先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
昨年建てた通風型栽培室の今朝の風景です。棚上段を太陽を背に撮影しています。朝9時半頃、加えて今は冬季ですので日差しはかなり斜め。夏季には期待できないような球体の側部に十分な陽光が当たっています。次は上の画像とは反対側から撮影したもの。当たり前ですが、上の画像で陽が当たっている部位と反対側は影。しかし午後になるとこちら側に陽が当たるようになります。画像右下は、下段の棚が写っています。次の画像は下段の...
二泊で修善寺温泉に行ってきました。中日に久しぶりに伊豆サボテン公園へ行こうと計画していましたが、峠越えの道がチェーン規制。ノーマルタイヤを履いている我車では通行かなわず断念しました。それでも気になっていた御殿場周辺の積雪はごくわずかで、無事東名高速の往復し先ほど帰宅しました。今日のブログのテーマは「ヘキラン坊主」です。最初の画像にある6本の苗はすべて同時に実生したものです。上側にある三本の苗は三稜...
王冠竜に蕾が見えてきました。春はすぐそこです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほんブログ村 にほんブログ村...
モニラリア ピシフォルミス(Monilaria pisiformis SH512 15km W.Grootgrafaafwater )が開花しました。それほど派手ではありませんが薄い黄色の清楚な花が、花の少ないこの時期の温室を彩っています。モニラリアは植物体全体の表面を小さな透明のガラスのような球で覆われていますが、花径の部分はこの透明の玉が巨大化してまるで水滴を吹き出しているように見えます。モニラリアは冬型メセン。この冬は良く成長してくれました。...
二日続けて異常な寒波を受けた今朝、メセン類を置いている通風型栽培室内を確認しました。果たしてリトープスやコノフィツム類は無事だったでしょうか。温室内に置いてある最高最低温度計のデータから通風型栽培室の最低気温は二日とも-5℃以下であったものと推定されます。結論を言えばごく一部を除いでメセン類は無事でした。基本的にリトープス、コノフィツム、ディンテランサスは寒さに強そうです。凍害を受けた苗<怪奇玉>...
10年に一度の寒波襲来と言われた昨夜が明けて、そそくさと温室の状況確認のため横浜へ向かいました。川崎から横浜市郊外の地まで自家用車が示す車外の気温は0℃から1℃。天気は快晴で陽光がさんさんと降りそそいではいますが、空気が肌をピリピリと射すような低温です。水遣りに使用している天水桶の表面は2cm以上の厚さの氷で覆われています。特に熱源を置いていない第二温室の最低気温は-5℃を示していました。これまでにな...
メセンのディンテランサスを育てています。外見はリトープスに似ていますが生長時期が若干異なるようです。ディンテランサスたちは現在新球を生成中。二枚の旧葉を押し広げて成長するものや、旧葉を身割れさせて成長するものなどいろいろなパターンが見られます。<春桃玉><妖玉><稜耀玉><幻玉><幻玉vターコイス><南蛮玉>ディンテランサス属はリトープスのような大家族ではなく色違いの亜種を入れてもせいぜい10種類...
マミラリア属の「白斜子」。いつの間にか蕾を膨らませています。厳冬の中温室内では貴重な開花です。いずれも袖台の接ぎ降し苗です。白斜子は自根ではなかなか多くの花を咲かせることは難しいですが、袖台にするとそれが容易になります。これらの株、接ぎ降し当初は穂の部分が頭でっかちかつ軟弱でなかなか直立してくれませんでしたが、4年経過して球体が寸胴型に落ち着き、ようやく安定して直立するようになりました。本来硬質な...
厳寒の中、通風型栽培室で管理しているフェロカクタス属の「真珠」が開花しました。金属光沢に輝く紫色の花が美しいです。球体は結構大きく、直径12cm、高さ20cm程度です。栽培室は開放型ですので、気温は露天とそれほど変わらないと思います。それでも陽光はたっぷりと当たるのでこのような開花に至ったのでしょう。この真珠、35年ほど前に五十鈴園さんから購入した苗から取れた種子を実生したもので、うちで最も古い実生苗で...
昨秋接ぎ降しのためカットした苗を初冬に用土に植え付け、現在発根管理中です。<黒王丸 7苗><プセウドペクチニフェラ 12苗><黒王丸1苗、プセウドペクチニフェラ7苗 恩塚ランポー玉4苗>いずれの苗も台は袖ケ浦で、接ぎ降し時に台をカット後、カット面に殺菌剤(ベンレート)と発根促進剤(オキシベロン)の粉剤を塗布して十分に乾燥させ、その後植え付けています。カット後、発根するのを確認してから植え付ける方法...
