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今日8月8日は、「そろばんの日」となっている。禅宗とは、世俗的な言葉を使って教えを説くというのが得意である。よく「禅語」などともいわれるが、この「禅語」も、何か特殊な言葉というのではなく、仏教の世界から見ると、世俗の言葉を使うから特殊に聞こえるが、世俗の方から見れば、余り珍しい表現ではない、という話になる。であれば、今日のそろばんの日に因んで、算盤ネタは何かないのか?と思っていたら、いくつか出て来たので、それを見ていきたいと思う。この文脈から、禅の側で、算盤の本質を、どう捉えていたかが分かる。問う、如何なるか是れ祖師西来意。云く、庭前の柏樹子と神前の酒台盤。是れ同なるや、是れ別なるや。答う、指数の労も解けず、算盤を動かせ。『霊機観禅師語録』この語録は、中国清代の僧のものである。この人を拙僧は良く知らない。...禅とそろばん(算盤)