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先日、坐禅法を指導していたところ、僧堂(坐禅堂)への入堂時、聖僧様へは合掌低頭なのか?叉手低頭なのか?微妙に分からなくなった。いやでも、何となく叉手低頭で習ってきたように記憶していて、個人的にはそうすることで違和感が無いのだが、テキストを読んでいると迷うのである。入堂の法、合掌を面前に擎げて入る。〈中略〉前門より入は、上下間の者は、並びに南頬より入る。先づ左足を挙げて入り、次に右足を入れて行く。『赴粥飯法』いや、ちょっと待てよ。ここでは、合掌して前門を通るのだが、その後、問訊するとは書かれていない。なお、『行持軌範』になると以下のようになる。諸寮より入堂する者は、前門の南頬より先づ左足を挙げて入り、聖僧に揖し(叉手低頭)(以下略)『昭和改訂曹洞宗行持軌範』「第一暁天坐禅」項ここで、「叉手低頭」となっている...坐禅時の入堂法で聖僧へは合掌低頭か?叉手低頭か?