1月4日の当ブログ「黒牡丹美化計画」に沿って、薄汚れている黒牡丹の掃除を試みました。掃除前の姿です。数年分の花柄が付いたままになっていました。ピンセットで一つ一つ丁寧に取り除きました。こんなに沢山のかすが取れました。その結果…花柄は取り除くことができましたが、その跡の窪みには茶色に染まった綿毛が。取り敢えず”より醜く”なってしまいました。これは取り残された花柄が水遣りで変色しそのアクのようなものが下の...
マミラリア属の「陽炎」と「ナザセンシス」。両種は近縁種で、褐色の鈎針である主棘と純白の側棘が美しいサボテンです。一見すると同一種のように見え、どこが違うのか迷うところです。両者を近接撮影して比較してみました。<陽炎> 実生1年生自根苗です。拡大してみました。<ナザセンシス> 実生3年生の自根苗です。御覧のように「陽炎」の方は主棘および側棘に微毛がびっしりと生えていて毛深く見えます。一方「ナザセンシ...
二種のモニラリアを育てています。12月まで通風型栽培室で管理してきましたが、耐寒性が不明でこの冬はかなり冷え込みそうだということで、安全のためメロカクタスたちを置いている第一温室に移動しました。<モニラリア 碧光環(monilaria moniliforme)> 2019年に実生したものです。直立している茎(葉)がある一方、倒伏しているものもあり少し気がかりです。この株、大変水が好きで水遣りすると倒伏している茎も幾分シャン...
コリファンタ属のサボテン、特に好きなわけではありませんがコレクションとしての一面を持つサボテン趣味。自然といくつかのコリファンタを育てています。<グリーンウッディー> 実生8年生の自根苗です。昨年末に咲いていた花の咲き柄がまた残っています。コリファンタ属のサボテンとしてはかなり大型に育ちます。現在の球体直径は10cmほど。疣の一つ一つも大きめです。実生6年目あたりから成長点付近の純白の綿毛が豊かにな...
サボテン界でなるべく避けているもの二つ。一つはキリンウチワ。逆針のついている細い棘。刺さるとチクチクして極めて不愉快です。二つ目が今日の主役「月宮殿」のカギ棘です。カギトゲを持つサボテンはほかにもいろいろありますが、この月宮殿はことのほか厄介です。カギトゲの強さの割に球体が小さく、セーターなどに引っかかると雑草の引っ付き虫よろしく鉢ごと服にくっついてきます。カギ棘の無い”改良種”もあるそうですが、う...
このところの寒さにあたり体調を崩し気味であったメロカクタス属のサボテンたち。これはまずいぞということで、球体の北側にビニールを被せ、棚下には小型の電熱器を設置しました。その結果一時マイナスを記録していた温室内の最低気温は、このところのかろうじてプラスの圏内を保っています。現金なもので、不調をかこっていたメロカクタス属のサボテンたち、満を持していたかのように急に種鞘を上げ始めてきました。<バイエンシ...
6年ほど前に知り合いから頂いたテロカクタス属の「太白丸」です。球体下部は純白ではなくなりました。また真球形であった球体はやや縦長に変化しています。しかしそれらを除けば二本の苗は毎年健康に過ごしています。花は純白の球体に対して大きなピンク花。なかなか見ごたえがあります。自家受粉するのかそれとも二本の苗が相互に交配されているのか、毎年種を宿してくれます。実生は容易で、次世代の養成は簡単です。2021年に実...
上から見るとただの大きなヘキランです。しかし横から見ると…やたらに背が高い。隣の金鯱(直径50cm)に背の高さでは優に勝っています。このヘキラン35年ほど前に二和園さんで購入した時には人差し指の爪ほどの大きさでした。確か数株で百円以下の値段だったと記憶します。根際から10cmほどの高さのところに大きなくびれがありますが、これは5稜から現在の6稜に増稜した際の段差です。この株、これまでその高さ(樹高?)を目...
