searchカテゴリー選択
chevron_left

カテゴリーを選択しなおす

cancel
プロフィール
PROFILE

Bacchusさんのプロフィール

住所
未設定
出身
未設定

科学の出発点は「絵の存在否定」/科学は存在も関係もすり替えてきた/物理学に反して医学は身体に起こる出来事を一点のせいにする(ガン、ウィルス、細菌、たばこ、アルコール等)/科学は身体を機械とするが/医学は差別の体系(ひとに対して不適切にも正常異常という区別を使用)/科学には快さ苦しさが何なのかわからない(副作用軽視)/精神医学は最初から人間理解を拒絶する/「統合失調症」はほんとうに理解できないか/進化論etc

ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
ブログURL
https://whatisgoing-on.hateblo.jp/
ブログ紹介文
科学のたどる道に間違いはないのでしょうか。たどり直しています。
更新頻度(1年)

117回 / 365日(平均2.2回/週)

ブログ村参加:2015/05/22

本日のランキング(IN)
読者になる

新機能の「ブログリーダー」を活用して、Bacchusさんの読者になりませんか?

ハンドル名
Bacchusさん
ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
更新頻度
117回 / 365日(平均2.2回/週)
読者になる
(新)Nothing happens to me.

Bacchusさんの新着記事

1件〜30件

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(7/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 さあ、いま、ふたり目の女性について、俺、こう推測しましたね。その女性は、自分が錯覚していることに気づかなかったのではないか、って。 では、この女性がもし反対に、自分が錯覚していることにそのとき気づいていたら、事態はどうなっていたか、最後に想像してみましょうか。 みなさん、どう想像します? 俺はこう想像しますよ。 この女性は、ミュージシャンが自分だけに向けて意味深な言葉や熱い視線を送ってきていると「感じる」のを、錯覚であるとわかったうえで、楽しんだのではないか、って。 要するに、疑似恋愛体験を楽しんだのではないか、って。 他の多くのファン…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(6/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ところが、ほんとうにミュージシャンが自分だけに向けて、意味深な言葉や熱い視線を送ってきているのだと、そんなふうに信じると、この女性には、あることが腑に落ちなくなるわけです。ミュージシャンは歌詞に託して、ブラウン管ごしにわたしに囁いてくる。キミはいつも頑張っているね。ステキだよ、って。キミの心のなかには悲しみが詰まっている。ボクがとり除いてあげるよ、って。でもなぜ、わたしが頑張っていることをミュージシャンは知っているのか。なぜわたしの胸が悲しみで張り裂けそうであることを知っているのか。 女性は首をひねり、医師に訊く。 ミュージシャンが「私…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(5/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆「ミュージシャンが愛のメッセージを送ってくる」 さて、現に「感じている」ところが錯覚である可能性がときにあるということをいま、3例を挙げて確認しました。下準備、完了しましたよ。遅ればせながら、ふたり目の女性を見ていきますね。 ふたり目の女性についてこう書いてありましたよね。「彼女にとって、テレビや雑誌を見ることはスリリングで、心騒ぐ楽しみであった。というのも、(略)ミュージシャンが、番組の最中に、あるいは雑誌の記事の中で、あるいは歌う歌詞に託して、彼女に向けた特別のメッセージを送ってくるからだった。番組の最中にも、彼は大胆不敵にも、彼…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(4/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆感じているところが錯覚である可能性 ではここで、ふたり目の女性にも登場してもらいますよ。その女性も、先の女性とおなじく、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきました。 ある若い女性のケースを例に引こう。彼女は、自分が人気ミュージシャンから愛されているという妄想を抱いていた。彼女にとって、テレビや雑誌を見ることはスリリングで、心騒ぐ楽しみであった。というのも、彼女を愛しているミュージシャンが、番組の最中に、あるいは雑誌の記事の中で、あるいは歌う歌詞に託して、彼女に向けた特別のメッセージを送ってくるからだった。番組の最中に…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(3/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 いま俺、こう推測しましたよ。この女性は、世界的スーパースターのことが気になって気になって仕方がなかった(現実)。ところがそのいっぽうで、この女性には「自信」があった。自分がその世界的スーパースターのことを気にしているはずはないといった「自信」が、って。そのように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように俺には思われます。 現実に合うよう、自信のほうを修正する。 自信に合うよう、現実のほうを修正する。 そこでもしこの女性が前者1の「現実に合うよう、自信のほうを修正する」…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(2/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆「世界的なスーパースターに愛されている」 まずはひとり目の女性から。 ある入院中の若い女性は、世界的なスーパースターに愛されているという妄想を抱き続けていた。きっと彼が病院に迎えにきてくれると言い続けていた。病状がだいぶよくなり、外泊できるまでに回復した。あるときそのスーパースターのコンサートがあり、一人で出掛けていった。