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  • ちかづく話。

    朝からスッキリいい天気。晴れた空を見上げて一句…あ そうだ クリーニングを出しに行こうではなく、はなはだ散文的な思いつき。冬のコートをクリーニングに出そう出そうと思いつつ、持って出るのを忘れたり、その日に限って雨だったりで、こんな時期になってしまった。思い立ったら、いちばん大きな手提げ袋に今年もお世話になりました…誰に聞かせるともなく呟きつつ、畳んだコートを入れ、忘れないうちに出かけた。クリーニング...

  • としょかん話。

    名門女子大学が新規募集を停止、在学生の卒業を待って閉学すると発表した。京都の女子大といえば、かならず名の上がる有名校であり、私の周りにもOGやお勤めの方が何人もいらっしゃる。少子化による志願者減にくわえて、文系学部のみの女子大であるのも、マイナスに働いたようだ。要はご時世ということだろう。私自身、直接のご縁はないが、カトリック修道女会が母体となっているため、英文学の資料が豊富な図書館に資料をお借りし...

  • きみのな話。

    連休だからといって、どこに出かけるでもなく、いつも通りコーヒーなんか飲んでいる。これ 何だっけなア…マグを片手に眺めているのは、ビスケットだ。このところ、お土産やいただき物が多かった。パソコンを見ながら、コーヒーのお供にかじっている、ちょっと変わったビスケットも、到来物のはずである。すごく美味しいわけではない(失礼)。遠くに知らないスパイスの香りがして、油っ気はあるけどバターたっぷり、というわけじ...

  • だいにの話。

    テレビ体操を日課にして、15年以上になる。はじめは朝のワイドショーのあとだけやっていたが、トシとともに起きるのが早くなり、朝の時間を持て余して、6時半始まりの体操もやるようになった。曜日ごとに違う日替り体操のあとの締めくくりにラジオたいそうだいいち~!講師の先生が元気な声でおっしゃるとテレビ体操なのに…毎回ヒトリゴトを言ってから、手足を動かす。小学生の頃から数えれば、何百回、何千回と繰り返してきた...

  • つけこむ話。

    パソコンを開けて、まず見るニュースサイト。あんまりあてにならない、信じちゃいけないと思いつつ読んでいる。昨日の事件を今日載せるようなスピード感からか、あるいは書く方の資質の問題か、新聞雑誌以上に誤字も多い。信頼度は下がるいっぽうだ。こういう↓間違いを見るとあ~たぶんご本人 ふだんから店員を定員って発音してんだろうなお気の毒という感じである。これは、級を吸と誤ったもの。つくりの部分が同じで、気づきに...

  • ごぼうの話。

    今日も今日とてテレビを点けるとうまい!タレント画面をすすって褒めている。まーたグルメの番組、しかも、遠くて行けない店の紹介か、とチャンネルを変えようとしたときいいねエ!ベトナムにはゴボウって無いのかねエ聞き捨てならぬ発言が耳に入った。(所さんお届けモノです!→お届けモノマルシェ)日本にあるベトナム料理の店が、フォーという麺料理に、ゴボウのテンプラを入れて出すらしい。かねてより私が憧れている、福岡の...

  • えきちか話。

    「世界の車窓から」というみじかい番組がある。題名通り、世界中の鉄道の行程や車窓風景、車内の様子から、各国の風俗文化を知ることができる素敵な番組だ。世界のありとあらゆる地域を紹介するこの番組で、日本の車窓は紹介されない。条件面で難しいとの説明もあるようだ。日本にも美しい車窓風景はあるはずだけれども、とくに都市近郊では、看板の文字やら個人の住宅やら、差支えのあるものがいっぱい映ってしまうからかもしれな...

  • なおした話。

    足を投げ出してベッドに座り、ヘッドボードにもたれてローカル局のテレビを見る。地方のビジネスホテルに泊まる(→しんぐる話。)楽しみのひとつである。ヨッコラショッと身体を起こし、お茶のお代わりを淹れながらちょっと調子悪いなコレ…電気ケトルのてっぺんにあるボタンが気になった。カチッと押し込めばいいはずなのに、手をはなすとボタンが戻ってしまう。さっきは左手で押さえながらお湯を注いだけれどどっか引っかかってる...

  • しんぐる話。

    特急列車に乗って、やってきたのは大きな街。日帰りできなくもないが、ビジネスホテルに1泊することにした。チェックインして、部屋でホッとひと息。少し広めなのは、ツインの部屋だからだ。季節や混雑の状況により、ツインやダブルの部屋をシングル利用できるホテルはけっこう多くて、料金に大差なく広い部屋を使えるのはありがたい。蛇口をひねって手を洗ったあと、濡れた手をタオルで拭きながらあー また例の2枚問題が…前回...

  • ぴよぴよ話。

    半端な時間の私鉄特急の、車内はビジネス客ばかり。2人掛の席の、窓側だけが埋まっている。私の席は車両の最前列で、前は壁だった。飲み食いする時間でもないし 目をつぶっていよう…そう思った時、同じ列、反対の窓側に陣取った乗客の異状に気づいた。50代前半くらいか、背広姿でサラリーマン風の男。シートをいっぱいに倒し、ずり下がるようにだらしなく座っているのみならず、靴を脱いで!足を!壁に上げている!ではないか...

  • めんごの話。

    聞きたいことがあって、ムスメにLINEした。急ぐ用件じゃないので、こっちも返事を確認しないでいたら、未読のまま3日経っていた。もともとマメに連絡をよこすほうではない。18才でうちを出たときから、自分のほうに用事がなければ、うんともすんとも言ってこなかった(→きげんの話。)人である。忙しい時はもとより、しばらく音沙汰がないと思ったらベトナム行ってた…エヘヘ…お土産を持って、フラッと帰ってきたりした。今回も...

  • あえない話。

    …会いたかったのに残念です…在外の友人からメールがあった。毎年の花どき、休暇で帰国してくる彼女を囲んで、もういいトシをしたおばさんたちが集まる。いつから、誰からともなくウバザクラの会と呼ぶその会、今年は諸事情で無理らしい。残念だけどしかたないね、と返信文を書きだしてああ…そういえばイースターか…いまさらに気が付いた。キリストの復活を祝うイースターは、クリスマスと同じか、それ以上に大切なお祭で、彼女の春...

  • かぷせる話。

    土曜の朝はチコちゃん。…タイムカプセルを埋めるようになったのはなぜ?私の世代でタイムカプセルといえば、だんぜん70年万博、松下館のアレである。魔女の鍋みたいな丸いカプセルにいろんなものを詰めて、大阪城に埋め、5千年後に掘り出す、とかいう計画だった。そんなに長く保存できるものかどうか、また、できたとして、その時の人類が、5千年前の品物の意味をどこまで理解できるものか。子供のときしまっておいたものを、...

