2021年4月に実生したアリオカルプス属の「アガベ牡丹」。昨年4月に植え替えましたが、50本近く生き残っていました。それから一年二か月後の現在の姿です。二つの鉢に寄せ植えしています。一部脱落苗もありましたが大半が生き残って成長を続けています。これ等の苗の一部は昨年に既に初開花を済ませています。現在素ガラス及びプチプチシート一枚の遮光で済ませております。牡丹類には少し強い光線かなとも思いますが元気に...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
40年ほど前に二和園さんで購入したツルビニカルプス属の「精巧殿」。いまだに覚えていますが、これを買うといったときに園主さんが発した言葉は「これは少し高いよ。」。確かに当時安サラリーマンだった私が買う苗は皆200円以下。この精巧殿は1000円でした。直径が2cm足らずの小さな苗でしたが、でも今から思えば良い買い物でした。苗の姿は単頭ではなく複雑なことになっています。順を追って説明しますと、まず赤ダニの被害に会...
実生8年生のエキノフォースロカクタス属(あるいはステノカクタス属)の振武玉。拗れた結果4頭に分離しました。まあ、我慢のできる変身です。うちの温室ではエキノフォースロカクタス属のサボテンは素直に育ってくれません。なにが原因かいまだによくわかりませんが、この振武玉はどちらかと言えばよい方向に拗れたものです。ふと根元を見ると子を二つ吹いていました。親株はこの一本のみですので、子株を吹いてきたことは大いに歓...
今年も押し詰まり、かなり寒くなってきました。温暖の地ここ横浜でも早朝の最低気温がマイナスとなる日も出てきました。昨年の冬からプチプチシートによる内張を止め、温室内最低気温は外気の最低気温とほぼ同一になっているものと思われます。そこで気になるのはメロカクタス属のサボテンたち。特に既に花座を形成している”成人株”の体調が気になるところです。<マタンザヌス> 実生10年生の小型メロ。元気そうです。<バイエン...
今日は今年の夏に袖ケ浦の台に接ぎ木した菊水綴化苗の様子についてです。まずは画像から。上の二苗は一直線状の綴れ、三番目の苗は双頭の球体上に「Y」字状の綴れが出ています。袖ケ浦の台と菊水の穂との相性はとても良いようで、これらの苗以外にも接いだ”正常な苗”も多くが活着して成長開始しています。気の早いこの苗は厳寒のこの時期に蕾を上げ始めています。当面の目標は綴れ苗の綴れ部両サイドにずらりと並ぶ開花の列です。...
昨年の夏に実生した太平丸類の幼苗たち。皆健康に育っているが、いかんせんこの種類のサボテンは成長が遅いです。(最初の画像左下の4本のみ2023年夏の実生です。ニコリーx雷帝)ここまで育つと、もうほとんど落ちこぼれる苗は出てこなくなります。あとは成長の遅いことには目をつぶりひたすら育ててゆくのみ。とはいってもそこは人の心。早く先を見てみたくなるものです。そこでサボテン界のタイムマシンの登場。接ぎ木です。前...
昨日に続き今年の夏に袖台に実生接ぎした苗の話題です。ユーベルマニア属の「フラビスピナ」。自家受粉しないため交配作業を行うのですが花が小さいためなかなか思ったように行きません。結果、毎年採れる種子は数粒前後。この虎の子の様な種子を実生して育てているのですが、成長が気が遠くなるほど遅いです。意を決して実生接ぎすることに決めました。大事な苗ですので慎重に気を入れて接ぎ木作業し、100%成功しました。私の接...
今年の夏に袖台に載せた黒王丸の幼苗たち。良い刺を出してきました。ギムノの黒刺鳳頭や、ディスコのギガンティアを思わせるような艶のある黒刺です。来年いっぱい肥培し、大きく育った球体にこの黒刺が載れば、めでたしめでたし、の気分で接ぎ降しできます。だがしかし100%その筋書き通りに出来たとしても、膨らんだ球体色は緑色のはず。それから先には、果てしない球体白色化への道が続きます。ほれぼれするような黒王丸への道...
