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インスタ映えのしない日々  http://karaz.blog.fc2.com/

もうすぐ定年。所有物を整理する自分のメモとして始めたブログ。部屋は片付き、遺言状を書き終えました。最近はエッセイの感想、ミニシアター系の映画の感想を書きながら、残り少ない人生をどのように楽しむか模索する様をブログに織り込んでいます。

由実子
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2022/05/29

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  • 「祖母姫、ロンドンへ行く」と恋バナ

    久々に大笑いして、スカッとした本。お客様に喜んでいただくことを誇りとしたい、そう考えるエッセンシャルワーカーやサービス業、必読の一冊。わがまま言いたい放題のおばあちゃんをロンドンへエスコートする孫の苦悩を、椹野道流さんが面白おかしく書いたエッセイです。冒頭に出てくる、ファーストクラスのわがままな(貧乏人のひがみ30%込み)客にお仕えするプロの言葉が印象的。何ができないかではなく、何ができるのかを見...

  • リネン 百貨店仕様を試す

    wafu.の綿貫社長さんも言っていましたが、百貨店仕様というのがあり、基準が厳しいのだそうです。基準が厳しい分、着やすいのか、上質のリネンなのか、実際のところ、どうなのでしょうね。先日、ついに(株)エム・アイ・ディーが企画販売しているメイド・イン・ジャパンのリネンの中古服を手に入れました。三越やそごうで洋服を買う方なら、エム・アイ・ディーのBLENHEIMとかAVENIRETOILEの文字を見たことがあるかも知れません。...

  • 【韓国映画】ある女優の静かな一日

    会社員時代のこと。韓国から取引先の女性が来日して、昼食へ。彼女は日本語がぺらぺらで、日本の文化も尊重してくれる。でも、お味噌汁には口をつけていないので、あぁ、お口に合わないかと思ったら、違った。「スプーンがありません」と言う。そうだ、そうだった。何かで読んだ話だけれど、食器を手で持つことは韓国ではお行儀が悪いとされる。ましてや、食器を持って口をつけるなど。だから、韓国人の彼女はスプーンでお味噌汁を...

  • 【ハンガリー】栄枯盛衰 国の夕暮れ時

    有給休暇を取得して、病院の付き添いに行ってきました。時計を見るたびに、「今頃、朝礼している頃だな」「仕事の片づけをしている頃だな」「お昼ごはんはどこで食べよー。きゃー、とはしゃいでいる頃だな。」それなのに、今日の自分ときたら・・・。いけない、いけない。たまには修行も必要よ、と自分に言い聞かせ、役目を果たしてぐったり。さて、すごい監督を知ってしまいました。1913年、オーストリア・ハンガリー帝国にあ...

  • 新疆ウイグル自治区

    久しぶりに、慶応大学三田キャンパスの学食「山食」へ。三代目社長の谷村忠雄さん、お元気かしらと思って。日替わり定食のサーモンを注文。若い女性が盛り付けたのを、谷村シェフがチェック。「もっと(タルタルソースを)かけてあげて」と。きゃー、嬉しいじゃないですか!たっぷりのソースがかかったサーモン、おいしくいただき、あまったソースの上にごはんをのっけて、タルタルソースも一滴残らずいただきましたよ。120円の...

  • 【オランダ】自殺ほう助の会社 利用するならどのコース?

    珍しいオランダ映画「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」のDVDを赤坂図書館で借りました。「キャラクター/孤独な人の肖像」のマイケ・ファン・ディム監督の作品。大富豪のヤーコブ(イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ)は、自殺を試みるもうまく死ねない。こういう設定は、いくつかの映画で見ましたが、コメディっぽく始めておいて、実は中身のあるドラマなんですよね。自殺ほう助の代理店でサプライズ・コ...

  • 【イスラエル映画】元兵士たちの視点から レバノン侵攻の意外な面

    私には相方の世話をする義務はないし、それが嫌なら自分のマンションへ逃げることもできます。文句を言いながらも、私ができる範囲での世話をしている一番の理由は、結局、私のためだと思います。ここで投げ出して、後になってから後悔したくないから。ここまで耐えたのに逃げてしまうと、バチが当たりそうで怖いから。自分勝手ですが、高齢者の世話をしている人すべてが、善良で心優しい人ばかりではありません。優しくできないと...