  • あすぱら話。

    昨日の仕事帰り、スーパーに寄ったのは、昨日の春は苦味が頭に残っていたからだろうか。日々の行動を記事にしたつもりが、逆に記事に行動を左右されてると思うとおかしくて、フフンと含み笑いで野菜売場へ。ぐるりと見まわして、菜の花は時季を終えたし、揚げ物をしないからフキノトウには手が出ない。カゴに入れたのは、緑濃いアスパラガスだった。生協の宅配は届いているし、他に必要なものも無いのに、なんとなく精肉コーナーに...

  • にがみの話。

    うららかな、と表すにふさわしい晴天。街路樹の芽がみどりにけむる中を、ひとり歩いていたらハルハニガミ…か…ふと口をついて出た。春は苦味のものを食べよ、との食養生の教えがあるらしい。たしかに春は菜花にフキノトウなど、ほろ苦さがおいしい野菜が多い。季節の野菜を食べるのは、きっと健康にもよいだろう。何十年も前、それを教えてくれたのは誰だったろうか。やっぱりこんな晴れた日、のんきに足元に菫の花なんか探している...

  • いいわけ話。

    私はオバチャンなので、生協をやっている。重いものも、カサ高いものも、玄関まで届けてもらえるのは本当にありがたくて、基本的に感謝をしているのだけれど、人間のやることだから、失敗も不具合もある。玉子が割れていたり、野菜が傷んでいたり。届くはずのものが来なかったり、逆に注文しないものが混じっていたこともあった。そういう時は、サービスセンターに連絡すると、折返し配送担当のオジサンから電話が入りすみません ...

  • ひきにく話。

    朝のテレビを点けたら、特集がハンバーグだった。ハンバーグレストランに行った(→だいちゅう話。)ばかりなので、なんとなくそのまま見ている。考えてみれば、私はうちでハンバーグを作ったことがない。挽肉を買っても、麻婆豆腐やキーマカレー、新じゃがのそぼろ煮みたいな、炒めてポロポロにする使い方しかしないのである。なぜだろうと首を傾げるまでもなく、心当たりはある。別れた亭主はひとり暮らしが長かったこともあり、...

  • だいちゅう話。

    長かった1日の終わり。夕ご飯には少し早いが、お腹も減ったし、疲れたし、済ませて帰ろうとレストランに入った。CMでよく見るハンバーグがメインのこの店は、うちの近所には無い。ちょっとマゴマゴしたが、無事に席に着き、楽しい気分で注文のタブレット端末を眺める。まずはハンバーグを決めるか…基本のハンバーグがあって、それにトッピングやソースのバリエーションをつけるようだ。無難なところをピッピッと注文したあとお肉...

  • しんしゅく話。

    買物嫌いの私が、今日は珍しく生活雑貨の店へ。とはいえショッピングなんて素敵なもんではなく、脇目もふらずまっしぐら、目的のものを手に取ればレジに直行するだけの、本当にただの買物だ。週末の店内は混み合って、レジ待ちの列ができている。おとなしく列の最後尾につき、退屈まぎれに見まわしていると、白い箱に目がとまった。抽斗に入れて、仕切りとして使うものらしい。あの抽斗…使いにくいんだよな…あれこれ道具を入れてい...

  • いまいち話。

    は~ よく寝た~布団の中でパチリと目が覚めた瞬間、そう思った。かといって寝過ごしたわけではなく、いつもより深く眠って、早く起きられた。齢還暦を過ぎると、なかなかこんな日はない。今日はなかなか調子が……イデッ!身体を起こそうとすると、首に痛みが走る。どうやら寝違えたようだ。ビリッと痛む左肩に手を当てながら、用心しいしい身支度をし、コーヒーを淹れた。時間に余裕があるから、洗濯機も回してしまおう。洗えるも...

  • おさかな話。

    最近、うちからお弁当を持っていくようになった。お弁当といっても、残り物をテキトーに詰めただけで、およそ人さまのお目にかけられるような、立派な代物ではない。弁当箱代わりの密閉容器を開けると、自分が詰めたご飯やおかずが、そのままの様子で現れる。当たり前のことだが、ちっとも心が弾まない。ムッとした表情で中身をかきこんでいるとお弁当 続いてて偉いわね~コンビニおにぎりのフィルムを剥きながら、ムラカミさんが...

  • きねんの話。

    大阪・関西万博の開催を記念する五百円硬貨の引換えが始まり…ニュースの声に、画面に目をやると要らね~!私は即座に思ったけれども、そうは思わない人も多いらしい。…朝から多くの人が金融機関を訪れました…インタビューに「何十年に一度の万博記念なので」と答える人、開店前から並んでいたという人。おとーさんが生きてたら 並んだかな…ふと、そんなことを思う。父は記念硬貨の類が好きで、出るたびに交換に行っていた。高齢に...

  • まってる話。

    友だちとLINEでやりとりしていて近々会いたいね~しばらくランチもしてないしね~一緒に展覧会を見に行く相談がまとまって、続いて日程の決定だが今すぐはちょっとね~花どきだしね~彼女も私も、お花見に多くの人が訪れる土地に住んでいる。うっかり外出すると、観光客に巻き込まれ、バスも食事も人だらけの、えらい目に遭うのだ。類は友を呼ぶのことわざ通り、彼女も混雑や行列が大キライである。今週後半は雨になるっていうし ...

  • しこんだ話。

    仕事の予定が変更になって、変にヒマになってしまった。せっかく家にいるのだから、タメになることをしたいけれど、急なことで何も思いつかない。だからといって何もせずにダラダラ過ごすと、1日の終わりに自己嫌悪に襲われる。そうだ!あそこに何かあるかも…それは、道具箱を突っ込んである収納の奥。以前もここから忘れていた金具を見つけ、工夫して取り付けた(→わっしゃの話。)ことがある。お料理好きな人が、めずらしい食材...

  • かきたね話。

    朝テレビを点けたら、経済番組で、各地のお土産物を紹介していた。わあ~ 美味しい!カリカリ食感がいいですね!タレントが喜んで食べていたのが柿の種のオイル漬だ。あー アレね フフフ…この手の流行りものに疎い私が、めずらしく余裕の含み笑いなどしているのは、食べたことがあるから、だけではない。ご実家に帰っておられたイシザキさんから、お土産の瓶詰をいただいたのは、去年の夏のこと。ご飯にのせて食べてみて~暑い...