永年栽培している旧エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」大群生株。5年前の姿です。この頃は群生をあまり大きくしたくないため、出てくる子株をせっせと掻き落としていました。その後油断して子株を掻き落とすことを怠っていたところ…群生を構成していた大玉(直径10cm前後)の合間から直径1cmぐらいの子株が無数に噴き出してきました。両者の大きさの差が余りにも大きいので、このまま自然に任せてゆくと何とも不...
ウイギンシア属の地久丸。実生10年生の二苗を維持しています。寒いこの時期のせいなのか、ややくたびれた感が見て取れます。ここ数年大きさは変わらない状態が続いているので、そろそろ世代交代の考える時期なのでしょう。幸い自家受粉しているのか毎年多くの種子を提供してくれています。その実生苗。順調に成長しています。実に地味なサボテンですが、あまり手がかからず栽培者にとりありがたい存在です。ご訪問くださりありが...
毎年厳寒のこの時期に開花するユーベルマニア属のサボテンたち。今年も開花を見せてくれています。<フラビスピナ> 実生9年生の自根苗たちです。種子を採るため毎年交配しています。黄色の小さな花を咲かせていますが、通常使用する綿棒はサイズが大きすぎるため、ピンセットで雄蕊を切り取り別の株の雌蕊に擦り付けています。<プセウドペクチニフェラ> 実生10年生の自根株です。自家受粉するので交配する必要はありません...
兜丸は長年育てていても球体が縦長になることがないサボテンですが、同じアストロフィツム属でも、般若やランポー系のサボテンは年を取ると次第に縦長の球体に変化してゆきます。うちの実生10年生の恩塚ランポー玉たちも次々に縦長になってきています。実生10年生の自根株です。4稜の球体で気に入っていたのですが、いよいよ長くなってきたなという感じです。それほどは多くない3稜の恩塚ランポー玉です。実生10年生ですが、袖...
18日の本ブログ「メセンの幼苗を拡大撮影してみました」に続き、本日はサボテンの実生苗を拡大撮影した画像を挙げてみます。<金赤竜(23年9月播種)> 今からこんな刺出して、将来どうするの?という感じです。<神仙玉(23年9月播種)> こちらは順当な刺の発達。金赤竜にも通じますが、球体の紫色は強刺サボテンの”蒙古斑”でしょうか?<黒王丸(23年10月播種)> 当代の人気種も発芽直後はこんなものです。<白...
1か月前のこのブログに登場した実生10年生の新天地を植え替えます。球体直径は15cmを超えています。実生10年生のサボテンとしてはかなり大きい。刺に気を付けながら恐る恐る抜き上げました。根張りはまあまあでした。これ以上あまり大きくなられては困るので、浅鉢に植え付けました。12月のこの時期、寒冷な気候のせいで植え替えても根の伸長が思わしくありません。したがって弱い性質の苗や大事な苗の植え替えは来春を待...
今年の秋も気まぐれにいろいろな種類のメセンの種を蒔きました。気温が高かったこともあり、総じて順調に育っています。それらの中から3種を選び、手持ちのデジカメ(オリンパスTG-4)の顕微鏡・深度合成モードで撮影してみました。<ブルゲリ> 大きさは径5mmほどです。小さなガラスの球のようなもの一つ一つが、細胞なのでしょうか。<ハンメリ> ブルゲリよりは一回り小柄です。小さな種殻を頭上に残しているのが滑稽です...
昨日の「モニラリア」に引き続きマイナーメセンのネタです。本日の主役はフェネストラリアの「ファイアワース」。2021年9月に実生した苗です。今朝、朝日を浴びた花が輝いているように見えましたので、思わずシャッターを切りました。オレンジ色の花の中心部が明るい黄色で、これが輝いて見える原因でした。ここ数年サボテン趣味が拡がって、リト・コノやいろいろなメセンにも手を伸ばしています。それぞれの植物により成長期...
通称「ウサミミ」ちゃんの「モニラリア」。初冬のこの時期はウサミミが伸びてうどんのようなみかけになっています。この苗は2020年に実生した「碧光」です。既に多頭株に成長しています。この株は2018年に我が家にやってきた株です。既に10頭以上の大株に育っています。モニラリアは一年のうちこの時期が見ごろで、長く伸びた灰緑色のステム上のビーズが太陽光を反射して美しく輝きます。この後これらのステムは次第に枯れ込ん...
