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8月になったが、和名は「葉月」である。何となく、梅雨も終わって、盛夏となって木々の葉も生い茂るからかな?と思いきや、和名の原意は少し違っているという。◎八月和名を葉月と云、木のはもみぢておつるゆへに、葉落月を略せるよし、奥義抄にかけり。享保20年版『江府年行事』、三田村鳶魚先生『江戸年中行事』新潮文庫、49頁あれ?「葉月」というのは、葉が生い茂る様子ではなくて、「葉落月」だとされている。なるほど、現代の暦では、盛夏に入った頃だが、とはいえ、今日(令和5年8月5日)という日付を旧暦に位置付け、そこから新暦へと変換すると、9月19日になる。流石に、彼岸会が近付いた時期となって、秋めいてくる様子も理解出来る。ところで、同じような見解があった。葉月此月、蕭殺の気を生じ百卉葉を落す故に葉落月といふを略して葉月とはい...「葉月」一考