  • へやぎの話。

    休日、出かける予定も、訪ねてくる人もないのに、早朝に目覚めた。そうだ 今日こそアレを…バーゲンで投げ売りを買ったものの、着る機会がなかったクマの部屋着で過ごそう。冬のあいだ、何度か抽斗から取り出したがあ…生協…宅配便が来る…人目に触れることを想像すると、どうしても着る気になれなかった。(なぜ買った)今日はそんな予定もない。モコモコの部屋着でダラダラ過ごすのに、うってつけの日。フワフワの肌触りを楽しみな...

  • らんちの話。

    ある日、私のランチはスーパーで買ってきたヤキソバ。またある日はヘタクソなオムライスだけど、自分で食べるのだから、形は気にしない。ふだん食レポをしないくせに、いきなり何だと不審にお思いの方、あなたの勘はスバラシイ!そう、これは実はアレ?ちょっとヘンな…チョコレートケーキとクレープなのでした。こういう冗談はキライではないので、見るとつい買ってしまう(→おいしい話。)。見た目優先で、味はまあ、フツーである...

  • かーどの話。

    帰宅したらまず、カバンの中身を全部出す。カギや携帯など、明日使うものはバッグに戻し、ゴミを捨て、使ったハンカチは洗濯カゴへ。生来うかつで忘れ物の多い私の、ランドセルを背負ってるころからの日課である。ついでにサイフから要らないレシートを抜いているとアレ?なんかヘン…レジ前で慌てる母(→めいわく話。)とは違い、私のサイフは支払のあともきちんとしている。お札と硬貨は別々、カード類も決めたところに…アッ!無...

  • ちんする話。

    ひとり暮らしの友、レンジでチンするレトルト食品。うちで買置きしている(→れんじの話。)ものを、ふと思い立って、実家に持って行ってやると具が多くていいわ~ お湯で溶くスープより美味しいし気に入ったようなので、自分の分のついでに、時々買って行く。お昼過ぎ、他のものと一緒にハイこれと手渡したらちょうどよかった お昼まだなのよさっそく食べるつもりらしく、食器棚からスープカップを出しどばば…キャー!何してんの...

  • むはあの話。

    一念発起して、歯科医院に予約を入れた。かかりつけなので、この患者が年甲斐もなく怖がりである旨が、カルテに記されている。ビクビクしながら診察室に入り、まずは歯のクリーニングだ。椅子倒しますよ~ お口開けてくださ~い…歯科衛生士さんの声掛けと同時に、ギュッと身体が固まった。息…息できない…今この瞬間まで忘れていたが、私は口を開けると、鼻で息ができない(→ぐはあの話。)。閉じたまぶたの裏で目を白黒させながら...

  • きまつの話。

    3月も末となった。卒業も入学も決算も、特に関係のない私でも、気持の上ではキッチリ締めくくりたい。横着してほったらかしのこと、決断できずに迷っていること、尻込みして踏み出せなかったことに、思いきって向き合おうと思う。まず朝いちばん、玄関の下駄箱に向かい、扉を開けて中の1足を取り出す。ひとめ惚れで衝動買いした、私としては高価な靴。しかし、何をどうやっても足に合わない。あらためて眺めると、やっぱり素敵だ...

  • しゅんみん話。

    春眠暁を覚えず今日は休み。フトンの中で半分眠りながら寝返りを打つ、とろとろした気持よさ。もう止め止め!今日は寝ちゃおう!中途で仕事を切り上げた、ゆうべの判断は正しかった。あ…鳴いてる…処処啼鳥を聞くちかごろあちこちでよく見るようになった青い鳥、詳しい人に聞くとイソヒヨドリというらしい。海なし県に 磯の鳥が何の用やねん!思ったところで鳥に伝わるわけもなく、いい声のさえずりが続く。休日の団地、まだ人の動...

  • たいがの話。

    土曜の朝はチコちゃん。大河ドラマが大きな河なのは…あ、アレがNHKの自称じゃないのは知ってるぞ。…ロマン ロランのせい~!へ?ああ、大河小説かァ。たしかに昔の新聞記者が思いつきそうな呼び名だ。きっと文芸欄の担当から、テレビに回った人がいたんだろう。ジャン クリストフは、いつも大河のごとくに私の眼には映った。小説の主人公の人生が、多くの人や歴史的事件に触れながら、幅広く、かつ長い時を経て描かれていくこと...

  • かったー話。

    某日、某所でカッターナイフを借りた。使いかけて、すぐわかるほど切れ味が落ちている。すいません 折りますね借り物なので断ってから、パキンと刃を折り、作業を終えて持主にお返しした。…なんですね…へ?モゴモゴと呟いた言葉が聞き取れなくて、つい聞き返すといえ あの…カンタンに折れるものなんですねカッターナイフの持主さんは、なんだか恥ずかしそうである。はい…あっ!折ったことないですか?エエ…なんだか怖くて…そうい...

  • ケーキノ本。

    本を読むのは昔から好きだけど、特定の本に強く影響を受けたことはない。だから他の人の「人生を変えた1冊の本」なんてのにすごく興味がある。先日テレビを見ていたら、ドイツの最高位国家資格であるマイスターの称号を取得し、ミュンヘンで菓子店を経営する日本人女性を紹介していた。お菓子作りの好きな女子高生が、将来を決めたきっかけが、1冊の本だというのだ。ドイツのお菓子について書かれた本の中のイチゴのケーキがどう...

  • あんどー話。

    …ポチリ…ああーまた注文しちゃったー!パソコンの前で頭を抱える。私はオバチャンなので、生協をやっている。オバチャンはオバチャンでも、21世紀のオバチャンなので、注文はネットだ。ケチでビンボーな私の注文は最低限、必要なものしか買わないが、数少ない無駄遣いが↓これ(わらく堂HP→わらく堂クリームあんドーナツ)油で揚げたドーナツ生地のあいだに、こしあんと生クリームをたっぷりはさみ、ダメ押しの白砂糖をたっぷりま...

  • おんどの話。

    まったく近頃の気候ときたら、どうなっているのか。家を出るなり、夏のような日差しと気温で、汗はダラダラ、ユデダコのように赤い顔で帰宅した。はー…え~らい目に遭った…バサバサと着ているものを脱ぎ、ホッとして御不浄へ。…ふあん…腰をかけたら、お尻がムダに暖かく感じる。お世話になった暖房便座も、そろそろお役御免かな。プ プ プ…思いついた時の私の行動は早い。座ったまま壁のリモコンを操作して、暖房を切った。冬の...

