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今日のようなクリスマスは、なにやら全日本的な行事になっているし、初詣も同様だが、仏教に基づく全日本的行事がないのではないか?という問題がある。以前、拙僧の周囲でも、この「イベント仏教・仏教的イベント」の問題を扱ったが、ここには、とある問題があり、例えば、クリスマスは、もちろん「イエス=キリストの誕生を祝う日」だと知識としては知っていても、実際にキリスト教を信じている人がやっているわけではないということがあるだろうし、初詣も何となくで行っている人もいそうで、宗教的な行事なのかな?という感じがする。よって、仏教的行事も、仏教性を無くせば全日本的行事になるのはないか?と考えられた。参考までに、従来の日本仏教にて共通するような行事として挙げるとすれば、どうしても釈尊に関するものに限定されてしまいそう(それでも、密...クリスマスと仏教徒(令和6年度版)
こんな本があった。・もみぢ・みどり合作『久里寿満寿』メソヂスト出版舎・明治28年まず注目したいのが、このタイトルである。これは、音を基準に漢字の当て字を用いて表現したものであろうし、意味的にも「寿」が鏤められ、目出度い雰囲気を出している。ただし、この表現はそれほど一般的にはならなかったようで、本書以外に積極的に用いられた感じはしない。本書からは、様々な論点が得られるのではあるが、今日という日に因むとなると、やはり日付の問題について採り上げるのが良いだろうか。一般に十二月二十五日をクリスマスの祝日(いはひび)と定めてありまするが、一体是は何の理由でせう。(第一)古昔の人は、此世界は春創造られたものと考へ、且つは三月二十五日は昼と夜との長さが同じい時であるから三月二十五日が世界創造の日であると考へました、であ...「クリスマス」という日の考え方