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独身時代の私の住まいがいかに酷い汚部屋であったかは、これまでにこのブログでも度々語ってきた。 実は実家も汚部屋、というか汚屋敷である。主に母の空間であるが、それはもう魔窟とでも例えられるほどに凄まじい。足の踏み場もなければ身体の向きを変えることすら困難なのである。 これまでにも兄が少しずつ片付けてはいたけれど、すぐに元に戻されてしまうとのことで私にヘルプ要請がきた。 この汚屋敷との闘いはいずれまとめて書きたいと思うが、今はこの時に発掘されたレアアイテムについて書こうと思う。 なんと、姉が大学生だった頃に所有していたスーパーファミコンが出てきたのだ。少し離れたところからはケーブルも。まだ使えるの…
先月受けていた健康診断の結果が届きました。 血圧は正常値ではありましたが、腹囲があと僅かでも大きければメタボ認定されていた可能性が高い。ていうか、『肥満度1』とか判定出ましたわ。あかーん。 貧血はずっと処方されている鉄剤を服用しているから大丈夫かと思っていたら、意外にも赤血球数とヘモグロビンが基準値を下回っていました。掛かりつけのドクターに相談して、ちょっと強めのお薬にしてもらうとかした方が良いのかしら。うーむ、悩ましい。 問題は血糖値と肝機能と腎機能です。 虹夫さんは昨年の検査で高めの血糖値を叩きだして、掛かりつけのドクターからかなり強めにお叱りを受けたとのこと。以来、厳格に週2の休肝日を守…
最近月イチ更新になっている当ブログ。 季節の変わり目、木の芽時は気鬱時。結構派手に堕ちていました。虹夫さんにもかなり心配をかけてしまって申し訳ない毎日でした。ついつい八つ当たりして、そんな自分に嫌気がさして、でもそんな私をなんとか和ませて笑わせようとしてくれる虹夫さんに報いたくて、歯を食いしばるようにして踏ん張った日々。 ようやく最悪な時期を過ぎることが出来たのか、ここ数日は比較的気持ちが安定しているように感じています。 そんな年度末のある日、いつもお世話になっているお義母さんのお誕生日が近づいておりました。 昨年末の私の誕生日にはサプライズで寒い中プレゼントを届けてくれたお義母さん。今度は私…
ちょっとこちらのブログ、放置気味になってましたね。少々精神的に不安定になっていて、虹夫さんからも日々心配されてました。 振り返りもかねて、最近のことを時系列で記していきましょう。 【3月3日】 虹夫さんの誕生日が近かったので、仕事帰りにプレゼントを買うためにアミュプラザに一旦車から降ろしてもらう。虹夫さんが他の用事を済ませている間に本を一冊と事前に要望を聞いていたボディバッグを急いで選んで購入。ギフトラッピングを見えないように大きめのエコバッグに入れて虹夫さんに合流。 後部座席にプレゼントを置いて助手席に乗り込むと、虹夫さんがニヤリとして「誕生日のやろ?」と。 それ、言いますか? そこ、聞きま…
先日、バスツアーで八鹿酒造の極寒蔵開きへ行ってきました。毎年の楽しみですが、普段は虹夫さんの運転でしたので一緒に飲めるのはバスツアー様様です。 そのツアーのコースには日田市の高塚地蔵尊(通称高塚様)参拝も組まれていました。 高塚様には子供の頃に両親に連れて行ってもらった記憶があります。当時日田市に耳鼻科医の権威がいらして、私の右耳の難聴を診てもらっていたのです。 高塚様の本堂の柱や壁には、お願い事を紙いっぱいにぎっしり書いて貼りつける慣習があり、母も私の耳が聴こえるようにと小さな文字で紙にみっちり書き込んで貼りつけていました。 結局右耳は今も聴こえてはいませんが、神様でも仏様でも無い袖は振れな…
先日、夜更けに目が覚めまして、そのまま再入眠出来たら良かったのですが寝付けず。 いつまで経っても眠れないどころか、横になっているのも苦痛に感じてきてむくりと起き上がり、そのまま布団の上で座り込んでボーっとしていました。はっきり言って、傍から見れば「あなた大丈夫?」て感じですが、事実、間が悪く目を覚ました虹夫さん当然のように「どうしたの?!」と飛び起きてきました。 半月ほど前にも深夜にお手洗いに起きたところ、布団に足を取られて激しく転倒。スローモーションで世界が傾いていく中で、このまま虹夫さんの足の上に倒れてしまい骨折をさせてしまうか、床に倒れ込んで下の階の方を驚かせてしまうかの二択になりそうな…
