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インスタ映えのしない日々  http://karaz.blog.fc2.com/

もうすぐ定年。所有物を整理する自分のメモとして始めたブログ。部屋は片付き、遺言状を書き終えました。最近はエッセイの感想、ミニシアター系の映画の感想を書きながら、残り少ない人生をどのように楽しむか模索する様をブログに織り込んでいます。

由実子
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2022/05/29

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  • 【ロシア映画】最年少の兵士

    81歳になるブロガー、辺利未来さんのブログで紹介された街を歩くのが好きです。私なら見落としてしまいそうなところを、この方はよく見ていらっしゃり勉強になります。ただいまスリランカをお元気に旅行中!!やはり脚だな。ちゃんと歩けることが大事だなと思います。思いますが、私は怠け者でダメだな。暑くなると、家で寝っ転がりながら映画ばっかり観ています。さて、ロシア映画。2019年の「小さな兵士」は、ロシアで最年少の兵...

  • 【ベルギー】守れない約束 果たそうとする約束 「イゴールの約束」

    ドナルドちゃんの「お誕生日パレード」は散々だったらしい。相方が笑いながら言う。「パレードの戦車が、キコキコと音がしちゃって、『パレードにこれだけお金をかけておきながら、錆止め(WD-40)を買う予算もない』って誰かがレビューしていて笑ったよ」WD-40(ダビュリュ・ディー・フォーティーと呼びます)というのは、日本で言えばクレ556みたいなもので、米国ではほとんど普通名詞化している。さて、ダルデンヌ兄弟の3作...

  • ハンガリー)豪華ピアノ連弾/宝はすぐ横に

    ハンガリーと日本の意外な共通点といえば、苗字が先に来るということでしょうか。マジャールというウラル系民族が遠い祖先だった影響でしょうか。現在では、混血が進み白色人種ですが、デュルク系、ユダヤ系、スラブ系などなど複雑で、ハンガリーという国の複雑な歴史を感じます。さて、先月のことになりますが、ハンガリーを代表する、日本でもおなじみのピアニストと奥様によるピアノの連弾を間近で聴く幸運に恵まれました。ヘゲ...

  • 【イラン】キアロスタミ監督・お金をかき集めてサッカーを観に行く

    貧しい少年、ガッセム (ハッサン・ダラビ)が悪だくみでお金を儲け、そのお金でサッカーの試合を見にテヘランへ。映画「トラベラー」の主人公は、アッバス・キアロスタミ監督お約束の、田舎の貧乏な少年ですよ。このガッセムっていうのが、はっきり言って、犯罪者。フィルムなんか入っちゃいないカメラで、「写真を撮ってやるぞー」と村人たちの写真を撮影したフリをして、お金を巻き上げるハッサン。現像した写真は後で渡すから、...

  • 甲状腺 私の執刀医が開院

    驚きました。私は伊藤病院で右甲状腺摘出手術を受けましたが、その時の執刀医、石垣貴之先生が下北沢にクリニックを開設されました。下北沢乳腺・甲状腺いしがきクリニックといいます。甲状腺のほか乳腺の専門クリニックでもあります。千代田線、小田急線、井の頭線利用で、下北沢駅から1分という好立地。石垣貴之先生は、話のしやすい、いい先生です。私の腫瘍は大変大きく、手術を決意する前は首の下がポッコンと膨らんでいたほ...

  • リベリア料理)パームバターとフフ(フッフゥ)

    うーん、と唸った。唸りましたよ。とってもおいしい!でも、自分では作れないなぁ、と。パームバターのスープとフフというリベリア料理をJICAにあるJ's Cafeでいただきました。白身魚と牛肉の両方が入っている珍しいスープ。パッと見はトマトシチューのようですが、ひとさじすくって口に入れると、少し辛いです。困った。私は辛いのはあまり得意ではありません。口の中の辛さを取るために、フフを口に入れます。マッシュポテトを少...

  • 【タイ・ミャンマー】山岳民族の生活を知る

    とても珍しいタイの映画、「山の民」のビデオを図書館で鑑賞しました。(原題は、Khon phuu kaow )「山の民」の冒頭では、カレン族、ヤーン族、チベットビルマ系のリソー族、中国・チベット系のヤオ族などの特徴や違いが説明され、ほとんどドキュメンタリーのようです。ヤオ族が縫う、生地が見えなくなるくらいたっぷりとする刺繍が気に入りました。イコー人の若い男性、アーヨと妻が、村を追い出されてからランカー山(の向こう...

  • 防災・転倒防止 安全靴という選択

    有給休暇を消化しないといけない。バカバカしい決まりだとは思うが、休んだ。いつもは仕事をしている午前中に、今日の私がやったことと言ったら、相方の薬を取りに行っただけだった。もし、私がバイトを辞めたら、こんなふうに目的もなくぼんやりと過ごしてしまうのだろうか。でも、明日、仕事に行くのが少し億劫だ。関節のあちこちが痛い。でも、街へ出れば、それなりに行くところがあり、楽しいことがある。ぼーっとして過ごした...

  • 【イラン映画】「砂塵にさまよう」

    マーティン・スコセッシが映画館には行かなくなった理由には、私も同意。私は、定年退職後にシニア割引を受けられる年齢になり、もっと映画館へ行くぞーと喜んでいたのもつかの間、マナーが悪い人がいて残念です。そういう人は館内にたったひとりでも目立つし、そんな人に限ってどういうわけだか私の隣とか前に座る・・・。私、何かを引き寄せるニオイでも発しているのでしょうか・・・。さて、イラン映画。あのアスガー・ファルハ...

  • 開国を迫るペルリ提督の手記「日本遠征記」

    ある日の昼下がり。お天気がサイコーッに良かったので、虎ノ門から御成門まで散歩して、芝公園の図書館へ。図書館のスタッフが時間と心をこめて、ある特集を組み関連図書を並べてくれたり、テーマを決めて企画展示してくれるのが、いつも楽しみ。先日は、「芝公園 昔巡り」という企画をじっくりと見てきました。図書館の企画展示は、量が多すぎないところも実はいいのです。「あー、夕飯の支度しなきゃぁ」なんて心配しなくていい...

  • 【イタリア】離島への旅 あなたならどう過ごす?

    イタリアのリノーザ島に暮らす家族たち。猟師として生きる頑固なエルネスト爺さん(ミンモ・クティッキオ)、島を出たくてたまらない孫のフィリッポと母のジュリエッタ(ドナテッラ・フィノッキアーロ)。島に流れ着いた難民を迷った末に匿うことにしたのですが。映画「海と大陸」の主題からは外れるかも知れませんが、観光客という甘っちょろい存在と、いやでも島で生きていかなくてはならない島民たちとの対比が、かつての旅人だ...

  • ジーン・ハックマン夫妻 謎の多い死

    ジーン・ハックマンと奥様のベッツィーさん死亡のニュースは、ショックでした。ベッツィーさんは私とは大して年が違わないですし、最初のニュースでは「バスルームに薬が散乱していた」と報じていたので、薬物過剰摂取か、はたまた自殺なのか。介護疲れが動機だろうかなどと邪推しました。その理由は、今、私自身、年が離れた相方の世話で心をすり減らしていて、発作的にとんでもないことをしでかしてしまうのでは、と恐れていたか...

