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『浄土布薩式』「大科第十一 正授戒」①(『浄土布薩式』参究22)
ここ数回『浄土布薩式』の本文を学んでいる。当作法は、冒頭で布薩の日程を出した後で、実際の作法に入っていくのだが、今回は「大科第十一正授戒」の項目を学んでいきたい。なお、かなり長いので、数回に分けて学ぶこととする。大科第十一正受戒と云は、戒に付て、三種の不同有、一は一心本妙の戒、即ち色空兼ねて含むの大戒なり、是れ即ち後に釈するが如し、二は相伝戒、即ち過去の諸仏より、今日現前の師に至るまで、代々断絶せず、相続連持の戒、是れなり、三は発得現前功徳の戒、是れなり、亦た相伝戒とは、曠劫より已来た、諸仏相続して絶えずと雖も、頓に記するに遑あらず、今略して十仏の相承を記するのみ、第一最勝蓮華仏〈過去荘厳劫第九百九十五の尊〉第二弗沙仏〈荘厳劫第九百九十六の尊〉第三提舎仏〈荘厳劫第九百九十七の尊〉第四毘婆尸仏〈荘厳劫第九百...『浄土布薩式』「大科第十一正授戒」①(『浄土布薩式』参究22)