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半分野良猫な勤務社労士の憂鬱 https://harfnora.hatenablog.com/

半分野良ネコみたいな勤務社労士が独学資格受験のあれこれや日々のよもやま話をしたりするブログです。

独断と偏見に満ちた自己流もいいところの社労士試験独学勉強法や体験記、合格した後のよもやま話、はたまた日々のどうでもいい話を「いろいろな関係機関の注意を引かない程度に」していくブログです。

半野良
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2021/01/27

  • 仕事机の整理整頓

    新年度の異動のバタバタをはたから見てて思ったのですが、みんなその机に定年までいると思っているのでしょうか。だいたいの人が膨大な量の資料や私物の整理に時間をかけています。 私は仕事の紙ベースの資料は半年度毎に「これはたぶん二度と見ない」と思ったものは捨てて、必要最小限にしています。私物はほとんどありません。パソコンデータはすべて社内共用サーバーの中。案件書類は進行順にまとめて並べています。たぶん5分で席異動ができます。 今の机を何年も使っています(席替えの時は机ごと移動するのがわが社の習わし)が、たぶん社内で「一番モノを置かない」タイプだと思います。 反面、片付けるのに3日はかかるだろうなという…

  • 「給料上げて」と言わない私

    いつだったか話をした人事面談ですが、結局私も特段の提言も何もせず勤務社労士としての職責(もともとそんなものは存在しないが)を果たすこともなく、言ったことは雑談と「最近胃から血が出ておりまして」程度のことでした。 他の皆さんはいろいろ話していたそうです。その中でやはり口にしたのは「給料上げろ」ということだったそうです。そりゃそうだろうなと思いつつ、私は言いませんでした。 給料上げろと言う言葉には2つの意味があります。一つは「自分に対して」もう一つは「報酬体系に関して」です。もちろんくれるものはもらえればありがたいのですが、以前どこかで話したように「賃上げは3日で慣れる」ので単に給与を上げるのは労…

  • 猫の社会も新年度

    先日庭で「新人教育の本」を読んでいると、近所のオス猫が壁の上をなーなー鳴きながら歩いてました。 飼い猫か野良猫かは知りませんがよく見かける猫で、また来たかと別に気にしないでいると、後ろから見慣れない子猫(と言っても6か月くらい経ってますが)がついていっています。壁の上をおっかなびっくり。 オス猫は時々止まって鳴きながら子猫を誘導して、途中私の顔をじろりと見てどこかへ行ってしまいました。 「うちのナワバリはここまでだぞ」とか「この家の庭には本読みながらタバコ吸ってるやつがいるぞ」とか教えながら歩き回っていたのでしょうか。そう考えると、猫の社会にも新人教育があるのかなあ、と。 うちの会社の新人や異…

  • 群集心理かスマホのせいか

    先日、総理の選挙応援で爆弾が投げ込まれたというニュースがありましたね。報道がそれ一色になったのでご存じの人も多いと思います。 で、一番気になったのは総理の警備体制でも犯人の犯行動機でもなく「意外に逃げる人が少ないな」というところです。 無論警備上の観点から総理は迅速にその場を離れています。もし総理が「俺が犯人をボコッてやる」と思っても周囲が許さないでしょう。ただ、犯人が取り押さえられた後その周囲に聴衆が大勢残っていたわけです。ほとんど動いていないどころか、むしろスマホ片手に集まっていた感じがします。 その後、爆弾?が爆発してようやく距離を取るように離れていきましたが、ああいう場に居合わせた場合…

  • 100%の力で仕事をするな

    仕事をしていると日々全力で取り組めとか言われかねないのですが、実はこれあまりよくありません。常に100%全力疾走している職場は生産性が良いようで、その実あまり効率的ではなかったりします。 個人の側面で話をしますと、常に100%の力で仕事をしていると想定外の事態が発生した時にキャパを上回ってしまいます。時間単位の仕事量をたやすく変化させることは不可能ですので何に跳ね返ってくるかと言うと、労働時間です。すなわち残業ですね。 では100%の仕事をしつつ毎日残業だというのは何でしょうか。日常的にキャパを上回っている状態です。これは仕事量に問題があります(仕事の方法に問題があるかもしれませんが)。 さて…

  • 転職が当たり前の時代になる?

    以前どこかの大企業が昇進制度を見直して「実力があれば20代でも課長になれる」制度にしたと言う報道がありました。また仕事に応じて待遇が決まる「ジョブ型雇用」も進んでいるという話も聞きます。 20代で課長になって、その後とんとん拍子で昇格していったら後に待ち受けるのは「ヘッドハンティング」か何かなのかな、と思ったことでした。そんな人材引き抜きたいですよね。 昭和と平成初期までは終身雇用がまだ主流でしたが、最近だんだんそれが崩れている(政府が崩そうとしている)気がします。つまり入った会社で人生を全うするのではなく、腕を磨いて技能をつけて、待遇の良い会社や異業種に転職する。そんな方向になってきています…

  • 社労士試験エントリー開始

    社労士試験センターオフィシャルサイトにて、今年度の社労士試験の募集要項が公開されました。今年もまた「暑い夏の試験」に向けて本格的にスタートを切る時期となった、ということです。 昨年に引き続きオンラインエントリーもできます。いろんなもののオンライン化はコロナの置き土産ですね。必要書類がある人は忘れず抜からず準備するようにしましょう。あと顔写真。 エントリーが終わると、試験勉強がより一層本格化すると思います。考えてみればはや4月。正月から4か月弱経っています。試験まで4か月少しです。同じくらい、いやそれ以上にあっという間に過ぎ去っていきます。 受験される人は悔いを残さないように勉強に熱を入れていき…

  • やっぱり仕事増えてるじゃん

    新年度になって「比較的順調な案件を取り上げられて困難な案件を受ける余地を作られた」という話をしたところですが、実際いろいろ業務分担が判明するにしたがって「あれ、それでも今の時点で仕事増えてるじゃん」ということに気付いてきました。 一つは新人・若手社員の教育・フォローアップ業務の増加です。もちろん私は「影」で支える形なのですが、自分の裁量で案件を回すのに比べて教えながら回すわけですから必然時間と手間がかかります。 特に新人さんは一から教えないといけないので大変です。若手さんも「やったことのない業務」を教えていくわけですからここは意味合いが同じですよね。 そして先日発覚したのですが、今3つの業務を…

  • 今年度の仕事の目標

    各社員に課せられている業務目標管理シート上では特に昨年と変わりない、達成したのかしていないのかよく分からない適当な目標を意図的に書いて提出している私ですが、本音のところの今年度の目標は何でしょう。 やはり最大の目標は「面倒ごとが起きませんように」です。もはや願い事です。そのためにどうするかなんて「相手が面倒を起こさない。特にクレーマー様におかれましては、黙れ」という他力本願もいいところの内容です。 ただ願望である以上達成できるかどうかは分かりませんので、自己実現できそうな目標は「年次有給休暇全日消化」です。しかも昨年のように「年次有給休暇を取るために直前に業務を詰め込んで、ただ倒れるだけの休暇…

  • 部下から上司へのパワハラ

    パワハラというと上司から部下への行為というイメージがつきまといますが、部下から上司へのパワハラというのも当然存在します。 社労士試験の勉強をしている人なら知っていると思いますが、そもそもパワハラとは何ぞやというのは厚生労働省が指針を作っています。曰く「①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもの」とのことです。 そしてその下に6つの類型「身体的攻撃」「精神的攻撃」「過大な要求」「過小な仕事」「仲間はずれ」「個の侵害」があります。 上司がたとえ管理監督職でも労働者に違いないわけですから、この要件を満たす限りパワハラとなりま…

  • 職場の席替え

    新年度に合わせて各社員の職務分担の兼ね合いや新人・異動者のサポート体制、気分転換を兼ねて部署の席替えがありました。 これまで私の席は部署の中心部、周囲を同僚に囲まれていて、いろいろ聞かれやすかったり話しかけられやすかったり見られやすかったりしたのですが、今度の席替えで一番端の席になります。 うちでは上司席以外は別に席順が序列を示していないので、格上げでも格下げでもないです。ただ一番「職場から脱出しやすい場所」に配置されたのは幸運と言えるでしょう。しれっとタバコ吸いに行けるから。 また上司席から最も遠いというのも魅力です。呼ばれても聞こえないふりができるから。 部署の中心部にいると騒がしかったり…

  • 仕事はチームプレイなんだろうけど…

    よく上の方に「仕事はチームプレイなんだから協力して仕事するように」と言われます。特に私はよく言われます。 こう書くと「半野良は一匹狼みたいな仕事してんだな」と思われるかもしれませんが、とんでもない。他の同僚の質問に答え、相談に応じ、協力して仕事を共に進めています。仕事を頼まれると(素直ではありませんが)だいたい断りません。余裕があるときはこちらから声をかけて仕事の相談に乗ります(余裕ないときのほうが多いですが)。 その逆、自分の仕事はどうか、を考えると、行動が全く反対になります。私は誰かに聞く前に自分で調べて、結果特に相談することもなくなり(報告はしますが)、難題は抱え込んで、自分の仕事を人に…