無事にコンサートを聴き終え、何事もなかったように戻ってきたので、周囲もほっとした。それから驚くべきことが起きた。彼女は、「自分が愛されていると思っていたことは、妄想だったかもしれない」と語りはじめたのだ。彼女がコンサ…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(1/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 目次・(精神)医学が世間の偏見を正せるはずはない・「世界的なスーパースターに愛されている」・感じているところが錯覚である可能性・「ミュージシャンが愛のメッセージを送ってくる」 ◆(精神)医学が世間の偏見を正せるはずはない (精神)医学はよくこういったことを言いますよね。 統合失調症は、およそ百人に一人が罹患することになる、頻度の高い、身近な疾患である。にもかかわらず、多くの人にとっては、まだ縁遠い不可解な疾患でしかないのが現状である。昔に比べれば、精神科の垣根も低くなったとはいえ、精神病に対しては、依然根深い偏見があり、病気のことを知ら…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(4/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 でも、(精神)医学にはそのように十分な人間理解力は「なかった」ものの、つぎのような自信はずっと「あり」ました。(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信は。で、その自信に合うよう、(精神)医学は現実をこう解してきました。 (精神)医学にEさんのことが理解できないのは、Eさんが「理解不可能」であるからだ、って。 要するに箇条書きにしてまとめると、こういうことですよ。 ①(精神)医学にはEさんのことを理解するだけの力がない(現実)。 ②ところが(精神)医学には、(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信がある(現実と…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(3/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 いまの推測を箇条書きにしてまとめると、こうなります。 ①自分の父親に似ている経団連会長の、怒ったような顔写真を新聞紙上に見たのをキッカケに、急に自分の父親の機嫌が気になり出し、「バカ野郎!」「この野郎!」などと言って怒っていたらどうしようと心配になる(現実)。 ②自分が父親の機嫌を気にしているはずはないといった自信がある(現実と背反している自信)。 ③その自信に合うよう、現実をこう解釈する。「父親の『バカ野郎!』『この野郎!』といった怒鳴り声が急に、僕の耳に入ってくるようになった。さては父親は怒っているな」(現実修正解釈) さらにEさん…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(2/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 いま、ひとりの男性が登場しましたね。以下、Eさんと呼ばせてもらいますよ。こう書いてありました。 「新聞に父親に似た経団連会長の顔写真が載っていて、それが怒っているように見えた。そのことから、彼は父親が怒っていると受け取ってしまう。テレビの時代劇に、父親に似た俳優が出て、よい役で活躍していた。最近父親の機嫌がいいのは、そのせいだと思う」。 みなさん、触発されることって、ありませんか。 たとえば、誰かが破産したとか、新型コロナウイルスに感染したとかと聞くと、明日はわが身ではないかと急に不安になってくるといったようなこと、ありませんか。もしく…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(1/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事を一応挙げておきますよ。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事も一応載せておきますね。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別してきました。 たとえば、あるひとたちのことを統合失調症と診断し、つぎのように、「永久に解くことのできぬ謎」だとか「了解不能」だとかと言ってき…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(5/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆(精神)医学は差別する では、今回は、最後にひとつ簡単な考察を付け加えてから、話を締めることにしましょうか。 いま、(精神)医学にはDさんたちのことを理解するだけの力がないと言いましたね? ところが(精神)医学にはずっと自信がありました。(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信が。で、その自信に合うよう、(精神)医学は現実をこう解してきました。 (精神)医学にDさんたちのことが理解できないのは、Dさんたちが「理解不可能」だからだ、って。 要するに、箇条書きでまとめるとこういうことですよ。 ①(精神)医学にはDさんたちのこ…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(4/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆推測その3 さあ、いま立てつづけに推測をふたつしましたね。でも実のところ俺には、事の真相はつぎのようにもっと単純なことなのかもしれないと、思われないでもありません。 みなさん、つい、おぞましい想像をして、みずからを苦しめてしまうといったこと、ありませんか。 たとえば、汚いものの映像を食事中につい想像してしまうとか、好きなひとのことを考えてうっとりしているときに、ついそのひとの変な顔を想像して水を差してしまうとかといったようなことが? (参考:たとえば、こんな感じの想像のことですよ。) Dさんのこの場合も、そういうことである可能性は無く…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(3/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆推測その2 だけど、真相はむしろ、つぎのようなことであるかもしれないと俺には思われないでもありませんよ。 