フェロカクタス属の「日の出丸」二苗が開花しています。これ等の苗は2013年春に札幌カクタスクラブさんから入手した種子を実生したもので、10年後の現在球体の直径は10cm程までに育っています。2年前から通風型栽培室に置いているためか、球体の成長は今一で棘だけが目立つ傾向が強くなってきました。この通風型栽培室、その名の通り冬季でも風が吹き抜ける構造なので冬季の最低温度は-3℃程に下がります。しかし昨年の冬の経験...
ノーマルなランポーやヘキラン(以下ヘキランを含めて単にランポーと記すことがあります。)の派生種として恩塚ランポー玉に人気がありますが、最近亀甲ランポーにも人気が集まりつつあるような気がしています。私としてはこれまであまり亀甲ランポーには注目してきませんでしたが、それでも温室内を見渡すといくつかの苗が目につきました。この苗は通常の「ヘキラン」実生苗の中から出てきたものです。純粋な亀甲ランポーにしては...
マミラリア属の「白珠丸」が花を咲かせています。画像の苗は購入してから30年以上経つ大群生株です。通常マミラリア属のサボテンの開花は球体をぐるりと囲む花輪のような群開を見せてくれますが、この白珠丸は例外。パラリパラリとやる気なさそうに、多くの場合は数頭に一輪、多くても一頭に二輪程度の開花です。それでも今年は”異常気候”のお蔭か、例年より花の密度が多いように感じます。植え替えよう、植え替えようとぐずぐずし...
温室内での黒王丸を置いている一角の画像です。皆一応の大きさに育っていますが、手前側一列及び第二列左側の二苗は球体色の緑色が濃いことが分かります。まさによく言われる「青リンゴ」のよう。これ等の苗は昨年袖ケ浦の台から接ぎ降ろしたものです。他の苗の大半は2013年に実生した自根苗たちで、それなりに白っぽい球体色になっています。この白い色の成分は多分ワックスのようなものと想像しています。降雨の少ない地域に自生...
最近あまりその名を聞かなくなったですねえ「スパルタ教育」。「スパルタ教育」とは、古代ギリシアのポリス・スパルタで行われていたとされる教育であって、極めて厳格かつ過酷な訓練を施すことが特徴であるとされています。パワハラ・セクハラとかまびすしい世の中にあっては、使いづらくなった教育方法ではあります。で、その「スパルタ教育」をサボテンに施しているのが本日のテーマであります。強刺類の幼苗を植替え後、通風型...
前回12月4日のブログで12月に入っても旧ロゼオカクタス属牡丹類の開花が続いていることをお伝えしましたが、今日もその開花が続いていました。手前の二本のピンク花は袖台に載った竜角牡丹、奥の赤、ピンク、白色の花を咲かせているのは実生10年生の黒牡丹、姫牡丹の自根苗たちです。こうも数が揃うと、これは単なる狂い咲きではなく今年の異常気象の影響かという思いが強くなります。でも、牡丹さんたちよ、いつまでも浮かれてい...
2021年4月に実生したアリオカルプス属の「アガベ牡丹」が初開花しています。実生二年目の開花ということになります。これ等の苗は4月17日のブログで今年4月の植え替えを記事にしたものです。花牡丹等の大型の牡丹類の初開花は実生5年生以降となることが多いですが、小型の旧ロゼオカクタス属のサボテンは比較的初開花が早いです。その中でもこのアガベ牡丹の初開花は早いですね。一昨日のブログで登場したこれらの二年生...
通風型栽培室に入れて2年経つフェロカクタス属の「赤刺金冠竜」二苗です。頂いた種子を実生してから5年ほど経過していると思いますが、成長は大体予想通りです。通風型栽培室に入れたあたりから力強い棘が出始めました。やはり強刺類は湿度の高い温室内で育てるより、風通しの良い環境で育てるほうが棘の発達には良いようです。ただ、苗があまり小さなうちから風通しをよくし過ぎるとひね媚びた意地けた苗になりかねません。小さ...