  • 【台湾ミステリー】嘘も、みんなが信じれば本当になる

    青春ものは見ない私が、珍しく高校生主演の台湾映画「共犯」をDVDで鑑賞しました。SNSで多くの人と「繋がっている」のは幻想なのか。なぜ、こんなにも寂しいのか。いい作品でした。あらすじ(ネタバレなし)住宅街の路地に、頭から血を流した女子高生、ウェイチャオ(ヤオ・アイニン)の遺体が横たわる。発見したのは、いじめられっ子のリーファイ。そこへ偶然通りかかった不良のイーカイと秀才で頼りにする同級生が多いヨンチュン...

  • 捨てるばかりが終活じゃない キーンさんの生活に学ぶ

    ドナルド・キーンさんが浄瑠璃奏者の上原誠己(うえはら せいき)さんと養子縁組をしたというニュースには大変驚いたことを、今でも覚えています。上原さんにとってキーンさんとは、浄瑠璃など日本の古典に造詣が深い「師」であり、キーンさんは上原さんの演奏を楽しんでいました。これは私の想像ですが、フランス語が大好きなキーンさんにとって、大学でフランス語を専攻した上原さんから学ぶこともあり、おふたりの楽しい会話は...

  • 【イギリス】意識不明の少年の超人的能力か

    2018年、イギリス・カナダ映画「ルイの9番目の人生」は、サスペンスのつもりで図書館でDVDを借りてきました。サンフランシスコに住むルイ・ドラックスくんは、毎年、危険な事故に遭い、9歳の誕生日に転落死します。それは単なる事故だったのか。なにしろ、こちらはサスペンスのつもりで見ているものだから、ワカメのモンスターが病院内をうろつくあたりから、「こりゃ、ファンタジー系か?」と、ファンタジー系が嫌いな私は白け...

  • ハンガリーの絵本作家

    マレーク・ベロニカさんのドキュメンタリー上映会とサイン会へ行きました。ベロニカさんの「ラチとらいおん」という絵本のことは、私は初めて知りました。弱虫のラチくんが赤いライオンと出会って強く成長するお話です。ハンガリーでは1961年に発行され、世代を超えてのベストセラー。日本では1965年にとくながやすもとさんの翻訳で福音館書店から出版されました。私が2歳の時です。「ライオンにいてほしい」ドキュメンタリー「ラ...

  • ドナルド・キーンを旅する 東京都北区西ヶ原

    歯科技工士が不足というニュースを読み、実情に疎かった私は驚きました。私にできるささやかな対策は、年に二回は歯石取りをしてもらい、歯科技工士のお世話にならないようにすることくらいしか思いつきません。さて、先月、ドナルド・キーンさんを想う散歩をしました。旧古河庭園のすぐお隣に、ドナルド・キーンさんが「いらっしゃいます」。キーンさんが大好きだった旧古河庭園から見えたマンション。ここに空き部屋があると知っ...

  • 【レバノン】父と兄を探して 1+1が導く解は?

    皮膚移植後の経過を診察していただくため、相方といっしょに大学病院へ。執刀医だった若い女性医師は「春に転勤がある」と言っていましたが、なんと米国へ!折しも、トランプ政権が留学生規制を始めたと報じられた時で、先生の在留資格が、病院勤務の労働ビザなのか、医学生としての学生ビザなのかわかりませんが心配になりました。さて、風変わりなサスペンス映画を観ました。それは遺言から始まった(ネタバレなし)ジャンヌには...

  • 「祖母姫、ロンドンへ行く」と恋バナ

    久々に大笑いして、スカッとした本。お客様に喜んでいただくことを誇りとしたい、そう考えるエッセンシャルワーカーやサービス業、必読の一冊。わがまま言いたい放題のおばあちゃんをロンドンへエスコートする孫の苦悩を、椹野道流さんが面白おかしく書いたエッセイです。冒頭に出てくる、ファーストクラスのわがままな(貧乏人のひがみ30%込み)客にお仕えするプロの言葉が印象的。何ができないかではなく、何ができるのかを見...

  • リネン 百貨店仕様を試す

    wafu.の綿貫社長さんも言っていましたが、百貨店仕様というのがあり、基準が厳しいのだそうです。基準が厳しい分、着やすいのか、上質のリネンなのか、実際のところ、どうなのでしょうね。先日、ついに(株)エム・アイ・ディーが企画販売しているメイド・イン・ジャパンのリネンの中古服を手に入れました。三越やそごうで洋服を買う方なら、エム・アイ・ディーのBLENHEIMとかAVENIRETOILEの文字を見たことがあるかも知れません。...

  • 【韓国映画】ある女優の静かな一日

    会社員時代のこと。韓国から取引先の女性が来日して、昼食へ。彼女は日本語がぺらぺらで、日本の文化も尊重してくれる。でも、お味噌汁には口をつけていないので、あぁ、お口に合わないかと思ったら、違った。「スプーンがありません」と言う。そうだ、そうだった。何かで読んだ話だけれど、食器を手で持つことは韓国ではお行儀が悪いとされる。ましてや、食器を持って口をつけるなど。だから、韓国人の彼女はスプーンでお味噌汁を...

  • 【ハンガリー】栄枯盛衰 国の夕暮れ時

    有給休暇を取得して、病院の付き添いに行ってきました。時計を見るたびに、「今頃、朝礼している頃だな」「仕事の片づけをしている頃だな」「お昼ごはんはどこで食べよー。きゃー、とはしゃいでいる頃だな。」それなのに、今日の自分ときたら・・・。いけない、いけない。たまには修行も必要よ、と自分に言い聞かせ、役目を果たしてぐったり。さて、すごい監督を知ってしまいました。1913年、オーストリア・ハンガリー帝国にあ...

  • 新疆ウイグル自治区

    久しぶりに、慶応大学三田キャンパスの学食「山食」へ。三代目社長の谷村忠雄さん、お元気かしらと思って。日替わり定食のサーモンを注文。若い女性が盛り付けたのを、谷村シェフがチェック。「もっと(タルタルソースを)かけてあげて」と。きゃー、嬉しいじゃないですか!たっぷりのソースがかかったサーモン、おいしくいただき、あまったソースの上にごはんをのっけて、タルタルソースも一滴残らずいただきましたよ。120円の...

  • 【オランダ】自殺ほう助の会社 利用するならどのコース?

    珍しいオランダ映画「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」のDVDを赤坂図書館で借りました。「キャラクター/孤独な人の肖像」のマイケ・ファン・ディム監督の作品。大富豪のヤーコブ(イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ)は、自殺を試みるもうまく死ねない。こういう設定は、いくつかの映画で見ましたが、コメディっぽく始めておいて、実は中身のあるドラマなんですよね。自殺ほう助の代理店でサプライズ・コ...