唐突にキング牧師。 私の夢は小さなもので、傍から見れば大したことないと思います。 それは夫婦の些細な日常を本にすること。タイトルは『犬も食わぬシリーズ』 絵日記的な感じと言いますか、リラックマの『ひとクマまんが』的な感じと言いますか。 普段から某SNSでこのタイトルにハッシュタグを付けて公開はしていますが、見てくれているフォロワーの皆さまはからは比較的好評です。私と虹夫さんどちらとも面識のある方々ばかりだからというのもあるでしょうけれど、感想は概ね共通していて、「読んでるこちらが恥ずかしい」だそうです。 このブログと同じで、基本は私の惚気で構成されていますので無理もないでしょう。 この『犬も食…
夜中に何気なくだったり、お手洗いだったりで目が覚めたタイミングでネタが浮かんだりするんですよね。夢でネタが浮かんで、そこで目が覚めることも。 そんな時に絶対にやってはいけないのが「朝起きてから書き出そう」という判断。そのネタ絶対に覚えてないから! もう何度それで悔しい思いをしたか。 そんな時のネタが本当に面白いかどうかなんてことは、それこそ朝すっきりとした頭で判断すればよろしい。だいたいが大して面白いネタではないのが現実だけれど、稀に「ええやん」なものが誕生している可能性もあります。 そこはまぁ賭けのようなもので、でも賭けてみなければ当たりもハズレもない訳です。私は取り敢えず寝ぼけながらでも書…
昔観た映画の中で、主人公が自分のすることが上手くいかないことに機嫌を悪くして、家族にもきつく当たってしまう場面がありました。そんな主人公に妻がタイトルの言葉を掛けるのです。 おはよう、いってきます、おかえりなさい、ありがとう、ごめんなさい、おつかれさま、おやすみなさい。 私が虹夫さんとお付き合いするようになって、特に意識して使っている言葉です。 至極シンプル。だけどとても大切で重要な言葉です。そんな挨拶の言葉、皆さんはどんな場面でどんな人たちに掛けていますか? 新年が明けて本日は七草粥の日ですが、お粥は置いておいて、今更ですが新居から一番近い神社にお参りに行ってきました。以前から存在は把握して…
嫌なタイトル(笑) 皆さま明けましておめでとうございます。 本日は正月二日ですが、初夢はご覧になったでしょうか? そして覚えていますでしょうか。 夢って余程強烈じゃないとすぐに忘れてしまうので、今のうちに備忘録のような感じでここに書いてしまおうと思います。 まずは、そこは職場のようでした。 最初はビジネスホテルの客室清掃(現実でも現在その仕事をしています)をしていて、いつの間にか場面がエステサロンに変わり、更に次第に物語が展開して気が付いたらお針子になっていました。 目まぐるしい変化は夢ならではですね。 エステは短期間でしたが経験はありますし、裁縫は得意ではないものの、何度か自分のワンピースを…
49年生きてるので年末年始はその歳の数だけ越してますけれども、嫁いでからの『はじめての年末年始』です。 私の実家では昔は仏間の畳をすべて剥がして庭で干したりなんてこともしたこともありましたが、あれ大変ですよ。いつの間にかやらなくなってました。 でも大掃除と大晦日のご馳走作りは必ずやっていて、ある年末には父の指揮のもと、私がおでんを作ったこともあります。大根やすじの下茹もやりましたとも。 独り暮らしを始めてからはそんな生活からも遠ざかり、大掃除なんてしないし(結果、汚部屋になった)、ご馳走も超近場に出来たスーパーでなんでも揃うので何も作りませんでした。 そんなだらしのない年末年始も22年で無理矢…
本日は別府市にある洋館へ、ジャズピアノのライブに行ってきました。 写真へたくそ選手権ノミネート画像「別府市にある洋館」 コロナ禍以前より定期的に開催されているそうで、虹夫さんはライブを取りまとめている方と知り合いで毎回案内を頂いているとのことでした。 え、ジャズとか興味あったの? と内心驚きつつも、チケット申し込みした段階からYouTubeでジャズのメジャーな曲などをあれこれ聴いていました。特にディズニー映画の曲をアレンジした作品は多く、馴染みやすかったです。 もしも当日リクエストコーナーなんてあったら「星に願いを」をお願いしたいな、なんて勝手に考えながら会場へ。なんと、4曲目でめちゃくちゃ力…
14歳の頃から手書きの日記を書いていた。 時に数日サボることはあっても、その穴埋めをするように記録を残していた。 塩沢兼人さんが亡くなった時に一度は完全に辞めたのだが、半年で復活。10年続けたことは、辞めると身体や脳がうずうずするくらい中毒になっていた。 そこからの日記は義務的な要素は無くし、書きたいことがあれば書いて、特筆すべきことの無い日はサボることも自分に許した。 それでまた20年近くが過ぎた訳だが、今、目の前に今年の手書きの日記帳がある。 本日の日付け、11月26日火曜日。 その前のページの日付け、7月8日月曜日。 どうしたー? 5ヶ月は跳んでるぞー? 結婚式も引っ越しも、母ちゃんの入…