もう疾うに終了しているであろうと思われた牡丹類の開花ラッシュ。現実には12月に入った現在でもまだダラダラ続いています。<亀甲牡丹ヒントニー> 実生10年生、自根苗。<黒牡丹> 実生10年生、自根苗。<白花姫牡丹> 実生10年生、自根苗。<アガベ牡丹> 実生10年生、自根苗。いずれも旧ロゼオカクタス属の小型の牡丹類です。花牡丹等の大型の牡丹類は既に咲き終わり現在開花の気配はありません。あとひと月足らずで酷寒の...
2014年に実生したコリファンタ属の「グリーンウッディー」。早朝の最低気温が5℃を切ってきたこの時期に開花しています。コリファンタ属のサボテンとしてはかなり大きな球体に大きな疣がごつごつと飛び出していて、浅い緑色の球体色とともに温室内ではかなりの存在感があります。花色はコリファンタらしい黄色で珍しくはありませんが、温室内では花の少ないこの時期、ありがたい存在です。実生10年近く経たこのサボテン、成...
2014年にヤフオクで種子を入手したギムノカリキウム属「闘鷲玉」。実生10年目の今、一本の苗のみ維持しております。見かけによらず育てるにあたり結構気難しい点のあるサボテンです。この闘鷲玉、ギムノカリキウム属のサボテンです。ギムノ一般にはあまり多くの日照を与える必要はないようですが、この闘鷲玉はギムノのなかでも「強刺サボテン」です。したがって通年強い日照を与えることを栽培の命題としています。具体的には、春...
2013年に実生したオブレゴニア属の「帝冠」。3本の苗を維持しています。一つ目の画像の苗は、普通タイプの帝冠自根苗です。球体の径は10cm程度です。疣が大きくはないゆえに多くの疣が重なり合い、年数を経た苗の貫禄のようなものをうかがわせます。二つ目の画像の苗は、大疣タイプの帝冠自根苗です。球体の径はこれも10cm程度。大きな疣が連なって魅力的なサボテンに仕上がっています。成長点上の綿毛が豊かで、ディスコ...
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2021年4月に実生したアリオカルプス属の「アガベ牡丹」。昨年4月に植え替えましたが、50本近く生き残っていました。それから一年二か月後の現在の姿です。二つの鉢に寄せ植えしています。一部脱落苗もありましたが大半が生き残って成長を続けています。これ等の苗の一部は昨年に既に初開花を済ませています。現在素ガラス及びプチプチシート一枚の遮光で済ませております。牡丹類には少し強い光線かなとも思いますが元気に...
2018年秋にSさんから頂いたアガベの「ユタエンシス」。当時の画像です。鉢は7cmのプレステラ鉢です。この苗が6年後の現在どこまで育ったでしょうか。百聞は一見に如かず。鉢の径は13cm。多くの葉が放射状に延びてその先端は鋭く長い棘が発達しています。根際からは子株が顔を覗かせています。このユタエンシス、根の発達が著しく植え替えると1年足らずで根鉢を形成します。この苗も現在鉢底から多くの根を出しています。...
2018年春に実生した「金鯱」。ドイツのケーレス由来の種子だということで譲り受けた名称は「金鯱園芸種」でした。2年経過後の2020年6月の画像です。この時までは温室内で育てておりました。二年前から通風型栽培室に移し、陽光をよく当て水遣りを辛くしてスパルタ教育に努めてきました。現在の姿です。大分刺が詰まって、金鯱らしさが出てきました。球体直径は丁度10cmぐらい。「金鯱園芸種」とのことでしたが、「短...
昨日のブログで取り上げた菊水綴れ苗を接ぎ木した際に、穂の反対側すなわち根の部分を袖ケ浦の台に逆さに接いだ苗のその後の経過です。この逆さ接ぎについては過去に何度か記事にしています。ご興味がおありの方はリンク先の画像をご覧ください。1/30「逆さ接ぎ苗半年後の今は」3/27「赤い出べそが動き始めた」5/17「菊水逆さ接ぎのその後」昨年8月に接ぎ木したものですが、なかなか成長が進みませんでした。1月の記事の画像を再掲...
過去に何回も記事にしている菊水綴れ苗のその後についてです。2019年6月に実生したストロンボカクタス属の「菊水」。「菊水綴化」と銘打った種子を蒔いたわけですが、発芽した苗の3割程度が綴れ始めました。その後一部の苗を袖ケ浦の台に接ぎました。<接ぎ木苗> いずれも綴れ苗ですが、穂の幅は5cmを超えてきました。<自根苗> 接ぎ木苗と比べ当然成長は遅いですが、脱落する苗は少数です。不思議なのは綴れ苗の方が...
