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昨日から、3月になった。そこで、以下の一節を見ておきたい。◎三月和名弥生と云、〔奥義抄〕に云、風雨あらたまりて草木いよいよおふるゆへに、いやおひ月といふを略せり。三田村鳶魚先生『江戸年中行事』新潮文庫・1981年、38頁まぁ、和名としては「○○月」と呼称しないものなので、記憶に残りやすいのか、3月の和名が「弥生」というのは、知られているように思う。それで、「弥」を訓読みすると「いよいよ」と読む。「生」は「おうる(はえる)」と読むから、「いよいよおふる」という訓読みになるわけである。で、実はこれ以上、話を広げようが無いので、何か無いかな?と思っていたら、「弥生」を使った仏教の説法があったので、それを見ておきたい。初めの色は匂へど散りぬるをとは、春の弥生の花の空爛漫と咲きほこりたる色香のいとうつくしけれど、夜...「弥生」雑考(令和5年度版)