  • うがいの話。

    寒いね~!の前置きが無くなって、代わりに出てきた最近の挨拶が、花粉のお噂である。長年花粉症とは無縁だった60代以上の人が、突如発症するという例を、周囲で多く見かける。デビューの遅かった人は、慣れない花粉症対策で大変そうだ。職場でも、ハナミズに苦しむ花粉症ビギナーをベテラン勢が囲んで、なにやらレクチャーしていると思ったら鼻うがいがいいよ~!鼻うがい、おススメよ!しきりに鼻うがいを勧めている。でも 痛...

  • わしきの話。

    ターミナル駅の混雑の中、ふと立ち止まる私。う…自然が私を呼んでいる…(婉曲表現)しかも、わりに切羽詰まったお呼びなので、いそいで階段を上がり、御手洗のある階へ。この駅の御手洗は たしか…ホーム階に近いところと、駅ナカ商店街を抜けた奥のほう、2か所あったはずだ。近いところは発着のタイミングで行列ができるが、奥まったほうは混雑しない。今回、ことは急を要する。早足で奥に向かいかけて、いや待て、と思い直した...

  • らじおの話。

    晴天の暖かい日が続いたせいか、ちょっと沈んでいた老母(→げんきの話。)の元気が出てきた。今日ちょっと行っていい?電話して聞くといいわよォ 散らかしてるけど…散らかしてるのは同じでも、返事は先日と逆である。マイド~!いつも通りせいぜい景気よく勝手口を入ったらああ いらっしゃいうわッ!すごいね…仏間の畳いちめん、古い切抜き、パンフレット、写真…その真ん中に、おばーちゃんが座り込み、なにやら取捨選択を行って...

  • にもつの話。

    ラッシュ時でもないのに、構内がやけに混雑していた。なんだコレ…大人と子供、ゴタゴタした人混みを、ウンザリしつつ眺めると、どうやら学生と父兄らしい。そういえば、この駅は県立高校の最寄り駅だ。卒業には遅く、入学には早いから、教科書販売か。うーん…こんな風だったかなア?ムスコが大学を卒業してからもだいぶ経つ。高校入学なんて、はるか昔の大昔である。記憶をたどりつつ親子の群れを見ていると、同じ中学なのか、ワイ...

  • えんぎの話。

    久しぶりの知人と電話でしゃべっていたらあ そうだ 知ってる?不意に思い出したようにナントカさん 熟年離婚したんだって~言われたところで、へー、そー、としか返事できない話題にひっかかる感じがあるのは、そのナントカさんと私には、ちょっとした経緯があるからだ。彼女とはもう20年近く付合いがないけれども、それ以前はまあまあ親しくしていた。最後に会ったときのことは、今も覚えている。彼女のお嬢さんが結婚したと...

  • げんきの話。

    おばーちゃんに渡すものがあって電話したら…モシモシ…なんだか、声に元気がない。あ、ワタシ…今日そっち行っていい?うーん…ちょっと散らかしてるから…気の進まない様子である。いつもモノだらけの実家であるが、母には母なりに片付いた状態というのがあるらしく、そうではないときに来るのを嫌がる。どこか具合でも悪いのかと尋ねても、そうではなくなんかやる気が出ない…じゃあランチでも行く?気分を引き立てようと誘ってみると...

  • すぺしゃる話。

    機嫌よく見ていた朝のテレビが、いきなりぶった切るように終わったのであれエ?おかしいな、と番組表を見たらああ~ アレかァ…高校野球の開幕を知り、ガックリ落胆した。よく見れば夕方は大相撲、夜には大リーグの開幕戦まで、わざわざ日本に押しかけてきているではないか。スポーツにいっさい興味のない、テレビっ子の私にとって、番組表を塗りつぶすように放映されるスポーツイベントは迷惑でしかない(→ごりんの話。)。もお~...

  • ぐるーぷ話。

    ♪ぺぽん♪スマートフォンを開けたら、ながらく動かなかったグループLINEにメッセージが入っていた。来週末そっち帰るけど、みんな遊べる?学生時代の友人4人で作ったグループだ。お花見はまだ早い?USJに新しいアトラクションできたよね鹿見に行く?鹿ならいるよ UFJ行かなくてもうちの近所にUSJな にしてもなんで突然鹿?USJのアトラクションが鹿みたい(笑)このメンバーは、いっこうに話がまとまらないのが特徴である。ごめ...

  • むかでの話。

    雨の予報であきらめていたけれど、起きてしばらくモゾモゾしていたら晴れてきたので、やっぱり出かけることにした。いつもの通勤路線の、反対方向に乗る。春は名のみの寒い朝だ。座席の下の暖房でおしりが暖かくなってくると、ホワホワ眠気がさして、いつの間にか目をつぶっていた。ふと目を開けたら、前のロングシートに並んだ乗客が見えた。???なんだかヘンだ。でも、何がヘンなのか分からない。ま いっか…深く考えず、心地...

  • ばんぱく話。

    1970年3月15日、大阪万博の一般入場が開始された。子供だった私の万博の記憶は以下の3点である。1・すごく太い丸太によじ登った2・広場で突然大雨が降り、パンツまで濡れた3・ブリティッシュコロンビア館で、水かと思って鮭の遡上の展示を触ったら、透明プラスチックだったこれっきり。しかし、おばーちゃんはそんなはずはない、と言い張るのである。フジパンロボット館にも、三菱未来館にも、入った!月の石も見た!そ...

  • くうしゅう話。

    その日女の子は、5人のきょうだいといっしょに起こされました。目がさめたのは、サイレンの音のせいかはやく服を着て!逃げるのよ!お母さんのひめいのような声のためか、おぼえていません。ふとんから出て、まくら元のようふくにいそいで着がえ、ぼうくうずきんをかぶって、外に出ました。弟と手をつないで歩き出した時には、どこかに向かうたくさんの人で、道はこみあっていました。前を行くのは、生まれたての妹をせおった、い...

  • とうざい話。

    朝のローカルニュースは、気象警報の発表区域の変更が話題になっていた。…市の大雨や洪水の警報の区域が 今日から西部と東部の2つに分かれます…西部は平坦な盆地エリア、東部は山間部が中心と、気候条件に大きく差のある当市。従来のように対象範囲が市全体では、雨量や気温の違いがあるためだという。私は気象にも地理にも不案内で、こうした警報が出るたび県北西部ってどこ?オロオロするばかりである(→ほくせい話。)。大人...

  • にっぽん話。

    知人と話しているとき、その人がニホンバシの駅の…ニホンバシまですぐ…何度か繰返したのであの…あそこはニッポンバシですよ余計なお世話かと思いつつ、お教えした。お江戸日本橋はニホンバシであるが、大阪のアキバ、電気街日本橋はニッポンバシである。(駅名の表示も「Nippombashi」)関西在住20年を数え、日頃の会話に大阪弁風味を加えるほどの人ゆえいや~意外だなア!知らなかった!感謝されたので、ホッとして調子に乗りバ...

