国内外の汽車旅を楽しみながら、過去の旅の記録やFacebookに埋もれていた体験も、写真とともに少しずつ掘り起こしています。最近の旅の記録も交えて、気ままに綴っています。
1988年のヨーロッパ鉄道旅行とトーマスクック時刻表──昭和最後の冬を駆けた赤い一冊《AI嬢ミナと語る 017》
いつも本棚に静かに眠っている、一冊の赤い時刻表。それは1988年、ヨーロッパを旅したときに現地ロンドンで買った、トーマスクックの鉄道時刻表です。 時々取り出して、ページをめくるたびに思い出すのは、夜行列車の揺れ、知らない国のホームの風、そして昭和最後の冬の空気。その37年前の古びたヨーロッパの時刻表を手に、ミナと汽車のりの静かな会話が始まります──。
2025年5月10日にこのブログ「旅と風景、ときどき列車」を開設して、今日でちょうど1か月が経ちました。 思えば、ブログに本格的に投稿するのは約13年ぶりのこと。しかも、まったく新しく「はてなブログ」で再スタートを切ったというのは、自分にとっても大きな節目でした。
西武池袋線とJR武蔵野線が直通運転?──2028年度に向けた新たな動き(2025/6/9プレス)
1999年 JR-西武連絡線を経由して搬入される当時の新車20000系(新秋津にて) 今日(2025年6月9日)、気になるニュースが飛び込んできました。 西武鉄道とJR東日本が、西武池袋線とJR武蔵野線の直通運転を2028年度をめどに検討しているとのこと。実現すれば、西武線とJR線の間で初めての直通運転となります。 使われるのは、あの「連絡線」 この直通に使われるのは、西武所沢駅とJR新秋津駅の間にある既存の連絡線。単線で構成されており、新秋津駅寄りの約1.6kmはJR東日本が管理し、残りは西武鉄道が保有しています。 現在は、新車の搬入や譲渡車両の輸送などに使用されており、2023年には国分寺…
東村山・北山公園で花菖蒲と西武線を撮る|2025年花菖蒲まつり散歩記
2025年6月7日(土)「東村山・北山公園 花菖蒲まつり」を訪ねました。 きっかけは、西武線の駅で目に留まった一枚のポスター。花菖蒲と聞いて思い浮かんだのは、静かな水辺と色とりどりの花、そして初夏のさわやかな風。そのイメージに惹かれて、ふらっと出かけてみました。
【野川公園のホタルへ】西武多摩川線で出会った「赤電」と「湖風号」 静かな支線の物語<AI嬢ミナと語る>
夕暮れの新小金井駅でふと立ち止まったとき、赤電と湖風号カラーの電車が並んでいました。このあと向かったのは、野川公園。初夏の夜にホタルが舞う静かな場所です。その前に出会ったこの光景も、どこかホタルの光に似たやさしさをまとっていて──。ミナと一緒に、静かな支線の物語を少しだけたどってみました。
名古屋のリニア・鉄道館で、ひときわ目を引く黄色い新幹線──。それは「見かけると幸せになれる」として知られる、ドクターイエローのT3編成。かつて東海道・山陽新幹線の検測に使われていたこの車両は、2025年5月、その役目を終えて展示を終了し、今まさに新天地への旅立ちを迎えています。 館内でふと目にしたその姿を前に、ミナと汽車のりの会話が始まりました。 <ミナ>「この黄色い新幹線、T3編成っていうんだね。」 <汽車のり>「うん。リニア・鉄道館での展示は2025年5月26日で終わって、今はもう移設作業に入ってる。」 <ミナ>「ドクターイエローって、見かけると幸せになれるってよく言われるよね。後継のT4…
「碓氷峠の名機」EF62形電気機関車──今も残る“本務機”の記憶をたどる旅《AI嬢ミナと語る 015》
かつて、上野を出発した夜行列車は、静かに信越の山々を目指して走った。その先に待ち受けるのは、国鉄最急勾配・碓氷峠。日本で唯一の“C-C台車”を備え、3軸×2の力強い足でこの急坂に挑んだ機関車──EF62。 同じく補機として活躍したEF63が“シェルパ”と呼ばれるなか、EF62は長距離を牽く“本務機”として、夜を越え、山を越え、そして時に本州を縦断する旅にも挑んだ。 今回の「AI嬢ミナと語る」は、今なお静かに保存されているEF62 54号機の記録をもとに、碓氷峠の、そして昭和の鉄路の記憶をたどる。
富士急が造った唯一の両運転台キハ58!その歴史と保存運転【有田川鉄道公園】《AI嬢ミナと語る 014》