昨日のことです。 お昼まで仕事をした私と虹夫さんは、別府ランチ→杵築散策へドライブ。 杵築は坂の町です。急斜面の道をテイクアウトしたお茶を飲みつつ、のんびりお散歩。 途中で無人販売の生姜の塊を購入したり、228(ふじや)さんのふじ焼きを買ってみたり。 穏やかな時間を過ごして、帰路に着きます。 夜は虹夫さんのご実家でお食事会の予定。早めに自宅へ向かいましょう。 大分市まで戻ったところで、虹夫さんに大型のドラッグストアに寄ってもらうようにお願いしました。そろそろアイシャドウが切れそうだったので、新調したかったのです。これまではピンク系でしたが、これから寒くなるし手持ちのコートの色とかショートになっ…
先日こちらで「メタボ確定」であることをバラされたからか、はたまた本日届いた健康診断の結果が「ゴリッゴリに悪かった」からか、遂に虹夫さんがダイエットをすると宣言しました。まずは本日からの二日間、つまり月曜日と火曜日を休肝日にします。 休肝日とか、何年振りでしょうか。この決断に至るまでの間に、余程虹夫さん的にも思うところがあったのでしょうかね。 食事も基本的にかさ増し料理にし、徐々に減らしていく方針です。 空腹で苛々して、これまでの穏やかな空間をギスギスしたものにはしたくありません。そんなことでお互いにキレやすくなって、本気で「犬も喰わぬシリーズ」をリアルなものにはしたくありません。 焼きサバ、し…
秋の選挙が終わってから、急速に高まる103万円の年収の壁取っ払え論。 年間所得が103万円を超えると、世帯主の扶養からは外れておかないと所得税が発生するやつです(説明が超ざっくり) 以前から最低賃金を上げることには熱心なのに、総収入を押さえつけていることの意味が分かりませんでした。何かしらの改善がされるといいですね。 私はパート先(厳密にいうと違うのですが、分かりやすく表現)の管理者が夫である虹夫さんなので、収入やら法務関係やら全部丸投げしているのですが、虹夫さんによると今の私の所得は余裕で103万円を超えるのだそうです。だから扶養には入れずに健康保険も社保ではなく国保で継続してほしいとのこと…
結婚披露宴での花嫁の手紙にて、私はこうしたためました。 「この先の人生で何か身体的に心配があるとすれば、お互いにメタボまっしぐらだからなんとかしないとね、くらいなものです」と。場内爆笑の渦。 ……て、「くらい」じゃねーよ、とっくに深刻だよ私と虹夫さん。 引っ越しの際に古くなっていた体重計も廃棄してしまっているので、現在の自分の体重は把握していませんが、明らかに結婚式の時より肥えました。あの時だってドレスかなり補正したのに……。 健康診断も昨年と今年は受けていないので明確に診断を受けた訳ではありませんが、メタボ確定と言って良いと思うのです。 虹夫さんはもう完全にメタボです。 本当にどうにかせんと…
ふと思ったのです。これまでにも散々書いてきましたが、私と虹夫さんは性格も趣味嗜好も(お酒以外は)まったく異なります。 もしも子供を授かることが出来ていたら、どのような子育てをしていただろうか、と。 いえ、年齢も年齢ですので、最初から子供を持つことは考えてはいませんでしたよ。でも、もしも私たちがもっともっと早くに出会って、そういう関係が築けていたら? 両親の得意なジャンルが異なる場合、どちらの知識も与えることが出来るので子供の世界を広げることが出来るように思います。実際に私は父から理数系の知識や蘊蓄を、母からは詩的で文学的な見識を得ることが出来ました。 どちらも歴史や文化芸術を好んでいたので、古…
洗い物をしていて、すすぎの為に水道のレバーを引き上げようとして蛇口を掴んでしまいました。 「あぁっ! もうっ!」 と自分に悪態をついてしまい、何をひとりで騒いでいるのかと気になっているであろう虹夫さんに「今ね、こういうことをしてしまったの」と説明をしました。 虹夫さんはスマホを見ていた顔を上げてにっこり。 「楽しいね」 こんな風に、いつも虹夫さんは私のおっちょこちょいを楽しんでくれます。 時には買っていた物の存在を忘れていて、ひょっこりそれが出てきた時には「そうそう、あなたその為(所用に使う為)にうちに来てくれたんじゃなーい!」と声を掛けている場面を目撃され、目を丸くされたりもします。 虹夫さ…