  • 朗読とは違う「ひとり語り」 熊澤南水さんに聞きほれる

    熊澤南水(なんすい)さんの「ひとり語り」に初めてお邪魔しました。朗読と「ひとり語り」の違いと南水さんの魅力について簡単にまとめてみます。私が朗読会に初めて行ったのは、もう6年も前。場所は、移転前の港区三田図書館でした。 参考過去記事 「二胡の演奏と朗読会 春めく季節のしらべ@三田図書館」朗読を聞くのは、読書とはまた違った楽しみがあります。三田図書館での朗読会に出た後、朗読のCDを図書館で借りたり、NHK...

  • 【アルメニア】侵略されるのはウクライナだけではない/チェコの前衛舞踏を見る

    ダンスカンパニー420PEOPLEによる作品「WHERE」の公開リハーサルを間近で見る機会がありました。振付、ダンスともにチェコのヴァーツラフ・クネシュさんとヘレナ・アレンベルゲロヴァーさんで、大阪万博のチェコ・パビリオンで上演されます。リハーサルでは、私のすぐ目の前までクネシュさんとアレンベルゲロヴァーさんが来て、吐息まで聞こえるほどでした。ヘレナさんの右足ですが、指が6本あるのかと思ったら、それは重症な外反...

  • 「もう終わりにしたい」

    婦人公論で連載中の伊藤比呂美のエッセイを開くのが、怖かったんです。枝元なほみさんの死について何か書いてあるのではないかと。前の号には、何も触れていなくて、なぜだかほっとした。多分、原稿を婦人公論へ渡したのは、なほみさんが亡くなる前のことだったからだろう。そして、いよいよ。伊藤比呂美は独特の強運の持ち主で、その日も枝元なほみさんのお見舞いを済ませた後、なほみさんの家へ泊った、その晩。なほみさんの義妹...

  • アルプスの谷に亜麻を紡いで

    食文化研究家、1941年生まれの舟田詠子さんが、パンの食文化の研究で訪れたオーストリアの村を訪れた時の貴重な記録を読みました。横山貞子さんの著書「老い、時のかさなり」の中に出てきたのが、「アルプスの谷に亜麻を紡いで」でした。リネンが好きな私は、タイトルの「亜麻を紡いで」のところに惹かれ読み始めたものの、亜麻を紡ぐ話は、実は少しだけでした。それで落胆したということはなく、予期しない貴重な体験談を次から次...

  • 【米国映画】アジア人はこの店に入れませんと言われる気持ち

    青池保子の原画展を見終わり帰宅する途中、ご近所の方が私を呼び止め、慌てたような口調で「お宅のおじいちゃまが探していらっしゃいました!」と言うではないですか。聞けば、相方が「どこ~ぉ?」と口走りながら近所を徘徊していた?!遂に、この時が来たか!心臓がドキドキしてきました。結局、相方は呆けたわけではなく、帰りが遅い私を心配して、探しに駅へ向かって歩き出したらしい。「どこ~ぉ?」というのは相方の口癖みた...

  • 古着 シャツが割けてきて修繕

    素材ラベルの印字が、すっかりはげおちている古いシャツ。多分、綿。襟の下あたりの生地が透けるくらい薄くなり、穴が開いている。ごみ屋敷の住人のクローゼットで見つけたものだ。昔の私なら、雑巾にした後、捨てていた。あっさりと。それが、今じゃどうだろう。どうやって修繕をしようか、Youtubeやブログを参考にして頭をひねっているとは。いろいろな補修方法がある。・全然、別の色や柄の布をあてる・ミシンではなく、あえて...

  • 60代で読め)見事な逝き方 中山あい子さんと献体

    定年退職して時間がいっぱいあるはずじゃなかったのか?読書も映画鑑賞も、必ず途中で中断しなくてはならない。好きな本を心行くまで読むことの、何が悪いんだ?外国語の映画は、すべて「テロリスト」か「共産主義」と言ってバカにして、何が楽しい?ひょっとして、こういうストレスがからだに悪いのだろうか。ストレスをためやすい性格の人は膠原病になりやすい、とも聞く。あーあ、損な性格っ。気分を変えて。佐藤愛子さんのエッ...

  • フィリピンのお菓子とプラスチックごみのこと

    同僚のフィリピン人、マリアンさんがフィリピンのお菓子をお裾分けしてくれました。紙に包まれた、ヨックモックのシガールみたいなお菓子。意外に硬いです。思い切り噛むと、今度は中身がほろほろっとこぼれ落ちます。マリアンさんは「ピーナツよー、ピーナツ、わかる?」と言っていましたが、あまりピーナッツの味はしません。コーンスターチのような食感で、水がないとむせます。私はフィリピンのことに全然なじみがないので、面...