かつて、富士山のふもと・河口湖から国鉄の急行列車と連結され、首都・新宿へと旅した一両の気動車。全国に一両しかない、最初から“両運転台”で生まれた特別なキハ58。やがて富士の山を離れ、和歌山の私鉄に身を移し、そして今は、有田川の小さな鉄道公園で、静かに、誰かを乗せるという役目を果たし続けている。今回の「AI嬢ミナと語る」は、和歌山で出会ったかつての富士急キハ58003を語り合う。
インドネシアで再会した有楽町線7000系と“第二の人生”の理由《AI嬢ミナと語る 013》
2013年、仕事で訪れたインドネシアの首都ジャカルタ。 少しだけ時間ができた午後、ホテルの部屋でスマホの地図を眺めていると、すぐ近くをKRLジャボタベックの路線が走っていることに気づいた。 「あの路線には、日本の電車が走っている! 折角ジャカルタにいるなら見てみたい!」 鉄道好きの心がざわめいた。 同行者には「勝手に出歩くと危ないよ」と止められたけれど、我慢できずにひとり、ホテルを抜け出した。 今回の「AI嬢ミナと語る」は、そんなジャカルタで出会った有楽町線7000系の記録をきっかけに、語り合う。 <ミナ> あれ? この電車、ちょっと見覚えあるかも……。 赤と黄色の塗装だけど……これ、有楽町線…
オレンジ色のTGVに出会った日 18歳の海外一人旅《AI嬢ミナと語る 012》
初めての海外旅行だった。しかも、一人旅。1988年11月、18歳。ユーレイルユースパスを使って、2か月間ヨーロッパをめぐった。フランスを訪れた理由のひとつは、TGVに乗ること。長いあいだ世界一だった新幹線のスピードを抜いた存在として、ずっと気になっていた。 今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、そんな“パリの街角で買った一枚のTGVの絵葉書”の記録をきっかけに語り合う。
東京・三鷹「野川公園」でホタル観賞|都内で楽しめる初夏の風物詩(2025/6/1)
三鷹市の野川公園でホタルが見られる──そんな情報をSNSで知り、夕暮れどきにふと足を運んでみました。 アクセスは、JR武蔵境駅から西武多摩川線に乗って一駅、新小金井駅で下車。そこから徒歩20分ほどの場所にあります。住宅街を抜けた先には、野川が自然のままに流れる静かな公園が広がっていました。 この川沿いにホタルが舞うと聞いても、正直なところ「もし見られても数匹かな」と思っていました。 けれど、日が暮れてくると川沿いには100人近くの人が集まり、静かに暗くなるのを待っています。
【所沢】焼肉バイキング「けゐとく苑」|鉄道ファン必見!レトロ駅舎風の話題店
所沢の焼肉バイキング「けゐとく苑」は、鉄道をテーマにしたレトロ駅舎風の話題店。店の外にはピンク色の電車車両を模した展示があり、店内も駅構内のような雰囲気。鉄道ファンなら一度は行ってみたくなるユニークな空間です。 店に入る前から驚かされるのが、駐車場脇に展示されたピンク色のレトロな電車車両。西武線の旧型車両を模したレプリカですが、その造形はかなりリアルで、鉄道ファンなら思わず足を止めて写真を撮りたくなるインパクトがあります。
西武8000系が営業運転開始|元小田急8000形が西武線で蘇る理由とは?【2025年5月31日】
本日2025年5月31日から、西武鉄道で元・小田急8000形を改造した「西武8000系」が営業運転を開始しました。 朝から都内は激しい雨。晴れていればもっと早く出かけたかったのですが、雨が止んだのは夕方。撮影に出かけたのは19時を過ぎており、すでに日は暮れて、あたりは夜の景色に変わっていました。それでも、今日という日に走り出したその姿をどうしても見ておきたくて、沿線へと足を運びました。
埼玉県川越市にある「武蔵野うどん竹國 川越池辺店」は、うどん、天ぷら、ご飯が食べ放題で楽しめるお店です。 リーズナブルな価格でお腹いっぱい食べられる、コストパフォーマンス抜群のお店です。うどん好きの方はもちろん、がっつり食べたい方にもおすすめです。 注文の流れ 入店後、まずは券売機で好みのうどん汁を選びます。どれも一律1,050円(税込)で、肉汁、鳥汁、カレー汁、冷汁など多彩なメニューが揃っています。食券をカウンターに提出し、番号で呼ばれるスタイルです。 天ぷらとご飯も食べ放題! うどんを受け取ったら、店内のテーブルに並ぶ野菜天ぷらを自由に取ることができます。さつまいも、ピーマン、かぼちゃ、ち…