  • 【イスラエル映画】元兵士たちの視点から レバノン侵攻の意外な面

    私には相方の世話をする義務はないし、それが嫌なら自分のマンションへ逃げることもできます。文句を言いながらも、私ができる範囲での世話をしている一番の理由は、結局、私のためだと思います。ここで投げ出して、後になってから後悔したくないから。ここまで耐えたのに逃げてしまうと、バチが当たりそうで怖いから。自分勝手ですが、高齢者の世話をしている人すべてが、善良で心優しい人ばかりではありません。優しくできないと...

  • 朗読とは違う「ひとり語り」 熊澤南水さんに聞きほれる

    熊澤南水(なんすい)さんの「ひとり語り」に初めてお邪魔しました。朗読と「ひとり語り」の違いと南水さんの魅力について簡単にまとめてみます。私が朗読会に初めて行ったのは、もう6年も前。場所は、移転前の港区三田図書館でした。 参考過去記事 「二胡の演奏と朗読会 春めく季節のしらべ@三田図書館」朗読を聞くのは、読書とはまた違った楽しみがあります。三田図書館での朗読会に出た後、朗読のCDを図書館で借りたり、NHK...

  • 【アルメニア】侵略されるのはウクライナだけではない/チェコの前衛舞踏を見る

    ダンスカンパニー420PEOPLEによる作品「WHERE」の公開リハーサルを間近で見る機会がありました。振付、ダンスともにチェコのヴァーツラフ・クネシュさんとヘレナ・アレンベルゲロヴァーさんで、大阪万博のチェコ・パビリオンで上演されます。リハーサルでは、私のすぐ目の前までクネシュさんとアレンベルゲロヴァーさんが来て、吐息まで聞こえるほどでした。ヘレナさんの右足ですが、指が6本あるのかと思ったら、それは重症な外反...

  • 「もう終わりにしたい」

    婦人公論で連載中の伊藤比呂美のエッセイを開くのが、怖かったんです。枝元なほみさんの死について何か書いてあるのではないかと。前の号には、何も触れていなくて、なぜだかほっとした。多分、原稿を婦人公論へ渡したのは、なほみさんが亡くなる前のことだったからだろう。そして、いよいよ。伊藤比呂美は独特の強運の持ち主で、その日も枝元なほみさんのお見舞いを済ませた後、なほみさんの家へ泊った、その晩。なほみさんの義妹...

  • アルプスの谷に亜麻を紡いで

    食文化研究家、1941年生まれの舟田詠子さんが、パンの食文化の研究で訪れたオーストリアの村を訪れた時の貴重な記録を読みました。横山貞子さんの著書「老い、時のかさなり」の中に出てきたのが、「アルプスの谷に亜麻を紡いで」でした。リネンが好きな私は、タイトルの「亜麻を紡いで」のところに惹かれ読み始めたものの、亜麻を紡ぐ話は、実は少しだけでした。それで落胆したということはなく、予期しない貴重な体験談を次から次...

  • 【米国映画】アジア人はこの店に入れませんと言われる気持ち

    青池保子の原画展を見終わり帰宅する途中、ご近所の方が私を呼び止め、慌てたような口調で「お宅のおじいちゃまが探していらっしゃいました!」と言うではないですか。聞けば、相方が「どこ~ぉ?」と口走りながら近所を徘徊していた?!遂に、この時が来たか!心臓がドキドキしてきました。結局、相方は呆けたわけではなく、帰りが遅い私を心配して、探しに駅へ向かって歩き出したらしい。「どこ~ぉ?」というのは相方の口癖みた...

  • 古着 シャツが割けてきて修繕

    素材ラベルの印字が、すっかりはげおちている古いシャツ。多分、綿。襟の下あたりの生地が透けるくらい薄くなり、穴が開いている。ごみ屋敷の住人のクローゼットで見つけたものだ。昔の私なら、雑巾にした後、捨てていた。あっさりと。それが、今じゃどうだろう。どうやって修繕をしようか、Youtubeやブログを参考にして頭をひねっているとは。いろいろな補修方法がある。・全然、別の色や柄の布をあてる・ミシンではなく、あえて...

  • 60代で読め)見事な逝き方 中山あい子さんと献体

    定年退職して時間がいっぱいあるはずじゃなかったのか?読書も映画鑑賞も、必ず途中で中断しなくてはならない。好きな本を心行くまで読むことの、何が悪いんだ?外国語の映画は、すべて「テロリスト」か「共産主義」と言ってバカにして、何が楽しい?ひょっとして、こういうストレスがからだに悪いのだろうか。ストレスをためやすい性格の人は膠原病になりやすい、とも聞く。あーあ、損な性格っ。気分を変えて。佐藤愛子さんのエッ...

  • フィリピンのお菓子とプラスチックごみのこと

    同僚のフィリピン人、マリアンさんがフィリピンのお菓子をお裾分けしてくれました。紙に包まれた、ヨックモックのシガールみたいなお菓子。意外に硬いです。思い切り噛むと、今度は中身がほろほろっとこぼれ落ちます。マリアンさんは「ピーナツよー、ピーナツ、わかる?」と言っていましたが、あまりピーナッツの味はしません。コーンスターチのような食感で、水がないとむせます。私はフィリピンのことに全然なじみがないので、面...

  • 【ベルギー映画】親に見捨てられた子供たち

    施設に預けられたシリル、12歳。迎えに来てくれると信じていた父親に裏切られ、町の美容師に救われるも、今度はシリルが彼女を裏切り、悪の道へ。映画「少年と自転車」に、果たして救いはあるのだろうか。やってくれました、ダルデンヌ兄弟。日本でおとなしい生活をしている私の位置からは見えにくい存在を映画にするのが、憎たらしいくらい優れています。「息子のまなざし」など、悪い後味が残るけれど好き、という作品を作る兄弟...

  • 江戸時代の豊かさを感じる

    暑からず寒からず。とても気持ちのいい午後のひとときを、東京都立中央図書館で過ごしました。4階で開催中の企画展示「情報、江戸を駆ける!蔦屋重三郎が生きた時代の出版文化」をたっぷりと楽しんできました。蔦屋重三郎が出版した書物の他、江戸時代の瓦版やHow-to本、江戸時代の双六など。実際に双六遊びを体験できるコーナーもあります。故・杉浦日向子さんの解説を聞きたかったなぁなんて思いながらさいころをコロコロと転が...

  • 年を取るとは、こういうことだったか

    ウルグアイのムヒカさんがお亡くなりになりました。エミール・クストリッツァ監督の「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」というドキュメンタリー映画がオススメです。このドキュメンタリーで一瞬だけ見えたシーンが忘れられません。「ペペ(ムヒカさんの愛称)、愛している」という壁のグラフィティ。こんなグラフィティを壁に書いてもらえる政治家が、今の日本にいますか?さて、興味が尽きない話題がいっ...

  • ゴンチチが選ぶ 風景が浮かぶ音楽

    NHK FMでゴンチチさんが担当されている番組、「世界の快適音楽セレクション」というのがあります。選曲がいいのはもちろん、おふたりのおしゃべりものんびりとしていて落ち着きます。喫茶店に入った時やテレビ番組の導入部で、それとは知らずに耳にしていることが多いゴンチチさんの音楽。おふたりの活動は、本当に長いですねぇ。そんなゴンチチさんの選曲で、忘れられない曲をまとめてみました。イースト・フォレスト&ピーター・...

