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ちょっと気になることがあったので、記事にしておきたい。曹洞宗の太祖・瑩山紹瑾禅師(1264~1325)には、加賀大乘寺で行われた提唱を記録した『伝光録』があるが、その冒頭には以下のようにある。師、正安二年正月十一日に於いて始めて請益す。『伝光録』冒頭さて、ここで、『伝光録』は「請益」として行われた可能性があることが分かる。それで、瑩山禅師が晩年、永光寺で編集された『瑩山清規』には、「請益」について以下のように示されている。・六日異なる行法無し、若しくは請益。・十一日若しくは請益。一・六に請益を請うは、永平の古儀なり。・廿一日請益。『瑩山清規』「月中行事」・・・「十一日」の項目に、「一・六に請益を請うは、永平の古儀なり」とあるから、てっきり「1日・6日・11日・16日・21日・26日」と、毎月6回行っている...『瑩山清規』に於ける「請益」について