  • 社労士って何か説明してみよう

    先日、職場で「半野良さんは社労士でしたよね」と聞かれたので、また何か労働社会保険諸法令の質問かと思ったら「土地登記のことなんですけど…」と、なぜか登記のことを聞かれました。 みんな社労士を何だと思っているのでしょう。登記は司法書士の領分であって社労士の領分ではありません。 そんな話を何度もするのですが、じつは登記相続関係の質問、多いです。 これは社労士が何たるものか啓発していかないといけないなと思いました。 ところで「社労士って何?」と聞かれた時に、社労士または受験生のみなさんならどう答えるでしょうか。硬い答えだと「労働社会保険諸法令に基づく事務や相談をする資格」なわけですが、そもそも労働社会…

  • 私に仕事をさせたがる人

    春先に、庭の木にみかんを刺しているとメジロがやってきてついばんでいきます。一度知ったら「ああ、ここにみかんがあるんだ」と毎日やってくるようになります。ほほえましい光景です。 それと似た現象が仕事場で起こっています。 ある仕事について問われた時、説明して一緒にするより自分がやったほうが早いと思って私が仕上げて差し上げました。で、もちろん解説もしますので次からは自分でやってくれるだろうと思っていました。 ところがまた同じような案件を持ってくるわけです。私のところに持ってくればまたやってくれるだろう、と。 冒頭のメジロと変わりません。一度甘い汁を吸ったら次もまたあるだろうと思われているわけです。 メ…

  • 筋トレ体操の掛け声

    朝、出勤前にNHKのニュースか何か見ているとたまに筋トレ体操やってたりします。その時の掛け声で「あと5回しかできません」的なものがありました。 確かに「まだ5回もある」と思うより「あと5回しかできない」と言われると、つらい筋トレでも気持ちの入り具合は違いますよね。よしあと5回頑張ってみよう、となります。 おお、これを仕事に取り入れられないか、と思いました。例えば水曜日なんか「あーあと休みまで3日もあるのかー」と思いがちなところを「あと3日しか仕事できません。全力で!」と考え直すと少しはやる気が出てくるかな、と。 で、そのあと家を出るときに「よし、今週はあと3日しか仕事できない。頑張れ俺」と思っ…

  • 新人教育って難しい

    職場でいろいろものを聞かれて答える分にはいいのですが(よくないけど)、人に業務を教え、指導し、任せるということが非常に難しい私です。そんな私が新人や異動者に仕事を一から教えるという事態になっています。 聞かれたことに答えるのは慣れています。ですがそれと「仕事の教育」はまた違います。 単に人にものを教えることは「聞かれたことに答える」ですから質問→答えという流れです。ところが教育指導は教える内容をこちらが主導しないといけません。相手は「何を聞くべきかが分からない」からです。 そしてその中で仕事の流れ、内容、処理・対処方法を教えていきます。ルーチンワークなら簡単ですが、そうでない場合はケースバイケ…

  • 年次有休休暇を使い切りたかった

    日ごろから労働法令ら精通し、国の労働施策の円滑な推進に寄与していくことを求められている社労士として「今年度は有給休暇を全部使いきってやる」と思ったのは昨年度の初めのことでした。 日本の労働者の年次有給休暇平均取得日数は令和2年では(厚生労働省・就労条件総合調査による)10.1日だそうです。入社が浅くて付与日数が少ない人もいる中で、国の施策が浸透しているのかそれともコロナで有休が増えたのか(有休によらない休業制度もあるんだけど)ここ数年増加傾向にあります。 もっとも私一人が有休全日消化したところで何かの数字が変わるわけでもなく、またもともと比較的有休をとりやすい職場なのですが、時効消滅するのもも…

  • 新年度が始まるよ

    新しい年度というといろいろ新しいことや気持ちの切り替えの時期でもあります。心機一転頑張ろう、と思う人も多いかと思います。 私にとっては年度末進行の多忙な時期から解放されて、また新たな多忙の日々が始まるというだけのただの「一里塚」にすぎません。 そうそう、新年度の職場体制の変更で仕事が増えると予想していましたが、なんと少し減りました。一見良いことのように見えます。私も給料そのまま仕事が減るって楽になっていいな、と一瞬思いました。 しかしよくよく分析してみるとそれは「ワナ」だったりします。私の手元から離れた案件は「順調に回せていた比較的楽な案件」で、これが若手社員に回りました。手元に残ったのは難物…

  • いよいよ本腰が入る副業・兼業社会

    先日の報道で見ましたが、まだ本決まりではないですがある一定規模の企業に対し「副業・兼業の可否」についての情報公開を迫る、なんてものがありました。 終身雇用華やかりし頃は兼業・副業を禁じて本業に専念させる規定が就業規則に載っていた会社は多かったのですが、最近その風潮が変わりつつあります。「多様な働き方」という名の雇用の流動化・柔軟化の流れの一環だと思われます。 労働者にとっても悪いことではなく、一つは異業種を経験することによるスキル・人脈を本業に生かせること、もう一つは賃金上昇が難しくなってきた中での収入確保といったところでしょうか。 無論社労士という資格は独立開業ができますので副業・兼業に向い…

  • 半野良社労士の社内での位置づけ

    いちおう企業内勤務社労士な半野良ですが、改めてじゃあ社労士として何の業務になっているのか考えてみました。 まず一号業務(申請書等の作成・手続き)と二号業務(帳簿の作成)は総務部署が行っています。ですから三号業務(相談対応)が私の勤務社労士としての仕事になります。もっとも会社から任された仕事は全く別の仕事であり、社労士業務は私の職務分担表にも書かれていないため三号業務ですら私の「本来業務」ではありません。 まあ社員の皆様から寄せられる一般的な労働社会保険諸法令の疑問に対してお答えをする、というのが今の私の勤務社労士としての仕事だと思っています。 ただし私が社労士であることを知っている人は限られて…

  • 適材適所の人事とは何だろう

    「適材適所の人事が大切」という話が出ます。まあ当然と言えば当然のことで、得手のある人にその能力を発揮できる環境に置く、というのは人事配置の大原則とも言えます。 面白いのは「本人が得意と思っていること」と会社が「こいつはこれが得意と思っていること」が必ずしも一致しない、ということです。 はたから見たらある程度そつなくこなして「ああ、こいつこれができるんだ」と思われていても、本人は腹の中で「こんな仕事じゃなくてあんな仕事がしたい」と思っていることもよくあります。 逆に本人は「お、この仕事楽しい」と思っていても会社側からすれば「思ったほどじゃないな」となることもあります。この場合会社側としては「異動…

  • 子育て支援で制度が変わる

    政府がぶち上げている子育て支援倍増のせいでしょうか。労働社会保険分野でもいろいろ改正が議論されています。パパ育休の給付額を上げるとか、国民年金の育休免除期間を延ばすとか、児童手当を増やすとか、まだこれから報道されてくるものもあるかもしれません。 ただでさえ改正が多い分野ですが、選挙前になるとより一層多くなっている気がします。もちろんそれで恩恵を受ける人もいるのでそれはそれでいいのでしょう。ただ受験生や現役社労士にとっては覚えなおさないといけないわけですから、頭の痛い話です。 選挙前は給付が増えて、選挙後は徴収が増えるのも世の習いかもしれません。子育て支援費用として、後期高齢者の保険料負担増が着…

  • 0.5+0.3+0.2はいくつ?

    小学校レベルの算数です。答えはいくつですか?「1」ですよね。ところが私の計算では「2」になります。なぜでしょう。 じつはこの数式は職場で複数業務を兼務している私の「業務分担割合」です。3つの業務をこの割合で兼務して結果として1となる、はずなのです。なのですが、案件や業務量を勘案すると「2」になっています。 私は2人もいません。頭は1つですし手足は2本ずつです。胴体も1つしかありません。阿修羅像みたいに顔が3つあって手も6本あるならこの業務量でもやれるのでしょうが。 そしてこの業務量は年々増大しています。ちょっと勘弁してくれよ、と言いたくなります。 そもそもなぜ兼務になったかというと、うちの部署…

  • 社労士会への上納金の季節

    桜が咲いてくると考えるのが「ああ、そろそろ社労士会の年会費の時期だなあ」ということです。 社労士という資格は試験合格し登録するだけでは終わりません。毎年年会費という名の「上納金」を納めないと社労士を名乗ることすら許されません。ということで今年もまた万単位のカネを納めないといけないわけです。 私の場合、上納金に見合ったリターンはありません。開業しているわけでもないから事業収入ありませんし、かといって資格手当は遠く及びません。勤務社労士ですが勤務社労士の仕事しているわけでもなく、時々何か聞かれる程度です。 ただ単に資格を維持するためのお金です。もっともこれくらい払っているから「最新の情報を仕入れて…

  • 続・仕事を教えるということ

    仕事のことを他人にあまり聞かない(自分で調べる)私ですが、反対に人からは良く聞かれます。これ何とかこれどうやったらいいとかこれどういう意味とか。 で、一つ一つ教えているうちはいいのですが、度重なってくると説明自体が面倒くさくなってくるので「もういい。俺がやる。貸せ」となることしばしばです。 自縄自縛という言葉がありますが、こんなことをしていると自分の仕事がはかどりません。もともと物を聞かれている時点で自分の時間を割かれているわけですが、面倒くさいからと言って仕事そのものを請け負ってしまうので大変です。 ただこれも性格と言うか、性分というものなのでしょう。そういう性分を見越してわざと私に話を持っ…

  • ブログのタイトルを変えてみた

    今までずっと「独学で社労士試験受けてみて落ちたり受かったり」というタイトルでした。もともと開設当初は社労士等の独学資格受験の話をメインテーマにしていたからです。 ところが、さすがに2年も経つとだいたい書き尽くした感じもあり、内容も「日々の仕事雑談」の傾向が強くなってきましたので内容とタイトルが合わなくなってきたかなと思ってました。 なので変えてみました。「憂鬱」という悲観的な方向に変えたのは、まあ記事の大半がハッピーエンドになってないからです。 日々仕事をしていて何かこうもやもやすることを、できれば勤務社労士の視点で書いていければと思っていますが、なぜ「半分グチ」で終わるのかはよく分かりません…

  • 社労士試験ってどれだけ難しいの?

