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以前、【『大般涅槃経』と菩薩戒について】という記事を書いたこともあったが、個人的に諸大乗経典(偽経含む)に見える「菩薩戒」について調べている。他にも、個人的に『梵網経』を学ばせていただいているが、拙僧以前からちょっと気に入らないことがあって、『梵網経』は、「誦戒」を始めとして、儀軌的な側面も見えるのだが、総じてはその意義を説くのが主眼で、梵網菩薩戒を具体的にどのように受けるかは分からず終いであるように思う(中国仏教界では、『梵網経』に授戒儀規を示す一品があったとする人もいるが、本当にあったのかどうか分からない。少なくとも、現存はしていないと思う)。ただ、当然に教団として、『梵網経』を受け容れていくとなると、それを受者に敷衍していくに辺り、儀軌的な側面が軽いのは問題だといえる。無論、儀軌を作り上げていく過程...『観普賢菩薩行法経』に見る菩薩戒について