  • かせきの話。

    待合せの場所に、すこし早く着いてしまった。かといって、よそをうろつくほどの時間もないので、ロビーの椅子にかけて待つこととする。傍らの棚に、新聞が差してあったので手に取った。うちではもう長いこと、新聞を取っていない(→しんぶん話。)ので、開くのも久しぶりだ。ずいぶん薄くなったなア…そう感じるのは紙質の変化のせいだけではないはずだ。昔の朝刊は、もっと厚く、ずっしり重かったし、活字も小さくて黒々としていた...

  • めいわく話。

    今日はおばーちゃんの通院に随行。前回の検査結果を聞くだけのことに、朝早くから午前中いっぱいかかり、私はいいかげんヘトヘトだが、老母はどこ吹く風である。時間の感覚も老化して、平気になるのかもしれぬ。美味しいものでも食べて帰りましょタクシーに乗り込み、いつものようにデパートの食堂街へ。おかーさん 何がいい?私はいいわよ なんでも…とはいえ、別に私の好きなものを食べられるわけではない(→どこでも話。)。ビ...

  • あいしょう話。

    うわ~間に合わん!バタバタと玄関を出て歩き出すやいなや、大きな過ちに気がついた。クツシタが、靴の中でずれて、たぐまってきたのだ。しかも、歩を進めるにつれ、どんどんひどくなってくる。理由はいくつか思い当たる。まず、クツシタがややゆるめであること。靴の形が変わっていて、履き口が浅いわりにカカト側が高く、足首に沿う形状であること。さらにその靴のサイズが大きめであること。そのせいで、早足で歩くと、クツシタ...

  • ばってら話。

    駅に降りて、うちの冷蔵庫の中身を頭に思い浮かべる。うーん 食べるもんがない…かも…カラッポなわけではない。ただ、疲れて帰ってすぐ食べられるものがないのである。改札を出たとき、ふいッと甘い酢のにおいがして、持帰り寿司の売店があるのを思い出した。ちょうどいい 買って帰ろう夕飯の目途が立つと、食べる前から元気が出る。どれにしようか、冷蔵ケースに並んだパックを眺めていたら、懐かしいものを見つけた。バッテラを...

  • しんがお話。

    ゴミなんて、間に合えばいつ出してもいいようなものだけど、なんとなく時間が決まってくる。私の場合、7時15分から7時半の間が多い。他の住民もそんな感じなのか、いつもの時間に出せば、いつも会う人に会う。オハヨウゴザイマースお馴染みの顔で言い交す、そんな繰返しに、さいきんちょっとした変化があった。見慣れない人が、ゴミステーションに現れたのだ。新メンバーの登場には、目ではなく耳から気づいた。その日も、朝の...

  • つけまの話。

    お昼前の私鉄急行。ちょうど目の前で運良く席が空いた。隣の席は、老けてみえる20代か、見ようによっちゃ30代後半くらいにも思える女性。ヒザの上には、化粧ポーチが口を開けている。そう、もっか彼女は一心不乱にお化粧中なのである。私は化粧をしないので興味津々で、本当はしげしげと眺めたいのに、隣からだと、首を回さなければよく見えない。チッ…正面に座ればよかった…悔みつつ、注意深く横目で観察を続ける。着ているも...

  • ぎょぎょっの話。

    ブログを書いていることは周囲にあまり知らしていない。ネタの宝庫である母はもちろん、職場や友人にもここの存在を知る人は少ない。読まれて困ることは書いてない、とは思うが、他人の感じ方は分からないからだ。先日、所属団体の会合があった。わりに気の張る集まりなので、ふだんよりマシな格好で出かける。たまたま前の日に時間があったので、髪も切って行った。早めに会場に着き、久しぶりの皆様と歓談。これも仕事のうちであ...

  • なばなの話。

    ひとり暮らしのひなまつり。ちらし寿司などで祝うお宅も多いようだが、うちではひなあられを供える(→あられの話。)くらいで、特段ふだんと変わるところはない。ただ今日はあ、そうそう…菜花がある。まだシャンとしているというのに、見切り品にされているのを見かねて買ってきたのだ。炒めても美味しいが、サッと茹でて胡麻和えにしよう。紫のテープを剥がして束をほぐし、中の1本を、なんとなく手に取って眺めた。花 だなア…...

  • みっつめ話。

    2つあるものは3つにしたい、というヘンテコなこだわりがある。前にも畑の肉、海のミルクに次ぐ3つめを探して、頭を絞った(→みっつの話。)。なんでも検索ではつまらない。自分の頭を絞り、目や耳で探して見つけるから楽しいのである。こういうことは短期間に集中してもダメだ。常に頭の端に置いていると、フッと思い当たったりするので、冷蔵庫にメモを貼っておく。今あるメモはナットウキナーゼ サンショオールナットウキナ...

  • ネルトキ本。

    貧しい私は、読みたい本をまず図書館で探す。蔵書されてない本は買わねばならないが、安く古書があれば、それに越したことはない。それも無い場合、はじめて新刊書を買うことになる。毎回の3段階チェックは面倒なようでも、習慣になるとそれほどでもない。あちこちを探すうち、面白い発見もあるし、私が読みたくなる本は絶版であったり、新刊書店には並ばないものが多いので、古書店はお馴染みなのだ。ただ、ややこしい条件がたっ...

  • じっけん話。

    一昨日の夜、昨日の記事の下準備をしようとブログの管理画面を開けたとき2月ももう終わりかァ…カレンダーの日付にシミジミする間もなくうるう年でもないのに 2月29日って入力したらどうなるんだろう?またしてもくだらないことを思いついた。万事に慎重な性格なのに、トシのわりに興味本位の行動が多い。タイトルを“オッカナビックリ”などと称する所以である。本文に事の次第を記入したあと、設定欄に移動しえっと ここに…2...

  • しばりの話。

    2月も末となったので、飲み食いシバリを終わりにしようと思う…と言ったって、皆様ナンノコッチャであろう。じつはヴァレンタインデーの記事(→しょこらの話。)以降昨日まで、食物もしくは飲物に関する話題に限って書いてきたのである。チョコレート、肉まん、ババロワと続いたのに気付きどれくらい 食物だけでいけるかな…余計なことを考えたのが運のつき。途中、お酒やビオフェルミンなんて苦し紛れも混ぜながら引き伸ばし、も...

