ガラスの海を渡る舟/寺地はるな を読みました。
今回の作品でも気持ちのいい言葉にたくさん出合うことができました主人公の祖父の言葉に「ひとりひとり違うという状態こそが『ふつう』なんや。『みんな同じ』のほうが不自然なんや」というのがありましたとても好きなセリフです小説とは関係ないけれど思い出したことがあります小学4年生の国語の時間で自分たちの書いた作文を綴じる表紙を作る授業があり先生が「私の文集」と書くように指導しました子供心に皆と同じタイトルをつけなくてはいけないのがつまらなく感じ考えた挙句「私の文章」と書いてしまいましたいま思うと先生には話を聴いていなかった生徒と思われたかもしれませんねですが「青空」でも「青い小鳥」でも何でもいいので生徒各々がタイトルを付けた方が絶対良かったと思いますこの小説では発達障害と思われる兄とそんな兄とうまくいかない妹のふたりが祖父...ガラスの海を渡る舟/寺地はるなを読みました。
2025/01/25 19:53