5年ほど前にガッテンさんから頂いたアストロフィツム属の「亀甲ヘキラン」です。彫の深い典型的な亀甲ヘキランです。ガッテンさん自作のラベルによれば「平成25年実生」とのことなのでこの苗は実生10年生ということになります。ラベルの記載は重要な情報ですね。本来緑一色の球体ですが冬の寒さにあたり一部が赤色に変色しています。この苗で気になるのは、毎年植え替えているのにヘキランとしてはあまり大きくならないことです。...
今日のブログの主役は実生10年生のオブレゴニア属「帝冠」です。2013年春に実生したもので自根のままこれまで来ています。二本の苗が残っています。さすがに10年の歳月を経ると多くの疣が積み重なり、重厚な草姿になっていかにも「帝冠」の名にふさわしい見かけになってきました。古い疣はその先端が木質化して、さらに渋い見かけを助長しているようです。球体は扁平を保ち、回転対称形に乱れもないのでこれから年月を重ねるのに...
今日はアストロフィツム属の「瑞鳳玉」について。2013年5月にヤフオクで入手した種子を蒔いたものです。3本の苗が残っています。現在いずれの苗も球体の直径は12cm程度です。ここ数年は横方向への成長は見られず、縦方向へ伸び始めました。同じアストロフィツム属の般若やランポー類と同じく柱サボテン化してゆくのでしょうか。これらのことから考えて、瑞鳳玉の見ごろは実生5~9年目ごろかも知れませんね。この瑞鳳玉、自家受粉...
昨年末からもう咲きそうだと思っていた怪奇玉がやっと開花しました。奇怪な本体の割には、「な~んだ」と言いたくなるような平凡な、もっと言えばみすぼらしい花でした。本体に囲まれて十分に開花するスペースがないというのもありますが、花弁一枚一枚を見るとそれほど幅が広くなく、開ききってもせいぜい蓮華の花クラスのものになると思われます。まあ、短期間のうちに球体の形状も大きく変化して、十分に楽しませてもらいました...
今日のブログの主役はリトープス。人気種の「紅大内玉(Lithops optica 'Rubra')」です。2020年秋に実生したものです。種子は主にメサガーデンから購入したものですが、国内ネットオークションで入手したものとあまり変わりは無いようです。実生三年目の今年は皆開花しています。リトープスには黄花と白花がありますが、この紅大内玉は白花です。紫色の球体には白花が良く似合います。身割れをしている苗が目立ちますが、水遣りを...
2013年春にメサガーデンから導入した黒王丸種子。6種類のFN付きの種でしたが、実生しているうちにゴチャゴチャになって、現在のどの苗がどのFNに該当するかいささか危うい状況です。それらの中でどうやら「cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem」と表示されたものに該当しそうな苗です。これらの苗だけやたらと群生したがり、そして成長点がダメになります。いわゆる南米病でしょうかね。窮余の策としてまだ成長...
正月気分も薄らいだ1月6日。今日の主役は地味なサボテン、ウイギンシア属の「地久丸」です。2本の苗が育っています。実生して10年。地味ですが順調に来ました。ここ数年球体の大きさに変化はありませんので、ここらが限界の大きさの様です。毎年律義に開花し自家受粉する様です。2年前にこの種子を実生した苗が20本ほど育っています。したがってもう種子を意識して集めることはしていません。花柄も放置しており、結実した種...
昨日のブログで美化計画を企てた黒牡丹。今日温室に行ってみると硬かった蕾が一気に開花寸前の状態になっていました。己の身に美化計画が出ていることを肌で感じたのでしょうか。自ら美化する変身を遂げました。こいつ私のブログを見ているのかな?なかなか勘の鋭いやつですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してください...
画像の苗は我が家で一番大きなアリオカルプス属「黒牡丹」です。2013年春実生の10年生、自根苗です。植えられている鉢の一辺の長さが7.5cmで、球体の大きさもこれと同等にまで育っています。昨秋に咲きそびれた蕾が膨らんでいますが、このところの寒さで動きが止まっています。暖かさが戻る2月ごろには開花するのでしょうか。話は本題になりますが、この黒牡丹、なんとなく薄汚れて見えます。主因はずっと頭上潅水してき...
元旦からフラビスピナ、ペクチニフェラと続きましたが、三が日最終の今日はやはり金鯱。サボテンの王様ですね。うちの温室で一番大きなサボテンです。球体直径は正確には計っていませんが50cmは超えていると思います。35年ほど前二和園さんから購入した当時はテニスボールほどの大きさでしたが。既に素手では植え替えが不可能な大きさになっています。ここ数年は二年おきにホイストレバーを使用して植え替えています。そういえ...