  • 膠原病 新しい薬を試してみる

    私が「姉さん」と勝手に慕う、あるブログ主さんがいる。ズッキーニが大きくなってきたそうだ。昔、私もズッキーニを育てようとしたけれど、なにせ、雄花ばっかりが咲く。雌花は滅多に咲いてくれない。オスはひとつだけあればいいんだよ。それより、メスだ、メス。どこかにいないか、女~。さて。シェーグレン症候群のため、膠原病の専門医のところへ定期的に通院しています。先生が「次回の診察では、胸部CTスキャンをしよう」と言...

  • 【チリ映画】CMは世界を変えられるか?映画「NO」

    アパートの騒音問題で殺人事件まで起きていますが、耳が遠い高齢者が増え、騒音問題はこれからも増えるのだろうなぁ。うちの相方も耳が遠いので、テレビは大音響。幸い、隣近所との距離がある上、窓の位置の関係で、騒音問題は起きていませんが、私が耐えられません。特に、日曜の昼下がり。素人ののど自慢大会みたいなのが、相方のお気に入り。日本語が通じない人には、あのシンプルさがいいのでしょうか。さて、今日はチリ映画。...

  • パイナップルと飛蚊症/清掃バイト辞め時

    缶のパイナップルじゃダメだっていうんですよ。飛蚊症に効くのは、生のパイナップル。本当なんですかね。それで、せっせと買っては切り分け、食べていましたが、生ごみが多くて、1か月足らずで挫折。諦めるのが早すぎでしょうか。諦めると言えば(と無理やり、話をつなげる)、清掃のバイト。母が元気なうちは(つまり、母が私の緊急連絡先でいてくれる間は)バイトを続けようと思っていましたが、掃除のバイトももう辞めて趣味に...

  • 【イタリア映画】ローマ法王のトラウマと信仰心

    ローマ法王が決まりました。アフリカ系、アジア系の法王云々の話は、もう、ミス・ユニバースじゃないんだから、「前回は南米だったし、その前は白人。そろそろアジア人を出さないと、まずいんじゃない?」なんていう忖度は、必要ないでしょう。でも、米国人とは意外でした。なにしろ、米国という国はカトリック教徒を低く見ている国です。ポーランド系、イタリア系、メキシコ系、アイルランド系は、悪く言われることが多く、蔑称が...

  • コソボ大使夫人直伝のレシピで

    私は人混みや行列に並ぶのが苦手なので、万博に出かける元気はありませんが、来場する方たちのわくわくする気持ちはよくわかります。私は、毎日が「世界万博」ですから。珍しいコソボ料理を、JICAのJ's Cafeでいただきました。その名を、タベメオレズといい、コソボ大使夫人直伝のレシピなのだそうです。中に見える白いポツポツは、多分、お米。ピーマンの肉詰めは、旧ユーゴスラビア諸国、トルコで食べられているそうですが、こち...

  • 米海軍語学士官の華麗なる人間関係

    ドナルド・キーンさんの最初で最後の日記本、「東京下町日記」。私の年代で英会話を一生懸命学んだ人にとっては、おなじみの名前ではないでしょうか。English Journalでドナルド・キーンさんのインタビューを聞いたのが、キーンさんを知るきっかけでした。こんなにすごい米国人がいるんだ、と驚いたことを今でも覚えています。それ以来、私にとってキーンさんは私のアイドルでした。東京下町日記には、三島由紀夫、谷崎潤一郎、安...

  • 清掃会社に再就職 会社によってこんなに違う

    早いもので、定年退職して2年。清掃のパートを始めて1年と半年が経ちました。この仕事を選んだ理由は、(1)朝、3時間程度だけ働きたい (2)人と話さず、責任の軽い仕事をしたかったからです。何とも非社交的で勝手な理由ですが、残りの人生、好きにさせてくれと思います。私のように、人と接するのが苦手で、誰とも関わらないで済みそうな清掃業務を考えている方のヒントになればと思い、このブログ記事を書いています。清...

  • 【ルーマニア映画】江戸時代のお宝発掘事件を思い出す

    J's Cafeのメニューは、献立に煮詰まった時に便利です。昨夜は、ブラジル風チキンストロガノフなるものを料理してみました。牛肉ではなく、鶏肉。お財布に優しい。粒マスタード、ケチャップ、生クリームで味付け。ソーセージにつけるならディジョン粒マスタードが圧倒的においしいのですが、ディジョンは高いので、今回は100円のチューブ入りを。これで十分で、粒マスタードの酸味が、いい隠し味になりました。さて、ルーマニア...

  • トイレ清掃員の漫画と高齢者を雇用する難しさ

    20代女性のトイレ清掃員が描く漫画を、「こういうコト、あるある」と思いながら読んでいたのですが、ひとつだけ妙なところがあり、これはフィクションなのではないか、と疑っています。この20代さんが別の清掃員さんとペアを組んで清掃をした時のこと。ペアを組んだのは、60代くらいの女性。男性トイレの汚れ具合を見て、60代さんは「糖尿病かしら。ちゃんとした食事を作ってあげたいわ。」と言い、20代さんは彼女の母性愛...

  • ホームレス支援雑誌 ビッグイシュー

    以前は、田町駅でビッグイシューを買ったものですが、販売員さんを見つけられなくなってしまいました。(確認したら、2025年4月現在、田町駅の販売員さんはいないようです。どこかでお元気にされているでしょうか。)九段下駅近くにも、おひとりいらっしゃったんだけど、その方のお姿も最近、見なくなり。と思ったら、まさかの神保町A5出口付近で、別の販売員さんを発見!ビッグイシュー、2025年4月15日号(vol.501・・・ついに500...

  • 漆器のお弁当箱 完全受注生産

    友達がいない私にとって、てならい堂からのメルマガは貴重な情報源。ダーニングって、もっと自由にやっていいんだ。「かるさん」ってなんだ?え?ハギレを出さないでズボンが作れるの?和ろうそくは、「キャンドル」とはどう違うの?知れば知るほど、別の新しい世界への扉が開いて、普通の生活がどんどん面白くなっていく。そして、遂に、あー、私が恐れていたことが起きてしまった。福島から漆器の職人さんを招いて、お話を聞きな...

  • 膠原病 気持ちの浮き沈み

    ある朝、目覚めると、手の指がこわばっている。リウマチではない、と整形外科医。では、一体何なのか。膠原病を専門とするクリニックで、二度の血液検査。結果、シェーグレン症候群だと判明した時の気持ちは、病名がはっきりしてよかったという安心感。ところが、徐々に気持ちに変化が現れます。全治しない病気。それならば、通院する意味もないのではないだろうか。来月の予約、どうしよう。「シェーグレン」と検索キーワードに入...

  • 【ソ連映画】宇宙開発の裏側で

    街中で、病院で、車椅子を押す女性を見かけます。辛いと思うことは、ないのだろうか。車椅子に座る人にやさしい口調で語りかけることができるのは、どうしてなのか。私は4世代の共同生活を体験しているし、ボランティアもよくやっているから、高齢者には慣れていると思っていたけれど、相方と外出をすると、ついイライラしてしまいます。歩くのが遅いからイライラするのではなくて、足が弱くなった原因(=運動不足)は、彼自身。...