  • 【ベルギー映画】親に見捨てられた子供たち

    施設に預けられたシリル、12歳。迎えに来てくれると信じていた父親に裏切られ、町の美容師に救われるも、今度はシリルが彼女を裏切り、悪の道へ。映画「少年と自転車」に、果たして救いはあるのだろうか。やってくれました、ダルデンヌ兄弟。日本でおとなしい生活をしている私の位置からは見えにくい存在を映画にするのが、憎たらしいくらい優れています。「息子のまなざし」など、悪い後味が残るけれど好き、という作品を作る兄弟...

  • 江戸時代の豊かさを感じる

    暑からず寒からず。とても気持ちのいい午後のひとときを、東京都立中央図書館で過ごしました。4階で開催中の企画展示「情報、江戸を駆ける!蔦屋重三郎が生きた時代の出版文化」をたっぷりと楽しんできました。蔦屋重三郎が出版した書物の他、江戸時代の瓦版やHow-to本、江戸時代の双六など。実際に双六遊びを体験できるコーナーもあります。故・杉浦日向子さんの解説を聞きたかったなぁなんて思いながらさいころをコロコロと転が...

  • 年を取るとは、こういうことだったか

    ウルグアイのムヒカさんがお亡くなりになりました。エミール・クストリッツァ監督の「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」というドキュメンタリー映画がオススメです。このドキュメンタリーで一瞬だけ見えたシーンが忘れられません。「ペペ(ムヒカさんの愛称)、愛している」という壁のグラフィティ。こんなグラフィティを壁に書いてもらえる政治家が、今の日本にいますか?さて、興味が尽きない話題がいっ...

  • ゴンチチが選ぶ 風景が浮かぶ音楽

    NHK FMでゴンチチさんが担当されている番組、「世界の快適音楽セレクション」というのがあります。選曲がいいのはもちろん、おふたりのおしゃべりものんびりとしていて落ち着きます。喫茶店に入った時やテレビ番組の導入部で、それとは知らずに耳にしていることが多いゴンチチさんの音楽。おふたりの活動は、本当に長いですねぇ。そんなゴンチチさんの選曲で、忘れられない曲をまとめてみました。イースト・フォレスト&ピーター・...

  • 膠原病 新しい薬を試してみる

    私が「姉さん」と勝手に慕う、あるブログ主さんがいる。ズッキーニが大きくなってきたそうだ。昔、私もズッキーニを育てようとしたけれど、なにせ、雄花ばっかりが咲く。雌花は滅多に咲いてくれない。オスはひとつだけあればいいんだよ。それより、メスだ、メス。どこかにいないか、女~。さて。シェーグレン症候群のため、膠原病の専門医のところへ定期的に通院しています。先生が「次回の診察では、胸部CTスキャンをしよう」と言...

  • 【チリ映画】CMは世界を変えられるか?映画「NO」

    アパートの騒音問題で殺人事件まで起きていますが、耳が遠い高齢者が増え、騒音問題はこれからも増えるのだろうなぁ。うちの相方も耳が遠いので、テレビは大音響。幸い、隣近所との距離がある上、窓の位置の関係で、騒音問題は起きていませんが、私が耐えられません。特に、日曜の昼下がり。素人ののど自慢大会みたいなのが、相方のお気に入り。日本語が通じない人には、あのシンプルさがいいのでしょうか。さて、今日はチリ映画。...

  • パイナップルと飛蚊症/清掃バイト辞め時

    缶のパイナップルじゃダメだっていうんですよ。飛蚊症に効くのは、生のパイナップル。本当なんですかね。それで、せっせと買っては切り分け、食べていましたが、生ごみが多くて、1か月足らずで挫折。諦めるのが早すぎでしょうか。諦めると言えば(と無理やり、話をつなげる)、清掃のバイト。母が元気なうちは(つまり、母が私の緊急連絡先でいてくれる間は)バイトを続けようと思っていましたが、掃除のバイトももう辞めて趣味に...

  • 【イタリア映画】ローマ法王のトラウマと信仰心

    ローマ法王が決まりました。アフリカ系、アジア系の法王云々の話は、もう、ミス・ユニバースじゃないんだから、「前回は南米だったし、その前は白人。そろそろアジア人を出さないと、まずいんじゃない?」なんていう忖度は、必要ないでしょう。でも、米国人とは意外でした。なにしろ、米国という国はカトリック教徒を低く見ている国です。ポーランド系、イタリア系、メキシコ系、アイルランド系は、悪く言われることが多く、蔑称が...