すなわち、Dさんは、ひとと目が合ったり、すれ違ったりしただけでも、内心悪く思われたのではないかと気になって平静さを失い、「ああだこうだ」と考えはじめてしまう(あるいは、「ああだこうだ」と独りごちはじめてしまう)。自分はほんとうに悪く思われたのだろうか、とか、自分の何がいけないのか、とか、今後どうすれば自分は悪く思われないで済むのだろうか、といったようなことを。そして、胸の辺りが嫌ァな気持ちでいっぱいになる(現実)。 ところが、その…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(2/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 「勝手に入ってくるんです」 二十代の女性患者は、いつも自分の身に起きている不快な出来事を、早口でまくし立てた。 「口の中や喉に、入ってくるんです。入ってきて、そこで勝手に喋ってるんです。胸のところにも入りこんで、そこでいやらしいことをはじめるんです」。 この女性の症状は、幻聴と、他者が自分の中に侵入してくるという体感的な幻覚妄想がからまり合ったものだが、他者の侵入や蹂躙を防ぎ止めることができないという点で共通していた。 この女性は、他者と目が合ったりすれ違ったりしただけで、相手が体に取り憑いてくる、侵入してくると感じ、そのため、人の中に…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(1/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 目次・20代女性の訴え・推測その1・推測その2・推測その3・(精神)医学は差別する ◆20代女性の訴え この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事を一応、貼り付けておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:その確認をしたときの記事も一応載せておきますよ。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別してきました。 たとえば、あるひとた…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆医学もCさんのように「現実修正解釈」をやってきた だって、よく考えてみてくださいよ。Cさんはただ「現実修正解釈」をしているだけということでしたよね。どうですか。みなさんも、世間のひとたちも、ふだん、しきりに「現実修正解釈」をしませんか。 俺はしますよ。 学問はどうですか。たとえば、医学もそうした解釈をよくしませんか。ほら、いまさっき確認しましたよね。(精神)医学が、ほんとうは「理解可能」であるCさんたちのことを、不当にも「理解不可能」であるということにして差別するいきさつを? 箇条書きにしてふり返るとこういうことでしたね? ①(精神)…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(5/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆医学がCさんを「理解不可能」と決めつけるやり方 以上、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたCさん本人による克明な当事者研究から、ここまで、7つの場面を見てきました。 どの場面でもCさんが(精神)医学の見立てに反し、ほんとうは「理解可能」であるということが確認できましたね。 実に、(精神)医学にはこれまでずっとそうしたCさんのことが理解できてきませんでした。だけど、それは単に、Cさんのことを理解するだけの力が(精神)医学にはなかったということにすぎないといま、極めてはっきりしましたね。 ところが(精神)医学には、(精…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(4/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面7:車幻聴 [パターン④]車幻聴 自動車からエンジン音に合わせて「ひき殺してやる」「うちの車の製品をバカにしやがって」などと聞こえてきて、追っかけてくる〔引用者注:「仲間がほしいときにこの幻聴が始まる」との記載が欄外にあります〕。 対処方法▶車には喧嘩は売れないので、おびえて自転車でひたすら逃げる。 結果▶何百キロも離れた場所に行ってしまうので、迎えにくる仲間に迷惑をかける(浦河べてるの家『べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、pp.116-122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの家の「当事者研究」 (シリ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(3/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面6:仲間幻聴 [パターン③]仲間幻聴 デイケアのなかにいると、すれ違いざまに意味深なことを言ってきたり、まわりでひそひそと悪口の噂をしてくる。 対処方法▶幻聴の送り主に向かって爆発する。 結果▶相手がキレて怒鳴り返してくる(浦河べてるの家『べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、p.122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの家の「当事者研究」 (シリーズ ケアをひらく) 作者:浦河べてるの家 発売日: 2005/02/01 メディア: 単行本 Cさんは、デイケアにいるとき、しばしば気になるのかもしれませんね。デ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(2/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面5:テレビ・ラジオ幻聴 [パターン②]テレビ・ラジオ幻聴 テレビのコマーシャルで「この犬!」と言われたり、犬のダイエット食品を勧めてきたりする。ほかにも自分に関する多種多様な情報が流れてくる。 対処方法▶テレビがおかしくなったと思い、家族に相談する。 