに落涙しそうになるとは。安倍元首相も志半ばであったろうと思います。して見れば、表面上はジャーナリストたちに騙られ無念の自死を遂げた中山昭一氏のことが思いだされます。今でもネットなどで写真に遭遇すると、さぞかし無念であったろうと思わず目頭が熱くなります。今回の安倍元首相に件は海外メディアで...

  • コスタ・ノヴァ、縞々の家

    某月某日アヴェイロ市の南にあるピラミッデス運河にかかる橋を渡ると、海岸通に並ぶストライプ、縞々模様の家並みが開ける。Ria(リア=河口)のこの一帯は19世紀に開発が始められ、Costa Nova(コスタ・ノヴァ。Costa=海岸 Nova=新しい)、正式には「Costa Nova do Prado」と呼ばれる。何度か訪れており、人さまの家にカメラを向けるのはいかがなものかと思いながらも、可愛らしさについ。縞模様はかつて漁師たちが魚を保存し...

  • ポルト:真実の門 Arco das Verdades

    某月某日「Arco das Verdades」への道は、Séこと大寺院の左横の小さい通り(Rua Dom Hugo)を入ります。この通り右手のGuerra Junqueiro博物館を通り過ぎると写真に見るように左に狭い石段の道があります。背後に見えるのは大寺院の一部。石段の途中にある古い共同水道。そしてArco das Verdadesが目の前にありました。写真から分かるように家が門にしっかりくっついており、こういうのは許可がでてるのかなぁ、と思ったり。一つ思...

  • サンタ・カタリナ通りのCapela das Almas(アルマス礼拝堂)

    某月某日ダウンタウンをポルトガル語では俗にBaixa(=バイシャ。下の意味)と言います。 そのダウンタウンの目抜き通りが歩行者天国のサンタ・カタリナ通り。わたしがポルトに来たばかりの40年ほど前は、ショッピングと言えばこのサンタ・カタリナ通りでした。特にクリスマスの時期には人でごった返し、通りは身動きができないほどのにぎやかさでしたが、その後、郊外に、コンティネント、IKEAを始め大手のショッピングセン...

  • かなしくてとてもやりきれない

    2022年7月10日 安倍晋三総理ご逝去に言葉がありません。しばらくブログは過去記事投稿か休むことになると思います。申し訳ございません。...

  • ドラマや推理小説で出会う詩たち

    2022年7月4日 今朝はいつもより早めに目が覚めて7時少し前に散歩に出た。まだ誰も歩いていないいつもの散歩道をとっとっとと歩いていると、ふと空の景色に目を引かれた。羊雲を抱え込んだの朝の夏空だ。こんな空を遠い昔に見たことがあるな。中学生の頃だろか、と思いを巡らしながらカメラに収めて見た。何気なく後ろを振り向くと、旭日が放射線の光を放って私の背中を照らしていた。早起きは三文の徳というが、何だかいい...

  • 空ちゃん、病気の2歳誕生日

    2022年7月3日 コロナ禍に関してEUは入国条件をどんどん緩和しています。空港内また機内でもマスク着用義務は解除されているようです。ポルトガルでは7月1日付で、入国の際のワクチン接種証明書、PCR検査の陰性証明書も撤廃されました。これで海外からのツーリストたちも元のように入国が簡単になりました。果たしてこれでいい目がでるのか否かは夏が終わってみないと分かりませんが、ヨーロッパも日本もどんな状態になっ...

  • 晴れ、ときどき猫が降って来る

    某月某日夕方7時、晩御飯のため台所に立って野菜を刻んでいました。ポルトガルはただ今夏時間で、空がまだ真昼間のように明るい時間です。かすかに猫の鳴き声を聞いたような気がして、慌てて我が家の猫の数を確認しました。全員います。なんだ、気のせいかと思い、再び台所であれこれしていると、やはり聞こえるのです、ねこの鳴き声が。いったいどこからだろうかと、まず、台所のベランダから顔を出し、上を見上げると、ぎょえ~...

  • ネコの話:フジオ君と三日間我が家に潜んでいたヨソ猫

    2022年6月30日 陽がすっかり上っていた今朝8時少し前、近頃習慣にしている30分くらいの朝の散歩に出ようとフラットのドアを開けたら、右がわの陽だまりの中にフジオ君が座っていた。「おや、フジオ君、ちょっとお待ち」と、朝ごはんを用意しに一旦家にもどった。フジオ君と言うのはこの辺りの野良猫ちゃんで、3年ほど前から夕方決まった時間に我がフラットの前に現れてはエサをねだる子だ。名前はわたしが勝手につけて...

  • 麦の秋&愚策

    2022年6月27日 「麦の秋」という言葉に出会いました。「麦の秋」は、「稲の秋」に対して、麦の収穫を迎える初夏のことで、俳句では夏の季語なのだそうです。麦は大昔、地中海地方で始まり、弥生時代には日本にも伝わっていたと言います。ところが、夏は乾燥する地中海気候からやってきた麦、湿気の多い日本の気候にはうまく適能できず、稲に主役の地位を譲ったまま、現在に至っています。おもしろいなぁと思ったのは、世界...

    地域タグ:ポルトガル

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