  • イラン音楽でHip Popを

    こう来ましたか。イランの女性歌手、ファタネー(Fataneh)の「Namehraboon」という曲に合わせて、ダンスユニット、The QuickStyle(別名 Quick Crew)が独創的なダンスを見せてくれます。動画解説は、「イランのお正月、おめでとう(ハッピー・ノウルーズ)」とあり、ホストはイラン・インターナショナルテレビとなっています。昔、イラン音楽でエアロビクスを指導していた米国人女性の動画がありましたが、あちらは削除されてし...

  • スピルバーグが描くイスラエル暗殺者たち

    海外旅行へ出かける小さな子供へのインタビューをニュースで見ました。「ちょっと西友、行ってくる」みたいな普段着の子供たちを見て、日本もいっちょ前に成長したもんだと感激。あれは、1970年。遠い異国に単身赴任していた父に会いに行った時、私と妹は何を着ていたんだっけ。白いタイツに黒いエナメルの靴。すごい気負い方で笑うけれど、あの時の「ピシッ」とした感覚を忘れると、バチが当たりそうな気が。さて、ユダヤ系に...

  • ベラルーシ産リネンを「かどや」で

    今週の「憤怒の人」では、断筆宣言を何度もしながら断筆しない話題でした。え?これで最後、って前回、言ってなかった?ということが何度かありました。愛子さんは書かずにはいられない、書きたいのだということが、響子さんの「憤怒の人」から強く伝わります。機関車とコークスの例えも、響子さんはうまいなぁ。浦河の工務店が作ったお粗末なガーデンテーブル。愛子さんは工務店に苦情をしたため、響子さんが清書する、書かずには...

  • 【イラン映画】母性本能が裏目に出る時

    Lady of the City(2021年)のあらすじ無実の罪で終身刑を言い渡されたシャルバヌー。11年めにして、仮出所をする。息子の結婚式に参加するためだ。久しぶりの外は、なんだか太陽の光がまばゆくて、シャルバヌーは思わず目を細める。しかし、刑務所にいる年月が長すぎた。知らぬ間に、ふたりの娘の人生は狂い始めており、彼女は危険を冒してでも、娘たちの問題を解決しようと奔走するのだが、嘘まみれの世界で、もう誰を何を信じ...

  • 病院以外で死ぬということ 手続き・処理・費用など

    わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。夜の11時過ぎに村井理子さんにかかってきた電話で、「兄の終い」が始まります。翻訳家、村井理子さんによる、実兄急死にまつわる壮絶な手記。人ひとりが亡くなると、手続きや後片付けがこんなにも大変なのかと思いますが、理子さんの場合は、さらに複雑で。疎遠だった兄のためにここまでしなきゃならないというイライラもやもやが、「兄の終い」を埋め尽くします。及川...

  • 【イスラエル映画】エジプトの楽団が迷子になった!?

    エジプトの都会、アレクサンドリアからイスラエルへ招待された警察音楽隊。アラブ文化センター開設のお祝いで生演奏することになっている。ところが、迎えは来ないわ、行先を間違えて、とんでもない田舎に着いてしまうわ、ホテルはないわで、大ピンチ。村に1件しかないレストランの女主人は、「アラブ文化センター?ここはイスラエルだよ?そんなモノ、あるわけないじゃん」とけんもほろろ。あらすじ詳細は「映画で巡るイスラエル...

  • 神保町散歩 小学館本社ビル

    天気がいいので、どれ、歩いてみるかと、日比谷公園のあたりから皇居前を抜け神保町まで、ぷらぷらしていたら、小学館本社ビルの屋上が!なんじゃ、この緑のもこもこは。帰って調べてみたら、西武造園株式会社が、屋上の緑化を実現させたのですと。小学館のインスタによると、ミツバチが飛ぶほど緑豊かなのだそうです。素敵~~だけど、高所恐怖症の私は、ひ~~~。地下鉄駅の改札近くに、小学館停電のお知らせが。電気設備点検中...

  • 【トルコ映画】障がい者の息子と生きる父

    トルコ中が大絶賛し、日本でも上映された「父と息子」は有名ですが、My Father というトルコ映画もなかなかの力作でした。「父と息子」で頑固おやじを演じていたÇetin Tekindorが、気難しい父さんを演じています。あらすじ妻を亡くしたユーセフ(Çetin Tekindor)に残されたのは、知的障害のある息子、アリフ(Berker Güven)。(あれ、この話はどこかで。そうだ、イスラエル映画「靴ひも」だ。)障がいのある息子を、ずっと恥じて...

  • 【米国TV映画】嘘つき同盟の怖さ、男らしさにこだわる怖さ

    Bond of Silence(沈黙の絆)は2010年の米国テレビ映画ですが、テレビ映画だけにしておくのはもったいない内容でした。1997年12月31日、カナダで実際に起きた殺人事件が元になっています。3月にブログ記事をアップしましたが、先ほど、日本語字幕付きの無料配信を見つけました。あらすじ年末のパーティーで騒ぐ学生たちを、近所に住むボブが注意をしに行く。それが、ボブの最後の姿だった。現場にいた学生たちは、お互いを庇い合い...

  • ウィスコンシン渾身日記

    サイッコーにっ、気持ちのいい日でした。珍しいフィジーのお料理、イカバカロロを市ヶ谷のJ's Cafeでいただいた後、まっすぐ駅まで歩いて行くのもつまらないと思い、あてどもなく2.7キロも歩いてしまった。リネンの半袖ニットに、リネンのもんぺ(生地は鎌倉スワニーさん、型紙はうなぎの寝床さん)が気持ちいい、まさに「リネン日和」の午後となりました。あ~幸せ。さて、それで、「ウィスコンシン渾身日記」だ。ご主人の転勤...

  • 【イラン映画】「花嫁と角砂糖」

    今週の「憤怒の人」は、愛子さんのかつての不倫相手のことが。響子さん、ここまで書いちゃっていいのかな。愛子さんから別れを切り出した時の騒動は、昔、瀬戸内寂聴さんと愛子さんとの対談でも愛子さんが語っていたことがあったけれど、娘、響子さんの立場から書いた「別れ・その後」も壮絶。だけど、響子さんの書き方が可笑しくて、笑っちゃった。糸杉紗依の頃より、断然イイよ、響子さん。さて。イラン映画になじみがないけれど...

  • 大人だって人形劇!

    人形劇団プークによる人形劇を楽しみました。人形劇と子供たちの反応、原作の絵本のことなどについて忘れないうちに書いておきます。スイミーのあらすじ小さな黒いお魚のスイミー。仲間たちは次々と大きな魚に食べられて、とうとうひとりぼっちに。そこから、小さなスイミーの大冒険が始まります。海の生き物たちのお陰で、スイミーは同じ仲間と出会いますが、大きな魚から隠れるように岩陰で窮屈な生活をしています。そこで、スイ...