    「ぶっちゃけ、社労士試験ってどれだけ難しいの?」とたまに聞かれます。答えが難しい質問です。 社労士試験の難易度は人によって感覚が違うと思いますが、ばさっと言ってしまうと司法書士より簡単で行政書士と同じくらいでFP1級よりは簡単です。と言っても、いずれの資格も持っていないまたは勉強したことがない人にとってはピンときません。 ましてや前述したとおり「人によって感覚が違う」というところもあります。だから説明のもとになる尺度がいまいちわかりません。 なので必然「私にとっては」と、自分が尺度になります。 自分を尺度にして説明すれば、半年間毎日2-4時間勉強してテキスト10周以上読んでそれでも初年度は落ち…

  • 給料を電子マネーで受け取れる?

    そんな話が政府とか上のほうで検討されているようです。そもそも賃金というものは労働者に通貨で支払われるべきもので(通貨払いの原則)、その例外として銀行振り込みがあるわけですが、それを電子マネーに拡大してしまおうというお話です。 もちろん電子マネーなら何でもいいわけではなくて、随時好きな時に1円単位で現金化するべし、みたいな諸条件もあるのですが、マイナンバーカードの件といいそこまで電子化を推し進めたいのかと思ってしまいます。 最近では買い物は電子マネーが大半で現金ほとんど持っていないよという人が多いです。対して私は現金主義ですのでクレジットカードですらめったに使いません。だから妙に違和感を感じるの…

  • 最悪の人事異動、発動

    先週、社内の人事異動の発表がありました。以前の記事で「周囲が凍りつく最悪の人事」の話をしたのですが、なんとほぼそのシナリオ通りの異動内容という恐怖の事態が発生しました。 すごいですね。競馬なら3連単的中レベルですよ。ただ競馬は配当金がもらえますがこちらはそんなものはありません。ただ確実に仕事が増えるという事態が発生するだけです。 どうするんだよこれ、って感じです。もう頭痛しかしません。むしろこの異動やるなら私も動かせもっと遠い部署に、と思いました。ただ残念ながら私の異動はありません。 ラストストローという言葉があります。重い荷物を乗せられて限界ギリギリでヨロヨロしているロバに麦わらを1本乗せた…

  • ツッコミを入れる元気もない

    職場でたまに誰かが労務管理や就業規則、労働基準法にまつわる話をしているのが聞こえるときがあります。 とは言っても別にたいそうな話ではなく、時間単位年休の上限や取扱い、特別休暇の話などです。まあみんな興味があるのは「賃金」と「休暇」ですので仕方ありません。 その中でたまに「ん?それは法的に違うぞ」とか「就業規則ではこうなってたぞ」と思う内容もあります。つまり「間違った話をしている」わけです。 以前であれば(手元の仕事次第ではありますが)行って「違うよ。法(または就業規則)ではこうだよ」と丁寧に教えて差し上げていたのですが、最近そんな気力も余裕もありません。 もちろんその話の輪の中に私がいれば話は…

  • モノを知っている者の義務と悲哀

    先日のこと、とある仕事上のことで同僚から「半野良さん、先方からこれこうするにはどうしたらいいか聞かれたんですが、教えてください」というお問い合わせがありました。 ああ、それはこれこれこういうことでこうするとこういう理屈でこうなるからこうしたほうがいいよ、と教えてあげるわけです。これはモノを知っている者の責務でもあります。 もちろん時と場合によっては「考えてごらん・調べてごらん」と言うのも正解なんでしょうが、それがどうもできません。性格なんでしょうかね。 それはそれとして「ありがとうございました」と言われて、先方に電話する同僚の姿を見てやれやれと思ったのですが、次の瞬間驚きの展開が待っていました…

  • 産後パパ休暇はママでも取れる

    何を言っているんだと思う人もいるかもしれませんが、実は産後パパ育休(正式名称:出生時育児休業)はママでも取れます。 ちょっと待て、そもそも女性は産後8週間は休業(産後6週間は絶対)するもんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。実は働く女性も取れるケースが存在します。 これ何なのかと言うと、通称がパパ育休になっているため誤解されがちなのですが法律上は男性に限定されていません。そしてもう一つ。実子に限定されていないのです。ですから「養子」というケースが出てきます。これは普通の育児休業でも同じことです。 すなわち生後8週以下の「養子」を養育するために取る出生時育児休業は女性でも取れるわけです。ま…

  • 仕事の属人化を望む人もいる

    私の労務管理上の考え方は「仕事の属人化を極力排斥する」です。簡単にいえば「その人しかできない仕事を減らす」です。これは職場の危機管理の問題でもあります。 ただ、意外とこの考え方って受け入れられるようで受け入れられません。人によっては「俺しかできない仕事があったほうが俺の存在価値が上がる」的な考えをお持ちの人もいるようです。 もちろんそのような仕事を持っている人は職場での貴重な戦力として数えられることでしょう。何しろその人しかできないんですから。人事評価上も優遇されるのかもしれません。 ところがその人に何かあった時に、もう誰もその仕事ができない、もしくは育成するのに時間がかかるという困ったことに…

  • コロナ緩和で社労士試験が変わる?

    3月にマスク着用基準が緩和され、5月にはいよいよ感染法上の位置づけがインフルエンザ並みの5類相当に格下げになるコロナウイルス感染症ですが、今後の社労士試験に何か影響はあるのでしょうか。 と言うのも、コロナ流行が始まってからいろいろ対策が強化されたり要件に注文が付いたりしています。熱があったら受験できないとか、濃厚接触者はダメ…だったかな。あと消毒したり換気をしたり席を空けたりありとあらゆる密対策・感染対策がされていたと思います。 これがどう変化するのでしょう。 受験生にとっては別にどうと言うことはないと思う人もいるかもしれません。ただ、これが影響するものが一つだけあります。受験料です。 一昨年…

  • 有給休暇を売りたい

    年度末になるとこう思います。うちの職場は自分の仕事さえ整理しておけば比較的年次有給休暇を取りやすいのですが、それでも全消化できる人は少ないです。みんな全消化を前提に取得していませんしね。 かといって年度末(付与基準日が年度毎)にかけて余りを一気に取得しようとしても、年度末はだいたい忙しいものです。なかなか取り切れません。ただそれでも全社員平均で全国平均よりは取っていると思います。 そんな中、年次有給休暇を早々と使い切っている方もいます。これは別に遊び人とかではなくて、お子様のいる社員です。 看護休暇もあるんですが、特に小さい子供は体調を崩しやすく休みを取らざるを得ない、という事情から年次有給休…

  • 年度末進行、準備完了

    毎年年度末になると忙しくなるので早めに仕事に取り掛かっているのですが、今年はまた特に忙しくて1月あたりから仕事の合間を縫って3月に向けて仕事の準備、段取り、根回しを先手先手でやってきました。 その結果、3月も半ばですがおおむねメドがつきました。あとは淡々と準備したとおりに進めていけばいいだけです。何なら一部4月の仕事も終わりのめどがつきました。 その分忙しかったのですが、おかげで年度内の仕事は年度内に片付きそうです。少々の突発事態やブン投げられ仕事にも耐えられる状況です。 スケジュール帳は埋まっていて日々の仕事の予定は詰まっているのですが、精神的に落ち着けます。 もっとも油断は禁物、予定は未定…

  • 社員が増えて仕事も増えるよ

    ある日求人情報を見ていると、うちの会社の求人が出ていました。しかもうちの部署。時節柄水面下で退職者が出るのかとそれとなく社内で聞いてみると、そうではなく人員増なんだそうです。 それはよかった、私の仕事が楽になるかなと思っていたら、世の中不思議なものです。部署の人員が増えるのに、どうもそれに伴って私の仕事が増えそうです。 すごく簡単に言いますと、案件が来ます→振り分けられて半野良へGO、という流れです。この「振り分けの社員」を増やす=半野良に流れてくる案件が倍増ということみたいです。 確かに人増やせと言ってはきましたが、そういう意味ではなくてだね、案件を完結できる人材を増やせと言っているのだがね…

  • 士業の料金相場は高い?

