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そろそろ夏安居の結制も近いので、ちょっと記事にしてみたい。比丘仏子受歳するは、夏安居なるのみ。年年に必ず三宝に白して、夏安居を結ぶ。其の白夏法とは曰く、大徳一心に念じて、我れ比丘〈又、仏子と云う〉某甲、今、某〈伽藍・聚落〉に依り、前三月安居す、房舎の破れを修治するが故に〈三説す〉、所対告げて言わく、放逸なること莫れを知れ、答えて言わく、受持す。所対問うて言わく、誰の持律に依るものか。答えて言わく、某甲律師による〈若し法に依らば、何等聖教と云う〉、所対告げて言わく、疑有らば当に往問すべし〈若し法に依らば、疑有らば応当に披覧して決すべしと云う〉、答えて言わく、頂戴受持すべし。瞎道本光禅師『対大己五夏闍梨法求寂参』この一節だが、一応の典拠は南山道宣『四分律刪繁補闕行事鈔』巻上四「安居策修篇第十一」などのようだが...「白夏法」について