  • 【ギリシャ映画】写真花嫁 ギリシャから米国へ

    1922年、米国へ向かう大型客船に乗船したギリシャやロシアの「ピクチャー・ブライド」たちの人間模様を描いたBrides。元・写真家のノーマン・ハリスは、ギリシャのサモトラキ島出身のニキ・ドゥカ(Victoria Haralabidou)に惹かれていくのですが。Bridesでは、ギリシャやロシアの貧しい村の未婚女性の家族が、まるで家畜でも売るかのように、米国行きを決めてしまいます。女性に渡されるのは一枚の花婿の写真と彼の職業と住んでい...

  • 遺体発見のタイミングを操作できないものか

    2024年の孤立死は2万1856人孤立死とは 自宅で死亡した1人暮らし 死後8日以上経過して発見 生前に社会的に孤立していた孤立死の他にも、道路でバタリと倒れて亡くなったものの身元不明とか、死後1日から7日の間に発見されたひとり暮らしの方もいるので、2万人以上もの方が静かに亡くなったことになります。身元不明、または親族らに引き取られず、自治体が2023年度に火葬や埋葬をした遺体は全国で4万1969人。23年の全死亡数(...

  • 【イラン映画】仕事か、結婚か

    今年の桜は長く咲いてくれています。桜田通りから日比谷通りへ、そして芝公園へ。ボランティアの方たちが植えたネモフィラもきれいに咲いています。あらすじ(ネタバレ無し)医者もいない村落で看護師として働くズィナット。両想いのハミードと結婚をするためには、仕事を諦めなくてはなりません。ズィナットが仕事を辞めて家事に専念することを決心できるのかどうか、これが前半までの見どころとなります。映画監督のこと行ったこ...

  • リネンニット 選び方とネップ

    週末は、佐藤愛子さんのエッセイ漬け。響子さんが二言三言、そっけなく言うだけで、佐藤愛子さんのエッセイは俄然、面白くなる。響子さんの週刊誌連載が始まった時は、親の名前を借りているだけと思っていたけれど、母親から礼儀や物の見方などを教わってきたとの自覚が響子さんにあり、母の姿を伝えねばという使命感が、今週号の記事から伝わる。図書室にいるというのに、泣く。泣かずにはいられない。病院から清掃工場が見えると...

  • 【TV映画】田舎に残りたい母と心配する息子

    あらすじジョージア州のブルーリッジの秘境に住む高齢女性、アニー。子供たちと夫、ヘクターに先立たれ、一人暮らし。そこへやってきたのが、調子のいい不動産開発会社のプリンス。プリンスって面じゃないが、「いい値段で買い取りますよ。ほら、隣村の別荘街ね、あそこもウチが買い取って開発したんですよ。」とアニーに言い寄ります。しかし、この土地にはアニーの夫や子供たちのお墓、それに数えきれないほどの思い出が詰まって...

  • 「絵本作家のしごと」と出久根育さん

    別冊「太陽」スペシャル(2024年10月25日)「絵本作家のしごと」。人気の絵本作家のアトリエの様子、絵本作家になるまでの紆余曲折、作品の背景や編集さんとのやり取りなど読み応えあり! ミロコマチコ 鈴木のりたけ 及川賢治 きくちちき ヨシタケシンスケ 堀川理万子 こみねゆらそして、私の一番のお目当ては、出久根(でくね)育さん!!!チェコにあるアトリエには、木製の窓枠に木の蔓で編んだ籠。整理整頓がされていて...

  • 【イランアフガニスタン映画】コンテナの中でしか遭えない関係

    惹かれ合う、それだけでは許されないのか。アフガニスタン難民の女性、マロナ(ハッシバ・エブラヒミ Hasiba Ebrahimi)と、イラン人労働者のサベル(サイド・ソヘイリSaed Soheili)は、マロナの父親の目を盗み密会を重ねます。ナウィド・マームディとジャムシド・マームディ兄弟の長編デビュー作、「数立方メートルの愛」(A Few Cubic Meters of Love)。タイトルの通り、数立方メートルのコンテナの中でふたりの、もっと近づきた...

  • 小川糸&杉本さなえ

    あぁ、とんでもなく素敵な世界への扉を、またひとつ開けてしまった・・・。クロワッサンに作家・小川糸さんの暮らしぶりが掲載されていました。(そこで見たのと同じ写真がヤフーにも掲載されていました)田舎でのゆったりした暮らしぶり。私の憧れが詰まっている生活です。小川糸さんのお名前は雑誌で拝見していましたが、小説は苦手なので小川糸さんの小説は読んだことがありません。エッセイも書いていると知り、借りてみました...

  • 【パレスチナ】村人が撮影したドキュメンタリー

    パレスチナを取り上げたドキュメンタリーや映画をいろいろと観てきましたが、ドキュメンタリー「壊された5つのカメラ」は、撮影者がパレスチナ人、そして監督がイスラエル人という異色の組み合わせです。農業を営んでいたイマード・ブルナートがカメラを持ち、イスラエル人監督のガイ・ダビディと共同で作り上げたドキュメンタリー、「壊された5つのカメラ」をDVDで視聴しました。(文京区、港区、北区の図書館でDVDを借りること...

  • オーストラリアのお笑いをどうぞ!

    スーシー・マンゴ(Sooshi Mango )というオーストラリアのお笑い3人組にハマっています。スーシー・マンゴは、イタリア系のジョーとカルロ兄弟、ふたりの親友のアンドリューの3人で、おばさんの恰好をして、イタリア系移民のママたちに扮して、笑わせてくれます。「Controlled Chaos (しっちゃかめっちゃかだけど、ちゃんと料理してるよ)」と題された、クリスマス当日のイタリア人ママたちの様子。しゃべるしゃべる、そしてし...

  • 【エジプト映画】カイロ中央駅(1958年製作の映画) Bab el hadid

    1950年代のカイロ中央駅で繰り広げられる人間模様。駅で新聞を売るキナーウィは、コカ・コーラ売りのハンヌーマに一方的に想いを寄せますが、ふられた腹いせにとんでもない行動に出てしまいます。今日は、モノクロのエジプト映画の感想と、私が忘れられないエジプトの風景のことをのんびりと書いていきたいと思います。雑感ユーセフ・シャヒーン監督自らが演じる新聞売りの青年キナーウィは、足が不自由という引け目から、女性とち...

  • 死んだらどうなる?谷川俊太郎と伊藤比呂美

    私は詩というのがわからないのですが、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」をテレビCMで初めて聞いた時、時差があることをいつも不思議に思っている私は、からだが震えるようでした。「ららら 星のかなた」は、詩人、谷川俊太郎と伊藤比呂美のちょっと変わった対談集。タイトルを見て知りました、鉄腕アトムの作詞は谷川俊太郎さんでしたね。2020年10月2日に始まったふたりの対談は、2022年11月27日に最後を迎えます。その2年後、202...

  • 【トルコ映画】異教徒たちの偶然の出会い「私の娘の香り」

    テロで家族全員を失ったアルメニア系フランス人女性、ISISの人質になった若い女性、そして米国から帰国したトルコ人男性の三人が、運命のいたずらで出逢い、危険を承知で行方不明の人質を探しに出ます。「私の娘の香り」(Kizim Gibi Kokuyorsun/Scent of My Daughter)は、2021年のイスラーム映画祭6にて日本初上映された作品。戦争、殺戮とは縁を切りたくても切れないトルコの歴史的複雑さが、よく表れた映画でした。主な登場人...