    世の中いろんな士業があって、報酬取っていろいろお仕事をしています。先日職場の人がとある士業の人に何か頼んでいたらしく「高いカネ取るなあ」とぼやいていました。 考えてみれば「士業でないとできないこと」って世の中に存在しないわけです。少し言葉を足しますと、業務独占資格の士業はその業務を第三者から有償で請け負うことはできます(無償でも資格が無いとできないことはある)が、基本的に士業の仕事って「本人」であればできるんです。 例えば「訴訟」。裁判と言えば弁護士ってイメージですが別に弁護士つけなくたって自分の裁判は自分でできます。土地建物の登記もそうです。自分の土地建物なら司法書士に頼まなくても自分ででき…

  • 脱マスク開始

    今日からマスク着用の義務?が大幅緩和されました。職場のみんなはどうかなーと思ってたら、みんなマスクしてました。まあ何年も続けた習慣をそう簡単に変える方向には行かないでしょうし、何より花粉症の人もいますので。 私はどうだったかと言うと、つけてました。人に会う機会のある仕事なもので、やっぱり着用は必要です。その都度つけたり外したりしてたらマスクがポケットの中でぐちゃぐちゃになりそうですし。 これからマスクを外す人が増えてくると思います。5月までは感染者数を公表するらしいのでどんな動きになるか分かりませんが、落ち着くようだとこのまま脱マスクが続いていくのでしょう。 よく考えるとこの騒ぎも3年続いてい…

  • 最悪の人事異動シナリオ

    ある仕事終わりのことですが、年度末が近づいたこともあり同僚と人事異動の話をしていました。 むろん私のような「下々の民」が人事異動についてなど発表まで知る由もなく、各社員のランク、年数、経験職務、人間関係を勘案してあーだこーだと勝手に想像しているに過ぎないのですが、私が口にした「あるシナリオ」が、周囲(私も含めて)を凍り付かせることになります。 その人事異動シナリオは各社員のランク、年数、経験職務、人間関係を総合して至極妥当なもので、ありえるシナリオです。ですが実際それが現実になった時、確実に部署の仕事量が増えかつ人間関係が悪化するという結末が想像できるものでした。 そして人事を決定する「指導部…

  • なぜ社労士試験に統計があるのか

    本試験の労働一般常識問題で出題されると地獄と化す「統計問題」。試験勉強でもただ単に数字項目を暗記するわけですから退屈至極という、社労士試験中の難関でもあります。 ではなぜ統計問題が出てくるのでしょうか。社労士としてそういう統計データくらい知っとけという意味合いもありますが、実際に社労士として仕事を始めたとき、先様にお話しする時に「根拠となるデータ」として提示できるからです。 同じ提案をするときでも「こちらのほうがいいですよ」と単に提案するのと「このような制度を取り入れている会社さんは何%あります」と言うのとでは説得力に差があります。 また労働情勢を語るときに漠然と「多い」「少ない」を語るよりパ…

  • 全有休消化という誘惑

    年度末になり、消化しきれない年次有給休暇の日数がだいたい見えてくると、こういう欲求にかられます。もちろん時季変更権発動は分かっています。分かっていながら、すべての有給休暇を使ったらどうなるだろう、という「悪魔の誘惑」です。 日常業務で仕事のこと仕事に関係ないことよくモノを聞かれる私が長期いなくなったらみんなどうするでしょう。別に困りはしないと思います。私なら自分で調べますし、みんなきっとそうするでしょう。 各人の業務量は増えます。増えますが、それは別に今でもみんな少しずつ業務量は増えていますので、何年か先の未来が今現実に起こるだけのことです。何とかするでしょう。仕事は増えるのに人は増えない、を…

  • 異動と退職の季節

    3月は多くの企業で異動と退職の季節となります。先日もいろいろと相談させていただいている先様が「この度退職することになりました」とご挨拶にやってこられました。 本当にいろいろお世話になっていたので残念な気持ちと、後任の人も同じくらい仕事ができる人が来ますようにと願う気持ちで複雑な思いになりました。 で、退職となると気になるのは今後どうするの?という話なんですが、聞くと「しばらくニートします」とのこと。案外次の仕事とか決まっているかもしれませんが「いいなあ、私もしばらく休みたいなあ」と思ったことでした。 多くの企業の就業規則では「退職30日前までに申し出ること」と決められていると思います。これには…

  • 賃金上昇でパートは人材不足になる

    なんか皮肉だなと思った話ですが、アルバイト・パートで起きている出来事です。 ここ数年というかしばらく最低賃金が結構な率で上昇を続け、さらに今後も続いていく(ほぼすべての政党がそれを公約にしている)と思われます。また最近は変な物価上昇もありますので賃金上昇のプレッシャーが経営者に襲い掛かっています(もっともそれができるかどうかは別にして)。 少なくとも最低賃金は上がっているわけですが、ここで変なことが起きています。就労時間を減らしたいパートが現れているわけです。 賃金上がったんだから時間通り働けば手取り増えるからいいじゃん、と思う人もいるかもしれません。ただネックになるのはやはり「103万円の壁…

  • 半野良社労士、来年度から忙しくなる

    「仕事のない勤務社労士」として長年過ごしている半分野良猫な私ですが、先日「指導部」から「新年度から社労士のお前にいろいろ聞くから」と投げかけられました。 と言うのも、「指導部」の方の中には長年の業務経験で労務管理等に明るい人もいて、なので「良くも悪くも」私の出番が少ないわけです。 良くも悪くもと言ったのは「何十年前の知識だそれ」みたいな動きが垣間見えるからなんですが、それはそれとしてその方の任期が今年度いっぱいなんだそうで。 だから「勤務社労士として飼っているんだから、次からはお前に聞くぞ」なんだそうです。 別にどんとこいです。以前も話をしましたが、経験に勝る勉強はないわけですしだいたい教科書…

  • 上意下達と不満感

    新年度に向けて嫌な予感しかしていない私です。 何の嫌な予感かというと、仕事が大幅に増える予感です。これは同じ部署にいる同僚が新年度に産休に入るようで、当然育休に突入します。それはそれで文句を言うつもりはありません。社労士として推進擁護せねばなりません。 問題はその仕事の代替を誰がやるか、です。今持っている案件およびこれからやっていく案件の振り分けですね。それを考えると、私が上司であれば私に振るのが一番簡単な解決法のように思えます。 理由は3つ。一つは育休中の代替要員を求人でまかなうにしても期間限定ではたぶん募集がなさそうなこと。派遣会社に頼むという方法もありますが、それなりの同業経験者でないと…

  • あなたは育児休業が取れますか?

    男女共通の話です。今お上の方針として、子育てしやすい社会を作ってもって少子高齢化に対応しようとしています。その関係で労働社会保険諸法令もいろいろと手を加えられています。男性育休の分割取得とか、男性版産休の制度化とかですね。 女性の場合産前産後休暇は法で定められている(特に出産後6週間は絶対就業禁止)なので休める(休まざるを得ない)のですが、その後の育休が取れるかどうかは職場環境にも左右されます。 もっともどこの企業も就業規則で定めていますので取れるはずなんですが、問題は「取りやすいかどうか」という企業風土の問題です。まあ女性は取得率8割超えですので取りやすい雰囲気があると言えるでしょう。翻って…

  • 社労士試験まであと半年

    コップに飲み物が半分あります。それを見て「まだ半分ある」と考えるか「もう半分しかない」と考えるか。同じ現象に対してポジティブとネガティブを分けるポイントだそうです。 精神的には前者「まだ半分ある」と考えたほうがストレスが少なくて良いそうです。現象が変わらない以上、考え方を変えるのがコツだそうです。 ところで、社労士試験まであと半年です。これを「まだ半年ある」と考えるべきか、それとも「もう半年しかない」と考えるべきか。どちらがいいのでしょう。 前述のメンタル論でいけば「まだ半分ある」と考えるのがよさそうに思えます。ただ、行き過ぎた楽観論は勉強への油断を誘います。まだ半年あるから変に焦らずにじっく…

  • 社員が次々と倒れていく

    このところ、うちの部署が全員出社したということが数えるほどしかありません。 昨年末から年明けにかけてはコロナ感染、それが一段落したと思ったらインフルエンザ、そして風邪、そして今はノロウイルス。次々と社員が倒れていっています。 半野良は朝そこそこ早く出社するのですが、朝一番の電話でけっこう「熱が出たから休む」「嘔吐下痢だから休む」と言われることが多いです。去年の冬はこんなことなかったのですが、今年はいったい何なのでしょう。 そんな中特に何にも感染せず少なくとも病気で休むことはない日々を過ごしているのが私です。もちろん病気など(特にコロナ)かかりたくはないのですが、こうまで休む人が多いと「ああ、私…

  • 過労死ラインの残業を考えてみた

    労働者災害補償保険法の労災認定の基準では、単月100時間を超える時間外労働は医学的に脳・心疾患のリスクを上げるため業務との因果関係がかなり強いとされています。 では一か月100時間の時間外労働ってどれほどのものでしょうか。休日労働の有無の設定にもよりますが、週休2日で考えると単純に一日5時間くらいの残業でこの基準に達してしまいます。 ちなみに私はこのレベルの残業をしたことがありません。36協定に定められた45時間すら突破しません。そういう意味ではホワイトです(人件費がかかるから早く帰れと言われます)。なので未知の領域です。 ですが過去に1日5時間の残業をしたことは何度かあります。もう究極に切羽…

  • 「この仕事やっといて」が言える言えない

    うちの職場は社員のスケジュールをパソコンのツールで管理しているのですが、余計なことに他人の予定を操作することができます。なので「この時間は事務処理しよう」と予定を空けておいても、知らない間に予定がぶち込まれていることがよくあります。予定が空いている=ヒマと思われるとすごい迷惑なのですが、相手にとっては知らぬことみたいです。 それはそれで仕方ないんですが、ぶち込んできた当人が手伝ってもくれない、その日有給取るから代わりにやっといて、ということも少なくありません。果ては別に私でなくてもいいだろうという案件を「やっといて」と投げてきます。 …これでやる気をもって笑顔で仕事しろというほうが無理な気がし…

  • 適職診断って当たるの?