今日のブログはギムノカリキウム属の「ペンタカンサ(聖王丸)」です。3本の苗を維持しています。もとは40年ほど前に二和園さんで入手した一本の小さな苗でした。それから何本かの子を吹き、育てているうちに親子とも皆同じような大きさになり見分けがつかなくなりました。またこれまでに二回胴切りして球体下部の木質部を取り除いています。毎年植え替えていますが、今年は特に機嫌がよくどんどん蕾を揚げてきて開花しています...
梅雨入り間近の今日、エキノプシス属の「黄花短毛丸」が開花しておりました。たった一輪の花ですが、濃い緑色の球体にレモンイエローの大輪が鮮やかです。この黄花短毛丸、油断して放っておくと子をどんどん吹いて群生の形状が乱れてきます。画像にある子株たちは近いうちに掻き落とし、四頭の群生を保つことにします。プシスの良いところは丈夫で子をどんどん吹くことですが、残念ながら小さな温室ゆえその子株を全部育てるわけに...
本日の主役はギムノカリキウム属「天平丸」の三頭株です。実生11年生の自根株ですが、主頭の成長点がつぶれて三つの子を吹き結果こんな姿に落ち着いています。当初掻き落として接ぎ木の穂にしようと思いましたが、グズグズしているうちにここまで大きくなってしまいましたので、このまま行こうということにしました。優柔不断でしたが、結果オーライです。ただこうしてみると三頭株は四角の鉢より丸鉢の方がおさまりが良さそうで...
エキノケレウスの「白紅司」が今年も開花しました。実生10年生になりますが球体直径は4cm程で、これ以上は大きくならないようです。棘よし、花よし、サイズよしの良いサボテンです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほんブログ...
2014年8月に、ヤフオクで入手した種子を蒔いた闘鷲玉です。いわゆる強刺ギムノの一種です。まずは過去の画像から。2017年11月。まだ若々しいです。初開花は未だです。2020年5月。この時には開花しています。これまで温室内で育てていましたが、その後2022年に通風型栽培室に移動して育てています。そして現在…。球体の大きさはさほど変わりませんが、形状が扁平になり棘が詰まっています。実生10年生になり...
エキノケレウス属の「大仏殿」が一年ぶりの開花です。三輪の黄花がパッと咲き揃っていました。雌蕊柱頭の緑色が「ワシはエキノケレウス属のサボテンであるぞよ。」と語っています。この大仏殿、実生11年生の自根株ですが、開花時以外は温室内でその存在すら忘れ去りそうな地味なサボテンです。例えれば、水不足でひね媚びいじけたエキノプシスのサボテンから刺を抜き去ったような感じです。それゆえ逆にその開花は毎回栽培者を”ド...
今日の主役は三つ目の銀冠玉です。大まかにいえば三頭株ですが、普通の三頭株とはちと違います。通常銀冠玉の二頭株、三頭株といえば独立した複数の球体が根際でつながっているもの。しかし、本日の主役”三つ目の銀冠玉”はこんな姿。マミラリアのサボテンによくあるような、成長点が分割していって多頭になったものです。銀冠玉では珍しいと思います。通常の銀冠玉多頭株のように切り離して独立した複数株にするのは難しい形状です...
エキノプシス属の「大豪丸」が開花しております。これ等の大豪丸二株は2013年に実生した11年生株です。もともと接ぎ木の台として多数の苗を実生して得ていましたが、これらのうちから観賞用として二株を選抜して育ててきたものです。濃い緑の球体が美しいプシスです。現在の球体直径はおよそ10cm。ここ数年高さが径を上回り縦長の球体になってきました。花はどこまでも白い純白です。プシスは駄物と呼ばれていますが、純白...
昨年10月に16個の子株を外して接ぎ木したコピアピア属の「白刺黒王丸」。今日はその総括です。結果はタイトルの通り6勝10敗でした。その内訳は…<接木成功:4株> 袖台に接いだもの。すでに成長開始して球体は2~4cm程に成長しています。<接ぎ木失敗して穂を挿し木したもの> うち発根を確認したもの:2本発根せず昇天間近のもの:8本<行方不明のもの:2本>接木状態の穂にぶつかってどこかに飛んでいった者た...