新年早々の昨日はフラビスピナの登場でしたが、今宵の登場はその親類筋にあたるユーベルマニア属の「ペクチニフェラ」です。その中でも我が家に来てから35年経過している一番の古手の二本の苗です。五十鈴園さんから購入して、何とか長年生き永らえてい...
明けましておめでとうございます。ということで、今年の最初の話題はユーベルマニア属の「フラビスピナ」。全然正月とは関係ないようなサボテンですが、私にとって何となく心が明るくなってくるサボテンです。なんでだろう?いつ見ても色彩が明るいからですかね? 厳冬のこの時期、目立たないながらもしっかりと開花しています。今年は日本国内も世界も明るい話題で満ちてほしいものです。ご訪問くださりありがとうございます。こ...
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先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
2023年6月に袖台に逆さ接ぎした菊水。一年後、ようやく菊水らしい姿が見えてきました。そしてさらに一年後の現在の姿です。直径2cm程の球体が8個ほど重なる多頭株になっています。実生すると大変に成長が遅くイライラする菊水ですが、逆さ接ぎしてもこの通り成長はゆったりです。でも接ぎ木の際に捨ててしまうであろう”下半身”の根の部分を有効活用できることを考えれば、今後とも機会があればやってみる価値ある手法です...
実生12年生のフェロカクタス属「レコンテ玉」が成長期を迎えて、赤い強刺をバリバリと出してきました。通風、低湿度、陽光十分の通風型栽培室に入れて三年、ようやく本来の刺を出してきたようです。このフェロカクタス属の強刺サボテン、私には赤刺金冠竜や刈穂玉などと区別がつきにくいです。種子入手時の名前に頼るほかありません。画像左奥に見える斑入りの苗も同期実生のレコンテ玉です。これだけの赤い強刺を出してくれれば...
昨年6月に実生したロフォフォラ属の「烏羽玉」。ずっと空き家二階の室内窓際にて育てています。30粒ほど蒔いたはずですが、生き残っているのは10本前後。サボテンの実生としてはまあこんなものでしょう。球体の直径は1cmほど。3月ごろからムクムクと大きくなってきました。烏羽玉の種は毎年多量に採れますが、これらの苗の親は特別なものです。約40年前に中学時代の友人から譲り受けた小さな烏羽玉の苗5本。40年育て...
うちの温室ではロビビア属のサボテンは殆どありませんが、わずかに二本だけ存在するそのロビが開花しようとしています。これらのロビの正式名称は「ロビビア、アラクナカンサ v バレグランデンシス R184(Lobivia arachnacantha var.vallegandensis R184)」。11年前に小さな苗を入手しました。その頃から球体の大きさはあまり変わっていませんが、主頭の周りに多くの子を吹いてきました。もともと小型種で、このように群...
既に枯れたと思っていたエキノプシス属「長盛丸」が突如蕾を上げてきて、あっという間に開花しました。ピンク色の巨大輪です。10年前に実生した中から成長の良いものを選抜した苗です。通風型栽培室に置いていますが、この冬の寒さに当たり球体全体が茶色に変色しました。春になってもこの茶色は緑に戻らず、枯れてしまったのではないかと見ていました。プシスは夜咲のものが多く、この長盛丸の夜咲のため雨の一日となった今日の...
ゴールデンウイークも後半に入り、待望の花サボテンたちの開花が始まりました。<壬生の夕日> 今年は棚下に置いているので花付きが悪いです。やはりサボテンは陽光が大事。<那須の朝焼け> まだ多くの蕾が控えています。大群開はこれから。<砂漠仙人さんからの無名ロビプシ> 薄ピンクの名花。群開は本体を大きくしてから。<エキノプシス・黄花短毛丸> 短毛丸の基本種は純白の花ですが、黄花もなかなか良いものです。これ...
昨年秋に開花交配した牡丹類のうち、比較的小型種の旧ロゼオカクタス属のサボテンたちが次々と種鞘を揚げてきました。<黒牡丹><姫牡丹><亀甲牡丹><竜角牡丹><アガベ牡丹>時間を見て種子を回収し、次世代の養成に努めようと思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリ...