  • コソボ大使夫人直伝のレシピで

    私は人混みや行列に並ぶのが苦手なので、万博に出かける元気はありませんが、来場する方たちのわくわくする気持ちはよくわかります。私は、毎日が「世界万博」ですから。珍しいコソボ料理を、JICAのJ's Cafeでいただきました。その名を、タベメオレズといい、コソボ大使夫人直伝のレシピなのだそうです。中に見える白いポツポツは、多分、お米。ピーマンの肉詰めは、旧ユーゴスラビア諸国、トルコで食べられているそうですが、こち...

  • 米海軍語学士官の華麗なる人間関係

    ドナルド・キーンさんの最初で最後の日記本、「東京下町日記」。私の年代で英会話を一生懸命学んだ人にとっては、おなじみの名前ではないでしょうか。English Journalでドナルド・キーンさんのインタビューを聞いたのが、キーンさんを知るきっかけでした。こんなにすごい米国人がいるんだ、と驚いたことを今でも覚えています。それ以来、私にとってキーンさんは私のアイドルでした。東京下町日記には、三島由紀夫、谷崎潤一郎、安...

  • 清掃会社に再就職 会社によってこんなに違う

    早いもので、定年退職して2年。清掃のパートを始めて1年と半年が経ちました。この仕事を選んだ理由は、(1)朝、3時間程度だけ働きたい (2)人と話さず、責任の軽い仕事をしたかったからです。何とも非社交的で勝手な理由ですが、残りの人生、好きにさせてくれと思います。私のように、人と接するのが苦手で、誰とも関わらないで済みそうな清掃業務を考えている方のヒントになればと思い、このブログ記事を書いています。清...

  • 【ルーマニア映画】江戸時代のお宝発掘事件を思い出す

    J's Cafeのメニューは、献立に煮詰まった時に便利です。昨夜は、ブラジル風チキンストロガノフなるものを料理してみました。牛肉ではなく、鶏肉。お財布に優しい。粒マスタード、ケチャップ、生クリームで味付け。ソーセージにつけるならディジョン粒マスタードが圧倒的においしいのですが、ディジョンは高いので、今回は100円のチューブ入りを。これで十分で、粒マスタードの酸味が、いい隠し味になりました。さて、ルーマニア...

  • トイレ清掃員の漫画と高齢者を雇用する難しさ

    20代女性のトイレ清掃員が描く漫画を、「こういうコト、あるある」と思いながら読んでいたのですが、ひとつだけ妙なところがあり、これはフィクションなのではないか、と疑っています。この20代さんが別の清掃員さんとペアを組んで清掃をした時のこと。ペアを組んだのは、60代くらいの女性。男性トイレの汚れ具合を見て、60代さんは「糖尿病かしら。ちゃんとした食事を作ってあげたいわ。」と言い、20代さんは彼女の母性愛...

  • ホームレス支援雑誌 ビッグイシュー

    以前は、田町駅でビッグイシューを買ったものですが、販売員さんを見つけられなくなってしまいました。(確認したら、2025年4月現在、田町駅の販売員さんはいないようです。どこかでお元気にされているでしょうか。)九段下駅近くにも、おひとりいらっしゃったんだけど、その方のお姿も最近、見なくなり。と思ったら、まさかの神保町A5出口付近で、別の販売員さんを発見!ビッグイシュー、2025年4月15日号(vol.501・・・ついに500...

  • 漆器のお弁当箱 完全受注生産

    友達がいない私にとって、てならい堂からのメルマガは貴重な情報源。ダーニングって、もっと自由にやっていいんだ。「かるさん」ってなんだ?え?ハギレを出さないでズボンが作れるの?和ろうそくは、「キャンドル」とはどう違うの?知れば知るほど、別の新しい世界への扉が開いて、普通の生活がどんどん面白くなっていく。そして、遂に、あー、私が恐れていたことが起きてしまった。福島から漆器の職人さんを招いて、お話を聞きな...

  • 膠原病 気持ちの浮き沈み

    ある朝、目覚めると、手の指がこわばっている。リウマチではない、と整形外科医。では、一体何なのか。膠原病を専門とするクリニックで、二度の血液検査。結果、シェーグレン症候群だと判明した時の気持ちは、病名がはっきりしてよかったという安心感。ところが、徐々に気持ちに変化が現れます。全治しない病気。それならば、通院する意味もないのではないだろうか。来月の予約、どうしよう。「シェーグレン」と検索キーワードに入...

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