    どうも今の仕事は自分に合ってないな、と思う人は多いと思います。まあ私もそうです。少なくとも適職とは思えません。適職であるならば少なくとも朝起きた時憂鬱になったり、「会社滅べ」とか思わないはずです。 かといって何の仕事なら向いているかと言われても、いろんな仕事経験したわけでもないですから分かりません。 ということで先日適職診断サイトをいくつかやってみました。まあ別に転職するとかそういう話じゃないですけど、興味本位でですけどね。 そしたら、今の仕事が私の「適職」になってしまうわけです。そんなバカな、という気分ではあります。でもどの適職診断サイトやっても同じなわけです。まあ質問事項に大きな違いはない…

  • 通算1000記事達成

    ブログを開設して2年半くらい、毎日更新になって2年くらいですが通算1000記事達成しました。日数より多いのは「1日2記事掲載」という狂った期間もあったせいです。 ところが、この記事を載せている時点で通算掲載記事はまだ900記事と少しです。1000には達していません。 なのになぜ1000記事達成なのか。まだ掲載していない記事のストックを含めると1000記事に達したからです。と言うことは、100本近い記事のストックがあるということですね。 以前は毎日記事を書いてはアップしていたのですが、当然そうそう毎日書くことがあるわけではなく、ネタに詰まる日もあります。逆にいくつもネタが出てくる日もあります。な…

  • 仕事を教えるということ

    ある会社に入り何年か経験して中堅どころになってくると、次は新人などに仕事を教える立場になってきます。職人気質な職場だと「見て覚えろ、盗め」なところもありますが、それだと人の資質に大きく左右されてきますのであまり効率的ではないです。 もちろん実際にやる「経験」も必要ですが、自分の経験で培ったものも含めて効率的に教えていき職務を身に着けてもらうのが「教育」です。 では半野良はどうなんでしょう。今の仕事場では中堅どころになります。仕事をいくつも兼務させられていますので、他の社員より幅が広い方に入ります。これについて教えてくださいとか、この業務どうするんですかとか聞かれることが多いです。 実は私、人に…

  • 夢見る「社労士登録証」

    多くの資格の場合、試験に合格すると「合格証書」が送られてきます。また登録が必要な資格でも登録したら「資格登録証」が送られてきます。いずれも賞状のようなデザインであることが多いです。 では社労士登録したら賞状のような「社労士に登録しました」的な「社労士登録証」は送られてくるのでしょうか。 残念ながら送られてきません。社労士試験合格したら「合格証書」は来ますけど、それは社労士登録の前段階、試験合格の証明ですからまた違います。社労士登録して手元に来るのは手帳サイズの写真入り「社労士証票」です。これが社労士である証明になります。 ちょっと寂しいですよね。でもご安心ください。賞状のようなデザインの大きな…

  • 「段取り八分」

    と言う言葉があるそうです。前職の時に老練の上司に仕事の心得として教えていただきました。曰く段取りの時点で事は8割決している、転じると段取りに力を入れろ、と言うことだそうです。 これを私が常に守れているかと言うとそうではありませんが、何にしてもできるだけ事前準備には力を入れるようにしています。 ただ空回りすることもしばしば。先日など根回しを兼ねて事前資料を余裕をもって先様にお渡ししていたのですが、いざ本打ち合わせの段になった時に「やけに初歩から質問やお話をしてくるな」と思いました。最初は試されているのかと思いましたが、このままだとヘタに時間を食うので「あの、そのあたり全て資料でお知らせしているの…

  • 続・人の居ぬ間に厄介ごとを作る人

    前編からの続きです。かいつまんで言うと「私が休みの間に私の案件に首突っ込んで大問題を引き起こした同僚の後始末」です。何で私がこれをしないといけないのか理解に苦しんでいますが、担当は私なので仕方ないそうです。 上もお出ましになっての対策会議となったわけですが、結論から言うと私がすべて対策案を用意し、直属上司が司会をしましたが主導権は私が握り、件の同僚には発言する余裕を与えず(しゃべらせたら自己弁護に終始するから)私の提案した対策案で行こうということになりました。実際その対策案を実行するのは私です。 本来であれば裁判の場にしたかったのですが、建設的ではありませんしそこで感情のままに責め立てて留飲を…

  • 取得したい資格の選び方

    このブログは基本社労士勉強している方向けのブログという体裁ですので読んでいる方の多くは社労士を狙っている・興味のある方だと思います。そして社労士という資格をわざわざ選んだ理由というのは人それぞれだとも思います。 それはそれとして、社労士に限らず「何か資格を取ってみよう」と思うとき、一つ取ったら次また何かを取ることがあります。資格コレクターではないにしろ、一つ資格を取ると自分なりの勉強法と勉強習慣が身につきますのでそういう気持ちになるわけです。 では、どういう基準で取っていく資格を選べばいいんでしょうか。考え方は3つあります。 一つは「すでに取った資格に関連する資格を取る」ということです。社労士…

  • 労基法は最低限の基準を定めている

    労働基準法第一条にも書かれていますが、労働基準法に書かれている様々な基準は最低限のものです。これを下回る労働契約や就業規則などは無効でその部分は労働基準法の基準に引き上げられます。 と、ここまでは常識レベルの話ですが、意外と知られていなかったりします。 どういう時にそれを感じるかと言うと「年次有給休暇は別に20日でなくても、30日でも40日でも与えてかまわないんだよ」という話をしたときなどです。みんな年次有給休暇=年20日(6年6か月勤務後ですが)が刷り込まれていて、それ未満でも超でもいけないと思っているのです。 労働基準法の基準はあくまで「最低限」と言うことは、上回る分にはいいのです。入社初…

  • なんか風邪が流行ってる…

    このご時世ですのでセキをしただけでも妙な目で見られるわけですが、最近周囲で風邪が流行っています。 まあ普通の年なら「寒くなってきたからなあ」程度で済むし、かかったほうも熱が無ければカゼ薬飲んで仕事に来る、なんて状況だったのですが、さすがにコロナ禍だとそうはいきません。 みんなピリついていますし「とっとと病院行って検査して来い」となります。それで陰性だったとしても「セキしながら人前に出るのはこのご時世まずい。休んで治せ」となってます。 まあブラックじゃないからただの風邪でも「休んで治せ」になるんでしょうけどね。 そんなこんなでちょっと仕事のしわ寄せがきています。人は休んでも仕事は休んでくれなかっ…

  • 半野良さん、初心に戻る

    久しぶりに遠出をしていろいろ本を買ってみようと古本屋に行きました。 まあ久しぶりと言っても目新しい本は無くてどうしようかと思っていたのですが、ふと「新入社員の心構え」みたいな本がありましたので、買ってみました。 考えてみれば社会人になってもう長いこと時間が経ちます。悲しいことに絶望と惰性の両輪で日々をやり過ごしているので、ちょっと新社会人だったころの気持ちに戻るとリフレッシュにもなるかな…と思ったのです。 早速読んでみましたが、最近の新入社員本ってけっこう自分本位と言ったら言い過ぎですが、自分のスキルを磨いていくことが中心になっていますね。昔は「いかに社畜になるか」みたいな内容が多かった気がし…

  • 試験勉強に集中する簡単な方法(3)

    今回ご紹介する方法は、意外と簡単そうで難しいかもしれませんが「音を聞かない」です。 中には音楽などを聞きながら勉強する人もいるかもしれません。好きなアーティストの曲を聞きながら勉強すると気持ちが前向きになったり、ヒーリングミュージックを聞きながら勉強すると集中できそうな気もします。 ですが、脳みそは意外と複数のことをできるようにはできてなくて、勉強に集中しているようでどこかしら聴覚から不要な情報が脳神経を刺激しています。私は、の話にはなりますが、あまり集中できません。 では耳栓はどうか。外界の音シャットアウトですよね。ただ耳栓はしてみると頭の中から「ヅー」という小さいノイズが聞こえてきます。脳…

  • 快適な職場環境のために(2)

    寒い時期はエアコンをぶん回す(ただし総務の逆鱗に触れない程度の常識的な温度で)わけですが、やはりどうしても空気の乾燥が気になるわけです。わけですというか、私はそれほど気にならないのですが気になさる方が多くいます。 と言うわけで部署ごとにやや大きめの加湿器があります。それに加えて各自必要な人はUSB電源で動くコンパクトな加湿器を持ってたりします。 その大き目の加湿器が、ある日突然動かなくなりました。さてみなさんの会社ではどのような対応を取るでしょうか。マニュアルを見ますか?電源を入れなおしますか?詳しい人を探しますか? うちの部署では何と「誰も何もしない」でした。放置というやつです。 仕方ないの…

