11月18日 (永世厨二病患者談義) グノーシス主義に想う。
ヘルマン・ヘッセの"デミアン"で出会った"異端", グノーシス主義は、この世は基本"悪"で"虚構の場"と思い定め、 自らの中に封じ込められた"神の一部"の事を知り死後神に至り一体化しようと考える思想である,と理解していますが、 その中には諸派あるものの秘教的で基本的に個人がそれを理解できるかどうか、 そしておのずからそうした"神の一部(一部は全部、なのですが)"を持つ存在は全ての人ではない、と言うその創世神話が内包する結果的な"選民性"からも 全ての人類を対象にするいわゆるキリスト教会とは相容れず、同会の隆盛に伴い異端として一時(と言っても千年以上でしたが)世界から隠される事になっていました。…
2024/11/18 06:01