結果▶医師に「この子頭おかしいですから、薬を増やしてください」と家族が頼んで、しばらく外に出さないようにさせられる。家族はCがおかしくなったと思い、喧嘩が始まる(『浦河べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、pp.121-122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(1/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 目次・場面4:高校生幻聴・場面5:テレビ・ラジオ幻聴・場面6:仲間幻聴・場面7:車幻聴・医学がCさんを「理解不可能」と決めつけるやり方・医学もCさんのように「現実修正解釈」をやってきた ◆場面4:高校生幻聴 「理解不可能」なひとなど、この世にただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。だけど(精神)医学は、一部のひとたちを不当にも「理解不可能」と決めつけ、差別してきました。 統合失調症と診断され、そのように差別されてきたCさんに、現在、登場してもらっています。で、そのCさんがほんとうは「理解可能」であるというこ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.2(統合失調症理解#7)(2/2)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.14 ◆場面3:朝起きたら身体中に落書きされている さらにつづきを見ていきますよ。 [体感幻覚②]朝起きて鏡を見ると顔に文字が書かれていた、の巻き 朝起きて顔を洗うときに鏡を見たら、両方のほっぺたや額にデイケアに通う女性メンバーの名前が不気味に白く浮かび上がり、〝バカ!〟〝死ね!〟という文字や変な模様が、腹、腕、足に描かれていることがよくある。 ✖️これまでの対処方法 夜寝ているあいだに誰かが忍び込んで自分の顔に落書きをしているのではないかと思い、デイケアメンバーを疑惑の眼差し(鋭い視線)で見ていた。 ◯新たな対処法 この手の仕業をする体感幻…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.2(統合失調症理解#7)(1/2)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.14 目次・場面2:朝起きたら身体中が痛い・場面3:朝起きたら身体中に落書きされている ◆場面2:朝起きたら身体中が痛い 「理解不可能」なひとなど、この世にただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。だけど(精神)医学は、一部のひとたちを不当にも「理解不可能」と決めつけ、差別してきました。 前回、統合失調症と診断され、そのように差別されてきたCさんに登場してもらいましたよね。で、そのCさんがほんとうは「理解可能」であることを、7つの場面を挙げ、実地に確認しようとしはじめましたね。 (参考:前回) 前回はひとつ目の場面…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(4/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 さあ、俺、ここまで、こう指摘してきました。Cさんはしきりに「現実修正解釈」をしていたのではないか、って。だけど、Cさんのことを批判しようとしてそんな指摘をしてきたのではありませんよ。いや、批判だなんてめっそうもないことですよ。Cさんを批判しようというつもりは、当たりまえですけど、ここにはまったくありません。これまでも、これからも、ね? ただ、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたそのCさんが、(精神)医学のそうした見立てに反し、ほんとうは「理解可能」であることを示したい一心で、そんな指摘をしてきたまでですよ。 だいたい…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(3/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 ◆同級生、家族、近所からの悪口 「だから学校へはだんだんと行けなくなった。(略)なんとか学校へ行っても、幻聴さんが同級生の声で『早く死んじゃえばいいのに』と意地悪なことを言ってきた」。 頑張って久しぶりに学校へ行き、教室のなかにぽつんと座っていたCさんは、同級生たちに「早く死んじゃえばいいのに」と思われているのではないかと気になって、針のむしろにいるようだったのかもしれませんね(現実)。ところがその反面、Cさんには「自信」があった。同級生たちに内心悪く思われているのではないかと自分が気にしているはずはないといった自信が。で、その自信に合…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(2/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 では、いまから、Cさんが報告してくれる場面を7つに分け、part.1、part.2、part.3の3短編を通して見ていくことにしますよ。 今回(part.1)は、つぎのひとつ目の場面だけを見ます。 C〔引用者注:ここでは氏名は伏せさせてもらうことにします〕の自己病名は、「統合失調症・体感幻覚暴走型」である。本稿の表題にもあるように、体中を暴走する体感幻覚は「もう誰にも止められない!」というのが実感である。 Cが浦河に最初に訪れたのは、二〇〇〇年の三月だった。精神科への入退院と家の中で暴れることを繰り返す生活に、とことん行きづまっていた。…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(1/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 目次・場面1:中学生時代(幻聴)・自分しか知らないことをみんなが知っている・同級生、家族、近所からの悪口 ◆場面1:中学生時代(幻聴) この世に異常なひとなどただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事をいちおう挙げておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事もいちおう載せておきますよ。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別…