少し前に虹夫さんのお母さんについて書きましたが、本日は私の実母について書こうと思います。 とにかく天然で無神経な人です。 虹夫さんと結婚の挨拶に行ったとき、正座がツラそうだった虹夫さんに「これ使ってください」と、ピーナツ型のバランスボールを持ち出した話はいつか書きました。それくらい突拍子のない話には枚挙にいとまがありません。 先月下旬、結婚式のメモリアルフォトが出来上がりました。 結婚式の直前に脳梗塞で入院していた母。その後の検査で改めて手術をすることになり、入院が決まっていたので、入院前に実家に届けに行きました。 その際に、結婚式でお友達から「お母さんにそっくりやなー。すぐに妙春ちゃんのお母…
はい、タイトル。虹夫さんのことです。 日々惚気をてんこ盛りでお送りしているこのブログ。珍しく愚痴です。 私は以前から国保に加入しています。障害者手帳を持っていることや、失業給付のなんやかんやで国保税はかなり軽減されており、大変ありがたく思っていました。 結婚して虹夫さんと新居で生活を始めたことで、当然国保の窓口で改姓と住所変更の手続きをしたわけですが、その際に世帯主が変わったことで国保税の計算が変わると伝えられました。 そして、請求は私から世帯主となる虹夫さんに代わることも教えてもらいました。 計算が変わることで請求額も変更になるので、直近の納付期限の分以降は新しい納付書の額を収めてくださいと…
「良妻」「悪妻」「鬼嫁」と、お嫁さんを評価する言葉は数あれど、夫や舅姑を良くも悪くも評価する言葉ってすぐには思いつきません。 私は「良」なのか「悪」なのか。 虹夫さんに聞いてみても、「まぁ、いいんじゃない?」なんて言葉で誤魔化されるのが目に見えています。 今日の夕食は冷蔵庫の食材などを考えると質素になりそうだと気付いた午後。虹夫さんと相談して義実家さんから頂いていた大分県民ならご存じ鶏めしの素と、これも義実家さんから頂いていた鮭の切り身を焼こうということになりました。インスタントですが、お味噌汁もあります。 それで充分だよー、なんてお互いに納得して帰宅。 途中に寄った市役所での出来事で、危うく…
皆さんは生卵を購入した時、買い物袋の底に入れますか? それとも他の商品を詰めてから最後に載せるように入れますか? 私は「下派」、つまり最初に袋の底に置くのですが、虹夫さんは「上派」、つまり最後に載せるタイプだということが少し前のお買い物で判明しました。 お互いに「何言ってんの?!」とビックリ。 虹夫さんは「潰れちゃうじゃん」と言いますが、卵は縦からの圧に強いので、上からどんなに重圧が掛かっても簡単には潰れません。 最後に入れると、袋の中で傾いてしまっていろんな方向から圧が掛かって割れやすくなるとも思いますし。 そこで意見は真っ二つ。珍しく相容れません(いや、いつものことか) SNSでもご意見を…
以前から虹夫さんの財布がかなり傷んでいることに気づいていた。 小銭入れから小銭が零れ落ちることも増えてきた。 よし、お付き合いを始めてからの2回目の記念日はお財布をプレゼントしよう! そう決めたは良いけれど、虹夫さんは実は大変こだわりの強い人。単純に二つ折り財布であればなんでも良い訳では無く、中ベラというものが必須なのだという。 当初クリスマスにキーケースをプレゼントしたお店で購入をしようと思い立ったのだけど、そちらには中ベラありのデザインがない。残念。 ネットショップなどでも探したけれど、予算内に中ベラありがやはり無い。 因みに予算は栄一さんおひとりまで。お財布の予算としては少ないかもしれな…
雨の翌日。 昨日はお洗濯が出来なかったので、今朝は洗濯機を2回まわしました。おかげでベランダは干したもので大渋滞。 祝日ですがゴミの収集はあるので、いつものように虹夫さんがゴミを出しに行ってくれました。毎日感謝です。 我が家に壁掛け時計が仲間入り 先日は虹夫さんの実家に、夕食に招待されました。今回はお好み焼きと焼きそばです。 虹夫さんのご両親はいつお会いしても大らかで穏やかで、そしてとても仲が良いです。 生意気かもしれませんが、とても和みます。 大きなホットプレートに虹夫さんが生地を伸ばし、わいわいと焼くのを楽しみました。 お好み焼きと言えば私の母の作るお好み焼きらしきモノ。 母は大阪出身です…
