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昔のブルーブラックは緑っぽいとよく言われますが、発売当時からその色だったのか、長期保存された後の色なのか?
昔のブルーブラックは緑っぽかったという話をよく聞きます。 枯れた感じのする渋い良い色なので、収集され、大事に愛好されている方も多いかと思います。 blog.livedoor.jp 2010年のペントレで初めて配布されたWAGNER青黒インクも、元々は昔のブルーブラックの色を再現しようとして調色されたものです。 www.entotsu.net 白星さんのページ(モンブラン ブルーブラック)と古山さんのページ (WAGNER青黒インク)の画像を見比べて、似ていると思っていただけるでしょうか。 昔のブルーブラックの色はどのようにして作られたのか以前から考えていて、青の要素が減ると昔の色に近くなるので…
はい!どーんと5Lです。 万年筆とヌルリフィルの部屋|Pen_Saloonの聿竹さんに御依頼を受けた万年筆用古典インクを調製しました。ヌルリフィルが登録商標になる記念のインクです。 この話をいただいた時、「ヌルリフィルと言えば遊色のイメージなので、ミクサブルインクを使った調色職人の方が作られている遊色インクの方が良いのでは?」と思わず聞き返してしまったのですが、聿竹さんは下記の記事のようなことを構想されていたそうです。 blog.livedoor.jp なる程!それは面白いと引き受けることにしました。今まで色々インクを調製してきましたが、ヌルリフィルとの相乗効果か、SNSの影響か、万年筆ユーザ…
自作古典インク Light Blue Blackのご感想をTwitterでいただいたので紹介します。
少し前の記事で紹介した、原点に戻って調製した明るい色の古典ブルーブラックインク (Light Blue Black) です。 pgary.hatenablog.com ご試用をお願いした、しゅんさんから、インクのご感想をいただいたので紹介します。遅くなったが、届いた凄いインクのレビューをしよう。がりぃ(@pgary)さんが作製した古典インク、Light blue blackである。色変化前に何とか撮影したのが2枚目。ぶれているが、書いた直後のギザギザは水色で、上記の文字は黒ずんでいる事が分かる。個人的にはかなり好みの色だ。 pic.twitter.com/dCIprAHWVu— しゅん (@S…
ヌルリフィルに万年筆で書いた文字を次亜塩素酸ナトリウムで消去してみる。
ヌルリフィルは、pen_saloonさん*1が開発された、ユポ紙*2という合成紙を使ったリフィルです。万年筆のすべりがよくて、ヌルヌルと気持ちよく書けるのが特徴です。 まず色々な種類のインクでヌルリフィルに書いてみました。上から、顔料インクのセーラー 蒼墨、染料インクですが耐水性が高いことで有名なパイロット ブルーブラック、古典インクのプラチナ ブルーブラック、染料インクでヌルリフィルで遊色することが有名なセーラー 123、セーラー石丸さん調製のBUNGU BOX 初恋インクです。 ヌルリフィルは合成紙で水に強いので、文字を洗って再利用できないか試している方がいらっしゃいます。私もまずは水だけ…
本ブログでは、「タンニン酸あるいは没食子酸および鉄イオンを含む万年筆用インク」と定義している所謂古典ブルーブラック (古典インク) のことを海外では一般に「iron gall ink」と言う。 「gall」には、苦いもの、胆汁、植物の瘤などの意味があるが、この場合、植物の虫瘤から取れる苦い液、つまり「タンニン」全般のことを指していると考えられる。よって、iron gall inkの訳としては、「鉄タンニンインク」あるいは「タンニン鉄インク」あたりが妥当ではないかと思うのだが、「没食子インク*1」という訳をあてることが多いようだ。 「没食子*2」というのは、ブナ科の植物の若芽にインクタマバチが産…
この色が自作古典インクの原点 Light blueblack
この色が原点。 「古典的ブルーブラックを作ってみた。 - 趣味と物欲」と言って、一番最初に試作した自作の古典インクは、手元にあった色素の関係で、この水色?、ライトブルー?、ターコイズブルー?という感じの色でした。 その後、所謂普通のブルーブラックに似た色の色素を使うようにシフトしていったので、長いことこの色素では作っていなかったのですが、WAGNER2018万年筆の軸色に合わせて、久し振りに調製しました。 すぐに色が変化してしまうので動画にしています。BUNGUBOX*1で買ってきたヌルリフィル*2に書いているので、シャキシャキと良い音がしています。 少しだけですが、aurora_88さん*3…