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#四十二章経のブログ記事
  • 2024/04/23 07:35

    緩急の中道を歩む

    中国に仏典を最初に伝えた迦葉摩騰と竺法蘭が最初に訳したという伝説がある経典『四十二章経』は、禅宗では「仏祖三経」として、修行僧がその学びの中で必ず読まれなくてはならないと珍重された。沙門有り、夜に経を誦して甚だ悲し、意に悔疑有り、思を生じて帰らんと欲す。仏、沙門を呼びて問うて之く、「汝、処として家には将に何を修せんと為すや」。対えて曰く、「恒に琴を弾く」。仏言わく:「絃、緩めば何れの如しや」。曰わく、「鳴らず」「絃、急なれば何れの如しや」。曰わく、「声絶す」。「急緩、中を得れば何の如しや」。「諸もろの音、普ねく悲し」。仏、沙門に告ぐ、「学道猶お然り、心を執りて調適なれば、道、得べきなり」。『四十二章経』「第三十四章」釈尊とその弟子達が経典を読んでいた時に、その場で法要をリードしていた僧侶が、余り上手く唱え...緩急の中道を歩む

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