  • ぴぴぴの話。

    朝からシブシブ確定申告の事務。納税が国民の義務とは重々承知なれども、払う側が苦労するのがどうにも解せなくて欲しけりゃ集金に来い!言うても詮ない不平を鳴らしていると、昼どきになりインスタントヤキソバが食べたい!いきなり思った。好き嫌いとはまた別に、ときおり無性に食べたくなるものがある。私の場合、某チェーンのチーズバーガーと、インスタントヤキソバがそれである。とりわけインスタントヤキソバは、他に代替が...

  • みどりの話。

    パソコンを開けたら、検索バーの中に世界ピスタチオの日の表示が出ていた。ピスタチオというナッツを初めて食べたのは、バブル時代のカフェバーだったと思う。なんにせよ私が子供の頃は無かった。かたい殻を割りながら食べるのも楽しいし、味も好きだ。イタリアのジェラートにピスタチオ味があって、大好物になった。先日、図書館に寄った帰りにぶらぶら歩いていたら、ジェラート屋を見つけた。奈良町などと呼ばれるこの辺りに、い...

  • ごほうび話。

    おばーちゃんは、私の顔を見るたびにムスメちゃんとムスコ君は元気にしてる?孫の消息を尋ねるがさア…何も言ってこないし 元気なんじゃない?毎回、返事があやふやなので、不満そうである。わが子とはいえ30歳前後の大人から、逐一報告がある方がよっぽど心配だ。ムスメもムスコも、ありがたいことに小さい頃から大きな病気をしたことがない。医者にかかるのは予防接種くらいで、風邪をひけば寝かせ、腹痛といえばこんなものを...

  • れんじの話。

    今朝は時間がない。朝食もそこそこに出かけたいところだけれど、今日も寒いから温かいものが食べたい。そこで思い出したのが、買ってあったこれ↓レンジでチンするだけで、具がたっぷり入ったスープがひと皿分出来上がるのだからありがたや ありがたや…つぶやきつつ裏返して加熱時間を見ると600W 1分40秒ケッ!ありがたさが半減する。うちのレンジのタイマーは、10分 1分 10秒の3つのスイッチを、30秒なら10秒を3回、...

  • あまざけ話。

    あまり好き嫌いのない私だが、どろどろして薄ら甘いものがちょっと苦手だ。おかゆはキライだし、バナナジュースやシェイクも好きではない。スムージーなんてものが流行ったが、固形で食べられる果物や野菜を、わざわざ電気を使って粉砕する意味が分からない。人間には歯というものがあるだろう。この手の苦手食品の一つ、甘酒が、ちかごろ流行っているらしい。ローカルニュースで、自家製甘酒の作り方を紹介していた。灘や伏見に酒...

  • どりっぷ話。

    某所よりコーヒーをいただいた。ドリップバッグというのか、カップの上に乗っけてお湯を注ぐ、あれだ。いただき物に文句を言うのは品がないが、私はあいつがちょっと苦手(→どぼんの話。)である。いつも使っているコーヒーメーカーなら水を入れ、粉をセットすれば、勝手にポタポタお湯が落ちて、傍についていなくても、いつの間にかコーヒーができている。スイッチを入れれば、その間に冷蔵庫からジャムと牛乳を出したり、パンを...

  • つわりの話。

    昨日の記事(→じんつう話。)で、産む当日にカツ丼を食べたことに驚かれた方もあるようだ。妊娠中の体調は人それぞれ。私の場合、悪阻のひどい時期を除けば、ふだんと変わらなかった。ただ、悪阻の期間は、やはり大変だった。何が大変かって、何が食べられて何が無理か、自分でも分からない。妊婦はすっぱいものというイメージで、酢の物など用意してもらっても、ムハッとなって食べられない。白いご飯がダメだし、食パンもイヤだ...

  • じんつう話。

    その日も今日のように寒かった。はちきれそうな臨月のお腹を抱えた私はお腹減ったァ…見た目とはうらはらに、空腹を覚えていた。あ…いいにおーい…出汁の香りに首を巡らせば、洗いざらしの紺の暖簾は小体な蕎麦屋。ムスメが幼稚園から帰るまでは、まだ時間がある。ヨシ 食べてっちゃおう!カラカラ引戸を開けて店に入ったら、あっという間に眼鏡が曇った。いらっしゃいませ~テレビが神棚みたいに天井高くまつりあげてある。1秒も...

  • ぱすたの話。

    友だちを誘ってランチに行った。どこにする?またトンカツ屋?外食といえば、カツ丼だのカニコロッケだの、揚げ物を食べたがるのを知っている古い友だちだ。そうだね~ どうしようか…口先だけ迷いつつ、揚げ物のある店を探していたら、ふとスパゲティ屋が目についた。あ、パスタにしない?スパゲティ…あ、いいの?じゃあ…衆議一決、カラフルな絵皿で壁を飾った、明るい雰囲気の店に入った。A2判ほどの大きなメニューからそれぞ...

  • うぃすきー話。

    父はブランド物や貴金属は持たない人だが、お酒は好きだったので、自分で買ったり、海外旅行のお土産にいただいたりしたものが、サイドボードにずらっと並んでいた。母はほとんど飲まないし、イモートは日本酒派、私は私でビールしか飲まない。どうする?これ…父が亡くなったあと、ウイスキーとブランデーの区別もつかない3人で困っていたところ、洋酒の買取業者があることを知った。さっそく連絡を取ると、写真をメールすれば見...

  • せんきり話。

    今日は千切大根の日です…スマートフォンがまた、つまらんことを教えた。千切大根は、大根を細く切り、乾かしたものだが、私の育ったうちではそうは呼ばなかった。今も昔も、あれは切干大根である。そういえば、彼氏とはじめてケンカしたのも、切干大根がキッカケだった。昨日 千切大根煮ててさ…なぜそんな話になったか、覚えていない。わりにまめまめしく料理などする男であった。は?センキリダイコンって何?え?大根の乾物だよ...

  • ばばろわ話。

    食べ物の話が続いたので、今日も。ティラミスだのブリュレだのタピオカだの、いろんなお菓子が流行る中で、いつの間にやら廃れていくお菓子もある。さいきん見ないお菓子のひとつがババロワだ。ババロアと書かれることも多いけれど、ババロワ、と呼ぶほうが感じが出る。昔の料理熱心なお母さんは家庭で作ることもあり、プリンとゼリーの中間みたいな軽い味わいの、おいしいものだった。子供のころ、父に連れられてときどき行った洋...

  • にくまん話。

    日課のテレビ体操を終えてチャンネルを変えたら、しばらくして肉まんのランキングが始まった。肉まんのことを、関西では豚まんという。学生時代、同じ下宿に、年がら年中朝ごはんが豚まんの女の子がいた(→ぶたまん話。)。この記事を書いたとき(なんと11年前)は食べたことないけど、朝の豚まん、いいかもしれないなノンキに締めくくっている。ところが、テレビで肉まん肉まんと連呼しているのを聞いていたら…あさごはんのにく...