今日のブログは、2015年に実生したエキノケレウス属の「明石丸」です。実生11年生の自根苗です。ここ数年春のこの時期に多くの蕾を上げてきて栽培者を喜ばせてくれます。うれしくなって、いろいろな角度から撮影してみました。 この明石丸の花、柱頭が緑色ではないし、花径は太く長めだし、エキノケレウスというよりは私的にはロビビアに近いと感じています。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブロ...
2018年に実生したフェロカクタス属の「偉冠玉」です。2苗を維持しています。このサボテンの見どころはなんといってもその中刺の長さにあります。長大な鍵刺で、その長さは球体長に勝るとも劣らぬものです。またその刺色は鮮やかな赤で、特に深紅の新刺はこれでもか、と見る者の心に迫る迫力があります。この長大な鍵刺は植え替え時には栽培者にとり凶器となり、素手での作業は厳禁です。もう二年も植え替えておらず、そろそろ...
2015年7月に松江市からやってきたフェロカクタス属の「ピロサス」。赤鳳の変種と言われています。二本の苗を維持しています。それほど成長の速いサボテンではありませんが、10年を経て大分多くなりました。現在の球体径は12cm程度です。10年前に我が家にやってきたときの画像です。球体直径は4cm程度でした。今後も着実に成長を重ねてゆくことでしょう。気長に成長を見守ります。ご訪問くださりありがとうございます。...
2013年春に実生したギムノカリキウム属の「新天地錦」です。今年も開花しました。ギムノの種子は小さくかつ数多い。当時ヤフオクで「新天地錦100粒」として入手した種子数は優に300を超えていました。そのほとんどが発芽し気の遠くなるような植え替えを何度か行ってやっと入手した斑入り苗の数15本。そのうちの一番斑模様が良い苗がこの苗です。ちっとも良い苗じゃないじゃん!今年も球体の斑の部分に開花し、斑入り苗...
今年も温室内での殺ダニ剤ローテーション散布を開始しました。昨年は2月から10月まで連続して散布作業を行いましたが、その効果があってか赤ダニによる被害はゼロでした。今年は少し安心して開始を4月にしました。ローテーション第一弾は「ダニ太郎」です。赤ダニが取り付くサボテンにはかなりの好き嫌いがあります。うちの温室では一番の好物は銀冠玉ですが、総じて駄物よりは高級品と言われているようなサボテンが好きなよう...
ユーベルマニア属の「プセウドペクチニフェラ」が今年も真っ赤な種鞘を揚げてきました。種鞘は20以上ありそうです。これから回収できる種子数は200粒以上と想定します。同じユーベルマニア属のサボテンでありながら、ペクチニフェラやフラビスピナは交配してやらなければ結実しませんが、このプセウドペクチニフェラだけは自家受粉するようです。今年は新たに同属の「エリオカクトイデス」を複数株導入して種子収穫を目指して...
世は昨日より「大型連休」に突入しました。私は365連休の身ですので今日も温室でサボタニ栽培に勤しんでおります。今日のブログは2015年に実生したコリファンタ属の「グリーンウッディー」についてです。実生10年生の自根苗です。コリファンタ属のサボテンとしては最大級の大きさ。球体の直径は10cm程度。灰緑色の大きな球体に大きな疣と純白の綿毛。他に類を見ない特異な姿のサボテンです。花はコリファンタらしい黄花...
実生12年生のアズテキウム属「花籠」が今年も開花しました。9本の苗を管理しています。実生12年生といっても成長が極めて遅い花籠のこと、最も大きな苗でも球体の直径は3cm程度です。それでも健気に開花するのが花籠らしいところ。これだけ開花が揃うと条件反射的に交配したくなりますが、それはしません。第一にまだ苗が小さいこと、第二に仮に種子を得ることができても、実生12年生でこの大きさですから自分の年齢を考...
2013年に実生したエキノカクタス属の「弁慶」二苗です。もちろん自根で育てています。実生12年生のこれらの弁慶達、球体の直径は13cmほど。”樹齢”100年は優に超えるという弁慶、これらの苗はまだ幼苗、鼻たれ小僧の領域にいます。それでもこの数年は球体上に現れていた蒙古斑のような紫色の縞模様は姿を消しました。そして球体はここ数年次第に扁平になってきました。まずはどっしりと低く構えてから、それから巨大な球体を形成...
フェロカクタス属の「日の出丸」実生苗です。2013年に播種しているので実生12年生です。ネットではもっと幅広い刺を自慢げに見せている日ノ出丸を見ますが、あれは血筋でどうにもならんのでしょうか。まあ、明日の発達を信じて栽培に励みます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の...
