群青の函館山といかそうめんと法螺吹と 函館本線を往く! ≪函館〜大沼編≫
北の果てを目指す乗って呑む旅2017/08/25群青色の空に墨が流し込まれるにしたがって、眼下の宝石たちも輝きを増していく。函館山の夜景はこの頃が一番美しい。青春18きっぷを握りしめて北の大地にやってきた。夏の終わりに、酒蔵と酒場を巡りながら稚内まで呑み潰そうと思う。地図を見ると函館本線は、大沼駅を中心に本線と2つの支線が8の字を描いている。運行本数も少なく、呑み潰すにはかなり厄介な区間なのだ。七飯と大沼を結ぶ下りの短絡線(通称藤城線)は、かつて特急が駆け抜けていた。新函館北斗を経由しないこの線、今や旅客列車は1日に3本の下り鈍行が走るのみ。七飯発12:54の森行きはそんな希少な3本のうちのひとつなのだ。新北斗函館経由の本線と合流すると、左手に小沼そして駒ケ岳の雄姿が展開する。美しい稜線に見惚れるうちに、...群青の函館山といかそうめんと法螺吹と函館本線を往く!≪函館〜大沼編≫
2023/08/28 22:58