ツルビニカルプス属の「アロンソイ」。この大型のツルビニ実生苗11年生を3本育てています。この三苗の開花が今年初めて揃いました。3つの画像のうち上の二つの画像の苗は疣が螺旋配列になっており気に入っています。当然交配したわけですが、螺旋苗を優先すべく、これら螺旋苗は交互に交配し、他の非螺旋苗には螺旋苗の花粉を付けるのみとしました。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテ...
半月前のブログ「不仲な奴ら」で、なかなか開花時期が合わないと嘆いていたエリオシケの「フロッコサ」二株。ようやく開花が合い交配が可能な状態になりました。苗が充実してきたのか、それとも気候がよろしいのか、昨年までのように二株が交互にパラパラと時期を合わさないように開花することなく、二株とも多くの蕾を付けて次々に開花してきました。余裕で交配することができました。これで100粒ほどの種子が取れれば、実生し...
ウィギンシア属の「地久丸」第二世代の苗たちが初開花です。2020年春に実生した第二世代の苗たち、4本が揃って初開花を迎えようとしております。播種から丸4年、サボテンの初開花としては平均的な期間だと思います。この地久丸、成人となってもコンパクトなサイズ、球体の径は7cm程度です。その成人となった第一世代の地久丸、これら第二世代の4本の苗の親株に当たります。実生11年生の自根株です。開花の兆候は見られますが、球...
エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」が今年も開花しました。まずは開花前日の”大群開”を予感させる画像です。40年ほど前に入手した小さな群生株でしたが、年月を経てこのような大群生株になりました。各頭の頂部に複数の蕾を膨らませています。そして今日、一斉に開花しました。うれしくなってたくさんの画像を撮りました。この黄色の多くの花で温室内が一度にパッと明るくなりました。この英冠丸、年に数回このよう...
今日の主役は2013年春に実生したアリオカルプス属の「三角牡丹チキータ」です。奈良の業者さんからおまけで頂いた種子を由来とするものです。3本の苗を維持しています。「チキータ」とは小さいという意味らしいですが、なるほど同時に実生した三角牡丹の半分ほどの大きさ、直径6cm程度です。実生当初の頃は「チキータ」といっても、将来のイメージがわきませんでした。そのうち普通の三角牡丹と区別がつかないものになって...
40年ほど前に友人より譲り受けたロフォフォラ属の「ディフューザ(翠冠玉)」。寄る年なみによるものなのか、あるいは温暖化の影響か、あちこちに異常な成長を見せ始めました。<成長点の乱れ> 綴れ始めたのか、それとも二頭化/三頭化の前触れでしょうか。いずれにせよ基本形の「点」ではなくなりつつあります。<おめでた!!> 視線を球体の根ぎわに転じると、球体下部の片側が大きく膨らみ、姿勢が45°ほど傾いています。ロ...
「パブロフの犬」よろしく、条件反射のように見事に赤く実った種鞘を収穫し、それをせっせと実生し続けました。その結果がこれ ↓。二鉢あります。ユーベルマニア属の「プセウドペクチニフェラ」です。苗の数を数える気はしませんが、500本近くあるのではないでしょうか。この多くの小さな苗たち、こののちどうしましょう。繰り返し述べますが、計画してこうなったのではありません。ただ、実った種鞘を見て、条件反射的に収穫し...
以下の二つの画像はいずれも2013年春に実生したアリオカルプス属「黒牡丹」自根苗です。上の画像の苗は見るからにすっきりとして美しく、一方下の画像の苗は黒牡丹らしい特徴を有するもなんとなく美しさに欠けます。この差はどうして生まれたのでしょうか。上の画像の苗は私のお気に入りの苗で、できた種子は丁寧に採って次世代養成用に実生に回します。一方下の画像の苗はそれほどお気に入りというほどでもないので、上げてき...
