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【連載】アラフィフ婚への道19「今日お嫁にいきます」(紫のちゃんちゃんこ)
披露宴用に髪飾りをティアラとベールから、小振りの胡蝶蘭へと変更。 再び長い階段を降りる形での披露宴入場に備える私と虹夫さん。 会場では友人からプレゼントされたオープニングムービーが氣志團の結婚闘魂行進曲「マブダチ」のBGMで流れる。 扉が開き、ブルーノマーズの「MARRY YOU」が流れる中を、キャプテン氏の先導を受けて厳かに躓きながらの入場(それはもういい) 因みにこのBGMはノリが軽いという意見もあるらしいが、それが私には素敵だと感じたのでお願いした。私のように50手前までグズグズしているのもどうかと思うのだ。 乾杯は沖縄そばの大将の音頭。その瞬間にディズニー映画「アラジン」の「フレンドラ…
結婚式まで3週間を切ったその日、新たな事件は起こった。 『速報! 母、入院』 兄よ、緊急性と緊迫感を伴う連絡の割には緊張感がないぞ、そのLINEは。 まぁ、いますぐに命がどうこうということは無いとは読み取れるが、とにかく詳細を知りたい。 元々持病があるとは言え、この時期に入院とは熱中症も併発したのか? 結婚式には出席出来るのか? え? 面会は週明けまで不可? 兄の方もバタバタしているとかで、なかなかこちらの知りたい情報が発信されないまま数分後、今度は結婚式場のプランナーさんからメールが入る。 『互助会の会員証の提示を2週間前までにとお願いしていましたが、ご準備は出来ていますでしょうか』 え? …
本日は、結婚式の準備にまつわるささやかなエピソード集。 ①招待状の宛名書き 4月下旬、招待状が出来上がり手許に届く。 書く文字にお互い自信がないふたり。虹夫さんは当初からパソコンで宛名を書くと決めていたのだけど、セントクレアヒルズさんからプレゼントされていたウェディングノートには『必ず【自筆】しましょう』とある。 えぇぇ~、自筆じゃなきゃダメぇぇ~? 途方に暮れる私に対し、「いいや、俺はパソコンで書く」と強い意思を表明する虹夫さん。 いいなぁ、うちにはプリンターが無いもの。データ預けて、一緒に印刷してもらえないだろうか。 一応私は幼少期に書道教室に通っていたが、遠い過去の話だ。 賞状書士の通信…
怒涛の前撮りを終えた翌日。 虹夫さんと週末街飲みデートをしていたら母からLINEが届いた。 「〇〇(母の弟)にあんたの結婚のこと話したら、絶対に行くて」 おま……、式まであと1ケ月ちょっとしかないこのタイミングで……。 元々この歳での結婚なので、式は盛大にする気はなかった。親族は兄弟とその家族まで。 だから叔父を招待する予定はなく、当然招待状は発送することなくゲストの人数もとっくに確定していた。 なんで今頃伝えたよ母! 問い詰めたところで言い訳しか返ってこないので、翌日には急いで招待状を準備する。幸いにも招待状はまだ予備が残っていたので、兄から教えてもらった叔父の住所を筆ペンで書き、仕事の合間…
6月下旬、いよいよ前撮りの日がやってきた。 初めての衣装合わせの時にまざまざと見せつけられてしまった現実、つまりは中年太りの弊害。 肥満なんて弊害以外の何もありはしないのだが、それでも身を以て突き付けられなければ知らぬふりをしてしまっていた。 ワンサイズしかないというインナーブラウスが、試着の時はちょっと前屈みになったら背中のボタンがプチーンと外れてしまったのだ。 ワンサイズしかないのに! フリーサイズが入らないなんて本気でヤバいんだわ私! 毎日…、いや、たまにサボりつつ、二の腕エクササイズと筋トレに励んだ。 前撮りの1週間前からは禁酒だ。もっと前からやっとけよ、というごもっともなご意見は充分…
ここからは一気に約一ヶ月分を書き上げていこうと思う。 なんと言っても、これを書いているのが挙式日まで一ヶ月を切っている。時間がない。 5月下旬、試食会に参加。 セントクレアヒルズさんからは、是非ご両親も招待してご参加くださいと案内されていたが、私と虹夫さんは当人のみで参加。 当初から虹夫さんのお父さん「料理はケチるな」と強く言われていたのもあって、お料理にはこだわることに決めていた。 そこで、虹夫さんは16,000円のコース。私が14,000円のコースで注文。お互いに料理を仲よくしシェアしながら、食材や盛り付けの印象などを吟味した。 結果、ベースは16,000円のコースにして、一部の内容を14…
問題が起きた。 虹夫さんのお父さんが、衣装は私の兄と合わせると言い出した。 いやいや、うちの兄は礼服の予定ですが、お父さんはモーニングでしょう。合わせちゃダメです。 どうやらお父さんはモーニングを着ることに抵抗がある様子。 考えてみると、兄が結婚した時の父はモーニングではなく礼服だったように思う。だがもう25年以上も昔の話で、現在では新郎新婦の父親はモーニングが当たり前のようである。 いくつかマナー講座のサイトなどを巡ってみたが、やはりどこも同じことばかり書いている。 虹夫さんのお兄さんと弟さんが結婚した頃もうちの兄の頃とあまり違わないので、当時のお父さんもモーニングは着ていない。今更感はある…
以前、それぞれの実家へご挨拶に行ったときに兄が話してくれた。 私が結婚式を挙げることを知った次男坊が真っ先にこう言ったと。 「俺、リングボーイやる!」 お前、19歳だろうが。 一瞬呆れたが、確かにお調子者で面白い男なのである。昔からいい歳をして独身の私に、会う度に「兄弟の中で結婚してない人って誰~?」とか、「まだ子供のおらん人って誰~?」などと神経を逆撫ですることをいつも言っていた(根に持っている) さすがに中学生にもなってそういうことを言っていたので、事情があって子供を望めない女性はどこにでもいる。お前の言葉はそういう人を傷つける可能性がある、ということを兄から伝えてもらった。 尊敬する父親…
3月上旬、天空(そら)の森セントクレアヒルズにて初回打ち合わせ(前回は当選説明会)。 以前ゼクシィで「ウェディングノートを作りましょう」という記事を読んで、どのような形で作成するのが良いのだろう? と思っていた。 すると、担当プランナーさんがA4サイズのハードカバーのファイルを差し出して「おふたりのウェディングノートです。こちらプレゼントです」と。 内容はふたりの馴れ初めやお互いの第一印象など記入するテンプレートがたくさん。項目を埋めていけばオリジナルのノートが完成するという次第。 両親や兄弟との思い出なんかも書くところがあって、作成するにあたって家族と話をする時間を作る必要があるのもまた良い…
ゼクシィは買った。地方版にリゾート婚版など、いろんな種類があることも今回初めて知った。 ノートを買ってきて、思いつく限りに招待したい人の名前と希望の日取りを書き出した。 リミットは8月末。時間は無いぞ。当選を知った翌週には説明会の予約を虹夫さんに取り付けてもらった。 この時点でどこか虹夫さんが戸惑っているのが分かったが、敢えて問いただしはしない。とにかく私は佳いお日取りで憧れのドレスが着たかった。既にやや暴走気味である。 ここからは結婚式場からの許可を得られたので、会場名と当選したキャンペーンについても公開しようと思う。 場所は『天空(そら)の森セントクレアヒルズ』。キャンペーンでコラボしてい…