  • 憂鬱な確定申告の時期

    また今年もこの季節がやってきました。確定申告のシーズンです。半野良は会社員ですので本来年末調整で完結するのですが、自身の確定申告をしたり親の確定申告を手伝ったりすることがあります。またFP持ちでもありますから控除や所得の何たるか程度は知っています。 そのせいでしょうか。この時期には社内から多くのお問合せがあります。どこまで扶養に入れていいのとか、医療費控除になるかとか、そもそも確定申告って何?やったら税金帰ってくるって聞いたけど、などというものです。 内容も答えも税理士先生のお手を煩わさないレベル(言い換えれば税理士法に触れない程度)なのですが、困った問題が3つあります。 1つは「代わりにやっ…

  • マスク自由化へ

    自由化と言うか着用基準の緩和というか、3月13日からそういう方向になるという報道を聞きました。 よくよく考えてみれば3年以上「マスクするべし」な時代が続いています。早いもんだなあと思いつつ、仕事の相手方とかで「素顔を見たことがない」人がけっこういるなとも思ったりします。 さて、困るのはこの3/13以降マスクをどうするかです。人混みとかでは着用推奨らしいですが、普段どうするべきでしょう。 コロナ禍前はどうだったかと思い返すと、10月から5月まではマスクつけてました。これはインフルエンザ回避のためです。それと同じように考えればいいんでしょうか。 ただコロナは盆暮れに流行する傾向がありますので、コロ…

  • 「?」と思った上司の指導

    ある日のことです。すごく憂鬱な進展を見せる案件が立て続けて、いったん頭冷やして立て直そうかとたばこタイムに行くとき、つい「はあああ」と大きなため息が出ました。まあいつもため息つきながら仕事していて「幸せが逃げるぞ」と言われるのですが、たぶん逃げる幸せなんか残っていません。 たばこ休憩から戻ってくると、上司から呼び出し食らいました。 何だろう、何もしでかしてないはずだがと思っていると「ため息をつくな」という注意でした。周りの社員がいい気分にならない、周囲を考えろという内容で、一瞬「?」と思いました。 まあ確かに誰かがでかいため息ついていたら「何かあったんだろうか」「大丈夫だろうか」と思いはします…

  • 宅建と社労士、どちらが難しい?

    同僚に「今度宅建(宅地建物取引士)を取ろうと思うんだが、お前が持っている社労士とどっちが難しい?」と問われました。 なかなかに答えが難しい話です。よくある「資格偏差値ランキング」なるものの序列でいきますと社労士のほうが難しいのですが、それは決して宅建が簡単だということにはなりません。 私は宅建を持ってもいなければ受けたことも勉強したこともないのでわかりませんが、想像するにこちらも法律系資格です。いろんな関連法規を覚えていかないといけないでしょう。そういう意味では似たようなものです。 ただ一点だけ「社労士のほうが難しい」と言えるところは、悪夢の一文字以外に語る言葉を持たない「科目最低点の存在(別…

  • 半野良、おいしいみかんが食べたい

    休日の暇つぶしとして少し遠くまでおいしいみかんを買いに行く、ということをしています。農家さんがやっている無人直販所なんですが、傷はあるけど安くてすごくうまいみかんなのでいつも週末にはそこに買いに行ってました。 それがある日を境にばったり出品されなくなったわけです。売り切れか、それとも時期が終わったか、しかし周囲にはほかにも無人直販所があってそこではまだみかん売っているのになあ、と思い、何度か通っていたのですが… 先日行くと「白菜」になってました。あーみかん売り終わったかー。仕方なく別の直販所で買ってみたものの、味はそのみかんには及びません。 また来年かーと思いつつ、夕食後にそのみかん食べるのが…

  • 独学勉強法(120)「最後は何かが取り憑く」

    オカルトな話ではありません。独学でも勉強を深く続けていくと試験日にはその境地に達します。では何が取り憑くのでしょうか。 私が合格した年、まあ結局発表日はおろか合格証書が送られてくるまで合否確認や自己採点はしなかったわけですが、合格の事実が分かってから初めて自己採点をしてみました。 合格しているのならとっとと自己採点してりゃ気が楽だったのになあ、と思いながら問題用紙をペラペラとめくっていた時に気が付いたことです。 あれ、この試験こんなに難しかったっけ? なのにあの試験日、数分とかからず正誤判断ができたな… 試験当日、多くの問題をほぼ悩まず(と言うか悩む時間なんてない)解いているわけです。これ今や…

  • マクロ経済スライド発動

    来年度の年金額改定が報道されていました。昨今の物価高および官製相場とも言える賃金上昇圧力で増額改定は確実と思っていましたが、果たしてそうなっています。 で、社労士試験勉強している人にとってはおなじみの「マクロ経済スライド」が発動しています。たしかキャリーオーバー分があったはずなので抑制幅は大きくなっていると思います。 マクロ経済スライドとは何か軽く説明しますと、年金額って物価変動率または名目手取り賃金変動率で上下するんですが、少子高齢化が続いている中で上昇幅を抑えようという制度があります。それがマクロ経済スライドというものです。ただ下落傾向にある時は発動されず、マイナス幅が翌年度以降にキャリー…

  • よくある労働災害とその防止

    労働災害と言うとめったに起こらない事故や病気、と思うかもしれませんが、実はものすごく身近な存在です。 労働災害とは平たく言うと業務に起因する傷病なわけですが、それを「傷」と「病」に分けた場合、比率が高いのが「傷」で言うと「転倒・転落」で「病」で言うと「腰痛」なわけです。 こう考えると、まあ業種にもよりますが縁遠い存在ではないことが分かります。 労働安全衛生法の目的条文にもあるようにこういう労働災害は減らしていかないといけないわけですが、お勤めの皆さんで自分ところの職場に照らして何か思い当たることはないでしょうか。 まあホワイトカラーの仕事であれば「転落」はそうそうあるものではないのですが、「転…

  • 無試験で社労士登録はできるのか

    税理士や司法書士、行政書士などは試験を受けなくても「該当する公務員として一定年数勤務経験があること(および研修を受けること)」を条件に無試験で資格を取得するルートがあります。 社会保険労務士はどうでしょうか。社労士法第三条二号「第十一条の規定による社会保険労務士試験の免除科目が第九条に掲げる試験科目の全部に及ぶ者」は無試験で社労士登録ができます。 鬼のような社労士試験を潜り抜けることなく社労士登録できる。夢のような話ですよね。ではそのためにはどんな条件が必要でしょうか。 主だったものとしてはやはりここでも「公務員としての実務経験」が多いです。ただし社会保険労務士は「社会保険法令」と「労働保険法…

  • ハラスメント研修で目を開けて寝る

    2022年4月からハラスメント指針に拠る職場での対策が義務化されたのを受けてなんでしょうが、先日全社員対象の研修会がありました。わざわざ外部講師を呼んでの研修です。 で、当然というか当たり前のように半野良は「目を開けて寝てました」。なぜか。パワハラマタハラセクハラ程度の定義やガイドラインくらい知ってるから。むしろ講師やれと言われたらできます。ただお声はかかりませんでした(かかってても忙しいから断ってたと思う)。 で、研修が終わった後に「こういうのもパワハラなんだね」「考えてみたらこれセクハラじゃない?」という会話が弾むかなと思ってましたが、なんとほとんどなし。おいおい、啓発になってんのかこれ。…

  • マニュアル主義の敗北

    以前何かの折に話をしたことがありますが、私自身の仕事の大半はすでに私の手によってマニュアルが作成されています。マニュアルだけでできる仕事ではないのですが、最低限の方針と知識、方法論を載せています。どちらかというと引き継ぎ書に近いかもしれません。 これは仮に人事異動があったりした時に助けになるという意味もあり、また私に何かあった時私が仕事辞めるとかなった時に円滑に業務が移行していけるようにという意味もあります。 しかしもっとも大きな理由は「私でなくても私の仕事ができるように」という「仕事の属人化の排除」を狙っています。で、この方法はすでに職場内に提案し各々の担当業務のマニュアル化を推し進めました…

  • 寒いので勉強できません

    現役社労士受験生が聞いたら鼻で笑うと思いますが、それほど勉強に追い立てられていない私としてはこんなもんです。 もともとタバコ吸いながら勉強する上に屋内では絶対に吸わないので自然と「外で」本を読んだりするわけですが、最近の寒さではこれもかないません。かといってこたつで勉強していると眠くなります。だから買っても読んでいない本がだんだんと増えていきます。 勉強するしないは別にしても「寒いので布団に入ってテレビ」などという怠惰な休日を過ごしていると月曜日がつらいので、寒さの中少し遠くまでみかんを買いに行くのが休日の過ごし方の一つになっています。 以前はバイクで行ってましたが、寒いしどこに雪や路面凍結が…