JALが描いた未来列車『HSST』──“リニモ”へ続く夢の軌跡《AI嬢ミナと語る 011》
1985年の青空の下、未来へ続くレールの上を、静かに滑るように走る白い車両。地面からほんのわずかに浮かび、音もなく進むその姿は、まるでSFの世界の乗り物のようだった。 これは、つくば万博で公開されたリニアモーターカー「HSST」。空港アクセスの未来を担うはずだったこの車両には、飛行機の会社、日本航空(JAL)の夢が込められていた。 今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、そんな“空を飛ぶ会社が描いた鉄道の未来”を、一枚の記録をきっかけに語り合う。
「サロンカーなにわ」が初めて東京駅に来た日──走る応接室の42年と今後《AI嬢ミナと語る 010》
東京駅に姿を見せた深緑の客車。その展望デッキには金色の手すりが輝き、まるで“走る応接室”のような雰囲気を放っていた。1983年にデビューした「サロンカーなにわ」は、当時まだ珍しかった欧風デザインのジョイフルトレイン。その豪華さと優雅さは、今でも多くの鉄道ファンの記憶に残る存在だ。今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、そんな「なにわ」が初めて東京駅に姿を現したあの日を、一枚の写真をきっかけに語り合う。
札幌-函館 最速2時間59分 “振り子特急”キハ281系「スーパー北斗」の記憶《AI嬢ミナと語る 009》
かつて、函館のホームに、すこし丸みを帯びた銀色の先頭車が停まっていた。車体には「SUPER HOKUTO」の文字。それは、北海道を縦断して走った、振り子式の高速特急──キハ281系気動車の姿だった。 札幌と函館を、わずか2時間59分で駆け抜けたその速さは、北海道の在来線に夢と革新をもたらした。 忘れかけていた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、JR北海道 キハ281系気動車「スーパー北斗」を語ります。
斜め窓の記憶。103系1000番台の旅路とその第二の人生《AI嬢ミナと語る》
東京の地下鉄、千代田線に直通するために特別に作られた103系1000番台。その特徴のひとつに、左右どちらも内側に少し傾いた斜め窓がある。このささいな違いには、乗務員と乗客の安全を守るための工夫と、当時の技術的制約が詰まっていた。長く走り続けたこの電車は、やがて地下鉄を離れ、全国のさまざまな路線で“第二の人生”を歩むことになる。忘れかけていた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、103系1000番台を語ります。
たった26分の特別な列車「185系新幹線リレー号」《AI嬢ミナと語る》
東北・上越新幹線が大宮暫定開業で、まだ東京都内まで届かなかった時代。その“つなぎ役”を果たした列車、それが「新幹線リレー号」です。 上野から大宮までのたった26分の連絡快速列車。でも、その姿には、昭和の名残と、次の時代へつながる静かな工夫が詰まっていました。 忘れかけていた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、185系200番代で運転されていた「新幹線リレー号」を語ります。
5月25日は「食堂車の日」。あの車内レストランに憧れた少年だった。
5月25日は「食堂車の日」だそうです。今から126年前の1899年5月25日、山陽鉄道(現在のJR山陽本線)の列車に、日本で初めて食堂車が連結された日を記念して制定されたとのこと。 今ではほとんど見かけなくなった「走るレストラン」。でも、私の記憶の中には、いくつもの食堂車の風景が今も残っています。鉄道少年だった頃に憧れた存在、そして初めてその扉をくぐったときの緊張感── 今日は、そんな食堂車の思い出を、少し綴ってみたいと思います。
ドローンショーと花火の融合イベント「STAR ISLAND」その満足度は?