  • 【イラン映画】縁が薄い父からの相続/佐藤愛子さんの家 発見

    佐藤愛子さんのエッセイで、近所のサミットへ行ったとある。三軒茶屋駅前の西友ではなくて、サミットが近所?一体、どこにおうちがあるんだろう。響子さんや桃子さんは近くの家庭幼稚園に通ったともエッセイに書いてある。さらに世田谷区の印刷物を読んでいると、某神社の裏の方(裏ではなく、裏の「方」)に作家、佐藤愛子さんの自宅がある、なんて書いてあるではないか。ということは、「サミット 幼稚園 某神社」に囲まれた三...

  • 鼓のコツは「間」

    午前中に近所で桜吹雪を楽しんできました。地下鉄に乗らず歩いて行ける範囲のところで行動したので、体が楽でよかったです。青い空をバックに淡い桜色が眩しく、その桜を撮影する人たち、おひとりおひとりも幸せに満ち溢れていて、充実したひと時を過ごすことができました。相方は、あまり歩けないため、家で留守番だったのが残念。仕方ないね、年を取ることは。さて!NHK FMで始まりました、「ライブジャポニズム!福之音(フク...

  • 【ルーマニア映画】関係修復いたします

    週末ではなく、平日のうちに千鳥ヶ淵に桜を見に行くとすれば、今日しかない。行こうか、行くまいか。平日と言えども、混む。それを考えるだけで面倒くさくなってしまうイナカモノ。どうせ外出するなら、某・作家のご自宅の桜を見に行こうか。こうやって脳内花見をしているだけで、行った気になるのは、岸本佐知子さんの悪影響。さて、それで、久々のルーマニア映画。悩みのあるカップルたちが、セラピーキャンプで7日間を一緒に過...

  • 佐藤愛子さん、遂に施設へ

    作家、佐藤愛子さんの娘、響子さんが、女性誌に連載している「憤怒のひと」。図書館に行くと、誰かしら「女性セブン」を読んでいるので、「もしや、あの人も「憤怒のひと」を?!などという目で見てしまうのですが、どれくらいの人たちが「憤怒のひと」を読んでいるのだろう。今日は、愛子さんの老後、過去のエッセイ、そして響子さんのYoutube動画について思ったことをダラダラと書きました。佐藤愛子さんが施設に今週は、とうと...

  • デンマーク留学 理想と現実 そして道は拓く

    どういうわけだか、デンマークの家々の姿に惹かれ、シャッターを切る稲垣早苗さん。中でも気に入ったのが、オレンジ色の家。誰が住んでいるのか知らずに撮影したものの、その家の主と、信じられないような形で出会うことになる。いや、すごい。そんなことって、あるんだ。デンマークに恋して留学したものの、裏切られて、一体、この人はどうなっちゃうのか。欧州を旅したことがある人なら、一度くらい、ウンザリした記憶はないだろ...

  • 【ボスニアヘルツェゴビナ】「泣けない男たち」戦争の後遺症

    シーズンオフのホテルに、男たちが集まる。1990年代のボスニア戦争で心に傷を負った男たちの集団セラピーが行われるが、果たしてセラピーの行方は。戦争そのものを映像で伝える映画ではありませんが、セラピーの場面を私たちに見せることによって、戦争の悲惨さを伝えるという、戦争映画です。男性ゆえの辛さもあるのでしょう。男だから涙を見せてはいけないという無言のプレッシャーが。これと対照的なのは、ボスニア戦争で残され...

  • ぐりとぐら 晩年の中川さんとご主人の態度

    「ぐりとぐら」などで知られる作家の中川李枝子さんが亡くなったのは、妹の百合子さんが亡くなってから2年ほど後のことでした。先日、図書館で借りた婦人公論に、中川さんの息子さんの記事を見つけましたが、今の自分と重ねて、ショックな内容もありました。おそらく80代に入ったくらいからだと思います。母は緑内障のために、生き甲斐だった読書がままならなくなっていきました。(中略)さらに、父が年を重ねるにつれ、母やほか...

  • どんな服を着たいですか?

    酒井順子さんがお勧めしていた行司千絵さんの「おうちのふく」。読んでいて、本当に本当に楽しくて、2025年読書ベスト図書にしてもいいくらい。(2025年は、まだ終わっていませんけど)行司千絵さんは知り合いたちに頼まれて服を作るのですが、この作り方がとてもユニーク。「こういうのを作って」と服作りを依頼されるのではなく、おおまかなタイプ(コートがいいとか、ワンピースとか)、好みの色と着丈程度だけをきいて、後は行...

  • 【米国ドラマ】名脇役 移民の子は移民の役?

    近所の木蓮は、咲いてから1週間で散ってしまった~。さて。移民の国、米国のドラマや映画を観ていると、外国語訛りの英語を話す人物が登場することは珍しくはありません。イタリア系あり、東欧系あり、アラブ系あり、中国系あり。演じている役者たちのルーツは、どうなのでしょうか。日本でも放映された「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」などは、イタリア系米国人たちが演じるという、キャスティングの凝りようで、仕草やアクセ...

  • 【イラン映画】Wing of Imagination

    あらすじ中学生のレザ。母親と大学生の姉を支えるため、学校へ行く前にジャラールの工房で働いている。レザの仕事は、染め上がった絹糸の束を絨毯を織る職人たちに渡すこと。しかし、経営不振のため、工房閉鎖を余儀なくされている。工房が閉鎖されれば、レザはもちろん、絨毯を織る職人たちも失業してしまう。工房を守るために、レザは奮闘する。果たして工房の行方は。雑感映画、Wing of Imaginationでは絨毯の手織り場面や絹糸...

  • リネンで女性用トランクス作りに挑戦

    世の中、物価が高騰し庶民の生活を圧迫・・・と報道されていますが、その一方でwafu.の9,800円!!!もする女性用トランクスは、再販されたと思った途端に売り切れるとは、どういうこったい。wafu.オリジナルのリネンを買って、自分で縫うか・・・。トランクスの画像を穴があくほど見てみると、クロッチの向きが、快適さの秘密でしょうか。ショーツの場合、前から後ろへとクロッチがついています。女性用トランクスは右足付け...

  • 【インド映画】インドの女子会 意外な展開に

    映画、Angry Indian Goddesses はパワフルなインド女性たちの賑やかなおしゃべりが楽しいーーと思っていたのですが。女優のジョアナ(Amrit Maghera )が撮影現場で、女性ゆえの不快な経験をするところから映画は始まります。ジョアナのいとこ、フリーダ(Sarah-Jane Dias )が友人たちに「結婚相手を紹介したい」と自宅へ招待し、フリーダの家の中は一気に華やかに。上司の悪口、同僚の愚痴、あんなこと、こんなこと。ところでフ...