  • 独学勉強法(119)「試験の場慣れをしておこう」

    社労士試験に限らずですが、こと試験というものは緊張します。緊張しないということは「捨てている」ことの裏返しですから緊張して当たり前と言えます。 ただ、過度な緊張は思考に影響を与えます。いつもならすらすら思い出せるはずなのに思い出せない。そういう「魔物」が潜むのが本試験です。 ではどうすれば過度に緊張しなくて済むのでしょうか。 方法の一つとして「試験に慣れておく」ことです。これは別に他の資格試験を受けてもいいわけですが、長丁場の忙しい試験勉強のさなかに別の資格試験を受けることは得策ではありません。 ではどうするべきか。模試です。それも会場模試。会場模試は問題内容もそうですが、スケジュールそのもの…

  • 人の居ぬ間に厄介ごとを作る人

    ちょっと用事があったもので必死こいて仕事調整して有給休暇取った、次の日のことです。 出勤するとスケジュールに「見知らぬ会議」が入っています。参加メンバーに上司の名前もあります。これはいったい何だろう、ということで上司に聞くと、私が取り組んでいる案件の会議らしいのですが何やら言葉を濁すわけです。 確かに少してこずっている案件ではありますが会議をしてまで詰めないといけないことがあるわけでもなく、ましてや上のお出ましを願ったわけでもありません。私が休暇中に何か急変があったのか、それにしても職場で言いにくそうだったので別の用件を作って別室に上司を呼び、聞いてみました。すると… 私が休暇中に同僚が首突っ…

  • 目指せ衛生工学衛生管理者

    衛生工学衛生管理者って何かご存知でしょうか。 第一種衛生管理者が必要な有害業務のある事業場の中で、500人超かつ「坑内」「高熱物体取扱・暑熱」「放射線」「塵埃・粉末」「異常気圧下」「有毒ガス」に30人以上従事している事業場では「衛生工学衛生管理者」を最低1人選任しなければならない、いわゆる衛生管理者の「最上位資格」です。 これ安衛法の試験に出ることもあります。 第一種衛生管理者を取得すれば、あとは4日の講習(テストもあるよ)を受ければ取得できるそうです。とりあえず一種衛生管理者取りましたし、今の仕事には一切関係ないかもしれませんが衛生管理者を極めてみようと、講習を調べてみると… 「4日間コース…

  • リスキリングになってない

    最近よく聞く言葉になってきました「リスキリング」。1年くらい前だと「何それどこの国のお菓子?」みたいな話になっていたでしょうけど、最近あちこちでよく聞きます。 改めて何か説明しますと「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること(経済産業省HPより)」だそうです。 つまりただの自己啓発や職場研修レベルを超えて、内外問わず新たな変化に対応できる学び直しということです。この言葉がよく出てくるのは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」つまり業務の電子化です。 それはそうとして、わが身を振り返ってみますとリスキリン…

  • 1月は行き、2月は逃げ、3月は去る

    ほんのこの前年末年始だったような気がするんですが、もう1月も終わりです。今年の1/12がはや終わってしまうわけです。社労士試験を受験する人にとっては残り7か月なわけですね。 まだ半年以上ある余裕余裕と思っていると、あっという間に過ぎ去ってしまうことでしょう。何しろ「2月は逃げ、3月は去る」と言われるようにあっという間に年度末になります。 新年度に入るとすぐに今年の受験要綱の発表&試験申し込みの開始です。そこからはもう半年もありません。あっという間に梅雨が来て、夏が来て、猛暑の中試験となります。 試験を受けない身としては寒いので早く春になってほしいと思いつつ、また地獄の年度末進行(しかも年々ひど…

  • 盾突く意思とそれを許す意思

    ふと思い出したお話です。 私がまだ学生であった頃、文系でありましたので卒業論文というものがあります。私自身はそつのないテーマで取り組んだのですが、同じゼミにいた友人はこともあろうに「担当教授の主義主張に真っ向から挑戦する論文」に挑んだわけです。 お前それ絶対通らねえぞ、教授怒るぞやめとけという話はしましたが、その友人は「いや俺はこの主張で出す」と強硬で、はたから見たこちらは気をもんだわけです。何しろ担当教授の主張を徹底的にこき下ろす内容でしたから。 果たして結果はどうなったか。首席とはいきませんでしたが、その論文は高い評価を得ました。教授ですからご自身の主張信条というものありながら、それに真っ…

  • たまに求人情報を見る

    別に転職を意図してのことではありません。もちろん好条件で私の才能をいかんなく発揮できる面白い仕事があれば転職もやぶさかではないのですが、そもそも私の才能って何?でもあります。 ちなみに社労士は私にとってそれほど天分を伸ばせるジャンルとは思っていません。せっかく取っているのにもったいないですね。 それはさておき、では何のために求人情報を見ているかと言うと「社内でやめる社員がいないかどうか」のチェックです。 退職情報はどこからかそれとなしに漏れてくるものですが、中には正式な人事異動の発表まで隠し通す人がいます。でもその人の後釜を用意しなければいけない(もしくは異動で埋めてその後釜を探す)ので、必ず…

  • 独学勉強法(118)「改正は「施行日」に注意」

    毎年どころか何かあるたびにうっとおしいほど改正が入るのが労働社会保険諸法令というやつです。そして直近改正が試験に出る可能性を常にはらんでいます。 ただし、法改正されたからといってすぐに試験に出るとは限りません。国会で議決されて法改正されたとしても、試験範囲に含まれないケースがあります。 なぜかと言いますと法律の改正・制定がいつから「実際に効力を発揮して運用されるか」が基準になってくるからです。これを「施行」と言います。 その年の社労士試験の範囲は「受験要綱発表日次点で「施行」されている労働社会保険諸法令」です。「改正」ではありません。実際に効力を発揮しているものがその年の試験範囲に含まれます。…

  • 勢いで社労士開業登録してしまう人たち

    社労士試験に合格しました→実務経験2年ありますor事務指定講習終了しました→即開業、という「勢いで開業してしまう社労士先生」が存在します。 割と慎重な私としてはまず「えーと開業資金は…と言うか当座食う金もいるし…仕事辞めて収入無くなって…どうやって軌道に乗せるか…」なんていろいろ考えるとなかなか「よーし事務所開いて」などと踏み切れなかったりするんですが、いろいろ体験談聞くと、勢いで社労士開業、多いです。 もちろん成功するかどうかなんて分かりません。分からなくても飛び込む勇気があるということなのでしょう。その結果上手く行っているという話も多いです。 よく「一寸先は闇」と言いますが、この言葉は決し…

  • 半野良の家、貸家と間違われる

    半野良は古民家を持っていて、将来開業することがあったら事務所にしようと気候のいい時は修繕したり、庭で家庭菜園とかしています。リフォームもまずまず整ってきて、あとは事務スペースにフローリング貼りをしようかでも今材木がウクライナ問題で高いしなと悩む日々です。 そんなある休みの日、庭から何やらガヤガヤ声がするわけです。面倒だから表札出していませんので客や誰かがやってくるわけもなく、何かなと外に出たら、知らないおっさんが3人庭にいてあーだこーだ言っているわけです。 一瞬何が何だか分かりませんでした。知らない人が庭に勝手に入ってきているわけです。 何してんだと聞くと「この家を貸してくれ」というわけです。…

  • 社労士の知識を悪用してはいけません

    モノを知っているといろいろ見えてくることもあります。また知っているだけでも価値はあります。それが人の役に立てばいい、むしろ立てるべきなのですが、やりようによっては悪用もできます。 例えば、入社したての同僚だと給与水準は同じくらいですが、しばらくすると人事評価の差などで分からなくなります。また言いたがらなくなったりします。パートやアルバイトからすると正社員の給料の具体額は分かりませんし、賃金表があっても特定の誰かの給与額は分かりません。 中にはざっくばらんに教えてくれる人もいますが、そうはいないでしょう。 そんなときに意図的にかつ巧妙に雇用保険の基本手当(俗にいう失業手当)の話なんかして、「ちな…

  • 半野良は社内下請け業者

    社内の仕事の下請け業者みたいになっている半野良です。ここ最近そんな案件が多いです。 みんなそれぞれ職掌分担に従い仕事を受け持ち、与えられた仕事をこなしているはずなのですが、知らぬ間に私が他の誰かの仕事に「巻き込まれている」ことがあります。 それも事前に話があるのならまだしも、闇や裏で決まっていたりするという…で、どこで私が気がつくかというと、スケジュール管理にそういうソフトを使っているのですが、そこに「見知らぬ予定」が入っている時です。何じゃこれ、と。で、確認すると「半野良さん詳しいから一緒にやってください」とのこと。 まあ一緒にやると言えば聞こえはいいのですが、だいたいの場合その「詳しい人」…

  • 半野良は余白恐怖症

    世の中いろんな恐怖症があると思いますが、私の場合これです。一体何かと言いますと、メモでもスケジュールでも何でもそうなんですが、余白があるのが嫌いです。嫌いと言うかやや強迫観念じみているところもありますので、恐怖症の部類に入ると思います。 学生時代もノート取る時に端から端までびっちり書き込むタイプでしたし、今でもテキストや本は下手に余白や段落があるものより文字で埋め尽くされているほうが好きです。 今でも何かの書き込みは割と小さな字でびっちり書き込むので、鉛筆の芯はFにしてます(加えて元々筆圧が高い)。 ここまでは好き嫌いなのでまだいいのですが、困るのが「仕事のスケジュール帳」。中途半端な空き時間…