前回は虹夫さんを褒めすぎてしまいましたかね。失礼しました。 あれだけ読むと、なんだか洗脳されてないかと疑われてしまうでしょうか。でもそこは大丈夫だと思っています。周囲から虹夫さんとの関係を反対する声は一切ありません。 寧ろ、こんなにいい人はいないと皆さん口を揃えます。 もしも仮に洗脳されているとしたら、反対派の声が絶対に起きているはずです。 虹夫さんは私が何かおかしなことを言ってもやっても、不思議そうな顔はするけれど、否定や拒絶はしません。虫に話しかけても、お鍋のことを「前のアパートから一緒に来てくれた子」と言っても、一瞬ポカンとするけれど笑顔で受け入れてくれます。 虹夫さんにとっては虫は虫で…
家事の大分類は「炊事・洗濯・掃除」ですが、小分類はもはや「名もなき家事」です。 結婚直後(今も直後ですが)、自分しか食べていない朝食の片付けをしたことをアピールした虹夫さんに「おめーしか食ってねーんじゃー」と言葉は悪いけれど可愛く不満をぶつけてところ、それ以来自分だけが食べた時はきちんと片付けてくれるようになりました。 それだけでも私には有難かったのですが、なんとお弁当作りも手伝ってくれるようになりました。 あまりにも私が毎朝眠くてツラそうに準備しているのが気の毒に感じたのが最初のようですが、今ではほぼ毎朝私がおかずを調理している間にお弁当箱にご飯を詰めてくれますし、冷凍食品も解凍してくれます…
一昨年あたりから、人生最後のヘアドネーションをしようと考えていました。 特に目的もなく髪を伸ばしていたのですが、せっかくなので3回目のヘアドネーションに挑戦出来ないかな、と。 本当は今年の初め頃には基準の長さを満たしていましたが、その頃に結婚式をすることが決まったので「こりゃ当分切る訳にはいかぬ」となりまして、挙式を終えて約1ケ月経った今、決行を相成りました。 選んだのは7年前に最初のヘアドネーションをお願いしたサロン。 その3年程後に別のサロンでもヘアドネーションをしています。 今回知ったのですが、その前回のヘアドネーション後にいろいろとルールが変更になったらしく、それまではサロンからカット…
ひとつ前のブログを投稿した夜、虹夫さんから言われた。。 「読んだよ。軽く俺のことディスってない?」と。 いいえ、気のせいです。 引っ越しの際に、虹夫さんからお達しがあった。 旧住所にあった3つの大型本棚のうち、新居に持ち込んでも良いのはひとつだけである、と。 どの本棚も皆愛おしい。全てに思い入れがある。 それでも泣く泣く、一番の古株で頑丈な本棚と、新参者のカラーボックスは転居を許された。 友人からの長崎土産。2枚あるハズレの激辛は、見事に私たちにあたしました。 可哀そうなのは180cmもありながらすげなくあしらわれた可哀そうな子たち。 「この子にも、この子にも思い入れがあるの!」と虹夫さんに訴…
少し前に、メンタルクリニックの診察日がありました。 前回の診察から約一ヶ月。その間に挙式をし、名前が変わり住所が変わり……。 新生活はどうかと聞かれて、夫である虹夫さんが如何に私に理解があって救われているかを話した。 普通なら私の独特な言い回しや行動に苛々してもおかしくないのに、虹夫さんはそんな私を見て楽しんでくれるし根気強く相手をしてくれる。 さすがに酔っ払って半生を語り出した時は「そろそろ寝ようか」と歯を磨きだしてけれど。 そんな優しい虹夫さんにも、多少なりとも不満はある。 私は朝食をとらないので、朝は虹夫さんが自分のタイミングで適当に食事をとるのだけど、その時に使った食器を片付けたことを…
入籍から約20日。 今夜は初めての、私と虹夫さんのフリータイムです。 虹夫さんとお付き合いを始めた頃から、お互いの自由な時間は尊重しようと決めていました。 元々虹夫さんはひとり飲みが好きで、毎週末は飲みに出ていた人です。私と付き合い始めてからも、基本的にそれは変わりませんでした。 この度めでたく入籍したけれど、やはりそれは変わらず。 それどころか今日までなんだかんだと多忙で一緒にばかり行動していたので、虹夫さんそろそろ限界来ていたかな? この週末は夕方からひとりで出てくるから、と自ら宣言してきました。 私も長い独り暮らしで年中無休のフリータイムを20年以上生きてきたので、今こうして虹夫さんと生…
【連載】アラフィフ婚への道22「今日お嫁にいきます」(祭りのあと)
披露宴の終わり、シェパードの「Home Town」で退場。 マットキャブの「LOVE STORY」でエンドロール上映。 そしてゲストのお見送りである。 おひとりお一人に自家製紅茶屋やまどりさんの紅茶を手渡しでプレゼント。やまどりさんはこの日のゲストのおひとりでもある。 さすがに生産者本人にその紅茶を渡すのはどうかということで、彼女には別のプレゼントを用意した。 だいぶゲストが去ってから、はたと気が付く。 タクシーチケット、いつ渡すんでしたっけ? (大間抜け) 隣で一緒にお見送りをしてくれていた兄に声を掛けたら慌ててチケット持って出口に走って行った。いや、本当に申し訳ない。 殆どのゲストは式場で…
