メインカテゴリーを選択しなおす
2月15日は釈尊が入滅された日となり、所謂「釈尊涅槃会」とされるが、そういえば、その後はどうなったのか?という話をしてみたい。釈尊は、入滅される前に、ご自身の喪儀法についても指示を出され、いわゆる「火葬」と「卒塔婆の建立」を命じている。ただ、それは結構な時間をかけて行われたようなのである。それで、釈尊の入滅時を画いた経典同士で少しずつ内容は異なっているのだが、『長阿含経』に入っている『遊行経』を見てみると、末羅族という人達が供養することとなり、具体的な方法を、釈尊の遺言を聞いていた阿難(アーナンダ)尊者から説明を受けた。そこで、「火葬」の方法に関する説明とは、以下の通りであった。先ず以て香湯もて洗浴し、新たなる劫貝を用って周匝して身に纏わせよ、五百張疊を以て次に之を纏わせるが如し。身を金棺の内にし、灌以麻...釈尊が般涅槃された後の話