サボテンの王様と言われるエキノカクタス属の「金鯱」。開花まで30年を要するといわれるほどその成長は遅々としています。2016年に安曇野を訪れた際に寄ったタカギカクタスさんで入手した金鯱の幼苗。今日はその後の7年間の成長を追ってみました。入手時の姿です。かなり厳しく水やりを制限しておられたようで、小さな球体に不似合いなほどに棘が発達していました。球体の直径は刺を除いて4cm程度でした。その3年後、2...
30年以上前に五十鈴園さんから入手したツルビニカルプス属の「長城丸」です。バランス良い8頭立ての群生株になって既に15年以上経過しています。これ以上の子を吹かず、さらに各頭の大きさもここ何年かはほぼ一定できています。ちなみに2015年(8年前)の画像が出てきましたので下に掲載します。現在の状態に比べて大分若々しい印象がありますが、大きさの点ではあまり変わっていません。この株の見どころはやはり開花時...
多くの種子を提供してくれた瑠璃兜錦の三苗。現在その役目を終えて余生を過ごしています。これらの苗は、7年ほど前に袖ケ浦の台から接ぎ降ろしたもので、根は袖ケ浦のものです。比較的良い斑回りで疣も大きめのこれらのルリ兜錦、袖ケ浦の勢いをかって数年で10cmを超える大きさに育ちました。当然のように毎年多くの花を咲かせ、交配しまくりました。これまで通算1000粒以上の種子を提供してくれています。またこれらの種を実生...
サボテンさんたちにはかなり迷惑な話なのですが、気まぐれで暇に任せて袖ケ浦を台木にした接木を繰り返し行っています。これまでにかなりの数をこなしているのですが、未だ勘所がつかめず失敗を繰り返しています。失敗したことが明らかになった苗でも、穂が大きな場合、再び接ぎなおしたりさらには用土上に置いて(挿し木して)発根を図ることにしています。今日はこんな挿し木の中で、黒王丸の穂が発根した例を…。昨年12月の画像...
昨年秋に交配していた亀甲牡丹。袖付き降し苗ですが期待通り多くの種子を実らせてくれました。最初に出てきた種鞘が爆ぜて種子が露出しています。手製の吸引器とピンセットを使用して種子を残さず回収します。露出した種子以外に綿毛中に8つの種鞘が隠れていました。これらの種鞘に宿る種子もすべて回収します。回収した種子を茶こし器に入れて、洗剤を振りかけつつ洗浄します。300粒近い種子を回収できました。自根苗ですとこ...
梅雨空の中、コリファンタ属の「マクロメリス」も開花しています。ピンクの大輪。花弁の数が多いことと、その先端部がギザギザ形状になっていることが印象的です。このマクロメリス、実生9年生の苗で群生株になっていましたが、昨年子株を全部切り離し単頭株にしました。したがって球体は縦長。今後球体の下部からまたぞろ子をポコポコと吹いてくるような雰囲気があります。コリファンタ属のサボテンとしては刺は細く長いです。そ...
関東地方は今日梅雨入り宣言。午前中晴れていましたが、その宣言に合わせたように夕刻には雨が降り出しました。午前中の陽を浴びて、温室内ではエキノケレウス属の「紫太陽」が派手な花を咲かせていました。雌蕊が緑色なのがエキノケレウス属の特徴。たまたまそういう色になっているだけなのか、それとも生存する上で何か意味を持っているのか。それを知らなくとも紫太陽は毎年花を咲かせてくれます。この苗、実生してから8年経ち...
表題の「ペレシフォラ実生苗二種」、といってもペレシフォラ属のサボテンは二種しかありません。「銀牡丹」と「精巧丸」です。これらのサボテンの種子はたまにヤフオクに出品されます。5~6年前に目ざとく見つけて落札。実生してきました。これらのサボテンの実生、なかなか手ごわいです。<精巧丸><銀牡丹>それぞれ20粒ほどの種子を蒔いたはずですが現在まで生き残っているのはそれぞれ2株/3株です。これだけ数少ないと接...
コノフィツムのブルゲリの実生を始めたのが7年前。最初の3年間は失敗の連続でした。原因は遮光開始のタイミングが遅かったため。毎回連休明けには全滅の憂き目に。そこをクリアすると、あとは水遣りや季節による日照時間の管理などがキーなのですが、何とか潜り抜けることができました。ブルゲリの種子はヤフオク等で入手できますが、1ロット粒数が100個のことが多いです。それらをせっせと育てたところ、この4年間で多くの...