【連載】アラフィフ婚への道21「今日お嫁にいきます」(親族唖然のもぐもぐタイム)
ケーキ入刀、ファーストバイトもサプライズバイトも爆笑の中、つつがなく終了。 席に着き、何をするかと言えば当然『食べる!』 既にテーブルにはパンとデザートも置かれている。早く食べたい! 場内は歓談タイムなのか、急に静かになり、照明が落とされてカーテンが閉められる。 次、何があったかな? あ、余興のカラオケの準備かな。じゃあそれまで今のうちに食べちゃおう。正面に手付かずの魚料理があるので、それをちゃっちゃと片付ける。 魚料理を完食。続いてメインの肉料理に取り掛かるが、皿の位置は10時方向。うぬ、食べにくい。 普段なら自分で皿の位置を入れ替えるくらいはするが、今は色打掛姿である。袖をうっかり汚しそう…
【連載】アラフィフ婚への道20「今日お嫁にいきます」(クリームまみれの花嫁)
これから和装での登場だというのに、恐ろしいサブタイトルである。 虹夫さんと和装へチェンジして、次はお色直しでの入場を控える。 もう躓く心配はないが、階段を降りながらの入場は大変だろうとガーデン側扉から入ることを提案されていた。 しかし、酷暑の令和。暑い。 既に待機の段階で汗だくの虹夫さん。会場内では私たちのプロフィールムービーが流れている。 すっかり貫禄のついたおじさんとおばさんでも、昔は可愛らしく凛々しい時代もあったのである。 横を見ると、ダラダラの汗を豪快に紋付の袖で拭う虹夫さん。あ……。 ギョッとするも、もう仕方がない。夏の日差しが悪い。タオルを持たせていなかった私が悪い。 開き直って、…
【連載】アラフィフ婚への道19「今日お嫁にいきます」(紫のちゃんちゃんこ)
披露宴用に髪飾りをティアラとベールから、小振りの胡蝶蘭へと変更。 再び長い階段を降りる形での披露宴入場に備える私と虹夫さん。 会場では友人からプレゼントされたオープニングムービーが氣志團の結婚闘魂行進曲「マブダチ」のBGMで流れる。 扉が開き、ブルーノマーズの「MARRY YOU」が流れる中を、キャプテン氏の先導を受けて厳かに躓きながらの入場(それはもういい) 因みにこのBGMはノリが軽いという意見もあるらしいが、それが私には素敵だと感じたのでお願いした。私のように50手前までグズグズしているのもどうかと思うのだ。 乾杯は沖縄そばの大将の音頭。その瞬間にディズニー映画「アラジン」の「フレンドラ…
【連載】アラフィフ婚への道18「今日お嫁にいきます」(ブーケトスの死闘)
もはやサブタイトルの方向性が分からなくなっているが、本日も結婚式の様子を綴りたいと思う。 隠し部屋の窓から、外の大階段の一部が見える。ゲストの皆さんがフラワーシャワーの準備をして待機してくれている。暑そうだ。 年々暑さを増している日本。今日が天候に恵まれたのは良かったのだが、恵まれ過ぎである。 大階段、名の通り長いんだよな。これ全部下まで自力で歩いて降りて行かないといけないんだよな。 ドレスの裾踏んで躓いて、下まで落ちていく姿しか思い浮かばない……。 いやいや、虹夫さんを巻き込む訳にはいかない。 なにがなんでも一緒に無事に降りて行かなくては。 扉の前でスタンバイ。虹夫さんリクエストのBGM、ゲ…
【連載】アラフィフ婚への道17「今日お嫁にいきます」(絶望と爆笑の人前挙式)
無事に婚姻届を受理され、帰宅。 午後になり、兄の運転で母と式場入りする。 ウェルカムスペースは前日に確認しているので、控室で少し母と話す。 別段、「お世話になりました」的な会話もなく時間になり、案内されるままにお支度に入る。 ヘアメイクをしてもらいながら妹たちに控室やロビーの様子を尋ねてみると、予想外に早い時間から皆さんお集まりくださっている様子。 展示している珍しいお酒の瓶に、飲み仲間が群がっていたらしいのは予想済み。殆どのお酒は空き瓶だけれど、一部閉じてしまった酒蔵の未開栓の商品も記念に並べていたので、のちの披露宴で「それも開けようよ!」という仲間の興奮を収めるのが大変だった。 やがてベー…
【連載】アラフィフ婚への道16「今日お嫁にいきます」(プロローグ)