2025年5月24日、お台場で開催された「STAR ISLAND 2025」に行ってきました。昨年に続く国内開催で、ドローン・花火・音楽・照明・パフォーマンスが融合した“未来型花火エンターテインメント”とされるこのイベント。世界各国でも注目されており、日本では近年の新たな夜イベントとして注目されています。 このイベントは、2017年に東京・お台場で初開催され、その後シンガポールやサウジアラビアなどでも展開。2024年には5年ぶりに日本での開催が復活し、**福岡(5月)と東京(6月)**の2都市で実施されました。今回の「STAR ISLAND 2025」は、それに続く形での開催となり、日本国内で…
もう飛ばないコンコルドと、あの日のニューヨーク《AI嬢ミナと語る》
2003年12月、私はひとり、アムトラックの高速列車アセラに乗って、人生初のニューヨークに入った。 目指したのは、ブルックリン橋──そして、この機体だった。 真冬の風が骨に染みるほど冷たく、人生で一番寒いと感じた日だったけれど、それでもこの白い機体を見上げたとき、胸の奥に何かが灯った気がした。 設置されたばかりで中には入れなかったけれど、コンコルドは、そこに静かにいた。
国電フリー乗車券で東京を巡った昭和の日──鋏痕が語る1984年の記憶《AI嬢ミナと語る》
昔の旅では、写真の代わりに、一枚の切符が、すべてを物語っていることがある。 今回のテーマは、昭和59年の冬に使われた「国電フリー乗車券」。 忘れかけてた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、“国電”という言葉がまだ当たり前に使われていた昭和の東京を語ります。 〈ミナ〉わあ、これが実物? ちょっとくすんだ紙の色もいい感じだね。昭和の旅って雰囲気がある。 (手に取ってじっと眺めながら)このギザギザ……もしかして、改札でハサミ入れられた跡? 〈汽車のり〉おっ、よく気づいたね。そう、それが「鋏痕(きょうこん)」っていうんだ。昔は駅の改札に駅員さんが立ってて、こうして…
小田急ロマンスカー「SSE車」──紅茶の香りの記憶《AI嬢ミナと語る》
昔、地元の駅のホームで撮影した古いロマンスカー。流し撮りになったのは、ただの偶然。だけど、その偶然が、ひとつの旅の記憶を形にしてくれた。 忘れかけていた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、小田急の『ロマンスカーSSE車』を語ります。
EF65が先頭の『あけぼの』に出会った朝 尾久駅での一枚《AI嬢ミナと語る》
青森から上野を目指して走ってきた寝台特急「あけぼの」。この一枚は、終着目前、尾久駅付近の直線をまっすぐ進むその姿を記録したもの。先頭に立つのは、上野口らしいEF65。いくつもの機関車がバトンをつなぎ、奥羽本線の板谷峠を越えて走ってきたその旅路の“終章”が、ここにあります。 忘れかけてた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、EF65が先頭の『あけぼの』を語ります。
国鉄色の『あずさ』に出会った日 三鷹陸橋からの一枚《AI嬢ミナと語る》
昔、中央本線を走っていた特急「あずさ」。その国鉄色の183系を、三鷹の陸橋から撮った一枚があります。今ではもう見られない列車だけど、実はこれ、筆者が人生で初めて乗った“国鉄特急”でした。忘れかけてた思い出を、AI嬢ミナと一緒にたどる今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、国鉄色の『あずさ』を語ります。
AIと筆者(汽車のり)が、たった一枚の記録をきっかけに静かに語り合う、そんな小さな物語 昔どこかで残した、一枚の記録。それは写真かもしれないし、旅の切符や古いパンフレットかもしれません。 そんなささやかな記録を手にしたとき、ふとよみがえる景色や気持ち。それを一緒にたどってくれるのが、「AI嬢ミナ」です。 このカテゴリー「AI嬢ミナと一枚の記録から」では、筆者である“汽車のり”とAI嬢ミナが、一枚の記録をきっかけに、ChatGPT上で自然に語り合います。