2013年に数ロット蒔いて生き残っているアズテキウム属の「花籠」です。9苗を寄せ植えで管理しています。まずはともあれ、とにかく成長が遅い。昨日ご紹介したメキシカーナも完敗の遅鈍さです。一番大きな苗で球体の直径は2.5cm程度。一番小さな苗はまだ1cm程でしかありません。それでもしっかりと年を経ているので大半の苗はすでに開花しています。ただ、意外と丈夫なサボテンで、ある一定の大きさになりさえすればめった...
2014年6月に奈良の業者さんから「オマケ」で頂いたゲオヒントニア属「メキシカーナ」の種子。16本発芽しその後全員が元気に育ちました。多くはヤフオク出品で手放しましたが最後の4本は手元に残っています。非常に成長の遅いサボテンで、実生9年目の現在球体の直径はまだ4cm程度です。ただ、すでに開花球になっておりここ数年毎年ピンク色の花を見せてくれます。この画像は数年前に初開花した際のものです。球体にまだ...
同じ恩塚ランポー玉といってもよくよく見るといろいろな模様があることに気が付きます。例えばこんな具合。言葉で表すのも微妙なので百聞は一見に如かず。画像を並べます。まさに十人十色。苗ごとに簿妙に異なる模様。見ていて飽きません。そのような中で今注目している模様の一形態。こんな模様の恩塚を固定しようと計画しています。幸いこのタイプの二本の苗を確認。これらの苗の交配により次世代を目指しています。恩塚には別に...
昨年秋に開花した際に交配しておいた「亀甲牡丹錦」にやっと種鞘が出てきました。”ゴジラ”というほどではありませんが、ボコボコ凹凸のある球体上に細かな班が散りばめられた良いタイプの斑入り苗です。花粉親は斑入りではありませんが、やはりゴジラタイプのものを使用しました。中々種鞘らしきものが現れず今年はダメかとあきらめていましたが、今日いきなりニュッと飛び出してきました。4本の鞘が見られますが、これだけあれば...
2018年にいっちゃんさんから頂いた種子を実生した「金鯱園芸種(ケーレス)」。実生5年生の今年、球体はまだテニスボールほどの大きさですが、金鯱らしい良い姿に育ってきました。二本の苗を維持しています。発芽後、温室内で育ててきましたが、昨年春から通風型栽培室においています。温室内での栽培はいわば「蒸し作り」的な一面がありましたので成長は早いが膨らみ気味の球体が気になっていました。それが通風型栽培室に入れた...
昨日は大変失礼いたしました。お陰様で「認知症ではない。」とのご託宣をお上より頂くことができました。さて、本日の話題は「青磁牡丹」。花牡丹の球体色が青磁色(っぽい)ものをさし、いろいろなタイプのものが流通しておりますが、本日登場するのは五十鈴園系?のものです。35年ほど前に五十鈴園さんから入手した株からの掻き子を育ててきたものです。他の系統でもう少し疣が平たく発達するものもありますが、私はこのタイプ...
明日の高齢運転者向け認知機能検査の準備のため、本日臨時休業いたします。申し訳ございません。...
昨年秋に袖ケ浦の台に接いだ亀甲牡丹が5月の今狂い咲きしました。本来の花色よりやや薄めのピンク色ですが、初夏の陽光に輝いています。この苗、実は今年の三月にも開花しています。二度も狂い咲くとはやはり袖ケ浦の台から亀甲牡丹の季節感を狂わすほどのエネルギーが出ているのでしょう。この亀甲牡丹の他昨年秋に実生接ぎした苗など多くの袖台の接ぎ木を、水を溜めたプラ舟にドブ漬けして育てています。水といっても濃いめ(5...
エキノプシスの大豪丸が開花しました。標本とすべき苗を3本所有していますがこのうち2本が開花しています。花弁をはじめ雄蕊、雌蕊すべて純白です。7年前に多くの種子を蒔きました。主な目的は接ぎ木の台とするためでしたが、育ちの良い三本の苗だけ標本球として育ててきました。現在の球体直径は10cm程度、大きさの限界に近づいたのか成長は緩慢になってきました。同じプシス類の中でもこの大豪丸は特に通風型栽培室の環境が...