  • しょこらの話。

    先日デパートに用があり、仕事帰りに立ち寄ったらうげっ!ナニコレ!思わず声に出るほどの混雑。ああ~…アレかァ…テレビでも盛況を報道していた、チョコレートのイベントだ。甘いチョコの香りが…と書きたいところだが、じっさいはムンムンする人いきれで、それどころではない。桑原桑原…父の仏壇に供えるチョコ(→ちょこの話。)はスーパーで調達済みで、何の用もない私は、サッサと用を済ませて立ち去った。最近は彼氏にも友だち...

  • べっせい話。

    選択的夫婦別氏制度、いわゆる夫婦別姓をめぐる論議がモタモタと続いているが、ひとり者にはしょせん他人事である。自分の姓ったって結局おとーさんの姓じゃん、という考えもある。うちは親戚が多いのだが、折々に往来する親しい身内は、断然母方のほうだ。田舎といえば母方の祖父母の家だし、私はそこの人間である気がする。しかし、名乗るのは、なじみのない父親の家の姓。そのせいか、自分は本来母方の家の人間なのだが、制度的...

  • あくてぃぶ話。

    ブログを読んでる友だちが電話をくれた。アナタこのごろ大丈夫なの?へ?職場の往復だけで どこも行かず家にこもって…たしかにここに書いたかぎり、日々テレビを見たり、ボーッと昔を思い出したり、そんなことしかしていないように思われる。これでは心配されるのも当たり前だ。貴重な読者であり、大事な友人である彼女のため、休日の昨日の行動を記しておきたい。朝起きてスマートフォンを見たら今日は仁丹の日ですまた要らんこ...

  • ジンタン本。

    親譲りの方向音痴で小供の時から損ばかりしている…「坊っちゃん」ならぬ「嬢ちゃん」を、私が書くとすれば、冒頭はこうだろう。年齢や経験で治るものではない。たぶん一生方向音痴として生き、死んでいくのだ。若いころ住み始めた街でも、頻繁に道に迷った。碁盤の目と呼ばれる街並であんな分かりやすいとこ なんで迷うねん?友だちはいぶかしんだが、迷うものは迷うのだ。今のようにスマートフォンが何でも教えてくれる時代では...

  • でてきた話。

    列島を覆う大寒波。当地では雪こそ降らねど、帰り道はやっぱり寒かった。う~…サブサブ…コートも脱がずにリビングの暖房を点けたら、その足で寝室へかちっ…ブオ~…今宵も暖かな寝床を保証する、頼もしきわが布団乾燥機のスイッチを入れる。ペット禁止のマンションひとり暮らしで、冬の夜、60のオバサンがはア~ 今日も生きててヨカッタぁ!人生に絶望することもなく、眠りに就けるのは、ひとえにこの文明の利器のおかげである。...

  • あいつの話。

    大阪●博の開幕まで、あと2か月。いくら不人気だとはいえ、そろそろうちにもアイツが紛れ込んでくる頃だと思っていたらやっぱり!シュークリームの包装に、頼みもせぬのについてきたアイツ。大●万博のキャラクター、イボイボ人である。かねがね私は、こういうキャラクターの意味に疑念を抱いている(→きゃらの話。)。このシュークリームは安くて美味しいので、以前から見かけると購入していた。決してパッケージにイボイボ人がつ...

  • かまへん話。

    朝のテレビは、前に陣取ってジーッと見ているわけではない。コーヒーを淹れたり、洗濯機を回したり、朝のもろもろに右往左往しつつ、点けっぱなしになっているという感じだ。土曜の朝はチコちゃん……を見ているつもりだったのだがあれ?4チャンネル?チコちゃんの裏に、関西ローカルの漫才師がいっぱい出る番組(→毎日放送 せやねん!)がある。チャンネルを間違えたかと画面を見ると、ちゃんと大きな頭の着ぐるみがウロウロしてい...

  • びーるの話。

    この寒いのにビールの話をするのは、最近流れているCMが気にくわないからだ。とりあえずビール!と言われた店員がとりあえずって言い方 ビールがかわいそうです客の注文の仕方にケチをつける。それというのも、彼がビールを愛するが故、という趣旨らしいが、私に言わせれば方向違いも甚だしい。とりあえずビール、と言うのは他の飲物があるのは重々承知だ しかしまずビール!ビールを飲まないことには何も始まらぬ!…という宣言...

  • おどろく話。

    今夜は帰宅してから、また家で仕事。無音だとかえって捗らないかと思って、ラジオを点けたら英会話講座だった。和文英訳のコーナーで、講師が問題を読み上げる。彼はかわいい大きな白いテディベアをくれました…うへェ~ッ!いらねェ~‼私はとても驚きました…そりゃあ驚くだろう。大人だってヌイグルミが欲しいことはある(→てんらん話。)が、あくまで自分で、熟考のうえで買うか、買わないか決めるものだと思う。そもそもサプライ...

  • はがした話。

    ポストを開けると、チラシやDMに混じって茶封筒が1通あった。差出人は、仕事でお世話になって以来、ときどき案内を送ってくる会社だ。殺風景な事務用封筒の封を切りながらあ…また…私の住所氏名を印刷した宛名シールが、まっすぐに貼れていないのに気づく。も~ 雑だなアあの子…事務をやっている人の顔が頭に浮かぶ。本当に偶然なのだが、彼女とは旧知の間柄でえ~ビックリ! ここで働いてるのォ?!久しぶり~!世間は狭いわね...

  • ぷよぷよ話。

    この冬最強と言われる寒波襲来。お出かけ好きのおばーちゃんは、退屈、タイクツとうるさいが、高齢者をこの寒空に連れ出して、風邪でもひかれたらコトだ。あ、そうだ ゲームは?またゲームやれば?思い出して提案してみた。実家にテレビゲーム機を備え付けたのは、イモートのダンナ。ボケ防止にどうですかとは口実で、じっさいは休みの長期滞在中、自分がやるためであった。あの世代が実際にゲームに手を付けるとは、私もイモート...

  • しんけい話。

    知人のクルマに乗り合わせ、某所に出かける。じゃあ私、クルマ出すわ電車じゃ無理ね、となったとき、まず言ってくださったのはAさんである。乗せてもらうんだし…Aさんに何か…キモチだけお渡ししない?Bさんがおっしゃるので、相談の結果、私がお菓子を買って行くことになった。気軽に受け取ってもらえるように、ほんの小さな袋詰めだ。行先の都合上、まずBさん、次に私が拾ってもらうという順序だけを確かめて、当日。オハヨウゴザ...

