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今日1月26日は曹洞宗で「高祖降誕会」である。つまり、大本山永平寺を開かれた道元禅師の御誕生日に当たる。江戸時代には正治2年(1200)1月2日に誕生日を定め(面山瑞方禅師『訂補建撕記』など)、更に新暦への転換に合わせて日を動かしたのが、明治33年(1900)のこと(ちょうど、道元禅師御生誕700年)となっている。さて、毎年この日には、道元禅師生誕に関する記事をアップするようにしており、だいたい新しい学説に従い、色々と考えてきたが、今日は敢えて、江戸時代に構築された道元禅師伝を見ていこうと思う。土御門院(人王八十三代)正治二年(庚申)正月二日に道元和尚誕生す。洛陽の人、源氏。村上天皇九代の苗裔。后中書王八世の遺胤なり。『訂補建撕記』、一部表現を改める分かりやすくするために、一部の漢字を訓読し、またカナをか...今日は高祖降誕会(道元禅師の御誕生日)