週末に市役所支所の時間外受付で婚姻届を出した。 そして週が明け、いよいよ今日は挙式披露宴の日だ。 昼過ぎに兄が母と私を式場まで送ってくれるので、その迎えが来るまではゆっくり休んでおこうと思っていた。 10時過ぎ、思いがけない番号から電話がかかる。市役所の支所である。 あー……、やっちまった。婚姻届に不備があったんだな。 がっかりしつつも話を聞いてみると、私たちの記入箇所ではなく、保証人の「本籍」に不備があるとのこと。 婚姻するふたりだけではなく、保証人にも本籍を書く欄はあるのだけど、記入をしてもらい際に細かいところまで覚えていないという。ここは本来書いてもらう側の私たちが、本籍も必要なので確認…
何かの流れで、影木栄貴先生の著書『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』を知る。 影木先生と言えば歌手のDAIGOさんの姉でBL漫画の作家さんだということは知っていた。 申し訳ないことに作品は読んだことはないのだけど。 と言うのも、塩沢兼人氏が亡くなって以降24年、私は新作のアニメや漫画からはすっかり縁遠くなってしまった。BLが当時「やおい」と言われていたのも、今はもうずっと遠い昔の話。 けれど、テーマが熟年の域に達しての結婚ならば話は別。 私自身が長く『アラフィフ婚』をテーマにこうしてブログを書いている。 これは是非いろんな意味で勉強をさせて頂きたいと、早速書店の在庫検索をかける。今年の2月…
仕事の移動中、社長からご自身の結婚の際に打ち合わせで奥様と喧嘩になったという話を聞いた。 そして、その結婚は長くは続かなかったらしい。 これは以前にもこのブログでも少し触れたけれど、よく聞くエピドートだ。 結婚式の準備中に不協和音が生じて、そこからこじれて結婚生活が長く続かなかった、なんて話。 離婚したカップルの中でも比較的多いと感じる原因のひとつだが、翻って私と虹夫さんはというと、全然そんなことが無い。 虹夫さんは殆どの私の希望は叶えてくれるし、たまに暴走にして無茶を言っても理路整然を嗜めてくれて、私も素直に聞き入れることが出来る。 準備段階での亀裂など、この先の長い人生を共に歩むことを考え…
【連載】アラフィフ婚への道13「マリッジブルーではないけれど…」
連載ブログ通算30回目。 結婚式のBGMをYouTubeでリスト化して流し、気持ちを高めている毎日。 最近憂鬱な気持ちになる瞬間が多い。 アラフィフでもマリッジブルーになるのか。 て、ちゃうわ。 単純に、部屋が片付かない。 虹夫さんは元々「野郎にしては綺麗な部屋だと思う」と自認しているくらい、性格もお部屋もこざっぱりしているらしい(見たことない) それに対して私の部屋は1年前までは汚部屋で、現在も決して綺麗とは言えない。物は明らかに多い。 現在のアパートより新居はずっと広くなるとは言え、それは虹夫さんとの共同生活の場所。 私の持ち物ばかりで埋め尽くす訳にはいかない。 そこで再びBOOKOFFへ…
結婚式まで3週間を切ったその日、新たな事件は起こった。 『速報! 母、入院』 兄よ、緊急性と緊迫感を伴う連絡の割には緊張感がないぞ、そのLINEは。 まぁ、いますぐに命がどうこうということは無いとは読み取れるが、とにかく詳細を知りたい。 元々持病があるとは言え、この時期に入院とは熱中症も併発したのか? 結婚式には出席出来るのか? え? 面会は週明けまで不可? 兄の方もバタバタしているとかで、なかなかこちらの知りたい情報が発信されないまま数分後、今度は結婚式場のプランナーさんからメールが入る。 『互助会の会員証の提示を2週間前までにとお願いしていましたが、ご準備は出来ていますでしょうか』 え? …
本日は、結婚式の準備にまつわるささやかなエピソード集。 ①招待状の宛名書き 4月下旬、招待状が出来上がり手許に届く。 書く文字にお互い自信がないふたり。虹夫さんは当初からパソコンで宛名を書くと決めていたのだけど、セントクレアヒルズさんからプレゼントされていたウェディングノートには『必ず【自筆】しましょう』とある。 えぇぇ~、自筆じゃなきゃダメぇぇ~? 途方に暮れる私に対し、「いいや、俺はパソコンで書く」と強い意思を表明する虹夫さん。 いいなぁ、うちにはプリンターが無いもの。データ預けて、一緒に印刷してもらえないだろうか。 一応私は幼少期に書道教室に通っていたが、遠い過去の話だ。 賞状書士の通信…
怒涛の前撮りを終えた翌日。 虹夫さんと週末街飲みデートをしていたら母からLINEが届いた。 「〇〇(母の弟)にあんたの結婚のこと話したら、絶対に行くて」 おま……、式まであと1ケ月ちょっとしかないこのタイミングで……。 元々この歳での結婚なので、式は盛大にする気はなかった。親族は兄弟とその家族まで。 だから叔父を招待する予定はなく、当然招待状は発送することなくゲストの人数もとっくに確定していた。 なんで今頃伝えたよ母! 問い詰めたところで言い訳しか返ってこないので、翌日には急いで招待状を準備する。幸いにも招待状はまだ予備が残っていたので、兄から教えてもらった叔父の住所を筆ペンで書き、仕事の合間…