12年前の動画で振り返る北斗星の推進運転(擬似乗車ビデオ未収録のシーン)
Facebookの思い出に、12年前(2012年)に撮影した「北斗星の推進運転」の動画が出てきました。 私は2008年から2009年にかけて、「北斗星」の擬似乗車ビデオを制作している最中でした。上野から札幌までの走行区間を何度も訪れ、あちこちで走行シーンを撮りためていました。
【1988年の空旅記】北極ルートで出会った“日本語が飛び交う空港” アンカレッジの不思議な光景
1988年当時、私が飛んだフランスまでのルート 1988年、初めての海外一人旅。北極ルートでパリを目指す途中に立ち寄ったアンカレッジ空港は、日本語が飛び交う不思議な空間でした。 スマホもネットもなかったあの時代、18歳の私はフランスを目指してひとり旅に出ました。けれど、成田からパリへまっすぐ向かうことはできず、その途中には思いがけない“寄り道”がありました。 寄り道の地──それが、アメリカ・アラスカ州のアンカレッジ空港。 昔の投稿を読み返し、忘れかけていた旅の記憶を掘り起こす「旅のアーカイブ・シリーズ」。今回の第2弾は、北極ルートの途中で出会ったあの空港の、懐かしくて少し不思議な記憶を振り返り…
Ado『劇場版 SPECIAL LIVE 心臓』を映画館で鑑賞(ライブ未経験の自分でも楽しめた“疑似参戦体験”)
入場特典のメモリアルチケット Adoが2024年に国立競技場で開催したスペシャルライブ「心臓」。その模様を収録した『劇場版 Ado SPECIAL LIVE 心臓』を、先日映画館で観てきました。 正直、これまで一度もライブに行ったことがない自分にとって、“ライブってこういうものか…”と感じる初体験のような作品でした。
スマホもネットもなかった時代の『地球の歩き方』 1988年フランス一人旅
ランキング参加中【公式】2025年開設ブログ 1988年版『地球の歩き方 パリとフランスのすべて』 スマホもネットもなかった1988年。初めての海外旅行は、フランスへ一人旅。そのすべてを支えてくれたのは、一冊の『地球の歩き方』でした。 昔の投稿を読み返して、忘れかけていた旅の記憶を掘り起こす「旅のアーカイブ・シリーズ」。今回は、1988年版の『地球の歩き方 パリとフランスのすべて』を振り返ります。
春の終わり。花びらは地に還り、空は岩手山をそっと包み込んでいた。 ゴールデンウィークの東北旅で、紹介しそびれていた風景があります。それが、岩手県・雫石町にある「小岩井の一本桜」。 広大な牧草地のなか、ぽつんと立つ一本の桜。背後には雄大な岩手山――…のはずが、訪れた日は山頂が雲に隠れ、桜の花びらもすでに多くが散っていました。 けれどその静けさの中に、春の名残りがふんわりと漂っていて、「満開じゃなくても、心に残る景色ってあるんだな」と思わせてくれる場所でした。
岩壁から湯気が噴き出す「小安峡大噴湯」の遊歩道 旅の途中で偶然たどり着いた、秋田県・湯沢市の「小安峡(おやすきょう) 大噴湯」。本来は、日本三大霊地(恐山・立山と並ぶ存在です)のひとつとされる「川原毛地獄」を目指していました。火山ガスと熱気が立ちこめる、まさに“地獄”と呼ばれる荒涼とした景観──それを見たかったのですが・・・その途中でまさかの通行止めで断念。 代わりに地図で見つけたのが、この小安峡でした。
英国の小さな鉄道に会える場所(修善寺「ロムニー鉄道」訪問記)
SL「カンブリア号」(1992年英国製) 2025年3月23日、静岡県伊豆市の観光施設「修善寺 虹の郷」を訪ねました。この園内には、本場イギリスの15インチ鉄道をモデルにした**「ロムニー鉄道」**が走っています。「ロムニー駅」から「カナダ村駅」まで、約1.2kmの距離を小さな機関車が行き来する、英国調の風景とともに楽しめる観光鉄道です。