  • だからなぜ私に聞くのか

    例によって詳しくは話せませんが、仕事上何かあったらしく同僚が弁護士さんに相談してきた、後のことです。 いつものように半径50cm以外のことをかえりみるヒマのない日々を過ごしていますので詳細何も知らない私ですが、その同僚が来て「半野良くん、今さっき弁護士さんに○○(民法用語)と言われたんだが、これどういう意味?」と聞かれました。 薄っぺらい知識ですがいつか特定社労士も取らなければと思っている私は少しは民法のご本も読んでいますので「ああ、それは民法にありますがこういうことですよ」と答えるわけですが、ここで一つ疑問です。 分からなければ弁護士さん所行った時に何で聞いて来なかったの、と。 弁護士さんも…

  • コロナ5類化で「困ること」

    コロナウイルス感染症は現在感染症法の2類相当という扱いをされています。これが何を意味するかはここ3年の政府のコロナ対策や医療機関での治療検査、また家から出られなくなるという有様を見ればわかると思います。 これを5類相当、つまり季節性インフルエンザ並にしてしまおうという議論が政府でされているように聞きます。つまり対応レベルを下げるということですね。感染時の行動制限もかけないし一般医療機関で受診できるし、つまり言い方が乱暴かもしれませんが「扱いの重い風邪にしてしまう」ということなのでしょう。 いろいろ時期尚早とかご意見はあるのですが、社労士として何か困ったことは起こるのでしょうか、と考えたときに、…

  • 「みんなでコロナになろうよ」

    不穏なタイトルですが、最近そんな風潮が社内で渦巻いています。何かと言うと、先日も話をしましたが、コロナ感染経験者のほうが社内で多数派になってしまい、そして非感染者も少しずつ感染していっています。 コロナ感染が広がる前までは感染したという事実が隣近所に広まるだけで白い目で見られたり、批判されたりと「コロナ・ハラスメント」とでも言うべき状況だったのですが、さすがに日本人の4人に1人が感染した(重複もあるでしょうけど)昨今においてはそんなことはなく、誰かが感染して休んでいるなんて日常になりつつあるわけです。 そんな状況ですから感染経験のある人からしてみれば「こっちへおいでよ…仲間になろうよ…」という…

  • 事業主がパートに労働制限する時代が

    パートさんを雇用している会社ではあるあるなのですが、年末が近づくと配偶者控除の該当になれるように(つまり年収を扶養ラインである103万円になるように)労働時間の調整をする方が出てきます。 これが近い将来、会社側から労働時間を短くするように頼んでくる時代が来るかもしれません。 その原因は「社会保険適用の短時間労働者拡大」にあります。従来501人以上の企業で一定の条件を満たしたパートは社会保険加入となっていましたが、22年10月からこれが101人になっています。 で、要件の緩和は続きます。現在厚生労働省の審議会では「この規模要件を撤廃してしまえ」という話が進んでいます。では全てのパートが「条件を満…

  • 夢見る「社労士としての服装」

    開業社労士として仕事をする上で、どんな服装で仕事すればいいのでしょうか。と言ったらだいたい男性も女性も「ビジネススーツスタイル」が思い浮かぶと思います。いわゆるそれなりにフォーマルな服ですね。 別に誰がそうしろと決めているわけではありません。別にTシャツにジーンズでもタンクトップに短パンでもいいわけです。仕事ができるかどうかは外見ではなく中身です。 ただ、残念ながら外見で人を判断されるのが世の習い。一説によれば、人は初対面の人の好き嫌いを1秒で判断するそうです。どこを見ているかは人それぞれとして、やはり法律専門職としてそれなりの服装は必要ということでしょう。 では和服ではどうか。かなりフォーマ…

  • 快適な職場環境のために

    冬なので寒くなってきたある日のこと、出勤して仕事始めてしばらくして、みんなで「おい、今日はやけに寒いじゃないか」という話になりました。エアコンは総務が管理していますので朝一からブン回しているはずですが… 見るとスイッチが入っていません。そういえばその日は総務担当がみんな朝から会議で不在。エアコン入れ忘れたまま会議に行ってしまったわけですね。 で、みんなでスイッチ入れろ入れろという話になりましたが、問題は温度です。もうみんな冷え切っていますのでより早く温めるために設定温度を上げてエアコン始動。人心地つきました。 で、しばらくして総務担当者が戻ってきてエアコンのスイッチパネルみて大声で 「誰だ28…

  • FP1級のテキストを見てめまいがした

    衛生管理者の試験も終わって、まあもともと勉強グセをつけるための「肩慣らし」みたいな理由でしたのでいよいよ本番の、何かこうもう少し難しい資格にトライしてみようかと思うわけです。 そこで先日「1級ファイナンシャルプランニング技能士」のテキストを買ってきました。まあかつて2級の勉強して取ってますし、その延長線上だろうから多少気合入れれば、と思ってテキストをパラパラと見てましたが… 何年も前に2級取ったせいか、いろいろ忘れていますし何か難しさが格段に違うような気がします。かつて2級取った直後に1級の学科試験の過去問やったことがあって、少し頑張ればいけるかなという感触だったのですが、何年も経つと知識は消…

  • 「今日の運勢」を信じる?

    いろんな媒体にある「占い」というものですが、みなさんどうでしょう。信じたりしてますでしょうか。 信じる人は例えば朝テレビなどで「今日の運勢」を見てラッキーいい一日だとか思ったり、あまり良くないから注意しようと思ったりするのかもしれません。 私はと言うと、占いは「ろくでもないことは当たる」と思っているので、今日の運勢など朝見ることは皆無です。今週の占いも見ません。嫌なことが書いてあったら気が滅入ります。 ただ、だからと言って絶対に見もしないわけではありません。けっこう見ています。問題はそのタイミングです。今日の運勢であれば「一日の終わりに」、今週の運勢であれば「週の終わりに」見ます。それで当たっ…

  • 独学勉強法(117)「船員保険法と児童手当法」

    社労士試験の勉強は俗にいう主要8法(労働基準法・労働安全衛生法・雇用保険法・労働者災害補償保険法・労働保険徴収法・健康保険法・厚生年金保険法・国民年金法)をマスターすることから始まります。 そんな中で、冒頭に出した「船員保険法」と「児童手当法」は法律としてはマイナーな部類に入ります。試験問題のどのカテゴリに入るかと言うと「社会保険一般常識」です。 マイナーな法律であり、また船員保険法は内容が健康保険法とほぼ同じ、児童手当法はもらえる子供の条件と金額が主なのでわりとさらっと勉強する人が多いと思います。 ですが、例年試験問題を見ていてこの2法が意外と出題率が高かったりします。 それも覚えるところが…

  • ウイルスに蝕まれる職場

    年末年始とコロナウイルスの猛威にさらされ、一人また一人と休んでいき大混乱に陥った我が部署ですが、少しずつ回復し職場復帰をして正常に近づいてきました。 誰かが休むと誰かが仕事を肩代わりしなければならないのが世の習い。コロナに感染しなかった私は手元の予定が狂いに狂い、何とかしてくれ他部署から応援呼べと叫びたくなる毎日でしたが、だんだんと平穏な(自分の仕事に集中できる)日々が近づいてきました。 と、思った矢先いきなり2人ほど倒れました。 インフルエンザA型様のご降臨です。 流行期に入ったという報道は聞いていましたが、まさかいきなりこれほど身近で患者が出るとは思ってもなく、またそれを皮切りに先様にもイ…

  • 労働組合を作っちまえ!

    先日のこと、同僚に「半野良ー病休について聞きたいんだけど―」と言われました。曰くカゼで1日寝込んだ時に使えるかどうかや、定期通院の時に病休使えるかということでした。 うちの就業規則では前者は通院証明が必要(医師意見書でも薬の処方箋でもどちらでもいい)ので病院へ行くことが前提となっています。後者は病休を使えません。確かそうなっていたので「就業規則では…」と前置いてそう説明しました。 そしたら「えー病気なのに使えないの?それって法的にどうなの?」 なんか面白い展開ですが、法的には何一つ問題はありません。有休使うか、欠勤にするかの二択です。そもそも私傷病休暇などというものは労働基準法にはなく、あくま…

  • 「退職氷河期」どう生き残る?

    就職氷河期という言葉はありますが退職氷河期って何じゃい?と思う人がいるかもしれません。退職後に訪れる収入の減少の話です。 いつぞやどこかの政治家が「退職後2000万の貯蓄が必要」と言って袋叩きに遭いましたが、あれは別にそんなに間違ったことではありません。 高齢者雇用安定法では定年年齢は60歳を下回ってはならず、また65歳まで希望する人を何らかの雇用措置を取らないといけない、さらに70歳までの雇用を「努力義務」として定めています。 年金の受給開始年齢は、今このブログ読んでる大半の人は65歳と考えていいわけですから、そうすると65歳まで働けばいいよね、という話になりますがそう甘くはありません。 多…

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半分野良猫な勤務社労士の憂鬱
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