今日、エキノプシス属の「大豪丸」が開花していました。実生12年目の自根株です。いかにもプシスらしい純白の花です。今日の天気は雨。大豪丸は確か夜咲のサボテンなので、天気がどうであろうと好きな時に咲くのでしょう。画像では二本並んでいる大豪丸の苗。もとはと言えば接ぎ木の台として実生したものでしたが、多くの苗の中から育ちの良い二本を標本球として残したものです。運の良いやつらです。ご訪問くださりありがとうご...
今日登場するのはフェロカクタス属の「真珠」です。私が初めてサボテンの実生をした苗で、30年生になります。親苗は五十鈴園さんから入手したもの。親苗とともに温室内で管理していましたが、刺は黒カビに悩まされ、球体はさび色の茶膜ができやすく、美しく育てるのが困難なサボテンでした。3年前に通風型栽培室に移動し、それ以来黒カビや茶膜に悩まされることがなくなりました。画像の通り球体の上三分の一は美しく育っていま...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...
先日のブログでピンク色の花が咲いたことを記事にした四稜ヘキラン。ピンク色の花が咲いた当時の画像です。しかし、しかし、同じ株に今度は黄色の花が咲いているではありませんか。こちらの黄花の方がヘキラン本来の花色です。赤や黄色を咲き分けるとは、まるで信号機の様なサボテンですね。それにしても、同じ花が咲いているうちにその花が色変わりしてゆくというのは聞いたことがありますが、同じ株上の別花で赤と黄とを咲き分け...
2016年6月に安曇野ハーフマラソンに参加した際、現地の高木カクタスさんに立ち寄り入手した金鯱です。刺の発達した良い苗で即入手しました。球体の直径は4cm程で金鯱としては幼苗中の幼苗です。その後持ち帰って温室内で育てましたが、所詮素人の栽培。プロがしっかりと締めて作った苗は高温多湿の温室内で急に膨らみ、メタボ気味の金鯱に。幸い三年ほど前に通風型栽培室を設置できましたので、ここ数年は”多湿ではない”風...
オブレゴニア属の「帝冠」が開花しました。この春になりずっと待っていた開花です。他に何本か蕾を見せている株もありますが、とりあえず開花のタイミングが合ったこれら二株を交互に交配しておきました。帝冠は自家受粉しませんので種子を得るには交配作業をすることが必要です。交配さえすればほぼ確実に(忘れたころに)種鞘を揚げてきてくれます。帝冠は人気種ですので、数年後には実生した苗がヤフオクなどを通じて用土や鉢に...
ここ数年来、次世代養成のための種子取りを計画しているエリオシケ属の「フロッコサ」。なかなか交配がうまく行かず、計画は進んでいません。今年も春を迎え二本の苗が成長を開始、新刺を揚げてきました。一本目の苗には4つの蕾が見えますが、あろうことかもう一本の苗は刺を伸ばすのみで蕾が見当たりません。この大きさの苗で刺も元気よく伸びているのに蕾を揚げてこないとは…。このフロッコサは自家受粉しないので、二本の苗を残...
普通ヘキランの花色は黄色ですが、ピンク花を咲かせる株がありますのでアップします。11年前に実生した苗を袖接ぎしてその後降ろした苗です。4稜の苗で球体径は10cm程。同一ロットの種子から出た苗は皆黄花です。内包する遺伝子に赤花を咲かせるものが含まれているのでしょうね。原則黄花の兜に赤花があるのですから、ヘキランに赤花があってもなにも不思議なことではありません。ただ、あまりヘキランの赤花というのを見かけ...
我が家に永く住みつくギムノの「翠光冠」。縦方向に伸び続けて球体の高さは20cm程に。柱サボテンのような様相を呈しています。毎年の開花もごあいさつ程度に少なく、もう老境に入っているかとの思いでした。しかし今年の春は…。数十年ぶりの大群開です。老いてますます盛んとはこのことでしょうか。前のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちの勢いがことのほか強いです。気候やらなにやらの原因があると思いますが、...
一般に寒さには弱いとされるメロカクタス属のサボテンたち。厳しい冬の寒さを生き延びて、今の時期は我が世の春を謳歌中です。それぞれ春の成長真っ最中です。といっても既に花座を形成したメロ達の本体である球体はほとんど動かず、その成長は主に花座の部分です。皆小さな深紅の花を咲かせています。基本的にメロカクタスは自家受粉しますので、今後これらの花の部分からもれなく種鞘を揚げてきます。<層雲> 純白の花座に小さ...