新宿・紀伊國屋地下にあった「珈穂音(かぽね)」へ──35年ぶりに訪ねてみた
「珈穂音(かぽね)」 今は新宿サンパーク 三平本館5階にある 新宿・紀伊國屋書店の地下にあった「珈穂音(かぽね)」定食も、酒も楽しめる、あの場所。35年前、私は学生で新宿駅東口に複数店舗を構えていた量販店「さくらや」でアルバイトをしていて、昼どきの定番といえば、いつもこの店の牡蠣フライ定食だった。 やがて社会人になり、店を訪れることもなくなったが──先日(2025年4月29日)、35年ぶりに再訪する機会を得た。そして、あの“カウンター席”と、思いがけない再会を果たすことになる。
日本100名城・続日本100名城 春の北東北をめぐって (浪岡城・弘前城・根城・九戸城)
私の日本100名城、続日本100名城のスタンプ帳 2025年のゴールデンウィーク、青森・岩手の城をめぐる旅に出ました。小坂鉄道レールパークの「あけぼの」に宿泊すること、南部縦貫鉄道のレールバスに触れることも今回の目的ではありましたが、そもそもの大きな目的は、日本100名城・続日本100名城でまだスタンプを収集していない4つの城、弘前城・浪岡城・根城・九戸城を訪ねること。
花善お食事処の「鶏めし御膳(990円)」 2025年のゴールデンウィーク。弘前城を見学したあと、小坂鉄道レールパークに向かう途中で、どこかでランチをと思って立ち寄ったのが大館駅前の「花善」でした。
書店に並ぶ鉄道ジャーナル最終号 2025年4月21日発売の『鉄道ジャーナル』6月号をもって、長年親しまれてきた鉄道専門誌が休刊となりました。 1967年の創刊以来、鉄道を多角的に、そして時に独自の視点から取り上げてきた読みごたえのある雑誌。長く続いたひとつの鉄道文化が、ここで幕を閉じるような感覚に、さみしさを覚えずにはいられません。
【レールバスとあそぼう2025】七戸駅跡に響く、ギアチェンジの音
2025年5月5日。ゴールデンウィークの真っ只中、青森県七戸町にある旧南部縦貫鉄道・七戸駅跡で開催されたイベント「レールバスとあそぼう2025」に行ってきました。
2025年 ゴールデンウィークの北東北の旅。 今回は秋田県大館市にある「秋田犬の里」を訪ね、そこに保存されている東急5000系通称“青ガエル”に会ってきた話。
旧小坂駅に停車中のブルートレイン「あけぼの」 この施設は、かつて上野〜秋田・青森間を結んでいた寝台特急〈あけぼの〉で実際に使用されていた24系客車を活用した、宿泊可能なブルートレイン。小坂町がJR東日本から車両を譲り受け、現在は静態保存と宿泊体験施設として運用されています。
小坂鉄道 茂内駅跡 2025年のゴールデンウィーク。目的地は「関西方面」か「北東北方面」かで迷っていました。思い立って連休前日に小坂鉄道レールパークの「ブルートレインあけぼの」に電話してみたところ、最後の1部屋が取れてしまいました。 小坂へ向かう道中、いつしか線路を追いかける旅になりました。静かに眠る旧茂内駅跡――その佇まいに心を奪われました。
こんにちは。このブログ「旅と風景、ときどき列車」にご訪問いただき、ありがとうございます。 このブログでは、基本的に愛車をメインに各地を巡るひとり旅の記録を綴っていきます。昭和の鉄道施設や廃駅、ローカル線、城跡、空港、そして気になるお食事処まで。そのときどきで気になった場所へ、気の向くままに出かける旅が中心です。 もともと1994年から、パソコン通信、個人WEBサイト、Weblog、Twitter、YouTubeなどで旅の記録を発信してきましたが、現在はFacebookが中心になっています。ただ、Facebookは投稿先が限定的で、検索にも引っかかりにくく、せっかく書いた記録もすぐに埋もれてしま…
「ブログリーダー」を活用して、汽車のり(kishanori)さんをフォローしませんか?