  • 片桐はいり 北欧と「マトカ」

    「わたしのマトカ」は、映画「かもめ食堂」のロケでフィンランドに滞在した時の話を中心に、初めての海外旅行のこと、グアテマラにいる弟さんのこと、日頃の思いなどをまとめた、片桐はいりさん初のエッセイ。「かもめ食堂」はいい映画だった。フィンランドが好き。そんな方には是非お勧めしたいエッセイです。妙なところで正義感を発揮するくせがある。電車の中で足を踏まれて、あやまられる気配のひとつもない時など、せめて指の...

  • 後発白内障の手術

    手術日を決めるのは、簡単でした。なにしろ、平日の午後なら、いつでも空いているご身分なのですから。もし、定年退職後、嘱託で残る道を選んでいたら、大変なことだったでしょう。まず、身を小さくしてシナガワにへーこらして、同僚にぺこぺこして、半日お休みをいただかなくてはならなかったでしょう。そもそも、「休みをいただく」だなんて、変な日本語ですよ。現役で活躍している人の中には、仕事を休めないからと無理をして、...

  • 【イスラエル】緊迫する6分の試合 結果は

    こういう角度から、イスラエルとパレスチナの情勢を描くとは。わずか6分程度のショートフィルム、ガイ・ナッティヴ監督の Offside を観ました。イスラエル兵士ふたりがラジオでサッカーの試合中継を聞きながら歩いている。すると、フェンスの向こうにはパレスチナ兵士がふたり。とっさに銃を構える。一触即発。けれど、サッカーの試合中継から耳を話すことができない。途中で、ラジオの音が途切れ途切れになる。困った、試合の行...

  • 着ないTシャツの使い道

    数年前に相方が里帰りした時のこと。甥御さんの奥様、マリオネットさんが「由実子さんに」とTシャツを買ってくれました。そのお気持ちが嬉しいです。感謝。なのですが、その色が「一生、私が着ることはないと思われる色」なのです。どうして米国人というのは、こういう色を着るかなぁというのは、米国ドラマ、The Middle (インディアナ州の家族のシットコム)なんかを見ていると、よく思うことです。色だけでなく、このシャツを...

  • アルゼンチンの豆シチューを市ヶ谷JICAで

    市ヶ谷のJ's Cafeで「ギソ・デ・レンテハス(アルゼンチン風レンズ豆のシチュー)」をいただきました。私が愛読しているmamekoさんのブログに細かい説明がありました。もっと、スープっぽいのかと思っていましたが、配膳の方がスープを皿に盛る時、ボテッという音が聞こえるんじゃないかというくらい、重たい感じでした。私が好きなレンズ豆をとろとろに煮込んで、マッシュポテトと混ぜ合わせたような食感です。ソーセージやベーコ...

  • 【シリア映画】イスラム教だけではないシリア

    Damascus with Love(دمشق مع حبي)あらすじシリア出身のハラー。彼女が交際していたナビル探しに奔走する。ナビルは亡くなったとばかり思っていたのだが、ハラーの父、アルベールが「実はダマスカスで生活している」とハラーに告白したのだった。映画の背景と雑感日曜の午後にのんびりとした気分で鑑賞するのに向いている映画。東へ行けと言われたから東へ行くと、今度は西へ行けと言われ、西へ行くと「いや、ここじゃない。南だな...

  • 還付申告のために460円使った話(涙)

    いや、自分が悪いんだけどね。バイト先での年末調整は、すべてオンラインで行いました。エコミック年末調整コンタクトセンターという、電話番号も住所もわからないところが代行で行います。紙に記入してハンコを押して総務に提出、もう、そういう時代じゃないのですねぇ。慎重にやったつもりだが、ダメ出しがメールで来ました。健康保険の支払い票のPDFを削除してください、と。その時に、ちゃんと気付くべきだった。私は、勘違い...

  • 【トルコ映画】アルツハイマーの母を持って

    愛らしい花柄のワンピースを着たネルギス(Zerrin Sümer)の日常。冷蔵庫を開ける。コーヒー豆をゴミ箱に捨てる。窓の向こう側にいる誰かに大きな声で話しかけるが、返事がない。それもそのはず。誰も外にはいないのだから。新聞を切る。ラジカセで音楽を聴く。やおら立ち上がり、果たしてダンスでもするのかと思いきや。お粗相をしていた。そこへネルギスの息子、エクレム(Settar Tanriögenが帰ってくる。映画Nergis Hanım(Mrs....

  • JICAでアルゼンチン・マテ茶を身近に

    2025年3月、JICAではアルゼンチンの料理を提供したり、アルゼンチン関係の展示や写真展示をしています。アルゼンチンの映画でよく見るマテ茶のカップは、いろいろなデザインがあり、迷います。taraguiというメーカーのマテ茶葉。マテ茶のポットとカップを入れる専用のバッグ。マテ茶を回し飲みするのが、親しみを表すのだとラジオのスペイン語講座で言っていました。どういうわけだか、アルゼンチンでマテ茶を飲んだ記憶がないので...

  • 白内障手術後/文字が判読できない!

    インクで書いた文字に水をぽとんとたらすでしょ?そうすると、文字がぼやぼや~っと滲んで読めなくなりますよね。私の右目は、そういう感じ。私は、アメーバ状の飛蚊症のせいだと思っていたのですが、右目だけどんどん見えなくなってきます。子供の頃、「家庭の医学」を読んでは、自分は死ぬのではないかと思うような怖がりでしたから、私はとうとう視力を失うのではないかと恐怖でした。ちょうど、緑内障かどうかの検査をする時期...

  • 【フィンランド映画】中年の「ケアラー」は同情もされない

    冴えない中年女性のイリス(カティ・オウティネン)は、狭いアパートに同居する実母、実母のヒモ男を養っている。イリスがマッチ工場で稼いだわずかな給料はふたりに搾取され、イリスはタダ働きの家政婦よろしくコキ使われている。裕福な男性、アールネと一夜を共にしたイリスの運命が少しずつ変わっていく。さすが、アキ・カウリスマキ監督。やるせない気持ちにさせるのが、うますぎる。映画「マッチ工場の少女」には、台詞らしい...

  • 皮膚炎で緊急入院

    相方がいつも通院している総合病院では、複数の科でお世話になっています。去年、うっ滞性皮膚炎が悪化し、総合病院の皮膚科で診てもらおうとしたところ、断られました。総合病院の皮膚科で「皮膚がんの疑いがあるが、白色人種の皮膚がんは診断しにくい。専門家がいる大学病院へ」と紹介状を受け取ったのが、去年のこと。無事、大学病院でガンを除去し、皮膚移植手術も終了。その後も東大病院の皮膚科で診察をしてもらっています。...

  • 訃報 枝元なほみさん 夜パンをありがとう

    クロワッサン2024年10月10日 1116号で、久しぶりに枝元なほみさんを見ました。クロワッサンの取材では、自分の料理が掲載されること、自分の料理で誰かが幸せになることを素直に喜んでいました。「うふ」という枝元さんの声が耳元で聞こえるような、すてきな記事でした。私が枝元さんと同じ状態だったとして、枝元さんのように他人を思いやる気持ちを持ち続けていられるだろうかと考えると、あらためて枝元さんの偉大さがわかりま...

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