  • しんちょう話。

    出先で時計を失くした。心当たりに問い合わせをしても、出てこないから、どうやら本式に無くなったらしい。安物だけど、何度かベルトも換えて、ずっと使っていた腕時計だ。私は物持ちのいいほうなので、こんな風に不意にモノを失くすとけっこう凹んではア~…ついタメイキも出る。パッとしない気分でソファに伸びて、だらだらスマートフォンなど見ていたらあ…これカワイ~イ!腕時計の画像が目につくのは、やはり失くした時計を気に...

  • おしりの話。

    いいトシしてテレビっ子の私は、とくに見るものが無くてもテレビを点けてしまう。今朝いちばん点けた画面ではドキュメンタリー番組の再放送をやっていて、つい見入ってしまった。温水洗浄便座の開発の苦労話である。開発者のひとりが、長く痔に苦しむ父親のためを思い、頑張ったというエピソードが紹介されいちばんのプレゼントになったと思います語る笑顔が大写しになる。そういえば、わが亡父も痔もちであった。具合が悪くなると...

  • こんびに話。

    プロ大絶賛!最新コンビニスイーツ!コンビニ3社の注目商品を一流料理人がジャッジ!マニア激推し!コンビニグルメランキング!ぼんやりテレビを見ていると、こんな番組が本当に多い。どうせ当該コンビニチェーンの差し金だろうが美味しそうだから ひとつ食べてみましょう…テレビで見てすぐ買いに出かける、素直な人がいかに多いか、ということである。私はひねくれ者なので、もっともらしいパティシエが、もっともらしく褒めた...

  • アネモネ本。

    アラッ!パソコンの画面を見ながら声が出たのは、書籍を扱うECサイトに(喫茶アネモネ 柘植文著 東京新聞刊)3巻出てたんだ~!とぼけた絵柄とノンビリした雰囲気が好きで、1、2巻と購入したマンガ。週1回の新聞連載なので、1冊にまとまるのに時間がかかり、次はいつかと思っていたのだ。さっそくポチリ…おっとその前に、やることがある。記憶力の衰えが著しいこのごろ、同じ本を2冊買ったりするので、内容の確認が欠かせ...

  • かさかう話。

    免許返納(→へんのう話。)といえばさ ミヤケさん?あ は~い?ちょっと離れたデスクから返事。前に言ってたおとうさんの返納 どうなったの?あ、そうなの?ハイ ミヤケのチチが 年末に…ミヤケのチチ、ということは、お義父さんか。聞けば、家族が説得したり、誘導したわけではなくてオレもそろそろ…お義父さんが自分から言い出したので、ミヤケさんご夫妻が年末に帰省して、手続きやら何やら、いろいろと手伝ったのだそうだ...

  • へんのう話。

    昼休み、めいめいが持参のパンやらお弁当を取り出す中、バタバタと帰り支度の人がいる。あれ?コヤマさん半休?そうなの コーシンに行かなくちゃ…空いてるといいわネ 行ってらっしゃ~いあ~ アタシも もうすぐだワ…アタシは次 いつだったかなァ?自分でもなぜ取れたのか謎だが、私は免許を持っている。19の年に取得以来、3回しか運転しないペーパードライバー(→めんきょ話。)として、無事故無違反、黄金に輝く免許証を...

  • しゅみもつ話。

    趣味がほしーい!朝のテレビを見ていたら、アナウンサーが叫んだ。趣味を持ちたいが、何をしていいやらわからない人の代わりに、アナウンサーが体験する、というコーナーらしい。へえ~ ご親切なこって…急速に興味を失い、テレビを消した。だいたい趣味なんて、欲しくて持つものだろうか?若いときから様々なチャンスがあった中、今まで手も付けなかったことが、趣味になるだろうか?本業以外に持つ趣味というのは、元来厄介なも...

  • かんしゃの話。

    うぅ~…さぶッ!暖かな寝床に未練たらたらで身体を起こし、手探りで見つけたクツシタを穿く。夜のあいだにすっかり冷えた床に、ビクビクもので足を下ろして、クローゼットから今日着る服をテキトーにつかみ出した。薄暗い部屋でモゾモゾ身づくろいをしながらありがとう 誰か!ふとこみあげるのは、名も知らぬ人への感謝の念である。名のみならず、顔も年齢も、男女の別も知れないその人は、私に素晴らしい知識を授けてくれた。そ...

  • てりあの話。

    各停しか止まらない、私鉄の駅で降りる。目的地は、アーケードを抜けたところ。買物の人で賑わう商店街を歩きながらお腹減ったな…ファストフードか何かないかと見回したが、文具に惣菜、印章店など、古い店構えが目立ち、フラッと入れそうな店が無い。まもなくアーケードが切れるあたりで、ようやく飲食店らしい店を見つけた。赤い軒先テントにカフェテリアの文字。覗き込むと妙に混雑しているので帰りにするか…とりあえず前を通過...

  • ていせい話。

    年賀ハガキの当せん番号が出たので、通りがかりに郵便局でチラシをもらってきた。バッグにしまう前に写真を家族LINEに送る。出そうか、やめようかと言いつつ、けっきょく今年も年賀状を出したおばーちゃん、元旦に10枚ほど届いていたから、当たりを見たいだろうと思ったのだ。うちに帰ってから、自分のハガキをチェックする。ハズレ… またハズレ… これは喪中…私は昔から、クジ運が悪い。…うーん これもハズレ…順に宛名面を眺...

  • はくきん話。

    朝のニュースを見ていたら、天気予報のコーナーで、カイロの歴史を紹介していた。焚火で温めた石を布にくるんで懐に入れた温石がはじまりで 明治時代には灰を練って燃料に…あー、知ってる知ってる。だからあのカイロの会社、キリバイって名前なのよね。ベンジンを燃やして温める 金属製のカイロが…あーハイハイ、アレね。うちにもあったわ。私は使ったことがないですが、実家の父が…男性のアナウンサーも応じ、そこまでいたって...

  • ぼーるの話。

    仕事が休みの日。いつもよりものんびりゴミを出し、ブラブラ家に戻る帰り道まだあそこにあるなァ…植込の後ろにあるものに目がとまった。そこには以前、灌木がモジャモジャ茂っていたのだが、去年の夏に枯れたので、この冬の剪定の時にバッサリ刈り込まれ、地面が剥き出しになった。木があったときは見えなかった地面に、コロンと何か転がっているのにはすぐ気づいたけれどお掃除の人が拾ってくれるでしょ自ら拾うまでもない、と判...

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