実力も運のうち
「実力も運のうち能力主義は正義か?」マイケル・サンデル、ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2023年9月実力も運のうち能力主義は正義か?(ハヤカワ文庫NF)マイケル・サンデル早川書房「これからの「正義」の話をしよう」のマイケル・サンデルが、現在の行き過ぎた能力主義に警鐘を鳴らした書籍。邦題「実力も運のうち」は穏やかですが、原題「TheTyrannyofMerit」は直訳すると「能力の専制」。厳しいです。自分なりに本書を要約しました。「人種・階級・宗教・民族・性別などに関わらず、努力して高い能力を身につけた者が、社会的成功とその報酬を手にする「能力主義」は平等に思える。しかしある世代でついた経済的優劣は次の世代に引き継がれ、その差がさらに拡大する傾向にある。能力主義以前、貧困層は貧困であることを人種・階級など...実力も運のうち
2024/01/31 22:00