  • 統合失調症の「声が命令してくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#5,6)(3/3)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.12 引きつづき、幻聴を訴えるとされるひとに、もうひとり登場してもらいますよ。 ある若者は、よく「奴隷になれ」という声が聞こえてくると訴えた。若者は気弱な性格で、自分のしたいことがあっても、抑えてしまうところがあった。本当は、進みたい分野があったのだが、周囲の勧めに従ってそれは諦め、別の分野に進んだのだ。若者の気持ちの奥底には、自分は他人の意思に隷属させられているという思いがあったと考えられる(岡田尊司『統合失調症』PHP新書、2010年、pp.94-95、ただしゴシック化は引用者による)。 統合失調症 その新たなる真実 (PHP新書) 作者…

  • 統合失調症の「声が命令してくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#5,6)(2/3)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.12 さあ、ではまず、Bさんに登場してもらうことにしましょうか。 ジャズ・トランペッターで作曲家のB〔引用者注:ここでは名前は伏せさせてもらいますね〕は、統合失調症を克服したミュージシャンとして知られている。Bは、八歳のときからトランペットをはじめ、十代のときには、その才能を示した。頭脳優秀だった彼は、スタンフォード大学に進学するが、その頃から不安定な徴候を示しはじめる。十八歳のとき、突然自殺未遂をして家族をうろたえさせた。しかし、統合失調症と診断されたのは、二十代になって幻聴や纏まりのない会話や行動がはっきりみられるようになってからである。…

カテゴリー一覧
商用