6月下旬、いよいよ前撮りの日がやってきた。 初めての衣装合わせの時にまざまざと見せつけられてしまった現実、つまりは中年太りの弊害。 肥満なんて弊害以外の何もありはしないのだが、それでも身を以て突き付けられなければ知らぬふりをしてしまっていた。 ワンサイズしかないというインナーブラウスが、試着の時はちょっと前屈みになったら背中のボタンがプチーンと外れてしまったのだ。 ワンサイズしかないのに! フリーサイズが入らないなんて本気でヤバいんだわ私! 毎日…、いや、たまにサボりつつ、二の腕エクササイズと筋トレに励んだ。 前撮りの1週間前からは禁酒だ。もっと前からやっとけよ、というごもっともなご意見は充分…
ここからは一気に約一ヶ月分を書き上げていこうと思う。 なんと言っても、これを書いているのが挙式日まで一ヶ月を切っている。時間がない。 5月下旬、試食会に参加。 セントクレアヒルズさんからは、是非ご両親も招待してご参加くださいと案内されていたが、私と虹夫さんは当人のみで参加。 当初から虹夫さんのお父さん「料理はケチるな」と強く言われていたのもあって、お料理にはこだわることに決めていた。 そこで、虹夫さんは16,000円のコース。私が14,000円のコースで注文。お互いに料理を仲よくしシェアしながら、食材や盛り付けの印象などを吟味した。 結果、ベースは16,000円のコースにして、一部の内容を14…
問題が起きた。 虹夫さんのお父さんが、衣装は私の兄と合わせると言い出した。 いやいや、うちの兄は礼服の予定ですが、お父さんはモーニングでしょう。合わせちゃダメです。 どうやらお父さんはモーニングを着ることに抵抗がある様子。 考えてみると、兄が結婚した時の父はモーニングではなく礼服だったように思う。だがもう25年以上も昔の話で、現在では新郎新婦の父親はモーニングが当たり前のようである。 いくつかマナー講座のサイトなどを巡ってみたが、やはりどこも同じことばかり書いている。 虹夫さんのお兄さんと弟さんが結婚した頃もうちの兄の頃とあまり違わないので、当時のお父さんもモーニングは着ていない。今更感はある…
以前、それぞれの実家へご挨拶に行ったときに兄が話してくれた。 私が結婚式を挙げることを知った次男坊が真っ先にこう言ったと。 「俺、リングボーイやる!」 お前、19歳だろうが。 一瞬呆れたが、確かにお調子者で面白い男なのである。昔からいい歳をして独身の私に、会う度に「兄弟の中で結婚してない人って誰~?」とか、「まだ子供のおらん人って誰~?」などと神経を逆撫ですることをいつも言っていた(根に持っている) さすがに中学生にもなってそういうことを言っていたので、事情があって子供を望めない女性はどこにでもいる。お前の言葉はそういう人を傷つける可能性がある、ということを兄から伝えてもらった。 尊敬する父親…
3月上旬、天空(そら)の森セントクレアヒルズにて初回打ち合わせ(前回は当選説明会)。 以前ゼクシィで「ウェディングノートを作りましょう」という記事を読んで、どのような形で作成するのが良いのだろう? と思っていた。 すると、担当プランナーさんがA4サイズのハードカバーのファイルを差し出して「おふたりのウェディングノートです。こちらプレゼントです」と。 内容はふたりの馴れ初めやお互いの第一印象など記入するテンプレートがたくさん。項目を埋めていけばオリジナルのノートが完成するという次第。 両親や兄弟との思い出なんかも書くところがあって、作成するにあたって家族と話をする時間を作る必要があるのもまた良い…
結婚式の見積書を見た虹夫さんが言った。 「リングピローがキャンペーンで無料で入ってるけど、使わないなら使わないでいいんよな?」 ん? まぁ、それでも構わないとは思うけど、使わないの? なんで? 私は無言でパニック。 「指輪、無いんやし」 ん? え? あれ? もしかしなくても、私が婚約指輪はいらないと言ったことを拡大解釈して、結婚指輪もいらないと思ってらっしゃる? あら嫌だわあなた。お待ちになって。 婚約指輪は日常的に身に着ける訳でもないのに高価で華美。実用性を感じないので、それならば『判子』が欲しいのだとお願いしたのですよ私は。 結婚指輪もいらいないなんて一言も申しておりませんわ。 しかし完全…