今年の春はどういうわけかサボテンたちが大変元気です。開花を控えた花サボテンたち、槍のような蕾をビュンビュンとあげています。<那須の夜明け><壬生の夕日>冬場に毎年設置していたプチプチシートの内張を今年はやらなかったからでしょうか。それとも逆に暖冬の影響か?それはそれでうれしいのですが、逆に今年の夏は強烈な暑さが襲ってくるのではと心配しています。。今のうちに寒冷紗や送風機を準備しておかねば。ご訪問く...
2021年の8月に砂漠仙人さんから頂いたロビプシ7種。ずっと開花を待ち望んでいましたが、2種が今日開花しました。苦節3年!!<サーモンピンク花><白桃花>いずれも球体直径は3~4cm程度ですが、花は10cmぐらいの大きさがあります。さすがはロビプシ。これらの他に頂いた5種育てていますが、1株を除きまだ開花の気配がありません。プシスの血を引くロビプシということで、当初どんどん成長してすぐに開花すると安易に考えてい...
実生11年生のアストロフィツム属「瑞鳳玉」の3株が揃って開花しました。底赤のなかなか派手で美しい花です。球体の直径は12cm程度。これからは縦長の球体に変化してゆくようです。今が見ごろなのでしょうね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願...
2015年に実生したペレシフォラ属の「精巧丸」がやっと開花しました。実生9年生にして初開花です。嬉しいので角度を変えて二画像とってみました。豪華さこそありませんが清楚なピンク色の花です。ちなみにこの精巧丸と同属(ペレシフォラ)で、同一時期に実生した銀牡丹が同時開花していますのでその画像を見てみましょう。やはり同じような印象の花ですが、こちらの方がやや赤みが濃いですね。両種は同属同士ですので交配すれ...
35年ほど前に二和園さんで購入したランポー玉の二苗。購入時は親指の爪ほどの大きさでしたが、35年の年月を経て長く大きな苗に成長しました。両苗とも高さが40cmを超えています。温室内の棚上に置いてありますが見るからに不安定です。案の定先日の地震で長い方の苗が転倒しました。コピアポアの苗群の上にもたれかかっています。前々からそろそろ胴切りしなければと考えていたところでしたので良いきっかけでした。取り敢え...
2016年1月に実生したエリオシケ属の「フロッコサ」。二株を維持していますが、今年の春も成長を開始してきました。毎年新刺の生える刺座に蕾を現してくるのですが、今年はその蕾が見当たりません。確かフロッコサの開花時期は他のサボテンたちよりやや遅れて、毎年5月下旬~6月です。そうだとすると蕾の出現はこれからになりそうです。このフロッコサの花はその草姿からは想像できないほどの不思議な美しさがあります。昨年...
我が家で一番地味なサボテンはウィギンシア属の「地久丸」。2013年春に実生したその地味なサボテンが最近大分くたびれた様子を示しています。特に二枚目の画像に現れている苗のクタビレが目立ちます。もともと球体色が鮮やかな緑色の本種ですがこれらの苗は球体に茶色が射しています。通常サボテンが老化してゆく過程では球体色の変化とともに球体の形状が縦長になって行くことが多いのですが、これらの苗には今のところその兆...
晴れ間の拡がった今日、気温の上昇とともに赤花菊水二株が今年二度目の開花しました。上の一株を拡大してみましょう。気温の高い時期特有の開花ですね。やや開き過ぎ。デレッと咲いています。2月下旬に今年最初に開花した時の画像を見てみましょう。開き具合は適度ですし、花の色も今日咲いているものよりかなり濃い赤です。やはり花を愛でるのは一番花に限るようですね。まあ今回も元気そうでしたのでしっかりと交配はしておきま...
今日は玉型メセンの中では普段あまり目にしない珍種「タンクアナ」についてです。タンクアナについてこの”タンクアナ”が「属」であるのか、またそれ以外の分類を現すのか良く分かりませんが、とにかくそのタンクアナに属する玉型メセンを二種類維持しています。<Tanquana priamatica「赤嶺」> ”赤嶺”とは何んとも植物らしくない名前を付けたものですね。一対の葉を持つ新芽を出してどんどんと大きくなってゆくのはリトープスと...